JP2009188904A - 遅延回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電流やチップサイズの増大を抑えながら、電源電圧にほとんど依存しない遅延時間を発生し、遅延時間を長くすることが容易な遅延回路を提供する。
【解決手段】遅延回路は、第1の電源電位とノードAとの間に複数のトランジスタと直列に接続されたトランジスタP1、及び、ノードAと第2の電源電位との間に複数のトランジスタと直列に接続されたトランジスタN1を含み、トランジスタP1のゲート及びトランジスタN1のゲートに入力信号が印加される電流制限制御回路と、第1の電源電位とノードBとの間に直列に接続されたトランジスタP2及びP3、及び、ノードBと第2の電源電位との間に直列に接続されたトランジスタN2及びN3を含み、トランジスタP2及びN2のゲートに入力信号が印加され、トランジスタP3及びN3のゲートにノードAから信号が印加されるクロックドインバータとを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、入力された信号を遅延させて出力する遅延回路に関し、特に、電源電圧に関係なく一定の遅延時間を発生する定遅延回路に関する。
半導体集積回路において、入力端子に入力される信号にノイズが含まれている場合に、入力された信号を一定の遅延時間だけ遅延させて論理演算を行うことによりノイズを除去するノイズフィルタが用いられている。そのようなノイズフィルタ等に用いるために、電源電圧に関係なく一定の遅延時間を発生する定遅延回路が要望されている。
関連する技術として、特許文献1の図6には、シンクロナスDRAMにおけるワンショットパルス発生回路に用いられる遅延回路が開示されている。この遅延回路は、複数のインバータV8〜VBを直列に接続することにより構成される。しかしながら、遅延回路を構成するインバータV8〜VBにおける遅延時間は電源電圧に依存し、電源電圧が低い場合には長くなり、逆に電源電圧が高い場合には短くなる。そのため、シンクロナスDRAMとしての動作特性が電源電圧依存性を持つ結果となり、その高速化が制約を受けると共に、電源電圧を高くして行われるバーンインテストにおいて正常に動作することができなくなる。
そこで、特許文献1の図3には、電源電圧に関係なく一定の遅延時間を発生する定遅延回路が開示されている。この定遅延回路も、複数のインバータを直列に接続することにより構成されるが、電源からインバータに流れる電流の値をカレントミラー回路によって制限することにより遅延時間を固定している。しかしながら、この定遅延回路においては、カレントミラー回路に一定の電流i1及びi2を流し続ける必要があり、待機電流が増加してしまうという問題がある。
また、複数のインバータを直列に接続する遅延回路において、遅延時間を長くするためには、多数のインバータが必要になる。一方、インバータにおける遅延時間を長くするために、各々のインバータを構成するトランジスタのチャネル幅Wを最小寸法にして、チャネル長Lを長くすることにより、W/L比を小さくすることも知られているが、チャネル長Lを長くするとチップサイズが大きくなってしまう。
特開平8−139573号公報(第2、7頁、図3、図6)
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、消費電流やチップサイズの増大を抑えながら、電源電圧にほとんど依存しない遅延時間を発生することが可能で、しかも、遅延時間を長くすることが容易な遅延回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る遅延回路は、第1の電源電位と第1のノードとの間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第1のPチャネルMOSトランジスタ、及び、第1のノードと第2の電源電位との間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタを含み、第1のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加される電流制限制御回路と、第1の電源電位と第2のノードとの間に直列に接続された第2及び第3のPチャネルMOSトランジスタ、及び、第2のノードと第2の電源電位との間に直列に接続された第2及び第3のNチャネルMOSトランジスタを含み、第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加され、第3のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第3のNチャネルMOSトランジスタのゲートに第1のノードから信号が印加され、第2のノードから信号を出力するクロックドインバータとを具備する。
ここで、遅延回路が、クロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備するようにしても良い。さらに、遅延回路が、クロックドインバータとインバータとによって構成される遅延ユニットをK個具備し(Kは2以上の整数)、第i番目の遅延ユニットから出力される信号が第(i+1)番目の遅延ユニットの第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加されるようにしても良い(i=1、2、・・・、K−1)。
あるいは、遅延回路が、第1の電源電位と第3のノードとの間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第4のPチャネルMOSトランジスタ、及び、第3のノードと第2の電源電位との間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第4のNチャネルMOSトランジスタを含み、電流制限制御回路の入力信号と逆相の入力信号が第4のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第4のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される第2の電流制限制御回路と、第1の電源電位と第4のノードとの間に直列に接続された第5及び第6のPチャネルMOSトランジスタ、及び、第4のノードと第2の電源電位との間に直列に接続された第5及び第6のNチャネルMOSトランジスタを含み、第5のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第5のNチャネルMOSトランジスタのゲートに第2のノードから信号が印加され、第6のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第6のNチャネルMOSトランジスタのゲートに第3のノードから信号が印加され、第4のノードから信号を出力する第2のクロックドインバータとをさらに具備するようにしても良い。
ここで、遅延回路が、クロックドインバータと第2のクロックドインバータとが交互に接続されて、合計K個のクロックドインバータを具備し(Kは3以上の整数)、第i番目のクロックドインバータから出力される信号が第(i+1)番目のクロックドインバータの第2又は第5のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第2又は第5のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加されるようにしても良い(i=1、2、・・・、K−1)。また、遅延回路が、最終段のクロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備するようにしても良い。
本発明の第2の観点に係る遅延回路は、第1の電源電位と第1のノードとの間に接続された第1のPチャネルMOSトランジスタ、及び、第1のノードと第2の電源電位との間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタを含み、第1のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加される電流制限制御回路と、第1の電源電位と第2のノードとの間に接続された第2のPチャネルMOSトランジスタ、及び、第2のノードと第2の電源電位との間に直列に接続された第2及び第3のNチャネルMOSトランジスタを含み、第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加され、第3のNチャネルMOSトランジスタのゲートに第1のノードから信号が印加され、第2のノードから信号を出力するクロックドインバータとを具備する。
ここで、遅延回路が、論理しきい値がローレベル側に設定され、クロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備するようにしても良い。
あるいは、遅延回路が、第1の電源電位と第3のノードとの間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第4のPチャネルMOSトランジスタ、及び、第3のノードと第2の電源電位との間に接続された第4のNチャネルMOSトランジスタを含み、電流制限制御回路の入力信号と逆相の入力信号が第4のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第4のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される第2の電流制限制御回路と、第1の電源電位と第4のノードとの間に直列に接続された第5及び第6のPチャネルMOSトランジスタ、及び、第4のノードと第2の電源電位との間に接続された第5のNチャネルMOSトランジスタを含み、第5のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第5のNチャネルMOSトランジスタのゲートに第2のノードから信号が印加され、第6のPチャネルMOSトランジスタのゲートに第3のノードから信号が印加され、第4のノードから信号を出力する第2のクロックドインバータとをさらに具備するようにしても良い。
さらに、遅延回路が、クロックドインバータと第2のクロックドインバータとが交互に接続されて、合計K個のクロックドインバータを具備し(Kは3以上の整数)、第i番目のクロックドインバータから出力される信号が第(i+1)番目のクロックドインバータの第2又は第5のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第2又は第5のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加されるようにしても良い(i=1、2、・・・、K−1)。
ここで、第K番目のクロックドインバータが、第2のPチャネルMOSトランジスタと、第2及び第3のNチャネルMOSトランジスタとを含む場合に、遅延回路が、論理しきい値がローレベル側に設定され、第K番目のクロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備するようにしても良い。
あるいは、第K番目のクロックドインバータが、第5及び第6のPチャネルMOSトランジスタと、第5のNチャネルMOSトランジスタとを含む場合に、遅延回路が、論理しきい値がハイレベル側に設定され、第K番目のクロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備するようにしても良い。
本発明の第3の観点に係る遅延回路は、第1の電源電位と第1のノードとの間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第1のPチャネルMOSトランジスタ、及び、第1のノードと第2の電源電位との間に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタを含み、第1のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加される電流制限制御回路と、第1の電源電位と第2のノードとの間に直列に接続された第2及び第3のPチャネルMOSトランジスタ、及び、第2のノードと第2の電源電位との間に接続された第2のNチャネルMOSトランジスタを含み、第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加され、第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートに第1のノードから信号が印加され、第2のノードから信号を出力するクロックドインバータとを具備する。
ここで、遅延回路が、論理しきい値がハイレベル側に設定され、クロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備するようにしても良い。
本発明によれば、クロックドインバータに含まれているトランジスタのしきい電圧よりも僅かに高い電圧となるように電流制限制御回路の出力が設定されているので、トランジスタのサイズを大きくしなくても、電源電圧にほとんど依存しない大きな遅延時間を発生することができる。また、入力信号が一定レベルであるときには、電流を消費することがない。さらに、複数段のクロックドインバータを直列に接続して遅延時間を大きくする場合に、電流制限制御回路を共用してチップサイズを節約することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図である。図1に示すように、この遅延回路は、電流制限制御回路101と、クロックドインバータ102と、最終段のインバータ103とを有しており、電源電位VDD及び電源電位VSSが供給されて動作し、入力端子に入力される入力信号Vinを遅延して、遅延された出力信号Voutを出力端子から出力する。なお、一般的には、電源電位VSSは、接地電位(0V)とされる。
電流制限制御回路101は、電源電位VDDとノードAとの間にソース/ドレインが直列に接続されたM個のPチャネルMOSトランジスタ(Mは3以上の自然数であり、図1においては3個のPチャネルMOSトランジスタ114〜116を示す)と、電源電位VSSとノードAとの間にソース/ドレインが直列に接続されたN個のNチャネルMOSトランジスタ(Nは3以上の自然数であり、図1においては3個のNチャネルMOSトランジスタ117〜119を示す)とを含んでいる。
M個のPチャネルMOSトランジスタの内の1つのトランジスタ(図1においてはトランジスタ116)のゲート、及び、N個のNチャネルMOSトランジスタの内の1つのトランジスタ(図1においてはトランジスタ119)のゲートは、入力端子に接続されて入力信号Vinが入力され、残りのトランジスタ114、115、117、118の各々においては、ゲートとドレインとが互いに接続されている。トランジスタ116及び119のドレインからは、出力電位(電流制限信号)V1bが出力される。
入力電位V1aが、トランジスタ116及び119がオン状態となる中間電位である場合に、トランジスタ114、115、117、118は、ゲートとドレインとが互いに接続されているので、飽和領域で動作する。トランジスタのゲート・ソース間電圧をVgsとし、しきい電圧をVthとし、利得係数をβとすると、ドレイン電流Idは次式で表される。
Id=1/2・β・(Vgs−Vth) ・・・(1)
従って、トランジスタ114、115、117、118のゲート・ソース間電圧Vgsは、次式で表される。
Vgs=Vth+(2Id/β)1/2 ・・・(2)
入力電位V1aが中間電位からハイレベル(VDD)となる場合に、トランジスタ116はオン状態からオフ状態となるので、ドレイン電流Idは徐々に減少し、最後は流れなくなる。このとき、トランジスタ117及び118のゲート・ソース間電圧Vgsは、式(2)にId=0を代入すると、次式で表される。
Vgs(117)=Vthn ・・・(3)
Vgs(118)=Vthn+αn ・・・(4)
ここで、Vthnは、NチャネルMOSトランジスタのしきい電圧である。また、トランジスタ118は、サブストレートが電源電位VSSに接続されていて、バックゲート効果によってしきい電圧が高くなるので、バックゲート効果によるNチャネルMOSトランジスタのしきい電圧増加分をαnで表している。従って、電流制限制御回路101の出力電位V1bは、次式で表される。
V1b=VSS+Vgs(117)+Vgs(118)
=VSS+2Vthn+αn ・・・(5)
入力電位V1aが中間電位からローレベル(VSS)となる場合に、トランジスタ119はオン状態からオフ状態となるので、ドレイン電流Idは徐々に減少し、最後は流れなくなる。このとき、トランジスタ114及び115のゲート・ソース間電圧Vgsは、式(2)にId=0を代入すると、次式で表される。
Vgs(114)=Vthp ・・・(6)
Vgs(115)=Vthp+αp ・・・(7)
ここで、Vthpは、PチャネルMOSトランジスタのしきい電圧である。また、トランジスタ115は、サブストレートが電源電位VDDに接続されていて、バックゲート効果によってしきい電圧が高くなるので、バックゲート効果によるPチャネルMOSトランジスタのしきい電圧増加分をαpで表している。従って、電流制限制御回路101の出力電位V1bは、次式で表される。
V1b=VDD−Vgs(114)−Vgs(115)
=VDD−2Vthp−αp ・・・(8)
以上の電流制限制御回路101の動作をまとめると、入力電位V1aがハイレベルのときには、次式(5)で表される出力電位V1bを出力し、入力電位V1aがローレベルのときには、次式(8)で表される出力電位V1bを出力する。
V1b=VSS+2Vthn+αn ・・・(5)
V1b=VDD−2Vthp−αp ・・・(8)
また、入力電位V1aがハイレベル又はローレベルのときには、電流経路がなくなるので、ドレイン電流Idは殆ど流れない。なお、トランジスタ115及び118のサブストレートがそれぞれのソースに接続された場合には、バックゲート効果によるしきい電圧の上昇がなくなるので、式(5)及び式(8)に含まれるαn及びαpはゼロとなる。
クロックドインバータ102は、電源電位VDDとノードBとの間にソース/ドレインが直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタ109及び112と、電源電位VSSとノードBとの間にソース/ドレインが直列に接続されたNチャネルMOSトランジスタ110及び113とを含んでいる。トランジスタ109及び110のゲートは入力端子に接続され、トランジスタ112及び113のゲートに電流制限制御回路101の出力電位V1bが印加されて、トランジスタ112及び113のドレインから出力電位V2が出力される。
最終段のインバータ103は、電源電位VDDと出力端子との間にソース/ドレインが接続されたPチャネルMOSトランジスタ107と、電源電位VSSと出力端子との間にソース/ドレインがNチャネルMOSトランジスタ108を含んでおり、出力信号Voutの波形を整えるバッファとしての役割を有している。トランジスタ107及び108のドレインは出力端子に接続されており、クロックドインバータ102の出力電位V2がトランジスタ107及び108のゲートに印加され、トランジスタ107及び108のドレインから出力端子に出力電位V3が出力される。
クロックドインバータ102において、入力電位V1aがハイレベルのときには、トランジスタ109はオフ状態となり、トランジスタ110はオン状態となる。トランジスタ113のゲートには、式(5)に示す電位(VSS+2Vthn+αn)が与えられるので、トランジスタ113はオン状態となる。オン状態となった直後のトランジスタ113のドレイン・ソース間電圧Vdsは電源電圧(VDD−VSS)と等しいので、トランジスタ113のゲート・ソース間電圧Vgsについて、次式が成立する。
Vgs−Vthn=(VSS+2Vthn+αn)−VSS−Vthn
=Vthn+αn
<Vds=(VDD−VSS) ・・・(9)
従って、トランジスタ113は飽和領域で動作する。このときに流れるドレイン電流Id(113)は、次式で表される。
Id(113)=1/2・β・(Vgs−Vthn)
=1/2・β・(Vthn+αn) ・・・(10)
トランジスタ113がオン状態となってしばらくすると、トランジスタ113のドレイン・ソース間電圧Vdsは下がり続け、次式の関係が成立する状態となる。
Vgs−Vthn=(VSS+2Vthn+αn)−VSS−Vthn
=Vthn+αn
>Vds ・・・(11)
従って、トランジスタ113は、線形領域で動作するようになる。このときに流れるドレイン電流Id(113)は、次式で表される。
Id(113)=β・{(Vgs−Vthn)・Vds−0.5Vds
=β・{(Vthn+αn)・Vds−0.5Vds
≒β・(Vthn+αn)・Vds ・・・(12)
トランジスタ113のオン抵抗Ron(113)は、次式で表される。
Ron(113)=Vds÷Id(113)
=Vds÷{β・[(Vthn+αn)・Vds−0.5Vds]}
=1÷{β・[(Vthn+αn)−0.5Vds]}
≒1÷{β・(Vthn+αn)} ・・・(13)
ここで、トランジスタ113のドレイン・ソース間電圧Vdsが十分小さい領域(Vds≒0)においては、ドレイン・ソース間電圧Vdsを省略することによって式を簡略化している。
式(10)及び式(13)に示すように、トランジスタ113のドレイン電流Id(113)及びオン抵抗Ron(113)の式において、電源電位VDD又はVSSに依存する項目が存在しないので、ドレイン電流Id(113)及びオン抵抗Ron(113)は電源電圧(VDD−VSS)に依存しないことが分かる。
一方、トランジスタ110の動作は、次のようになる。トランジスタ110がオン状態となっているときには、トランジスタ110のゲート・ソース間電圧Vgsとドレイン・ソース間電圧Vdsとの間に次式が成立する。
Vgs−Vthn=(VDD−VSS)−Vthn>Vds=0 ・・・(14)
従って、トランジスタ110は線形領域で動作し、このときに流れるドレイン電流Id(110)は、次式で表される。
Id(110)=β・{(Vgs−Vthn)・Vds−0.5Vds
=β・{(VDD−VSS−Vthn)・Vds−0.5Vds
・・・(15)
一方、トランジスタ110のオン抵抗Ron(110)は、次式で表される。
Ron(110)=Vds÷Id(110)
=Vds÷{β・[(VDD−VSS−Vthn)・Vds−0.5Vds]}
=1÷{β・[(VDD−VSS−Vthn)−0.5Vds]}
≒1÷{β・(VDD−VSS−Vthn)} ・・・(16)
ここで、トランジスタ110のドレイン・ソース間電圧Vdsが十分小さい領域(Vds≒0)においては、ドレイン・ソース間電圧Vdsを省略することによって式を簡略化している。
ところで、トランジスタの利得係数βは、チャネル幅W及びチャネル長Lを用いて、次式で表される。
β=(W/L)×β0 ・・・(17)
従って、トランジスタ113のW/L比をW/L(113)とし、トランジスタ110のW/L比をW/L(110)とすると、トランジスタ113のオン抵抗Ron(113)とトランジスタ110のオン抵抗Ron(110)との比は、式(13)、式(16)、式(17)に基づいて、次式で表される。
Ron(113):Ron(110)=
W/L(110)・(VDD−VSS−Vthn):W/L(113)・(Vthn+αn)
・・・(18)
ここで、トランジスタ113のW/L比とトランジスタ110のW/L比とが等しいと仮定する。
W/L(113)=W/L(110) ・・・(19)
その場合に、トランジスタ113のオン抵抗とトランジスタ110のオン抵抗との比は、例えば、VDD−VSS=5V、Vthn=0.50V、αn=0.35Vとして、次式で表される。
Ron(113):Ron(110)
=(VDD−VSS−Vthn):(Vthn+αn)
=4.5:0.85=5.3:1 ・・・(20)
従って、式(19)に示すように、トランジスタ113のW/L比とトランジスタ110のW/L比とが等しい場合においても、トランジスタ110のオン抵抗の影響が小さいことが分かる。また、トランジスタ113のW/L比とトランジスタ110のW/L比とが1:20である場合においては、以下のようになる。
W/L(113):W/L(110)=1:20 ・・・(21)
∴) W/L(110)=W/L(113)×20 ・・・(22)
その場合に、トランジスタ113のオン抵抗とトランジスタ110のオン抵抗との比は、式(18)、式(19)に基づいて、次式で表される。
Ron(113):Ron(110)
=20×4.5:1×0.85=90:0.85=106:1 ・・・(23)
このように、トランジスタ110のW/L比を大きくする程、トランジスタ110のオン抵抗がさらに小さくなる。
以上のことから、入力電位V1aがハイレベルでクロックドインバータ102の出力電位V2がローレベルのときに、クロックドインバータ102の出力インピーダンスにおけるトランジスタ110のオン抵抗の影響は小さく、トランジスタ113のオン抵抗が支配的であることが分かる。従って、電源電圧(VDD−VSS)が変動しても、クロックドインバータ102の出力電位V2の立下がり時間に対する影響が小さく、インバータ103の出力V3が立ち上がるまでの時間に対する影響も小さい。
同様に、入力電位V1aがローレベルでクロックドインバータ102の出力電位V2がハイレベルのときに、クロックドインバータ102の出力インピーダンスにおけるトランジスタ109のオン抵抗の影響は小さく、トランジスタ112のオン抵抗が支配的である。従って、電源電圧(VDD−VSS)が変動しても、クロックドインバータ102の出力電位V2の立上がり時間に対する影響が小さく、インバータ103の出力V3が立ち下がるまでの時間に対する影響も小さい。
さらに、式(19)〜(23)により、本発明を適用することによってチップサイズを小さくできることが導かれる。背景技術において説明したように複数のインバータを直列に接続して遅延回路を構成する場合と比較して、トランジスタのチャネル長Lを5分の1以下とすることができる。例えば、従来の遅延回路においてインバータを構成するトランジスタのチャネル幅W/チャネル長Lが2μm/100μmであったとすると、本発明を適用することにより、チャネル幅W/チャネル長Lを2μm/20μmとしても同等の遅延時間を確保することが可能となり、その結果、チップサイズを小さくすることができる。
また、トランジスタ115及び118のサブストレートをそれぞれのトランジスタのソースに接続する場合には、バックゲート効果によるしきい電圧の上昇がなくなるので、式(5)や式(8)等におけるαnやαpはゼロとなる。その場合には、本発明の効果はさらに大きくなる。即ち、トランジスタ113のオン抵抗とトランジスタ110のオン抵抗との比は、VDD−VSS=5V、Vthn=0.50V、αn=0.35Vとして、次式で表される。
Ron(113):Ron(110)
=(VDD−VSS−Vthn):Vthn
=4.5:0.5=9:1 ・・・(24)
従って、トランジスタのW/L比を、従来の遅延回路と比較して9分の1にすることが可能である。
図2は、図1に示す遅延回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図2に示すように、時刻t1において、電流制限制御回路101の入力電位V1aが、ハイレベル(VDD)からローレベル(VSS)に移行し、電流制限制御回路101の出力電位V1bが、ローレベル(VSS+2Vthn+αn)からハイレベル(VDD−2Vthp−αp)に移行する。
これに伴い、トランジスタ112のゲート・ソース間電圧Vgsが小さくなり、トランジスタ109がオンし、トランジスタ110がオフし、トランジスタ113のゲート・ソース間電圧Vgsが大きくなる。その結果、クロックドインバータ102の出力電位V2がローレベル(VSS)から上昇を開始し、時刻t2において、インバータ103の論理しきい値に達する。これにより、インバータ103の出力電位V3がハイレベル(VDD)からローレベル(VSS)に反転する。
さらに、時刻t3において、電流制限制御回路101の入力電位V1aが、ローレベル(VSS)からハイレベル(VDD)に移行し、電流制限制御回路101の出力電位V1bが、ハイレベル(VDD−2Vthp−αp)からローレベル(VSS+2Vthn+αn)に移行する。
これに伴い、トランジスタ112のゲート・ソース間電圧Vgsが大きくなり、トランジスタ109がオフし、トランジスタ110がオンし、トランジスタ113のゲート・ソース間電圧Vgsが小さくなる。その結果、クロックドインバータ102の出力電位V2がハイレベル(VDD)から下降を開始し、時刻t4において、インバータ103の論理しきい値に達する。これにより、インバータ103の出力電位V3がローレベル(VSS)からハイレベル(VDD)に反転する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図である。図3に示すように、この遅延回路は、電流制限制御回路101と、クロックドインバータ102aと、最終段のインバータ103とを有している。
クロックドインバータ102aは、電源電位VDDとノードBとの間にソース/ドレインが直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタ109及び112と、電源電位VSSとノードBとの間にソース/ドレインが直列に接続されたNチャネルMOSトランジスタ310及び313とを含んでいる。
トランジスタ109及び313のゲートは入力端子に接続され、トランジスタ112及び310のゲートに電流制限制御回路101から出力される電流制限信号V1bが印加されて、トランジスタ112及び313のドレインから出力電位V2が出力される。即ち、第2の実施形態は、NチャネルMOSトランジスタ310及び313のゲートの接続を変更した点が、図1に示す第1の実施形態と異なる。
トランジスタ310が飽和領域で動作する電圧範囲においては、ドレイン電流は式(10)に従い、トランジスタ310が線形領域で動作する電圧範囲においては、オン抵抗は式(13)に従う。また、トランジスタ313がオン状態のときには線形領域で動作し、オン抵抗は式(16)に従う値となる。即ち、図3に示す第2の実施形態に係る遅延回路は、図1に示す第1の実施形態に係る遅延回路と同じ動作をするので、第1の実施形態におけるのと同じ効果が得られる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図である。図4に示すように、この遅延回路は、電流制限制御回路101と、クロックドインバータ102bと、最終段のインバータ103とを有している。
クロックドインバータ102bは、電源電位VDDとノードBとの間にソース/ドレインが直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタ409及び412と、電源電位VSSとノードBとの間にソース/ドレインが直列に接続されたNチャネルMOSトランジスタ110及び113とを含んでいる。
トランジスタ412及び110のゲートは入力端子に接続され、トランジスタ409及び113のゲートに電流制限制御回路101から出力される電流制限信号V1bが印加されて、トランジスタ412及び113のドレインから出力電位V2が出力される。即ち、第3の実施形態は、PチャネルMOSトランジスタ409及び412のゲートの接続を変更した点が、図1に示す第1の実施形態と異なる。図4に示す第3の実施形態に係る遅延回路は、図1に示す第1の実施形態に係る遅延回路と同じ動作をするので、第1の実施形態におけるのと同じ効果が得られる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図5は、本発明の第4の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図である。図5に示すように、この遅延回路は、電流制限制御回路101と、クロックドインバータ102cと、最終段のインバータ103とを有している。
クロックドインバータ102cは、電源電位VDDとノードBとの間にソース/ドレインが直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタ509及び512と、電源電位VSSとノードBとの間にソース/ドレインが直列に接続されたNチャネルMOSトランジスタ510及び513とを含んでいる。
トランジスタ512及び513のゲートは入力端子に接続され、トランジスタ509及び510のゲートに電流制限制御回路101から出力される電流制限信号V1bが印加されて、トランジスタ512及び513のドレインから出力電位V2が出力される。即ち、第4の実施形態は、PチャネルMOSトランジスタ509及び512と、NチャネルMOSトランジスタ510及び513のゲートの接続を変更した点が、図1に示す第1の実施形態と異なる。図5に示す第4の実施形態に係る遅延回路は、図1に示す第1の実施形態に係る遅延回路と同じ動作をするので、第1の実施形態におけるのと同じ効果が得られる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
図6は、本発明の第5の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図である。図6に示すように、この遅延回路は、電流制限制御回路101aと、クロックドインバータ102と、最終段のインバータ103とを有している。
電流制限制御回路101aは、電源電位VDDとノードAとの間にソース/ドレインが直列に接続されたM個のトランジスタ(図1においては、PチャネルMOSトランジスタ614、NチャネルMOSトランジスタ615、PチャネルMOSトランジスタ616を示す)と、電源電位VSSとノードAとの間にソース/ドレインが直列に接続されたN個のトランジスタ(図1においては、PチャネルMOSトランジスタ617、NチャネルMOSトランジスタ618、PチャネルMOSトランジスタ619を示す)とを含んでいる。
M個のトランジスタの内の1つのトランジスタ(図1においてはトランジスタ614)のゲートと、N個のトランジスタの内の1つのトランジスタ(図1においてはトランジスタ618)のゲートとは、入力端子に接続されて入力信号Vinが入力され、残りのトランジスタ615、616、617、619の各々においては、ゲートとドレインとが互いに接続されている。トランジスタ616のドレインとトランジスタ619のソースとが接続されているノードAからは、出力電位(電流制限信号)V1bが出力される。
電流制限制御回路101aの動作は、次式で示される以外は、図1に示す第1の実施形態におけるのと同じである。
(1)入力電位V1aがハイレベルであるときの出力電位V1bは、次式で表される。
V1b=VSS+2Vthp ・・・(25)
(2)入力電位V1aがローレベルであるときの出力電位V1bは、次式で表される。
V1b=VDD−(Vthp+Vthn) ・・・(26)
ただし、バックゲート効果によるしきい電圧の上昇分は省略した。
図6においては、電源電位VDD又は電源電位VSSとノードAとの間に合計3個のトランジスタが接続されているが、4個以上のトランジスタを接続するようにしても良い。また、ゲートが入力端子に接続されるトランジスタは、電源電位VDD又は電源電位VSSとノードAとの間であれば、いずれの位置に接続されても良い。残りのゲート・ドレインが接続されるトランジスタは、PチャネルMOSトランジスタでも良いし、NチャネルMOSトランジスタでも良い。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
図7は、本発明の第6の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図である。図7に示すように、この遅延回路は、電流制限制御回路101と、複数の遅延ユニット(図7においては、2つの遅延ユニット701及び702を示す)とを有している。各々の遅延ユニットは、クロックドインバータ102と、インバータ103とを含んでいる。遅延ユニット701には、入力信号Vinと、電流制限制御回路101から出力される電流制限信号V1bとが入力される。遅延ユニット702には、遅延ユニット701から出力される信号と、電流制限制御回路101から出力される電流制限信号V1bとが入力される。本実施形態においては、遅延ユニットが複数設けられているが、電流制限制御回路101は1つ設ければ良い。
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。
図8は、本発明の第7の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図である。図8に示すように、この遅延回路は、2つの電流制限制御回路801及び802と、複数のクロックドインバータ(図8においては、3つのクロックドインバータ102を示す)と、最終段のインバータ103と、入力信号Vinを反転するためのインバータ803とを有している。
インバータ803は、入力信号Vinを反転して電流制限制御回路802に出力する。その結果、電流制限制御回路801と電流制限制御回路802とにおいて、互いに逆相の電流制限信号V1b及びV1cが生成され、電流制限信号V1bは奇数番目のクロックドインバータ102に供給され、電流制限信号V1cは偶数番目のクロックドインバータ102に供給される。
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。
図9は、本発明の第8の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図である。本実施形態においては、入力信号Vinの立上がり時のみ遅延が発生する。図9に示すように、この遅延回路は、電流制限制御回路101dと、クロックドインバータ102dと、最終段のインバータ103とを有している。
電流制限制御回路101dは、電源電位VDDとノードAとの間にソース/ドレインが直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタ116と、電源電位VSSとノードAとの間にソース/ドレインが直列に接続されたN個のトランジスタ(図1においては、NチャネルMOSトランジスタ117〜119を示す)とを含んでいる。
トランジスタ116のゲートとトランジスタ119のゲートとは入力端子に接続されて入力信号Vinが入力され、残りのトランジスタ117及び118の各々においては、ゲートとドレインとが互いに接続されている。トランジスタ116及び119のドレインからは出力電位(電流制限信号)V1bが出力される。
図1に示す第1の実施形態に係る遅延回路においては、入力信号Vinの立上がり時と立下がり時との両方で遅延が発生するので、インバータ103の論理しきい値をどの電位に設定しても遅延時間にはそれほど差が出ない。一方、本実施形態においては、インバータ103の論理しきい値をローレベル(VSS)側に設定すれば、遅延時間が長くなる。
図10は、図9に示す遅延回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図10に示すように、時刻t1において、電流制限制御回路101dの入力電位V1aが、ハイレベル(VDD)からローレベル(VSS)に移行し、電流制限制御回路101dの出力電位V1bが、ローレベル(VSS+2Vthn+αn)からハイレベル(VDD)に移行する。
これに伴い、トランジスタ109がオンし、トランジスタ110がオフし、トランジスタ113のゲート・ソース間電圧Vgsが大きくなる。その結果、クロックドインバータ102dの出力電位V2がローレベル(VSS)からハイレベル(VDD)に反転し、インバータ103の出力電位V3がハイレベル(VDD)からローレベル(VSS)に反転する。
さらに、時刻t2において、電流制限制御回路101dの入力電位V1aが、ローレベル(VSS)からハイレベル(VDD)に移行し、電流制限制御回路101dの出力電位V1bが、ハイレベル(VDD)からローレベル(VSS+2Vthn+αn)に移行する。
これに伴い、トランジスタ109がオフし、トランジスタ110がオンし、トランジスタ113のゲート・ソース間電圧Vgsが小さくなる。その結果、クロックドインバータ102dの出力電位V2がハイレベル(VDD)から下降を開始し、時刻t3において、論理しきい値に達する。これにより、インバータ103の出力電位V3がローレベル(VSS)からハイレベル(VDD)に反転する。
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。
図11は、本発明の第9の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図である。本実施形態においては、入力信号Vinの立下がり時のみ遅延が発生する。図11に示すように、この遅延回路は、電流制限制御回路101eと、クロックドインバータ102eと、インバータ103とを有している。
電流制限制御回路101eは、電源電位VDDとノードAとの間にソース/ドレインが直列に接続されたM個のトランジスタ(図1においては、PチャネルMOSトランジスタ114〜116を示す)と、電源電位VSSとノードAとの間にソース/ドレインが直列に接続されたNチャネルMOSトランジスタ119とを含んでいる。
トランジスタ116のゲートとトランジスタ119のゲートとは入力端子に接続されて入力信号Vinが入力され、残りのトランジスタ114及び115の各々においては、ゲートとドレインとが互いに接続されている。トランジスタ116及び119のドレインからは出力電位(電流制限信号)V1bが出力される。
図1に示す第1の実施形態に係る遅延回路においては、入力信号Vinの立上がり時と立下がり時との両方で遅延が発生するので、インバータ103の論理しきい値をどの電位に設定しても遅延時間にはそれほど差が出ない。一方、本実施形態においては、インバータ103の論理しきい値をハイレベル(VDD)側に設定すれば、遅延時間が長くなる。
図12は、図11に示す遅延回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図12に示すように、時刻t1において、電流制限制御回路101eの入力電位V1aが、ハイレベル(VDD)からローレベル(VSS)に移行し、電流制限制御回路101eの出力電位V1bが、ローレベル(VSS)からハイレベル(VDD−2Vthp−αp)に移行する。
これに伴い、トランジスタ112のゲート・ソース間電圧Vgsが小さくなり、トランジスタ109がオンし、トランジスタ110がオフする。その結果、クロックドインバータ102eの出力電位V2がローレベル(VSS)から上昇を開始し、時刻t2において、論理しきい値に達する。これにより、インバータ103の出力電位V3がハイレベル(VDD)からローレベル(VSS)に反転する。
さらに、時刻t3において、電流制限制御回路101eの入力電位V1aが、ローレベル(VSS)からハイレベル(VDD)に移行し、電流制限制御回路101eの出力電位V1bが、ハイレベル(VDD−2Vthp−αp)からローレベル(VSS)に移行する。
これに伴い、トランジスタ112のゲート・ソース間電圧Vgsが大きくなり、トランジスタ109がオフし、トランジスタ110がオンする。その結果、クロックドインバータ102eの出力電位V2がハイレベル(VDD)からローレベル(VSS)に反転し、インバータ103の出力電位V3がローレベル(VSS)からハイレベル(VDD)に反転する。
次に、本発明の第10の実施形態について説明する。
図13は、本発明の第10の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図である。図13に示すように、この遅延回路は、2つの電流制限制御回路101d及び101eと、複数のクロックドインバータ(図13においては、3つのクロックドインバータ102d、102e、102dを示す)と、最終段のインバータ103と、入力信号Vinを反転するためのインバータ803とを有している。
インバータ803は、入力信号Vinを反転して電流制限制御回路101eに出力する。その結果、電流制限制御回路101dと電流制限制御回路101eとにおいて、互いに逆相の電流制限信号V1b及びV1cが生成され、電流制限信号V1bは奇数番目のクロックドインバータ102dに供給され、電流制限信号V1cは偶数番目のクロックドインバータ102eに供給される。
クロックドインバータ102dにおいては、PチャネルMOSトランジスタ側の駆動能力がNチャネルMOSトランジスタ側の駆動能力と比較して高いので、論理しきい値が高い。一方、クロックドインバータ102eにおいては、NチャネルMOSトランジスタ側の駆動能力がPチャネルMOSトランジスタ側の駆動能力と比較して高いので、論理しきい値が低い。従って、図13に示すように2種類のクロックドインバータ102d及び102eを交互に直列に接続することにより、遅延時間をより長くできるという効果が発揮される。
図14は、図13に示す遅延回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図14に示すように、時刻t1において、電流制限制御回路101dの入力電位V1aが、ローレベル(VSS)からハイレベル(VDD)に移行し、電流制限制御回路101dの出力電位V1bが、ハイレベル(VDD)からローレベル(VSS+2Vthn+αn)に移行すると共に、電流制限制御回路101eの出力電位V1cが、ローレベル(VSS)からハイレベル(VDD−2Vthp−αp)に移行する。
これに伴い、第1段のクロックドインバータ102dの出力電位V2aがハイレベル(VDD)から下降を開始し、時刻t2において、論理しきい値に達する。これにより、第2段のクロックドインバータ102eの出力電位V2bがローレベル(VSS)から上昇を開始し、時刻t3において、論理しきい値に達する。これにより、第3段のクロックドインバータ102dの出力電位V2cがハイレベル(VDD)から下降を開始し、時刻t4において、論理しきい値に達する。これにより、インバータ103の出力電位V3がローレベル(VSS)からハイレベル(VDD)に反転する。
その後、時刻t5において、電流制限制御回路101dの入力電位V1aがハイレベル(VDD)からローレベル(VSS)に移行すると、3つのクロックドインバータの出力電位V2a〜V2cも反転して、インバータ103の出力電位V3がハイレベル(VDD)からローレベル(VSS)に反転する。
図1に示す第1の実施形態に係る遅延回路においては、入力信号Vinの立上がり時と立下がり時との両方で遅延が発生するので、インバータ103の論理しきい値をどの電位に設定しても遅延時間にはそれほど差が出ない。一方、本実施形態においては、インバータ103の論理しきい値をローレベル(VSS)側に設定すれば、遅延時間が長くなる。
第10の実施形態においては、入力信号の立上がりエッジのみを遅延する場合について説明したが、入力信号の立下がりエッジのみを遅延する場合には、図13に示す遅延回路の入力側(入力端子の直後)及び出力側(出力端子の直前)にインバータを追加したり、あるいは、入力側にインバータを追加して出力側のインバータ103を削除したりすることによって、遅延回路が実現される。その場合には、入力信号Vinを電流制限制御回路101eに直接入力するようにして、インバータ803を削除しても良い。
本発明の第1の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図。 図1に示す遅延回路の動作を説明するためのタイミングチャート。 本発明の第2の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図。 本発明の第3の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図。 本発明の第4の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図。 本発明の第5の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図。 本発明の第6の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図。 本発明の第7の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図。 本発明の第8の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図。 図9に示す遅延回路の動作を説明するためのタイミングチャート。 本発明の第9の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図。 図11に示す遅延回路の動作を説明するためのタイミングチャート。 本発明の第10の実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図。 図13に示す遅延回路の動作を説明するためのタイミングチャート。
符号の説明
101、101a〜101e、801、802 電流制限制御回路、 102、102a〜102e クロックドインバータ、 103、803 インバータ、 107〜619 トランジスタ、 701、702 遅延ユニット

Claims (14)

  1. 第1の電源電位と第1のノードとの間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第1のPチャネルMOSトランジスタ、及び、前記第1のノードと第2の電源電位との間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタを含み、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加される電流制限制御回路と、
    前記第1の電源電位と第2のノードとの間に直列に接続された第2及び第3のPチャネルMOSトランジスタ、及び、前記第2のノードと前記第2の電源電位との間に直列に接続された第2及び第3のNチャネルMOSトランジスタを含み、前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加され、前記第3のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第3のNチャネルMOSトランジスタのゲートに前記第1のノードから信号が印加され、前記第2のノードから信号を出力するクロックドインバータと、
    を具備する遅延回路。
  2. 前記クロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備する、請求項1記載の遅延回路。
  3. 前記クロックドインバータと前記インバータとによって構成される遅延ユニットをK個具備し(Kは2以上の整数)、第i番目の遅延ユニットから出力される信号が第(i+1)番目の遅延ユニットの前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される(i=1、2、・・・、K−1)、請求項2記載の遅延回路。
  4. 前記第1の電源電位と第3のノードとの間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第4のPチャネルMOSトランジスタ、及び、前記第3のノードと前記第2の電源電位との間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第4のNチャネルMOSトランジスタを含み、前記電流制限制御回路の入力信号と逆相の入力信号が前記第4のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第4のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される第2の電流制限制御回路と、
    前記第1の電源電位と第4のノードとの間に直列に接続された第5及び第6のPチャネルMOSトランジスタ、及び、前記第4のノードと前記第2の電源電位との間に直列に接続された第5及び第6のNチャネルMOSトランジスタを含み、前記第5のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第5のNチャネルMOSトランジスタのゲートに前記第2のノードから信号が印加され、前記第6のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第6のNチャネルMOSトランジスタのゲートに前記第3のノードから信号が印加され、前記第4のノードから信号を出力する第2のクロックドインバータと、
    をさらに具備する、請求項1記載の遅延回路。
  5. 前記クロックドインバータと前記第2のクロックドインバータとが交互に接続されて、合計K個のクロックドインバータを具備し(Kは3以上の整数)、第i番目のクロックドインバータから出力される信号が第(i+1)番目のクロックドインバータの前記第2又は第5のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第2又は第5のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される(i=1、2、・・・、K−1)、請求項4記載の遅延回路。
  6. 最終段のクロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備する、請求項5記載の遅延回路。
  7. 第1の電源電位と第1のノードとの間に接続された第1のPチャネルMOSトランジスタ、及び、前記第1のノードと第2の電源電位との間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタを含み、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加される電流制限制御回路と、
    前記第1の電源電位と第2のノードとの間に接続された第2のPチャネルMOSトランジスタ、及び、前記第2のノードと前記第2の電源電位との間に直列に接続された第2及び第3のNチャネルMOSトランジスタを含み、前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加され、前記第3のNチャネルMOSトランジスタのゲートに前記第1のノードから信号が印加され、前記第2のノードから信号を出力するクロックドインバータと、
    を具備する遅延回路。
  8. 論理しきい値がローレベル側に設定され、前記クロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備する、請求項7記載の遅延回路。
  9. 前記第1の電源電位と第3のノードとの間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第4のPチャネルMOSトランジスタ、及び、前記第3のノードと前記第2の電源電位との間に接続された第4のNチャネルMOSトランジスタを含み、前記電流制限制御回路の入力信号と逆相の入力信号が前記第4のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第4のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される第2の電流制限制御回路と、
    前記第1の電源電位と第4のノードとの間に直列に接続された第5及び第6のPチャネルMOSトランジスタ、及び、前記第4のノードと前記第2の電源電位との間に接続された第5のNチャネルMOSトランジスタを含み、前記第5のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第5のNチャネルMOSトランジスタのゲートに前記第2のノードから信号が印加され、前記第6のPチャネルMOSトランジスタのゲートに前記第3のノードから信号が印加され、前記第4のノードから信号を出力する第2のクロックドインバータと、
    をさらに具備する請求項7記載の遅延回路。
  10. 前記クロックドインバータと前記第2のクロックドインバータとが交互に接続されて、合計K個のクロックドインバータを具備し(Kは3以上の整数)、第i番目のクロックドインバータから出力される信号が第(i+1)番目のクロックドインバータの前記第2又は第5のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第2又は第5のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される(i=1、2、・・・、K−1)、請求項9記載の遅延回路。
  11. 第K番目のクロックドインバータが、前記第2のPチャネルMOSトランジスタと、前記第2及び第3のNチャネルMOSトランジスタとを含み、
    論理しきい値がローレベル側に設定され、前記第K番目のクロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備する、請求項10記載の遅延回路。
  12. 第K番目のクロックドインバータが、前記第5及び第6のPチャネルMOSトランジスタと、前記第5のNチャネルMOSトランジスタとを含み、
    論理しきい値がハイレベル側に設定され、前記第K番目のクロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備する、請求項10記載の遅延回路。
  13. 第1の電源電位と第1のノードとの間に、ゲートとドレインとが互いに接続された複数のトランジスタと直列に接続された第1のPチャネルMOSトランジスタ、及び、前記第1のノードと第2の電源電位との間に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタを含み、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加される電流制限制御回路と、
    前記第1の電源電位と第2のノードとの間に直列に接続された第2及び第3のPチャネルMOSトランジスタ、及び、前記第2のノードと前記第2の電源電位との間に接続された第2のNチャネルMOSトランジスタを含み、前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート及び前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力信号が印加され、前記第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートに前記第1のノードから信号が印加され、前記第2のノードから信号を出力するクロックドインバータと、
    を具備する遅延回路。
  14. 論理しきい値がハイレベル側に設定され、前記クロックドインバータから出力される信号を反転して出力するインバータをさらに具備する、請求項13記載の遅延回路。
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