JP6319033B2 - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
又、上述した従来の電動式パワーステアリング装置の場合、前記ウォーム歯5を前記ウォームホイール4に向け付勢する様にしているが、この付勢の方向に関しては、上述のウォームホイールの回転方向の相違に伴う、前記噛合部から前記ウォーム軸に加わる噛み合い反力の方向及び大きさの相違に就いては、特に考慮していない。
このうちの操舵用回転軸は、前記ハウジングに対し回転自在に設けられて、ステアリングホイールの操作により回転させられる。この様な操舵用回転軸としては、例えば前述の図6に示した構造でのステアリングシャフト2や、中間シャフト15や、ステアリングギヤユニット16の入力軸(ピニオン軸)17が採用可能である。
又、前記ウォームホイールは、前記ハウジングの内側で、前記操舵用回転軸に対して同心に支持されており、この操舵用回転軸と共に回転する。
又、前記ウォーム軸は、軸方向中間部にウォーム歯を有し、このウォーム歯を前記ウォームホイールに噛合させている。
又、前記基端側軸受は、前記ウォーム軸の基端部を前記ハウジングに対し回転自在に支持する。
又、前記先端側軸受は、前記ウォーム軸の先端部を前記ハウジングに対し回転自在に支持する。
又、前記電動モータは、前記ウォーム軸の基端部にその出力軸の先端部を回転力の伝達を可能に係合させている。
又、前記付勢手段は、前記ウォーム軸を、このウォーム軸の基端部(例えば、前記基端側軸受)や中間部等を中心に揺動させる事により、前記ウォーム歯を前記ウォームホイールに向けて付勢する。
前記付勢手段は、軸受ホルダと、支持部材と、付勢部材とを備えている。
このうちの軸受ホルダは、その外周面と前記ハウジングの内周面との間に隙間を設けた状態で、前記先端側軸受の外周面に外嵌されている。
前記支持部材は、前記付勢手段を前記ハウジングに対して支持する為のものであり、前記ウォーム軸の長さ方向に関して、前記軸受ホルダよりも前記電動モータと反対側部分に配置された状態で、前記ハウジングに支持されている。
前記付勢部材は、その両端部を前記支持部材と前記軸受ホルダとに結合した状態(一方の端部をこの支持部材に、他方の端部をこの軸受ホルダに、それぞれ結合した状態)で、前記先端側軸受を前記ウォームホイールに向け、自身の弾力に基づいて付勢している。
又、前記先端側軸受の付勢方向に関する前記付勢部材の断面係数が、この先端側軸受の付勢方向及び前記ウォーム軸の軸方向に対してそれぞれ直角な方向に関する断面係数よりも小さくなる状態で設けられている。
この様な請求項2に記載した発明を実施する場合、更に好ましくは請求項3に記載した発明の様に、前記付勢部材を、前記ウォームホイールが一方に回転した場合にこのウォームホイールと前記ウォーム歯との噛合部から前記ウォーム軸に加わる噛み合い反力のうち、このウォーム軸と直交する仮想平面内に於ける分力(図10の矢印ハと矢印二とのうちの一方の矢印で示した分力F´)のベクトルと、同じく他方に回転した場合に前記噛合部から前記ウォーム軸に加わる噛み合い反力のうち、このウォーム軸と直交する仮想平面内に於ける分力(図10の矢印ハと矢印二とのうちの他方の矢印で示した分力F´)のベクトルとの二等分線の方向に関して、前記先端側軸受を前記ウォームホイールに向け、自身の弾力に基づいて付勢するものとする事ができる。
上述の様な本発明を実施する場合には、付加的に、請求項4に記載した発明の様に、前記付勢部材を、前記先端側軸受の付勢方向に関する断面係数が、最も小さくなる状態で配置する事ができる。
又、上述の様な本発明を実施する場合には、付加的に、請求項5に記載した発明の様に、前記付勢部材を、前記先端側軸受の付勢方向及び前記ウォーム軸の軸方向に対してそれぞれ直角な方向に関する断面係数が、最も大きくなる状態で配置する事もできる。
又、上述の様な本発明を実施する場合には、付加的に、請求項6に記載した発明の様に、前記ウォーム軸に、前記ウォームホイールと前記ウォーム歯との噛合部から噛み合い反力が加わった場合に、前記先端側軸受又は前記軸受ホルダが、前記ハウジングの内周面と当接する事により、それ以上のこの先端側軸受の変位を規制する様に構成する事ができる。
尚、付勢部材の配置態様に関しては、前述した実施の形態の配置態様に限らず、ウォームホイールを一方側に回転させた場合に、このウォームホイールとウォーム歯との噛合部からウォーム軸に加わる噛み合い反力のうち、このウォーム軸と直行する仮想平面に於ける分力F´1のベクトルと、同じく他方に回転させる際に前記噛合部から前記ウォーム軸に加わる噛み合い反力のうち、このウォーム軸と直行する仮想平面に於ける分力F´2のベクトルとの二等分線LBの方向に関する断面係数が、この二等分線LBの方向及び前記ウォーム軸の軸方向に対してそれぞれ直角な方向に対する断面係数よりも小さくなる各種態様が、本発明の技術的範囲に含まれる。即ち、本発明を実施する場合には、付勢部材として、少なくとも、前記二等分線LBの方向に関する断面係数と、この二等分線LBの方向及び前記ウォーム軸の軸方向に対してそれぞれ直角な方向に関する断面係数とを異ならせる事ができる形状のものを採用する。
又、本発明は、ウォーム軸が、このウォーム軸の一部を支点としてハウジングに対して揺動可能に支持させている各種構造に適用する事ができる。即ち、前記ウォーム軸をハウジングに対して揺動可能に支持する部分の構造は、前述した実施の形態の構造に限られるものではない。
2 ステアリングシャフト
3、3a ハウジング
4 ウォームホイール
5 ウォーム歯
6、6a ウォーム軸
7 電動モータ
8、8a 基端側軸受
9、9a 先端側軸受
10、10a 保持凹部
11 ホルダ
12 ブッシュ
13 予圧パッド
14 コイルばね
15 中間シャフト
16 ステアリングギヤユニット
17 入力軸
18 小径部
19 内輪
20 外輪
21 付勢手段
22 軸受ホルダ
23 支持部材
24 付勢部材
25 ホルダ円筒部
26 ホルダ底部
27 嵌合筒部
28 底部
29 大径凹溝
30 長辺
31 中辺
32 短辺
Claims (6)
- ハウジングと、
このハウジングに対し回転自在に設けられて、ステアリングホイールの操作により回転させられる操舵用回転軸と、
前記ハウジングの内側で、この操舵用回転軸に対して同心に支持された、この操舵用回転軸と共に回転するウォームホイールと、
軸方向中間部にウォーム歯を有し、このウォーム歯を前記ウォームホイールに噛合させたウォーム軸と、
このウォーム軸の基端部を前記ハウジングに対し回転自在に支持する基端側軸受と、
このウォーム軸の先端部を前記ハウジングに対し回転自在に支持する先端側軸受と、
このウォーム軸の基端部にその出力軸の先端部を回転力の伝達を可能に係合させた電動モータと、
前記ウォーム軸を揺動させる事により、前記ウォーム歯を前記ウォームホイールに向けて付勢する付勢手段と、
を備えた電動式パワーステアリング装置であって、
前記先端側軸受は、前記ウォーム軸の外周面のうち、前記ウォーム歯よりも先端側部分に外嵌支持されており、
前記付勢手段は、軸受ホルダと、支持部材と、付勢部材とを備え、
このうちの軸受ホルダは、その外周面と前記ハウジングの内周面との間に隙間を設けた状態で、前記先端側軸受の外周面に外嵌されており、
前記支持部材は、前記付勢手段を前記ハウジングに対して支持する為のものであり、前記ウォーム軸の長さ方向に関して、前記軸受ホルダよりも前記電動モータと反対側部分に配置された状態で、前記ハウジングに支持されており、
前記付勢部材は、その両端部を前記支持部材と前記軸受ホルダとに結合した状態で、前記先端側軸受を前記ウォームホイールに向け、自身の弾力に基づいて付勢しており、
前記先端側軸受の付勢方向に関する前記付勢部材の断面係数が、この先端側軸受の付勢方向及び前記ウォーム軸の軸方向に対してそれぞれ直角な方向に関する断面係数よりも小さくなる状態で設けられている事を特徴とする電動式パワーステアリング装置。
- 前記付勢部材は、前記ウォームホイールと前記ウォーム歯との噛み合い方向よりも、このウォームホイールを両方向に回転した場合にこのウォームホイールと前記ウォーム歯との噛合部から前記ウォーム軸に加わる噛み合い反力の、このウォーム軸と直交する仮想平面内に於ける分力のベクトルのうち、このベクトルの大きさが小さいベクトル側に傾いた方向に関して、前記先端側軸受を前記ウォームホイールに向け、自身の弾力に基づいて付勢する、請求項1に記載した電動式パワーステアリング装置。
- 前記付勢部材は、前記ウォームホイールが一方に回転した場合にこのウォームホイールと前記ウォーム歯との噛合部から前記ウォーム軸に加わる噛み合い反力のうち、このウォーム軸と直交する仮想平面内に於ける分力のベクトルと、同じく他方に回転した場合に前記噛合部から前記ウォーム軸に加わる噛み合い反力のうち、このウォーム軸と直交する仮想平面内に於ける分力のベクトルとの二等分線の方向に関して、前記先端側軸受を前記ウォームホイールに向け、自身の弾力に基づいて付勢する、請求項2に記載した電動式パワーステアリング装置。
- 前記付勢部材は、前記先端側軸受の付勢方向に関する断面係数が、最も小さくなる状態で配置されている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した電動式パワーステアリング装置。
- 前記付勢部材は、前記先端側軸受の付勢方向及び前記ウォーム軸の軸方向に対してそれぞれ直角な方向に関する断面係数が、最も大きくなる状態で配置されている、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載した電動式パワーステアリング装置。
- 前記ウォーム軸に、前記ウォームホイールと前記ウォーム歯との噛合部から噛み合い反力が加わった場合に、前記先端側軸受又は前記軸受ホルダが、前記ハウジングの内周面と当接する事により、それ以上のこの先端側軸受の変位を規制する請求項1〜5のうちの何れか1項に記載した電動式パワーステアリング装置。
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