JP4836775B2 - 巻取り式スクリーン装置及び該装置におけるスクリーンの交換方法 - Google Patents

巻取り式スクリーン装置及び該装置におけるスクリーンの交換方法 Download PDF

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Description

本発明は、スクリーンの交換を容易にした巻取り式スクリーン装置及び該装置におけるスクリーンの交換方法に関するものである。
従来より、スクリーンの一端をスクリーン枠に摺動自在の可動框に固定するとともに、上記スクリーンの他端を巻取りボックス内においてスプリングの付勢力で回転する巻取り軸に固定し、該付勢力で巻取り軸に上記スクリーンを巻取るようにした巻取り式スクリーン装置は、特に例示するまでもなく一般に広く知られている。この種のスクリーン装置では、スクリーンに破れや解れ等が生じ、あるいは長期間の使用により汚れてしまい、該スクリーンを交換する必要がある場合に、概して、スクリーンを巻付けた巻取り軸ごと交換するか、あるいは巻取りボックスごと交換する方法で対応していた。しかしながら、これらの方法では、スクリーン以外の交換する必要がない部材も交換することになってしまうため、無駄が多いばかりでなく、スクリーンの交換のためのコストも高くなってしまうという問題点があった。
而して、ユーザー自身でスクリーンを交換することは可能であるが、その場合に、既設のスクリーンを巻取り軸から取外すことができたとしても、その巻取り軸に新しいスクリーンを貼り付けるには、該スクリーンが皺にならないように真っ直ぐの状態で巻取り軸に取付ける必要があり、また巻取用のスプリングの付勢力も調整する必要があり、それらの作業には熟練を要するため、このような方法でユーザー自身がスクリーンのみを交換するのは極めて困難であった。
また、上記スクリーンを巻取り軸あるいは巻取りボックスも含めてメーカーに送ることで、スクリーンのみを交換してもらうこともできるが、メーカーに巻取り軸等を取外して送付する手間がかかるだけでなく、スクリーンの交換及び返送に少なからず時間と費用がかかってしまうという問題点が指摘されている。
一方で、一般のユーザー自身がスクリーンのみを交換することができる方法があるにはあるが、従来の交換方法では、設置された状態のスクリーン装置からスクリーンのみを取外す必要があり、当該スクリーン装置が設置された場所の設置条件によっては、スクリーンの交換が困難になってしまう場合があった。
すなわち、既設のスクリーン装置からスクリーンのみを取外すに際しては、該スクリーンの先端及び基端をそれぞれ固定した可動框及び巻取り軸から該スクリーンを取外す必要があるが、上記スクリーン装置は、例えば高所や狭所にある建物開口部など、様々な設置条件下にある場所に取付けられるものであり、そのような場所に設置された既設のスクリーン装置から、前述したようなスクリーンのみを取外す作業を該スクリーン装置の周囲の限定された条件下のスペースで行うのは、一般のユーザーにとって困難な場合が多いばかりでなく危険を伴う場合も考えられ、やはりその作業には少なからず熟練を要し、必ずしも容易に交換できる方法とはいえないものであった。
上述のような問題点を解決するものとして、本発明者らは、前に出願した特願2006−166422において、スクリーン装置が設置された場所の設置条件に影響されることなく、ユーザーが容易に且つ安全に、しかも安価にスクリーンのみを交換することができるようにした巻取り式スクリーン装置及び該装置におけるスクリーンの交換方法を提案している。この既提案の手段においては、上記スクリーン枠が枠本体とインナーレールとを備えるものとして、該インナーレールを、上記枠本体内においてスクリーンの開閉操作に供する室外側の第1位置と、スクリーンの取外しを行うための室内側の第2位置とに変位自在に構成し、上記インナーレールが枠本体内の第1位置にあるときには、上記可動框が巻取りボックス内に導入されるのが阻止され、該インナーレールが枠本体内の第2位置にあるときのみに上記可動框が巻取りボックス内に導入されるようにしている。当該スクリーン装置の開閉操作時においては、可動框を開閉する際の操作力でインナーレールが第1位置側に押し付けられるので、上記スクリーン及び可動框を安定的にガイドすることができるものであるが、何らかの原因でインナーレールが第2位置に移動して該可動框が巻取りボックス内に誤って導入されてしまうこともないわけではなく、また、上記スクリーンの張設時において、該スクリーンに風等の外力が作用すると、該スクリーン及び可動框、並びにその端部をガイドする上記インナーレールがばたつく虞があり、したがって、上記スクリーンの開閉操作時や張設時、すなわち、特にスクリーンを取外し交換する必要がない場合においては、上記インナーレールを簡単な手段で枠本体内の第1位置に保持させることが望ましい。
本発明の技術的課題は、既設のスクリーンの先端及び基端をそれぞれ固定した可動框及び巻取り軸とともに、該スクリーンを容易に上記巻取りボックスから取出し可能とすることにより、スクリーン装置が設置された場所の設置条件に影響されることなく、一般のユーザーが容易に且つ安全に、しかも安価にスクリーンのみを交換することができるようにした巻取り式スクリーン装置において、枠本体内に備えたインナーレールをスクリーンの開閉操作に供する第1位置とスクリーンの取外し交換を行うための第2位置とに変位自在に構成するにあたり、上記スクリーンの開閉操作時においては、簡易な構成により上記インナーレールを枠本体内の第1位置に保持させ、一方、上記スクリーンの取外し交換時においては、該インナーレールの保持を容易に解除して、該インナーレールを枠本体内の第2位置に変位可能とし、容易にスクリーンを交換可能にした巻取り式スクリーン装置と該装置におけるスクリーンの交換方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、巻取りボックスと該巻取りボックスに対向する側枠との上下端を上下枠で相互に連結することにより構成したスクリーン枠を備え、スクリーンの先端を該スクリーン枠の上下枠に沿って摺動自在の可動框に取外し自在に固定するとともに、該スクリーンの基端を巻取りボックス内においてスプリングの付勢力で回転する巻取り軸に取外し自在に固定して、該スクリーンの開閉方向に沿う上下端部をそれぞれ上記スクリーン枠の上下枠にガイドさせながら、該スクリーンを上記スプリングの付勢力で巻取り軸に巻取るようにした横引きの巻取り式スクリーン装置において、上記巻取りボックスに、巻取り軸及びその支持部材を取出し可能な大きさに開放する開放カバーを設けて、該巻取りボックス内に取外し可能に設けた巻取り軸支持部材を巻取り軸とともに取出し可能に形成し、且つ該巻取りボックスに上記可動框をスクリーン枠の上下枠間から上記スクリーンとともに巻取りボックス内に導出入可能にする導出入口を設けて、該ボックス内を通して可動框を外部に取出し可能とし、上記スクリーン枠の上枠及び/又は下枠を、枠本体とインナーレールとを備えるものとして、該インナーレールに上記スクリーンの開閉方向に沿う端部をガイドさせるとともに、上記可動框の端部を摺動自在に支持させ、上記インナーレールを、上記枠本体内の見込方向において、スクリーンの開閉操作に供する第1位置と、スクリーンの取外しを行うための第2位置とに変位自在として、該インナーレールが第2位置にある状態でのみ、該インナーレールに沿って可動框が上記巻取りボックスの導出入口に対向可能となるように構成し、上記スクリーン枠に、スクリーンの開閉操作時においては上記インナーレールを第1位置に保持し、スクリーンの取外し交換時においては該インナーレールを第2位置に変位可能としたインナーレールの変位機構を付設したことを特徴とするものである。
本発明に係る巻取り式スクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記第1位置を枠本体における室外側、上記第2位置を枠本体における室内側とし、上記枠本体は、上記第1位置においてインナーレールが枠本体内を見付方向に若干移動可能に形成するとともに、上記第2位置においては、枠本体の巻取りボックス側端部に設けたスペーサにより、該インナーレールが巻取りボックス側とそれに対向する側枠側において移動不能に形成し、上記枠本体の側枠側端部に、第1位置にあるインナーレールの側枠側への移動を阻止するストッパー部材を挿脱自在に設け、上記ストッパー部材及びスペーサにより前記変位機構を構成し、上記ストッパー部材の挿着時においては、該インナーレールが上記第1位置に変位して、上記スペーサにより第2位置への変位が阻止され、上記ストッパー部材の抜脱時においては、該インナーレールをスクリーンの取外しを行う上記第2位置に変位可能とする。
また、本発明に係る巻取り式スクリーン装置の他の好ましい実施形態においては、上記巻取り軸に、巻取用のスプリングの付勢力を一時的に不作用にする固定手段が付設される。
この巻取り式スクリーン装置において、上記スクリーンを交換する本発明の方法は、スクリーン枠の上枠及び/又は下枠における上記側枠側の端部に上記ストッパー部材を挿着することにより、該インナーレールを上記巻取りボックス側に変位させて上記第1位置に保持した状態から、上記ストッパー部材を抜脱して、該インナーレールを上記第2位置に変位させた状態において、上記巻取りボックス内から巻取り軸支持部材を巻取り軸とともに取出し、次いで、スクリーンの先端に固定した可動框を上記インナーレールに沿って該スクリーンとともに上記巻取りボックス内に導入するとともに、該可動框を巻取りボックス内を通して外部に取出し、既設スクリーンを上記可動框及び上記巻取り軸から取外して、交換用スクリーンを可動框及び巻取り軸に固定し、次いで、上記可動框を巻取りボックス内を通して上記スクリーン枠に摺動自在に支持させるとともに、上記スクリーンの開閉方向に沿う上下端部を上記スクリーン枠にガイドさせ、それから上記巻取り軸を巻取り軸支時部材により巻取りボックス内に回転自在に支持させ、上記上枠及び/又は下枠に上記ストッパー部材を挿着することにより、該インナーレールを第1位置に変位した状態に保持することを特徴としている。
以上に詳述した本発明の巻取り式スクリーン装置及び該装置におけるスクリーンの交換方法によれば、上記スクリーンの開閉操作時においては、簡易な構成により上記スクリーン枠における上枠及び/又は下枠のインナーレールを枠本体内の第1位置に保持させておくことができるので、スクリーンを安定的に開閉操作できるばかりでなく、上記スクリーン及び可動框、並びにその端部をガイドする上記インナーレールのばたつきを抑止することができ、しかも、上記スクリーンの取外し交換時においては、該インナーレールの保持を容易に解除して、該インナーレールを枠本体内の第2位置に変位させることができ、延いては、当該スクリーン装置が設置された場所の設置条件に影響されることなく、一般のユーザーが容易に且つ安全に、しかも安価にスクリーンのみ交換することができる。
本発明に係る巻取り式スクリーン装置及び該装置におけるスクリーンの交換方法を実施するための最良の形態を、図面に基いて詳細に説明するに、図1〜図3は、本発明に係る巻取り式スクリーン装置の全体的な構成を示すもので、この実施例では、巻取り軸に巻回したスクリーンを横引きで開閉できるようにした巻取り式スクリーン装置を、建物開口部における遮光、断熱、目隠し、あるいは防虫等のための網戸に適用した場合について示している。
図1〜図3に示している巻取り式スクリーン装置は、概略的には、建物開口部に設置するスクリーン枠2の一方の側枠を構成する巻取りボックス4内に、スクリーン12を巻付けるための巻取り軸14を回転自在に支持させ、該巻取りボックス4の上下にそれぞれ連結配置された上枠8及び下枠10に、上記スクリーン12の開閉操作のための可動框16を摺動自在に支持させるとともに、該スクリーン12の開閉方向の上下端部を該上枠8及び下枠10にそれぞれ後述のインナーレール20,24を介してガイドさせることにより、該スクリーン12をスクリーン枠2内において開閉自在としている。
より具体的には、上記スクリーン枠2は、一方の側枠を構成する上記巻取りボックス4の上下端に連結された上枠8及び下枠10と、該巻取りボックス4に対向して枠体を構成する側枠6とを、それぞれコーナー部材9,11を介して相互に連結することにより構成され、上記巻取りボックス4の巻取り軸14にコイルスプリング15を内蔵させ、このコイルスプリング15の捩りによる回転付勢力を巻取り軸14による上記スクリーン12の巻取りのための駆動源として、該スクリーン12の開閉方向に沿う上下端部を上記スクリーン枠2の上枠8及び下枠10内のインナーレール20,24にそれぞれガイドさせながら自動開放するように構成し、上記スクリーン12の先端には、該スクリーン12の開閉操作に供するところの可動框16を着脱自在に取り付け、該可動框16を上記上枠8及び下枠10に摺動自在に支持させ、該可動框16に付設した掛け金具またはマグネット(図示省略)をスクリーン12の張設時に側枠6に係合または磁着させることにより、スクリーン12を張設状態に保持できるようにしている。
上記巻取りボックス4は、巻取り軸14の全長に沿う前面部分を取外し自在の開放カバー4Aとすることにより、該巻取りボックス4内に取外し可能に設けた後述する巻取り軸支持部材34,36を上記巻取り軸14とともに取出し可能な大きさに開放可能としている。該開放カバー4Aは、後述する該巻取りボックス4の導出入口5を形成している前面側のスリット縁4aを含む、該巻取りボックス4の前面側部分によって形成されている。
この開放カバー4Aは、上記スリット縁4aとは反対側の辺縁4bを、上記巻取りボックス4の前縁に回動による開閉が可能で、且つ巻取りボックス4から取外し可能に係止させているが、他の手段によって巻取りボックス4から取外すことなく、該巻取りボックス4を開放した状態で保持させるように構成することもできる。
また、上記巻取りボックス4には、上記スクリーン12の開閉操作時においては、該巻取りボックス4からスクリーン12を導出入させ、可動框16は巻取りボックス4内にまで入らないが、上記スクリーン12の取外し交換時においては、上記可動框16をスクリーン枠2の上下枠8,10間から上記スクリーン12とともに該巻取りボックス4内に導出入可能にする導出入口5を設けて、該ボックス4内を通して可動框16を外部に取出し可能としている。
なお、上記開放カバー4Aによる巻取りボックス4の開放範囲は、既設のスクリーン12の先端及び基端にそれぞれ固定した可動框16及び巻取り軸14を支持する後述の巻取り軸支持部材34,36とともに、該スクリーン12を容易に巻取りボックス4から取出し可能であり、且つ巻取り軸14のスプリング15の付勢力を一時的に不作用とし、あるいは不作用を解除するための作業の障害にならない範囲として、自由に選定することができるが、巻取り軸14、可動框16及びスクリーン12等の容易な巻取りボックス4からの取出しを考慮すると、図示しているように、上記導出入口5の前面側のスリット縁4aもカバー4Aの一部とするのが望ましい。
上記スクリーン枠2を構成する上枠8及び下枠10は、図2に示すように、それぞれ枠本体18,22と一対のインナーレール20,24とを備えている。なお、これらの上枠8及び下枠10の構成は実質的に同一であるから、以下の説明においては、特に説明が必要である場合を除いて、下枠10に関連する構成についてのみ記載することとし、上枠8に関連する構成については、適宜補助符号を付して読み替えるものとして、それらの説明を省略する。
上記下枠10を構成する枠本体22は、その長手方向に沿う両側壁22a,22aの内面の対向位置にそれぞれ係合壁22b,22bが突設されており、それらの係合壁22b,22bの端縁間には開溝22cが形成されている。
一方、上記インナーレール24は、その長手方向に沿う平行な一対の側壁24a,24aが底部において連結され、その底縁部に、上記枠本体22における係合壁22b,22bに係合する係合鍔部24b,24bが、また先端縁部に上記可動框16の両端部に設けた後述する係合鉤16b,16bと相互に係合する係合突条24c,24cがそれぞれ形成されている。さらに、該係合突条24c,24cを設けた側の側壁間には、その長手方向の中央に沿ってスリット24dが形成されており、該スリット24dにおいて、上記スクリーン12の開閉方向に沿う上下端部に付設した係止部材26を係止させることにより、該スクリーン12の上下端部をガイドするようにしている。
このようにして、上記枠本体22の係合壁22b,22bに、上記インナーレール24の係合鍔部24b,24bを相互に係合させることにより、該枠本体22における係合壁22b,22b間の開溝22cに、上記インナーレール24を、上記枠本体22の見込方向において、スクリーン12の開閉操作に供する室外側の第1位置(図4(a),(b)参照)と、スクリーン12の取外しを行うための室内側の第2位置(図5(a),(b)参照)とに変位自在として嵌入している。そして、上記インナーレール24が第1位置にあるときには、上記可動框16の緩衝部材16aが上記巻取りボックス4における背面壁部4Bの入口側端部に衝当することにより、該可動框16が巻取りボックス4内に導入されるのが阻止され、該インナーレール24が第2位置にある状態でのみ、上記可動框16が該インナーレール24に沿って上記巻取りボックス4の導出入口5に対向可能となるように構成している。
そして、上記スクリーン枠2には、上記スクリーン12の開閉操作時においては、上記インナーレール24を室外側の第1位置に保持し、一方、該スクリーン12の取外し交換時においては、該インナーレール24を枠本体22の室内側の第2位置に変位可能としたインナーレール24の変位機構を付設している。
上記インナーレール20,24の変位機構について説明すると、上記枠本体18,22は、上記インナーレール20,24が第1位置にあるときには、該インナーレール20,24が枠本体18,22内を見付方向に若干移動可能に形成するとともに、上記インナーレール20,24が第2位置にあるときに、枠本体18,22における巻取りボックス4側の端部に設けたスペーサ27,29により、該インナーレール20,24が巻取りボックス4側とそれに対向する側枠6側間において移動不能に形成しており、また、上記上下枠8,10における枠本体18,22の端部と上記側枠6の端部とを相互に連結するそれぞれのコーナー部材9,11に、第1位置にあるインナーレール20,24の側枠6側への移動を阻止するためのストッパー部材21,25をそれぞれ挿脱自在に設けており、これらのストッパー部材21,25及びスペーサ27,29により、上記インナーレール20,24の変位機構を構成している。
より具体的には、上記ストッパー部材25は、図4(a),(c)及び図5(a),(c)に示すように、上記下枠10における枠本体22の側枠6側の端部に位置するコーナー部材11に挿脱自在としたもので、平板状の基部25aの一面に、先端を斜面とした断面略矩形をなす棒状のストッパー部25bを立設することにより形成されており、該ストッパー部25bをコーナー部材11の挿入孔11aに挿入したときに、該ストッパー部25bが上記インナーレール24における上記側枠6側の端部と該コーナー部材11の内壁11bとの間に介挿されて、該インナーレール24が上記枠本体22内を巻取りボックス4側に変位し、該インナーレール24における巻取りボックス4側の端部が上記スペーサ29の側面に係止して、該インナーレール24がスクリーン12の開閉操作に供する上記第1位置に変位した状態に保持され、すなわち、該インナーレール24が枠本体22における第2位置側へ変位するのが阻止され、一方、上記ストッパー部材25をコーナー部材11から抜脱することにより、上記ストッパー部25bをコーナー部材11の挿入孔11aから抜脱した場合には、上記インナーレール24が側枠6側に移動して、該インナーレール24をスクリーン12の取外しを行う上記第2位置に変位させることができるように構成している。なお、図中の符号25cは、上記ストッパー部材25をコーナー部材11に挿着する際に、該コーナー部材11の係止孔11cに挿入してその先端を係止することにより、該ストッパー部材25をコーナー部材11に保持するための係止部である。
このように、上記インナーレール24が第1位置にあるときには、上記可動框16の緩衝部材16aが巻取りボックス4の背面壁部4Bの入口側端部に衝当することより、可動框16が巻取りボックス4内に導入されるのが阻止され、該インナーレール24が第2位置にある状態でのみ、可動框16が該インナーレール24に沿って巻取りボックス4内に導入される上記導出入口5に対向可能となるように、該インナーレール24を構成しているので、当該スクリーン装置の開閉操作時において、該可動框16が巻取りボックス4内に導入されてしまうなどの誤作動を抑止することができるばかりでなく、上記スクリーン枠2のコーナー部材11に上記ストッパー部材25を挿着するだけの簡易な手段により、上記インナーレール24を枠本体22内の第1位置に保持させておくことができるので、上記スクリーン12を安定的に開閉操作でき、上記スクリーン12及び可動框16、並びにインナーレール24のばたつきを抑止することもでき、一方、上記スクリーン12の取外し交換時においては、上記ストッパー部材25を上記コーナー部材11から抜脱することにより、該インナーレール24の保持を容易に解除して、該インナーレール24を枠本体22内の第2位置に変位させることができる。
上記スクリーン12は、図2に示すように、その開閉方向に沿う上下端部にそれぞれ係止部材26,26を付設しており、該係止部材26,26をそれぞれ上記上枠8及び下枠10内のインナーレール20,24のスリット20d,24dの内縁に係止させることにより、該インナーレール20,24にスクリーン12の開閉方向に沿う上下端部をガイドさせている。また、該可動框16の長手方向に沿う一側面には、図3及び図6からわかるように、上記スクリーン12に付設した係合部材28を係合するための係合溝16cが形成されており、該係合溝16cの内底における係合部16dに上記係合部材28を係合させることにより、上記スクリーン12の先端を可動框16に取外し自在に固定している。
上記係止部材26及び係合部材28としては、例えば、一側端に単純な突条部を有する合成樹脂の帯条部材ばかりでなく、スライドファスナーの相互に接合される半体の一方、あるいはそれに相当するような部材をそのまま利用することができる。
上記可動框16は、図2に示すように、その長手方向の両端部に、室内側及び室外側の面に沿って延び、先端を略鉤形に相対峙させて立設することにより、上記上枠8及び下枠10におけるインナーレール20,24の係合突条20c,24cに係合させるようにした係合鉤16b,16bが形成されている。
そして、該可動框16は、それを上記スクリーン12等とともに巻取りボックス4から取出すことができるように構成し、すなわち、巻取軸14等を巻取ボックス4から取外した状態で、上記上枠8及び下枠10におけるインナーレール20,24を室内側の第2位置に移動させると、可動框16を該インナーレール20,24に沿って上記巻取りボックス4の導出入口5から該巻取りボックス4内に導入することができ、且つ該巻取りボックス4内を通して外部に取出すことができる。そのため、該可動框16は、この取出しを可能にする程度の寸法(厚さやスクリーン12の開閉方向の幅等)を有するものとして形成されている(図5及び図6参照)。
上記巻取り軸14は、図1に明確に示すように、上記巻取りボックス4の上下端のブラケット30,32に、両端をそれぞれ巻取り軸支持部材34,36を介して回転自在に支持されている。該巻取り軸14は、その内部に固定軸38を挿通しており、該巻取り軸14から上方に突出する固定軸38の一端を、上記巻取りボックス4の上端の巻取り軸支持部材34を介してブラケット30に固定的に支持させ、上記固定軸38にスプリング15の一端を固定すると共に、該スプリング15の他端を、上記固定軸38に回転自在で巻取り軸14には固定したスプリング受け42に固定的に取り付けている。したがって、スクリーン12の巻取り軸14は、巻取り軸支持部材34に固定された固定軸38にスプリング15を介して連結されている。
上記巻取り軸14における巻取り軸支持部材34は、上記スクリーン12の取外しに際して上記巻取りボックス4内から巻取り軸14とともに取外し可能に設けられており、また、該巻取り軸支時部材34には、上記スクリーンの取外しに際し、上記スプリング15によるスクリーン12の巻取りのための付勢力を一時的に不作用にするための固定手段を構成するビス44を螺設している。このビス44は、上記可動框16を巻取りボックス4に対向する側枠6に保持させたスクリーン12の全張設状態において、上記巻取りボックス4におけるカバー4Aの開放部に臨む位置に来ることが望ましく、上記巻取り軸14に螺挿してそれを該巻取り軸14の内部に挿通した固定軸38に止着することにより、上記スプリング15から巻取り軸14に付与されたスクリーン12の巻取り方向の付勢力が一時的に不作用になるようにしている。
なお、本実施例においては、上記スクリーン12の長さを、可動框16を上記巻取りボックス4に対向する側枠6に保持させたスクリーン12の張設状態において、上記スプリング15によるスクリーン12の巻取りのための付勢力を一時的に不作用にする固定手段としてのビス44が、カバー4Aの開放部に臨む位置に来るように設けているが、これはビス44の螺動を容易にするためであり、また、巻取り軸14内のスプリング15の付勢力をスクリーン12の交換後まで保持させるのに好都合であるからであるが、巻取り軸14においてスプリング15の付勢力の調整を容易に行う手段を設けていれば、必ずしも上記固定手段を設ける必要がない。
ここで、上記スプリング15によるスクリーン12の巻取りのための付勢力を一時的に不作用にする固定手段を設ける場合には、上記ビス44に限るものではなく、簡易に巻取り軸14を固定することができる他の手段を採用することができる。
上記構成を有する巻取り式スクリーン装置におけるスクリーン12を交換するに際しては、先ず、上記可動框16を巻取りボックス4に対向する側枠6に保持させることにより上記スクリーン12を全張設状態とし(図3参照)、次いで上記巻取りボックス4の前面の開放カバー4Aを開放し(図4(a)参照)、該巻取りボックス4における開放カバー4Aの開放部から、上記巻取り軸14に螺設したビス44を締めて、該巻取り軸14をその内部に挿通した固定軸38に止着させることにより、上記スプリング15によるスクリーン12の巻取りのための付勢力を不作用にして、上記巻取り軸14を一時的に固定する(図7参照)。
そして、上記スクリーン枠2の上枠8及び下枠10と側枠6とを相互に連結するコーナー部材9,11に挿着されたストッパー部材21,25を抜脱することにより、該インナーレール20,24を室外側の第1位置に変位した状態(図4(a)〜(b)参照)から、該インナーレール20,24における巻取りボックス4側の端部が上記スペーサ27,29を避けて、該インナーレール20,24が上記第2位置に変位した状態(図5(a)〜(b)参照)において、上記巻取りボックス4内から巻取り軸支時部材34,36を巻取り軸14とともに取出し(図5(a)参照)、次いで、該インナーレール20,24に沿って上記可動框16をスクリーン12とともに上記巻取りボックス4の導出入口5から該巻取りボックス4内に導入するとともに(図5,図6及び図8参照)、該可動框16を巻取りボックス4内を通して外部に取出す。そして、交換しようとする既設スクリーン12の先端を、上記可動框16の係合溝16c内の係合部16dに係合した係合部材28の係合を解除することにより該可動框16から取外すと共に、該スクリーン12の基端を巻取り軸14から取外す(図9参照)。
以上のような極めて容易な手順により、既設のスクリーン12をスクリーン装置から取外すことができる。
このように、既設のスクリーン12の先端及び基端にそれぞれ固定した可動框16及び巻取り軸14とともに、該スクリーン12を容易に上記巻取りボックス4内から取出し可能としているので、以上の一連のスクリーン12の交換作業自体を、当該スクリーン装置の設置場所から離れた安全な場所で行うことができ、したがって、該スクリーン装置が設置された場所の設置条件に影響されることなく、ユーザー自身がスクリーン12のみを容易に且つ安全に交換することができる。
そして、これらの手順の後に、交換用の新しいスクリーン12の先端に付設した係合部材28を上記可動框16の係合溝16cに係合させることにより、該スクリーン12の先端を可動框16に固定するとともに、該スクリーン12の基端を巻取り軸14に固定する。
上記の手順に次いで、交換用の新しいスクリーン12の先端に固定した可動框16を、上記上枠8及び下枠10のインナーレール20,24が枠本体18,22における室内側の第2位置にある状態において、上記巻取りボックス4内を通して該巻取りボックス4の導出入口5から上記上枠8及び下枠10内に導き、該可動框16の係合鉤16b,16bをインナーレール20,24の係合突条20c,20cに係合させることにより、該可動框16の両端部をインナーレール20,24に摺動自在に支持させるとともに、上記スクリーン12の開閉方向に沿う上下端部に付設した係止部材26を上記インナーレール20,24のスリット20d,24dに係合させることにより、該インナーレール20,24にスクリーン12の開閉方向に沿う上下端部をガイドさせ、それから上記巻取り軸14を巻取り軸支持部材34,36を介して巻取りボックス4の上下端のブラケット30,32に回転自在に支持させ、その状態で上記可動框16を側枠6に保持させて、上記スクリーン12が全面的に緊張せしめられた状態において、上記上枠8及び下枠10と側枠6の上下端部とを相互に連結するコーナー部材9,11に、上記ストッパー部材21,25をそれぞれ挿着することにより、該インナーレール20,24を枠本体18,22内において上記巻取りボックス4側に変位させるとともに、該インナーレール20,24における巻取りボックス4側の端部が上記スペーサ27,29にそれぞれ係止して、該インナーレール20,24が室外側の第1位置に変位した状態に保持し、しかる後に、上記巻取り軸14における上記固定軸38に止着したビス44を弛めることにより、該巻取り軸14のスプリング15の一時的な不作用を解除する。
以上のような極めて容易な手順により、上記スクリーン12の交換作業が完了する。
上記構成を有する巻取式スクリーン装置及び該装置におけるスクリーン12の交換方法によれば、既設のスクリーン12の先端及び基端にそれぞれ固定した可動框16及び巻取り軸14とともに、該スクリーン12を容易に上記巻取りボックス4内から取出し可能としているので、当該スクリーン装置が設置された場所の設置条件に影響されることなく、一般のユーザーが容易に且つ安全にスクリーン12のみを交換することができるうえに、巻取り軸14や巻取りボックス4等の交換不要な部材を交換する必要がないので、結果的に、スクリーン12のみを安価に交換することができる。
そのうえ、上記スクリーン枠2を構成する上枠8及び下枠10が枠本体18,22と一対のインナーレール20,24とを備えるものとして、該インナーレール20,24を、上記枠本体18,22内において、室外側の第1位置と室内側の第2位置とに変位自在に構成して、上記インナーレール20,24が第1位置にあるときには、上記可動框16が巻取りボックス4内に導入されるのが阻止され、該インナーレール20,24が第2位置にある状態でのみ、上記可動框16が該インナーレール20,24に沿って巻取りボックス4内に導入される上記導出入口5に対向可能となるように構成しているので、当該スクリーン装置の開閉操作時において、該可動框16が巻取りボックス4内に誤って導入されてしまうなどの誤作動を抑止することができ、しかも、上記スクリーン枠2がインナーレール20,24の変位機構を備えるものとして構成することにより、上記スクリーン12の開閉操作時においては、上記スクリーン枠2のコーナー部材9,11に上記ストッパー部材21,25を挿着するだけの簡易な手段により、上記インナーレール20,24を枠本体18,22内の第1位置に保持させておくことができるので、上記スクリーン12を安定的に開閉操作できるばかりでなく、上記スクリーン12及び可動框16、並びにインナーレール20,24のばたつきを抑止することができ、一方、上記スクリーン12の取外し交換時においては、上記ストッパー部材21,25を上記コーナー部材9,11から抜脱することにより、該インナーレール20,24の保持を容易に解除して、該インナーレール20,24を枠本体18,22内の第2位置に変位可能とすることができる。
なお、上述した実施例においては、上記インナーレール20,24の変位機構を、上記スクリーン枠2の上下枠8,10と側枠6の上下端部とを相互に連結するそれぞれのコーナー部材9,11に挿脱自在に配設した上記ストッパー部材21,25と、上記枠本体18,22における巻取りボックス4側の端部に設けたスペーサ27,29とで構成した場合について記載したが、インナーレールの変位機構を構成する上記ストッパー部材及びスペーサは、上記コーナー部材9,11及び枠本体18,22のいずれか一方に設けた構成とすることもできる。
本発明の実施例に係る巻取り式スクリーン装置の部分破断正面図である。 図1の側断面図である。 図1の平断面図である。 (a)はスクリーンの取外し手順における巻取りボックスの開放カバーを開放した態様を説明する平断面図、(b)は(a)の状態におけるスクリーン枠の枠本体内のインナーレールの位置を説明する部分側断面図、(c)はスクリーン枠にストッパー部材が挿入されている状態を示す部分拡大斜視図である。 (a)はスクリーンの取外し手順における、巻取りボックス内から巻取り軸及び巻取りボックスを取出すとともに、スクリーン枠のインナーレールに沿って可動框を巻取りボックス内に導入する態様を説明する平断面図、(b)は(a)の状態におけるスクリーン枠の枠本体内のインナーレールの位置を説明する部分側断面図、(c)はスクリーン枠からストッパー部材を抜脱した状態を示す部分拡大斜視図である。 スクリーンの取外し手順における、可動框を巻取りボックス内に導入した状態を説明する平断面図である。 スクリーンの取外し手順における図5の(a)と同様の状態での斜視図である。 スクリーンの取外し手順における図6と同様の状態での斜視図である。 スクリーンの取外し手順における既設のスクリーンから可動框と巻取り軸を取外して交換用スクリーンに交換する態様を説明する斜視図である。
符号の説明
2 スクリーン枠
4 巻取りボックス
4A 開放カバー
5 導出入口
6 側枠
8 上枠
10 下枠
12 スクリーン
14 巻取り軸
15 コイルスプリング
16 可動框
18,22 枠本体
20,24 インナーレール
21,25 ストッパー部材
27,29 スペーサ
34,36 巻取り軸支持部材
44 ビス

Claims (4)

  1. 巻取りボックスと該巻取りボックスに対向する側枠との上下端を上下枠で相互に連結することにより構成したスクリーン枠を備え、スクリーンの先端を該スクリーン枠の上下枠に沿って摺動自在の可動框に取外し自在に固定するとともに、該スクリーンの基端を巻取りボックス内においてスプリングの付勢力で回転する巻取り軸に取外し自在に固定して、該スクリーンの開閉方向に沿う上下端部をそれぞれ上記スクリーン枠の上下枠にガイドさせながら、該スクリーンを上記スプリングの付勢力で巻取り軸に巻取るようにした横引きの巻取り式スクリーン装置において、
    上記巻取りボックスに、巻取り軸及びその支持部材を取出し可能な大きさに開放する開放カバーを設けて、該巻取りボックス内に取外し可能に設けた巻取り軸支持部材を巻取り軸とともに取出し可能に形成し、且つ該巻取りボックスに上記可動框をスクリーン枠の上下枠間から上記スクリーンとともに巻取りボックス内に導出入可能にする導出入口を設けて、該ボックス内を通して可動框を外部に取出し可能とし、
    上記スクリーン枠の上枠及び/又は下枠を、枠本体とインナーレールとを備えるものとして、該インナーレールに上記スクリーンの開閉方向に沿う端部をガイドさせるとともに、上記可動框の端部を摺動自在に支持させ、
    上記インナーレールを、上記枠本体内の見込方向において、スクリーンの開閉操作に供する第1位置と、スクリーンの取外しを行うための第2位置とに変位自在として、該インナーレールが第2位置にある状態でのみ、該インナーレールに沿って可動框が上記巻取りボックスの導出入口に対向可能となるように構成し、
    上記スクリーン枠に、スクリーンの開閉操作時においては上記インナーレールを第1位置に保持し、スクリーンの取外し交換時においては該インナーレールを第2位置に変位可能としたインナーレールの変位機構を付設した、
    ことを特徴とする巻取り式スクリーン装置。
  2. 上記第1位置を枠本体における室外側、上記第2位置を枠本体における室内側とし、
    上記枠本体は、上記第1位置においてインナーレールが枠本体内を見付方向に若干移動可能に形成するとともに、上記第2位置においては、枠本体の巻取りボックス側端部に設けたスペーサにより、該インナーレールが巻取りボックス側とそれに対向する側枠側において移動不能に形成し、
    上記枠本体の側枠側端部に、第1位置にあるインナーレールの側枠側への移動を阻止するストッパー部材を挿脱自在に設け、
    上記ストッパー部材及びスペーサにより前記変位機構を構成し、
    上記ストッパー部材の挿着時においては、該インナーレールが上記第1位置に変位して、上記スペーサにより第2位置への変位が阻止され、上記ストッパー部材の抜脱時においては、該インナーレールをスクリーンの取外しを行う上記第2位置に変位可能とした、
    ことを特徴とする請求項1に記載の巻取り式スクリーン装置。
  3. 上記巻取り軸に、巻取用のスプリングの付勢力を一時的に不作用にする固定手段を付設した、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の巻取り式スクリーン装置。
  4. 請求項2に記載の巻取り式スクリーン装置においてスクリーンを交換する方法であって、
    スクリーン枠の上枠及び/又は下枠における上記側枠側の端部に上記ストッパー部材を挿着することにより、該インナーレールを上記巻取りボックス側に変位させて上記第1位置に保持した状態から、上記ストッパー部材を抜脱して、該インナーレールを上記第2位置に変位させた状態において、上記巻取りボックス内から巻取り軸支持部材を巻取り軸とともに取出し、次いで、スクリーンの先端に固定した可動框を上記インナーレールに沿って該スクリーンとともに上記巻取りボックス内に導入するとともに、該可動框を巻取りボックス内を通して外部に取出し、
    既設スクリーンを上記可動框及び上記巻取り軸から取外して、交換用スクリーンを可動框及び巻取り軸に固定し、
    次いで、上記可動框を巻取りボックス内を通して上記スクリーン枠に摺動自在に支持させるとともに、上記スクリーンの開閉方向に沿う上下端部を上記スクリーン枠にガイドさせ、それから上記巻取り軸を巻取り軸支時部材により巻取りボックス内に回転自在に支持させ、
    上記上枠及び/又は下枠に上記ストッパー部材を挿着することにより、該インナーレールを第1位置に変位した状態に保持する、
    ことを特徴とする巻取り式スクリーン装置におけるスクリーンの交換方法。
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