JP2007226577A - デジタルペンを利用したデータ入力処理システム、端末装置およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルペンを利用したデータ入力処理システムにおいて、ユーザがマニュアルを参照しなくとも、手順に従い帳票などの専用紙に記入することができるシステムを提供する。
【解決手段】端末装置3には帳票2の電子フォーム300が記憶され、電子フォーム300には、帳票2の記入をナビゲートするためのナビゲート情報302が含まれる。端末装置3は、デジタルペン1から送信されたドットパターン情報からユーザが記入している帳票2と記入欄を特定し、ナビゲート情報を参照することで、記入された記入欄の次に記入する記入欄や、次に記入する記入欄の記入方法などが記述されたメッセージをディスプレイ32に表示する。
【選択図】図2
【解決手段】端末装置3には帳票2の電子フォーム300が記憶され、電子フォーム300には、帳票2の記入をナビゲートするためのナビゲート情報302が含まれる。端末装置3は、デジタルペン1から送信されたドットパターン情報からユーザが記入している帳票2と記入欄を特定し、ナビゲート情報を参照することで、記入された記入欄の次に記入する記入欄や、次に記入する記入欄の記入方法などが記述されたメッセージをディスプレイ32に表示する。
【選択図】図2
Description
本発明は、デジタルペンを利用したデータ入力処理システム、データ入力処理システムの端末装置およびコンピュータに関する。
デジタル情報社会の到来により、紙媒体に記載された文字情報をデジタル情報に変換しコンピュータで利用する技術が要求されている。紙媒体に記載された文字情報をデジタル化する技術の一つとしては、手書きや印刷された文字情報をスキャナで読み取り文字認識するOCRが有名であるが、スキャナを使用することなく「ペンと紙」で書いたアナログ情報をデジタル情報に変換し利用するデジタルペンもすでに開発されている(特許文献1)。
特許文献1で開示されているデジタルペンは、ドットパターンが印刷された専用紙に手書きしたときのデジタルペンの軌跡を示すストローク情報をメモリに記憶し、ブルートゥースやUSBなどの通信手段でコンピュータ装置にこのストローク情報を伝送する。そして、コンピュータは、デジタルペンから送信されたストローク情報を文字認識することで、手書きされた文字情報などをデジタル化し利用する。
上述したデジタルペンを利用することで、キーボードやマウスに不慣れな人であっても、コンピュータへの入力が容易に行えるばかりか、既存の帳票をベースとした業務への展開が容易、かつ、業務の効率化を図ることができる。
しかし、デジタルペンと電子フォームを組み合せたシステムでは、電子フォームでは定められた規則に従い必要な事項を正しい順序で入力する必要があるため、ユーザが帳票などの専用紙に記入する際は、ユーザは記入方法のマニュアルや説明が必要となってしまう。
帳票などの専用紙の種類が少ない場合は、記入方法を記した一つのマニュアルを用意すればこと足りるが、種類が多い場合は、マニュアルの管理も面倒になるし、帳票などの専用紙の仕様が変更された場合には、その都度、マニュアルを用意しなければならない。
特表2003−500777号公報
上述した課題を鑑みて、本発明は、デジタルペンを利用したデータ入力処理システムにおいて、帳票などの専用紙にユーザがデジタルペンを利用して記入する際に、ユーザがマニュアルなどを参照しなくとも、手順に従い帳票などの専用紙に記入することができるシステム、端末装置および端末装置にインストールされるコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、デジタルペンを利用したデータ入力処理システムであって、前記デジタルペンと、複数の記入欄が設けられた前記デジタルペンの専用紙と、前記デジタルペンから送信される情報を受信し処理する端末装置とから、少なくとも構成され、前記端末装置は、ユーザに伝達するメッセージを前記専用紙の記入欄ごとに記憶し、前記デジタルペンで記入された前記専用紙の記入欄を特定する手段と、特定した前記専用紙の記入欄に対応する前記メッセージをユーザに伝達する手段を備えていることを特徴とする。
更に、第2の発明は、第1の発明に記載のデジタルペンを利用したデータ入力処理システムであって、前記端末装置は、前記専用紙の記入欄に記入された記入内容の検査方法が示された検査規則情報を記憶し、記入された前記専用紙の記入欄に対応する前記検査規則情報を参照し、前記記入内容の不備を検査する手段と、前記記入内容の不備をユーザに伝達する手段を備えていることを特徴とする。
更に、第3の発明は、デジタルペンから送信された情報を処理する端末装置であって、前記端末装置は、前記デジタルペンの専用紙に設けられた記入欄ごとに、ユーザに伝達するメッセージを記憶し、前記デジタルペンで記入された前記記入欄を特定する手段と、特定した前記専用紙の記入欄に対応する前記メッセージをユーザに伝達する手段を備えていることを特徴とする。
更に、第4の発明は、第3の発明に記載の端末装置であって、前記端末装置は、前記専用紙の記入欄に記入された記入内容の検査方法が示された検査規則情報を記憶し、記入された前記専用紙の記入欄に対応する前記検査規則情報を参照し、前記記入内容の不備を検査する手段と、前記記入内容の不備をユーザに伝達する手段を備えていることを特徴とする。
更に、第5の発明は、デジタルペンから送信された情報を処理する端末装置に実装されるコンピュータプログラムであって、前記デジタルペンの専用紙に設けられ、前記デジタルペンで記入された前記専用紙の記入欄を特定する手段と、記憶されたメッセージの中から、特定した前記専用紙の記入欄に対応する前記メッセージをユーザに伝達する手段として、前記端末装置を機能させるためのコンピュータプログラムである。
更に、第6の発明は、第5の発明に記載されたコンピュータプログラムにおいて、前記デジタルペンの前記専用紙の記入欄に記入された記入内容の検査方法が示された検査規則情報を参照し、前記記入内容の不備を検査する手段と、前記記入内容の不備をユーザに伝達する手段として、前記端末装置を機能させるためのコンピュータプログラムである。
上述した本発明によれば、端末装置がデジタルペンで記入された記入欄を特定し、次に記入すべき記入欄やこの記入欄の記入方法をメッセージでユーザに伝達することで、ユーザが帳票を記入するときに、ユーザはマニュアルを参照する必要がなくなるばかりか、ユーザの記入ミスや記入漏れを事前に防ぐことができる。
また、ユーザの記入ミスや記入漏れがあった場合にリアルタイムで、記入ミスや記入漏れの内容などをユーザに伝達することで、記入情報を処理する前に、速やかに記入ミスや記入漏れを修正するごとができるため、業務の効率化が図れる。
ここから、本発明に係るデータ入力処理システムについて図を参照しながら詳細に説明する。図1は、デジタルペンを利用したデータ入力処理システムの構成を示した図である。
図1に示したように、デジタルペン1を利用したデータ入力処理システムは、デジタルペン1と、デジタルペン1と組み合わされて使用され、デジタルペン1の専用紙である帳票2と、デジタルペン1から無線通信で伝送される情報を処理する端末装置3とから構成される。
図1において端末装置3は1台のコンピュータで構成されているかのように図示されているが、ネットワークを介して接続されたサーバクライアントシステムのように、端末装置3は、サーバやネットワーク端末など複数台のコンピュータで構成されていてもよい。
本実施の形態において、デジタルペン1はAnoto社製を利用し、ユーザが記入する帳票2もAnoto社製のデジタルペンに対応する専用紙である。本実施の形態においてデジタルペン1をAnoto社製としているのは、本発明のデジタルペン1に必要な機能をAnoto社製のデジタルペン1が備えているからである。当然のことながら、本発明のデジタルペン1の機能を実現できれば他社製でもよい。
端末装置3は、ユーザにメッセージを伝達する手段としてディスプレイ32とスピーカ33を備え、帳票2に対応する電子フォーム300を記憶している。電子フォーム300とはコンピュータを利用して従来の紙の帳票2を実現するツールで、ブラウザなどに表示された帳票2のイメージに、コンピュータに接続可能なデータ入力機器を利用して情報が入力されるものである。
本発明においては、デジタルペン1は電子フォーム300のデータ入力機器として利用され、ユーザがデジタルペン1で帳票2に記入したデータが、デジタルペン1を介して端末装置3の電子フォーム300に入力される。
帳票2はAnoto社製仕様のデジタルペンの専用紙で、帳票2には細かなドットパターンが印刷され、このドットパターンで帳票2の座標が示されている。デジタルペン1はこのドットパターンを読取ることで、ユーザが帳票2に記入している箇所の座標を示すドットパターン情報を取得する。デジタルペン1が取得したドットパターン情報から、デジタルペン1で記入されている帳票や帳票上の記入欄が特定できる。
また、デジタルペン1は、読取ったドットパターンからデジタルペン1の軌跡を演算することで、ユーザが帳票2に記入したときのデジタルペン1の軌跡であるストローク情報を取得する。デジタルペン1が取得したストローク情報を文字認識することで、帳票2に記入された文字を特定できる。そして、デジタルペン1が取得したドットパターン情報やストローク情報は無線通信で端末装置3に伝送される。
端末装置3には帳票2に対応する電子フォーム300が記憶され、本発明において、帳票2に対応する電子フォーム300は、帳票2のイメージ情報などに加えて、帳票2の記入方法や記入上の規則をナビゲートするためのナビゲート情報を有している。
入力開始時に端末装置3は、端末装置3がデジタルペン1から、ドットパターン情報を受信すると、ドットパターン情報で特定される帳票2に対応する電子フォーム300を呼出し、帳票2のイメージ情報をディスプレイに表示する。また、入力中に端末装置3は、デジタルペン1から送信されたドットパターン情報からユーザが記入している記入欄を特定し、ナビゲート情報を参照することで得られるメッセージをディスプレイに表示する。
更に、端末装置3は、デジタルペン1から送信されたストローク情報を解析することで、ユーザが記入した文字情報を取得する。そして、ナビゲート情報を参照し、ユーザの記入ミスや記入漏れがある場合は、リアルタイムで、記入ミスや記入漏れの内容などをディスプレイに表示し、速やかに記入ミスや記入漏れの修正をユーザに促す。
ユーザが記入する記入欄の記入方法をリアルタイムでユーザに伝達することで、ユーザの記入ミスや記入漏れを事前に防ぐことができるばかりか、ユーザが帳票2を記入するときに、記入例や記入マニュアルを用意することはなくなる。
また、ユーザの記入ミスや記入漏れがあった場合にリアルタイムで、記入ミスや記入漏れの内容などをディスプレイに表示することで、帳票2に記入した情報を処理する前に、速やかに記入ミスや記入漏れを修正するごとができるため、処理業務の効率化が図れる。
デジタルペンを利用した入力処理システムについて詳細に説明する。図2は、デジタルペンを利用した入力処理システムのブロック図である。
「デジタルペンおよび帳票の説明」
ここからデジタルペン1と帳票2について説明する。図3は帳票2の一例を示した図、図4は帳票2に印刷されたドットパターンを説明する図である。
ここからデジタルペン1と帳票2について説明する。図3は帳票2の一例を示した図、図4は帳票2に印刷されたドットパターンを説明する図である。
図3に示したように、帳票2には複数の記入欄が赤外線吸収性を有しないインキ(例えば、プロセスカラーのインキ)で印刷され、更に、カーボンを含んだ赤外線吸収性を有する特殊インキなどでドットパターンが印刷されている。
図4(a)に示したように、カーボンを含んだ特殊インキを用いて、格子状のドットパターンが帳票2に印刷されている。ドットパターンの各ドットは、格子状の交点において上下左右のいずれかの方向に微妙にずれた状態で配置される。図4(b)に示したように、ドットの配置位置は意味を持ち、一つのドットで22通りを表現することができる。
実際には、ドットパターンは、6ドット×6ドットの面積を一単位として読取られ、一単位で一つの座標を表している。上述したように、一つのドットで22通りを表現することができるので、36個のドットすべてで272通りの座標を表現することができる。
この6ドット×6ドットの組み合わせを全て網羅できる面積は、非常に膨大な面積になるため、この膨大の面積の一部分を帳票2に割当て、割当てられた部分には帳票3ごとに固有の識別番号が割り振られる。よって、端末装置3が、帳票2に割り当てられたドットパターンとその識別番号とを記憶していれば、帳票2上のドットパターンを読取ることで、ユーザが記入した帳票2の識別が可能になる。
また、上述したように、帳票2全体でドットパターンはすべて異なることになるため、デジタルペン1で記入したときのドットパターンさえ分かれば、帳票2上の記入された座標が分かり、ユーザが記入している記入欄を特定できる。
更に、ユーザがデジタルペン1で記入しているときに、デジタルペン1が高速(50回〜100回/秒)でこのドットパターンを撮像し、撮像したドットパターンから得られるドットパターン情報を解析することで、デジタルペン1の軌跡であるストローク情報を取得できる。端末装置3は、このストローク情報をOCRなどの技術を利用して解析することで、ユーザが記入した文字情報を取得することができる。
図2に示したように、デジタルペン1には、従来のペンとして機能するボールペン部14に加え、デジタルペン1として機能するために、帳票2上に印刷されたドットパターンを読取る手段であるカメラ11と、端末装置3と無線通信するための手段である無線通信手段12と、ボールペン部14のペン先に加わる圧力を計測するための筆圧センサ13と、デジタルペン1に電力を供給するためバッテリー15と、画像処理などの行うためのイメージプロセッサ10を備えている。
帳票2上に印刷されたドットパターンを読取る手段であるカメラ11は光源と光学系を備えている。上述しているように、ドットパターンは、カーボンを含んだ特殊インキで帳票2上に印刷されているため、カメラ11が赤外線を利用し帳票2上を撮像することで、カメラ11は帳票2上のドットパターンだけを認識することができる。
デジタルペン1に備えられた無線通信手段12は、パーソナルコンピュータ用の無線通信手段であればよく、Anoto社製のデジタルペン1で無線通信手段12はブルートゥースである。当然のことながら、無線通信手段12はブルートゥース以外の手段、例えば、ZigBeeや赤外線通信でもよく、更には、USBなど有線で通信を行う手段であっても構わない。
筆圧センサ13は、ユーザがデジタルペン1により帳票2上に文字などを書く際、ボールペン部14の先端に加わる圧力すなわち筆圧を検出し、イメージプロセッサ10へ供給する手段である。イメージプロセッサ10は筆圧センサ13から送信される信号を参照することで、ボールペン部14のペン先が帳票2に接した状態(=記入している状態)であるか、接していない状態(=記入していない状態)であるか判断できる。
画像処理を行うイメージプロセッサ10はメモリを備え、ボールペン部14のペン先が帳票2に接した状態であるときに、カメラ11が高速(50回〜100回/秒)で撮像したドットパターンから、ドットパターン情報とストローク情報を取得しメモリに記憶する。そして、本実施の形態では、帳票2に印刷された送信マーク(図4のマーク)をデジタルペン1でチェックしたときに、メモリに記憶したドットパターン情報とストローク情報がデジタルペン1から端末装置3に伝送される。
「端末装置の説明」
図2に示したように端末装置3には、デジタルペン1と無線通信するための無線通信手段31と、情報を記憶するための手段である情報記憶装置34と、視覚的に情報を伝達する手段であるディスプレイ32と、音声で情報を伝達するための手段であるスピーカ33と、端末装置3全体を制御するための制御手段30とを備えている。
図2に示したように端末装置3には、デジタルペン1と無線通信するための無線通信手段31と、情報を記憶するための手段である情報記憶装置34と、視覚的に情報を伝達する手段であるディスプレイ32と、音声で情報を伝達するための手段であるスピーカ33と、端末装置3全体を制御するための制御手段30とを備えている。
デジタルペン1と無線通信するための無線通信手段31は、デジタルペン1に備えられた無線通信手段12と同じ仕様の手段である。視覚的に情報を伝達する手段であるディスプレイ32と、音声で情報を伝達するための手段であるスピーカ33は、一般的なものであるため説明は省く。
情報記憶手段34とは大容量の情報を記憶できるハードディスクなどで実現され、この情報記憶手段34には、少なくとも、帳票2に割り振られたドットパターンを示すパターン情報310、ユーザが記入欄に入力した文字情報を検査する内容が記述された検査規則情報320、および、電子フォーム300とが記憶される。
電子フォーム300は、帳票2のイメージ情報301と帳票2の記入方法をナビゲートするためのナビゲート情報302とが含まれる。イメージ情報301とは、図3で示した帳票2のイメージを端末装置3のディスプレイ32に出力するための情報である。また、ナビゲート情報302とは、ユーザに伝達するメッセージなどが記憶された情報である。
図5はナビゲート情報302を説明する図である。図5に示したように、ナビゲート情報302には、記入欄を特定するため情報として、記入欄の枠の左上隅と右下隅のドットパターン情報と、ユーザが記入欄に記入した後にユーザに対して提示される情報として、記入方法に関する内容が記述されたメッセージと、ユーザが記入欄に記入した記入内容を検査するときに適用する検査規則を示す検査規則IDとが、記入欄ごとに記憶されている。なお、ナビゲート情報302に記憶する記入方法に関するメッセージとしては、記入した記入欄の次に記入する記入欄を示す情報と、次に記入する記入欄の記入方法が望ましい。
図6は検査規則情報を説明する図である。図6に示したように、検査規則情報は、検査規則IDに関連付けられて、ストローク情報を解析することで得られるユーザが記入欄に記入した文字情報と検査規則とを対応付けて記憶される。
例えば、図3で示した帳票2において、ユーザが記入日を記入したときは、検査規則IDが「1」の検査規則が適用され、ユーザが記入した記入日と実際に日付が照合される。なお、図6においては検査規則の内容を便宜上文書で記載している。実際は、検査規則は、検査規則の内容を実現するためのモジュールが記憶される。
端末装置3の制御手段30は、コンピュータのマザーボードのようにCPUとメモリなどから構成され、さらにCPUを動作させるためのプログラムも実装されている。
制御手段30はデータ入力処理の一連の処理を制御する手段で、デジタルペン1から送信されるドットパターン情報からユーザが記入した記入欄を特定した後、ナビゲート情報302を参照し、ディスプレイ32やスピーカ33を用いて、ユーザが記入した記入欄に設定されているメッセージをユーザに伝達する機能、ストローク情報を文字認識する機能、認識した文字情報を検査規則IDで特定される検査規則情報320に従い検査する機能を備えている。
ここから、本発明に係る端末装置3の動作手順について説明する。図7は、端末装置3の動作手順を示したフロー図である。この手順の最初のステップS10は、端末装置3がデジタルペン1からドットパターン情報とストローク情報とを受信するステップである。
このステップにおいて、ユーザが帳票2の記入欄にデジタルペン1を用いて記入すると、デジタルペン1が帳票2に印刷されたドットパターンを読取り、ドットパターン情報とストローク情報を取得し、端末装置3は無線通信でこれらの情報をデジタルペン1から受信する。
次のステップS11は、ユーザが記入している帳票2を端末装置3が特定するステップである。このステップでは、端末装置3の制御手段30が情報記憶手段34に記憶されたパターン情報310を参照し、ステップS10で取得したドットパターン情報が含まれる帳票2を検索することで、ユーザが記入している帳票2を特定する。
なお、初回にこのステップが実行されたときは、端末装置11の制御手段30は、特定した帳票2の電子フォーム300に含まれるイメージ情報301をディスプレイ32に出力し、ディスプレイ32に帳票2のイメージが表示される。
次のステップS12は、ユーザが記入している帳票2の記入欄を端末装置3の制御手段30が特定するステップである。このステップでは、制御手段30は、ステップS11で特定した帳票2のナビゲート情報302の中で設定されている記入欄の中から、ステップS10で取得したドットパターン情報が含まれる記入欄を特定する。
次のステップS13は、文字認識を行いユーザが記入した内容を端末装置3が取得するステップである。このステップでは、ステップS10で取得したストローク情報を文字認識することで、ユーザが記入した記入内容を端末装置3は取得する。なお、制御手段30が備える文字認識の機能は、一般的なOCRの技術で実現できるため詳細は記載しない。
次のステップS14は、ユーザが記入した記入内容を端末装置3の制御手段30が検査するステップである。このステップでは、ナビゲート情報302で示され、ステップS12で特定した記入欄に設定された検査規則に従い、ステップS13で取得した記入内容を検査し、すなわち、検査規則する実行するモジュールを呼出し、記入内容に誤りがあれば、誤りを示すメッセージを送信しステップS10に戻り、誤りが無ければステップS15に進む。
ステップS15は、制御手段30が記入方法に関するメッセージを出力するステップである。このステップでは、制御手段30はナビゲート情報302を参照し、ステップS12で特定した記入欄に、ユーザに記入方法に関するメッセージが設置されていれば、そのメッセージをディスプレイなどでユーザに伝達する。
次のステップS16は、ユーザの記入が終了であるか確認するステップである。このステップで、端末装置3の制御手段30は未記入の欄がないか確認するなどし、ユーザの記入が終了したか確認する。終了であった場合はこの手順を終了し、終了しない場合はステップに戻る。
図8は、記入方法が伝達される状況を説明する図である。図7に示したように、ユーザが帳票2の一つの記入欄に記入するごとに、ナビゲート情報302に記憶されたメッセージがディスプレイ32やスピーカ33によって伝達され、このメッセージによって、ユーザが次に記入する記入欄が示される。
また、検査規則情報に従い記入内容を検査し、記入ミスが見つかった場合は、記入ミスの内容がディスプレイ32やスピーカ33によって伝達される。例えば、図6の検査規則情報(ID=2)に従い郵便番号と住所の一致を検査した結果、郵便番号と住所が不一致であるときには、郵便番号と住所表示が不一致であることを示すメッセージが表示される。
なお、上述しているように、端末装置3は1台のコンピュータで必ずしも構成されていなくてもよい。例えば、端末装置3は、ネットワーク端末とネットワークを介して接続されたデータベースサーバで構成することもできる。この場合、電子フォーム300などを記憶する情報記憶手段34の機能をデータベースサーバが担い、情報記憶手段34以外の手段の機能はネットワーク端末が担う。
1 デジタルペン
2 帳票
3 端末装置
30 制御手段
31 無線通信手段
32 ディスプレイ
33 スピーカ
34 情報記憶手段
300 電子フォーム
301 イメージ情報
302 ナビゲート情報
310 パターン情報
320 検査規則情報
2 帳票
3 端末装置
30 制御手段
31 無線通信手段
32 ディスプレイ
33 スピーカ
34 情報記憶手段
300 電子フォーム
301 イメージ情報
302 ナビゲート情報
310 パターン情報
320 検査規則情報
Claims (6)
- デジタルペンを利用したデータ入力処理システムであって、前記デジタルペンと、複数の記入欄が設けられた前記デジタルペンの専用紙と、前記デジタルペンから送信される情報を受信し処理する端末装置とから、少なくとも構成され、前記端末装置は、ユーザに伝達するメッセージを前記専用紙の記入欄ごとに記憶し、前記デジタルペンで記入された前記専用紙の記入欄を特定する手段と、特定した前記専用紙の記入欄に対応する前記メッセージをユーザに伝達する手段を備えていることを特徴とするデータ入力処理システム。
- 請求項1に記載のデジタルペンを利用したデータ入力処理システムであって、前記端末装置は、前記専用紙の記入欄に記入された記入内容の検査方法が示された検査規則情報を記憶し、記入された前記専用紙の記入欄に対応する前記検査規則情報を参照し、前記記入内容の不備を検査する手段と、前記記入内容の不備をユーザに伝達する手段を備えていることを特徴とするデータ入力処理システム。
- デジタルペンから送信された情報を処理する端末装置であって、前記端末装置は、前記デジタルペンの専用紙に設けられた記入欄ごとに、ユーザに伝達するメッセージを記憶し、前記デジタルペンで記入された前記記入欄を特定する手段と、特定した前記専用紙の記入欄に対応する前記メッセージをユーザに伝達する手段を備えていることを特徴とする端末装置。
- 請求項3に記載の端末装置であって、前記端末装置は、前記専用紙の記入欄に記入された記入内容の検査方法が示された検査規則情報を記憶し、記入された前記専用紙の記入欄に対応する前記検査規則情報を参照し、前記記入内容の不備を検査する手段と、前記記入内容の不備をユーザに伝達する手段を備えていることを特徴とする端末装置。
- デジタルペンから送信された情報を処理する端末装置に実装されるコンピュータプログラムであって、前記デジタルペンの専用紙に設けられ、前記デジタルペンで記入された前記専用紙の記入欄を特定する手段と、記憶されたメッセージの中から、特定した前記専用紙の記入欄に対応する前記メッセージをユーザに伝達する手段として、前記端末装置を機能させるためのコンピュータプログラム。
- 請求項5に記載されたコンピュータプログラムにおいて、前記デジタルペンの前記専用紙の記入欄に記入された記入内容の検査方法が示された検査規則情報を参照し、前記記入内容の不備を検査する手段と、前記記入内容の不備をユーザに伝達する手段として、前記端末装置を機能させるためのコンピュータプログラム。
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