JP2009183921A - 排ガス処理装置及び排ガス処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃焼装置からの排ガスの脱硝及び脱硫を十分に行う。
【解決手段】一の燃焼装置1の排ガスを、当該燃焼装置1に別々に接続した第一排ガスラインL1、第二排ガスラインL2によって、低SOx濃度排ガスと高SOx濃度排ガスとに分けて排出し、各排ガスを、第一脱硫・脱硝装置11、第二脱硫・脱硝装置12に各々導入して各装置11,12の炭素質吸着材によって、排ガス中のSOxの吸着及びNOxの還元を各々行うようにする。これによって、低SOx濃度排ガスに対しては、SOx濃度が低いことから還元に係る触媒作用を阻害すること無く高濃度NOxの還元を十分に行い、一方、高SOx濃度排ガスに対しては、高濃度SOxの吸着を優先的に十分に行う。
【選択図】図1
【解決手段】一の燃焼装置1の排ガスを、当該燃焼装置1に別々に接続した第一排ガスラインL1、第二排ガスラインL2によって、低SOx濃度排ガスと高SOx濃度排ガスとに分けて排出し、各排ガスを、第一脱硫・脱硝装置11、第二脱硫・脱硝装置12に各々導入して各装置11,12の炭素質吸着材によって、排ガス中のSOxの吸着及びNOxの還元を各々行うようにする。これによって、低SOx濃度排ガスに対しては、SOx濃度が低いことから還元に係る触媒作用を阻害すること無く高濃度NOxの還元を十分に行い、一方、高SOx濃度排ガスに対しては、高濃度SOxの吸着を優先的に十分に行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、排ガスを処理する排ガス処理装置及び排ガス処理方法に関する。
従来、燃焼装置である焼結機からの排ガスにアンモニアを供給し、この排ガスを、活性炭吸着塔の活性炭移動層に通すことで、SOxを吸着すると共にNOxを還元する一方で、活性炭吸着塔から取り出した活性炭を脱離塔(再生塔)に供給し加熱することで再生し、この再生した活性炭を活性炭吸着塔に戻すように構成した排ガス処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−40610号公報
しかしながら、上記公報に記載のものにあっては、以下の問題がある。すなわち、活性炭吸着塔においては、活性炭によるSOxの吸着が、NOxの還元に優先して行われ、活性炭の表面がSOxで覆われてしまうため、その還元に係る触媒作用が阻害され、脱硝率が低いという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、燃焼装置からの排ガスの脱硝及び脱硫が十分に行われる排ガス処理装置及び排ガス処理方法を提供することを目的とする。
本発明による排ガス処理装置は、一の燃焼装置に対して別々に接続され、燃焼装置で生じる排ガスを、低いSOx濃度の排ガスである低SOx濃度排ガスと当該低SOx濃度排ガスよりSOx濃度の高い高SOx濃度排ガスとに分けて排出する第一排ガスライン、第二排ガスラインと、第一排ガスライン、第二排ガスラインに対して各々接続され、各排ガスラインからの排ガス中のSOxを吸着すると共にNOxを還元する炭素質吸着材を各々有する第一脱硫・脱硝装置、第二脱硫・脱硝装置と、を具備したことを特徴としている。
また、本発明による排ガス処理方法は、一の燃焼装置に対して別々に接続した第一排ガスライン、第二排ガスラインによって、低いSOx濃度の排ガスである低SOx濃度排ガスと当該低SOx濃度排ガスよりSOx濃度の高い高SOx濃度排ガスとを分けて各々排出し、第一排ガスラインからの低SOx濃度排ガスを第一脱硫・脱硝装置に導入すると共に、第二排ガスラインからの高SOx濃度排ガスを第二脱硫・脱硝装置に導入し、各脱硫・脱硝装置の炭素質吸着材によって、各排ガス中のSOxを吸着すると共にNOxを還元することを特徴としている。
このような排ガス処理装置及び排ガス処理方法によれば、一の燃焼装置の排ガスが、当該燃焼装置に別々に接続された第一排ガスライン、第二排ガスラインによって、低SOx濃度排ガスと高SOx濃度排ガスとに分けて排出され、各排ガスが第一脱硫・脱硝装置、第二脱硫・脱硝装置に各々導入されて各装置の炭素質吸着材によって、排ガス中のSOxの吸着及びNOxの還元が各々行われる。ここで、低SOx濃度排ガスにあってはSOx濃度が低くNOx濃度が高く、高SOx濃度排ガスにあってはSOx濃度が高くNOx濃度が低い傾向にあるため、低SOx濃度排ガスに対しては、SOx濃度が低いことから還元に係る触媒作用が阻害されること無く高濃度NOxの還元が十分に行われ、一方、高SOx濃度排ガスに対しては、高濃度SOxの吸着が優先的に十分に行われ、従って、排ガス全体にあって脱硝及び脱硫が十分に行われるようになる。
ここで、第一脱硫・脱硝装置、第二脱硫・脱硝装置に対して各々設けられ、各々の装置の炭素質吸着材を各々再生する第一再生装置、第二再生装置と、第一脱硫・脱硝装置の炭素質吸着材を第一再生装置に供給し、当該第一再生装置で再生された炭素質吸着材を第一脱硫・脱硝装置に戻す第一循環ラインと、第二脱硫・脱硝装置の炭素質吸着材を第二再生装置に供給し、当該第二再生装置で再生された炭素質吸着材を第二脱硫・脱硝装置に戻す第二循環ラインと、を備える構成が好ましい。
このような構成を採用した場合、第一、第二脱硫・脱硝装置の炭素質吸着材が各々の再生装置で効果的に再生され、排ガスの脱硝及び脱硫が継続して十分に行われる。
また、上記第一、第二再生装置、第一、第二循環ラインに代えて、炭素質吸着材を再生する再生装置と、第一脱硫・脱硝装置の炭素質吸着材を第二脱硫・脱硝装置に供給し、当該第二脱硫・脱硝装置の炭素質吸着材を再生装置に供給し、当該再生装置で再生された炭素質吸着材を第一脱硫・脱硝装置に戻す循環ラインと、を備える構成とするのが好ましい。
このような構成を採用した場合、再生装置で再生された炭素質吸着材が、低SOx濃度排ガスが導入される第一脱硫・脱硝装置に供給され、低SOx濃度排ガス(高NOx濃度排ガス)に対して、触媒作用が阻害されること無く高濃度NOxの還元が十分に行われ、この炭素質吸着材は、高SOx濃度排ガスが導入される第二脱硫・脱硝装置に供給され、高SOx濃度排ガス(低NOx濃度排ガス)に対して、高濃度SOxの吸着が優先的に十分行われる。この十分に吸着されたSOxからは十分な硫酸が生成されて炭素質吸着材と共に再生装置に供給され、従って、再生装置では炭素質吸着材の賦活(活性化)が良好に進み、性能が復活した炭素質吸着材が第一脱硫・脱硝装置に戻される。このため、炭素質吸着材の性能低下が防止されつつ、排ガスの脱硝及び脱硫が継続して十分に行われる。
また、燃焼装置を焼結機とすると、当該焼結機にあっては、被処理物の進行方向に沿って排ガスのウインドボックス(排出口)が並設されているため、排ガスを、低SOx濃度排ガスと高SOx濃度排ガスとに容易に分けることができる。
このように本発明の排ガス処理装置及び排ガス処理方法によれば、燃焼装置からの排ガスの脱硝及び脱硫を十分に行うことができる。
以下、本発明による排ガス処理装置及び排ガス処理方法の好適な実施形態について図1〜図3を参照しながら説明する。なお、各図において、同一の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。図1は、本発明の第一実施形態に係る排ガス処理装置を示す構成図である。
本実施形態の排ガス処理装置100は、例えば製鉄所等に採用されるもので、高炉の前段に配置された焼結機1からの排ガスを処理するためのものであり、詳しくは、焼結機1に別々に接続され排ガス流路を構成する第一、第二排ガスラインL1,L2と、第一、第二排ガスラインL1,L2の各々に接続され当該第一、第二排ガスラインL1,L2からの排ガスを炭素質吸着材である活性炭により浄化する第一、第二脱硫・脱硝装置(脱硫・脱硝塔)11,12と、第一、第二脱硫・脱硝装置11,12の各々に接続され当該第一、第二脱硫・脱硝装置11,12からの浄化ガスを合流して煙突3に送る排出ラインL3と、を具備する構成とされている。
また、この排ガス処理装置100は、第一、第二脱硫・脱硝装置11,12の活性炭を各々再生するための第一再生装置(再生塔)21、第二再生装置22を各々備え、第一脱硫・脱硝装置11の底部と第一再生装置21との上部、当該第一再生装置21の底部と第一脱硫・脱硝装置11との上部が、第一循環ラインL11により接続されることで、第一脱硫・脱硝装置11と第一再生装置21との間で活性炭が循環すると共に、第二脱硫・脱硝装置12の底部と第二再生装置22との上部、当該第二再生装置22の底部と第二脱硫・脱硝装置12との上部が、第二循環ラインL12により接続されることで、第二脱硫・脱硝装置12と第二再生装置22との間で活性炭が循環する構成とされている。
焼結機1は、被処理物である鉄鉱石を焼結させるものであり、被処理物の進行方向に沿って(図示左側から右側に向かって)、排ガスを排出するための排出口であるウインドボックスWBを複数並設して備えている。これらのウインドボックスWBは、ここでは、16個とされ、図示左側から右側に向かって順に、ウインドボックスNo.1、ウインドボックスNo.2、ウインドボックスNo.3〜ウインドボックスNo.16とされている。
ここで、焼結機1の各ウインドボックスWBでのSO2、NOx濃度を図2に示す。図2に示すように、SO2濃度は、概ねウインドボックスNo.10〜ウインドボックスNo.15の範囲(概ね後半部)で高く、この範囲では、SO2濃度とは逆に、NOx濃度は概ね低くなるという傾向があり、これ以外の範囲、すなわちウインドボックスNo.1〜ウインドボックスNo.9及びウインドボックスNo.16の範囲(概ね前半部)では、SO2濃度は概ね低く、SO2濃度とは逆に、NOx濃度は概ね高くなるという傾向がある。
このような傾向に鑑み、本実施形態にあっては、焼結機1のウインドボックスNo.1〜ウインドボックスNo.9及びウインドボックスNo.16に第一排ガスラインL1を接続し、ウインドボックスNo.10〜ウインドボックスNo.15に第二排ガスラインL2を接続し、第一排ガスラインL1に低SOx濃度排ガス(高NOx濃度排ガス)を流し、第二排ガスラインL2に高SOx濃度排ガス(低NOx濃度排ガス)を流す構成とされている。
そして、これらの第一排ガスラインL1、第二排ガスラインL2の各々に対して、NOxを還元するためのアンモニアを各々供給する構成とされている。
第一、第二脱硫・脱硝装置11,12は、多数の活性炭を収容し、第一、第二循環ラインL11,L12を通して、活性炭が底部から取り出されると共に上部から後述の再生済みの活性炭が導入されることで、活性炭が上部から底部に向かって移動する活性炭移動層を各々備え、この活性炭移動層の活性炭に、第一、第二排ガスラインL11,L12からの排ガスが接触することで、当該排ガスを浄化する(詳しい作用については後述)。
第一、第二再生装置21,22は、第一、第二循環ラインL11,L12を通して、活性炭が上部から導入されると共に底部から取り出されることで、活性炭が上部から底部に向かって移動する活性炭移動層を各々備え、この活性炭移動層の移動に伴い当該活性炭移動層を400°C程度に加熱することで、活性炭を再生する。
このように構成された排ガス処理装置100によれば、焼結機1で生じる排ガスは、当該焼結機1に別々に接続された第一、第二排ガスラインL1,L2によって、低SOx濃度排ガスと高SOx濃度排ガスとに分けて排出され、アンモニアが供給された各排ガスは第一、第二脱硫・脱硝装置11,12に各々導入されて活性炭移動層の活性炭に接触することで、排ガス中のSOxが硫酸やこの硫酸とアンモニアとの反応生成物としてのアンモニウム塩の形で活性炭に吸着され脱硫されると共に、排ガス中のNOxが活性炭触媒作用によりアンモニアと反応し還元分解されて脱硝される。
そして、第一、第二脱硫・脱硝装置11,12の各々の活性炭は、第一、第二再生装置21,22による加熱によってSOxが脱離して再生され、第一、第二脱硫・脱硝装置11,12に各々戻されこれが繰り返されることで、継続して使用される。
ここで、特に本実施形態にあっては、第一脱硫・脱硝装置11に低SOx濃度排ガス(SOx濃度が低くNOx濃度が高い排ガス)が導入されるため、還元に係る触媒作用がSOxにより阻害されること無く高濃度NOxの還元が十分に行われると共に、第二脱硫・脱硝装置11に高SOx濃度排ガス(SOx濃度が高くNOx濃度が低い排ガス)が導入されるため、高濃度SOxの吸着が優先的に十分に行われる。
すなわち、本実施形態では、NOx濃度の高い流路でNOxの還元が十分に行われると共に、SOx濃度の高い流路でSOxの吸着が十分に行われるため、これらを合流した全体としての脱硝率及び脱硫率は十分満足したものとなる。
図3は、本発明の第二実施形態に係る排ガス処理装置を示す構成図である。
この第二実施形態の排ガス処理装置200が第一実施形態の排ガス処理装置100と違う点は、再生装置を1つの再生装置23とすると共に、循環ラインL13によって、第一脱硫・脱硝装置11の底部と第二脱硫・脱硝装置12の上部、当該第二脱硫・脱硝装置12の底部と再生装置23の上部、当該再生装置23の底部と第一脱硫・脱硝装置11の上部とを各々接続し、第一脱硫・脱硝装置11の活性炭を第二脱硫・脱硝装置12に供給し、当該第二脱硫・脱硝装置12の活性炭を再生装置23に供給し、当該再生装置23で再生した活性炭を第一脱硫・脱硝装置11に戻すように構成した点である。
このように構成された排ガス処理装置200によれば、再生装置23で再生された活性炭が、低SOx濃度排ガスが導入される第一脱硫・脱硝装置11に供給され、還元に係る触媒作用がSOxにより阻害されること無く高濃度NOxの還元が十分に行われ、この活性炭は、高SOx濃度排ガスが導入される第二脱硫・脱硝装置12に供給され、高濃度SOxの吸着が優先的に十分に行われる。この十分に吸着されたSOxからは十分な硫酸が生成されて活性炭と共に再生装置23に供給され、従って、再生装置23では活性炭の賦活(活性化)が良好に進み、性能が復活した活性炭が第一脱硫・脱硝装置11に戻される。このため、活性炭の性能低下が防止されつつ、排ガスの脱硝及び脱硫が継続して十分に行われる。
なお、第一、第二実施形態にあっては、第一脱硫・脱硝装置11に導入する排ガス中のSOx濃度は、100ppm以下が好ましく、50ppm以下がより好ましい。また、第二脱硫・脱硝装置12に導入する排ガス中のSOx濃度は、500ppm以上が好ましく、600ppm以上がより好ましい。また、第二脱硫・脱硝装置12に導入する排ガス中のアンモニア濃度は、SOx濃度の2/3以下が好ましく、1/2以下且つ1/3以上がより好ましい。因みに、アンモニアに代えて尿素等を供給しても良い。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、特に好ましいとして、活性炭によりSOxを吸着すると共にNOxを還元するようにしているが、例えば活性チャーやチャコール等の他の炭素質吸着材を用いてSOxを吸着すると共にNOxを還元するようにしても勿論良い。
また、上記実施形態においては、燃焼装置の排ガスを、低SOx濃度排ガスと高SOx濃度排ガスとに分けて排出するのが容易であるとして、特に燃焼装置を焼結機としているが、例えば、ストーカー炉やロータリーキルン炉等に対しても適用可能である。
以下、実施例1、2及び比較例1を説明する。
(実施例1)
図1に示す装置を用いて脱硝率を調べる試験を行った。
図1に示す装置を用いて脱硝率を調べる試験を行った。
(実施例2)
図3に示す装置を用いて脱硝率を調べる試験を行った。
図3に示す装置を用いて脱硝率を調べる試験を行った。
(比較例1)
図4に示す装置を用いて脱硝率を調べる試験を行った。この図4に示す装置は、従来技術で説明したのとほぼ同様な一般的な装置であり、燃焼装置から一括して排出される排ガスに対してアンモニアを供給し、この排ガスを、活性炭吸着塔50の活性炭層に通すことで、SOxを吸着すると共にNOxを還元する一方で、活性炭吸着塔50から取り出した活性炭を再生塔51に供給し加熱することで再生し、この再生した活性炭を活性炭吸着塔50に戻す装置である。
図4に示す装置を用いて脱硝率を調べる試験を行った。この図4に示す装置は、従来技術で説明したのとほぼ同様な一般的な装置であり、燃焼装置から一括して排出される排ガスに対してアンモニアを供給し、この排ガスを、活性炭吸着塔50の活性炭層に通すことで、SOxを吸着すると共にNOxを還元する一方で、活性炭吸着塔50から取り出した活性炭を再生塔51に供給し加熱することで再生し、この再生した活性炭を活性炭吸着塔50に戻す装置である。
ここで、実施例1、実施例2及び比較例1では、活性炭量を1Lとして活性炭を固定層とすると共に排ガスとして合成ガスを用い、活性炭による吸着・再生を10サイクル繰り返すラボ試験を行い、活性炭の活性化がほぼ飽和する10サイクル目の試験結果を基に、活性炭が移動する実機への換算を行った。排ガス量、SV、滞留時間、活性炭移送量、アンモニア濃度、SO2濃度、NOx濃度、ガス温度、脱硝率を、表1に示す。なお、実施例1及び実施例2では、上段が第一脱硫・脱硝装置に関する値を、下段が第二脱硫・脱硝装置に関する値を各々示し、脱硝率の全体とは、第一脱硫・脱硝装置からのガスと第二脱硫・脱硝装置からのガスを合流したガスの脱硝率のことである。
表1に示すように、比較例1の脱硝率は20.8%と低いが、実施例1の脱硝率(全体)は27.6%と比較例1より高く、実施例2の脱硝率(全体)は50.2%と高く、本発明の効果が確認できた。
1…焼結機(燃焼装置)、11…第一脱硫・脱硝装置、12…第二脱硫・脱硝装置、21…第一再生装置、22…第二再生装置、23…再生装置、L1…第一排ガスライン、L2…第二排ガスライン、L11…第一循環ライン、L12…第二循環ライン、L13…循環ライン、100,200…排ガス処理装置。
Claims (5)
- 一の燃焼装置に対して別々に接続され、前記燃焼装置で生じる排ガスを、低いSOx濃度の排ガスである低SOx濃度排ガスと当該低SOx濃度排ガスよりSOx濃度の高い高SOx濃度排ガスとに分けて排出する第一排ガスライン、第二排ガスラインと、
前記第一排ガスライン、前記第二排ガスラインに対して各々接続され、各排ガスラインからの排ガス中のSOxを吸着すると共にNOxを還元する炭素質吸着材を各々有する第一脱硫・脱硝装置、第二脱硫・脱硝装置と、を具備したことを特徴とする排ガス処理装置。 - 前記第一脱硫・脱硝装置、前記第二脱硫・脱硝装置に対して各々設けられ、各々の装置の炭素質吸着材を各々再生する第一再生装置、第二再生装置と、
前記第一脱硫・脱硝装置の炭素質吸着材を前記第一再生装置に供給し、当該第一再生装置で再生された炭素質吸着材を前記第一脱硫・脱硝装置に戻す第一循環ラインと、
前記第二脱硫・脱硝装置の炭素質吸着材を前記第二再生装置に供給し、当該第二再生装置で再生された炭素質吸着材を前記第二脱硫・脱硝装置に戻す第二循環ラインと、を備えたことを特徴とする請求項1記載の排ガス処理装置。 - 炭素質吸着材を再生する再生装置と、
前記第一脱硫・脱硝装置の炭素質吸着材を前記第二脱硫・脱硝装置に供給し、当該第二脱硫・脱硝装置の炭素質吸着材を前記再生装置に供給し、当該再生装置で再生された炭素質吸着材を前記第一脱硫・脱硝装置に戻す循環ラインと、を備えたことを特徴とする請求項1記載の排ガス処理装置。 - 前記燃焼装置は焼結機であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の排ガス処理装置。
- 一の燃焼装置に対して別々に接続した第一排ガスライン、第二排ガスラインによって、低いSOx濃度の排ガスである低SOx濃度排ガスと当該低SOx濃度排ガスよりSOx濃度の高い高SOx濃度排ガスとを分けて各々排出し、
前記第一排ガスラインからの低SOx濃度排ガスを第一脱硫・脱硝装置に導入すると共に、前記第二排ガスラインからの高SOx濃度排ガスを第二脱硫・脱硝装置に導入し、
各脱硫・脱硝装置の炭素質吸着材によって、各排ガス中のSOxを吸着すると共にNOxを還元することを特徴とする排ガス処理方法。
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