JP2009183023A - ステータ、モータおよび記録媒体駆動装置 - Google Patents

ステータ、モータおよび記録媒体駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】薄型化を図ることができるステータ、モータおよび記録媒体駆動装置を提供する。
【解決手段】永久磁石に対向するように配置され、軸線を中心に形成された環状部21と、環状部に基端が固定されるとともに永久磁石に向かうように形成された複数の歯極部22と、歯極部の先端にそれぞれ形成されて永久磁石の周面に対向する先端部23と、を有するステータコアを備え、ステータコアの歯極部に対して選択的にコイル12が巻回されるとともに、ステータコアがベース上に載置されるステータ6において、ステータコアが、全ての歯極部の内、コイルが巻回されるコイル巻回歯極部22aが形成され、ベースに載置される第1のステータコア31と、コイルが巻回されない歯極部22bが形成され、第1のステータコアに積層される第2のステータコア32と、で構成され、ベースには、コイルに対応する位置にコイル収容部が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステータ、モータおよび記録媒体駆動装置に関するものである。
近年、ハードディスクドライブ装置(HDD)を用いた情報記録再生装置は、携帯音楽再生装置や携帯電話機などに採用されている。特に、携帯型の情報記録再生装置は、その利便性から今後の主流となるものであり、さらなる小型化および薄型化が求められている。これに伴い、HD(ハードディスク)を駆動するモータの小型化および薄型化の改良がなされてきた。
モータの薄型化を実現しようとした場合、ステータのスロット数を増加させて単位スロットあたりの磁経路の断面積を減少させることが有効である。しかしながら、スロット数を増加させたステータコアのティースにコイルを構成する導線を巻回する場合、ティース先端のスロットオープンが狭くなるため巻線機が入らなくなる、また、隣り合うティースが接近するためコイルの巻回スペースが狭くなり必要な巻数が確保できないという問題がある。
ここで、特許文献1のモータによれば、巻線コアをコア突極(ティース)のうち隣り合わない複数の突極を内周部分で結合した複数のコアにて構成し、それぞれの突極に巻線した後、組み合わせたものが開示されている。また、特許文献2のステータ装置によれば、磁極片のハブから磁極桿(ティース)が二本以上設けられ、磁極片の磁極桿にはそれぞれ金属線(コイル)が巻き付けられて磁極片組を形成し、二組以上の磁極片組のそれぞれの中心孔を結合部材に挿通させて結合したものが開示されている。
特開平9−46941号公報 特開2002−369421号公報
ところで、特許文献1のモータは、分割されたコアの形状が複雑であるとともに、圧粉成形でコアが形成されている。したがって、このようなコアは強度的に弱いため、コアを薄型化(小型化)するとコアが折損しやすくなり、薄型化を図ることが困難であった。
また、特許文献2のステータ装置は、二組以上の磁極片組を積層した際に、コイルの位置が積層方向にずれるため、ステータが厚くなってしまい、薄型化には限界があった。
そこで、本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、薄型化を図ることができるステータ、モータおよび記録媒体駆動装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係るステータは、軸線回りに回転する永久磁石に対向するように配置され、前記軸線を中心として環状に形成された環状部と、該環状部に基端が固定されるとともに所定角度毎に前記永久磁石に向かう半径方向に延出するように形成された複数の歯極部と、該複数の歯極部の先端にそれぞれ形成されて前記永久磁石の周面に対向する先端部と、を有するステータコアを備え、該ステータコアの歯極部に対して選択的にコイルが巻回されるとともに、前記ステータコアがベース上に載置されるステータにおいて、前記ステータコアが、全ての前記歯極部の内、前記コイルが巻回されるコイル巻回歯極部が形成され、前記ベースに載置される第1のステータコアと、前記コイルが巻回されない歯極部が形成され、前記第1のステータコアに積層される第2のステータコアと、を備え、前記ベースには、前記コイルに対応する位置にコイル収容部が形成されていることを特徴としている。
このように構成することで、第1のステータコアには、全ての歯極部の内のコイル巻回歯極部のみが形成されるため、隣接するコイル巻回歯極部間の距離が確保される。したがって、コイル巻回歯極部に導線を巻回してコイルを形成する際に、巻線機を用いることができ、生産効率を向上することができる効果がある。また、コイル巻回歯極部に導線を巻回する際に、コイルが巻回されない歯極部が配置されていないため、コイルに必要な巻数を確実に巻回することができる。
また、巻線時に十分なスペースが確保されるため、例えば巻線機のノズルがステータコアに形成された絶縁コーティングに接触することを防止することができ、絶縁コーティングの傷や剥離などの損傷を防ぐことができる。したがって、ハードディスクなどの記録媒体駆動装置で問題となる使用中のごみや埃の発生を防止でき、信頼性を向上することができる。
さらに、第1のステータコアと第2のステータコアとを積層することで、全ての歯極部が配されたステータとして構成される。したがって、ステータの薄型化を図ることができるとともに、ステータとしての機能を確実に果たすことができる。
そして、ステータコアが載置されるベースにおけるコイルに対応した位置にはコイル収容部が形成されているため、コイルの厚みをコイル収容部で吸収することができる。したがって、ステータを薄型化することができる効果がある。
また、前記第1のステータコアに形成される前記コイル巻回歯極部同士の間には、前記第2のステータコアに形成される前記歯極部が少なくとも1個配置可能に構成されていることを特徴としている。
このように構成することで、コイル巻回歯極部の両側に、巻線機が入る空間をより確実に形成することができ、コイル巻回歯極部に効率よく導線を巻回してコイルを形成することができる。
また、本発明に係るステータは、軸線回りに回転する永久磁石に対向するように配置され、前記軸線を中心として環状に形成された環状部と、該環状部に基端が固定されるとともに所定角度毎に前記永久磁石に向かう半径方向に延出するように形成された複数の歯極部と、該複数の歯極部の先端にそれぞれ形成されて前記永久磁石の周面に対向する先端部と、を有するステータコアを備え、該ステータコアの歯極部に対して選択的にコイルが巻回されるとともに、前記ステータコアがベース上に載置されるステータにおいて、前記ステータコアが、前記コイルが巻回されるコイル巻回歯極部の内、少なくとも2個の該コイル巻回歯極部が形成されるとともに、前記環状部において分割され、前記ベースに載置される第3のステータコアと、前記コイルが巻回されない歯極部が形成され、前記第3のステータコアに積層される第4のステータコアと、で構成され、前記ベースには、前記コイルに対応する位置にコイル収容部が形成されていることを特徴としている。
このように構成することで、第3のステータコアには、全ての歯極部の内のコイル巻回歯極部のみが形成されているため、隣接するコイル巻回歯極部間の距離が確保される。したがって、コイル巻回歯極部に導線を巻回してコイルを形成する際に、巻線機を用いることができ、生産効率を向上することができる効果がある。また、コイル巻回歯極部に導線を巻回する際に、コイルが巻回されない歯極部が配置されていないため、コイルに必要な巻数を確実に巻回することができる。
また、コイル巻回歯極部が連続する2つの歯極部に配される場合には、第3のステータコアを該2つの歯極部の間で分割することで、コイル巻回歯極部の側方に空間が確保され、巻線機を用いてコイル巻回歯極部に導線を効率よく巻回することができる。
さらに、第3のステータコアと第4のステータコアとを積層することで、全ての歯極部が配されたステータとして構成される。したがって、ステータの薄型化を図ることができるとともに、ステータとしての機能を確実に果たすことができる。
そして、ステータコアが載置されるベースにおけるコイルに対応した位置にはコイル収容部が形成されているため、コイルの厚みをコイル収容部で吸収することができる。したがって、ステータを薄型化することができる効果がある。
また、前記第3のステータコアに形成される前記コイル巻回歯極部同士の間には、前記第4のステータコアに形成される前記歯極部が少なくとも1個配置可能に構成されていることを特徴としている。
このように構成することで、コイル巻回歯極部の両側に、巻線機が入る空間をより確実に確保することができ、コイル巻回歯極部に効率よく導線を巻回してコイルを形成することができる。
また、本発明に係るモータは、上記本発明のいずれかに記載のステータと、前記永久磁石を保持した状態で前記軸線回りに回転可能に支持された軸体と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係るモータにおいては、薄型化したステータを備えているため、モータ自体の薄型化を図ることができる。
また、本発明に係る記録媒体駆動装置は、上記本発明のモータと、前記軸体に設けられ、各種情報を記録可能な記録媒体を保持する保持部と、前記軸体を前記軸線回りに回転可能に支持する軸受部と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る記録媒体駆動装置においては、薄型化したモータを備えているため、記録媒体駆動装置自体の薄型化を図ることができる。
本発明に係るステータによれば、第1のステータコアには、全ての歯極部の内のコイル巻回歯極部のみが形成されているため、隣接するコイル歯極部間の距離が確保される。したがって、コイル巻回歯極部に導線を巻回してコイルを形成する際に、巻線機を用いることができ、生産効率を向上することができる効果がある。また、コイル巻回歯極部に導線を巻回する際に、コイルが巻回されない歯極部が配置されていないため、コイルに必要な巻数を確実に巻回することができる効果がある。
また、巻線時に十分なスペースが確保されるため、例えば巻線機のノズルがステータコアに形成された絶縁コーティングに接触することを防止することができ、絶縁コーティングの傷や剥離などの損傷を防ぐことができる。したがって、ハードディスクなどの記録媒体駆動装置で問題となる使用中のごみや埃の発生を防止でき、信頼性を向上することができる効果がある。
さらに、第1のステータコアと第2のステータコアとを積層することで、全ての歯極部が配されたステータとして構成される。したがって、ステータの薄型化を図ることができるとともに、ステータとしての機能を確実に果たすことができる効果がある。
そして、ステータコアが載置されるベースにおけるコイルに対応した位置には凹部が形成されているため、コイルの厚みを凹部で吸収することができる。したがって、ステータを薄型化することができる効果がある。
(第一実施形態)
次に、本発明に係るステータ、モータおよび記録媒体駆動装置の第一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、記録媒体駆動装置1は、各種情報を記録可能なハードディスク(記録媒体)Dを軸線L回りに回転駆動するスピンドルモータ(モータ)2と、該スピンドルモータ2の後述するハブ(軸体)4に形成され、上記ハードディスクDを嵌合保持する嵌合部(保持部)4cと、ハブ4を軸線L回りに回転可能に支持する流体動圧軸受部(軸受部)3とを備えている。
スピンドルモータ2は、軸線L回りに回転可能に支持されたハブ4と、該ハブ4に保持された環状の永久磁石5と、該永久磁石5の周囲を囲むように配置されたステータ6とを備えている。つまり、本実施形態のスピンドルモータ2は、インナーロータ型のモータである。
ハブ4は、軸線Lを中心として略円柱状に形成されたシャフト部4aと、該シャフト部4aの外周面から半径方向外方に延びて形成され、後述する流体動圧軸受部3の鍔部3bを上下から挟み込むように形成されたフランジ部4bとを備えている。また、ハブ4の上端は、ハードディスクDの中心孔に挿通されて、該ハードディスクDを嵌合保持する上記嵌合部4cとなっている。また、永久磁石5は、半径方向に沿った断面が矩形状になるように形成されており、その外周面が軸線Lに平行な方向の面となっている。この永久磁石5は、フランジ部4bによって保持されている。
上記流体動圧軸受部3は、カップ状に形成され、基端部がベース7によって固定されたスリーブ3aと、該スリーブ3aと上記ハブ4との間に供給されたオイルWとを備えている。このスリーブ3aは、内側が断面円形状に形成されて上記シャフト部4aが収容される収容部となっている。また、スリーブ3aの上端には、半径方向外方に延出した鍔部3bが形成されている。また、このスリーブ3aとハブ4との間には、微小な隙間が空くように設計されており、その隙間にオイルWが供給されている。なお、このオイルWは、図示しないシールによって、永久磁石5側に漏れないようになっている。
また、フランジ部4bに対向する鍔部3bの上下の外表面には、へリングボーン溝と呼ばれる図示しないスラスト動圧発生溝が複数形成されている。また、シャフト部4aの外表面に対向するスリーブ3aの内周面にも同様に、図示しないヘリングボーン溝と呼ばれるラジアル動圧発生溝が複数形成されている。これにより、ハブ4が回転したときに、オイルWがこれらスラスト動圧発生溝およびラジアル動圧発生溝に沿って流れて圧力が高まり、ハブ4が安定して回転するようになっている。
すなわち、これらスラスト動圧発生溝およびラジアル動圧発生溝は、流体動圧軸受部3を構成する一部である。
上記ステータ6は、永久磁石5の周囲を囲むように配されており、ステータコア11とコイル12とを備えている。ステータコア11は、プレスなどにより打ち抜かれた磁性体(珪素鋼板など)が積層(例えば、2層)されて表面が図示しない絶縁膜でコーティングされたものである。
図2はステータ6(ステータコア11およびコイル12)の上面図である。図2に示すように、ステータコア11は環状に形成されたコアバック21と、ティース(歯極部)22とを有している。ティース22は、コアバック21に基端側が固定されるとともに、永久磁石5側に向かう半径方向に延出するように形成され、軸線Lを中心として所定角度毎に複数設けられている。また、これら複数のティース22は、先端が永久磁石5の外周面に対向する先端部23となっている。なお、本実施形態ではティース22が所定角度(20°)毎に18個形成されている。また、ティース22の内、所定角度(60°)毎に配された6個のコイル巻回ティース22aのみに、コイル12が設けられている。つまり、コイル巻回ティース22aは、全てのティース22の中で3個おきに位置している。
図3に示すように、ステータコア11は、2枚の磁性体が積層されて構成されている。第1ステータコア31は、環状に形成されたコアバック21と、コイル巻回ティース22aとを有している。一方、第2ステータコア32は、環状に形成されたコアバック21と、コイルが配されないティース22bとを有している。第1ステータコア31のコイル巻回ティース22aの先端部23は、第2ステータコア32側に向かってコイル巻回ティース22aに対して略90°上方に折曲されている。一方、第2ステータコア32のティース22bの先端部23は、第1ステータコア31側に向かってティース22bに対して略90°下方に折曲されている。このように先端部23をそれぞれ折曲させることで、第1ステータコア31と第2ステータコア32とを積層したときに、先端部23が周方向に略同一の高さに形成され、永久磁石5と各先端部23とが略同一の条件で対向することとなる。
ここで、第1ステータコア31には導線が巻回されてコイル12が形成されている。第1ステータコア31には、60°毎にコイル巻回ティース22aが形成されているのみであるため、巻線機を用いて導線を巻回することができる。
図4は図2のA−A線に沿う断面図である。図4に示すように、コイル巻回ティース22aにはコイル12が巻回されている。また、第1ステータコア31と第2ステータコア32とを積層したときに、コイル12の第2ステータコア32側の厚みは、第2ステータコア32の上面32aと略同一の高さになっている。ここで、第1ステータコア31はベース7上に載置されている。また、ベース7におけるコイル12に対応した位置には貫通孔15が形成されている。コイル12のベース7側の膨出部25は、ベース7の貫通孔15内に位置するように配されている。なお、コイル12の第2ステータコア32側の厚みは、第2ステータコア32の上面32aより低く(薄く)なるように構成してもよい。
(ステータの製造方法)
次に、本実施形態のステータ6の製造方法について説明する。
まず、第1ステータコア31および第2ステータコア32を用意する。このとき、第1ステータコア31と第2ステータコア32とは、積層されていない状態である。
第1ステータコア31のコイル巻回ティース22aに巻線機を用いて導線を巻回し、コイル12を形成する。
全てのコイル巻回ティース22aにコイル12を形成した後、第1ステータコア31と第2ステータコア32とを積層し、互いの環状部21同士を溶接や接着、かしめなどにより接合する。
第1ステータコア31と第2ステータコア32とが積層された状態で、このステータコアをベース7上に載置する。このとき、コイル12がベース7の貫通孔15に位置するようにして載置する。このようにすることで、ステータ6の製造が完了する。
本実施形態によれば、第1ステータコア31には、全てのティース22の内のコイル巻回ティース22aのみが形成されているため、隣接するコイル巻回ティース22a間の距離が確保される。したがって、コイル巻回ティース22aに導線を巻回してコイル12を形成する際に、巻線機を用いることができ、生産効率を向上することができる。また、コイル巻回ティース22aに導線を巻回する際に、コイル12が巻回されないティース22bが配置されていないため、コイル12に必要な巻数を確実に巻回することができる。
また、第1ステータコア31には巻線時に十分なスペースが確保されるため、例えば巻線機のノズルが第1ステータコア31に形成された絶縁コーティングに接触することを防止することができ、絶縁コーティングの傷や剥離などの損傷を防ぐことができる。したがって、記録媒体駆動装置1で問題となる使用中のごみや埃の発生を防止でき、信頼性を向上することができる。
さらに、第1ステータコア31と第2ステータコア32とを積層することで、全てのティース22が配されたステータ6として構成される。したがって、ステータ6の薄型化を図ることができるとともに、ステータ6としての機能を確実に果たすことができる。
そして、ベース7に貫通孔15を形成し、貫通孔15内にコイル12のベース7側の膨出部25を配置するようにした。したがって、第1ステータコア31をベース7に当接するように配置しても、コイル12とベース7との干渉を防止することができる。つまり、第1ステータコア31をベース7と当接して配置することで、ステータ6の更なる薄型化を図ることができる。
また、第1ステータコア31に形成されるコイル巻回ティース22a同士の間には、第2ステータコア32に形成されるティース22bが2個配置されるようにしたため、コイル巻回ティース22aの両側に、巻線機が入る空間をより確実に形成することができ、コイル巻回ティース22aに効率よく導線を巻回することができる。
さらに、第1ステータコア31と第2ステータコア32とを、ステータコアのうち面積の広い環状部21にて接合しているため、ステータコア11を分割したことによる磁気損失を小さくすることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明に係るステータ、モータおよび記録媒体駆動装置の第二実施形態を図5〜図7に基づいて説明する。なお、本実施形態は第一実施形態と第1ステータコアおよび第2ステータコアの構成が異なるのみであり、他の構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図5はステータ106(ステータコア111およびコイル12)の上面図である。図5に示すように、ステータコア111は環状に形成されたコアバック21と、ティース22とを有している。また、これら複数のティース22は、先端が永久磁石5の外周面に対向する先端部23となっている。なお、本実施形態ではティース22が所定角度(20°)毎に18個形成されている。また、ティース22の内、所定角度(60°)毎に配された6個のティース22b以外のコイル巻回ティース22aに、コイル12が設けられている。つまり、コイル巻回ティース22aは、全てのティース22の中で12個構成されている。
図6に示すように、ステータコア11は、2層の磁性体が積層されて構成されている。第3ステータコア133は、コアバック21と、コイル巻回ティース22aとを有している。また、第3ステータコア133は、コアバック21で分離された複数の分割コア133aで構成されている。分割コア133aには、2個のコイル巻回ティース22aが形成されている。つまり、本実施形態では、6個の分割コア133aで第3ステータコア133が構成されている。また、1個の分割コア133aに形成されたコイル巻回ティース22aの間に、第4ステータコア134のティース22bが位置するようになっている。このように構成することで、分割コア133aのコイル巻回ティース22a同士の距離を確保することができる。一方、第4ステータコア134は、環状に形成されたコアバック21と、コイルが配されないティース22bとを有している。第3ステータコア133のコイル巻回ティース22aの先端部23は、第4ステータコア134側に向かってコイル巻回ティース22aに対して略90°折曲されている。第4ステータコア134のティース22bの先端部23は、第3ステータコア133側に向かってティース22bに対して略90°折曲されている。このように先端部23をそれぞれ折曲させることで、第3ステータコア133と第4ステータコア134とを積層したときに、先端部23が周方向に略同一の高さに形成され、永久磁石5と各先端部23とが略同一の条件で対向することとなる。
そして、分割コア133aの2個のコイル巻回ティース22aで、第4ステータコア134のティース22bを挟み込むようにしてそれぞれ配置することで、ステータコア111が構成される。
図7は図5のB−B線に沿う断面図である。図7に示すように、コイル巻回ティース22aにはコイル12が巻回されている。また、第3ステータコア133と第4ステータコア134とを積層したときに、第4ステータコア134側のコイル12の厚みは、第4ステータコア134の上面134aと略同一の高さになっている。ここで、第3ステータコア133はベース7上に載置されている。また、ベース7におけるコイル12に対応した位置には貫通孔15が形成されている。コイル12のベース7側の膨出部25は、ベース7の貫通孔15内に位置するように配されている。
本実施形態によれば、第一実施形態と略同等の作用効果が得られる。また、第3ステータコア133をコイル巻回ティース22aとして構成される連続した2つのティース22の間で分離して分割コア133aとしたため、コイル巻回ティース22aが連続する2つのティース22に配される場合でも、巻線機を用いてコイル巻回ティース22aに導線を効率よく巻回することができる。
さらに、第3ステータコア133に形成されるコイル巻回ティース22a同士の間に、第4ステータコア134に形成されるティース22bが配置されるようにしたため、コイル巻回ティース22aの両側に、巻線機が入る空間をより確実に形成することができ、コイル巻回ティース22aに効率よく導線を巻回することができる。
尚、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態は記録媒体駆動装置を用いて説明をしたが、上述した構成のステータコアを発電機などに採用してもよい。
また、本実施形態では、ベースにおけるコイルに対応した位置に貫通孔を形成した場合の説明をしたが、コイルの膨出部が収容可能な凹部を形成してもよい。
本発明の第一実施形態における記録媒体駆動装置の概略構成断面図である。 本発明の第一実施形態におけるステータの上面図である。 本発明の第一実施形態におけるステータコアの分解斜視図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第二実施形態におけるステータの上面図である。 本発明の第二実施形態におけるステータコアの分解斜視図(下面図)である。 図5のB−B線に沿う断面図である。
符号の説明
1…記録媒体駆動装置 2…モータ 3…流体動圧軸受部(軸受部) 4…ハブ(軸体) 4c…嵌合部(保持部) 5…永久磁石 6…ステータ 7…ベース 11,111…ステータコア 12…コイル 15…貫通孔(コイル収容部) 21…コアバック(環状部) 22…ティース(歯極部) 22a…コイル巻回ティース(コイル巻回歯極部) 23…先端部 31…第1ステータコア(第1のステータコア) 32…第2ステータコア(第2のステータコア) 133…第3ステータコア(第3のステータコア) 134…第4ステータコア(第4のステータコア) D…ハードディスク(記録媒体) L…軸線

Claims (6)

  1. 軸線回りに回転する永久磁石に対向するように配置され、
    前記軸線を中心として環状に形成された環状部と、該環状部に基端が固定されるとともに所定角度毎に前記永久磁石に向かう半径方向に延出するように形成された複数の歯極部と、該複数の歯極部の先端にそれぞれ形成されて前記永久磁石の周面に対向する先端部と、を有するステータコアを備え、
    該ステータコアの歯極部に対して選択的にコイルが巻回されるとともに、前記ステータコアがベース上に載置されるステータにおいて、
    前記ステータコアが、
    全ての前記歯極部の内、前記コイルが巻回されるコイル巻回歯極部が形成され、前記ベースに載置される第1のステータコアと、
    前記コイルが巻回されない歯極部が形成され、前記第1のステータコアに積層される第2のステータコアと、を備え、
    前記ベースには、前記コイルに対応する位置にコイル収容部が形成されていることを特徴とするステータ。
  2. 前記第1のステータコアに形成される前記コイル巻回歯極部同士の間には、前記第2のステータコアに形成される前記歯極部が少なくとも1個配置可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 軸線回りに回転する永久磁石に対向するように配置され、
    前記軸線を中心として環状に形成された環状部と、該環状部に基端が固定されるとともに所定角度毎に前記永久磁石に向かう半径方向に延出するように形成された複数の歯極部と、該複数の歯極部の先端にそれぞれ形成されて前記永久磁石の周面に対向する先端部と、を有するステータコアを備え、
    該ステータコアの歯極部に対して選択的にコイルが巻回されるとともに、前記ステータコアがベース上に載置されるステータにおいて、
    前記ステータコアが、
    前記コイルが巻回されるコイル巻回歯極部の内、少なくとも2個の該コイル巻回歯極部が形成されるとともに、前記環状部において分割され、前記ベースに載置される第3のステータコアと、
    前記コイルが巻回されない歯極部が形成され、前記第3のステータコアに積層される第4のステータコアと、で構成され、
    前記ベースには、前記コイルに対応する位置にコイル収容部が形成されていることを特徴とするステータ。
  4. 前記第3のステータコアに形成される前記コイル巻回歯極部同士の間には、前記第4のステータコアに形成される前記歯極部が少なくとも1個配置可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載のステータ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のステータと、
    前記永久磁石を保持した状態で前記軸線回りに回転可能に支持された軸体と、を備えていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項5に記載のモータと、
    前記軸体に設けられ、各種情報を記録可能な記録媒体を保持する保持部と、
    前記軸体を前記軸線回りに回転可能に支持する軸受部と、を備えていることを特徴とする記録媒体駆動装置。
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