JP2009180062A - 開閉式スクリーン枠体におけるスライドバーの閉止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単で取扱い操作も容易であり、スクリーンを閉じたロック状態が安定して保持され、経時的にもロック機能の信頼性が得られる開閉式スクリーン枠体におけるスライドバーの閉止装置を提供する。
【解決手段】受け枠にスライドバーの受入れ口をチャンネル形で広く開口するとともに、その外側壁の先端にその端に沿って屈折し内側に反転する掛止片を形成し、上下枠のうちの少なくとも一方又は受け枠に、スライドバー又は係合片が突き当たることにより被掛止片を受入れ口の外側壁に接近させ、コイルスプリングのスクリーンの引きにより掛止片に引っかかる位置にまで案内する湾曲面を設けた。
【選択図】 図2
【解決手段】受け枠にスライドバーの受入れ口をチャンネル形で広く開口するとともに、その外側壁の先端にその端に沿って屈折し内側に反転する掛止片を形成し、上下枠のうちの少なくとも一方又は受け枠に、スライドバー又は係合片が突き当たることにより被掛止片を受入れ口の外側壁に接近させ、コイルスプリングのスクリーンの引きにより掛止片に引っかかる位置にまで案内する湾曲面を設けた。
【選択図】 図2
Description
この発明は、アルミ押出形材で枠組みされる一の枠にスクリーンが開閉自在に巻き取り収納される網戸等の開閉式スクリーン枠体において、スクリーンをその端のスライドバーで受け枠に閉じるための閉止装置に関する。
建物開口部の網戸による開閉形式には、一般的に網戸自体がスライドする引き戸式のものと、網戸内でスクリーンが開閉のスライドをする開閉式のものとに分けられるが、後者に属する開閉式網戸においては、枠組みされた一端の枠がスクリーンの収納枠としてその中にスクリーンの巻取り装置が内装される。この巻取り装置は、固定的(一般に回転調整可能)な中心軸と、巻取り筒との間にコイルスプリングを介在させたもので、スクリーンの開閉操作については、端のスライドバーを取りながらコイルスプリングの弾力に抗して引き出し(巻き戻し)がなされ、弾力により引き戻し(巻き取り)がなされる。そして、スクリーン先端のスライドバーを端の受け枠に止めることで閉じたときの状態を保持する閉止装置が具備される。
従来、このスライドバーの閉止装置は、スクリーンの収納枠に対向する受け枠と、スライドバーとの双方に相互に吸着する磁石を取り付けたもので、これによると、スクリーンを閉じると同時に自動的に閉止されるが、スクリーンを開くときには磁石の吸引力に対して瞬間的に強い解除力を要し穏やかさに欠ける等の問題があるため、ラチェットによる閉止装置が工夫されている。
ラチェットによる閉止装置は、スライドバーの上下両端に掛止片を突設し、上下枠の内部には掛止片が掛かる爪を設け、スクリーンを閉じると自動的に掛止片が爪に掛かるためにロック状態に保持できるが、スライドバーに備えてある摘みを操作すると、ロック状態が解除されるように構成されているもので、その内部構造が非常に複雑となることはもちろん、摘みを指先でスライドさせるという細かな視覚操作が必要であった。また、スライドバーと、その相手としての受け枠とに相互に引っかかる逆止爪を突設した閉止装置も工夫されているが、この場合は、逆止爪が突起状であり衝撃で破損するおそれがあるため、経時的にロック機能の信頼性に欠けるという問題があった。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、構造が簡単で取扱い操作も容易であり、スクリーンを閉じたロック状態が安定して保持され、経時的にもロック機能の信頼性が得られる開閉式スクリーン枠体におけるスライドバーの閉止装置を提供することを課題とした。
この発明は、上記の課題を解決するために、スクリーンをコイルスプリングの弾力により巻き取る巻取り装置を内装した収納枠とそれに対向する受け枠と上下枠とから枠組みされ、スクリーンの端に取り付けられる取っ手付きスライドバーが上下枠と両端の係合片でスライド可能に係合されてなる開閉式スクリーン枠体において、受け枠にスライドバーの受入れ口をチャンネル形で広く開口するとともに、その外側壁の先端にその端に沿って屈折し内側に反転する掛止片を形成し、上下枠のうちの少なくとも一方又は受け枠に、スライドバー又は係合片が突き当たることにより被掛止片を受入れ口の外側壁に接近させ、コイルスプリングのスクリーンの引きにより掛止片に引っかかる位置にまで案内する湾曲面を設けたことを特徴とするスライドバーの閉止装置を提供する。
開閉式スクリーン枠体におけるスライドバーの閉止装置を上記のように構成したから、スライドバーを引いてスクリーンを閉じながらそれを受け枠に合わせると、スライドバー又は係合片が湾曲面に突き当たることにより、スライドバーが室外側に回り込み、コイルスプリングの引きを伴って被掛止片が掛止片に引っ掛かり、コイルスプリングの引きの弾力でその状態が保持され、また、逆の動きをさせてそのロック状態を解除できる。
以上説明したように、この発明によれば、スライドバーとその受け枠との部材相互の形状で引っ掛かり、それには湾曲面の案内とコイルスプリングの引きが伴う被掛止片の回り込みによる自動的なロックとなるため、構造が簡単であるとともに取扱い操作も容易であり、また、長尺部材の長手方向に沿って掛止片と被掛止片とが形成されるため、スクリーンを閉じたロック状態が安定して保持され、経時的にもロック機能の信頼性が得られるという優れた効果がある。
図面は、網戸に実施した一形態を示したもので、枠体1に網としてのスクリーン3が開閉可能に備えており、枠体1は、一の縦枠としての収納枠5とそれに対向する受け枠7と、上枠8および下枠9とで枠組みされ、スクリーン3の先端にはスライドバー11を取り付け、それが上下枠8,9にスライド可能に係合している。スライドバー11の室内面には幅中央に沿って取っ手14が突設され、その先端が持ちやすく円形に膨出させて形成される。そして、スライドバー11を閉じに止める閉止装置が設けられているが、取っ手14を持ってその操作を容易になしやすくしてある。
収納枠5は開閉蓋6付きであって上下両端には上下枠8,9との連結ブロック10a,10bが嵌着されている。この収納枠5に内装されるスクリーン3の巻取り装置12については、巻取筒13が上下連結ブロック10a,10bに端軸16,17により軸承されているが、上部には端軸16を介して上部連結ブロック10aに固定される中心軸15を有し、中心軸15と巻取筒13との間にコイルスプリング23が介在され、その上端が中心軸15に、下端が巻取筒13と一体の軸受けピース19にそれぞれ固着されている。
スライドバーの閉止装置は、スライドバー11をその受け枠7に合体保持するロック状態を得るもので、スクリーン3をコイルスプリング23の弾力に抗して引き出すことによりスライドバー11を受け枠7に合わせ近づけると、湾曲面47の案内で回り込み行動が発生し、受け枠7の全長に近い範囲で結合するロック状態が得られ、回り込みを逆にしてロック状態を解除すると、コイルスプリング23の弾力によりスクリーン3が巻取筒13に巻き取られるようになっている。次に、その構造を説明する。なお、回り込みにはプラスチック製の案内ピース33を用いたが、受け枠7に一体形成する、受け枠7の受口24に案内部材を取り付ける等の手段を採ることが可能である。
受け枠7は、スライドバー11に向かって受入れ口24を有するチャンネル部分を有し、その外側壁25よりも内側壁27が取っ手14の衝突を避けて短く形成され、長い方の外側壁25の先端に内側にコ字形に反転する掛止片29が設けられる。一方、スライドバー11には、掛止片29に引っかかるL字形の被掛止片31が突設され、これを含めて受入れ口24にストレートに入り込む幅であるが、回り込むことにより掛止片29に被掛止片31が引っかかるようになっており、回り込み最終にはコイルスプリング23の引きが作用し、その引きでロック状態が保持される。案内ピース33は、上枠8と下枠9との双方に設けることが望ましいが、一方にのみ設けても操作上問題はない。
上枠8および下枠9は、上面が幅狭く開口する蟻溝形のチャンネル部材であって、内部には開口35よりも幅広いガイド溝37,37を有するレール部材38が嵌着され、スライドバー11の上下両端にはプラスチックピース36が嵌着され、それにガイド溝37,37にスライド可能に係合する逆T字形に係合片30,30が形成されている。また、レール部材38は、受け枠7の近くでは欠除し、そこには上面が開口する切欠口41を設け、切欠口41の下に案内ピース33が嵌着される。
案内ピース33は、スライドバー11の係合片30の通過を許す低い形状であって、幅中央に溝38を有するものであるが、その両側壁43,43が逆L字形であって、そのうちの室内側側壁43の上端に案内部片45が立設され、案内部片45には、ほゞ掛止片29の方向に向かって凹となる湾曲面47が形成され、この湾曲面47がスライドバー11の係合片30の突き当たりに形成される。
図5は、スクリーン3を張って閉じながら、スライドバー11の係合片30が湾曲面47に案内されながら、掛止片29にスライドバー11の被掛止片31が引っかかるまでを、(イ図)、(ロ図)、(ハ図)の順に示したもので、(イ図)は、湾曲面47に係合片30が突き当たった瞬間を示し、この時点では掛止片29と被掛止片31がほゞ隣り合わせであるが、さらにスライドバー11を奥へ押し込むと、(ロ図)に示すように、湾曲面47に案内されることにより被掛止片31が掛止片29の開口側に回り込むので、取っ手12から手を緩めると、コイルスプリング23でスクリーン3を引っ張る力により、(ハ図)の如く、掛止片29に被掛止片31が引っかかり、スクリーン3の張ったロック状態がコイルスプリング23の引きで保持される。
ロック状態を解除するには、丁度逆の流れとなるので、取っ手12を持ちながらスライドバー11を奥へ押しやりながら手前に引き、湾曲面47に係合片30を沿わせことにより掛止片29から係合片30を室内側へ離してから取っ手12から手を放すと、コイルスプリング23の弾力により巻取筒13にスクリーン3が巻き取られる。
なお、スライドバー11は、網のスクリーン3に挟み付けて取り付けるために、2本の形材からなる複合部材として構成されている。また、以上の実施形態は、網戸に実施した場合であるが、その他の場合、例えば、映写幕や天幕等を張るためにも同様に実施でき、図示の場合に対して90°反転した状態、例えば収納枠5や受け枠7が横枠となる場合もあり、そうであっても、この発明の趣旨に反しないものとする。
1 開閉式スクリーン枠体
3 スクリーン
5 収納枠
7 受け枠
8 上枠
9 下枠
11 スライドバー
12 巻取り装置
14 取っ手
23 コイルスプリング
24 受入れ口
29 掛止片
30 係合片
31 被掛止片
33 案内ピース
41 切欠口
45 案内部片
47 湾曲面
3 スクリーン
5 収納枠
7 受け枠
8 上枠
9 下枠
11 スライドバー
12 巻取り装置
14 取っ手
23 コイルスプリング
24 受入れ口
29 掛止片
30 係合片
31 被掛止片
33 案内ピース
41 切欠口
45 案内部片
47 湾曲面
Claims (2)
- スクリーンをコイルスプリングの弾力により巻き取る巻取り装置を内装した収納枠とそれに対向する受け枠と上下枠とから枠組みされ、スクリーンの端に取り付けられる取っ手付きスライドバーが上下枠と両端の係合片でスライド可能に係合されてなる開閉式スクリーン枠体において、受け枠にスライドバーの受入れ口をチャンネル形で広く開口するとともに、その外側壁の先端にその端に沿って屈折し内側に反転する掛止片を形成し、上下枠のうちの少なくとも一方又は受け枠に、スライドバー又は係合片が突き当たることにより被掛止片を受入れ口の外側壁に接近させ、コイルスプリングのスクリーンの引きにより掛止片に引っかかる位置にまで案内する湾曲面を設けたことを特徴とする開閉式スクリーン枠体におけるスライドバーの閉止装置。
- 上下枠又はその一方の端部に、スライドバーおよび係合片の前記案内の行動を許容する切欠口を設け、切欠口の内部に前記湾曲面を有する案内部片が突設された案内ピースを嵌着したことを特徴とする請求項1記載の開閉式スクリーン枠体におけるスライドバーの閉止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008022593A JP2009180062A (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 開閉式スクリーン枠体におけるスライドバーの閉止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008022593A JP2009180062A (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 開閉式スクリーン枠体におけるスライドバーの閉止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009180062A true JP2009180062A (ja) | 2009-08-13 |
Family
ID=41034247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008022593A Pending JP2009180062A (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 開閉式スクリーン枠体におけるスライドバーの閉止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009180062A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011013828A1 (ja) | 2009-07-31 | 2011-02-03 | 本田技研工業株式会社 | 車両の駆動制御装置 |
JP7432462B2 (ja) | 2020-07-21 | 2024-02-16 | 株式会社Lixil | ロール網戸 |
JP7510685B2 (ja) | 2021-02-05 | 2024-07-04 | セイキ販売株式会社 | スクリーン装置 |
-
2008
- 2008-02-01 JP JP2008022593A patent/JP2009180062A/ja active Pending
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