JP4722654B2 - オシレータ及びこれを用いたチャージポンプ回路 - Google Patents

オシレータ及びこれを用いたチャージポンプ回路 Download PDF

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Description

本発明は、オシレータ及びこれを用いたチャージポンプ回路に係る発明であって、特に、電流制限型のオシレータ及びこれを用いたチャージポンプ回路に関するものである。
近年、プロセスの微細化技術の進展に伴い、半導体回路において低電源電圧化が進んでいる。具体的には、通常のロジック回路において電源電圧は1.0V〜1.2V程度である。しかし、トランジスタの閾値(Vth)は、低電源電圧化に伴って改善されておらず、0.5V〜0.7V程度のままである。つまり、トランジスタの閾値(Vth)の約2倍(2Vth)が、電源電圧となっているのが現状である。
一方、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のストレージ型メモリでは、電源電圧より高いVPP電圧やGND電圧より低いVBB電圧が必要となる。そのため、半導体回路内に電源電圧やGND電圧を昇圧するためのチャージポンプ回路が設けられており、このチャージポンプ回路には、電流制限型のオシレータが設けられている。オシレータに関する先行文献としては、特許文献1及び特許文献2がある。
特開平7−66693号公報 特開平8−330912号公報
電流制限型のオシレータは、比較的高い電源電圧で駆動させる場合には、プロセスの仕上がりや温度条件の変化による遅延した出力の周期変化が小さく、安定した動作を行うことができる。しかし、電流制限型のオシレータは、低い電源電圧で駆動させる場合には、プロセスの仕上がりや温度条件の変化による出力パルスの周期変化が大きく、動作が不安定になる問題があった。
そこで、本発明は、低電源電圧で駆動させた場合であっても、安定して動作することが可能な電流制限型のオシレータ及びこれを用いたチャージポンプ回路を提供することを目的とする。
本発明に係る解決手段は、複数のインバータが直列接続され、電流制限レベル指示信号に基づいて出力パルスの周期を遅延させる遅延部を備える電流制限型のオシレータであって、インバータと高電位電源間の第1電流を制限する第1トランジスタと、インバータと低電位電源間の第2電流を制限する第2トランジスタとを備え、複数のインバータのうち少なくとも1つ以上が、第1トランジスタとは接続するが第2トランジスタとは接続しない第1インバータで、且つ複数のインバータのうち他の少なくとも1つ以上が、第1トランジスタとは接続しないが第2トランジスタとは接続する第2インバータである。
本発明に記載のオシレータは、複数のインバータのうち少なくとも1つ以上が、第1トランジスタとは接続するが第2トランジスタとは接続しない第1インバータで、且つ複数のインバータのうち他の少なくとも1つ以上が、第1トランジスタとは接続しないが第2トランジスタとは接続する第2インバータであるので、低電源電圧で駆動させた場合であっても、安定して動作することが可能である。
(実施の形態1)
図1に、本実施の形態に係るチャージポンプ回路のブロック図を示す。図1に示すチャージポンプ回路は、定電流発生回路1、電流制限型オシレータ2及びVPP又はVBBの電圧発生回路3で構成されている。定電流発生回路1の回路図を図2に示す。図2に示す定電流発生回路1は、Pチャネル(以下、Pchと記す)トランジスタP1,P2,P3、Nチャネル(以下、Nchと記す)トランジスタN1,N2,N3,N4,N5と抵抗素子R1とで構成されている。PchトランジスタP3のソースに供給される電流I1は、主に抵抗素子R1により制限される。
また、PchトランジスタP2,P3とNchトランジスタN4,N5はカレントミラー回路を構成するので、PchトランジスタP2及びNchトランジスタN5を流れる電流I2は電流I1と同じ値となるように、Pchトランジスタ電流制限レベル指示信号(以下、単にPchトランジスタ電流制限レベルという)とNchトランジスタ電流制限レベル指示信号(以下、単にNchトランジスタ電流制限レベルという)を発生する。
次に、図3に、本実施の形態に係る電圧発生回路3の回路図を示す。なお、図3に示す電圧発生回路3は、VPP電圧を発生する回路であり、チャージポンプイネーブル信号と電流制限型オシレータ2からのオシレータ出力とが入力されるNANDゲートD1とインバータD2を備えている。また、図3に示す電圧発生回路3は、インバータD2の出力とインバータD3及びインバータD4を経たインバータD2の出力とがNORゲートD5入力され、NORゲートD5の出力がPchトランジスタP11のソース・トレインに入力される。インバータD2の出力は、インバータD6〜D9を経てPchトランジスタP12のソース・トレインに入力するものと、インバータD6,D7,D10,D11を経てPchトランジスタP13のソース・トレインに入力するものとがある。
図3に示す電圧発生回路3は、PchトランジスタP11のゲートにNchトランジスタN11,N12のゲートが接続され、PchトランジスタP12のゲートにNchトランジスタN13のゲートが接続されている。NchトランジスタN13のソースは、PchトランジスタP13のゲートが接続され、NchトランジスタN13のドレインは、出力電位が出力される。さらに、図3に示す電圧発生回路3は、高電位電源である電源とPchトランジスタP12のゲートとの間にNchトランジスタN14,N15,N16、電源とPchトランジスタP11のゲートとの間にNchトランジスタN17,N18,N19、電源とPchトランジスタP11のゲートとの間にNchトランジスタN20及びNchトランジスタN21を備える。
図4に、本発明の前提条件となる電流制限型オシレータ2の回路図を示す。図4に示す電流制限型オシレータ2は、制御部と遅延部とを備えている。この制御部には、PchトランジスタP41とNchトランジスタN41とで構成されるインバータと、PchトランジスタP42とNchトランジスタN42とで構成されるインバータとが設けられている。さらに、制御部では、電源とPchトランジスタP41との間にPchトランジスタP43と、電源とPchトランジスタP42との間にPchトランジスタP44と、低電位電源であるGNDとNchトランジスタN41との間にNchトランジスタN43と、GNDとNchトランジスタN42との間にNchトランジスタN44が設けられている。また、制御部には、電源とPchトランジスタP41のドレインとの間にPchトランジスタP45が設けられている。
一方、遅延部は、6段のインバータが設けられている。PchトランジスタP42のドレインと接続している1段目のインバータは、PchトランジスタP51とNchトランジスタN51で構成され、PchトランジスタP51と電源との間に電源電流制限トランジスタP61と、NchトランジスタN51とGNDとの間にGND電流制限トランジスタN61とが設けられている。同様に2段目以降インバータも、PchトランジスタP52〜P56とNchトランジスタN52〜N56でそれぞれ構成され、PchトランジスタP52〜P56とそれぞれの電源との間にそれぞれ電源電流制限トランジスタP62〜P66と、NchトランジスタN52〜N56とGNDとの間にそれぞれGND電流制限トランジスタN62〜N66とが設けられている。
電流制限型オシレータ2に入力される制御信号のオシレータイネーブル信号は、インバータD41を介してPchトランジスタP43とNchトランジスタN44のゲートに、インバータD41及びD42を介してNchトランジスタN43とPchトランジスタP44にそれぞれ入力される。
PchトランジスタP41及びP42のドレインからの出力がインバータD43及びD44を介してオシレータ出力となる。また、定電流発生回路1で発生したPchトランジスタ電流制限レベルは、電源電流制限トランジスタP61〜P66のゲートにそれぞれ供給され、Nchトランジスタ電流制限レベルは、GND電流制限トランジスタN61〜N66のゲートにそれぞれ供給される。なお、電源電流制限トランジスタP61〜P66及びGND電流制限トランジスタN61〜N66のトランジスタサイズが定電流発生回路1のPchトランジスタP2やNchトランジスタN5と同じであれば、電源電流制限トランジスタP61〜P66及びGND電流制限トランジスタN61〜N66の動作電流のピークは、電流I1に近い値に制限される。
次に、図4に示す電流制限型オシレータ2の遅延部の動作について説明する。例えば、1段目のインバータ(PchトランジスタP51,NchトランジスタN51)は、電源電流制限トランジスタP61とGND電流制限トランジスタN61とにより電源側もGND側も電流制限がなされている。そのため、1段目のインバータの出力は、”1”から”0”への切り替わりと”0”から”1”への切り替わりのいずれもが遅延することになる。また、電源電流制限トランジスタP62は、過渡領域でON状態であるため、2段目のインバータのPchトランジスタP52は、ソース電位が電源電圧VDDより1/2Vth程度電圧降下している。これに伴い、PchトランジスタP52の論理閾値も低下することになる。
また、GND電流制限トランジスタN62は、過渡領域でON状態であるため、2段目のインバータのNchトランジスタN52は、ソース電位が電源電圧VDDより1/2Vth程度電圧が高くなる。これに伴い、NchトランジスタN52の論理閾値も高くなることになる。なお、PchトランジスタP52及びNchトランジスタN52のソース電位の電圧変化は、電流制限型オシレータ2に要求する周波数や電力消費量により、例えば1/3Vth〜2/3Vthの範囲で変化する。
次に、1段目のインバータの出力が”0”から”1”、2段目のインバータの出力が”1”から”0”に切り替わる際、1段目のインバータの電源が電源電流制限トランジスタP61により電流が制限され、2段目のインバータのGNDがGND電流制限トランジスタN61により電流が制限されていた場合、1段目のインバータの出力である”0”から”1”への変化は電源電流制限により遅延することになる。また、2段目のNchトランジスタN52のソース電位が1/2Vth程度高くなるのに伴い論理閾値も1/2Vth程度高くなっているので、2段目のインバータの入力”1”は、論理閾値に達するまで時間が遅くなる。
次に、図4に示す電流制限型オシレータ2と同様、本発明の前提条件となる電流制限型オシレータ2を図5,6に示す。図5に示す電流制限型オシレータ2は、遅延部のインバータにGND電流制限トランジスタN61〜N66のみを設けた例である。図6に示す電流制限型オシレータ2は、遅延部のインバータに電源電流制限トランジスタP61〜P66のみを設けた例である。
図4乃至図6に示した電流制限型オシレータ2は、以下のような問題点もしくは課題が含まれていた。図4に示した電流制限型オシレータ2では、遅延部のインバータに設けられた電源電流制限トランジスタP61〜P66とGND電流制限トランジスタN61〜N66が過渡領域で動作するため、遅延部のインバータは電源電圧よりも低い電圧で駆動されることになる。上記の例で考えると、電源電圧VDDが2Vthで、電源電流制限トランジスタP61〜P66とGND電流制限トランジスタN61〜N66の電圧変化がそれぞれ1/2Vth程度であれば、遅延部のインバータは1Vth程度で動作することになり安定した動作を行うことができない問題があった。
また、図5に示す電流制限型オシレータ2では、例えば、1段目のインバータにはGND電流制限トランジスタN61のみが設けられているので、出力の”1”から”0”への切り替わりは遅延する。しかし、2段目のインバータのPchトランジスタP52は、図4に示す電流制限型オシレータ2のように、ソース電位が電源電圧VDDより1/2Vth程度電圧降下することも、PchトランジスタP52の論理閾値の低下もない。そのため、図5に示す2段目のインバータの入力”0”は、論理閾値に達するまで時間が図4に示す場合に比べて短くなる。つまり、図5に示す電流制限型オシレータ2は、図4に示す電流制限型オシレータ2に比べ遅延効果が小さくなる。特に低電源電圧では、遅延部での振幅が小さくなるので、さらに遅延効果が小さくなる。なお、図5に示す電流制限型オシレータ2では、GND電流制限トランジスタN61〜N66による電圧変化のみであるので、図4に示す電流制限型オシレータ2に比べ安定した動作を行うことができる。
また、図6に示す電流制限型オシレータ2では、例えば、1段目のインバータには電源電流制限トランジスタP61のみが設けられているので、出力の”0”から”1”への切り替わりは遅延する。しかし、2段目のインバータのNchトランジスタN52は、図4に示す電流制限型オシレータ2のように、ソース電位がGNDより1/2Vth程度高くなることも、NchトランジスタN52の論理閾値が高くなることもない。そのため、図6に示す2段目のインバータの入力”1”は、論理閾値に達するまで時間が図4に示す場合に比べて短くなる。つまり、図6に示す電流制限型オシレータ2は、図4に示す電流制限型オシレータ2に比べ遅延効果が小さくなる。特に低電源電圧では、遅延部での振幅が小さくなるので、さらに遅延効果が小さくなる。なお、図6に示す電流制限型オシレータ2では、電源電流制限トランジスタP61〜P66による電圧変化のみであるので、図4に示す電流制限型オシレータ2に比べ安定した動作を行うことができる。
そこで、上記の問題点を解決するために、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2を図7に示す。図7に示す電流制限型オシレータ2は、図4に示す電流制限型オシレータ2と遅延部の構成のみが異なるので、当該部分についてのみ説明し、他は説明を省略する。なお、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、制御信号であるオシレータイネーブル信号で動作をストップさせ、ストップ直前のオシレータ出力を保持する機能を有している。
本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2も、遅延部は6段のインバータを備えている。1段目のインバータ(PchトランジスタP51、NchトランジスタN51)は、電源電流制限トランジスタP61のみが設けられ、2段目のインバータ(PchトランジスタP52、NchトランジスタN52)は、GND電流制限トランジスタN62のみが設けられ、3段目のインバータ(PchトランジスタP53、NchトランジスタN53)は、電源電流制限トランジスタP63のみが設けられている。1段目から3段目のインバータは、オシレータ出力パルスの立ち上がり部分を遅延させるブロックを構成している。
一方、4段目のインバータ(PchトランジスタP54、NchトランジスタN54)は、電源電流制限トランジスタP64のみが設けられ、5段目のインバータ(PchトランジスタP55、NchトランジスタN55)は、GND電流制限トランジスタN65のみが設けられ、6段目のインバータ(PchトランジスタP56、NchトランジスタN56)は、電源電流制限トランジスタP66のみが設けられている。4段目から6段目のインバータは、オシレータ出力パルスの立ち下がり部分を遅延させるブロックを構成している。
本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、図7に示すように遅延部を構成することで、電源電流制限トランジスタP63のみ設けた3段目のインバータと電源電流制限トランジスタP64のみ設けた4段目のインバータとが連続する。ここで、3段目のインバータにおける”1”から”0”への出力は、GND電流が制限されていないので急峻に変化する。そして、4段目のインバータのPchトランジスタP54がOFF状態の際に、電源電流制限トランジスタP64のドレインに蓄積していた電荷は、PchトランジスタP54が急峻にON状態となることで、急激に放出される。そのため、この3段目と4段目の関係は、オシレータ出力の遅延効果を小さくすることができる。
上記関係を利用して、プロセスの仕上がりばらつきや温度変化によってトランジスタの論理閾値が高くなりオシレータ出力が遅延し、オシレータ出力の周期がばらつくことを抑えることができる。なお、電源電流制限トランジスタP64のドレイン容量を電源電流制限トランジスタP64のサイズを調整することで、オシレータ出力の周期のばらつきを最適に抑えることができる。また、3段目と4段目の関係は、0段目と1段目の関係にも同様に適用することができる。
3段目と4段目の関係を一般化すると、前段においてGND電流が制限されず、低電位である”0”が入力されるインバータに、電源電流制限トランジスタを設けることである。このような関係を遅延部に設けることで、プロセスの仕上がりばらつきや温度変化によるオシレータ出力の周期ばらつきを抑えることができる。
次に、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2の遅延部における各インバータの出力波形及びオシレータ出力波形を図8に示す。ノード1〜6は、各段のインバータの入力部を示し、ノード7は、6段目のインバータの出力を示す。ノード1の波形が1段目のインバータに入力され、ノード2の波形として出力される。制御段のインバータ(PchトランジスタP41、NchトランジスタN41)と1段目のインバータは上記で説明した3段目と4段目のインバータと同様の関係を有しているので、ノード1の前段ノード7の鈍りの影響は多少有っても、電流制限トランジスタP61の蓄積電荷が急激に放出されノード2のような波形になる。ノード2の波形は2段目のインバータに入力され、ノード3の波形は、立ち下がり部(ノード2の立ち上がり部に対応する部分)で遅延が生じている。
次に、ノード3の波形が3段目のインバータに入力され、ノード4の波形として出力される。3段目のインバータは電源電流制限トランジスタP63を設けているので、ノード4の波形は、立ち上がり部(ノード2の立ち上がり部に対応する部分)で遅延が生じている。ノード4の波形が4段目のインバータに入力され、ノード5の波形として出力される。3段目と4段目とは上記で説明したような関係を有しているので、電源電流制限トランジスタP64の蓄積電荷が急激に放出され、ノード5のような波形となる。ノード5の波形が5段目のインバータに入力され、ノード6の波形として出力される。5段目のインバータはGND電流制限トランジスタN65を設けているので、ノード6の波形は、立ち下がり部で遅延が生じている。ノード6の波形が6段目のインバータに入力され、ノード7の波形として出力される。6段目のインバータは電源電流制限トランジスタP66を設けているので、ノード7の波形は、立ち上がり部(ノード6の立ち下がり部に対応する部分)で遅延が生じている。
本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、遅延部を図7に示すように電源電流のみ制限するトランジスタを設けたインバータとGND電流のみ制限するトランジスタを設けたインバータとが連続するように構成しているので、図4に示した電流制限型オシレータ2のように論理閾値を変化させることで遅延効果をより大きくすることができる。そのため、図5や図6で示した電流制限型オシレータ2に比べ、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は遅延部のインバータの段数を少なくすることができる。
また、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、図7に示すように遅延部のインバータには電源電流を制限するトランジスタか、GND電流を制限するトランジスタかのいずれかしか設けられていない。そのため、例えば、電源電圧VDDが2Vthで、電源電流制限トランジスタとGND電流制限トランジスタの電圧変化がそれぞれ1/2Vth程度であれば、図4に示す遅延部のインバータは1Vth程度で動作し不安定であったが、本実施の形態に係る遅延部のインバータは、電源電流制限トランジスタ又はGND電流制限トランジスタのみの電圧変化(1/2Vth程度)で動作するので安定している。つまり、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、低電源電圧であっても安定して駆動することができる効果を有している。
また、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2のように、遅延部を電源電流の制限を行ったインバータとGND電流の制限を行ったインバータとを交互に2段以上繰り返した場合、オシレータ出力パルスの立ち上がりエッジか立ち下がりエッジのいずれか一方のみに電流制限が働くことになる。この結果、オシレータ出力パルスの”1”の状態のパルス幅又は”0”の状態のパルス幅いずれか一方のみが狭くなる。インバータの段数が多くなるとパルス幅が狭くなりすぎて、オシレータ出力パルスの読み出しが困難になる場合がある。
そこで、インバータの一部をオシレータ出力パルスの逆エッジに働くように、電源電流の制限を行ったインバータとGND電流の制限を行ったインバータとの配置を入れ換える。例えば、遅延部に4段のインバータを持つ電流制限型オシレータ2では、電源電流制限、GND電流制限、電源電流制限、GND電流制限の順で並べるのではなく、電源電流制限、GND電流制限、GND電流制限、電源電流制限とする。これにより、前の2段がオシレータ出力パルスの立ち上がりエッジに、後ろ2段がオシレータ出力パルスの立ち下がりエッジに電流制限が働くことになる。
オシレータ出力パルスの立ち上がりエッジに働くインバータと、立ち下がりエッジに働くインバータとが共に2段であるので、オシレータ出力パルスの”1”の状態のパルス幅と”0”の状態のパルス幅との割合は約50%ずつとなる。図7に示した電流制限型オシレータ2も、オシレータ出力パルスの立ち上がりエッジに働くインバータと、立ち下がりエッジに働くインバータとが共に3段であるので、オシレータ出力パルスの”1”の状態のパルス幅と”0”の状態のパルス幅との割合は約50%ずつとなる。なお、オシレータ出力パルスの立ち上がりエッジに働くインバータの段数と、立ち下がりエッジに働くインバータの段数を変化させることにより、オシレータ出力パルスの”1”の状態のパルス幅の割合と、”0”の状態のパルス幅との割合を任意の変更することができる。
なお、図7に示したオシレータは例示であり、本発明において、遅延部のインバータは6段に限定されず、また、各ブロックを構成するインバータの数も奇数段であれば段数は制限されない。
(実施の形態2)
図9に、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2の回路図を示す。図9に示す電流制限型オシレータ2は、図7に示す電流制限型オシレータ2の遅延部に7段目と8段目のインバータを設けている。なお、図9の回路図において、図7の回路図と同じ部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
7段目のインバータは、PchトランジスタP57とNchトランジスタN57とで構成され、電源とPchトランジスタP57との間には電源電流制限トランジスタP67が設けられている。この電源電流制限トランジスタP67のゲートには、Pchトランジスタ電流制限レベルが入力される。8段目のインバータは、PchトランジスタP58とNchトランジスタN58とで構成されている。
実施の形態1でも説明したように、プロセスの仕上がりばらつきや温度変化によってトランジスタの論理閾値が高くなりオシレータ出力が遅延し、オシレータ出力の周期がばらつく。このオシレータ出力の周期ばらつきを、GND電流が制限されていない前段インバータの出力”0”が入力されるインバータに電流制限トランジスタを設けることで、抑えることができる。
プロセスの仕上がりばらつきや温度変化が大きくなり、オシレータ出力の周期ばらつきも大きくなると、図7に示す電流制限型オシレータ2のように、1段目と4段目のインバータに電源電流制限トランジスタP61,P64を設けるだけでは十分抑えることができない。そこで、本実施の形態では、7段目のインバータに電源電流制限トランジスタP67を設けている。つまり、6段目のインバータはGND電流が制限されておらず、この出力”0”が入力される7段目のインバータに電流制限トランジスタP67を設けている。
8段目のインバータは、7段目のインバータを追加することにより遅延部が奇数になったことに伴い、オシレータ出力の同じにするために追加されている。
本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、遅延部において、GND電流が制限されていない前段インバータの出力”0”が入力されるインバータに電流制限トランジスタが設けられている箇所が3つ(P61,P64,P67)となるので、プロセスの仕上がりばらつきや温度変化によるオシレータ出力の周期ばらつきを抑える効果が大きくなる。
(実施の形態3)
図10に、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2の回路図を示す。図10に示す電流制限型オシレータ2は、図7に示す電流制限型オシレータ2と遅延部のインバータに設けられた電流制限トランジスタの構成が異なる。なお、図10の回路図において、図7の回路図と同じ部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図10に示す電流制限型オシレータ2は、遅延部の1段目のインバータにはGND電流制限トランジスタN61、2段目のインバータには電源電流制限トランジスタP62、3段目のインバータにはGND電流制限トランジスタN63、4段目のインバータにはGND電流制限トランジスタN64、5段目のインバータには電源電流制限トランジスタP65、6段目のインバータにはGND電流制限トランジスタN66がそれぞれ設けられている。
本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、図10に示すように遅延部を構成することで、GND電流制限トランジスタのみ設けた3段目のインバータとGND電流制限トランジスタのみ設けた4段目のインバータが連続する。ここで、3段目のインバータにおける”0”から”1”への出力は、電源電流が制限されていないので急峻に変化する。そして、4段目のインバータのNchトランジスタN54がOFF状態の際に、GND電流制限トランジスタN64のドレインに蓄積していた電荷が、NchトランジスタN54が急峻にON状態となることで、急激に放出される。そのため、この3段目と4段目の関係は、オシレータ出力の遅延効果を小さくすることができる。
上記関係を利用して、プロセスの仕上がりばらつきや温度変化によってトランジスタの論理閾値が高くなりオシレータ出力が遅延し、オシレータ出力の周期がばらつくことを抑えることができる。なお、GND電流制限トランジスタN64のドレイン容量をGND電流制限トランジスタN64のサイズを調整することで、オシレータ出力の周期のばらつきを最適に抑えることができる。また、3段目と4段目の関係は、0段目と1段目の関係にも同様に適用することができる。
3段目と4段目の関係を一般化すると、前段において、電源電流が制限されず、高電位である”1”が入力されるインバータに、GND電流制限トランジスタを設けることである。このような関係を遅延部に設けることで、プロセスの仕上がりばらつきや温度変化によるオシレータ出力の周期ばらつきを抑えることができる。
(実施の形態4)
図11に、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2の回路図を示す。図11に示す電流制限型オシレータ2は、図7に示す電流制限型オシレータ2と遅延部のインバータに設けられた電流制限トランジスタの構成が異なる。なお、図11の回路図において、図7の回路図と同じ部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図11に示す電流制限型オシレータ2は、遅延部の1段目のインバータには電源電流制限トランジスタP61、2段目のインバータにはGND電流制限トランジスタN62、4段目のインバータには電源電流制限トランジスタP64、5段目のインバータにはGND電流制限トランジスタN65がそれぞれ設けられている。
図11に示す電流制限型オシレータ2は、図7に示す電流制限型オシレータ2に比べ電流制限されているインバータが2段分少ない構成である。そのため、図11に示す電流制限型オシレータ2は、図7に示す電流制限型オシレータ2に比べ遅延効果が小さくなる。なお、1段目と4段目のインバータに設けられている電源電流制限トランジスタP61,P64は、GND電流が制限されていない前段インバータの出力”0”が入力されるインバータに設けられた電源電流制限トランジスタである。そのため、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2であっても、プロセスの仕上がりばらつきや温度変化によるオシレータ出力の周期ばらつきを抑えることができる。
また、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、遅延部を図11に示すように電源電流のみ制限するトランジスタを設けたインバータとGND電流のみ制限するトランジスタを設けたインバータとが連続する部分を2箇所設けているので、図4に示した電流制限型オシレータ2のように論理閾値を変化させることで遅延効果をより大きくすることができる。さらに、本実施の形態に係る遅延部のインバータは、電源電流のみ制限するトランジスタ又はGND電流のみ制限するトランジスタのいずれかしか設けていないため、図4で示した電流制限型オシレータ2に比べ、低電源電圧で駆動を行った場合でも安定して駆動することができる。
(実施の形態5)
図12に、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2の回路図を示す。図12に示す電流制限型オシレータ2は、図7に示す電流制限型オシレータ2と遅延部のインバータに設けられた電流制限トランジスタの構成が異なる。なお、図12の回路図において、図7の回路図と同じ部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図12に示す電流制限型オシレータ2は、遅延部の1段目のインバータには電源電流制限トランジスタP61、2段目のインバータにはGND電流制限トランジスタN62、3段目のインバータには電源電流制限トランジスタP63、4段目のインバータにはGND電流制限トランジスタN64、5段目のインバータには電源電流制限トランジスタP65、6段目のインバータにはGND電流制限トランジスタN66がそれぞれ設けられている。つまり、本実施の形態に係る遅延部は、電源電流のみ制限するトランジスタを設けたインバータとGND電流のみ制限するトランジスタを設けたインバータとが交互に連続している。そのため、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、オシレータ出力パルスの立ち上がり部分を遅延させる構成である。
本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、遅延部を図12に示すように電源電流のみ制限するトランジスタを設けたインバータとGND電流のみ制限するトランジスタを設けたインバータとが交互に連続しているので、図4に示した電流制限型オシレータ2のように論理閾値を変化させることで遅延効果をより大きくすることができる。さらに、本実施の形態に係る遅延部のインバータは、電源電流のみ制限するトランジスタ又はGND電流のみ制限するトランジスタのいずれかしか設けていないため、図4で示した電流制限型オシレータ2に比べ、低電源電圧で駆動を行った場合でも安定して駆動することができる。
(実施の形態6)
図13に、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2の回路図を示す。図13に示す電流制限型オシレータ2は、図7に示す電流制限型オシレータ2と遅延部のインバータに設けられた電流制限トランジスタの構成が異なる。なお、図13の回路図において、図7の回路図と同じ部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図13に示す電流制限型オシレータ2は、遅延部の1段目のインバータには電源電流制限トランジスタP61、3段目のインバータにはGND電流制限トランジスタN63がそれぞれ設けられている。つまり、本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、遅延部に電源電流のみ制限するトランジスタを設けたインバータとGND電流のみ制限するトランジスタを設けたインバータとが各1段設けられた構成である。
本実施の形態に係る電流制限型オシレータ2は、図7に示す電流制限型オシレータ2に比べてオシレータ出力の遅延効果を大きくする必要がない場合に有効である。また、本実施の形態に係る遅延部のインバータは、電源電流のみ制限するトランジスタ又はGND電流のみ制限するトランジスタのいずれかしか設けていないため、図4で示した電流制限型オシレータ2に比べ、低電源電圧で駆動を行った場合でも安定して駆動することができる。なお、図12に示す電流制限型オシレータ2も、オシレータ出力パルスの立ち上がりエッジに働く1段目のインバータと、立ち下がりエッジに働く3段目のインバータとが1段ずつ設けられているので、オシレータ出力パルスの”1”の状態のパルス幅と”0”の状態のパルス幅との割合は約50%ずつとなる。
(実施の形態7)
図14に、本実施の形態に係るチャージポンプ回路のブロック図を示す。図14に示すチャージポンプ回路は、図1に示すチャージポンプ回路の定電流発生回路1と電流制限型オシレータ2との間にレベル変換回路4を設けた構成となっている。本実施の形態に係るレベル変換回路4は、定電流発生回路1から供給されたPchトランジスタ電流制限レベルとNchトランジスタ電流制限レベルを、それぞれ所定のレベルに変換する。そして、本実施の形態に係るレベル変換回路4は、変換後のPchトランジスタ電流制限レベルと変換後のNchトランジスタ電流制限レベルを、電流制限型オシレータ2に供給する。
図15に、本実施の形態に係るレベル変換回路4の回路図を示す。図15に示すレベル変換回路4は、Pchトランジスタ電流制限レベルを変換する部分と、Nchトランジスタ電流制限レベルを変換する部分とに分けられる。Pchトランジスタ電流制限レベルを変換する部分は、電源とGNDとの間にPchトランジスタP81とNchトランジスタN81とが設けられており、PchトランジスタP81のゲートにPchトランジスタ電流制限レベルが入力される。NchトランジスタN81とゲート同士が接続しているNchトランジスタN82は、ドレインがスイッチSW1を介してNchトランジスタN83のドレインと接続している。
NchトランジスタN83は、ドレインがスイッチSW2を介してNchトランジスタN84のドレインと切り離され、NchトランジスタN84は、ドレインがスイッチSW3を介してNchトランジスタN85のドレインと切り離されている。NchトランジスタN82のドレインは、PchトランジスタP82のドレインと接続され、PchトランジスタP82のソースは電源に接続されている。スイッチSW1〜SW3を任意に切り替えることにより、Pchトランジスタ電流制限レベルを任意のレベルに変換することができる。変換後のPchトランジスタ電流制限レベルは、NchトランジスタN82のドレインから出力される。
一方、Nchトランジスタ電流制限レベルを変換する部分は、電源とGNDとの間にPchトランジスタP91とNchトランジスタN91とが設けられており、NchトランジスタN91のゲートにNchトランジスタ電流制限レベルが入力される。PchトランジスタP91とゲート同士が接続しているPchトランジスタP92は、ドレインがスイッチSW4を介してPchトランジスタP93のドレインと接続している。
PchトランジスタP93は、ドレインがスイッチSW5を介してPchトランジスタP94のドレインと切り離され、PchトランジスタP94は、ドレインがスイッチSW6を介してPchトランジスタP95のドレインと切り離されている。PchトランジスタP92のドレインは、NchトランジスタN92のドレインと接続され、NchトランジスタN92のソースはGNDに接続されている。スイッチSW4〜SW6を任意に切り替えることにより、Nchトランジスタ電流制限レベルを任意のレベルに変換することができる。変換後のNchトランジスタ電流制限レベルは、PchトランジスタP92のドレインから出力される。
本実施の形態に係るチャージポンプ回路は、レベル変換回路4を備えているので、スイッチSW1〜SW6をON/OFFすることで電流制限トランジスタに流す電流を増やしたり減らしたりすることができる。つまり、本実施の形態に係るチャージポンプ回路は、電流制限レベルを変更することによりオシレータ出力の遅延効果を変更することができ、容易にオシレータ出力の周期を変更することができる。
なお、図15に示したレベル変換回路4では、Pchトランジスタ電流制限レベルの変換用に3個、Nchトランジスタ電流制限レベルの変換用に3個、計6個のスイッチSW1〜SW6を設けている。しかし、本発明はこれに限定されず、要求される変換レベルによりスイッチの個数が決定される。
(実施の形態8)
まず、図7に示した電流制限型オシレータ2の出力遅延について具体的に説明する。その前に、図7に示す電流制限型オシレータ2と同じ構成であるが、電流制限トランジスタを設けていない電流制限型オシレータ2を図16に示し、当該図に示す電流制限型オシレータ2の出力遅延について説明する。図16に示す電流制限型オシレータ2では、遅延部が6段のインバータ(PchトランジスタP51〜P56,NchトランジスタN51〜N56)で構成されている。なお、PchトランジスタP51〜P56の論理閾値は0.8V、NchトランジスタN51〜N56の論理閾値は0.4Vである。
図16に示す電流制限型オシレータ2のノード1〜7及びオシレータ出力の波形を図17に示す。なお、図17に示す波形は、図16に示す電流制限型オシレータ2の本来の波形ではなく、出力遅延を説明するためにその一部を切り取った波形である。図17に示す波形からも分かるように、図16に示す電流制限型オシレータ2の場合、PchトランジスタP51〜P56の論理閾値は0.8Vで一定で、NchトランジスタN51〜N5の論理閾値も0.4Vで一定である。そのため、図16に示す電流制限型オシレータ2では、図17に示すように各インバータでの遅延量にほとんど差が生じない。
一方、図7に示す電流制限型オシレータ2では、電流制限トランジスタ(電源電流制限トランジスタP61,P63,P64,P66及びGND電流制限トランジスタN62,N65)を設けているので、PchトランジスタP51〜P56及びNchトランジスタN51〜N56の論理閾値が変動する。つまり、電源電流制限トランジスタP61,P63,P64,P66が過渡領域でON状態になると、電源電流制限トランジスタP61,P63,P64,P66はそれぞれ電源を供給する遅延部のインバータに例えば1/2Vth程度の電圧降下を生じさせる。そのため、PchトランジスタP51,P53,P54,P56の論理閾値が0.6Vに降下するが、NchトランジスタN51,N53,N54,N56の論理閾値は0.4Vのまま変化しない。
また、GND電流制限トランジスタN62,N65はそれぞれGNDを供給する遅延部のインバータに例えば1/2Vth程度の電圧上昇を生じさせる。そのため、NchトランジスタN52,N55の論理閾値が0.6Vに上昇するが、PchトランジスタP52,P55の論理閾値は0.8Vのまま変化しない。
図18に、図7に示す電流制限型オシレータ2の出力遅延を説明するためのノード1〜7及びオシレータ出力の波形を示す。なお、図18に示す波形は、出力遅延を説明するために、図7に示す電流制限型オシレータ2の本来の波形の一部を切り取った波形となっている。図18に示す波形では、図16に示した波形と異なり、電源電流が制限されているPchトランジスタP51,P53,P54,P56の論理閾値が0.8Vから0.6Vに下がり、NchトランジスタN52,N55の論理閾値が0.4Vから0.6Vに上がっている。
図18に示す波形では、ノード1の立ち上がりエッジに対応するノード2の立ち下がりエッジ、ノード3の立ち上がりエッジ及びノード4の立ち下がりエッジについては電流制限がかからないので、当該エッジでの遅延量が図16に示す波形と比較して大きく変わらない。次に、ノード1の立ち下がりエッジに対応するノード2の立ち上がりエッジについては、実施の形態1で説明したように電源電流制限トランジスタP61のドレイン容量からの急激な電荷の放出により、図18に示すノード2の波形のように急激な波形の立ち上がりが起こる。この急激な波形の立ち上がりにより、短時間でNchトランジスタN52の閾値に達するので、ノード1の立ち下がりエッジに対応するノード2の立ち上がりエッジで大きな遅延は生じない。
次に、ノード1の立ち下がりエッジに対応するノード3の立ち下がりエッジについては、ノード2の立ち上がりがNchトランジスタN52の閾値に達してからノード3の立ち下がりが始まるが、GND電流制限トランジスタN62のGND制限によりゆっくり立ち下がることになる。また、電源電流制限トランジスタP63により、次段のPchトランジスタP53の論理閾値が0.8Vから0.6Vに下がるので、ノード3の立ち下がりが当該閾値に達するまでの時間がかかり、効率良く当該エッジの遅延量を増やすことができる。
また、図18に示す波形では、ノード5の立ち下がりエッジに対応するノード6の立ち上がりエッジ及びノード7の立ち下がりエッジについては電流制限がかからないので、当該エッジでの遅延量が図16に示す波形と比較して大きく変わらない。次に、ノード5の立ち上がりエッジについては、実施の形態1で説明したように電源電流制限トランジスタP64のドレイン容量からの急激な電荷の放出により、図18に示すノード5の波形のように急激な波形の立ち上がりが起こる。この急激な波形の立ち上がりにより、短時間でNchトランジスタN55の閾値に達するので、ノード5の立ち上がりエッジで大きな遅延は生じない。
次に、ノード5の立ち上がりエッジに対応するノード6の立ち下がりエッジについては、ノード5の立ち上がりがNchトランジスタN55の閾値に達してからノード6の立ち下がりが始まるが、GND電流制限トランジスタN65のGND制限によりゆっくり立ち下がることになる。また、電源電流制限トランジスタP66により、次段のPchトランジスタP56の論理閾値が0.8Vから0.6Vに下がるので、ノード6の立ち下がりが当該閾値に達するまでの時間がかかり、効率良く当該エッジの遅延量を増やすことができる。
このように、図7に示す電流制限型オシレータ2では、図18に示すようにノード1の立ち下がりエッジに対応する各ノードのエッジと、ノード5の立ち上がりエッジに対応する各ノードのエッジとでそれぞれ遅延が生じるので、オシレータ出力パルスの”1”の状態のパルス幅と”0”の状態のパルス幅との割合は約50%ずつとなる。なお、図示していないが、図10に示す電流制限型オシレータ2では、図18に示した波形とパターンが反対の波形となる。
上述したように、図7に示す電流制限型オシレータ2では、電源電流制限トランジスタP61,P63,P64,P66及びGND電流制限トランジスタN62,N65を設けることで遅延量を調整している。つまり、図7に示す電流制限型オシレータ2では、電源電流制限トランジスタP61,P63,P64,P66及びGND電流制限トランジスタN62,N65で遅延部のインバータに供給される電流量を変化させて遅延量を調整している。電源電流制限トランジスタP61,P63,P64,P66及びGND電流制限トランジスタN62,N65における電流量の変化は、チャネル長(以下、Lという)及びトランジスタサイズ(以下、Wという)を調整することで可能である。なお、トランジスタサイズWはチャネル幅とも呼ばれる。
電源電流制限トランジスタP61,P63,P64,P66及びGND電流制限トランジスタN62,N65は、Lを大きくすること又はWを小さくすることで電流量をより制限して遅延量を大きくできる。なお、電源電流制限トランジスタP61,P63,P64,P66及びGND電流制限トランジスタN62,N65は、Lを大きくし、且つWを小さくしても良い。また、遅延部のインバータ(PchトランジスタP51〜P56,NchトランジスタN51〜N56)については、Lを他のロジックトランジスタ(例えば、PchトランジスタP43)より大きくすることで遅延量が大きくなる。
具体的に説明すると、遅延部のインバータを構成するPchトランジスタP51〜P56及びNchトランジスタN51〜N56のLは約0.4μmであるが、電源電流制限トランジスタP61,P63,P64,P66及びGND電流制限トランジスタN62,N65のLは約1〜2μmと大きい。なお、他のロジックトランジスタのLは約0.1μmである。また、PchトランジスタP51〜P56及びNchトランジスタN51〜N56のWは約2〜4μmであるが、GND電流制限トランジスタN62,N65のWは約1〜2μmと小さい。
しかし、電源電流制限トランジスタP61,P63,P64,P66のWは約20〜30μmと、PchトランジスタP51〜P56及びNchトランジスタN51〜N56のWより大きい。これは、例えば電源電流制限トランジスタP61のWが小さい場合、図19に示す波形のように、電源電流制限トランジスタP61のドレイン容量が小さくなり急激に立ち上がる部分が短くなるので、NchトランジスタN52の閾値変動の影響を受け遅延時間のバラツキが大きくなるためである。つまり、NchトランジスタN52の閾値はプロセスの仕上がりや温度変化により変動するが、その変動が図19に示すように緩やかに立ち上がる部分で生じた場合は、ノード3における立ち下がりエッジの遅延時間のバラツキが大きくなる。
そこで、本実施の形態では、電源電流制限トランジスタP61のWを約20〜30μmとし、PchトランジスタP51等のWの約5倍以上に設定している。これにより、電源電流制限トランジスタP61のドレイン容量が大きくなり急激に立ち上がる部分が長くなるので、NchトランジスタN52の閾値の変動部分が急激に立ち上がる部分と重なることになる。図20に示すように、NchトランジスタN52の閾値が変動がノード2における急激に立ち上がる部分の範囲内で起こるので、ノード3における立ち下がりエッジの遅延時間のバラツキは小さくなる。
電源電流制限トランジスタP64も、電源電流制限トランジスタP61と同様、ドレイン容量からの急激な電荷の放出により急激な波形の立ち上がりを生じさせているので、Wを約20〜30μmとし、PchトランジスタP51等のWの約5倍以上に設定する必要がある。
電源電流制限トランジスタP64によって遅延時間のバラツキが抑えられる原理について説明する。まず、3段目のインバータ(PchトランジスタP53とNchトランジスタN53)は、GNDについて電流制限されていない。この3段目のインバータの”0”出力が電源電流制限トランジスタP64を備える4段目のインバータに入力されるとき、PchトランジスタP54は短時間でオンして、十分な大きさを有する電源電流制限トランジスタP64のドレイン容量に蓄積された正の電荷が急激に放出される。このとき、5段目のインバータを構成するNchトランジスタN55の閾値がプロセス変動または温度変化により高い場合でも低い場合でも、入力電位は短時間で閾値に達するため、遅延時間のバラツキは小さく抑えられ、次段のインバータは”0”を出力することになる。
なお、電源電流制限トランジスタP63,P66については、上述した電源電流制限トランジスタP61,P64のような構成でないため、Wを小さくして回路サイズを小さくすることも可能ではある。しかし、電源電流制限トランジスタP63,P66も、電源電流制限トランジスタP61,P64と同じPchトランジスタ電流制限レベルで駆動されるため、同じWとすることが望ましい。なお、電源電流制限トランジスタP61、P64のWを上記では5倍以上としているが、必要なドレイン容量を確保できれば良く少なくとも2倍以上であれば良い。
図7に示す電流制限型オシレータ2と電流制限トランジスタの構成が逆である図10に示す電流制限型オシレータ2について以下に説明する。
図10に示す電流制限型オシレータ2でも、電源電流制限トランジスタP62,P65及びGND電流制限トランジスタN61,N63,N64,N66を設けることで遅延量を調整している。また、電源電流制限トランジスタP62,P65及びGND電流制限トランジスタN61,N63,N64,N66における電流量の変化も、L及びWを調整することで可能である。
具体的に説明すると、遅延部のインバータを構成するPchトランジスタP51〜P56及びNchトランジスタN51〜N56のLは約0.4μmであるが、電源電流制限トランジスタP62,P65及びGND電流制限トランジスタN61,N63,N64,N66のLは約1〜2μmと大きい。なお、他のロジックトランジスタのLは約0.1μmである。また、PchトランジスタP51〜P56及びNchトランジスタN51〜N56のWは約2〜4μmであるが、電源電流制限トランジスタP62,P65のWは約1〜2μmと小さい。
しかし、GND電流制限トランジスタN61,N63,N64,N66のWは約20〜30μmと、PchトランジスタP51等のWより大きい。これは、例えばGND電流制限トランジスタN61のWが小さい場合、図21に示す波形のように、GND電流制限トランジスタN61のドレイン容量が小さくなり急激に立ち下がる部分が短くなるので、PchトランジスタP52の閾値変動の影響を受け遅延時間のバラツキが大きくなるためである。つまり、PchトランジスタP52の閾値はプロセスの仕上がりや温度変化により変動するが、その変動が図21に示すように緩やかに立ち下がる部分で生じた場合は、ノード3における立ち上がりエッジの遅延時間のバラツキが大きくなる。
そこで、本実施の形態では、GND電流制限トランジスタN61のWを約20〜30μmとし、PchトランジスタP51等のWの約5倍以上に設定している。これにより、GND電流制限トランジスタN61のドレイン容量が大きくなり急激に立ち下がる部分が長くなるので、PchトランジスタP52の閾値の変動部分が急激に立ち下がる部分に重なる。図22に示すように、ノード2における急激に立ち下がる部分でPchトランジスタP52の閾値が変動しても、ノード3における立ち上がりエッジの遅延時間のバラツキは小さい。
GND電流制限トランジスタN64も、GND電流制限トランジスタN61と同様、ドレイン容量からの急激な負電荷の放出により急激な波形の立ち下がりを生じさせているので、Wを約20〜30μmとし、PchトランジスタP51等のWの約5倍以上に設定する必要がある。
なお、GND電流制限トランジスタN63,N66については、上述したGND電流制限トランジスタN61,N64のような構成でないため、Wを小さくして回路サイズを小さくすることも可能ではある。しかし、GND電流制限トランジスタN63,N66も、GND電流制限トランジスタN61,N64と同じNchトランジスタ電流制限レベルで駆動されるため、同じWとすることが望ましい。なお、電源電流制限トランジスタN61、N64のWを上記では5倍以上としているが、必要なドレイン容量を確保できれば良く少なくとも2倍以上であれば良い。
以上のように、本実施の形態に係る電流制限オシレータは、第1ブロック(遅延段の1段目から3段目)及び第2ブロック(遅延段の4段目から6段目)の電源電流制限トランジスタを設けたインバータのうち、少なくとも最初のインバータ(1段目と4段目)は、電源電流制限トランジスタP61,P64(又はGND電流制限トランジスタN61,N64)のトランジスタサイズ(W)が、PchトランジスタP51,NchトランジスタN51のトランジスタサイズ(W)の2倍以上であるので、インバータの論理閾値がプロセスの仕上がりや温度変化により変動しても遅延時間のバラツキを小さくすることができる効果がある。
(実施の形態9)
比較的高い外部電源(例えば、約2V〜約5V)から降圧回路を用いて、比較的低い内部電源(例えば、約1.0V〜約1.2V)を作り、この内部電源で生成した電圧を内部回路に供給する構成が考えられる。本実施の形態では、この内部電源で生成した電圧(約1.0V〜約1.2V)で駆動するトランジスタ、又は当該トランジスタに近い特性を持つトランジスタを用いて、定電流発生回路、電流制限型オシレータ及びVPP又はVBBの電圧発生回路等を含むチャージポンプ回路を構成する。
図23に、本実施の形態に係るチャージポンプ回路のブロック図を示す。図23に示すチャージポンプ回路は、定電流発生回路1、電流制限型オシレータ2、VPP又はVBBの電圧発生回路3及び降圧回路10で構成されている。降圧回路10は、降圧回路イネーブル信号、参照電位及び電流制限レベルに基づき、外部電源(以下、外部VCCともいう)からの出力電圧(例えば、約2V〜約5V)を内部電源(以下、内部VCCともいう)の出力電圧(例えば、約1.0V〜約1.2V)を生成する。降圧回路10で生成した内部VCCの出力電圧は、定電流発生回路1、電流制限型オシレータ2及びVPP又はVBBの電圧発生回路3の電源電圧として供給される。
内部VCCの出力電圧が供給される定電流発生回路1は、図2に示したような回路構成であるが、構成するトランジスタP1,N1等は内部VCCの出力電圧で駆動するトランジスタ、又は当該トランジスタに近い特性を持つトランジスタとなっている。
同様に、電圧発生回路3は、図3に示したような回路構成であるが、構成するトランジスタP11,N11等は内部VCCの出力電圧で駆動するトランジスタ、又は当該トランジスタに近い特性を持つトランジスタとなっている。また、電流制限型オシレータ2も、図7等に示したような回路構成であるが、構成するトランジスタP41,N41等は内部VCCの出力電圧で駆動するトランジスタ、又は当該トランジスタに近い特性を持つトランジスタとなっている。
一方、降圧回路10の回路図を図24に示す。図24に示す降圧回路10では、降圧回路イネーブルの信号がゲートに入力されソースが外部VCCに接続されたPchトランジスタP101と、ドレインがPchトランジスタP101のゲートと接続されたPchトランジスタP102と、PchトランジスタP102とゲート同士が接続されたPchトランジスタP103と、PchトランジスタP102のドレインがゲートに接続されたPchトランジスタP104とを備えている。さらに、図24に示す降圧回路10では、参照電位がゲートに入力されるNchトランジスタN101と、NchトランジスタN101とドレイン同士が接続されているNchトランジスタN102と、降圧回路イネーブルの信号がゲートに入力されるNchトランジスタN103と、電流制限レベルがゲートに入力されるNchトランジスタN104と、PchトランジスタP104のドレインとGNDとの間に直列に接続されたNchトランジスタN105〜N107とを備えている。
また、図24に示す降圧回路10では、PchトランジスタP104のドレインから内部VCCの出力電圧が供給されている。PchトランジスタP104のドレインは、抵抗R1及び容量素子C1を介してNchトランジスタN102のゲートとも接続されている。図24に示す降圧回路10では、PchトランジスタP101〜P104及びNchトランジスタN101〜N107は、外部VCCの出力電圧で駆動するトランジスタで構成されており、ゲート絶縁膜が厚膜となっている。図24では、外部VCCの出力電圧で駆動するトランジスタであることを示すために、ゲート電極を太線で記載している。また、図24では、容量素子C1も外部VCCの出力電圧で駆動可能な耐圧を有しており、一方の電極を太線で示している。
以上のように、本実施の形態に係るチャージポンプ回路では、降圧回路10を設けているので、外部VCCの出力電圧より低い電位で駆動する定電流発生回路1等で構成されていても、適切な内部VCCの出力電圧を生成して駆動させることができ、全体の回路を1電源で構成することができる。
次に、本実施の形態に係るチャージポンプ回路の変形例として図25を示す。図25に示すチャージポンプ回路では、降圧回路10で生成された内部VCCの出力電圧が定電流発生回路1及び電流制限型オシレータ2に供給されるが、VPP又はVBBの電圧発生回路3には供給されていない。また、図25に示す電圧発生回路3には、降圧回路10に供給されている外部VCCの出力電圧が供給されている。
そのため、図25に示すチャージポンプ回路では、内部VCCの出力電圧で駆動されている電流制限型オシレータ2と、外部VCCの出力電圧で駆動されている電圧発生回路3とを直接繋ぐことができない。つまり、電流制限型オシレータ2のオシレータ出力1を外部VCCの出力電圧で駆動される場合の出力であるオシレータ出力2のレベルに変換する必要がある。図25に示すチャージポンプ回路では、レベルシフタ11を設けてオシレータ出力1をオシレータ出力2に変換している。
図26に、レベルシフタ11の回路図を示す。図26に示すレベルシフタ11では、オシレータ出力1がゲートに入力されるPchトランジスタP111及びNchトランジスタN111を備えており、このPchトランジスタP111及びNchトランジスタN111は内部VCCの出力電圧で駆動されている。一方、図26に示すレベルシフタ11では、PchトランジスタP111のドレインと接続されているPchトランジスタP112及びそれ以降のPchトランジスタP113〜P116、並びにNchトランジスタN111のドレインと接続されているNchトランジスタN112及びそれ以降のNchトランジスタN113,N114は、外部VCCの出力電圧で駆動されている。なお、オシレータ出力2は、PchトランジスタP116のドレインから出力される。
以上のように、本変形例に係るチャージポンプ回路では、定電流発生回路1及び電流制限型オシレータ2が内部VCCの出力電圧で駆動され、電圧発生回路3が外部VCCの出力電圧で駆動されるので2電源で駆動するチャージポンプ回路を構成することができる。
また、本実施の形態に係るチャージポンプ回路では、内部VCCの出力電圧が約1.0V〜約1.2Vと低い場合でも、プロセスの仕上がりや温度条件の変化に対し周波数が一定で、安定した動作を実現でき、且つ、電流制限型オシレータ2を少ない遅延段数、少ないレイアウト面積で構成することができる。
また、本実施の形態に係るチャージポンプ回路では、全部又は定電流発生回路1、電流制限型オシレータ2及びレベルシフタ11等の一部に内部VCCの出力電圧を供給し、内部VCCの出力電圧に対応するトランジスタ、又はそれに近い特性を持つトランジスタで構成することで、内部VCCの出力電圧の変化やトランジスタ等のプロセス上のバラツキ又は温度に対するのバラツキに対して特性を合わせることができる。
本発明は、DRAM等の半導体記憶装置に適用でき、また、オシレータやチャージポンプ回路が用いられる半導体装置にも適用できる。また、DRAMのメモリセルを構成するトランジスタがPchトランジスタであって、Pchトランジスタのゲートに接続されるリード線をマイナス電位とする場合に、そのマイナス電位の発生に本発明のチャージポンプ回路を適用しても良い。また、低電源電圧として、1.0〜1.2V程度に用いることができる。
本発明の実施の形態1に係るチャージポンプ回路のブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る定電流発生回路の回路図である。 本発明の実施の形態1に係るVPP電圧発生回路の回路図である。 本発明の前提となる電流制限型オシレータの回路図である。 本発明の前提となる電流制限型オシレータの回路図である。 本発明の前提となる電流制限型オシレータの回路図である。 本発明の実施の形態1に係る電流制限型オシレータの回路図である。 本発明の実施の形態1に係る電流制限型オシレータの波形図である。 本発明の実施の形態2に係る電流制限型オシレータの回路図である。 本発明の実施の形態3に係る電流制限型オシレータの回路図である。 本発明の実施の形態4に係る電流制限型オシレータの回路図である。 本発明の実施の形態5に係る電流制限型オシレータの回路図である。 本発明の実施の形態6に係る電流制限型オシレータの回路図である。 本発明の実施の形態7に係るチャージポンプ回路の回路図である。 本発明の実施の形態7に係るレベル変換回路の回路図である。 本発明の実施の形態8に係る電流制限型オシレータを説明するための従来の電流制限型オシレータの回路図である。 本発明の実施の形態8に係る電流制限型オシレータを説明するための従来の電流制限型オシレータの波形図である。 本発明の実施の形態8に係る電流制限型オシレータを説明するための波形図である。 本発明の実施の形態8に係る電流制限型オシレータの遅延時間のバラツキを説明するための波形図である。 本発明の実施の形態8に係る電流制限型オシレータの遅延時間のバラツキを説明するための波形図である。 本発明の実施の形態8に係る電流制限型オシレータの遅延時間のバラツキを説明するための波形図である。 本発明の実施の形態8に係る電流制限型オシレータの遅延時間のバラツキを説明するための波形図である。 本発明の実施の形態9に係るチャージポンプ回路のブロック図である。 本発明の実施の形態9に係る降圧回路の回路図である。 本発明の実施の形態9の変形例に係るチャージポンプ回路のブロック図である。 本発明の実施の形態9に係るレベルシフタの回路図である。
符号の説明
1 定電流発生回路、2 電流制限型オシレータ、3 電圧発生回路、4 レベル変換回路、10 降圧回路、11 レベルシフタ。

Claims (8)

  1. それぞれ高電位電源と低電位電源との間に接続される複数のインバータが直列接続され、電流制限レベル指示信号に基づいて出力パルスを遅延させる遅延部を備える電流制限型のオシレータであって、
    前記インバータと前記高電位電源間の第1電流を制限する第1トランジスタと、
    前記インバータと前記低電位電源間の第2電流を制限する第2トランジスタと、
    記第1トランジスタとは接続するが前記第2トランジスタとは接続しないインバータからなる第1型インバータ部と、
    前記第1トランジスタとは接続しないが前記第2トランジスタとは接続するインバータからなる第2型インバータ部とを備え、
    前記オシレータは、第1の前記第1型インバータ部、第1の前記第2型インバータ部、第2の前記第1型インバータ部、第3の前記第1型インバータ部、第2の前記第2型インバータ部、第4の前記第1型インバータ部の順に接続され、
    前記第3の第1型インバータ部の前記第1トランジスタは前記各インバータ部を構成するインバータのトランジスタよりもトランジスタサイズが大きい、オシレータ。
  2. 請求項1に記載のオシレータであって、
    前記第3の第1型インバータ部の前記第1トランジスタのトランジスタサイズは、前記各インバータ部を構成するインバータのトランジスタのトランジスタサイズの2倍以上であるオシレータ。
  3. それぞれ高電位電源と低電位電源との間に接続される複数のインバータが直列接続され、電流制限レベル指示信号に基づいて出力パルスを遅延させる遅延部を備える電流制限型のオシレータであって、
    前記インバータと前記高電位電源間の第1電流を制限する第1トランジスタと、
    前記インバータと前記低電位電源間の第2電流を制限する第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタとは接続するが前記第2トランジスタとは接続しないインバータからなる第1型インバータ部と、
    前記第1トランジスタとは接続しないが前記第2トランジスタとは接続するインバータからなる第2型インバータ部とを備え、
    前記オシレータは、第1の前記第2型インバータ部、第1の前記第1型インバータ部、第2の前記第2型インバータ部、第3の前記第2型インバータ部、第2の前記第1型インバータ部、第4の前記第2型インバータ部の順に接続され、
    前記第3の第2型インバータ部の前記第2トランジスタは前記各インバータ部を構成するインバータのトランジスタよりもトランジスタサイズが大きい、オシレータ。
  4. 請求項3に記載のオシレータであって、
    前記第3の第2型インバータ部の前記第2トランジスタのトランジスタサイズは、前記各インバータ部を構成するインバータのトランジスタのトランジスタサイズの2倍以上であるオシレータ。
  5. 前記電流制限レベル指示信号を出力する定電流発生回路と、
    前記電流制限レベル指示信号に基づき動作する請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のオシレータと、
    前記オシレータの出力に基づいて出力電位を発生する電圧発生回路とを備えるチャージポンプ回路。
  6. 請求項5に記載のチャージポンプ回路であって、
    前記定電流発生回路が出力する前記電流制限レベル指示信号を所定のレベルに変換し、当該変換後の前記電流制限レベル指示信号を前記オシレータに供給するレベル変換部をさらに備えることを特徴とするチャージポンプ回路。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のチャージポンプ回路であって、
    外部電源の出力電力に対して所定の降圧を行い内部電源の出力電圧を生成する降圧回路をさらに備え
    前記降圧回路は、少なくとも前記定電流発生回路及び前記オシレータに、前記内部電源の出力電位を供給することを特徴とするチャージポンプ回路。
  8. 請求項7に記載のチャージポンプ回路であって、
    前記内部電源の出力電位が供給される前記オシレータの出力を、前記外部電源の出力電位が供給される前記電圧発生回路に入力できるように、前記オシレータの出力レベルを変換するレベルシフタをさらに設けることを特徴とするチャージポンプ回路。
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