JP2009184591A - ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット - Google Patents

ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2009184591A
JP2009184591A JP2008028448A JP2008028448A JP2009184591A JP 2009184591 A JP2009184591 A JP 2009184591A JP 2008028448 A JP2008028448 A JP 2008028448A JP 2008028448 A JP2008028448 A JP 2008028448A JP 2009184591 A JP2009184591 A JP 2009184591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
shaft
pinion
guide
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008028448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5125568B2 (ja
JP2009184591A5 (ja
Inventor
Hiroki Nishikubo
宏樹 西久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2008028448A priority Critical patent/JP5125568B2/ja
Publication of JP2009184591A publication Critical patent/JP2009184591A/ja
Publication of JP2009184591A5 publication Critical patent/JP2009184591A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5125568B2 publication Critical patent/JP5125568B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2361/00Apparatus or articles in engineering in general
    • F16C2361/61Toothed gear systems, e.g. support of pinion shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/12Arrangements for adjusting play
    • F16C29/123Arrangements for adjusting play using elastic means

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】耐久性確保と操作感の向上とを両立させられる構造を実現する。
【解決手段】ラック軸9の背面24をラックガイド15aにより支え、このラック軸9がピニオン軸6aから退避する方向に変位する事を抑える。上記ラックガイド15aのシリンダ状凹部27内に設置した第二のラックガイド25の先端面26を、弾性部材28により、上記背面24に向けて弾性的に押圧する。ラック歯10とピニオン歯14との噛合部で発生する力が小さい場合には上記ラックガイド15aの先端面17aと上記ラック軸9の背面24とを離隔させ、大きい場合には当接させる。上記両ラックガイド15a、25の先端面17a、26を、第一、第二の滑り材29、30により覆う。第一の滑り材29として優れた耐摩耗性を有するものを、第二の滑り材30として摩擦係数が低いものを、それぞれ使用する。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車の操舵輪に舵角を付与する為のステアリング装置を構成するラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットの改良に関する。具体的には、耐久性を確保しつつ、ステアリングホイールの操作感の向上を図れる構造を実現する事を意図したものである。
ステアリングホイールから入力された回転運動を舵角付与の為の直線運動に変換する為の機構として、ラックアンドピニオンを使用する、ラックアンドピニオン式のステアリングギヤユニットを備えたステアリング装置は、小型且つ軽量に構成でき、しかも剛性が高く良好な操舵感を得られる為、広く使用されている。図7は、この様なラックアンドピニオン式のステアリングギヤユニット1を組み込んだステアリング装置の1例を示している。このステアリング装置では、ステアリングホイール2の操作に伴って回転するステアリングシャフト3の動きを、自在継手4、4及び中間シャフト5を介して、上記ステアリングギヤユニット1の入力軸である、ピニオン軸6に伝達する。このステアリングギヤユニット1は、このピニオン軸6の軸方向の一部に設けたピニオン歯と、ラックの前面に設けたラック歯とを噛合させて成る。上記ステアリングホイール2の操作により上記ピニオン軸6を回転させると、上記ピニオン歯と上記ラック歯との噛合に基づいて、上記ラックが軸方向に変位し、その両端部に結合した1対のタイロッド7、7を押し引きして、操舵輪に所望の舵角を付与する。
上述の様なステアリングギヤユニット1の作動時に上記ラックには、上記ピニオン歯と上記ラック歯との噛合部で発生する反力に基づき、上記ピニオン軸6から離れる方向の力が加わる。この為、何らかの対策を施さない限り、上記ピニオン歯と上記ラック歯との噛合状態が不良に(これら両歯同士の噛合深さが過度に浅く)なり、上記ピニオン軸6から上記ラックへの力の伝達効率が悪化し、著しい場合には、上記ピニオン歯と上記ラック歯とが空回りする可能性がある。この為従来から、例えば特許文献1、2に記載されている様に、上記ピニオン歯と上記ラック歯との噛合部と反対側である、上記ラックの背面側をラックガイドにより支え、このラックが上記ピニオン軸6から退避する方向に変位するのを抑える様にしている。
この様な、ラックがピニオン軸から退避する方向に変位するのを抑える為の構造を組み込んだラックアンドピニオン型のステアリングギヤユニットの構造に就いて、図8により説明する。このステアリングギヤユニット1aを構成するケーシング8内にラック軸9を、軸方向(図8の表裏方向)の変位のみを可能に(自身の中心軸回りの回転を抑えた状態で)設置している。上記ラック軸9は、前面(次述するピニオン軸6aに対向する側の面で、図8の上面)に、ラック歯10を設けている。又、上記ケーシング8の一部で上記ラック軸9の前面側にピニオン軸6aを、回転のみ可能に(軸方向の変位を抑えた状態で)設けている。即ち、このピニオン軸6aの先端部(図8の左端部)を上記ケーシング8の内部に設けた支持凹部11内に、ラジアルニードル軸受等の軸受12により、中間部をこのケーシング8の開口部に、単列深溝型玉軸受等の軸受13により、それぞれ回転自在に支持している。この状態で、上記ピニオン軸6aのうちでこれら両軸受12、13の間部分に形成したピニオン歯14を、上記ラック歯10と噛合させている。この構成により、上記ピニオン軸6aの回転運動を上記ラック軸9の直線運動に変換する、ラックアンドピニオン機構を構成している。
この様なラックアンドピニオン機構の作動時には、上記ラック歯10と上記ピニオン歯14との噛合部で発生する反力に基づき、上記ラック軸9に、上記ピニオン軸6aから退避する方向の力が加わる。そこで、このラック軸9の背面24側で、軸方向に関してこのピニオン軸6aとほぼ一致する部分に、ラックガイド15を設けている。このラックガイド15を設ける為に上記ケーシング8の一部にシリンダ筒部16を、上記ラック軸9の配設方向に対し直角方向に設けている。そして、このシリンダ筒部16内に上記ラックガイド15を、上記ラック軸9に対し遠近動する方向(図8の上下方向)の変位を可能に嵌装している。上記ラックガイド15の先端面17(上記ラック軸9に対向する面で、図8の上面)は、このラック軸9の背面24の形状に合わせて、部分円筒状凹面としている。又、上記先端面17は、合成樹脂の如き低摩擦材製の滑り材18により覆っている。
又、上記ラックガイド15の基端面19(上記ラック軸9と反対側の面で、図8の下面)の中央部と、上記シリンダ筒部16の開口端部に螺着したアジャストスクリュー20の内面中央部との間に、圧縮コイルばね等の弾性部材21を設けて、上記ラックガイド15を上記ラック軸9に対し、弾性的に押圧している。又、このラックガイド15の基端面外径寄り部分と、上記アジャストスクリュー20の内面外径寄り部分との間に存在する隙間22の軸方向厚さTは、上記ラック歯10と上記ピニオン歯14との噛合深さHよりも小さく(T<H)している。更に、上記アジャストスクリュー20の基端部で上記シリンダ筒部16から突出した部分にはロックナット23を螺合させて、上記アジャストスクリュー20が不用意に緩まない様にしている。
上述の図8に示した様な従来構造の場合、上記ラック軸9に上記ピニオン軸6aから退避する方向の力が加わった場合には、上記ラックガイド15を介して上記弾性部材21がこの力を支える。そして、上記ラック軸9が上記ピニオン軸6aから過度に退避しない様にして、上記ラック歯10と上記ピニオン歯14との噛合状態を適正に維持する。更に、停車状態のままステアリングホイールを操作する、所謂据え切り(生ハンドル)を行う等により、上記力が極端に大きくなった場合には、上記ラックガイド15の基端面外径寄り部分と上記アジャストスクリュー20の内面外径寄り部分とが突き当たり、それ以上、上記ラック軸9が上記ピニオン軸6aから退避しない様にする。上記隙間22の厚さTと上記嵌合深さHとの関係から明らかな通り、この状態でも、上記ラック歯10と上記ピニオン歯14とを、確実に噛合したままの状態に維持できる。
上述の様な、上記ラック軸9が上記ピニオン軸6aから過度に退避するのを防止する為の従来構造の場合、耐久性とステアリングホイールの操作感の向上との両立を図る事が難しかった。この理由は、次の通りである。上記ラックガイド15の先端面と上記ラック軸9の背面24との擦れ合い部で発生する摩擦は、このラック軸9が軸方向に変位する事に対する抵抗となり、上記操作感を悪化させる(所謂引き摺り感の原因となる)。この操作感を向上させるべく、上記抵抗を低く抑える為には、前記滑り材18として、ポリ四弗化エチレン(PTFE)の如き摩擦係数が低い材料を使用すれば良い。
但し、PTFEを含めて、一般的に(コストを考慮して採用可能な)摩擦係数の低い材料は、耐摩耗性が低い。この為、据え切り時等に、上記擦れ合い部に大きな面圧が加わった場合に上記滑り材18の摩耗が進み、この滑り材18を早期に張り替える必要が生じる等、前記ステアリングギヤユニット1aの耐久性を確保する面から問題がある。これに対して、例えば、ポリアセタールやポリアミド等の合成樹脂は、十分な耐摩耗性を有する代わりに、上記PTFEに比べて、摩擦係数が高い。この為、上記滑り材18としてポリアセタールやポリアミドを使用すると、上記操作感が悪化する。特許文献1には、ラックガイドの先端面に、潤滑油を保持する為の複数の凹部を形成した構造が記載されている。この様な構造によれば、上記擦れ合い部の摩擦及び摩耗を低減できるが、これら摩擦及び摩耗をより低減する為には、より根本的な対策が望まれる。
特開2004−299514号公報 特開2006−264640号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、耐久性確保と操作感の向上とを両立させられるラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットの構造を実現すべく発明したものである。
本発明のラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットは、前述した従来から知られているラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットと同様に、ケーシングと、ラック軸と、ピニオン軸と、ラックガイドとを備える。
このラック軸は、前面にラック歯を設けたもので、上記ケーシング内に、軸方向の変位を可能に設置されている。
又、上記ピニオン軸は、軸方向の一部に形成したピニオン歯を上記ラック歯と噛合させた状態で、上記ケーシングの一部に回転可能に支持されている。
更に、上記ラックガイドは、上記ラック軸の径方向に関して上記ピニオン軸と反対側である、このラック軸の背面側で、上記ケーシング内に設置されている。
特に、本発明のラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットに於いては、上記ラック軸の背面を弾性的に押圧する第二のラックガイドと、この第二のラックガイドを上記ラック軸の背面に向けて弾性的に押圧する弾性部材とを備える。
そして、上記ラック歯と上記ピニオン歯との噛合部で発生する、上記ラック軸を上記ピニオン軸から遠ざける方向の力が、上記弾性部材の弾力よりも小さい状態で、上記ラックガイドの先端面と上記ラック軸の背面とを離隔させる。
この様な本発明のラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットを実施する場合に好ましくは、請求項2に記載した発明の様に、上記ラックガイドのうちで上記ラック軸の背面に対向する部分に設けたシリンダ状凹部内に、弾性部材と第二のラックガイドとを、このシリンダ状凹部の奥面側から順番に設ける。又、上記ラック軸の背面に対向する上記ラックガイドの先端面を第一の滑り材により、同じく上記第二のラックガイドの先端面を第二の滑り材により、それぞれ覆う(各ラックガイド全体を滑り材と同じ材料により造る場合も含む)。そして、上記第二の滑り材として、その摩擦係数が上記第一の滑り材の摩擦係数よりも低い代わりに、耐摩耗性がこの第一の滑り材よりも劣るものを使用する(第一の滑り材として、耐摩耗性が第二の滑り材よりも優れているものを使用する)。
上述の様に構成する、本発明のラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットによれば、耐久性確保と操作感の向上とを両立させられる。
先ず、ステアリングホイールの操作時に引き摺り感を感じ易い、走行時に小さな舵角を付与する場合の操舵開始直後、或いはステアリングホイールを戻す際の如く、このステアリングホイールに加えられる力が小さい軽操作時には、ラック歯とピニオン歯との噛合部で発生する、ラック軸をピニオン軸から遠ざける方向の力が小さい。この状態では、ラックガイドの先端面と上記ラック軸の背面とが離隔する。この状態では、第二のラックガイドの先端面がこのラック軸の背面を支える。そこで、この第二のラックガイドの先端面を覆う第二の滑り材として摩擦係数が低いものを使用すれば、上記操作感を良好にできる。この状態では、上記ラック軸の背面と上記第二のラックガイドの先端面との擦れ合い部の面圧は低いので、上記第二の滑り材の摩耗が極く少なく抑えられる。
これに対して、据え切り等に基づいて、上記ステアリングホイールから上記ピニオン軸に加えられる操舵力が大きくなると、上記ラック歯と上記ピニオン歯との噛合部で発生する、上記ラック軸を上記ピニオン軸から遠ざける方向の力が大きくなる。すると、上記第二のラックガイドが弾性部材の弾力に抗して上記ピニオン軸から退避する方向に変位し、ラックガイドの先端面と上記ラック軸の背面とが当接する(擦れ合う)。この状態で、上記力の大部分を、(上記第二のラックガイドによらずに)上記ラックガイドにより支承する。このラックガイドの先端面を覆う第一の滑り材は優れた耐摩耗性を有する為、このラックガイドの先端面と上記ラック軸の背面との擦れ合い部の面圧が高くなっても、上記第一の滑り材の摩耗を抑えられる。これらの作用により、前述した様に、耐久性確保と操作感の向上とを両立させられる。
[実施の形態の第1例]
図1〜2は、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の構造を含め、本発明のラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットの特徴は、ピニオン軸6aからラック軸9に伝達する力の大きさに応じて、このラック軸9の背面24の支承状態を変更する為の構造にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図8に示した従来構造と同様であるから、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略し、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
本例のラックアンドピニオン式のステアリングギヤユニット1bの場合、ラックガイド15aはケーシング8のシリンダ筒部16内に、自身の軸方向(上記ピニオン軸6aに対し遠近動する方向で、図1〜2の上下方向)位置を固定した状態で設置している。即ち、上記ラックガイド15aの基端面19aを、アジャストスクリュー20aの内端面に、直接当接させている。上記従来構造に組み込んでいた弾性部材21(図8参照)は設けていない。又、上記ラックガイド15aのうちで上記ラック軸9の背面24に対向する先端面17aの中央部に、有底円孔状のシリンダ状凹部27を設けている。そして、このシリンダ状凹部27内に、圧縮コイルばね等の弾性部材28と第二のラックガイド25とを、このシリンダ状凹部27の奥面側から順番に設けている。
上記ラックガイド15aの軸方向位置は、上記ピニオン軸6aと上記ラック軸9との間で伝達する力が小さい場合(0の場合も含む)には、上記背面24と上記先端面17a(を覆った第一の滑り材29)とが離隔するが、この力が大きくなった場合にはこれら両面24、17a同士が当接する(擦れ合う)様に、規制している。又、上記軸方向位置は、上記力に基づいて、上記ラック軸9が上記ピニオン軸6aから最大限退避した場合にも、ラック歯10とピニオン歯14とが噛合したままの状態に保たれる様に規制している。この様な、上記ラックガイド15の軸方向位置の調節は、上記アジャストスクリュー20aにより行う。一方、上記第二のラックガイド25の軸方向位置は、上記力が小さく、上記ラック軸9が上記ピニオン軸6aに対し最も近づいた状態でも、上記弾性部材28の弾性に基づき、上記第二のラックガイド25の先端面26(を覆った第二の滑り材30)が上記ラック軸9の背面24に当接する様に規制している。
上記ラックガイド15aの先端面17aと上記第二のラックガイド25の先端面26とは、それぞれ第一、第二の滑り材29、30により覆っている。これら両滑り材29、30のうち、上記ラックガイド15aの先端面17aを覆う第一の滑り材29は、ポリアセタール、ポリアミド等、摩擦係数が比較的大きい代わりに耐摩耗性が優れた合成樹脂材料により造る。これに対して、上記第二のラックガイド25の先端面26を覆う第二の滑り材30は、PTFE等、上記ポリアセタールやポリアミド等に比べて、耐摩耗性が劣る代わりに摩擦係数が低い合成樹脂材料により造る。何れの滑り材29、30も、上記ラック軸9の背面24に合わせて湾曲した、上記両ラックガイド15a、25の先端面17a、26の形状に合わせて、部分円筒状としている。又、図示の例では、上記両滑り材29、30を、摩耗の損傷が発生した場合に交換できる様に、上記両ラックガイド15a、25の先端面17a、26に装着している。この為に、上記両滑り材29、30の中央部に、上記ラック軸9と反対側に突出する状態で設けた係止突片31a、31bを、上記シリンダ状凹部27の開口部に設けた大径部32或いは上記第二のラックガイド25の先端面26の中央部に形成した係止孔33に内嵌している。
上述の様な本例の構造の作用は、次の通りである。先ず、ステアリングホイールの操作時に引き摺り感を感じ易い、このステアリングホイールに加えられる力が小さい軽操作時には、前記ラック歯10と前記ピニオン歯14との噛合部で発生する、上記ラック軸9を前記ピニオン軸6aから遠ざける方向の力が小さい。この状態では、図1に示す様に、上記ラックガイド15aの先端面17aと、上記ラック軸9の背面24とが離隔する。又、この状態では、上記第二のラックガイド25の先端面26が、このラック軸9の背面24を支える。この第二のラックガイド25の先端面26を覆う、PTFE等の摩擦係数が低い第二の滑り材30が、上記ラック軸9の背面24に当接する(擦れ合う)。この為、このラック軸9が軸方向に変位する事に対する摩擦抵抗を低く抑えて、上記ステアリングホイールの操作感を良好にできる。この状態では、上記ラック軸9の背面24と上記第二のラックガイド25の先端面26を覆う第二の滑り材30との擦れ合い部の面圧は、前記弾性部材28の弾力に見合うだけの低い値に抑えられる。この為、上記第二の滑り材30として、PTFEの如く、耐摩耗性が必ずしも十分でない材質を使用しても、この第二の滑り材30の摩耗を極く少なく抑えられる。
これに対して、据え切り等に伴って、上記ステアリングホイールから前記ピニオン軸6aに加えられる操舵力が大きくなると、上記ラック歯10と上記ピニオン歯14との噛合部で発生する、上記ラック軸9を上記ピニオン軸6aから遠ざける方向の力が大きくなる。すると、図2に示す様に、上記第二のラックガイド25が、上記弾性部材28の弾力に抗して、前記シリンダ状凹部27内に押し込まれる様にして、上記ピニオン軸6aから退避する方向に変位し、上記ラックガイド15aの先端面17aを覆う第一の滑り材29と上記ラック軸9の背面24とが当接する(擦れ合う)。この状態で、上記力の大部分を、上記ラックガイド15aにより支承する。上記第二のラックガイド25の先端面26を覆う第二の滑り材30と上記ラック軸9の背面24とは、当接したままの状態となるが、これら第二の滑り材30とこの背面24との当接部の面圧は、上記弾性部材28の弾力に応じただけの小さな値となる。従って、上記第二のラックガイド25の先端面26を覆う、上記第二の滑り材30の摩耗が著しく進む事はない。
一方、上記ラックガイド15aの先端面17aを覆う第一の滑り材29は、優れた耐摩耗性を有する為、このラックガイド15aの先端面17aを覆う第一の滑り材29と上記ラック軸9の背面24との擦れ合い部の面圧が高くなっても、この第一の滑り材29の摩耗を抑えられる。この第一の滑り材29の摩擦係数は、上記第二の滑り材30の摩擦係数よりも大きい為、上記力が大きくなると、上記ラック軸9を軸方向に変位させる事に対する抵抗が大きくなるが、この状態では元々上記ステアリングホイールから加えられる操舵力が大きくなっているので、操舵感を悪化させる事はない。これらの作用により、前述した様に、耐久性確保と操作感の向上とを両立させられる。
[実施の形態の第2例]
図3は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、ラックガイド15aの基端面19aとアジャストスクリュー20aの内端面との間に、皿板ばね等の、大きな弾性を有する代わりに弾性変形量が少ない弾性部材21aを挟持している。この弾性部材21aは、ピニオン軸6aとラック軸9との間で伝達する力が急に大きくなり、このラック軸9がこのピニオン軸6aから遠ざかる方向に急に強く押された場合に緩衝材として機能する。即ち、この様な場合に、上記ラックガイド15aを上記ピニオン軸6aから遠ざかる方向に僅かに変位させて、上記ラック軸9の背面24と上記ラックガイド15aの先端面17aを覆う第一の滑り材29との衝突に伴って不快な音や振動が発生する事を防止し、ステアリングホイールの操作感をより向上させられる。その他の部分の構造及び作用は、上述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第3例]
図4は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、ラックガイド15aの中間部外周面に係止したOリング34の外周縁をシリンダ筒部16の内周面に、第二のラックガイド25の中間部外周面に係止したOリング35の外周縁をシリンダ状凹部27の内周面に、それぞれ弾性的に当接させている。これら両Oリング34、35は、それぞれ互いに対向する周面同士が勢い良く衝突する事を防止して、この衝突に伴う不快な音や振動の発生を防止して、ステアリングホイールの操作感をより向上させられる。又、上記第二のラックガイド25の中間部外周面に係止したOリング35は、上記シリンダ状凹部27に内嵌した上記第二のラックガイド25がこのシリンダ状凹部27から不用意に抜け出る事を防止して、組立作業の容易化に寄与する。その他の部分の構造及び作用は、上述した実施の形態の第2例の場合と同様である。
図示の例は何れも、(第一の)ラックガイド15aの先端面に開口したシリンダ状凹部に第二のラックガイド25を組み込んだ構造に就いて示している。この様な構造を採用すれば、これら両ラックガイド15a、25の設置スペースを小さく抑えると共に、これら両ラックガイド15a、25の先端面17a、26の位置合わせを容易に行える。
これに対して、これら両ラックガイド15a、25の設置スペースが多少嵩み、これら両ラックガイド15a、25の先端面17a、26の位置合わせが多少面倒になっても構わなければ、これら両ラックガイド15a、25を、ラック軸9の軸方向にずらせて配置(互いに独立してケーシング8内に支持)する事もできる。
尚、本発明を、図5〜6に示す様な応用例の構造と組み合わせて実施する事もできる。この応用例の構造では、ステアリングギヤユニット1cを構成するケーシング8のうち、ラック軸9を挿通する主筒部34の一部で、ラック歯10とピニオン歯14との噛合部から外れ、且つ、この噛合部に近い部分の内面に、支えスリーブ35を保持固定している。この支えスリーブ35は、耐油性を有する合成樹脂、銅若しくは銅系合金等の自己潤滑性を有する金属、含油メタル等の、摩擦係数が低い材料により円筒状に形成したもので、内周面の直径方向反対側2個所位置に、それぞれガイド凸部36、36を設けている。上記支えスリーブ35は、これら両ガイド凸部36、36の先端面(内周面)を、上記ラック軸9の外周面のうちで、上記ラック歯10を両側から挟む位置に当接(摺接)させている。この様な応用例の構造によれば、上記ラック軸9が上記ラック歯10の幅方向にずれ動く事を防止し、上記ラック歯10と上記ピニオン歯14との噛合状態をより安定させて、より動作が安定したラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットを得られる。この様な応用例の構造は、前述の実施の形態の第1〜3例の何れとも組み合わせて実施できる他、本発明とは独立して実施する事もできる。
本発明の実施の形態の第1例を、低負荷時の状態で示す、図7のA−A断面図。 同じく高負荷時の状態で示す、図1と同様の図。 本発明の実施の形態の第2例を低負荷時の状態で示す、図1と同様の図。 同第3例を低負荷時の状態で示す、図1と同様の図。 本発明に関する応用例の1例を示す、図7のB−B断面に相当する図。 図5の拡大C−C断面図。 本発明の対象となるラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットを備えた自動車用操舵装置の1例を示す部分切断側面図。 従来から知られているラックアンドピニオン式ステアリングギアユニットの1例を示す、図7のA−A断面図。
符号の説明
1、1a、1b、1c ステアリングギヤユニット
2 ステアリングホイール
3 ステアリングシャフト
4 自在継手
5 中間シャフト
6、6a ピニオン軸
7 タイロッド
8 ケーシング
9 ラック軸
10 ラック歯
11 支持凹部
12 軸受
13 軸受
14 ピニオン歯
15、15a ラックガイド
16 シリンダ筒部
17、17a 先端面
18 滑り材
19、19a 基端面
20、20a アジャストスクリュー
21、21a 弾性部材
22 隙間
23 ロックナット
24 背面
25 第二のラックガイド
26 先端面
27 シリンダ状凹部
28 弾性部材
29 第一の滑り材
30 第二の滑り材
31a、31b 係止突片
32 大径部
33 係止孔
34 主筒部
35 支えスリーブ
36 ガイド凸部

Claims (2)

  1. ケーシングと、前面にラック歯を設け、このケーシング内に軸方向の変位を可能に設置されたラック軸と、軸方向の一部に形成したピニオン歯を上記ラック歯と噛合させた状態で、上記ケーシングの一部に回転可能に支持されたピニオン軸と、上記ラック軸の径方向に関してこのピニオン軸と反対側である、このラック軸の背面側で、上記ケーシング内に設置されたラックガイドとを備えたラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットに於いて、上記ラック軸の背面を弾性的に押圧する第二のラックガイドと、この第二のラックガイドを上記ラック軸の背面に向けて弾性的に押圧する弾性部材とを備え、上記ラック歯と上記ピニオン歯との噛合部で発生する、上記ラック軸を上記ピニオン軸から遠ざける方向の力が、上記弾性部材の弾力よりも小さい状態で、上記ラックガイドの先端面と上記ラック軸の背面とが離隔する事を特徴とするラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット。
  2. ラックガイドのうちでラック軸の背面に対向する部分に設けられたシリンダ状凹部内に、このシリンダ状凹部の奥面側から順番に、弾性部材と第二のラックガイドとが設けられており、上記ラック軸の背面に対向する上記ラックガイドの先端面が第一の滑り材により、同じく上記第二のラックガイドの先端面が第二の滑り材により、それぞれ覆われており、この第二の滑り材の摩擦係数が上記第一の滑り材の摩擦係数よりも低く、この第一の滑り材の耐摩耗性がこの第二の滑り材の耐摩耗性よりも優れている、請求項1に記載したラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット。
JP2008028448A 2008-02-08 2008-02-08 ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット Active JP5125568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008028448A JP5125568B2 (ja) 2008-02-08 2008-02-08 ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008028448A JP5125568B2 (ja) 2008-02-08 2008-02-08 ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009184591A true JP2009184591A (ja) 2009-08-20
JP2009184591A5 JP2009184591A5 (ja) 2011-01-27
JP5125568B2 JP5125568B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=41068291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008028448A Active JP5125568B2 (ja) 2008-02-08 2008-02-08 ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5125568B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012157605A1 (ja) 2011-05-13 2012-11-22 日本精工株式会社 ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット
WO2013005713A1 (ja) 2011-07-04 2013-01-10 日本精工株式会社 軸受固定構造およびこの軸受固定構造を用いたステアリングギアユニット
JP2013050116A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Nsk Ltd テーパースナップリングの固定構造
JP2014000925A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Showa Corp ステアリング装置
CN106143595A (zh) * 2016-08-30 2016-11-23 昆山莱捷有色金属有限公司 一种长壳体转向器
CN109131535A (zh) * 2018-08-15 2019-01-04 重庆长安汽车股份有限公司 一种转向器齿条衬套及包含该衬套的转向器总成
JP2020131920A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 オイレス工業株式会社 ラックガイドおよびギア機構
WO2024022640A1 (de) * 2022-07-29 2024-02-01 Robert Bosch Gmbh Lenkgetriebe für ein lenksystem eines kraftfahrzeugs und lenksystem

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59184267U (ja) * 1983-05-27 1984-12-07 トヨタ自動車株式会社 ラツクアンドピニオン式ステアリングギヤ装置
JPH0210179U (ja) * 1988-07-01 1990-01-23
JP2001260905A (ja) * 2000-03-14 2001-09-26 Koyo Seiko Co Ltd ラックピニオン式舵取り装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59184267U (ja) * 1983-05-27 1984-12-07 トヨタ自動車株式会社 ラツクアンドピニオン式ステアリングギヤ装置
JPH0210179U (ja) * 1988-07-01 1990-01-23
JP2001260905A (ja) * 2000-03-14 2001-09-26 Koyo Seiko Co Ltd ラックピニオン式舵取り装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102892663A (zh) * 2011-05-13 2013-01-23 日本精工株式会社 齿轮齿条式转向器单元
WO2012157605A1 (ja) 2011-05-13 2012-11-22 日本精工株式会社 ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット
CN102892663B (zh) * 2011-05-13 2015-12-09 日本精工株式会社 齿轮齿条式转向器单元
US8813594B2 (en) 2011-05-13 2014-08-26 Nsk Ltd. Rack and pinion steering gear unit
US9174665B2 (en) 2011-07-04 2015-11-03 Nsk Ltd. Construction for fastening a bearing and a steering gear unit using this construction for fastening a bearing
WO2013005713A1 (ja) 2011-07-04 2013-01-10 日本精工株式会社 軸受固定構造およびこの軸受固定構造を用いたステアリングギアユニット
JP2013050116A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Nsk Ltd テーパースナップリングの固定構造
JP2014000925A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Showa Corp ステアリング装置
CN106143595A (zh) * 2016-08-30 2016-11-23 昆山莱捷有色金属有限公司 一种长壳体转向器
CN109131535A (zh) * 2018-08-15 2019-01-04 重庆长安汽车股份有限公司 一种转向器齿条衬套及包含该衬套的转向器总成
JP2020131920A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 オイレス工業株式会社 ラックガイドおよびギア機構
JP7176975B2 (ja) 2019-02-19 2022-11-22 オイレス工業株式会社 ラックガイドおよびギア機構
WO2024022640A1 (de) * 2022-07-29 2024-02-01 Robert Bosch Gmbh Lenkgetriebe für ein lenksystem eines kraftfahrzeugs und lenksystem

Also Published As

Publication number Publication date
JP5125568B2 (ja) 2013-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5125568B2 (ja) ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット
JP6112168B2 (ja) 電動ステアリングホイールの位置調節装置
JP5218831B2 (ja) ラック軸支持装置および車両用操舵装置
JP5136286B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP5062465B2 (ja) ステアリング装置
JP2007247734A (ja) ウォーム式減速機及び電動式パワーステアリング装置
JP2007203947A (ja) 電動式パワーステアリング装置用ウォーム減速機及びこれを組み込んだ電動式パワーステアリング装置
JP4622638B2 (ja) ラックピニオン式ステアリングギヤ
JP2011093485A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2012106650A (ja) ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット
JP2010254238A (ja) ラック軸支持装置および車両用操舵装置
JP5176549B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2013086528A (ja) ラック・アンド・ピニオン式ステアリング装置
JP5339142B2 (ja) ラック軸支持装置
JP2009113730A (ja) 車両の後輪操舵装置
JP5018361B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2014031172A (ja) ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット
JP6319033B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2015107683A (ja) ラックシャフト支持装置およびこの装置を備えるステアリング装置
JP7359081B2 (ja) ステアリング装置用回転制限機構及びステアリング装置
JP2013107505A (ja) ステアリング装置
JP2007191111A (ja) スタビライザブッシュ構造
JP5309670B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2005335667A (ja) ラックアンドピニオン式ステアリング装置
JP5418535B2 (ja) ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100309

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5125568

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3