JP2009187196A - 電子ペン及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子ペンにより、帳票に記入し、帳票記入情報に基づいて文字列で認識する第1帳票エリア定義情報を参照することにより、電子ペンは、文字列が記入された帳票エリアを特定する。また、帳票記入情報に基づく文字認識により文字列を特定する。電子ペンは、帳票エリア及び文字列を対応付けてメモリに格納し、音声を出力する。誤認識を修正するために、記入帳票及び修正パレットをタップすると、電子ペンは、修正記入情報を取得する。修正記入情報に基づいて一文字ずつ認識する第2帳票エリア定義情報及び修正エリア定義情報を参照することにより、電子ペンは、修正したい文字の帳票エリア及び修正文字を特定する。そして、メモリに格納された記入文字列の修正する帳票エリアとして特定された文字を修正文字で上書し、音声を出力する。
【選択図】図13
Description
まず、専用ペーパー20について説明する。専用ペーパー20は、用紙上にドットパターンが印刷され、さらにその上に罫線や記入枠などの図案や項目、文言、イラスト等が印刷されたものである。ドットパターンは、赤外線を吸収するカーボンを含んだインキにより印刷される。また、図案等は、カーボンを含まない通常のインキにより印刷される。ドットパターンと図案等とは用紙に対して同時に印刷してもよいし、どちらかを先に印刷してもよい。
続いて、ドットパターンについて説明する。図3は、専用ペーパー20に印刷されたドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図3に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトされているかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、専用ペーパー20上の位置座標が決定されるよう構成されている。
次に電子ペン10について説明する。図2に示すように、電子ペン10は、その内部にプロセッサ11、メモリ12、データ通信ユニット13、バッテリー14、LED15、カメラ16、圧力センサ18、スピーカ(音声出力部)19及びクロック22を備える。また、電子ペン10は通常のインクペンと同様の構成要素としてインクカートリッジ(図示せず)などを有する。
次に、専用アプリケーション50について図12を参照して説明する。図12は、専用アプリケーション50のモジュール構成を示す。専用アプリケーション50は、電子ペン10が専用ペーパー20に記入した内容に対応するデジタルデータである記入情報に基づいて所定の処理を実行するものであって、ダウンロード等により予め電子ペン10にインストールされている。つまり、専用アプリケーション50は、電子ペン10が記入帳票に記入した内容に対応するデジタルデータである帳票記入情報と、電子ペン10が記入帳票と修正パレットにタップした内容に対応するデジタルデータである修正記入情報と、に基づいて所定の処理を実行するものである。
次に、本実施形態の情報処理システムにより行われる処理フローについて図13乃至図16を参照して説明する。図13は、本実施形態における記入帳票上の電子ペン10の使用形態を示す図である。図14は、本実施形態における修正パレット上の電子ペン10の使用形態を示す図である。図15は、電子ペン10における文字列認識処理のフローチャートである。図16は、文字列認識処理において電子ペン10により実行される修正処理のフローチャートである。
この情報処理システムによれば、電子ペン10で記入帳票の帳票エリアに記入を行うと、帳票記入情報に基づく文字認識を実行することにより記入文字列を認識し、音声出力部42から当該記入文字列を表す音声を出力させる。よって、利用者は、容易に自身が記入帳票の帳票エリアに記入した文字列が正しく認識されたか否かを確認することができる。また、利用者は、電子ペン10で修正パレットの修正エリアをタップすることで、誤認識された記入文字を迅速に修正することができ、記入帳票に訂正のための二重線や正しい文字列を記入する必要がなく、高い精度で文字列の誤認識を修正することが可能となる。さらに、同じ領域に二層の帳票エリアが定義されていることで、誤認識された文字だけを個別に修正することができ、修正時間の短縮を図ることができる。
Claims (5)
- 電子ペンにより認識可能なコード化パターンが印刷された電子ペン用記入媒体及び電子ペン用修正媒体に記入された情報を処理する電子ペンであって、
音声を出力する音声出力部と、
前記電子ペン用記入媒体を構成し、複数文字を文字列として認識する第1帳票エリアと、前記コード化パターン上における前記第1帳票エリアの位置座標を示す座標データとを対応付けた第1帳票エリア定義情報を記憶する第1帳票エリア定義情報記憶手段と、
前記電子ペン用記入媒体を構成し、文字列を一文字ずつ認識する第2帳票エリアと、前記コード化パターン上における前記第2帳票エリアの位置座標を示す座標データとを対応付けた第2帳票エリア定義情報を記憶する第2帳票エリア定義情報記憶手段と、
前記電子ペン用修正媒体を構成する修正エリアと、前記コード化パターン上における前記修正エリアの位置座標を示す座標データと、前記修正エリア上に記載された文字とを対応付けた修正エリア定義情報を記憶する修正エリア定義情報記憶手段と、
前記電子ペン用記入媒体への記入内容に対応する帳票記入情報を取得する帳票記入情報取得手段と、
前記帳票記入情報に含まれる座標データに基づいて前記第1帳票エリア定義情報を参照することで、前記第1帳票エリアを特定する第1帳票エリア特定手段と、
前記帳票記入情報に基づく文字認識により、前記第1帳票エリア特定手段が特定した第1帳票エリアに記入された記入文字列を認識する記入文字列認識手段と、
前記音声出力部から、前記記入文字列に対応する音声を出力する第1音声出力手段と、
前記第1帳票エリア特定手段が特定した第1帳票エリアと、前記記入文字列とを対応付けて格納する認識結果格納手段と、
前記記入文字列認識手段が前記記入文字列を認識した後に、前記電子ペン用記入媒体及び前記電子ペン用修正媒体への記入内容に対応する修正記入情報を取得する修正記入情報取得手段と、
前記修正記入情報に含まれる座標データに基づいて前記第2帳票エリア定義情報を参照することで、前記第2帳票エリアを特定する第2帳票エリア特定手段と、
前記修正記入情報に含まれる座標データに基づいて前記修正エリア定義情報を参照することで、前記修正エリアを特定する修正エリア特定手段と、
前記修正エリア定義情報を参照することで、前記修正エリア特定手段が特定した修正エリア上に記載された文字を特定する修正文字特定手段と、
前記認識結果格納手段から、前記第2帳票エリア特定手段が特定した第2帳票エリアに対応する記入文字を削除する削除手段と、
前記認識結果格納手段に、前記第2帳票エリア特定手段が特定した第2帳票エリアと、前記修正文字とを対応付けて格納する認識結果上書手段と、
前記音声出力部から、前記修正文字を上書きした文字列に対応する音声を出力する第2音声出力手段と、を備えることを特徴とする電子ペン。 - 前記修正記入情報に基づいて、データ開始点及びデータ終了点を特定する開始終了点特定手段をさらに備え、
前記第2帳票エリア特定手段は、前記データ開始点及び前記データ終了点の座標データに基づいて前記第2帳票エリア定義情報を参照することで、当該データ開始点及び当該データ終了点の双方が含まれる第2帳票エリアを特定するものであって、
前記修正エリア特定手段は、前記データ開始点及び前記データ終了点の座標データに基づいて前記修正エリア定義情報を参照することで、当該データ開始点及び当該データ終了点の双方が含まれる修正エリアを特定することを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。 - 前記電子ペン用修正媒体は、所定の文字が記載された修正エリアの他に、修正処理の開始に対応する開始エリアと修正処理の終了に対応する終了エリアを有しており、
前記電子ペンは、
前記修正記入情報に含まれる座標データに基づいて前記修正エリア定義情報を参照することで、前記開始エリアと前記終了エリアに前記電子ペンによる記入がなされたか否かを判定する判定手段をさらに備え、
前記判定手段が前記開始エリアに前記電子ペンによる記入がなされたと判定した場合に、前記修正記入情報取得手段、前記第2帳票エリア特定手段、前記修正エリア特定手段、前記修正文字特定手段が動作し、前記判定手段が前記終了エリアに前記電子ペンによる記入がなされたと判定した場合に、前記削除手段及び前記認識結果上書手段が動作することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子ペン。 - 前記記入文字列認識手段は、前記帳票記入情報に基づく文字認識により認識した1つ以上の文字を、当該帳票記入情報に含まれる時間情報に基づいて時系列につなぐことで記入文字列を認識することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子ペン。
- 電子ペンにより認識可能なコード化パターンが印刷された電子ペン用記入媒体及び電子ペン用修正媒体に記入された情報を処理するコンピュータと、音声を出力する音声出力部を備える電子ペンにより実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、
前記電子ペン用記入媒体を構成し、複数文字を文字列として認識する第1帳票エリアと、前記コード化パターン上における前記第1帳票エリアの位置座標を示す座標データとを対応付けた第1帳票エリア定義情報を記憶する第1帳票エリア定義情報記憶手段、
前記電子ペン用記入媒体を構成し、文字列を一文字ずつ認識する第2帳票エリアと、前記コード化パターン上における前記第2帳票エリアの位置座標を示す座標データとを対応付けた第2帳票エリア定義情報を記憶する第2帳票エリア定義情報記憶手段、
前記電子ペン用修正媒体を構成する修正エリアと、前記コード化パターン上における前記修正エリアの位置座標を示す座標データと、前記修正エリア上に記載された文字とを対応付けた修正エリア定義情報を記憶する修正エリア定義情報記憶手段、
前記電子ペンから、前記電子ペン用記入媒体への記入内容に対応する帳票記入情報を取得する帳票記入情報取得手段、
前記帳票記入情報に含まれる座標データに基づいて前記第1帳票エリア定義情報を参照することで、前記第1帳票エリアを特定する第1帳票エリア特定手段、
前記帳票記入情報に基づく文字認識により、前記第1帳票エリア特定手段が特定した第1帳票エリアに記入された記入文字列を認識する記入文字列認識手段、
前記音声出力部から、前記記入文字列に対応する音声を出力する第1音声出力手段と、
前記第1帳票エリア特定手段が特定した第1帳票エリアと、前記記入文字列とを対応付けて格納する認識結果格納手段、
前記電子ペンから、前記記入文字列認識手段が前記記入文字列を認識した後に、前記電子ペン用記入媒体及び前記電子ペン用修正媒体への記入内容に対応する修正記入情報を取得する修正記入情報取得手段、
前記修正記入情報に含まれる座標データに基づいて前記第2帳票エリア定義情報を参照することで、前記第2帳票エリアを特定する第2帳票エリア特定手段、
前記修正記入情報に含まれる座標データに基づいて前記修正エリア定義情報を参照することで、前記修正エリアを特定する修正エリア特定手段、
前記修正エリア定義情報を参照することで、前記修正エリア特定手段が特定した修正エリア上に記載された文字を特定する修正文字特定手段、
前記認識結果格納手段から、前記第2帳票エリア特定手段が特定した第2帳票エリアに対応する記入文字を削除する削除手段、
前記認識結果格納手段に、前記第2帳票エリア特定手段が特定した第2帳票エリアと、前記修正文字とを対応付けて格納する認識結果上書手段、
前記音声出力部から、前記修正文字を上書きした文字列に対応する音声を出力する第2音声出力手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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JP2009193366A (ja) * | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子ペン、端末装置及びそれに用いられるプログラム |
JP2009193367A (ja) * | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 端末装置、それに用いられるプログラム及び情報処理システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006277310A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Hitachi Ltd | 手書き情報更新システム、手書き情報更新方法および手書き情報更新装置 |
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