JP2012221377A - 配送伝票作成支援システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子ペンを用いた配送伝票作成支援システムにおいて、ユーザに取って便宜であり、また、様々な利用可能性を広げることができる。
【解決手段】データ通信手段2095は、依頼主となった所定会員の届け先の履歴のリストを配送管理サーバ22から受信する。届け先選択手段2097は、リストのうち、所定会員の操作により指定された届け先を、今回の届け先として選択する。印刷指示手段2096は、選択された今回の届け先を、配送伝票6に印刷する指示を行う。ただし、当該リストの中に所定会員が所望する届け先が含まれていない場合、配送伝票6に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペン1で記入する操作がなされる。文字認識手段2092は、電子ペン1の描画ストロークにより表わされる届け先を示す文字列を、文字情報として認識する。データ通信手段2095は、文字情報を前記配送管理サーバ22に送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザに取って便宜であり、また、様々な利用可能性を広げることが可能な、電子ペンを用いた配送伝票作成支援システム及びプログラムに関する。
従来より、宅配荷物に貼られる宛て名ラベルに対して、当該宅配荷物の配達に必要な情報を印刷して発行する装置が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載の装置は、毎度のラベルの貼り付け作業や宛先の記入作業を省略するために、登録した情報に基づいて、配送に必要な情報を宛名ラベルに印刷して出力する。また、特許文献1に記載の装置において、宛名ラベルの作成に用いる情報の入力は、キーボードやマウス等の入力機器により行われる。
このような宛名ラベルは、複数の伝票により構成されている場合がある。このような場合、配送に必要な情報は、宛名ラベルの一番上の伝票にのみ記載又は印刷されるため、その下方に積層されている別の伝票にも、当該配送に必要な情報が反映されるように、宛名ラベルには、発色カプセル層や顕色剤層が設けられる(特許文献2,3参照)。
ところで、情報の入力に視点を移すと、記入した情報を電子化する電子ペンが開発されており、その代表的なものとしてスウェーデンのAnoto社が開発した「アノトペン(Anoto pen)」が知られている。アノトペンは、所定のドットパターンが印刷された専用紙と共に使用される。アノトペンは、ペン先部に、文字等を書くための通常のインクカートリッジに加えて、専用紙に印刷されたドットパターンを撮像するための小型カメラと、撮像したドットパターンから専用紙における位置座標を演算するプロセッサと、演算された位置座標等を外部機器へ送信するデータ通信ユニットとを搭載している。ユーザが専用紙上にアノトペンで文字等を書いたり、専用紙上に図案化されている画像にチェックマークを記入したりすると、ペンの移動に伴って小型カメラが専用紙に印刷されたドットパターンを撮像し、プロセッサによって演算された連続する位置座標から、ユーザが書き込んだ文字、画像等の記入情報が認識される。そして、この記入情報が、データ通信ユニットによりアノトペンから近くのパーソナルコンピュータや携帯電話等の端末装置に送信される(特許文献4参照)。
このような電子ペンを利用した配達証明システムが、特許文献5に開示されている。
特開2001−272914号公報 特開平1−194939号公報 国際公開第97/015454号 特許第3842283号公報 特許第4133016号公報
このように、電子ペンは、コンピュータ等の機器の操作に不慣れな者であっても、違和感なく直感的に操作ができ、その操作負担の少なさが魅力の入力機器である。このため宛て名ラベルに対する入力機器として電子ペンを採用することは、ユーザに取って便宜であり、また、様々な利用可能性が広がることになるため、その実現が要望されている。しかしながら、その要望に応えるに至っていない状況である。
そこで、本発明は、ユーザに取って便宜であり、また、様々な利用可能性を広げることが可能な、電子ペンを用いた配送伝票作成支援システム及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る配送伝票作成支援システムは、会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを管理する配送管理サーバと、を備える配送伝票作成支援システムにおいて、前記端末は、依頼主となった所定会員の届け先の履歴のリストを前記配送管理サーバから受信する第1データ通信手段と、前記第1データ通信手段に受信された前記リストを、表示手段に表示させる制御を実行する表示制御手段と、前記表示手段に表示された前記リストのうち、前記所定会員の操作により指定された届け先を、今回の届け先として選択する届け先選択手段と、前記届け先選択手段により選択された前記今回の届け先を、配送伝票に印刷する指示を行う印刷指示手段と、前記所定会員が、届け先を指定する前記操作の代わりに、コード化パターンが印刷された配送伝票に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作をした場合、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記新たな届け先を示す文字列を、文字情報として認識する文字情報認識手段と、を備え、前記第1データ通信手段は、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報を前記配送管理サーバに送信し、前記配送管理サーバは、前記所定会員の届け先の履歴の前記リストを前記データベースから読取る読取り手段と、前記読取り手段により読取られた前記リストを前記端末に送信し、前記端末から送信されてきた前記文字情報を受信する第2データ通信手段と、前記第2データ通信手段に受信された前記文字情報により示される前記新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録するように、前記データベースを更新する登録処理手段と、を備える。
この構成によれば、ユーザは、電子ペンで記入する操作を行うだけで、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを利用することができるために、ユーザに取って便宜である。さらに、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作をした場合には、新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録するこのため、利用の度に、データベースが拡充されて、さらに、ユーザに取って便宜である。したがって、配送伝票作成支援システムは、様々な利用可能性を広げることができる。
また、本発明に係る配送伝票作成支援システムは、前記配送伝票には、前記届け先を記入する所定項目を含め、複数の項目がそれぞれ所定位置に設けられており、前記端末は、前記配送伝票の前記複数の項目のうち前記所定項目に対して、前記新な届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされた場合、前記電子ペンから送信された記入情報と、各項目についてコード化パターンにおける座標範囲が定義付けられた座標定義情報とに基づいて、前記文字列が記入された前記所定項目を認識する項目認識手段をさらに備える。
この構成によれば、前記配送伝票の前記複数の項目のうち前記所定項目に対して、前記新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされた場合、前記電子ペンの移動の軌跡及び前記コード化パターンに基づいて、前記文字列が記入された前記所定項目を認識することができる。このため、詳細なデータベースの管理ができると共に、項目に使用される文字列を特定できるために、文字認識の精度を高めることできる。
また、本発明に係る配送伝票作成支援システムは、前記配送伝票には、会員の申し込みに必要な事項を記入する会員申込記入欄が設けられており、前記端末において、前記文字情報認識手段は、非会員の依頼主が前記会員申込記入欄に前記電子ペンで前記事項を記入する操作をした場合、さらに、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記事項を示す文字列を、文字情報として認識し、前記第1データ通信手段は、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報を前記配送管理サーバに送信し、前記配送管理サーバにおいて、前記第2データ通信手段は、前記端末から送信されてきた前記文字情報を受信し、前記登録処理手段は、第2データ通信手段に受信された前記文字情報により示される前記事項に基づいて、非会員であった前記依頼主のリストを新たな会員のリストとして生成して、前記データベースに登録する。
この構成によれば、配送伝票の作成と同様に電子ペンによる会員申し込みの作成をすることができる。このため、配送伝票作成支援システムにおいては、配送伝票に限らず会員の申込みも可能になるために、様々な利用可能性を広げることができる。
また、本発明に係る端末は、会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを管理する配送管理サーバと、を備える配送伝票作成支援システムの前記端末において、依頼主となった所定会員の届け先の履歴のリストを前記配送管理サーバから受信するデータ通信手段と、前記データ通信手段に受信された前記リストを、表示手段に表示させる制御を実行する表示制御手段と、前記表示手段に表示された前記リストのうち、前記所定会員の操作により指定された届け先を、今回の届け先として選択する届け先選択手段と、前記届け先選択手段により選択された前記今回の届け先を、配送伝票に印刷する指示を行う印刷指示手段と、前記所定会員が、届け先を指定する前記操作の代わりに、コード化パターンが印刷された配送伝票に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作をした場合、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記新たな届け先を示す文字列を、文字情報として認識する文字情報認識手段と、を備え、前記配送管理サーバによって、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報により示される前記新たな届け先が、前記所定会員の前記リストに追加登録されて前記データベースが更新されるように、前記データ通信手段は、当該文字情報を前記配送管理サーバに送信する。
この構成によれば、ユーザは、電子ペンで記入する操作を行うだけで、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを利用することができるために、ユーザに取って便宜である。さらに、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作をした場合には、新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録するこのため、利用の度に、データベースが拡充されて、さらに、ユーザに取って便宜である。したがって、端末は、様々な利用可能性を広げることができる。
また、本発明に係る端末は、前記配送伝票には、前記届け先を記入する所定項目を含め、複数の項目がそれぞれ所定位置に設けられており、前記端末は、前記配送伝票の前記複数の項目のうち前記所定項目に対して、前記新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされた場合、前記電子ペンから送信された記入情報と、各項目についてコード化パターンにおける座標範囲が定義付けられた座標定義情報とに基づいて、前記文字列が記入された前記所定項目を認識する項目認識手段をさらに備える。
この構成によれば、前記配送伝票の前記複数の項目のうち前記所定項目に対して、前記新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされた場合、前記電子ペンの移動の軌跡及び前記コード化パターンに基づいて、前記文字列が記入された前記所定項目を認識することができる。このため、詳細なデータベースの管理ができると共に、項目に使用される文字列を特定できるために、文字認識の精度を高めることできる。
また、本発明に係る端末は、前記配送伝票には、会員の申し込みに必要な事項を記入する会員申込記入欄が設けられており、前記文字情報認識手段は、非会員の依頼主が前記会員申込記入欄に前記電子ペンで前記事項を記入する操作をした場合、さらに、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記事項を示す文字列を、文字情報として認識し、前記配送管理サーバにおいて、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報により示される前記事項に基づいて、非会員であった前記依頼主のリストが新たな会員のリストとして生成されて前記データベースに登録されるように、前記データ通信手段は、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報を前記配送管理サーバに送信する。
この構成によれば、配送伝票の作成と同様に電子ペンによる会員申し込みの作成をすることができる。このため、当該端末により、配送伝票に限らず会員の申込みも可能になるために、配送伝票作成支援システムにおける様々な利用可能性を広げることができる。
また、本発明に係るプログラムは、会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを管理する配送管理サーバと、を備える配送伝票作成支援システムにおいて、前記端末を制御するコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記コンピュータを、依頼主となった所定会員の届け先の履歴のリストを前記配送管理サーバから前記端末に受信させる制御をするデータ通信制御手段、前記データ通信制御手段の制御により受信された前記リストを、表示手段に表示させる制御を実行する表示制御手段、前記表示手段に表示された前記リストのうち、前記所定会員の操作により指定された届け先を、今回の届け先として選択する届け先選択手段、前記届け先選択手段により選択された前記今回の届け先を、配送伝票に印刷する指示を行う印刷指示手段、前記所定会員が、届け先を指定する前記操作の代わりに、コード化パターンが印刷された配送伝票に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作をした場合、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記新たな届け先を示す文字列を、文字情報として認識する文字情報認識手段、として機能させ、前記配送管理サーバによって、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報により示される前記新たな届け先が、前記所定会員の前記リストに追加登録されて前記データベースが更新されるように、前記データ通信手段として機能している前記コンピュータに、当該文字情報を前記端末から前記配送管理サーバに送信させる制御を実行させる。
この構成によれば、ユーザは、電子ペンで記入する操作を行うだけで、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを利用することができるために、ユーザに取って便宜である。さらに、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作をした場合には、新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録するこのため、利用の度に、データベースが拡充されて、さらに、ユーザに取って便宜である。したがって、当該プログラムにより、配送伝票作成支援システムにおける様々な利用可能性を広げることができる。
また、本発明に係るプログラムは、前記配送伝票には、前記届け先を記入する所定項目を含め、複数の項目がそれぞれ所定位置に設けられており、前記コンピュータを、前記配送伝票の前記複数の項目のうち前記所定項目に対して、前記新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされた場合、前記電子ペンから送信された記入情報と、各項目についてコード化パターンにおける座標範囲が定義付けられた座標定義情報とに基づいて、前記文字列が記入された前記所定項目を認識する項目認識手段としてさらに機能させる。
この構成によれば、前記配送伝票の前記複数の項目のうち前記所定項目に対して、前記新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされた場合、前記電子ペンの移動の軌跡及び前記コード化パターンに基づいて、前記文字列が記入された前記所定項目を認識することができる。このため、詳細なデータベースの管理ができると共に、項目に使用される文字列を特定できるために、文字認識の精度を高めることできる。
また、本発明に係るプログラムは、前記配送伝票には、会員の申し込みに必要な事項を記入する会員申込記入欄が設けられており、前記文字情報認識手段として機能する前記コンピュータに、非会員の依頼主が前記会員申込記入欄に前記電子ペンで前記事項を記入する操作をした場合、さらに、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記事項を示す文字列を、文字情報として認識する処理をさせ、前記配送管理サーバにおいて、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報により示される前記事項に基づいて、非会員であった前記依頼主のリストが新たな会員のリストとして生成されて前記データベースに登録されるように、前記データ通信制御手段として機能する前記コンピュータに、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報を前記端末から前記配送管理サーバに送信する制御を実行させる。
この構成によれば、配送伝票の作成と同様に電子ペンによる会員申し込みの作成をすることができる。このため、プログラムにより、配送伝票に限らず会員の申込みも可能になるために、配送伝票作成支援システムにおける様々な利用可能性を広げることができる。
また、本発明に係る配送管理サーバは、会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを管理する配送管理サーバと、を備える配送伝票作成支援システムの配送管理サーバにおいて、前記所定会員の届け先の履歴の前記リストを前記データベースから読取る読取り手段と、前記読取り手段により読取られた前記リストを前記端末に送信すると共に、前記端末を操作する所定会員によって、コード化パターンが印刷された配送伝票に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされ、その結果として、前記端末により前記新たな届け先を示す文字情報が送信されてきた場合、前記文字情報を受信するデータ通信手段と、前記データ通信手段に受信された前記文字情報により示される前記新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録するように、前記データベースを更新する登録処理手段と、を備える。
この構成によれば、ユーザは、電子ペンで記入する操作を行うだけで、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを利用することができるために、ユーザに取って便宜である。さらに、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作をした場合には、新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録するこのため、利用の度に、データベースが拡充されて、さらに、ユーザに取って便宜である。したがって、配送管理サーバにより、配送伝票作成支援システムにおける様々な利用可能性を広げることができる。
また、本発明に係る配送管理サーバは、前記配送伝票には、会員の申し込みに必要な事項を記入する会員申込記入欄が設けられており、前記配送依頼場所において、非会員の依頼主によって前記会員申込記入欄に前記電子ペンで前記事項を記入する操作がなされ、前記端末により前記事項を示す文字情報が前記配送管理サーバに送信されてきた場合、前記データ通信手段は、前記端末から送信されてきた前記文字情報を受信し、前記登録処理手段は、前記データ通信手段に受信された前記文字情報により示される前記事項に基づいて、非会員であった前記依頼主のリストを新たな会員のリストとして生成して、前記データベースに登録する。
この構成によれば、配送伝票の作成と同様に電子ペンによる会員申し込みの作成をすることができる。このため、配送管理サーバにより、配送伝票に限らず会員の申込みも可能になるために、配送伝票作成支援システムにおける様々な利用可能性を広げることができる。
また、本発明に係るプログラムは、会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを管理する配送管理サーバと、を備える配送伝票作成支援システムにおいて、前記配送管理サーバを制御するコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記コンピュータを、前記所定会員の届け先の履歴の前記リストを前記データベースから読取る読取り手段、前記読取り手段により読取られた前記リストを前記配送管理サーバから前記端末に送信する制御を実行すると共に、前記端末を操作する所定会員によって、コード化パターンが印刷された配送伝票に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされ、その結果として、前記端末により前記新たな届け先を示す文字情報が送信されてきた場合、前記文字情報を前記配送管理サーバに受信させる制御を実行するデータ通信制御手段、前記データ通信制御手段の制御により受信された前記文字情報により示される前記新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録するように前記データベースを更新する登録処理手段、として機能させる。
この構成によれば、ユーザは、電子ペンで記入する操作を行うだけで、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを利用することができるために、ユーザに取って便宜である。さらに、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作をした場合には、新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録するこのため、利用の度に、データベースが拡充されて、さらに、ユーザに取って便宜である。したがって、当該プログラムは、配送伝票作成支援システムにおける様々な利用可能性を広げることができる。
また、本発明に係るプログラムは、前記配送伝票には、会員の申し込みに必要な事項を記入する会員申込記入欄が設けられており、前記配送依頼場所において、非会員の依頼主によって前記会員申込記入欄に前記電子ペンで前記事項を記入する操作がなされ、前記端末により前記事項を示す文字情報が前記配送管理サーバに送信されてきた場合、前記データ通信制御手段として機能する前記コンピュータに、前記端末から送信されてきた前記文字情報を前記配送管理サーバに受信させる制御を実行させ、前記登録処理手段として機能する前記コンピュータに、前記データ通信制御手段の制御により受信された前記文字情報により示される前記事項に基づいて、非会員であった前記依頼主のリストを新たな会員のリストとして生成して、前記データベースに登録する処理を実行させる。
この構成によれば、配送伝票の作成と同様に電子ペンによる会員申し込みの作成をすることができる。このため、当該プログラムにより、配送伝票に限らず会員の申込みも可能になるために、配送伝票作成支援システムにおける様々な利用可能性を広げることができる。
本発明によれば、ユーザに取って便宜であり、また、様々な利用可能性を広げることが可能な、電子ペンを用いた配送伝票作成支援システムを提供することができる。
本実施形態における配送伝票作成支援システムのシステム構成図である。 本実施形態における配送伝票の記入面の一例を示す模式図である。 (A)は、配送伝票の横断面の一例を示す模式図であり、(B)は、配送伝票の横断面の他の例を示す模式図である。 ドットパターンにおけるドットの配置と変換される値との関係を示す説明図である。 (A)は、ドットパターンを模式的に示し、(B)は、それに対応する情報の例を示す図である。 電子ペンの構造を示す概略図である。 会員カードの構造を示す概略図である。 端末の機能ブロック図である。 配送管理サーバの機能ブロック図である。 配送管理サーバに記憶されるデータベースのデータ構造を示す模式図である。 端末及び配送管理サーバの処理フローを示すフローチャートである。 表示手段に表示される画像の例を示す模式図である。 端末及び配送管理サーバの処理フローを示すフローチャートである。 届け先リストの表示例を示す図である。 端末及びプリンタの処理フローを示すフローチャートである。 印刷された配送伝票を示す模式図である。 端末及びプリンタの処理フローを示すフローチャートである。 印刷された配送伝票を示す模式図である。 端末及び配送管理サーバの処理フローを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[配送伝票作成支援システムの構成]
図1は、本実施形態に係る配送伝票作成支援システム10の構成を示す。本実施形態に係る配送伝票作成支援システム10は、ユーザにおける配送伝票の作成を支援するものであり、具体的には、ユーザの配送伝票への記入の作業量を減らし、配送伝票の作成を簡便にするものである。
図1に示すように、本実施形態に係る配送伝票作成支援システム10においては、宅配便の配送依頼場所毎に設置されるシステム21A〜21C(以下、「配送依頼場所システム21A〜21C」と呼ぶ)と、配送管理サーバ22とが、インターネット等のネットワーク31を介して相互に接続されている。
図1においては、配送依頼場所システム21Aは配送営業所に設置され、配送依頼場所システム21Bはデパートのサービス・カウンタに設置され、配送依頼場所システム21Cはコンビニエンスストアに設置される。
ここで、配送依頼場所システム21A〜21Cを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「配送依頼場所システム21」と単に称する。また、配送依頼場所システム21と呼んでいる場合には、構成要素の符号についても、A〜Cを省略して説明する。
配送依頼場所システム21は、電子ペン1と、端末2と、バーコードリーダー3と、カードR/W4と、プリンタ5と、配送伝票(ドットパターン付き)6(以下、「配送伝票6」と略記する)と、会員カード7(配送依頼場所システム21Aにのみ図示)とを備える。
端末2は、パーソナルコンピュータ(Personal Computer)等により構成されている。端末2は、電子ペン1からの記入情報を受信して、配送伝票上に記入されたストロークを認識し、文字認識処理を行うことにおり、文字列(1文字含む)を文字情報として認識する。そして、端末2は、当該認識した文字情報に対応する文字列をディスプレイ(後述する図8の表示手段204)に表示させると共に、当該文字情報を、ネットワーク31を介して、配送管理サーバ22に送信する。
バーコードリーダー3は、端末2に接続され、例えば、配送伝票6等に記載されるバーコード等を読取り、端末2に当該バーコード情報を送信する。
カードR/W4は、会員カード7に記入された情報を読み出して端末2に送信したり、端末2から受信した情報を会員カード7へ書き込んだりする。カードR/W4は、会員カード7の接続方式に合わせて、接触型や非接触型のものが用いられる。
プリンタ5は、端末2から出力された情報に基づいて、例えば、配送伝票6の出力を行う。本実施形態において、プリンタ5は、複数枚で構成される配送伝票6(詳細は、後述の図3(A)を参照)への印字を行うために、ドットプリンタで構成される。
配送伝票6は、各種入力欄とドットパターンが印刷されており、通常の配送伝票として機能するばかりでなく、電子ペン1により記入操作が行われた場合には、電子ペン1の配送伝票上の位置情報及び移動ストローク情報を提供可能にする。
配送伝票6の詳細については、図3を用いて後述する。
電子ペン1は、ユーザの手書動作に応じて配送伝票6上で移動することで、配送伝票6のドットパターンから、配送伝票6における位置及び電子ペン1の移動ストロークの情報を取得して、記入情報として端末2に送信する。
電子ペン1の詳細及びドットパターン(図示せず)が印刷された配送伝票6を用いた電子ペン1の入力の原理については、図4〜図6を用いて後述する。
配送管理サーバ22は、各配送依頼場所システム21(詳細には、各端末2)から送信された情報をネットワーク31を介して受信して管理し、各端末2からの要求に応じて、管理している情報をネットワーク31を介して各端末2に送信する。具体的には、配送管理サーバ22は、会員カード7に係る登録情報や過去の配送伝票6の記入情報等を管理して、端末2の要求に応じて、対応する会員カード7に係る登録情報や過去の配送伝票6の記入情報をネットワーク31を介して端末2に送信する。
[配送伝票]
図2は、本実施形態における配送伝票6の記入面の一例を示す模式図である。
図2に示すように、配送伝票6の左側には、宅配物の配送に必要な情報の記入用に、配送伝票記入欄61が設けられている。配送伝票記入欄61は、「お届け先」、「ご依頼主」、「お届け希望日」、「お品名」、「ご希望お届け時間帯」等の各項目毎の記入欄に区分されている。
なお、図2中において、二点鎖線で示される領域は、データベースに対応する各種記入欄である。つまり、当該領域に記入された情報は、配送伝票6の位置情報と共に、電子ペン1から端末2に送られて、データベース内の該当する項目に登録される。
また、配送伝票記入欄61の下方には、バーコードリーダー3に読み取られるための、識別バーコード62が設けられている。
また、配送伝票6の右側には、配送伝票記入欄61とは別に、会員申込記入欄63が設けられている。会員カード7は、会員申込記入欄63に記入された情報に基づいて、発行がされる。具体的には、会員申込記入欄63は、「生年月日」、「性別」、「パスワード」の項目毎の記入欄に区分されている。これらの項目毎の記入欄にも、二点鎖線で示される領域が設けられており、当該領域に記入された情報は、配送伝票6の位置情報と共に、電子ペン1から端末2に送られる。端末2は、このようにして電子ペン1から送られた情報に基づいて、会員申込記入欄63に記入された情報を認識し、会員カード7を発行する処理を実行する。
なお、会員カード7の発行に必要な他の情報は、配送伝票記入欄61内の各項目欄の記入内容(例えば、氏名や住所は、「ご依頼主」の欄の記入内容)から適宜取得される。
図3は、配送伝票6の横断面を示す図であり、図3(A)は、配送伝票6の構成の一例を示す模式図であり、図3(B)は、配送伝票6の構成の他の例を示す模式図である。
まず、図3(A)に示す配送伝票6は、複数の伝票により構成されている。具体的には、配送伝票6は、第1伝票71乃至第5伝票75により構成される。
ドットパターンは、本実施形態においては、第1伝票71に赤外線を吸収するインキ(カーボン有り)で印刷される。カーボンは、赤外線を吸収する性質があるため、ドットパターンが印刷される面に近い伝票には、ドットパターンの読取りへの影響を考慮して、カーボンが用いられない伝票を用いる。なお、本実施形態においては、ドットパターンは、第1伝票71に赤外線を吸収するインキ(カーボン有り)で印刷されるように構成し、さらに、他の伝票においてはドットパターンの読取りに影響を考慮して、カーボンなしの伝票を用いたがこれに限られない。第1伝票71に印刷されるドットパターンの座標範囲は、配送伝票6ごとに異なっている。
第1伝票71は、「依頼主控え」として、配送処理を終えて依頼主に引き渡される伝票である。第1伝票71の裏面には、発色カプセルを含んだ層81(以下、発色カプセル層81という)が設けられる。この発色カプセル層81は、顕色剤が塗布された層82(以下、顕色剤層82という)と対になって使用され、発色カプセル層81の表面側から所定の圧力が加えられると、その裏面に接している顕色剤層82の表面が発色する。この顕色剤層82の裏面には、第2伝票72が設けられているため、顕色剤層82の表面の発色部分は、第2伝票72に対する記入部分として視認される。つまり、ドットプリンタとして構成されるプリンタ5により、配送伝票6に対する印刷が行われると、発色カプセル層81に加わった圧力により、顕色剤層82の表面に配送伝票6の表面の印刷と同様の文字等が表示される。
また、第1伝票71の裏面の一端(図中左端)には、第1伝票71と第2伝票72とを貼り付けるために、糊付けがされている。この糊付けの接着力は、人の力で容易に剥がすことが可能な程度であるため、第1伝票71(及び発色カプセル層81)は、第2伝票72から剥がされて、依頼主に手渡される。
第2伝票72は、「店舗控え」として、配送処理を行った店舗(本実施形態においては、デパートやコンビニエンスストアや配送営業所)で保管される伝票である。第2伝票72の表面には、第1伝票71の発色カプセル層81に対応した顕色剤層82が設けられ、第2伝票72の裏面には、第1伝票71と同様に発色カプセル層83が設けられる。また、第2伝票72の裏面の一端(図中左端)には、第2伝票72を第3伝票73に貼り付けるために、糊付けがされている。この糊付けの接着力は、人の力で容易に剥がすことが可能な程度であるため、第2伝票72(及び発色カプセル層83)は、第3伝票73から剥がされて、店舗で保管される。
第3伝票73は、「荷物貼付票」として、荷物に貼り付けられる伝票である。第3伝票73の表面には、顕色剤層84が設けられ、第3伝票73の裏面には、複写用カーボン層85が設けられる。この複写用カーボン層は、所定の圧力が加えられることにより、カーボンが接する伝票に付着することで、文字等の転写を行うことができる。また、第3伝票73の裏面の一端には、第3伝票73を第4伝票74に貼り付けるために、糊付けがされている。この糊付けの接着力は、人の力で容易に剥がすことが可能な程度であるため、第3伝票73(及び複写用カーボン層85)は、第4伝票74から剥がされて、届け先等で回収される。
第4伝票74は、「届出先控え」として、届出先に渡される伝票である。第4伝票74の裏面には、複写用カーボン層86が設けられる。また、第4伝票74の一端には、第4伝票74を第5伝票75に貼り付けるために、糊付けがされている。
第5伝票75は、「配達票」として、荷物が配送された後に配達業者により配達の控えとして回収される伝票である。第5伝票75は、第3伝票73等から引き剥がされて、届出先での受領のサイン等が付された後、配達業者により回収される。
次に、図3(B)に示す配送伝票6は、複数枚の伝票により構成される図3(A)に示す伝票とは異なり、第1伝票のみで構成されている。第1伝票91は、裏面に粘着層92と、剥離紙93は設けられている。
この配送伝票6は、剥離紙93を剥がして、粘着層92を介して、荷物に貼り付けられる。
[ドットパターン]
続いて、配送伝票6に形成されるアノト方式のドットパターン(コード化パターン)について説明する。図4は、配送伝票に印刷されるドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図4に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。即ち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、配送伝票6上の位置座標が決定されるよう構成されている。
図5(A)は、あるドットパターンの配列を示している。図5(A)に示すように、縦横約2mmの範囲内に6×6個のドットが、配送伝票6上のどの部分から6×6ドットを取ってもユニークなパターンとなるように配置されている。これら36個のドットにより形成されるドットパターンは位置座標(例えば、そのドットパターンが配送伝票6上のどの位置にあるのか)を保持している。図5(B)は、図5(A)に示す各ドットを、格子の基準位置からのシフト方向によって、図4に示す規則性に基づいて対応づけられた値に変換したものである。この変換は、ドットパターンの画像を撮影する電子ペン1によって行われる。
[電子ペン]
次に、電子ペン1について説明する。図6に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、インクカートリッジ104、LED(Light Emitting Diode)105、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ106、圧力センサ107、CPU(Central Processing Unit)等により構成されるプロセッサ108、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)といったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。インクカートリッジ104の先端は、インクを備えるペン先部103となっており、ユーザ(講義者)は、電子ペン1のペン先部103を配送伝票6上に当接させて、文字等のストロークを記入したり、タップ(ペン先部103による配送伝票6への軽叩)したりする。ここで、電子ペン1のペン先部103が配送伝票6に最初に接触することをペンダウンと呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることをペンアップと呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形等は、1つ又は複数個の描画ストロークからなる。また、電子ペン1をペンダウンすることでペン先部103から配送伝票6上に流出するインクにより、描画ストロークと略同一軌道の軌跡が配送伝票6上に記入される。
バッテリー112は電子ペン1内の各部品に電力を供給するためのものであり、例えば電子ペン1のキャップ(図示せず)の脱着により電子ペン1自体の電源のオン/オフを行うよう構成させてもよい。リアルタイムクロック110は、現在時刻(タイムスタンプ)を示す時刻情報を発信し、プロセッサ108に供給する。圧力センサ107は、ユーザが電子ペン1により配送伝票6に文字やマークを書いたりタップしたりする際にペン先部103からインクカートリッジ104を通じて与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、その値をプロセッサ108へ伝送する。
プロセッサ108は、圧力センサ107から与えられる筆圧データに基づいて、LED105及びCMOSカメラ106のスイッチのオン/オフを切替える。即ち、ユーザが電子ペン1で配送伝票6に文字等を書くと、ペン先部103に筆圧がかかり、圧力センサ107によって所定値以上の筆圧が検出されたときに、プロセッサ108は、ユーザが記入を開始したと判定して、LED105及びCMOSカメラ106を作動させる。そして、通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンダウン情報PDと、後述するペンIDとを関連付けて、記入情報として端末2へ送信する。また、ユーザが1つの描画ストロークを記入し終えて電子ペン1を配送伝票6から離すと、圧力センサ107は、所定値以上の筆圧が検出されなくなることでペンアップを検出する。すると、通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンアップ情報PUとペンIDとを関連付けて、記入情報として端末2へ送信する。
LED105とCMOSカメラ106は、電子ペン1のペン先部103付近に取り付けられており、筐体101におけるLED105及びCMOSカメラ106と対向する部分には、開口部102が形成されている。LED105は、配送伝票6上のペン先部103近傍に向けて赤外線を照明する。その領域は、ペン先部103が配送伝票6に接触する位置とはわずかにずれている。CMOSカメラ106には、赤外線を透過し赤外線以外を遮断する赤外線透過フィルタが設けられており、CMOSカメラ106は、LED105によって照明された領域内におけるドットパターンを撮影し、そのドットパターンの画像データをプロセッサ108に供給する。ここで、ドットのインク素材は、赤外線を吸収するため、LED105によって照射された赤外線は、ドットによって吸収される。そのため、ドットの部分は、赤外線の反射量が比較的少なく、ドット以外の部分は赤外線の反射量が比較的多い。CMOSカメラ106の撮影により、赤外線の反射量の違いから閾値を設けることによって、ドットの領域とそれ以外の領域を区別することができる。なお、CMOSカメラ106による撮影領域は、図5(A)に示すような約2mm×約2mmの大きさを含む範囲であり、CMOSカメラ106の撮影は毎秒50〜100回程度の定間隔で行われる。また、CMOSカメラ106は、ドットを鮮明に撮影するため、十分な被写界深度を有している。
プロセッサ108は、ユーザの記入が行われる間、CMOSカメラ106によって供給される画像データのドットパターンから、ユーザが記入する描画ストローク(筆跡)の配送伝票6上におけるX,Y座標(単に「位置座標」、「座標情報」とも呼ぶ)を連続的に演算していく。即ち、プロセッサ108は、CMOSカメラ106によって供給される、図5(A)に示されるようにドットパターンの画像データを図5(B)に示すデータ配列に変換し、さらに、X座標ビット値・Y座標ビット値に変換して、そのデータ配列から所定の演算方法によりX,Y座標データを演算する。なお、プロセッサ108は、ドットパターンに対向する電子ペン1の角度に起因するドットの画像上の配列を補正する回転補正処理機能を備えており、X,Y座標データを演算する際に、回転補正処理機能により補正を行う。そして、プロセッサ108は、リアルタイムクロック110から発信される現在時刻(タイムスタンプ:記入された時刻情報)、筆圧データ及びX,Y座標データを関連付ける。以後、これらの関連付けたデータを、まとめて「座標属性情報」と呼ぶ。なお、配送伝票6における6×6のドットパターンは、配送伝票6内で重複することはないため、ユーザが電子ペン1で文字等を記入すると、記入された位置が配送伝票6のどの位置に当たるかを、プロセッサ108による座標演算により特定することができる。
メモリ109には、電子ペン1を識別するための「pen01」といったペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウエアのバージョン等のプロパティ情報が記憶されている。そして、通信ユニット111は、ペンIDと、時刻情報(タイムスタンプ)と、筆圧データと、X、Y座標データとを関連付けて、記入情報として端末2へ送信する。通信ユニット111による端末2への送信は、Bluetooth(登録商標)等の無線送信によって、即時的かつ逐次的に行われる。ここで、電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に生成されて端末2に送信された1個又は複数個の記入情報(座標属性情報)は、端末2により描画ストローク情報として記憶される。換言すると、1つの描画ストロークは、1個又は複数個のX,Y座標(座標点)により表され、端末2は、ペンダウン情報PD及びペンアップ情報PUによって、1つのストロークを構成する1個又は複数個の座標属性情報を認識する。このように、ユーザによる1つのストロークの記入により、電子ペン1によって生成される座標属性情報の集合を「ストローク情報」と呼ぶ。また、ペン先部103は、筆圧をインクカートリッジ104を介して圧力センサ107に伝達する。
[会員カード]
次に、会員カード7について説明する。図7は、会員カード7の裏面の構造を示す概略図である。図7に示すように、会員カード7においては、その裏面には、磁気ストライプ151と、IC(Integrated Circuit)チップ152とが設けられ、その内面には、アンテナ153が埋設されている。
磁気ストライプ151は、会員情報等の各種データが記憶されており、カードR/W4に接触させると、これらの各種データが書き込まれたり読み出されたりする。
ICチップ152は、会員情報等の各種データが記憶され、カードR/W4と非接触又は接触による通信を行うことで、これらの各種データが書き込まれたり読み出されたりする。
カードR/W4と非接触による通信が行われる場合には、ICチップ152に接続されたアンテナ153を介して各種データが送受信される。一方、カードR/W4と接触による通信が行われる場合には、ICチップ152に設けられた接触端子を介して各種データが送受信される。
[端末の構成]
次に、端末2について説明する。端末2は、ハードウエアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ等を含む通信部、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ等の出力部、マウスやキーボード等の入力部を含むパーソナルコンピュータ等で構成される。
図8は、端末2の機能ブロック図である。端末2は、機能的には、入力手段201と、ペン通信手段202と、記憶手段203と、表示手段204と、カードR/W通信手段205と、ネット通信手段206と、プリンタ通信手段207と、バーコードリーダー通信手段208と、処理手段209と、を備える。
入力手段201は、マウスやキーボード等により構成され、ユーザの操作に応じた各種情報を入力して、処理手段209に供給する。
ペン通信手段202は、Bluetooth(登録商標)等の無線送信が可能な手段であり、電子ペン1からの記入情報等を受信すると、処理手段209に伝送する。なお、本実施形態においては、電子ペン1との通信は、Bluetooth(登録商標)等の無線送信により行ったが、例えば、クレードル等を介して有線通信で行うように構成してもよい。
記憶手段203は、ハードディスクやROM、RAMといったメモリによって構成される。記憶手段203は、処理手段209の処理命令により、電子ペン1から受信した記入情報をペンID毎に記憶する。
表示手段204は、ディスプレイ等によって構成され、処理手段209によって指示された内容を画像として表示する。
カードR/W通信手段205は、カードR/W4と接続し、処理手段209による指示をしたり、会員カード7に対する書き込み対象のデータをカードR/W4に送信したり、カードR/W4により会員カード7から読み出されたデータを処理手段209に供給したりする。即ち、カードR/W4は、カードR/W通信手段205を介して処理手段209と接続し、処理手段209の制御の下、会員カード7のICチップ152や磁気ストライプ151に記憶される各種データの読み出しや書き込みを行う。
ネット通信手段206は、処理手段209による制御の下、ネットワーク31を介して配送管理サーバ22との間で各種データを授受する。
プリンタ通信手段207は、処理手段209による制御の下、プリンタ5との間で印刷用データを送信する。
バーコードリーダー通信手段208は、バーコードリーダー3と接続し、バーコードリーダー3により伝票の識別バーコード62(図3を参照)から伝票番号等が読み出されたデータを処理手段209に供給したりする。即ち、バーコードリーダー3は、バーコードリーダー通信手段208を介して処理手段209と接続し、処理手段209の制御の下、配送伝票6の識別バーコード62に記憶される各種データの読み出しを行う。
処理手段209は、主に、項目認識手段2091と、文字認識手段2092と、表示制御手段2093と、修正手段2094と、データ通信手段2095と、印刷指示手段2096と、届け先選択手段2097とにより構成される。
項目認識手段2091は、ペン通信手段202を介して取得した電子ペン1の記入情報から、配送伝票6の各項目のうち、電子ペン1により記入された項目(図2の二点鎖線で示される各領域内の記入内容)を認識する。
例えば、図2に示す配送伝票記入欄61のうち、「お届け先」の郵便番号の各項目に電子ペン1により数字が記入された場合、項目認識手段2091は、記入情報と予め既知のドットの配置から、配送伝票6のどの位置に記入がなされたかを特定する。そして、項目認識手段2091は、配送伝票6上の位置と各項目の対応関係とに基づいて、郵便番号の各項目を特定する。
なお、配送伝票6上の各項目とドットパターン上の座標範囲との対応関係を示すテーブル(座標定義情報)は予め用意されており、記憶手段203に記憶されているものとする。
文字認識手段2092は、ペン通信手段202を介して取得した電子ペンの記入情報から、項目認識手段2091により認識された項目内に記入されたストロークを認識し、文字認識処理により、当該ストロークにより表わされる文字列を文字情報として認識する。文字認識手段2092は、認識した文字情報(テキスト情報;文字コード)を記憶手段203、表示手段204、及びネット通信手段206等に供給する。
表示制御手段2093は、配送伝票6を示す画像を表示手段204に表示させ、文字認識手段2092により認識された文字情報に対応する文字列を、当該画像のうち、項目認識手段2091により認識された項目内に対応する位置に表示させる制御を実行する。
修正手段2094は、表示手段204に表示された文字列を、ユーザの入力手段201に対する修正指示操作(キーボードにより入力操作等)により指定された文字列に修正する。
データ通信手段2095は、文字認識手段2092により認識された文字情報(修正手段2094により修正された場合には修正後の文字列に対応する文字情報)をネット通信手段206及びネットワーク31を介して配送管理サーバ22との間で送受信する。
印刷指示手段2096は、ユーザの入力手段201に対する印刷指示操作があった場合には、プリンタ通信手段207を介して、文字認識手段2092により認識された文字情報(修正手段2094により修正された場合には修正後の文字列に対応する文字情報)等を配送伝票6等にプリンタ5で印刷するように制御する。
届け先選択手段2097は、荷物配送の依頼主が所定会員である場合、表示手段204に表示された、当該所定会員の届け先の履歴のリストのうち、当該所定会員の入力手段201に対する操作により指定された届け先を、今回の届け先として選択する。
ここで、届け先選択手段2097を含む端末2についてさらに詳しく説明する。
配送伝票作成支援システム10には、会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末2と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベース(後述の図9のデータベース223)を管理する配送管理サーバ22とが設けられている。
データ通信手段2095は、依頼主となった所定会員の届け先の履歴のリストを配送管理サーバ22から受信する。なお、当該リストは、配送管理サーバ22のデータベースから抽出される。
表示制御手段2093は、データ通信手段2095に受信された当該リストを、表示手段204に表示させる。
届け先選択手段2097は、表示手段204に表示されたリストのうち、所定会員の操作により指定された届け先を、今回の届け先として選択する。
印刷指示手段2096は、届け先選択手段2097により選択された今回の届け先を、配送伝票6に印刷する指示を行う。
ただし、当該リストの中に、所定会員が所望する届け先が含まれていない場合がある。このような場合には、所定会員は、リストから届け先を指定する操作の代わりに、配送伝票6に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペン1で記入する操作をする。すると、文字認識手段2092は、電子ペン1から受信した記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行うことにより、当該ストロークにより表わされる届け先を示す文字列を、文字情報として認識する。
データ通信手段2095は、文字認識手段2092により認識された文字情報を前記配送管理サーバ22に送信する。
この場合、詳細については後述するが、配送管理サーバ22は、端末2から送信されてきた文字情報を受信すると、当該文字情報により示される新たな届け先を、所定会員のリストに追加登録するように、データベースを更新する。
[配送管理サーバの構成]
次に、配送管理サーバ22について説明する。図9は、配送管理サーバ22の機能ブロック図である。
配送管理サーバ22は、機能的には、入力手段221と、表示手段222と、データベース223と、ネット通信手段224と、処理手段225とを備える。
入力手段221は、マウスやキーボード等により構成され、ユーザの操作に応じた各種情報を入力して、処理手段225に供給する。
データベース223は、ハードディスクといったメモリによって構成される。データベース223には、会員カード7に対応した会員情報及び過去の配送履歴(配送先等)の情報が会員毎に記憶されている。データベース223の構成については後述する。
表示手段222は、ディスプレイ等によって構成され、処理手段225によって指示された内容を画像として表示する。
ネット通信手段224は、処理手段225による制御の下、ネットワーク31を介して端末2との間で各種データを授受する。
処理手段225は、接続される入力手段221、表示手段222、データベース223、ネット通信手段224等における各種の処理を実行する。
この処理手段225は、主に、登録処理手段2251と、読取り手段2252と、表示制御手段2253と、データ通信手段2254とにより構成される。
登録処理手段2251は、端末2から受信したデータをデータベース223に登録する処理を実行する。例えば、所定会員が電子ペン1で記入した新たな届き出先を示す文字情報のデータを端末2からネット通信手段224によって受信した場合、登録処理手段2251は、当該新たな届け先を、所定会員のリストに追加登録するように、データベース223を更新する。
読取り手段2252は、会員に対応するデータベース223を参照して、登録されている宛先に係るデータを読取る。即ち、読み取り手段2252は、所定会員の届け先の履歴の前記リスト(宛先に係るデータがリスト化されたもの)を端末2からの要求に応じてデータベース223から読取る。
表示制御手段2253は、データベース223に登録されているデータ等を示す表示手段222に表示させる制御を実行する。
データ通信手段2254は、文字情報等の各種データを、ネット通信手段224及びネットワーク31を介して端末2との間で送受信する。
[データベースのデータ構造]
次に、データベース223のデータ構造について説明する。図10は、配送管理サーバ22に記憶されるデータベース223のデータ構造を示す模式図である。
図10に示すように、データベース223は、主に、会員情報(「会員(依頼主)」)と、会員のお届け先情報(「お届け先」)とにより構成される。
会員情報(「会員(依頼主)」)には、会員の個人情報(「氏名」、「住所」、「TEL」、「生年月日」、「性別」、「パスワード」等)が登録されている。なお、ここでいう「パスワード」とは、端末2から、配送管理サーバ22にアクセスするためのパスワード(暗証番号)である。具体的には、端末2において、「パスワード」の項目に登録される値が入力されることにより、お届け先の情報が端末に送信されることになる。
一方、お届け先情報(「お届け先」)には、過去に、当該会員カードの利用により登録されたお届け先に関する情報(「氏名」、「住所」、「TEL」等)が登録されている。
[端末から管理サーバへの会員カードの登録に係る処理フロー]
次に、図11を参照して、電子ペン1を用いた配送依頼場所システム21による端末から配送管理サーバへの会員カード7の登録に係る処理フローについて説明する。
初めに、荷物の配送の依頼主が電子ペン1を用いて配送伝票6の会員申込記入欄63に必要事項を記入すると、その記入情報が電子ペン1から端末2に送信される。すると、端末2の処理手段209は、電子ペン1からの記入情報をペン通信手段202を介して受信し、記憶手段203に記憶させる(ステップS21)。
次に、項目認識手段2091は、記憶手段203に記憶されたテーブル(座標定義情報)を参照し、記入情報から、配送伝票6上のどの項目に記入されたのかを認識する(ステップS22)。
次に、文字認識手段2092は、記入情報から、ステップS22の処理で認識された項目に対して記入されたストロークを認識して文字認識処理を行い、文字列を認識する(ステップS23)。
次に、表示制御手段2253は、配送伝票6を示す画像を表示手段204に表示させ、当該配送伝票のうち、ステップS22の処理で認識された項目に該当する位置に、ステップS23の処理で認識された文字列を表示手段204に表示させる(ステップS24)。
図12は、ステップS23の処理で表示手段204に表示される画像の例を示している。
図12に示すように、表示手段204には、配送伝票6を示す画像が表示され、ステップS22の処理で認識された項目、即ち図2の二点鎖線で示される領域に該当する位置に、ステップS23の処理で認識された文字列が表示される。
例えば、会員申込記入欄63の「生年月日」の項目には、年を示す「1980」という文字列、月を示す「2」という文字列、及び日を示す「13」という文字列が表示される。
次に、修正手段2094は、入力手段201からの修正入力(修正指示操作)があったか否かを判断する(ステップS25)。
入力手段201からの修正入力があった場合には、修正手段2094は、修正が行われたと判断し(ステップS25:YES)、修正処理を行う(ステップS26)。即ち、修正手段2094は、ステップS24の処理で表示手段204に表示された文字列を、入力手段201からの修正入力に従った文字列に修正し、処理をステップS27に進める。
これに対して、入力手段201からの修正入力がなかった場合には、修正手段2094は、修正が行われなかったと判断し(ステップS25:NO)、修正処理(ステップS26)を実行せずに、処理をステップS27に進める。
処理手段209は、カードR/W通信手段205を介して、ステップS23の処理で文字認識手段2092により認識された文字情報(ステップS26の処理で修正手段2094により修正された場合には修正後の文字列に対応する文字情報)のデータを、カードR/Wにより会員カード7へ記憶させる制御を実行する(ステップS27)。
会員カード7は、ICチップ152又は磁気ストライプ151に、上述の文字情報をデータとして記憶させる(ステップS11)。具体的には、会員カード7は、会員情報記入欄に記載された文字列(「生年月日」、「性別」「パスワード」)に対応する文字情報を、ICチップ152又は磁気ストライプ151に記憶させる。この処理が終了すると、会員カード7の処理が終了する。
一方、端末2のデータ通信手段2095は、ステップS23の処理で文字認識手段2092により認識された文字情報(ステップS26の処理で修正手段2094により修正された場合には修正後の文字列に対応する文字情報)をデータとして送信する(ステップS28)。具体的には、データ通信手段2095は、会員カード7に記憶させた情報(会員申込記入欄63の情報)と同一情報を配送管理サーバ22に記憶させるために、当該データを、ネット通信手段206を介してネットワーク31に送信する。この処理が終了すると、端末2の処理が終了する。
配送管理サーバ22の処理手段225は、ネットワーク31及びネット通信手段224を介して当該データ、即ち会員申込記入欄63の情報のデータを受信する(ステップS41)。
登録処理手段2251は、ステップS41の処理で受信されたデータ、即ち会員申込記入欄63の情報のデータを、会員毎に登録する(ステップS42)。具体的には、登録処理手段2251は、所定会員の会員申込記入欄63の情報のデータを、データベース223における当該所定会員の項目に(当該項目が存在しなければ当該項目を追加した上で)記憶させる。これにより所定会員の会員カード7の登録が完了する。この処理が終了すると、配送管理サーバ22の処理が終了する。
次に、会員である依頼主が過去の履歴から届け先を選択するために使用する端末2と、配送管理サーバ22の処理の流れについて説明する。図13は、端末2及び配送管理サーバ22の処理フローを示すフローチャートである。
会員カード7は、カードR/W4に挿入されることにより、ICチップ152又は磁気ストライプ151からの会員情報のデータを、端末2に送信する(ステップS61)。この処理が終了すると、会員カード7の処理が終了する。
次に、端末2では、データ通信手段2095は、ネット通信手段206を介して、会員情報のデータを受信する。そして、処理手段209は、受信した会員情報のデータの読取りを行う処理を実行する(ステップS81)。
次に、処理手段209は、パスワード入力を受け付ける(ステップS82)。具体的には、処理手段209は、表示制御手段2093に対して、パスワードの入力画面を表示手段204に表示させるよう制御させると共に、入力手段201からのパスワードの入力を受け付ける。
次に、処理手段209は、パスワードの照合による認証処理を行う(ステップS83)。処理手段209は、照合により入力されたパスワードと読み取ったパスワードが一致しない場合、認証ができないと判断し(ステップS83:NO)、端末2の処理を終了させる。
これに対して、処理手段209は、照合により入力されたパスワードを読み取ったパスワードが一致した場合には、認証がされたと判断し(ステップS83:YES)、処理をステップS84に進める。
次に、データ通信手段2095は、会員情報のデータの送信を行う(ステップS84)。
次に、配送管理サーバ22では、データ通信手段2254は、会員情報のデータを受信する(ステップS101)。詳細には、データ通信手段2254は、ネット通信手段224を介して、端末から送信された会員データを受信する。
次に、読取り手段2252は、当該会員の届け先データの読取りを行う(ステップS102)。詳細には、読取り手段2252は、受信した会員データに対応した届け先のデータをデータベース223から読取る。さらに詳細には、図10に示すように、例えば、受信された会員情報データが「氏名:山本花子」に係るものである場合には、対応する「お届け先」のデータを読取る。即ち、「お届け先」として登録されている「山田太郎」、「山本浩」及び「西本正」に係るデータを読取る。
次に、データ通信手段2254は、届け先データを送信する(ステップS103)。詳細には、データ通信手段2254は、読取り手段2252により読取られたデータ(お届け先:「山田太郎」、「山本浩」及び「西本正」に係るデータ)を、ネット通信手段224を介して送信する。この処理が終了すると、配送管理サーバ22の処理が終了する。
次に、端末では、データ通信手段2095は、届け先データを受信する(ステップS85)。データ通信手段2095は、配送管理サーバ22のネット通信手段224により送信されたデータ(お届け先:「山田太郎」、「山本浩」及び「西本正」に係るデータ)を、ネット通信手段206を介して受信する。
次に、表示制御手段2093は、届け先リスト(会員の届き出先のリスト)を表示手段204に表示させる(ステップS86)。詳細には、表示制御手段2093は、届け先データの各項目データ(お届け先:「山田太郎」、「山本浩」及び「西本正」に係る各データ)を一覧的に網羅した届け先リストを表示手段204に表示させる。さらに詳細には、表示手段204には、図14に示すような届け先リストが表示される。
図14は、届け先リストの表示例を示す図である。表示手段204の画面500には、会員カードに格納された会員情報のデータの内容を示す表示領域501と、届け先リストから届け先を選択しない場合に押下操作されるソフトウエアボタン502(図中、「なし」で表示されるソフトウエアボタン502)、及び、会員カードに対応する届け先リスト503とが表示される。
次に、届け先選択手段2097は、今回の届け先を選択するか否かを判断する(ステップS87)。詳細には、届け先選択手段2097は、図14に示す表示手段204の表示画面において、入力手段により、届け先リスト503のうちのいずれかの届け先が選択された(今回届け先を選択された)のか、それともソフトウエアボタン502が押下操作されたのか(今回届け先を選択しない)を判断する。
入力手段から届け先リストのうちのいずれかの届け先が選択された場合には、届け先選択手段2097は、選択が行われたと判断し(ステップS87:YES)、処理を図15のステップS141に進める。
これに対して、ソフトウエアボタン502が押下操作された場合には、届け先選択手段2097は、選択が行われなかったと判断し(ステップS87:NO)、処理を図17のステップS181に進める。
次に、入力手段から届け先リストのうちのいずれかの届け先が選択された場合について、即ち図13のステップS87の処理でYESであると判断された場合について、図15を用いて説明する。図15は、端末2及びプリンタ5の処理フローを示すフローチャートである。
初めに、端末2では、表示制御手段2093は、依頼者・届け先が入力された伝票フォーマットの画像を表示手段204に表示させる(ステップS141)。詳細には、表示制御手段2093は、会員情報のデータに対応した依頼主及び選択されたお届け先が反映された伝票フォーマットの画像を表示させる。
次に、印刷指示手段2096は、伝票の印刷指示・データ送信を行う(ステップS142)。詳細には、印刷指示手段2096は、プリンタ5に対して、プリンタ通信手段207を介して、印刷指示及び印刷データを送信する。この処理が終了すると、端末2の処理が終了する。
次に、プリンタ5では、印刷データを受信する(ステップS121)。
次に、プリンタ5では、伝票の印刷を行う(ステップS122)。その結果、図16に示すような、依頼主とお届け先が印字された配送伝票6が印刷される。図16は、印刷された配送伝票6を示す模式図である。なお、図16に示される配送伝票は、ドットパターン付きであるとよいが、必要は特にない。
この処理が終了すると、プリンタ5の処理が終了する。
次に、入力手段201から届け先リスト503が選択されなかった場合について、即ち図13のステップS87の処理でNOであると判断された場合について、図17を用いて説明する。図17は、端末2及びプリンタ5の処理フローを示すフローチャートである。
初めに、端末2では、表示制御手段2093は、依頼者が入力された伝票フォーマットの画像を表示手段204に表示させる(ステップS181)。詳細には、表示制御手段2093は、会員情報のデータに対応した依頼主が反映された伝票フォーマットの画像を表示手段204に表示させる。
次に、印刷指示手段2096は、伝票の印刷指示・データ送信を行う(ステップS182)。詳細には、印刷指示手段2096は、プリンタ5に対して、プリンタ通信手段207を介して、印刷指示及び印刷データを送信する。この処理が終了すると、端末2の処理が終了する。
次に、プリンタ5では、印刷データを受信する(ステップS161)。
次に、プリンタ5では、伝票の印刷を行う(ステップS162)。その結果、図18に示すような、依頼主が印字された配送伝票6が印刷される。図18は、印刷された配送伝票6を示す模式図である。
この処理が終了すると、プリンタ5の処理が終了する。
次に、お届け先データの登録について図19を用いて説明する。図19は、端末2及び配送管理サーバ22の処理フローを示すフローチャートである。
初めに、荷物の配送の依頼主が電子ペン1を用いて配送伝票6の配送伝票記入欄61の「お届け先」に必要事項を記入すると、その記入により記入情報が電子ペン1から端末2に送信される。すると、端末2の処理手段209は、電子ペン1からの記入情報を、ペン通信手段202を介して受信し、記憶手段203に記憶させる(ステップS201)。
次に、項目認識手段2091は、記憶手段203に記憶された記入情報から、配送伝票上のどの項目に記入されたのかを認識する(ステップS202)。
次に、文字認識手段2092は、記憶手段203に記憶された記入情報から、ステップS202の処理で認識された項目に対して記入された文字列を文字認識処理により認識する(ステップS203)。
次に、表示制御手段2253は、配送伝票6を示す画像を表示手段204に表示させ、当該配送伝票6のうち、ステップS202の処理で認識された項目に該当する位置に、ステップS203の処理で認識された文字列を表示させる(ステップS204)。
次に、修正手段2094は、入力手段201からの修正入力(修正指示操作)があったか否かを判断する(ステップS205)。
入力手段201からの修正入力があった場合には、修正手段2094は、修正が行われたと判断し(ステップS205:YES)、修正処理を行う(ステップS206)。即ち、修正手段2094は、ステップS204の処理で表示手段204に表示された文字列を、入力手段201からの修正入力に従った文字列に修正し、処理をステップS207に進める。
これに対して、入力手段201からの修正入力がなかった場合には、修正手段2094は、修正が行われなかったと判断し(ステップS205:NO)、修正処理(ステップS206)を実行せずに、処理をステップS207に進める。
データ通信手段2095は、ステップS203の処理で文字認識手段2092により認識された文字情報(ステップS206の処理で修正手段2094により修正された場合には修正後の文字列に対応する文字情報)をデータとして送信する(ステップS207)。この処理が終了すると、端末2の処理が終了する。
配送管理サーバ22の処理手段225は、ネットワーク31及びネット通信手段224を介して当該データを受信する(ステップS221)。
登録処理手段2251は、ステップS221の処理で受信されたデータ、即ちお届け先のデータを、会員ごとに登録する(ステップS222)。具体的には、登録処理手段2251は、所定会員のお届け先の履歴のデータを、データベースにおける当該所定会員の項目に(当該項目が存在しなければ当該項目を追加した上で)記憶させる。これにより所定会員のお届け先の履歴の更新が完了する。この処理が終了すると、配送管理サーバ22の処理が終了する。
[本実施形態における作用効果]
以上説明したように本実施形態によれば、配送伝票作成支援システム10は、会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末2と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを管理する配送管理サーバ22とを備える。
また、端末2は、データ通信手段2095と、表示制御手段2093と、届け先選択手段2097と、印刷指示手段2096と、文字認識手段2092とを備える。
データ通信手段2095は、依頼主となった所定会員の届け先の履歴リストを配送管理サーバ22から受信する。
表示制御手段2093は、データ通信手段2095に受信されたリストを、表示手段204に表示させる制御を実行する。
届け先選択手段2097は、表示手段204に表示されたリストのうち、所定会員の操作により指定された届け先を、今回の届け先として選択する。
印刷指示手段2096は、届け先選択手段2097により選択された今回の届け先を、配送伝票6に印刷する指示を行う。
文字認識手段2092は、所定会員が、届け先を指定する操作の代わりに、コード化パターンが印刷された配送伝票6に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペン1で記入する操作をした場合、電子ペン1から送信された記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行うことにより、電子ペン1で記入された新たな届け先を示す文字列を、文字情報として認識する。
また、データ通信手段2095は、文字認識手段2092により認識された文字情報を配送管理サーバ22に送信する。
配送管理サーバ22は、読取り手段2252と、データ通信手段2254と、登録処理手段2251と、を備える。
読取り手段2252は、所定会員の届け先の履歴のリストをデータベースから読取る。
データ通信手段2254は、読取り手段2252により読取られたリストを端末2に送信し、端末2から送信されてきた文字情報を受信する。
登録処理手段2251は、データ通信手段2254に受信された文字情報により示される新たな届け先を、所定会員のリストに追加登録するように、データベースを更新する。
この構成によれば、ユーザは、電子ペン1で記入する操作を行うだけで、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを利用することができるために、ユーザに取って便宜である。さらに、新たな届け先を示す文字列を電子ペン1で記入する操作をした場合には、新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録する。このため、利用の度に、データベースが拡充されて、さらに、ユーザに取って便宜である。したがって、配送伝票作成支援システム10は、様々な利用可能性を広げることができる。
[変形例]
なお、本発明は、上記実施形態に限られない。
上述の実施形態においては、端末2において、文字認識に係る処理を行うように構成したがこれに限られず、配送管理サーバにおいて文字認識に係る処理を行うように構成してもよい。また、電子ペン1、ドットパターン、記入情報は、アノト方式に限られなくともよい。
また、上述の実施形態においては、認証に係る処理を会員カードに記憶されたID情報及びユーザにより入力されるパスワードを用いて行うように構成したが、これに限られず、ユーザにより、ID情報及びパスワードを入力させるように構成してもよい。会員カードを忘れた場合の対策として、個人確認をした後、認証を行わずに、氏名等の情報をキーに配送管理サーバにアクセスできるように構成してもよい。
また、上述の実施形態においては、図3(B)に示す配送伝票6の場合には、電子ペン1からの記入情報を、ネットワーク31を介して、荷受け店舗、配送業者に配送し、利用するように運用することができる。また、上述の実施形態においては、図3(A)及び(B)に示す配送伝票6は、配送伝票記入欄及び会員申込記入欄を設けるように構成したがこれに限られず、例えば、配送伝票記入欄のみを設けるように構成したり、種々の記入欄を設けるように構成してもよい。
また、上述の実施形態においては、お届け先情報を含むデータベースは、どの配送依頼場所システム21A〜21Cにおいても配送伝票6の記入の手間が省けるように、配送管理サーバ22に記憶するように構成したがこれに限られず、会員カードのICチップ152及び磁気ストライプ151、並びに端末2の記憶手段203に記憶するように構成してもよい。
また、上述の実施形態においては、1度の記入で配送処理と配送伝票に係る情報の取得等が行えるように配送伝票に記入する場合を例に説明を行ったがこれに限られない。本発明は、所定のフォーマットが決まっている記入対象であればよく、例えば、紙媒体に限られず、所定のフォーマットが印刷された再利用可能な媒体やフォーマットを表示させた画面等であってもよい。
1・・・電子ペン
2・・・端末
3・・・コンピュータ装置
5・・・プリンタ
6・・・配送伝票
7・・・会員カード
10・・・配送伝票作成支援システム
22・・・配送管理サーバ
201・・・入力手段
202・・・ペン通信手段
203・・・記憶手段
204・・・表示手段
205・・・カードR/W通信手段
206・・・ネット通信手段
207・・・プリンタ通信手段
208・・・バーコードリーダー通信手段
209・・・処理手段
2091・・・項目認識手段
2092・・・文字認識手段
2093・・・表示制御手段
2094・・・修正手段
2095・・・データ通信手段
2096・・・印刷指示手段
2097・・・届け先選択手段
221・・・入力手段
222・・・表示手段
223・・・データベース
224・・・通信手段
225・・・処理手段
2251・・・登録処理手段
2252・・・読取り手段
2253・・・表示制御手段
2254・・・データ通信手段

Claims (13)

  1. 会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを管理する配送管理サーバと、を備える配送伝票作成支援システムにおいて、
    前記端末は、
    依頼主となった所定会員の届け先の履歴のリストを前記配送管理サーバから受信する第1データ通信手段と、
    前記第1データ通信手段に受信された前記リストを、表示手段に表示させる制御を実行する表示制御手段と、
    前記表示手段に表示された前記リストのうち、前記所定会員の操作により指定された届け先を、今回の届け先として選択する届け先選択手段と、
    前記届け先選択手段により選択された前記今回の届け先を、配送伝票に印刷する指示を行う印刷指示手段と、
    前記所定会員が、届け先を指定する前記操作の代わりに、コード化パターンが印刷された配送伝票に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作をした場合、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記新たな届け先を示す文字列を、文字情報として認識する文字情報認識手段と、
    を備え、
    前記第1データ通信手段は、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報を前記配送管理サーバに送信し、
    前記配送管理サーバは、
    前記所定会員の届け先の履歴の前記リストを前記データベースから読取る読取り手段と、
    前記読取り手段により読取られた前記リストを前記端末に送信し、前記端末から送信されてきた前記文字情報を受信する第2データ通信手段と、
    前記第2データ通信手段に受信された前記文字情報により示される前記新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録するように、前記データベースを更新する登録処理手段と、
    を備えることを特徴とする配送伝票作成支援システム。
  2. 前記配送伝票には、前記届け先を記入する所定項目を含め、複数の項目がそれぞれ所定位置に設けられており、
    前記端末は、
    前記配送伝票の前記複数の項目のうち前記所定項目に対して、前記新な届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされた場合、前記電子ペンから送信された記入情報と、各項目についてコード化パターンにおける座標範囲が定義付けられた座標定義情報とに基づいて、前記文字列が記入された前記所定項目を認識する項目認識手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の配送伝票作成支援システム。
  3. 前記配送伝票には、会員の申し込みに必要な事項を記入する会員申込記入欄が設けられており、
    前記端末において、
    前記文字情報認識手段は、非会員の依頼主が前記会員申込記入欄に前記電子ペンで前記事項を記入する操作をした場合、さらに、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記事項を示す文字列を、文字情報として認識し、
    前記第1データ通信手段は、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報を前記配送管理サーバに送信し、
    前記配送管理サーバにおいて、
    前記第2データ通信手段は、前記端末から送信されてきた前記文字情報を受信し、
    前記登録処理手段は、第2データ通信手段に受信された前記文字情報により示される前記事項に基づいて、非会員であった前記依頼主のリストを新たな会員のリストとして生成して、前記データベースに登録する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の配送伝票作成支援システム。
  4. 会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを管理する配送管理サーバと、を備える配送伝票作成支援システムの前記端末において、
    依頼主となった所定会員の届け先の履歴のリストを前記配送管理サーバから受信するデータ通信手段と、
    前記データ通信手段に受信された前記リストを、表示手段に表示させる制御を実行する表示制御手段と、
    前記表示手段に表示された前記リストのうち、前記所定会員の操作により指定された届け先を、今回の届け先として選択する届け先選択手段と、
    前記届け先選択手段により選択された前記今回の届け先を、配送伝票に印刷する指示を行う印刷指示手段と、
    前記所定会員が、届け先を指定する前記操作の代わりに、コード化パターンが印刷された配送伝票に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作をした場合、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記新たな届け先を示す文字列を、文字情報として認識する文字情報認識手段と、
    を備え、
    前記配送管理サーバによって、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報により示される前記新たな届け先が、前記所定会員の前記リストに追加登録されて前記データベースが更新されるように、前記データ通信手段は、当該文字情報を前記配送管理サーバに送信する、
    ことを特徴とする端末。
  5. 前記配送伝票には、前記届け先を記入する所定項目を含め、複数の項目がそれぞれ所定位置に設けられており、
    前記端末は、
    前記配送伝票の前記複数の項目のうち前記所定項目に対して、前記新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされた場合、前記電子ペンから送信された記入情報と、各項目についてコード化パターンにおける座標範囲が定義付けられた座標定義情報とに基づいて、前記文字列が記入された前記所定項目を認識する項目認識手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項4に記載の端末。
  6. 前記配送伝票には、会員の申し込みに必要な事項を記入する会員申込記入欄が設けられており、
    前記文字情報認識手段は、非会員の依頼主が前記会員申込記入欄に前記電子ペンで前記事項を記入する操作をした場合、さらに、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記事項を示す文字列を、文字情報として認識し、
    前記配送管理サーバにおいて、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報により示される前記事項に基づいて、非会員であった前記依頼主のリストが新たな会員のリストとして生成されて前記データベースに登録されるように、前記データ通信手段は、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報を前記配送管理サーバに送信する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の端末。
  7. 会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを管理する配送管理サーバと、を備える配送伝票作成支援システムにおいて、前記端末を制御するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    依頼主となった所定会員の届け先の履歴のリストを前記配送管理サーバから前記端末に受信させる制御をするデータ通信制御手段、
    前記データ通信制御手段の制御により受信された前記リストを、表示手段に表示させる制御を実行する表示制御手段、
    前記表示手段に表示された前記リストのうち、前記所定会員の操作により指定された届け先を、今回の届け先として選択する届け先選択手段、
    前記届け先選択手段により選択された前記今回の届け先を、配送伝票に印刷する指示を行う印刷指示手段、
    前記所定会員が、届け先を指定する前記操作の代わりに、コード化パターンが印刷された配送伝票に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作をした場合、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記新たな届け先を示す文字列を、文字情報として認識する文字情報認識手段、
    として機能させ、
    前記配送管理サーバによって、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報により示される前記新たな届け先が、前記所定会員の前記リストに追加登録されて前記データベースが更新されるように、前記データ通信制御手段として機能している前記コンピュータに、当該文字情報を前記端末から前記配送管理サーバに送信させる制御を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 前記配送伝票には、前記届け先を記入する所定項目を含め、複数の項目がそれぞれ所定位置に設けられており、
    前記コンピュータを、
    前記配送伝票の前記複数の項目のうち前記所定項目に対して、前記新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされた場合、前記電子ペンから送信された記入情報と、各項目についてコード化パターンにおける座標範囲が定義付けられた座標定義情報とに基づいて、前記文字列が記入された前記所定項目を認識する項目認識手段
    としてさらに機能させることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記配送伝票には、会員の申し込みに必要な事項を記入する会員申込記入欄が設けられており、
    前記文字情報認識手段として機能する前記コンピュータに、非会員の依頼主が前記会員申込記入欄に前記電子ペンで前記事項を記入する操作をした場合、さらに、前記電子ペンから送信される記入情報に基づいてストロークを認識し、文字認識処理を行って、当該ストロークにより表わされる前記事項を示す文字列を、文字情報として認識する処理をさせ、
    前記配送管理サーバにおいて、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報により示される前記事項に基づいて、非会員であった前記依頼主のリストが新たな会員のリストとして生成されて前記データベースに登録されるように、前記データ通信制御手段として機能する前記コンピュータに、前記文字情報認識手段により認識された前記文字情報を前記端末から前記配送管理サーバに送信する制御を実行させる、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のプログラム。
  10. 会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを管理する配送管理サーバと、を備える配送伝票作成支援システムの配送管理サーバにおいて、
    依頼主となった所定会員の届け先の履歴のリストを前記データベースから読取る読取り手段と、
    前記読取り手段により読取られた前記リストを前記端末に送信すると共に、前記端末を操作する所定会員によって、コード化パターンが印刷された配送伝票に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされ、その結果として、前記端末により前記新たな届け先を示す文字情報が送信されてきた場合、前記文字情報を受信するデータ通信手段と、
    前記データ通信手段に受信された前記文字情報により示される前記新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録するように、前記データベースを更新する登録処理手段と、
    を備える配送管理サーバ。
  11. 前記配送伝票には、会員の申し込みに必要な事項を記入する会員申込記入欄が設けられており、
    前記配送依頼場所において、非会員の依頼主によって前記会員申込記入欄に前記電子ペンで前記事項を記入する操作がなされ、前記端末により前記事項を示す文字情報が前記配送管理サーバに送信されてきた場合、
    前記データ通信手段は、前記端末から送信されてきた前記文字情報を受信し、
    前記登録処理手段は、前記データ通信手段に受信された前記文字情報により示される前記事項に基づいて、非会員であった前記依頼主のリストを新たな会員のリストとして生成して、前記データベースに登録する、
    請求項10に記載の配送管理サーバ。
  12. 会員が依頼主として届け先まで荷物の配送を依頼する配送依頼場所に設置される1以上の端末と、過去の依頼に基づく1以上の届け先の履歴を会員毎に格納するデータベースを管理する配送管理サーバと、を備える配送伝票作成支援システムにおいて、前記配送管理サーバを制御するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    依頼主となった所定会員の届け先の履歴のリストを前記データベースから読取る読取り手段、
    前記読取り手段により読取られた前記リストを前記配送管理サーバから前記端末に送信する制御を実行すると共に、前記端末を操作する所定会員によって、コード化パターンが印刷された配送伝票に対して、新たな届け先を示す文字列を電子ペンで記入する操作がなされ、その結果として、前記端末により前記新たな届け先を示す文字情報が送信されてきた場合、前記文字情報を前記配送管理サーバに受信させる制御を実行するデータ通信制御手段、
    前記データ通信制御手段の制御により受信された前記文字情報により示される前記新たな届け先を、前記所定会員の前記リストに追加登録するように前記データベースを更新する登録処理手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  13. 前記配送伝票には、会員の申し込みに必要な事項を記入する会員申込記入欄が設けられており、
    前記配送依頼場所において、非会員の依頼主によって前記会員申込記入欄に前記電子ペンで前記事項を記入する操作がなされ、前記端末により前記事項を示す文字情報が前記配送管理サーバに送信されてきた場合、
    前記データ通信制御手段として機能する前記コンピュータに、前記端末から送信されてきた前記文字情報を前記配送管理サーバに受信させる制御を実行させ、
    前記登録処理手段として機能する前記コンピュータに、前記データ通信制御手段の制御により受信された前記文字情報により示される前記事項に基づいて、非会員であった前記依頼主のリストを新たな会員のリストとして生成して、前記データベースに登録する処理を実行させる、
    請求項12に記載のプログラム。
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CN113743871A (zh) * 2021-09-09 2021-12-03 上海擎朗智能科技有限公司 一种配送点位显示方法、装置、机器人及存储介质

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