JP2009184752A - ポリマーフィルムの巻取方法及びその装置 - Google Patents

ポリマーフィルムの巻取方法及びその装置 Download PDF

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Abstract


【課題】耳伸び及び巻キズレを防止しつつ、フィルムを巻取る。
【解決手段】巻取装置10は、エアを用いて、フィルムを巻芯23に押し付けながら巻き取り、フィルムロール36とする。巻き取られる際のフィルムの表面近傍に、エアノズル40を設ける。エアノズル40に、スリット40aを設ける。エアノズル40は、スリット40aを介して、巻き取られる際のフィルムの表面にエアをあてる。スリット40aとフィルムとの間に、フィルムに向かうエアを遮る遮風部材50、51を備える。遮風部材50,51は、第2シフト機構53により、フィルムの幅方向Aの両端部に向かうエアを遮る遮風位置、及びフィルムに向かうエア風の通過を許容する許容位置の間で、移動自在となっている。第2シフト機構53は、制御部33の制御の下、巻取り半径R1の増加にともなって幅Lpが小さくなるように、遮風部材50、51を移動する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ポリマーフィルムの巻取方法及びその装置に関するものである。
液晶ディスプレイ(LCD)用偏光板保護フィルムなどに用いられるポリマーフィルムは、一般に溶液製膜方法により製造されている。この溶液製膜方法を用いてポリマーフィルムを製膜するフィルム製造ラインでは、例えば、セルロースアセテート等のポリマーを可塑剤、UV吸収剤、滑り剤等の各種添加剤と共に溶媒に溶かしてドープにする。そして、このドープをエンドレスの無端支持体であるドラムもしくはバンドへ流延し、自己支持性をもったところで剥離する。次いで、剥離された軟膜をパスローラで搬送しながら熱風乾燥してポリマーフィルム(以下、フィルムと称する)を形成する。
フィルムは、フィルム製造ラインの下流側に設けられるフィルム巻取装置に連続的に送られ、そこで樹脂、金属、木材、厚紙等で作られた円筒状の巻芯に、用途や設備能力等に応じて数百mから数千mの長さに巻き取られる。そして、ロール状に巻き取られたフィルムロールの形態で適宜梱包されて製品形態となる。この際に、フィルム製造ラインの生産能力の向上に伴い、フィルム巻取装置においてフィルムの巻き取り速度を上げると、フィルムと一緒にエアが巻き込まれてしまうおそれがある。フィルムロールにエアが巻き込まれると、フィルムの層間が不均一な空気厚みを持ったフィルムロールが形成される。これにより、局所的な黒筋状の変形(以下、単に黒筋故障という)が発生する。
この黒筋故障を回避するため、フィルムの巻取り速度や厚み、フィルムロールの巻径等に応じて、フィルムロールに巻き取られるフィルムに巻き取り張力(テンション)を付与するとともに、フィルムロールの周面にレイオンロールなどの押圧ロールを所定の圧力で押圧させることで、フィルム巻取り時に巻き込まれたエアを強制的に除去し、エアの巻き込みに起因する品質故障の発生を防止する方法が良く知られている(例えば、特許文献1)。更に、フィルムロールの巻きズレの防止のために、フィルムの両側縁部(以下、耳部と称する)にナーリングを予め付与し、これを巻芯に巻取る方法が知られている(例えば、特許文献2)。
2002−220143号公報 2002−255409号公報
ところで、特許文献2のように、耳部にナーリングが付与されたフィルムを、巻芯に押し付けながら巻き取り続けていくと、ナーリングが施された耳部とナーリング施されていない製品部との間の微小な膜厚差が積み重なることによって、フィルムロールの外周面のフィルム上の幅方向両側縁部近傍に、略周方向に沿った段差が現れる。このような段差が現れたフィルムロールにフィルムを押し付けながら巻き取っていくと、この段差に起因して、フィルムロールに巻き取られたフィルムやフィルムロール側のフィルムに、局所的に応力が発生する。この応力により、フィルムロールをなすフィルムの両側縁部近傍が伸びてしまう(以下、耳伸びと称する)。一方、この耳伸びを防止するために、巻き取り張力(テンション)や押圧ロールによる圧力を小さくすることも可能であるが、この場合には、巻きズレや、エアの巻き込みに起因する品質故障が発生してしまう。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、巻きズレや黒筋故障などと共に、耳伸びの発生を防止するポリマーフィルムの巻取方法及びその装置を提供するものである。
本発明は、幅方向の両側縁部にナーリング加工が施された長尺状のポリマーフィルムを、巻芯に押し付けながら巻き取るポリマーフィルムの巻取装置において、前記巻芯に巻き取られた前記ポリマーフィルムに向けて風を送る送風部と、前記幅方向の長さがLaの前記ポリマーフィルムのうち、前記風があたる部分の前記幅方向の長さLpを調節する調節部と、前記巻芯に巻き取られた前記ポリマーフィルムの巻き取り量が増大するに従って、Lp/Laの値が小さくなるように前記調節部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
前記制御部が、前記ポリマーフィルムを前記巻芯に巻き取り始めるときには、Lp/Laの値が略1と、前記ポリマーフィルムを前記巻芯に巻き取り終わるときには、Lp/Laの値が0.9以上0.99以下となるように前記調節部を制御することが好ましい。
前記調節部は、前記送風部と前記ポリマーフィルムとの間に設けられた1対の遮風部材と、前記ポリマーフィルムの前記幅方向の両端部に向かう前記風を遮る遮風位置、及び前記ポリマーフィルムに向かう前記風の通過を許容する許容位置の間で、前記1対の遮風部材を前記ポリマーフィルムの前記幅方向に移動させる遮風部材移動機構と、を有し、前記制御部は、前記巻き取り量が増大するに従い、前記1対の遮風部材の間の距離が短くなるように前記遮風部材移動機構を制御することが好ましい。また、前記調節部は、回動軸及び前記風を所定方向に案内する案内面が設けられ、前記ポリマーフィルムの前記幅方向の両端部に向かう前記風を、前記両端部よりも前記幅方向の中央部側の前記ポリマーフィルムへ案内する案内位置、及び前記案内位置から退避した退避位置の間で、前記回動軸を中心に回動自在に設けられる1対の案内部材と、前記案内位置にある前記案内部材の前記案内面、及び前記退避位置にある前記案内部材の前記案内面がなす角の角度θを調節する角度調節機構と、を有し、前記制御部は、前記巻き取り量が増大するに従い、前記角度θが大きくなるように前記角度調節機構を制御することが好ましい。更に、前記送風部は、前記風が通過する方向に直交する断面の形状が、前記幅方向に伸びるスリット状の通気路と、前記通気路の内壁面のうち、前記幅方向と交差する方向に伸びる1対の内壁面を構成する内壁面部材と、を有し、前記調節部は、前記内壁面部材を前記幅方向に移動する内壁面部材移動機構を有し、前記制御部は、前記巻き取り量が増大するに従い、前記1対の第2の内壁面の間の距離が短くなるように前記内壁面部材移動機構を制御することが好ましい。
前記巻芯に巻取られる際の前記ポリマーフィルムの表面と前記送風部に設けられる送風口との距離が5mm以上15mm以下の範囲で略一定となるように、前記送風部と前記巻芯とのうち少なくとも1つを移動する移動機構を備えることが好ましい。
また、本発明は、幅方向の両側縁部にナーリング加工が施された長尺状のポリマーフィルムを、巻芯に押し付けながら巻き取るポリマーフィルムの巻取方法において、前記巻芯に巻き取られた前記ポリマーフィルムに向けて風を送り、前記幅方向の長さがLaの前記ポリマーフィルムのうち、前記風があたる部分の前記ポリマーフィルムの幅方向の長さLpを、前記巻芯に巻き取られた前記ポリマーフィルムの巻き取り量が増大するに従いLp/Laの値が小さくなるように調節することを特徴とする。
本発明によれば、耳部にナーリング加工が施され、幅がLaの長尺状のポリマーフィルムのうち、風があたる部分の幅Lpを、巻芯に巻き取られたポリマーフィルムの巻き取り量が増大するに従いLp/Laの値が小さくなるように調節しながら、ポリマーフィルムを巻芯に押し付けながら巻き取るため、耳伸び及び巻きズレを防止しつつ、ポリマーフィルムをロール状に巻き取ることができる。
以下に、本発明の実施態様について詳細に説明する。ただし、本発明はここに挙げる実施態様に限定されるものではない。
図1のように、巻取装置10は、フィルム製造ライン12の下流側に配される。フィルム製造ライン12と巻取装置10との間には、ナーリング付与ローラ14と、耳切装置15とが順次設けられる。フィルム製造ライン12は、ポリマーであるTACと溶媒とを含むドープを支持体上に流延して、流延膜をつくり、この流延膜を剥ぎ取り、流延膜に含有する溶媒を蒸発して、長尺状のフィルム16を製造する。そして、フィルム製造ライン12で製造されたフィルム16は、ナーリング付与ローラ14と、耳切装置15とを介して、巻取装置10に送られる。
図2及び図3のように、ナーリング付与ローラ14は、長尺状のフィルム16の幅方向の両側縁部(以下、耳部と称する)16aに、エンボス加工等により、微小の凸部18を複数設ける。この凸部18は、ナーリング高さがHnとされ、例えば、円錐台形状に設けられる。ナーリング高さHnは、凸部18の頂部と、フィルム16のうち耳部16aを除いた製品部16bの表面との膜厚方向の高さを指す。凸部18の形状として、円錐台形状に限らず、例えば角錐台形、円丘形、波形、格子形、不定形等の集合体等、各種の形状を採用することができる。
凸部18が設けられる耳部16aの幅方向Aの長さLmは、3mm以上50mm以下であることが好ましく、5mm以上30mm以下であることがより好ましい。凸部18の径D1は、50μm以上1000μm以下であることが好ましく、通常100μm以上300μm以下であることがより好ましい。凸部18のナーリング高さHnは1μm以上100μm以下であることが好ましく、3μm以上30μm以下であることがより好ましい。また、凸部18が形成される密度は20個/cm以上1000個/cm以下であることが好ましく、通常50個/cm以下〜200個/cm以下であることがより好ましい。
図1のように、耳切装置15は、フィルム16の両縁の余分な部分を切断除去する。この耳切装置15にもクラッシャが接続される。耳切装置15により切断された両縁は、送風によりクラッシャに送られて、粉砕され、ドープ等の原料として再利用される。
図4のように、巻取装置10は大別して、ターレットアーム21、ターレットアーム21を回動自在に保持する保持台22、ターレットアーム21の両端にセットされた巻芯23、モータ24、パルスジェネレータ26、張力測定用ローラ27、ガイドローラ28、ダンサローラ29、ダンサ機構30、張力測定用センサ31、エア吹付け機構32、及び制御部33から構成されている。
この巻取装置10は、フィルム製造ライン12で製造されたフィルム16をターレットアーム21に回転自在に保持された巻芯23でロール状に連続巻取し、フィルムロール36を形成する。そして、フィルムロール36の巻取り半径(巻厚)R1が所定の長さに達したら、フィルム16がフィルムカッタ(図示せず)等により所定の位置で切断される。また、切断されたフィルム16の先端は図示しない巻き付け装置によりターレットアーム21の先端にセットされた空の巻芯23に巻き付けられる。この後、ターレットアーム21が所定角度回転し、フィルム16の先端が巻き付けられた巻芯23は巻取り位置にセットされる。また、巻き取りが終了したフィルムロール36は取出し位置にセットされる。取出し位置ではフィルムロール36が取り出された後に、空の巻芯23がセットされる。
モータ24は、巻取り位置にセットされた巻芯23を回転駆動する。巻芯23が図中時計方向に回転すると、フィルム16が巻芯23に巻き取られ、フィルムロール36となる。図示しないモータドライバ等は、モータ24がフィルム16を巻き取る巻取り速度を制御する。
パルスジェネレータ26は、フィルム搬送路上に配置されたパスローラ37の一つに接続されており、このパスローラ37の回転をパルス信号に変換する。このパルス信号は制御部33に送られる。制御部33はパルス信号のパルス数をカウントすることで、巻芯23に巻き取られたフィルム16の巻取り量を算出するとともに、この算出結果に基づきフィルムロール36の巻取り半径R1などを算出する。
張力測定用ローラ27及びガイドローラ28は、フィルム16の搬送方向においてパスローラ37の上流側に配置される。各ローラ27、28の間にはダンサローラ29がダンサ機構30により図中上下方向に移動自在に保持されている。そして、張力測定用ローラ27には、張力測定用センサ31が接続されている。この張力測定用センサ31は、フィルムロール36に巻き取られるフィルム16に付与されている巻取り張力の大きさを検出する。また、ダンサ機構30は、ダンサローラ29に付与する加重を調整することで、フィルム16の巻取り時の巻取り張力の大きさを調整する。
この際に、フィルム16に付与される巻取り張力が強いとフィルムロール36の巻圧が強くなって黒筋故障や巻きしわが発生し、逆に巻取り張力が弱いと巻圧が弱くなって巻きズレが発生してしまう。そのため、制御部33は、張力測定用センサ31からの検出信号に基づき、フィルム16に付与される巻取り張力がフィルム16の巻取り速度と厚みとに応じた所定の範囲内に収まるようにダンサ機構30を制御する。
さらに、制御部33はフィルムロール36の巻取り半径R1が大きくなるに従い、ダンサ機構30を制御してフィルム16に付与する巻取り張力を低減させている。これにより、過剰な巻き取り張力に起因する、黒筋や巻きしわの発生を防ぎつつ、フィルム16を巻き取ることができる。
エア吹付け機構32は、フィルムロール36に巻き取られる際のフィルム16の表面にエアを吹き付ける。このエアの吹き付けにより、フィルム16を所望の圧力で巻芯23またはフィルムロール36に押し付け、非接触で巻取り時に巻き込まれたエアを強制的に除去しつつ、巻き取ることができる。このため、エア吹付け機構32は、フィルム16がフィルムロール36に巻き取られる巻取開始位置PR近傍に配置されている。
このエア吹付け機構32は、エアノズル40と、エアノズル40にエア配管41を介して接続されたブロア42と、エアノズル40を移動させる第1シフト機構43と、エアノズル40内に設けられ、イオンを発生するイオン発生器45とから構成されている。なお、エア配管41の配管途中には図示は省略するが、エアの吹付けを制御する自動弁、エアの湿度(露点)を調整する除湿器、エアの温度を調整する熱交換器などが設けられている。
エアの送風源であるブロア42は、制御部33の制御の下、所定圧のエアを発生する。そして、このブロア42で発生させたエアは、エア配管41等を介してエアノズル40のスリット40aから、その長手方向にわたって均一なエア圧力(吹付け圧力)で、巻取開始位置PR近傍のフィルム16の周面に吹き付けられる。このように、エアノズル40のスリット40aから、その長手方向にわたって均一なエア圧力でエアをフィルム16の周面に吹き付けることで、フィルムロール36に巻き込まれたエアを非接触で除去して、フィルムロール36の巻取り半径R1をロール周方向にわたって均一にすることができる。
第1シフト機構43は、制御部33の制御の下、スリット40aとフィルム16の表面との距離を一定に保てるように、巻取り半径R1の増大に従ってエアノズル40を移動させる。この第1シフト機構43としては、エアノズル40を移動可能であれば、任意の機構を用いてよい。
イオン発生器45は、図示は省略するが複数の針型電極を備えており、制御部33の制御の下、この針型電極に高電圧を印加することで、電極周囲の空気(エア)をイオン化する。これにより、イオンを含むエアをフィルム16の表面に吹き付けることができる。フィルムロール36に巻き取られるフィルム16は、フィルム搬送路上を搬送される際に複数のパスローラと摺接して帯電しているおそれがあるが、イオンを含むエアを吹き付けることで、フィルム16が帯びている静電気を除電して、その帯電量を低くすることができる。その結果、静電気に起因する異物故障の発生を防止することができる。なお、このイオン発生器45としては、イオンを発生(空気をイオン化)可能なものであれば、任意の発生器を用いてよい。なお、フィルム16の帯電量が小さい場合には、イオン発生器45を省略し、通常のエアをフィルム16に吹き付けてもよい。
図5及び図6のように、エアノズル40は、エアを送り出すスリット40aを有し、スリット40aがフィルムロール36に巻き取られたフィルム16と対向するように配される。スリット40aとフィルム16との間には、スリット40aから送り出されるエアを遮る遮風部材50、51が、それぞれ、フィルム16の耳部16a近傍に設けられる。
遮風部材50、51は、スリット40aからフィルム16に向けて送り出されるエアの通過を許容する許容位置(図5(A)参照)と、スリット40aから送り出されるエアのうちフィルム16の幅方向Aの両端部に向かうエアを遮る遮風位置(図5(B)参照)と、の間で移動自在となるように設けられる。ここで、両端部とは、耳部16a全体でもよいし、耳部16aのうち幅方向Aの端部などのように、耳部16aの一部でもよい。更に、耳部16aとともに、製品部16bの一部を含めても良い。また、第2シフト機構53は、制御部33の制御の下、許容位置と遮風位置との間で遮風部材50、51を移動する。制御部33は、第2シフト機構53を介して、Lp/Laの値を所定の範囲になるように調節する。制御部33は、巻き取り半径R1の増大量に応じて、Lp/Laの減少量を調節してもよいし、巻取り開始から一定の割合でLp/Laを小さくしてもよい。ここで、Laとは、フィルム16の幅方向Aの長さであり、Lpとは、フィルム16のうち、スリット40aから送り出されたエアがあたり、フィルム16を有効にフィルムロール36に抑えるつけることのできる部分の幅方向Aの長さである。
次に、本実施形態の作用について説明する。図1のように、フィルム製造ライン12は、溶液製膜方法によりフィルム16を製造し、ナーリング付与ローラ14にフィルム16を送る。ナーリング付与ローラ14は、フィルム16の耳部16a(図2参照)に所定のナーリングを付与する。耳切装置15は、ナーリングが付与された耳部16aを残しながら、フィルム16の両縁の余分な部分を切断除去する。両縁の余分な部分を切断除去されたフィルム16は巻取装置10に送られる。
図4のように、巻取装置10内において、巻芯23がターレットアーム21の両端部にセットされる。図示しない巻付装置は、フィルム製造ライン12にて製造されたフィルム16の先端を巻芯23に巻き付けた後、制御部33は第1シフト機構43を駆動してエアノズル40を所定の位置に移動させる。制御部33はイオン発生器45を駆動してエアノズル40内部のエアをイオン化するとともに、フィルム巻取り開始時の巻取り張力が所定値になるように、ダンサ機構30を駆動する。次いで、制御部33はモータ24を駆動して、所定の巻取り速度でフィルム16の巻き取りを開始する。巻取り張力は、製造条件に応じて適宜決定すればよいが、例えば、フィルム16の巻取り速度が略100m/分、フィルム厚みが略80μm、フィルム幅が1340mm、フィルムの巻全長が4000mの場合では、フィルム巻取り開始時の巻取り張力を410Nになるように設定し、フィルム巻取り終了時の巻取り張力を350Nになるように設定することが好ましい。
そして、制御部33は、フィルム16の巻き取りが開始した後、パルスジェネレータ26からのパルス信号に基づき、フィルムロール36の巻取り半径R1を算出する。そして、制御部33は、この巻取り半径R1に基づいて、スリット40aとフィルムロール36の周面との間の距離D2が所定の範囲内で略一定の値を保つように第1シフト機構43を駆動する。この距離D2は、3mm以上30mm以下であることが好ましく、5mm以上15mm以下であることがより好ましい。
フィルムロール36の巻取り半径R1が所定の値に達し、フィルム16の巻取りが終了したら、ブロア42の駆動を停止させるとともに、第1シフト機構43を駆動してエアノズル40が所定位置まで退避させる。次いで、フィルムカッタ(図示せず)等を用いてフィルム16を所定の位置で切断する。フィルム16の切断が完了したら、切断されたフィルム16の先端を図示しない巻き付け装置によりターレットアーム21の先端にセットされた空の巻芯23に巻き付ける。そして、ターレットアーム21を所定の角度だけ回転して、この巻芯23を巻取り位置にセットするとともに、巻き取りが終了したフィルムロール36を取出し位置にセットする。取出し位置ではフィルムロール36が取り出された後に、空の巻芯23がセットされる。
次に、フィルム16が巻芯23またはフィルムロール36に巻き取られる際の詳細について説明する。フィルム16の巻き取りが開始する際、図5(A)のように、第2シフト機構53は、制御部33の制御の下、遮風部材50、51を許容位置に配置する。これにより、長さLaと長さLpは略等しくなる。更に、制御部33は、ブロア42を駆動して、所定圧のエアを発生させて、フィルムロール36に巻き取られたフィルム16の位置PR近傍の表面に、イオンを含むエアを圧力2kPa以上10kPa以下で吹き付ける。これにより、フィルム16は、巻芯23またはフィルムロール36に押し付けながら巻き取られる。このエアの吹き付けはフィルム16の巻き取り開始と同時に行うことが好ましい。イオンを含むエアの吹き付けにより、レイオンロールを用いることなくフィルムロール36に巻き込まれるエアを非接触で除去することができる。また、同時にフィルム16が帯びている静電気を除電することもできる。
更に、このフィルムロール36にフィルム16を巻き取り続けると、図7のように、フィルムロール36の外周におけるフィルム16には、高さHの段差55が現れる。この段差55は、フィルムロール36の外周面にあるフィルム16上の周方向に伸び、フィルムロール36の両端から幅方向Aに長さLeだけ離れた部分に現れる。長さLeは、フィルム16の膜厚、ナーリング高さHn(図3参照)などに起因し、フィルム16の巻き取りが進むにつれて、すなわち、巻取り半径R1の増大に伴い、長くなる(図7参照)。
本発明では、図5(B)のように、第2シフト機構53が、巻取り半径R1の増大に応じて、1対の遮風部材50,51の間の距離が小さくなるように遮風部材50、51を遮風位置に移動させるため、結果として、段差55が現れた部分の近傍の押圧力を抑えることができる。したがって、本発明により、段差55に起因する応力の発生を抑えつつ、フィルム16を押し付けながら巻き取ることが可能となり、この応力に起因する耳伸び故障を防ぐことができる。なお、第2シフト機構53は、制御部33の制御の下、Lp/Laの値が、0.9以上0.99以下となるように遮風部材50、51を移動することが好ましく、0.92以上0.97以下であることがより好ましい。
上記実施形態では、第2シフト機構53が、Lp/Laの値が所定の範囲になるように、遮風部材50、51を適宜移動したが、本発明はこれに限られない。例えば、耳部16aの幅方向の長さをLmとすると、Lp≦La−2×Lmを満たすように、遮風部材50,51を配置してもよい。これにより、スリット40aからフィルム16の表面に向けて送り出されたエアのうち、耳部16aに向かうエアは遮風部材50、51により遮られる結果、耳部16aにはエアがあたらない。一方、製品部16bに向かうエアは、遮風部材50、51により遮られずに、製品部16bにあたる。フィルム16のうち製品部16bのみが、巻芯23またはフィルムロール36に押し付けながら巻き取られるため、ナーリング高さHnによって生じる応力の発生を抑えつつ、フィルム16を押し付けながら巻き取ることが可能となり、この応力に起因する耳伸び故障を防ぐことができる。
上記実施形態では、スリット40aと、フィルムロール36との間に遮風部材50、51を設けたが、本発明はこれに限られない。以下、本発明の他の実施形態について説明するが、共通の部品、部材については同一の符号を付し、その詳細の説明は省略する。図8のように、エアノズル140は、フィルムロール36に向かうエアが通過する通気路140b内に、1対のフィン141を有する。1対のフィン141は、通気路140bの幅方向Aの両端部に設けられ、エア配管41を通過したエアを所定の方向へ案内する案内面141aを有する。1対のフィン141は、案内面141aを用いてフィルム16の幅方向Aの両端部に向かう風を、当該両端部よりも幅方向Aの中央部側のフィルム16へ案内する案内位置と、案内位置から退避した退避位置との間を、軸141bを中心に回動自在となっている。回動機構142は、制御部33の制御の下、退避位置にあるフィン141の案内面141aと、案内位置にあるフィン141の案内面141aとがなす案内角度θ1が所定の範囲内となるように、1対のフィン141を回動する。そして、フィルム16の巻取りが開始されると、回動機構142が、制御部33の制御の下、フィルムロール36の巻取り半径R1の増大に応じて、この案内角度θ1を大きくなるように、1対のフィン141を回動するため、結果として、Lp/Laの値を小さくすることができる。したがって、段差55に起因する応力の発生を抑えることが可能となり、この応力に起因する耳伸び故障や巻ズレを防ぎつつ、フィルム16を押し付けながら巻き取ることが可能となる。
上記実施形態では、スリット40aの幅方向Aの長さが、フィルムロール36の幅方向Aの長さと略同一であるため、退避位置にある案内部材の案内面は、フィルムロール36の周面に対し略垂直であったが、本発明はこれに限られない。スリット40aの幅方向Aの長さが、フィルムロール36の幅方向Aの長さよりも長い場合等には、案内面がフィルムの幅方向Aの中央部側に傾く位置を、案内部材の退避位置としてもよい。また、スリット40aの幅方向Aの長さが、フィルムロール36の幅方向Aの長さよりも短い場合等には、案内面がフィルムの幅方向Aの両端部側に傾く位置を、案内部材の退避位置としてもよい。
上記実施形態では、1対のフィン141を通気路140bの内部に設けたが、本発明はこれに限られず、フィン141を、スリット140aとフィルムロール36との間に設けても良い。また、複数のフィン141を並べて、これらのフィン141を、回動機構142によりそれぞれ制御しても良い。更に、このフィン141の幅方向Aへのシフト移動により、Lp/Laの値を調節してもよい。
上記実施形態では、エアノズル140の通気路140bの内部にフィン141を設けたが、本発明はこれに限られず、エアノズルの通気路幅を調節する部材を設け、この部材の移動により、Lp/Laの値を調節しても良い。例えば、図9のように、エアノズル160は、その内部の幅方向Aの両端に、1対の通気路部材162、163を備える。1対の通気路部材162、163は、通気路160bの内壁面を構成する面164、165をそれぞれ有する。そして、この1対の面164、165の間隔が、通気路160bの幅方向Aの通気路幅となる。面164は、それぞれ、第1面164a、第2面164bとからなり、面165は、それぞれ、第1面165a、第2面165bとからなる。そして、1対の第1面164a、165aの間の間隔は、エアの流れる方向Bに沿って、略一定であり、1対の第2面164b、165bの間の間隔は、エアの流れる方向Bに沿って、徐々に広がるように設けられる。1対の通気路部材162、163は図示しない移動機構と接続し、幅方向Aに移動自在となるように設けられる。そして、図示しない移動機構は、制御部33の制御の下、フィルムロール36の巻取り半径R1の増大に応じて、1対の面164、165の間隔、すなわち、通気路160bの幅方向Aの通気路幅が小さくなるように、通気路部材162、163を移動するため、Lp/Laの値を小さくすることができる。
なお、第1面164aと第2面164bとがなす角の角度θ2を適宜調節することによって、Lp/Laの値を調節してもよい。この角度θ2により、フィルム16にあたるエアの風速分布を、幅方向Aにおいて、中央部から両端部に向かうに従い小さくすることができるため、段差に起因する応力の発生を抑え、耳伸び及び巻ズレを防ぎながら巻取りを行うことができる。
上記実施形態では、図4のように、フィルム16の表面に対し、略垂直にエアを当てたが、エアがフィルム16の表面にあたる角度は、所定の傾斜角度であってもよい。そして、この傾斜角度を所望の範囲に調節可能なスイング機構をエア吹付け機構に設けることにより、フィルム16を巻き取り中に、この傾斜角度を所望の範囲内に調節しながら、巻き取ることが可能になる。
なお、本実施形態では、フィルムロール36の周面にエア吹付け機構32(エアノズル40)が1個しか設けられていないが、本発明はこれに限定されるものではなく、2個以上設けてもよい。
上記実施形態では、図6のように、エアをフィルム16に送る送風口として、幅方向Aに略直交する方向において、開口幅が略同一のスリット40aを設けたが、本発明はこれに限られず、幅方向Aに略直交する方向において、中央部から両側端部に向かうに従い、開口幅が大きくなるような形状の送風口を、スリット40aの代わりに設けても良い。なお、送風口として、スリット状ではなく、別の形状の送風口を設けても良い。更に、送風口として、複数の開口部を設けてもよい。この場合には、所定の形状、寸法の開口部を所定の形成ピッチで設けることにより、送風口の開口面積を調節し、結果として、エアの風速分布が所定のものになるように調節することも可能である。
上記実施形態では、エアを吹き付ける位置を巻取開始位置PR近傍としたが、本発明はこれに限られず、巻取開始位置PRよりも下流側のフィルム16にエアを吹き付けてもよい。
なお、上記実施形態では、距離D2を所定の範囲に調節するために、第1シフト機構43を用いて、エアノズル40を移動させたが、本発明はこれに限られず、保持台22を移動して、距離D2を所定の範囲に調節してもよい。
本実施形態では2軸のターレット方式の巻取装置10を例に説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものはなく、1軸方式または3軸以上のターレット方式のフィルム巻取装置にも適用してもよい。
フィルム製造ライン12から製造されるフィルム16は、長手方向(流延方向)に少なくとも100m以上とすることが好ましい。また、フィルム16の幅が600mm以上であることが好ましく、1400mm以上2500mm以下であることがより好ましい。また、本発明は、2500mmより大きい場合にも効果がある。フィルム16の厚みが40μm以上60μm以下の薄いフィルムを製造する際にも本発明は適用される。
上記実施形態では、溶液製膜方法から製造されたTACフィルムの巻き取り方法及びその装置について説明したが、本発明はこれに限られず、TACフィルム以外のポリマーフィルム等や、その他のポリマーフィルムの巻き取り方法及びその装置にも適用できる。また、これらのポリマーフィルムも、溶液製膜方法によって製造されたものに限られず、溶融製膜方法など公知の製造方法によって製造されたポリマーフィルムでもよい。
(原料)
本実施形態においては、ポリマーとしてセルロースアシレートを用いており、セルロースアシレートとしては、トリアセチルセルロース(TAC)が特に好ましい。そして、セルロースアシレートの中でも、セルロースの水酸基の水素原子に対するアシル基の置換度が下記式(I)〜(III)の全てを満足するものがより好ましい。なお、以下の式(I)〜(III)において、A及びBは、セルロースの水酸基の水素原子に対するアシル基の置換度を表わし、Aはアセチル基の置換度、またBは炭素原子数3〜22のアシル基の置換度である。なお、TACの90重量%以上が0.1mm〜4mmの粒子であることが好ましい。
(I) 2.5≦A+B≦3.0
(II) 0≦A≦3.0
(III) 0≦B≦2.9
また、本発明に用いられるポリマーはセルロースアシレートに限定されるものではない。
セルロースを構成するβ−1,4結合しているグルコース単位は、2位,3位及び6位に遊離の水酸基を有している。セルロースアシレートは、これらの水酸基の一部または全部を炭素数2以上のアシル基によりエステル化した重合体(ポリマー)である。アシル置換度は、2位,3位及び6位それぞれについて、セルロースの水酸基がエステル化している割合(100%のエステル化は置換度1である)を意味する。
全アシル化置換度、即ち、DS2+DS3+DS6は2.00〜3.00が好ましく、より好ましくは2.22〜2.90であり、特に好ましくは2.40〜2.88である。また、DS6/(DS2+DS3+DS6)は0.28以上が好ましく、より好ましくは
0.30以上、特に好ましくは0.31〜0.34である。ここで、DS2はグルコース単位の2位の水酸基のアシル基による置換度(以下、「2位のアシル置換度」とも言う)であり、DS3は3位の水酸基のアシル基による置換度(以下、「3位のアシル置換度」とも言う)であり、DS6は6位の水酸基のアシル基による置換度(以下、「6位のアシル置換度」とも言う)である。
本発明のセルロースアシレートに用いられるアシル基は1種類だけでも良いし、あるいは2種類以上のアシル基が使用されていても良い。2種類以上のアシル基を用いるときは、その1つがアセチル基であることが好ましい。2位,3位及び6位の水酸基による置換度の総和をDSAとし、2位,3位及び6位の水酸基のアセチル基以外のアシル基による置換度の総和をDSBとすると、DSA+DSBの値は、より好ましくは2.22〜2.90であり、特に好ましくは2.40〜2.88である。また、DSBは0.30以上であり、特に好ましくは0.7以上である。さらにDSBはその20%以上が6位水酸基の置換基であるが、より好ましくは25%以上が6位水酸基の置換基であり、30%以上がさらに好ましく、特には33%以上が6位水酸基の置換基であることが好ましい。また更に、セルロースアシレートの6位の置換度が0.75以上であり、さらには0.80以上であり特には0.85以上であるセルロースアシレートも挙げることができる。これらのセルロースアシレートにより溶解性の好ましい溶液(ドープ)が作製できる。特に非塩素系溶媒において、良好な溶液の作製が可能となる。さらに粘度が低く、濾過性の良い溶液の作製が可能となる。
セルロースアシレートの原料であるセルロースは、リンター,パルプのどちらから得られたものでも良い。
本発明のセルロースアシレートの炭素数2以上のアシル基としては、脂肪族基でもアリール基でも良く特に限定されない。それらは、例えばセルロースのアルキルカルボニルエステル、アルケニルカルボニルエステルあるいは芳香族カルボニルエステル、芳香族アルキルカルボニルエステルなどであり、それぞれさらに置換された基を有していても良い。これらの好ましい例としては、プロピオニル、ブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイル、オクタノイル、デカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ヘキサデカノイル、オクタデカノイル、iso−ブタノイル、t−ブタノイル、シクロヘキサンカルボニル、オレオイル、ベンゾイル、ナフチルカルボニル、シンナモイル基などを挙げることができる。これらの中でも、プロピオニル、ブタノイル、ドデカノイル、オクタデカノイル、t−ブタノイル、オレオイル、ベンゾイル、ナフチルカルボニル、シンナモイルなどがより好ましく、特に好ましくはプロピオニル、ブタノイルである。
ドープを調製する溶媒としては、芳香族炭化水素(例えば、ベンゼン,トルエンなど)、ハロゲン化炭化水素(例えば、ジクロロメタン,クロロベンゼンなど)、アルコール(例えば、メタノール,エタノール,n−プロパノール,n−ブタノール,ジエチレングリコールなど)、ケトン(例えば、アセトン,メチルエチルケトンなど)、エステル(例えば、酢酸メチル,酢酸エチル,酢酸プロピルなど)及びエーテル(例えば、テトラヒドロフラン,メチルセロソルブなど)などが挙げられる。なお、本発明において、ドープとはポリマーを溶媒に溶解または分散して得られるポリマー溶液,分散液を意味している。
これらの中でも炭素原子数1〜7のハロゲン化炭化水素が好ましく用いられ、ジクロロメタンが最も好ましく用いられる。TACの溶解性、流延膜の支持体からの剥ぎ取り性、フィルムの機械的強度など及びフィルムの光学特性などの物性の観点から、ジクロロメタンの他に炭素原子数1〜5のアルコールを1種ないし数種類混合することが好ましい。アルコールの含有量は、溶媒全体に対し2重量%〜25重量%が好ましく、5重量%〜20重量%がより好ましい。アルコールの具体例としては、メタノール,エタノール,n−プロパノール,イソプロパノール,n−ブタノールなどが挙げられるが、メタノール,エタノール,n−ブタノールあるいはこれらの混合物が好ましく用いられる。
ところで、最近、環境に対する影響を最小限に抑えることを目的に、ジクロロメタンを使用しない場合の溶媒組成についても検討が進み、この目的に対しては、炭素原子数が4〜12のエーテル、炭素原子数が3〜12のケトン、炭素原子数が3〜12のエステル、炭素数1〜12のアルコールが好ましく用いられる。これらを適宜混合して用いることがある。例えば、酢酸メチル,アセトン,エタノール,n−ブタノールの混合溶媒が挙げられる。これらのエーテル、ケトン,エステル及びアルコールは、環状構造を有するものであってもよい。また、エーテル、ケトン,エステル及びアルコールの官能基(すなわち、−O−,−CO−,−COO−及び−OH)のいずれかを2つ以上有する化合物も、溶媒として用いることができる。
なお、セルロースアシレートの詳細については、特開2005−104148号の[0140]段落から[0195]段落に記載されている。これらの記載も本発明にも適用できる。また、溶媒及び可塑剤,劣化防止剤,紫外線吸収剤(UV剤),光学異方性コントロール剤,レターデーション制御剤,染料,マット剤,剥離剤,剥離促進剤などの添加剤についても、同じく特開2005−104148号の[0196]段落から[0516]段落に詳細に記載されている。
本発明の実施例として、以下の実験1〜4を行った。以下、各実験1〜4における巻取方法、及び評価方法、その条件等について説明する。実験1〜4では、フィルム16を巻芯23に巻き取ってフィルムロール36とする巻取工程を行った。そして、得られたフィルムロールの耳伸び、巻硬さについて評価した。本実験では、フィルム16として、長さ4000m、膜厚(厚み)60μm、フィルム幅Laが1500mmのセルロースアセテートフィルムを用いた。また、ナーリング加工によって両側縁部に設けられた突部の高さHnは、5μm以上10μm以下であった。巻き取り工程では、巻取り速度を100m/分とし、制御部33による各部の制御の下、ブロア42のエア圧力を、巻き始めでは略8kPa、巻き終わりでは、略7kPaとなるように、徐々にエア圧力を小さくした。また、巻き始めの巻取り張力を略410Nにし、巻き終わりの巻取り張力を略350Nにした。更に、第2シフト機構53は、制御部33の制御の下、巻取り半径R1の増大に伴い、エアが吹き付けられる部分の幅方向Aの長さLpが小さくなるように、遮風部材50,51を移動した。実験1〜4における巻取り開始時のLp/Laの値は1とし、巻取り完了後のLp/Laは、実験1〜4ごとに変えて行った。実験1〜4における巻取り完了後のLp/Laの値は表1に示す。
得られたフィルムロールについて、耳伸び、巻硬さについてそれぞれ評価した。「耳伸び」の評価では、巻き取られたフィルム16のフィルム幅Lxを計測し、フィルム幅Lx/Laを算出した。そして、この幅Lx/Laについて、以下基準により評価した。
○:Lx/La<100.1%mm
△:100.1%≦Lx/La<100.4%
×:Lx/La≧100.4%
「巻硬さ」の評価では、適正な巻硬さで巻き取られているか否かを評価するため、巻取り終了後のフィルムロール36の巻取り半径R1が、その周方向に渡って均一になっているか否かを評価した。具体的には、図10に示すように、巻き取りが終了したフィルムロール36の巻芯23から図中上方向と下方向とにそれぞれ向かう方向に延びた巻取り半径R,Rの長さをオペレータが計測する。そして、その計測結果からRとRとの差分である上下径差ΔRを算出した。そして、この上下径差ΔRについて、以下基準で評価した。
○:ΔR<2mm
△:2mm≦ΔR<5mm
×:ΔR≧5mm
Figure 2009184752
表1に示すように、フィルム16を所定の吹きつけ幅でエアを吹きつけながら巻き取ることにより、耳伸びを防止することができることがわかった。また、Lp/Laの値が所定の範囲になるように遮風部材50、51の位置を調節することにより、耳伸びを防止しつつ、フィルム16を適正な巻硬さで巻き取ることができることがわかった。
フィルム製造ライン及び巻取装置の概要を示す説明図である。 ナーリング加工が施されたフィルムの両側縁部の概要を示す平面図である。 ナーリング加工が施されたフィルムの両側縁部の概要を示す断面図である。 巻取装置の概要を示す説明図である。 (A)は、遮風部材が許容位置に位置するときの、(B)は、遮風位置にあるときの、エアノズルの送風口及びフィルムロールの近傍の概要を示す説明図である。 エアノズルの送風口の概要を示す平面図である。 フィルムロールの断面の概要を示す説明図である。 本発明の第2のエアノズルの概要を示す説明図である。 本発明の第3のエアノズルの概要を示す説明図である。 フィルムロールの巻硬さ評価の概要を示す説明図である。
符号の説明
10 巻取装置
16 フィルム
16a 耳部
23 巻芯
32 エア吹き付け装置
33 制御部
36 フィルムロール
40 エアノズル
50、51 遮風部材
53 第2シフト機構
55 段差
141 フィン

Claims (7)

  1. 幅方向の両側縁部にナーリング加工が施された長尺状のポリマーフィルムを、巻芯に押し付けながら巻き取るポリマーフィルムの巻取装置において、
    前記巻芯に巻き取られた前記ポリマーフィルムに向けて風を送る送風部と、
    前記幅方向の長さがLaの前記ポリマーフィルムのうち、前記風があたる部分の前記幅方向の長さLpを調節する調節部と、
    前記巻芯に巻き取られた前記ポリマーフィルムの巻き取り量が増大するに従って、Lp/Laの値が小さくなるように前記調節部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするポリマーフィルムの巻取装置。
  2. 前記制御部が、前記ポリマーフィルムを前記巻芯に巻き取り始めるときには、Lp/Laの値が略1と、前記ポリマーフィルムを前記巻芯に巻き取り終わるときには、Lp/Laの値が0.9以上0.99以下となるように前記調節部を制御することを特徴とする請求項1記載のポリマーフィルムの巻取装置。
  3. 前記調節部は、
    前記送風部と前記ポリマーフィルムとの間に設けられた1対の遮風部材と、
    前記ポリマーフィルムの前記幅方向の両端部に向かう前記風を遮る遮風位置、及び前記ポリマーフィルムに向かう前記風の通過を許容する許容位置の間で、前記1対の遮風部材を前記ポリマーフィルムの前記幅方向に移動させる遮風部材移動機構と、
    を有し、
    前記制御部は、前記巻き取り量が増大するに従い、前記1対の遮風部材の間の距離が短くなるように前記遮風部材移動機構を制御することを特徴とする請求項1または2記載のポリマーフィルムの巻取装置。
  4. 前記調節部は、
    回動軸及び前記風を所定方向に案内する案内面が設けられ、前記ポリマーフィルムの前記幅方向の両端部に向かう前記風を、前記両端部よりも前記幅方向の中央部側の前記ポリマーフィルムへ案内する案内位置、及び前記案内位置から退避した退避位置の間で、前記回動軸を中心に回動自在に設けられる1対の案内部材と、
    前記案内位置にある前記案内部材の前記案内面、及び前記退避位置にある前記案内部材の前記案内面がなす角の角度θを調節する角度調節機構と、
    を有し、
    前記制御部は、前記巻き取り量が増大するに従い、前記角度θが大きくなるように前記角度調節機構を制御すること特徴とする請求項1または2記載のポリマーフィルムの巻取装置。
  5. 前記送風部は、
    前記風が通過する方向に直交する断面の形状が、前記幅方向に伸びるスリット状の通気路と、
    前記通気路の内壁面のうち、前記幅方向と交差する方向に伸びる1対の内壁面を構成する内壁面部材と、
    を有し、
    前記調節部は、前記内壁面部材を前記幅方向に移動する内壁面部材移動機構を有し、
    前記制御部は、前記巻き取り量が増大するに従い、前記1対の第2の内壁面の間の距離が短くなるように前記内壁面部材移動機構を制御することを特徴とする請求項1または2記載のポリマーフィルムの巻取装置。
  6. 前記巻芯に巻取られる際の前記ポリマーフィルムの表面と前記送風部に設けられた送風口との距離が5mm以上15mm以下の範囲で略一定となるように、前記送風部と前記巻芯とのうち少なくとも1つを移動する移動機構を備えることを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項記載のポリマーフィルムの巻取装置。
  7. 幅方向の両側縁部にナーリング加工が施された長尺状のポリマーフィルムを、巻芯に押し付けながら巻き取るポリマーフィルムの巻取方法において、
    前記巻芯に巻き取られた前記ポリマーフィルムに向けて風を送り、
    前記幅方向の長さがLaの前記ポリマーフィルムのうち、前記風があたる部分の前記ポリマーフィルムの幅方向の長さLpを、前記巻芯に巻き取られた前記ポリマーフィルムの巻き取り量が増大するに従いLp/Laの値が小さくなるように調節することを特徴とするポリマーフィルムの巻取方法。
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