JP2009183023A - ステータ、モータおよび記録媒体駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】永久磁石に対向するように配置され、軸線を中心に形成された環状部21と、環状部に基端が固定されるとともに永久磁石に向かうように形成された複数の歯極部22と、歯極部の先端にそれぞれ形成されて永久磁石の周面に対向する先端部23と、を有するステータコアを備え、ステータコアの歯極部に対して選択的にコイル12が巻回されるとともに、ステータコアがベース上に載置されるステータ6において、ステータコアが、全ての歯極部の内、コイルが巻回されるコイル巻回歯極部22aが形成され、ベースに載置される第1のステータコア31と、コイルが巻回されない歯極部22bが形成され、第1のステータコアに積層される第2のステータコア32と、で構成され、ベースには、コイルに対応する位置にコイル収容部が形成されている。
【選択図】図3
Description
また、特許文献2のステータ装置は、二組以上の磁極片組を積層した際に、コイルの位置が積層方向にずれるため、ステータが厚くなってしまい、薄型化には限界があった。
本発明に係るステータは、軸線回りに回転する永久磁石に対向するように配置され、前記軸線を中心として環状に形成された環状部と、該環状部に基端が固定されるとともに所定角度毎に前記永久磁石に向かう半径方向に延出するように形成された複数の歯極部と、該複数の歯極部の先端にそれぞれ形成されて前記永久磁石の周面に対向する先端部と、を有するステータコアを備え、該ステータコアの歯極部に対して選択的にコイルが巻回されるとともに、前記ステータコアがベース上に載置されるステータにおいて、前記ステータコアが、全ての前記歯極部の内、前記コイルが巻回されるコイル巻回歯極部が形成され、前記ベースに載置される第1のステータコアと、前記コイルが巻回されない歯極部が形成され、前記第1のステータコアに積層される第2のステータコアと、を備え、前記ベースには、前記コイルに対応する位置にコイル収容部が形成されていることを特徴としている。
また、巻線時に十分なスペースが確保されるため、例えば巻線機のノズルがステータコアに形成された絶縁コーティングに接触することを防止することができ、絶縁コーティングの傷や剥離などの損傷を防ぐことができる。したがって、ハードディスクなどの記録媒体駆動装置で問題となる使用中のごみや埃の発生を防止でき、信頼性を向上することができる。
さらに、第1のステータコアと第2のステータコアとを積層することで、全ての歯極部が配されたステータとして構成される。したがって、ステータの薄型化を図ることができるとともに、ステータとしての機能を確実に果たすことができる。
そして、ステータコアが載置されるベースにおけるコイルに対応した位置にはコイル収容部が形成されているため、コイルの厚みをコイル収容部で吸収することができる。したがって、ステータを薄型化することができる効果がある。
このように構成することで、コイル巻回歯極部の両側に、巻線機が入る空間をより確実に形成することができ、コイル巻回歯極部に効率よく導線を巻回してコイルを形成することができる。
また、コイル巻回歯極部が連続する2つの歯極部に配される場合には、第3のステータコアを該2つの歯極部の間で分割することで、コイル巻回歯極部の側方に空間が確保され、巻線機を用いてコイル巻回歯極部に導線を効率よく巻回することができる。
さらに、第3のステータコアと第4のステータコアとを積層することで、全ての歯極部が配されたステータとして構成される。したがって、ステータの薄型化を図ることができるとともに、ステータとしての機能を確実に果たすことができる。
そして、ステータコアが載置されるベースにおけるコイルに対応した位置にはコイル収容部が形成されているため、コイルの厚みをコイル収容部で吸収することができる。したがって、ステータを薄型化することができる効果がある。
このように構成することで、コイル巻回歯極部の両側に、巻線機が入る空間をより確実に確保することができ、コイル巻回歯極部に効率よく導線を巻回してコイルを形成することができる。
本発明に係るモータにおいては、薄型化したステータを備えているため、モータ自体の薄型化を図ることができる。
本発明に係る記録媒体駆動装置においては、薄型化したモータを備えているため、記録媒体駆動装置自体の薄型化を図ることができる。
また、巻線時に十分なスペースが確保されるため、例えば巻線機のノズルがステータコアに形成された絶縁コーティングに接触することを防止することができ、絶縁コーティングの傷や剥離などの損傷を防ぐことができる。したがって、ハードディスクなどの記録媒体駆動装置で問題となる使用中のごみや埃の発生を防止でき、信頼性を向上することができる効果がある。
さらに、第1のステータコアと第2のステータコアとを積層することで、全ての歯極部が配されたステータとして構成される。したがって、ステータの薄型化を図ることができるとともに、ステータとしての機能を確実に果たすことができる効果がある。
そして、ステータコアが載置されるベースにおけるコイルに対応した位置には凹部が形成されているため、コイルの厚みを凹部で吸収することができる。したがって、ステータを薄型化することができる効果がある。
次に、本発明に係るステータ、モータおよび記録媒体駆動装置の第一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、記録媒体駆動装置1は、各種情報を記録可能なハードディスク(記録媒体)Dを軸線L回りに回転駆動するスピンドルモータ(モータ)2と、該スピンドルモータ2の後述するハブ(軸体)4に形成され、上記ハードディスクDを嵌合保持する嵌合部(保持部)4cと、ハブ4を軸線L回りに回転可能に支持する流体動圧軸受部(軸受部)3とを備えている。
すなわち、これらスラスト動圧発生溝およびラジアル動圧発生溝は、流体動圧軸受部3を構成する一部である。
次に、本実施形態のステータ6の製造方法について説明する。
まず、第1ステータコア31および第2ステータコア32を用意する。このとき、第1ステータコア31と第2ステータコア32とは、積層されていない状態である。
第1ステータコア31のコイル巻回ティース22aに巻線機を用いて導線を巻回し、コイル12を形成する。
全てのコイル巻回ティース22aにコイル12を形成した後、第1ステータコア31と第2ステータコア32とを積層し、互いの環状部21同士を溶接や接着、かしめなどにより接合する。
第1ステータコア31と第2ステータコア32とが積層された状態で、このステータコアをベース7上に載置する。このとき、コイル12がベース7の貫通孔15に位置するようにして載置する。このようにすることで、ステータ6の製造が完了する。
次に、本発明に係るステータ、モータおよび記録媒体駆動装置の第二実施形態を図5〜図7に基づいて説明する。なお、本実施形態は第一実施形態と第1ステータコアおよび第2ステータコアの構成が異なるのみであり、他の構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図5はステータ106(ステータコア111およびコイル12)の上面図である。図5に示すように、ステータコア111は環状に形成されたコアバック21と、ティース22とを有している。また、これら複数のティース22は、先端が永久磁石5の外周面に対向する先端部23となっている。なお、本実施形態ではティース22が所定角度(20°)毎に18個形成されている。また、ティース22の内、所定角度(60°)毎に配された6個のティース22b以外のコイル巻回ティース22aに、コイル12が設けられている。つまり、コイル巻回ティース22aは、全てのティース22の中で12個構成されている。
例えば、本実施形態は記録媒体駆動装置を用いて説明をしたが、上述した構成のステータコアを発電機などに採用してもよい。
また、本実施形態では、ベースにおけるコイルに対応した位置に貫通孔を形成した場合の説明をしたが、コイルの膨出部が収容可能な凹部を形成してもよい。
Claims (6)
- 軸線回りに回転する永久磁石に対向するように配置され、
前記軸線を中心として環状に形成された環状部と、該環状部に基端が固定されるとともに所定角度毎に前記永久磁石に向かう半径方向に延出するように形成された複数の歯極部と、該複数の歯極部の先端にそれぞれ形成されて前記永久磁石の周面に対向する先端部と、を有するステータコアを備え、
該ステータコアの歯極部に対して選択的にコイルが巻回されるとともに、前記ステータコアがベース上に載置されるステータにおいて、
前記ステータコアが、
全ての前記歯極部の内、前記コイルが巻回されるコイル巻回歯極部が形成され、前記ベースに載置される第1のステータコアと、
前記コイルが巻回されない歯極部が形成され、前記第1のステータコアに積層される第2のステータコアと、を備え、
前記ベースには、前記コイルに対応する位置にコイル収容部が形成されていることを特徴とするステータ。 - 前記第1のステータコアに形成される前記コイル巻回歯極部同士の間には、前記第2のステータコアに形成される前記歯極部が少なくとも1個配置可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
- 軸線回りに回転する永久磁石に対向するように配置され、
前記軸線を中心として環状に形成された環状部と、該環状部に基端が固定されるとともに所定角度毎に前記永久磁石に向かう半径方向に延出するように形成された複数の歯極部と、該複数の歯極部の先端にそれぞれ形成されて前記永久磁石の周面に対向する先端部と、を有するステータコアを備え、
該ステータコアの歯極部に対して選択的にコイルが巻回されるとともに、前記ステータコアがベース上に載置されるステータにおいて、
前記ステータコアが、
前記コイルが巻回されるコイル巻回歯極部の内、少なくとも2個の該コイル巻回歯極部が形成されるとともに、前記環状部において分割され、前記ベースに載置される第3のステータコアと、
前記コイルが巻回されない歯極部が形成され、前記第3のステータコアに積層される第4のステータコアと、で構成され、
前記ベースには、前記コイルに対応する位置にコイル収容部が形成されていることを特徴とするステータ。 - 前記第3のステータコアに形成される前記コイル巻回歯極部同士の間には、前記第4のステータコアに形成される前記歯極部が少なくとも1個配置可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載のステータ。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のステータと、
前記永久磁石を保持した状態で前記軸線回りに回転可能に支持された軸体と、を備えていることを特徴とするモータ。 - 請求項5に記載のモータと、
前記軸体に設けられ、各種情報を記録可能な記録媒体を保持する保持部と、
前記軸体を前記軸線回りに回転可能に支持する軸受部と、を備えていることを特徴とする記録媒体駆動装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010029045A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Seiko Instruments Inc | ステータコア、ステータおよびモータ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09294365A (ja) * | 1996-04-25 | 1997-11-11 | Minebea Co Ltd | モータ構造 |
JPH11341714A (ja) * | 1998-05-28 | 1999-12-10 | Toshiba Corp | モータのステータ |
JP2008005623A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Nippon Densan Corp | モータおよび記録ディスク駆動装置 |
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