JP2009182017A - トラップ装置及びリフロー炉 - Google Patents

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【課題】排気管のバルブにフラックスが付着するのを防止するトラップ装置を提供する。
【解決手段】排気管2内を通過する高温ガス中のフラックスを除去するためのトラップ装置である。このトラップ装置は、前記排気管2に付設したバルブ4の上流側に配設されたケーシング本体8及び前記ケーシング本体8に着脱可能に配設した蓋体9を有するケーシング6と、前記蓋体9に付設すると共に前記ケーシング本体8内に配設した支軸12と、前記支軸12に対し挿脱可能に取り付けられると共に前記ケーシング本体8内に蛇行状流路を形成する複数の干渉板7と、前記干渉板7の相互間に介在すると共に前記支軸12に挿脱可能に取り付けられた筒状のスペーサ部材13とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、排気管を通過する高温ガス中のフラックスを除去するトラップ装置、及びそのトラップ装置を備えたリフロー炉に関する。
図8に従来のリフロー炉の概略構成を示す。
図8に示すように、リフロー炉は、電子部品を接合材を介して搭載した基板100(以下、電子部品搭載基板という)を加熱する加熱室400を備える。一般に、加熱室400内には、前記電子部品搭載基板100を搬送する搬送手段200と、搬送される電子部品搭載基板100を加熱する加熱手段300が配設されている。加熱室400内で電子部品搭載基板100を加熱することにより、接合材に含有されるフラックスを気化させて電子部品と基板との接合を行う。
また、加熱室400の外壁には、加熱室400内の高温ガスを外部へ排出するための排気管500が配設されている。排気管500には、その排気流量を調節するためのバルブ600が設けられている。このバルブ600を操作して排気流量を調節することにより、加熱室400内の温度の調整、及び雰囲気確保可能としている。
ところで、接合材に含有されるフラックスは、加熱室400で加熱された直後の高温状態では気化しているが、フラックスが排気管500を通過するにつれて冷却されると、排気管500の内面等に液化又は固化して付着する。そして、排気管500内にフラックスが付着し堆積すると、排気能力が低下するなどの不具合が生じる虞がある。そして、この排気管500の内面等に付着したフラックスを除去するための清掃作業には、多くの時間と労力を要する。また、フラックスが混在する高温ガスをそのまま外部へ排出するのは、環境的な観点からも好ましくない。
そこで、図8に示すように、排気管500に高温ガス中のフラックスを除去するトラップ装置700を配設し、このトラップ装置700によって高温ガスからフラックスを除去している(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−307224号公報
図8に示すトラップ装置700は、バルブ600の下流側に配設されている。このため気化したフラックスがバルブ600付近で凝固温度にまで冷却された場合、フラックスがバルブ600の内面に付着する。そして、バルブ600内にフラックスが付着して堆積すると、バルブ600が詰まって加熱室400内の温度調整を適切に行えなくなるといった不具合が生じる。また、付着したフラックスによってバルブの操作性が低下するといった問題もある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて、排気管のバルブにフラックスが付着するのを防止するトラップ装置、及びそのトラップ装置を備えたリフロー炉を提供する。
請求項1の発明は、排気管内を通過する高温ガス中のフラックスを除去するためのトラップ装置であって、前記排気管に付設したバルブの上流側に配設されたものである。
トラップ装置によって、高温ガス中のフラックスを、バルブの上流側で除去することができる。これにより、フラックスがバルブに付着するのを防止又は抑制することができる。
請求項2の発明は、排気管内を通過する高温ガス中のフラックスを除去するためのトラップ装置であって、前記排気管に付設したバルブの上流側に配設されたケーシング本体及び前記ケーシング本体に着脱可能に配設した蓋体を有するケーシングと、前記蓋体に付設すると共に前記ケーシング本体内に配設した支軸と、前記支軸に対し挿脱可能に取り付けられると共に前記ケーシング本体内に蛇行状流路を形成する複数の干渉板と、前記干渉板の相互間に介在すると共に前記支軸に挿脱可能に取り付けられた筒状のスペーサ部材とを備えたものである。
高温ガスをケーシング内を蛇行して通過させることで、高温ガスの排気流路を長くすることができ、高温ガスをケーシング内で冷却することができる。そして、ケーシング内で高温ガスが冷却されることにより、高温ガスに混在するフラックスも冷却され、フラックスを干渉板やケーシングの内面等に液化又は固化して付着させることができる。
また、干渉板、スペーサ部材及び支軸を、蓋体と一体的に、ケーシング本体内から取り外すことができる。さらに、支軸から干渉板とスペーサ部材を取り外すことが可能である。このように、各部材を分離可能に構成していることによって、各部材に付着したフラックスの洗浄などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載のトラップ装置において、軸方向長さの異なる前記スペーサ部材を複数種類備えたものである。
スペーサ部材の軸方向長さを異なるものに変更することにより、支軸に取り付ける干渉板の枚数を変更することができる。これにより、ケーシング内の蛇行状流路の長さを調整することができる。例えば、軸方向長さの短いスペーサ部材を採用することにより、支軸に取り付ける干渉板の枚数を多くして、蛇行状流路を長くすることができる。これにより、フラックスが混在する高温ガスを確実に冷却することができ、フラックスの除去率を高めることが可能である。また、軸方向長さの長いスペーサ部材を採用すれば、支軸に取り付ける干渉板の枚数を少なくすることが可能である。これにより、干渉板の取付枚数を、フラックスを除去するのに必要な枚数にして、干渉板による排気抵抗が無駄に増加するのを抑制することができる。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載のトラップ装置において、前記ケーシングに透明部材から成る窓部を設けたものである。
窓部を通して外部からケーシング内の付着したフラックスの量を確認することができる。これにより、ケーシング内を清掃するメンテナンス時期を簡単かつ適切に把握することが可能である。
請求項5の発明は、請求項2から4のいずれか1項に記載のトラップ装置において、前記ケーシングと前記干渉板の少なくとも一方を冷却する冷却手段を設けたものである。
ケーシングと干渉板の少なくとも一方を冷却することによって、ケーシング内を通過する加熱ガスを効率良く冷却することができ、高温ガス中のフラックスの除去率を高めることが可能となる。これにより、バルブへのフラックスの付着を確実に防止することができる。
請求項6の発明は、請求項2から5のいずれか1項に記載のトラップ装置において、前記ケーシングと前記干渉板の少なくとも一方を熱良導体にて構成したものである。
これにより、ケーシングと干渉板の少なくとも一方を、効率良く冷却することができ、高温ガス中のフラックスの除去率を一層高めることができる。
請求項7の発明は、基板に接合材を介して電子部品を搭載して成る電子部品搭載基板を加熱することにより前記接合材に含有されるフラックスを気化させて前記電子部品と前記基板とを接合する加熱室と、前記気化したフラックスが混在する高温ガスを前記加熱室内から排出するための排気管と、前記排気管の排気流量を調節するバルブとを備えたリフロー炉において、前記排気管の前記バルブの上流側に、前記高温ガスに混在するフラックスを除去するためのトラップ装置を配設したものである。
トラップ装置によって、高温ガスに混在するフラックスを、バルブの上流側で除去することができる。これにより、フラックスがバルブに付着するのを防止又は抑制することができる。
請求項8の発明は、請求項7に記載のリフロー炉において、前記トラップ装置は、前記排気管に配設したケーシング本体及び前記ケーシング本体に着脱可能に配設した蓋体を有するケーシングと、前記蓋体に付設すると共に前記ケーシング本体内に配設した支軸と、前記支軸に対し挿脱可能に取り付けられると共に前記ケーシング本体内に蛇行状流路を形成する複数の干渉板と、前記干渉板の相互間に介在すると共に前記支軸に挿脱可能に取り付けられた筒状のスペーサ部材とを備えたものである。
高温ガスをケーシング内を蛇行して通過させることで、高温ガスの排気流路を長くすることができ、高温ガスをケーシング内で冷却することができる。そして、ケーシング内で高温ガスが冷却されることにより、高温ガスに混在するフラックスも冷却され、フラックスを干渉板やケーシングの内面等に液化又は固化して付着させることができる。
また、干渉板、スペーサ部材及び支軸を、蓋体と一体的に、ケーシング本体内から取り外すことができる。さらに、支軸から干渉板とスペーサ部材を取り外すことが可能である。このように、各部材を分離可能に構成していることによって、各部材に付着したフラックスの洗浄などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
本発明のトラップ装置及びそれを備えたリフロー炉によれば、バルブの上流側において高温ガス中のフラックスを除去するので、フラックスがバルブに付着するのを防止又は抑制することができる。これにより、フラックスがバルブに付着することによって生じるバルブの詰まりやバルブの操作性の低下を防止できる。
以下、添付の図面を参照して、本発明のリフロー炉の構成を説明する。
図1は本発明のトラップ装置を備えたリフロー炉の正面図である。図1に示すように、リフロー炉は、加熱室1と排気管2を備える。加熱室1内には、上記従来の構成と同様に、電子部品搭載基板を搬送する搬送手段と、搬送される電子部品搭載基板を加熱する加熱手段が配設されている(図示省略)。
前記電子部品搭載基板は、電子部品を接合材を介して基板に搭載して成るものである。また、接合材には、フラックスを含有する銀ペーストを採用している。
排気管2は、複数の分岐した枝管3を有し、各枝管3は加熱室1の外壁に配設されている。各枝管3には、排気流量を調節するためのバルブ4が設けてある。このバルブ4を操作して各枝管3の排気流量を調節することによって、加熱室1内の温度を調整可能としている。
また、各枝管3のバルブ4を配設した位置より上流側、言い換えれば加熱室1側に、接合材から気化するフラックスを回収するためのトラップ装置5が配設されている。
図2は、前記トラップ装置5の断面側面図である。図2に示すように、トラップ装置5は、ケーシング6と、ケーシング6内に配設された複数の干渉板7等を有している。ケーシング6は、円筒状の内部空間を有するケーシング本体8と、そのケーシング本体8の一端に着脱可能に配設された蓋体9から構成される。ケーシング本体8の周壁部の両端には、それぞれ通気口10a,10bが貫設されている。一方の通気口10aに枝管3が接続され、他方の通気口10bに加熱室1の外壁に配設した配管11が接続されている。
複数の干渉板7は、支軸12を介して蓋体9に取り付けられている。また、支軸12には、各干渉板7を所定間隔に配設するための複数のスペーサ部材13が取り付けられている。このスペーサ部材13の軸方向長さは、全て同じ長さに設定されている。これにより各干渉板7は等間隔に配設される。
蓋体9の中心部には軸受部14が突設してあり、この軸受部14に支軸12の先端が取り付けられている。上記蓋体9、支軸12、干渉板7、スペーサ部材13の各部材は、ユニットとして一体的にケーシング本体8に対し着脱可能となっている。
図3は、蓋体9及び干渉板7等から成る前記ユニットをケーシング本体8から取り外した状態を示す図であり、(a)はその側面断面図、(b)は蓋体9の裏面側から見た裏面図である。
また、上記ユニットを構成する、蓋体9、支軸12、干渉板7及びスペーサ部材13は、それぞれ分離可能に構成されている。これらの部材を分離した状態を図4に示す。
図3及び図4に示すように、干渉板7は、U字形の切欠き15を形成した円形の板状部材から成る。この切欠き15は、ケーシング6内において高温ガスを通過させる通気路として機能する。また、切欠き15の代わりに、干渉板7に貫通孔を形成してもよい。あるいは、干渉板7の縁部とケーシング本体8の内面との間に隙間を設け、この隙間を前記通気路とすることも可能である。
干渉板7を支軸12に装着した状態では、隣設する干渉板7の切欠き15が互いに180°反対側に配設される。このように切欠き15を配設することにより、ケーシング本体8内に蛇行状流路が形成される(図3の(a)参照)。
干渉板7の中心には、支軸12を挿通するための挿通孔16が貫設されている。また、スペーサ部材13は、干渉板7相互間に介在する円筒状の部材であり、支軸12に対して挿脱可能となっている。
軸受部14は、その先端に雌ねじ部を形成した挿入孔17を有する。一方、支軸12は、少なくともその先端に、軸受部14の雌ねじ部に螺着するための雄ねじ部を有する。また、支軸12の基端には、支軸12に装着した干渉板7やスペーサ部材13が脱落しないように、径方向に拡大した抜け止め部18が設けてある。
蓋体9の裏面には、環状溝が形成してあり、その環状溝にケーシング本体8内を密封するためのゴム製等の環状シール部材19が装着されている。また、蓋体9は2つの貫通孔20を有し、各貫通孔20にボルト等の固定具24(図2参照)を挿通してケーシング本体8に取り付けられる。
図5は、上記トラップ装置5の他の実施形態を示す図である。この実施形態は、トラップ装置5は、ケーシング6を冷却する冷却手段22を備える。この冷却手段22は、例えば、ケーシング本体8の外周に配設した冷却ジャケット23である。冷却ジャケット23は、その内部に冷却水等の冷却媒体を供給する供給口23aと、供給した冷却媒体を排出する排出口23bを有する。また、冷却手段22は、ケーシング6の外側から空気や冷気等を吹き付けるものであってもよい(図示省略)。また、ケーシング6を外側から冷却する以外に、支軸12や干渉板7等を介して内側から冷却するように構成してもよい。さらに、トラップ装置5を効率良く冷却するために、トラップ装置5を構成するケーシング本体8や干渉板7等の各部材を、銅やアルミニウム、又はこれらを含む合金等の熱良導体で成形してもよい。
図6は、トラップ装置5のさらに別の実施形態を示す図である。この実施形態のトラップ装置5は、ケーシング本体8の周壁部に耐熱性ガラス等の透明部材から成る窓部21を設けている。窓部21の形状や大きさ、配設位置等は図示したものに限らない。
以下、本発明のリフロー炉の作用について説明する。
加熱室1内において、電子部品搭載基板を搬送しつつ加熱する。この加熱によって、接合材に含有されるフラックスが気化され、これにより電子部品と基板が接合される。加熱室1内の高温ガスは、排気管2の複数の枝管3を通して外部へ排出される。なお、予めバルブ4を操作して枝管3の排気流量を調節することによって、加熱室1内の温度を調整している。
加熱室1内の高温ガスには、接合材から気化したフラックスが混在している。この高温ガスが排気される際、バルブ4の上流側に配設したトラップ装置5のケーシング6内を通過する。ケーシング6内には、互いに180°反対側に切欠き15を設けた複数の干渉板7によって、蛇行状流路が形成されている。このようにケーシング6内の排気流路を、蛇行状に配設して長くすることによって、高温ガスをケーシング6内で冷却することができる。そして、ケーシング6内で高温ガスが冷却されることにより、高温ガスに混在するフラックスも冷却され、フラックスを干渉板7やケーシング6の内面等に液化又は固化させて付着させることができる。これにより、高温ガス中のフラックスを除去することができる。
このように、バルブの上流側で、高温ガス中のフラックスを除去することによって、バルブ4にフラックスが付着するのを防止又は抑制することが可能である。
また、上記図5に示すトラップ装置5を用いた場合は、冷却ジャケット23内に冷却水等を供給することによって、ケーシング6内を通過する加熱ガスを効率良く冷却することができる。これにより、高温ガス中のフラックスの除去率を高めることができ、バルブ4へのフラックスの付着を確実に防止することができる。
また、図6に示すように、ケーシング6に窓部21を設けている場合は、窓部21を通して外部からケーシング6内の付着したフラックスの量を確認することができる。これにより、ケーシング6内を清掃するメンテナンス時期を簡単かつ適切に把握することが可能である。
上記のように、干渉板7は蓋体9と一体的にケーシング本体8に対し着脱可能となっている。蓋体9をケーシング本体8に取り付けている固定具24を取り外し、蓋体9をケーシング本体8の軸方向に離間させることによって、複数の干渉板7等をケーシング本体8からスライドさせて抜き出すことができる。さらに、支軸12の先端を軸受部14から取り外すことにより、支軸12の先端から干渉板7とスペーサ部材13を抜き取ることができる。このように、トラップ装置5を構成する部材を分離することにより、それらの部材に付着したフラックスの清掃などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、軸方向長さの異なるスペーサ部材13を、複数種類備えてもよい。例えば、図7に示すスペーサ部材13の軸方向長さL2は、図3の(a)に示すスペーサ部材13の軸方向長さL1より小さく設定されている。図7に示す小さい軸方向長さL2のスペーサ部材13を採用することによって、各干渉板7の間隔が狭くなるので、支軸12に取り付ける干渉板7の枚数を多くすることができる。干渉板7の取付枚数を多くすることによって、ケーシング6内の高温ガスの蛇行状流路が長くなる。これにより、高温ガスに混在するフラックスをより確実に冷却することができ、フラックスの除去率を高めることが可能である。
また、軸方向長さの長いスペーサ部材13を採用すれば、支軸12に取り付ける干渉板7の枚数を少なくすることが可能である。これにより、干渉板7の取付枚数を、フラックスを除去するのに必要な枚数にして、干渉板7による排気抵抗が無駄に増加するのを抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更を加え得ることは勿論である。フラックスの外部への排出をより確実に防止するために、バルブの上流側に配設した上記トラップ装置とは別のトラップ装置を、排気管の出口付近に配設してもよい。
本発明のトラップ装置を備えたリフロー炉の正面図である。 前記リフロー炉の断面側面図である。 前記トラップ装置のケーシング本体から干渉板を抜き出した状態を示す図であって、(a)はその断面側面図、(b)はその裏面図である。 前記トラップ装置を構成する部品の分解図である。 前記トラップ装置の他の実施形態を示す断面側面図である。 前記トラップ装置のさらに別の実施形態を示す側面図である。 前記トラップ装置に軸方向長さの短いスペーサ部材を使用した実施例を示す断面側面図である。 従来のリフロー炉の概略構成図である。
符号の説明
1 加熱室
2 排気管
4 バルブ
5 トラップ装置
6 ケーシング
7 干渉板
8 ケーシング本体
9 蓋体
12 支軸
13 スペーサ部材
21 窓部
22 冷却手段

Claims (8)

  1. 排気管内を通過する高温ガス中のフラックスを除去するためのトラップ装置であって、
    前記排気管に付設したバルブの上流側に配設されたことを特徴とするトラップ装置。
  2. 排気管内を通過する高温ガス中のフラックスを除去するためのトラップ装置であって、
    前記排気管に付設したバルブの上流側に配設されたケーシング本体及び前記ケーシング本体に着脱可能に配設した蓋体を有するケーシングと、前記蓋体に付設すると共に前記ケーシング本体内に配設した支軸と、前記支軸に対し挿脱可能に取り付けられると共に前記ケーシング本体内に蛇行状流路を形成する複数の干渉板と、前記干渉板の相互間に介在すると共に前記支軸に挿脱可能に取り付けられた筒状のスペーサ部材とを備えたことを特徴とするトラップ装置。
  3. 軸方向長さの異なる前記スペーサ部材を複数種類備えた請求項2に記載のトラップ装置。
  4. 前記ケーシングに透明部材から成る窓部を設けた請求項2又は3に記載のトラップ装置。
  5. 前記ケーシングと前記干渉板の少なくとも一方を冷却する冷却手段を設けた請求項2から4のいずれか1項に記載のトラップ装置。
  6. 前記ケーシングと前記干渉板の少なくとも一方を熱良導体にて構成した請求項2から5のいずれか1項に記載のトラップ装置。
  7. 基板に接合材を介して電子部品を搭載して成る電子部品搭載基板を加熱することにより前記接合材に含有されるフラックスを気化させて前記電子部品と前記基板とを接合する加熱室と、前記気化したフラックスが混在する高温ガスを前記加熱室内から排出するための排気管と、前記排気管の排気流量を調節するバルブとを備えたリフロー炉において、
    前記排気管の前記バルブの上流側に、前記高温ガスに混在するフラックスを除去するためのトラップ装置を配設したことを特徴とするリフロー炉。
  8. 前記トラップ装置は、前記排気管に配設したケーシング本体及び前記ケーシング本体に着脱可能に配設した蓋体を有するケーシングと、前記蓋体に付設すると共に前記ケーシング本体内に配設した支軸と、前記支軸に対し挿脱可能に取り付けられると共に前記ケーシング本体内に蛇行状流路を形成する複数の干渉板と、前記干渉板の相互間に介在すると共に前記支軸に挿脱可能に取り付けられた筒状のスペーサ部材とを備えた請求項7に記載のリフロー炉。
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