JP2009188331A - コイル巻線方法及びコイル巻線体 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルボビンに巻回されたコイル(線材)のアイソレーション性をより一層向上させることにある。
【解決手段】線材106の巻き始め部分がコイルボビン101の下部側フランジ部104の平板部124の下面124bに沿って引き出され、コイルボビン101の円筒部28に沿って複数段に積層された後、前記コイル積層体108の巻き終わり部分が前記下部側フランジ部104の平板部124の上面104aに沿って前記巻き始め部分と交差状に引き出され、前記巻き始め部分と巻き終わり部分との間に樹脂製材料で形成された前記下部側フランジ部104の平板部124を介在させて非接触状態とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、電磁弁や電磁アクチュエータ等の電磁装置に組み込まれるコイル(ソレノイド)の巻線方法、及び前記巻線方法によって形成されたコイル巻線体に関する。
従来から、例えば、ソレノイドを構成するコイル巻線体を励磁し電磁力を発生させることにより、可動コアを固定コア側に吸引して弁体を作動させる電磁弁等の電磁装置が知られている。この電磁装置では、電気的絶縁性(アイソレーション性)を確保するために、例えば、モールド成形等によって前記コイル巻線体の外表面を樹脂製材料によって被覆することが行われていた。
そこで、本出願人は、特許文献1に示されるように、円筒状のボビンレスコイルの内周面を除いた外周面及び軸方向の両端面に合成樹脂のコイルカバー(コイル被覆体)を一体的にモールドすることにより、ボビンレス組立体を製造するボビンレスコイル組立体の製造方法を提案している。
このボビンレスコイル組立体の製造方法では、ボビンレスコイルの用意工程において、円形断面からなる導線を円筒状に巻回してボビンレスコイルを形成しているが、前記導線の具体的な巻き方については、従来通りの巻線方法を行っていた。
特開2007−67090号公報
本発明は、前記提案に関連してなされたものであり、コイルボビンに巻回されたコイル(線材)のアイソレーション性をより一層向上させると共に、前記アイソレーション性を確実に確保することが可能なコイル巻線方法及びコイル巻線体を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、コイルボビンの巻線部に対し線材を巻回してコイル積層体を形成するためのコイル巻線方法である。
本発明によれば、先ず、線材の巻き始め部分がコイルボビンのフランジ部に設けられた一対の巻き留め部中の一方の巻き留め部に巻き留められた後、前記フランジ部の一面(例えば、下面)に沿って引き出される。続いて、前記線材を前記フランジ部の一面から前記一面とは反対側の他面(例えば、上面)に露呈させて前記フランジ部の外周部から内周部に引き出した後、前記コイルボビンの巻線部の周面に沿って前記線材を巻回してコイル積層体を形成する。さらに、前記線材をフランジ部の他面に沿って内周部から外周部に引き出した後、前記線材の巻き終わり部分を前記フランジ部に設けられた他方の巻き留め部に巻き留めする。この場合、前記一方の巻き留め部に巻き留められた前記線材の巻き始め部分と前記他方の巻き留め部に巻き留められた前記線材の巻き終わり部分とは、前記フランジ部の一面と前記一面と反対側の他面とにおいて交差状又は非交差状に配置され前記フランジ部が介在することにより非接触状態に設けられる。
すなわち、本発明では、コイル積層体の巻き始め部がフランジ部の一面(例えば、下面)に沿って引き出される共に、前記コイル積層体の巻き終わり部分がフランジ部の他面(例えば、上面)に沿って引き出され、しかも、一方の巻き留め部に巻き留められた前記線材の巻き始め部分と他方の巻き留め部に巻き留められた前記線材の巻き終わり部分とが、前記フランジ部の一面と他面に沿って配置される。この結果、本発明では、前記巻き始め部分と巻き終わり部分との間に、例えば、樹脂製材料等の電気的絶縁性を有する材料で形成されたコイルボビンのフランジ部を介在させ、前記フランジ部の一面と他面とにおいて交差状又は非交差状に配置して非接触状態とすることにより、アイソレーション性をより一層向上させると共に、前記アイソレーション性を確実に保持することができる。
このように本発明では、コイルボビンの巻線部に整列されたコイル積層体のアイソレーション性を好適に保持することができると共に、外部に露呈する前記コイル積層体の巻き始め部分及び巻き終わり部分のアイソレーション性を確実に確保することができる。
さらに、コイル巻線体に係る本発明は、コイルが巻回される筒状の巻線部と、前記巻線部の軸方向に沿った両端部にそれぞれ設けられるフランジ部とを有するコイルボビンと、前記コイルボビンの巻線部に巻回されて複数段に積層されたコイルを有するコイル積層体と、前記フランジ部に設けられ、前記コイルの巻き始め部分及び巻き終わり部分をそれぞれ巻き留める一対の巻き留め部とを備え、前記一対の巻き留め部の一方の巻き留め部に巻き留められた前記コイルの巻き始め部分と他方の巻き留め部に巻き留められた前記コイルの巻き終わり部分とは、前記フランジ部の一面と前記一面と反対側の他面とに沿ってそれぞれ設けられることを特徴とする。
この場合、前記一方の巻き留め部に巻き留められた前記コイルの巻き始め部分と前記他方の巻き留め部に巻き留められた前記コイルの巻き終わり部分とは、前記フランジ部の一面と前記一面と反対側の他面とに沿ってそれぞれ交差状又は非交差状に設けられるとよい。
コイル巻線体に係る本発明によれば、例えば、樹脂製材料等の電気的絶縁性を有する材料で形成されたコイルボビンにフランジ部を設け、コイル積層体の巻き始め部分と巻き終わり部分とが、前記フランジ部の一面と前記フランジ部の他面とに沿ってそれぞれ設けられることにより、前記巻き始め部分と巻き終わり部分とが非接触状態となり、アイソレーション性をより一層向上させると共に、前記アイソレーション性を確実に保持することができる。
線材を巻回して簡便にコイル積層体を形成することができると共に、巻回されたコイルのアイソレーション性をより一層向上させると共に、前記アイソレーション性を確実に確保することが可能なコイル巻線方法及びコイル巻線体を得ることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るコイル巻線方法によって製造されたコイル巻線体の拡大斜視図、図2は、前記コイル巻線体を構成するコイルボビンの底面図、図3は、前記コイルボビンを構成する下部側フランジ部の一部省略拡大斜視図、図4は、前記下部側フランジ部の一部切り欠き側面図、図5は、前記コイルボビンに対して線材を巻回するコイル巻線装置の概略構成図である。
先ず、本実施形態に係るコイル巻線方法が適用されて製造された完成品であるコイル巻線体100について説明する。なお、後記する線材106の巻き取り段階において、軸方向を線材106の列方向、径方向を段方向とする。
このコイル巻線体100は、例えば、樹脂製材料やセラミックス材料等の非導電性材料によって一体的に形成されたコイルボビン101を有する。前記コイルボビン101は、外周面に線材106が巻回されて巻線部として機能する略円筒状の円筒部103と、前記円筒部103の軸方向に沿った両端部に拡径した略円板状に形成された上部側フランジ部102(以下、上部側フランジ部102の上面102a、下面102bとする)及び下部側フランジ部104(以下、下部側フランジ部104の上面104a、下面104bとする)とを有する。
前記円筒部103には、前記上部側フランジ部102と下部側フランジ部104との間に線材(導線)106が巻回されて複数段に積層されたコイルからなるコイル積層体108が設けられる。
前記コイルボビン101の下部側フランジ部104には、半径外方向に向かって突出する一対の巻き留め部(一方の巻き留め部及び他方の巻き留め部)が設けられる。この一対の巻き留め部は、線材106の巻き始め部分(又は巻き終わり部分)が巻き留められる横断面略L字状の第1巻き留め部110aと、線材106の巻き終わり部分(又は巻き始め部分)が巻き留められる横断面略L字状の第2巻き留め部110bとから構成される。
なお、前記第1巻き留め部110a及び第2巻き留め部110bには、それぞれ、次工程において、図示しない一対のターミナル端子が加締め止めされて、前記線材106の巻き始め部分及び巻き終わり部分と電気的に接続される。
また、前記第1及び第2巻き留め部110a、110bに近接する下部側フランジ部104には、半径外方向に向かって所定長だけ突出する矩形状の平板部124(平板部124の上面124a、下面124bとする)が一体に形成される。この場合、前記平板部124の下面124b(図2参照)は、フランジ部の一面として機能するものであり、前記平板部124の上面124aは、フランジ部の他面として機能するものである。
前記下部側フランジ部104の平板部124の下面124bには、図2に示されるように、第1巻き留め部110aに巻き留められた線材106の巻き始め部分を、前記第1巻き留め部110aから下部側フランジ部104の外周部に向かって案内する曲折したガイド溝126が形成される。
さらに、図3に示されるように、前記下部側フランジ部104の上面104aには、接線方向に延在する断面凹形状の溝からなり、前記線材106の巻き始め部分を下部側フランジ部104の外周部から内周部に向かって案内するガイドスロープ130が形成される。このガイドスロープ130は、図4に示されるように、内周部側が浅く外周部側に向かって徐々に深くなる所定角度傾斜した傾斜面(溝底)からなるように形成される。
また、コイルボビン101の上部側フランジ部102及び下部側フランジ部104の外周面には、例えば、次工程においてコイル巻線体100を溶融樹脂によって被覆するモールド成形を遂行する際、図示しない金型装置の溶融樹脂供給ポートから吐出された溶融樹脂が当接して前記溶融樹脂を半径内方向に向かって流動させる突起部132(図1参照)が設けられる。
下部側フランジ部104と対向する上部側フランジ部102の下面102bには、縦断面円弧状の複数の溝が連接して形成された図示しない案内溝が形成され、この案内溝は、線材106が複数段に積層されて折り返すときに前記線材106を案内して整列させる機能を発揮する。
次に、図5に基づいて、本実施形態に係るコイル巻線方法を実施するコイル巻線装置10について概略説明する。
このコイル巻線装置10は、線材106が未だ巻回されていないコイルボビン101が装着され、モータMの回転駆動作用下に矢印X1又はX2方向に沿って回転自在に支持された治具12を有する。
前記治具12は、略円筒状を呈する治具本体部20と、装着されたコイルボビン101を支持する台座22と、前記治具本体部20の軸線と直交する方向に突出し線材106の巻き始めの一端部を係止する一対の係止部24とを備える。
さらに、コイル巻線装置10は、前記コイルボビン101の円筒部103の周面に対して線材106を送給するノズル30と、前記ノズル30を相互に直交するXYZの3軸方向に変位させる3軸アクチュエータ32と、前記ノズル30から送給される線材106に対して適度の張力を付与するテンショナ34とを有する。
本実施形態に係るコイル巻線方法を実施するコイル巻線装置10は、基本的に以上のように構成されるものであり、前記コイル巻線方法について以下、図6に基づいて詳細に説明する。
先ず、モータMが滅勢状態にあって治具12が静止した状態において、3軸アクチュエータ32の駆動作用下にノズル30を変位させ、前記ノズル30から送給された線材106の巻き始めの一端部を治具本体部20の係止部24に係止した後、図6(a)に示されるように、コイルボビン101の下部側フランジ部104の向かって左側に設けられた第1巻き留め部110aの外周面を下側から時計周り方向に1巻きする(矢印a1、a2参照)。なお、ノズル30から送給される線材106には、テンショナ34によって適度の張力が付与されているため、巻回された線材106がほつれることを好適に防止することができる。
続いて、3軸アクチュエータ32の駆動作用下にノズル30を横方向に沿って変位させ、下部側フランジ部104の向かって右側の第2巻き留め部110bの下面に形成されたガイド溝126に沿って線材106を挿通させた後(図6(a)の部分斜視図参照)、矢印a3に示されるように、下部側フランジ部104の上面104aに形成されたガイドスロープ130に沿って線材106が案内されるように前記下部側フランジ部104の外周部から内周部に向かって線材106を導出する。
線材106が前記ガイドスロープ130の傾斜面に沿って案内されてコイルボビン101の円筒部103の周面の最下部に到達したとき、モータMを付勢して治具12を矢印X1方向に沿って一体的に回転させる。
さらに、ノズル30が上方に向かって変位し線材106が、矢印a4に示されるように、コイルボビン101の円筒部103の周面の列方向(軸方向)に沿って複数巻回されると共に(図6(b)参照)、前記ノズル30が軸方向に沿って往復動作することにより、線材106が円筒部103の周面の径方向に沿って順次積層される(図6(c)参照)。
治具12が一体的に回転すると共にノズル30が下部側フランジ部104と上部側フランジ部102との間を複数回往復しながら線材106が送給されて複数段からなるコイル積層体108が形成された後、前記治具12の回転を停止した状態において、図6(c)の矢印a5〜a7に示されるように、線材106の巻き終わり部分を下部側フランジ部104の上面104aの内周部から外周部に向かって導出し、さらに、向かって右側の第2巻き留め部110bの外周面を上側から時計周り方向に1巻きした後、図示しないカッタ手段によって線材106の巻き終わり部分を切断する。
このようにして、所定距離だけ離間する上部側フランジ部102と下部側フランジ部104との間に、線材106が整巻されて軸方向において整列したコイル積層体108を得ることができる。しかも、外部に露呈する前記コイル積層体108の巻き始め部分と巻き終わり部分とが、近接する第1巻き留め部110a及び第2巻き留め部110bにそれぞれ巻き留められ、且つ下部側フランジ部104の平板部124の上下面124a、124bにそれぞれ分離して交差状(クロス)に配置されることにより(図7(a)、(b)参照)、前記巻き始め部分及び巻き終わり部分を含むコイル積層体108のアイソレーション性を確保することができる。
このようにして、コイルボビン101にコイル積層体108が設けられたコイル巻線体100が構成された後、前記コイル巻線体100が図示しない把持機構を介して取り出されて、次工程に搬送される。
本実施形態では、所定間隔離間して配置された上部側フランジ部102及び下部側フランジ部104間の円筒部103の周面に線材106を巻回して簡便にコイル巻線体100を形成することができる。
また、本実施形態では、上部側フランジ部102及び下部側フランジ部104間に整列されたコイル積層体108のアイソレーション性を好適に保持することができることは勿論のこと、外部に露呈する前記コイル積層体108の巻き始め部分及び巻き終わり部分が、左右方向に離間する第1巻き留め部110a及び第2巻き留め部110bにそれぞれ巻き留められ、且つ平板部124の上面124a及び下面124bに分離してそれぞれ交差状に引き出されることにより、前記コイル積層体108のアイソレーション性をより一層向上させることができると共に、前記アイソレーション性を確実に確保することができる。
換言すると、本実施形態では、コイル積層体108の巻き始め部分がガイド溝126を介して樹脂製の下部側フランジ部104の平板部124の下面124bに沿って引き出される共に、前記コイル積層体108の巻き終わり部分が下部側フランジ部104の平板部124の上面124aに沿って前記巻き始め部分と交差するように引き出され、しかも、前記巻き始め部分と巻き終わり部分との間に樹脂製材料で形成された下部側フランジ部104の平板部124を介在させて非接触状態とすることにより、前記コイル積層体108のアイソレーション性をより一層向上させることができると共に、前記アイソレーション性を確実に保持することができる。
なお、前記の実施形態に係るコイル巻線方法では、第1巻き留め部110aが一方の巻き留め部として機能し、第2巻き留め部110bが他方の巻き留め部として機能しているが、これは相対的なものであって、例えば、図7(c)に示されるように、第2巻き留め部110bを一方の巻き留め部として線材106の巻き始め部分を巻き留めしてガイドスロープ130aに沿って延出し、第1巻き留め部110aを他方の巻き留め部として線材106の巻き終わり部分を巻き留めるようにしてもよい。前記図7(c)に示されるコイル巻線方法では、モータMによる治具12の回転方向が前記とは逆転して矢印X2方向に回転駆動される。
図8(a)〜(c)は、図7(c)のコイル巻線方法を具体的に示したものであり、矢印c1〜c9に沿って巻回することにより、図1と同様なコイル巻線体100が製造される。なお、図8(a)において、下部側フランジ部104の上面104aに形成された一方のガイドスロープ130aは、線材106の巻き始め部分を下部側フランジ部104の外周部から内周部に向かって案内するものであり、他方のガイドスロープ130bは、線材106の巻き終わり部分を下部側フランジ部104の内周部から外周部に向かって案内するものである。
また、図7(d)に示されるように、線材106の巻き始め部分を平板部124の上面124aに形成されたガイドスロープ130bに沿って導出し、線材106の巻き終わり部分を平板部124の上面124aのガイドスロープ130aから下面124bのガイド溝126に向かって導出させるようにしてもよい。
さらに、前記図7(a)〜(d)及び図8に示されるコイル巻線方法では、平板部124の上面124aと下面124bとにおいて線材106の巻き始め部分と巻き終わり部分とが交差するように巻回されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図9(a)、(b)に示されるように、線材106の巻き始め部分と巻き終わり部分とが交差しない非交差状に設けられてもよい。この場合、線材106の巻き始め部分と巻き終わり部分とを平板部124の上下面124a、124bにおいて非交差状に設けることにより、より一層アイソレーション性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るコイル巻線方法によって製造されたコイル巻線体の拡大斜視図である。 前記コイル巻線体を構成するコイルボビンの底面図である。 前記コイルボビンを構成する下部側フランジ部の一部省略拡大斜視図である。 前記下部側フランジ部の一部切り欠き側面図である。 前記コイルボビンに対して線材を巻回するコイル巻線装置の概略構成図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、コイルボビンの円筒部に対して線材を巻回するコイル巻線方法の順序を示す一部省略斜視図である。 (a)は、図6に示すコイル巻線方法の巻き始め部分と巻き終わり部分との関係を示す平面図、(b)は、前記巻き始め部分と巻き終わり部分との上下関係を示す一部切り欠き斜視図、(c)は、巻き始め部分を第2巻き留め部に巻き留めた他のコイル巻線方法を示す平面図、(d)は、さらに他のコイル巻線方法を示す平面図である。 (a)〜(c)は、図7(c)に示すコイル巻線方法の順序を示す一部省略斜視図である。 (a)、(b)は、線材の巻き始め部分と巻き終わり部分とが非交差状に設けられたさらに他のコイル巻線方法を示す平面図である。
符号の説明
100 コイル巻線体
101 コイルボビン
102 上部側フランジ部
103 円筒部
104 下部側フランジ部
106 線材
110a、110b 巻き留め部
124 平板部

Claims (4)

  1. コイルボビンの巻線部に対して送給される線材を巻回してコイル積層体を形成するためのコイル巻線方法であって、
    前記線材の巻き始め部分が前記コイルボビンのフランジ部に設けられた一方の巻き留め部に巻き留められた後、前記フランジ部の一面に沿って引き出される工程と、
    前記線材を前記フランジ部の一面から反対側の他面に露呈させて引き出した後、前記巻線部の周面に沿って前記線材を巻回してコイル積層体を形成する工程と、
    前記線材を前記フランジ部の他面に沿って引き出した後、前記線材の巻き終わり部分を前記コイルボビンのフランジ部に設けられた他方の巻き留め部に巻き留めする工程と、
    を有し、
    前記一方の巻き留め部に巻き留められた前記線材の巻き始め部分と前記他方の巻き留め部に巻き留められた前記線材の巻き終わり部分とは、前記フランジ部の一面と他面とにそれぞれ配置されることを特徴とするコイル巻線方法。
  2. 請求項1記載のコイル巻線方法において、
    前記一方の巻き留め部に巻き留められた前記線材の巻き始め部分と前記他方の巻き留め部に巻き留められた前記線材の巻き終わり部分とは、前記フランジ部の一面と他面とにそれぞれ交差状又は非交差状に配置されることを特徴とするコイル巻線方法。
  3. コイルが巻回される筒状の巻線部と、前記巻線部の軸方向に沿った両端部にそれぞれ設けられるフランジ部とを有するコイルボビンと、
    前記コイルボビンの巻線部に巻回されて複数段に積層されたコイルを有するコイル積層体と、
    前記フランジ部に設けられ、前記コイルの巻き始め部分及び巻き終わり部分をそれぞれ巻き留める一対の巻き留め部と、
    を備え、
    前記一対の巻き留め部の一方の巻き留め部に巻き留められた前記コイルの巻き始め部分と他方の巻き留め部に巻き留められた前記コイルの巻き終わり部分とは、前記フランジ部の一面と前記一面と反対側の他面とに沿ってそれぞれ設けられることを特徴とするコイル巻線体。
  4. 請求項3記載のコイル巻線体において、
    前記一方の巻き留め部に巻き留められた前記コイルの巻き始め部分と前記他方の巻き留め部に巻き留められた前記コイルの巻き終わり部分とは、前記フランジ部の一面と前記一面と反対側の他面とにそれぞれ交差状又は非交差状に設けられることを特徴とするコイル巻線体。
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