JP2009175955A - 工事積算装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】単価の選択が容易な工事積算装置を提供する。
【解決手段】 単価データを単価種類別かつ地域別かつ適用時期別の単価データ群25に分けて記憶した単価DB2と、発注者識別情報と地域識別情報とを対応付けて記憶した発注者マスタファイル3とを備え、入力された年月日と発注者識別情報とに基づいて、適用される単価データ群25を各単価種類について選択し、選択した各単価データ群25の単価ツリーを単価種類毎に切替表示可能に表示し、単価ツリーから選択された分類と、入力された地区識別情報とに基づいて、その分類に属するその地区の単価データを抽出して、単価リストに表示し、単価リストから選択された単価データと、入力された数量とに基づいて、工事要素に対して代価を算出する工事積算装置1。
【選択図】 図2

Description

本発明は、国や地方公共団体が発注する工事の積算を行う工事積算装置及びプログラムに関する。
国や地方公共団体が発注する工事の積算においては、工事の地区及び入札年月日に応じた単価を用いなければならない。このため、従来の工事積算装置は、例えば「平成19年4月青森県」「平成19年10月青森県」というように、地域別かつ適用時期(以下、適用時期を「単価年度」ともいう。)別の単価ファイルを備え、各単価ファイルの中には、各資材や労務等について、その地域内の各地区(青森県であれば、青森市、弘前市、八戸市等)における単価が格納(すなわち、記憶)されていた。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、地域とは地区より大きい範囲を言い、例えば都道府県や政令指定都市等であり、地域内が複数の地区に分かれているものとする。
ユーザは、かかる工事積算装置を用いて積算するときは、まず、工事の発注者及び入札年月日に応じた単価ファイルを選択していた。例えば、発注者が青森県土木部であれば青森県の単価を用いるが、単価年度が「平成19年4月」の単価は入札年月日が平成19年4月1日から9月31日までの工事に、単価年度が「平成19年10月」の単価は入札年月日が平成19年10月1日以降の工事に適用されるため、例えば入札年月日が平成19年9月15日であれば、「平成19年4月青森県」の単価ファイルを選択していた。
次に、ユーザが工事の地区を指定し、資材名や労務名等を指定すると、工事積算装置が、選択された単価ファイル中の指定された地区における指定された資材・労務等の単価を、例えば図17に示すようにリスト表示するので、ユーザはその単価リストから積算に用いる単価を選択していた。
ところで、国や地方公共団体が発注する工事の積算に使用される単価には、地方整備局が公表する整備局単価、都道府県が公表する地域単価、経済調査会等が公表する市販単価等、複数種類があり、発注者に応じて、例えば優先順位を整備局単価、地域単価、市販単価とする(すなわち、整備局単価があれば整備局単価を、整備局単価がなく地域単価があれば地域単価を、整備局単価も地域単価もなければ市販単価を用いる)等、用いる単価の優先順位が定められている。従来の単価ファイルには、図17に示すように、これら複数種類の単価が一緒に格納されており、ユーザは優先度を考えながら単価を選択していた。なお、図17の例では、ユーザコード欄にコードが入っているものは地域単価、単価資料元欄に情報が入っているものは市販単価であり、両欄に情報が入っているものは、市販単価と地域単価の両方を有する資材等について、地域単価が市販単価より優先することから、市販単価の上に地域単価を上書きしたものである。また、図示はされていないが、ユーザコード欄に「整備局」と入っているものは整備局単価である。
なお、本発明の特許性に影響を与えるものではないが、従来の工事積算装置として下記特許文献1に記載されたものがあり、また、出願人による工事入札のための積算書作成装置の出願として下記特許文献2があり、自社見積のための見積装置として下記特許文献3がある。
特開2004−310647号公報 特願2007−144118号公報 特願2007−245877号公報
上述したように、ユーザは工事の発注者及び入札年月日に応じた単価ファイルを選択しなければならなかったが、多数の単価ファイルから所望の単価ファイルを探し出すのは容易ではなかった。
また、各資材・労務等の単価は規格に応じて多数存在する上に、従来の単価ファイルでは上述したように複数種類の単価が一緒に格納されていたため、各資材・労務等の単価リストは、例えば1つの資材について100〜300件の単価が表示される等、非常に長いものとなり、かかる長い単価リストから単価を選択するのは容易ではなかった。
これらのことから、従来の工事積算装置は単価の選択が容易でないという問題があった。
この発明は、上述した問題を解決するものであり、単価の選択が容易な工事積算装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の工事積算装置は、工事に必要な要素(以下、「工事要素」という。)に対して代価を算出して工事の積算を行う工事積算装置であって、単価データを単価種類別かつ地域別かつ適用時期別の単価データ群に分けて記憶した単価記憶手段と、発注者識別情報と地域識別情報とを対応付けて記憶した発注者情報記憶手段と、入力された年月日に基づいて当該年月日に対応する適用時期を判断し、当該適用時期と、入力された発注者識別情報に対応付けられて前記発注者情報記憶手段に記憶されている地域識別情報とに応じた前記単価データ群を、各単価種類について前記単価記憶手段から選択する単価データ群選択手段と、前記単価データ群選択手段により選択された前記各単価データ群における、単価データの分類を示す単価分類情報を、単価種類毎に切替表示可能に表示する単価分類情報表示手段と、表示された前記単価分類情報から選択された分類と、入力された地区識別情報とに基づいて、当該分類に属する単価データから当該地区識別情報で示される地区の単価データを抽出して、単価リストに表示する単価リスト表示手段と、前記単価リストから選択された単価データと、入力された数量とに基づいて、工事要素に対して代価を算出する代価算出手段と、を有することを特徴とする。
好ましくは、前記発注者情報記憶手段が、発注者識別情報に対応付けて単価種類の優先順位を記憶しており、前記単価分類情報表示手段が、入力された発注者識別情報に対応付けられて前記発注者情報記憶手段に記憶されている前記優先順位に基づいて、当該優先順位の高い順に単価種類を左から又は上から並べて示す単価種類選択部を表示し、前記単価データ群選択手段により選択された前記各単価データ群のうち、前記単価種類選択部において選択された単価種類の前記単価データ群における、前記単価分類情報を表示することを特徴とする。
さらに好ましくは、代価を算出した工事要素について、当該工事要素の代価算出に用いた単価データを特定する単価データ特定情報と、当該工事要素と当該工事要素が属する工事及び工種とを特定する工事要素特定情報とを、対応付けて記憶する履歴記憶手段と、前記履歴記憶手段に記憶されている前記工事要素特定情報と前記単価データ特定情報とに基づいて、同一の工事における同一の工種の同一の工事要素に対して過去に代価算出に用いた単価データを表示する履歴表示手段と、を有し、前記代価算出手段が、前記履歴表示手段により表示された単価データのうちの選択された単価データと、入力された数量とに基づいて、前記同一の工事における同一の工種の同一の工事要素に対して代価を算出することを特徴とする。
本発明の工事積算プログラムは、コンピュータに、工事要素に対する代価を算出させて工事の積算を行わせるための工事積算プログラムであって、前記コンピュータを、単価データを単価種類別かつ地域別かつ適用時期別の単価データ群に分けて記憶した単価記憶手段、発注者識別情報と地域識別情報とを対応付けて記憶した発注者情報記憶手段、入力された年月日に基づいて当該年月日に対応する適用時期を判断し、当該適用時期と、入力された発注者識別情報に対応付けられて前記発注者情報記憶手段に記憶されている地域識別情報とに応じた前記単価データ群を、各単価種類について前記単価記憶手段から選択する単価データ群選択手段、前記単価データ群選択手段により選択された前記各単価データ群における、単価データの分類を示す単価分類情報を、単価種類毎に切替表示可能に表示する単価分類情報表示手段、表示された前記単価分類情報から選択された分類と、入力された地区識別情報とに基づいて、当該分類に属する単価データから当該地区識別情報で示される地区の単価データを抽出して、単価リストに表示する単価リスト表示手段、及び、前記単価リストから選択された単価データと、入力された数量とに基づいて、当該単価データに対応する工事要素に対して代価を算出する代価算出手段、として機能させることを特徴とする。
好ましくは、前記コンピュータを、発注者識別情報に対応付けて単価種類の優先順位を記憶した前記発注者情報記憶手段、及び、入力された発注者識別情報に対応付けられて前記発注者情報記憶手段に記憶されている前記優先順位に基づいて、当該優先順位の高い順に単価種類を左から又は上から並べて示す単価種類選択部を表示し、前記単価データ群選択手段により選択された前記各単価データ群のうち、前記単価種類選択部において選択された単価種類の前記単価データ群における、前記単価分類情報を表示する前記単価分類情報表示手段、として機能させることを特徴とする。
さらに好ましくは、前記コンピュータを、代価を算出した工事要素について、当該工事要素の代価算出に用いた単価データを特定する単価データ特定情報と、当該工事要素と当該工事要素が属する工事及び工種とを特定する工事要素特定情報とを、対応付けて記憶する履歴記憶手段、
前記履歴記憶手段に記憶されている前記工事要素特定情報と前記単価データ特定情報とに基づいて、同一の工事における同一の工種の同一の工事要素に対して過去に代価算出に用いた単価データを表示する履歴表示手段、及び、前記履歴表示手段により表示された単価データのうちの選択された単価データと、入力された数量とに基づいて、前記同一の工事における同一の工種の同一の工事要素に対して代価を算出する前記代価算出手段、として機能させることを特徴とする。
本発明の工事積算装置によれば、ユーザが入札年月日等の年月日と発注者名等の発注者識別情報とを入力すれば、工事積算装置がそれらの年月日及び発注者に適用される単価データ群を自動的に選択するので、単価データ群の選択が容易となる。また、単価データ群が単価種類別に設けられているので、単価データ群から抽出された単価データを示す単価リストは、1つの単価種類のみの単価データを示すこととなって短くなるので、単価リストからの単価の選択が容易となる。これらのことから、本発明の工事積算装置によれば単価の選択が容易となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
工事積算装置1(以下、「装置1」と略す。)は、コンピュータからなり、図1に示すように、入力部11、演算処理部12、記憶部13、通信インタフェース部14、表示部15、及び、印刷部16を備えている。装置1には、OS(オペレーティング・システム)とそのOS上で動作する工事積算プログラムがインストールされている。工事積算プログラムは、装置1を、本発明に係る単価記憶手段、発注者情報記憶手段、単価データ群選択手段、単価分類情報表示手段、単価リスト表示手段、代価算出手段、履歴記憶手段、及び、履歴表示手段として機能させるためのプログラムである。
入力部11は、キーボード、マウス等のポインティング・デバイスから構成されて、ユーザの操作に応じて各種情報や各種指令等を演算処理部12に入力する。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「入力」とは、ユーザが入力部11を用いて入力する場合のみならず、装置1が通信インタフェース部14を介して他のコンピュータ等の装置から受信する場合や、記録媒体から読込む場合等も含む。すなわち、装置1に各種情報や各種指令を与える全ての行為をいう。さらに、「画面に入力」というときは、ユーザが入力部11を用いて画面に入力する場合のみならず、装置1が、例えば記憶部13から読み出した情報や演算結果等を画面に入力(すなわち、画面に表示)する場合や、ある画面から他の画面に情報を転記する場合を含む。
演算処理部12は、CPU、CPUのワークエリアとなるRAM、固定データを記憶したROM等から構成されている。演算処理部12は、工事積算プログラムに従って動作することにより、表示部15等と協働して本発明に係る上記各手段として機能する。
記憶部13は、半導体メモリ、ハードディスク装置、コンパクト・ディスク装置等から構成され、記憶部13には、単価記憶手段に相当する単価データベース(以下、「データベース」を「DB」と表記する。)2、発注者情報記憶手段に相当する発注者マスタファイル3、積算基準DB4、及び、履歴記憶手段に相当する履歴DB5が格納されている。また、記憶部13には、ユーザが入力した情報に基づいて、工事積算書の内容を格納する工事DBが作成されるが、これについては後述する。
通信インタフェース部14は、インターネットやLAN等の通信回線を介して装置1と他のコンピュータ等の装置とを接続するときのインタフェースとなる部分である。
表示部15は、CRTまたは液晶ディスプレイ等から構成され、演算処理部12からの表示命令に応じて各種画面を表示する。
印刷部16は、プリンタから構成され、演算処理部12からの印刷命令に応じて、工事積算書等の各種帳票を印刷する。
本実施形態では、単価種類として、都道府県が公表する地域単価、及び、経済調査会等が公表する市販単価の2種類があるものとし、単価DB2は、図2に示すように、単価種類に応じて、地域単価を格納する地域単価部21と、市販単価を格納する市販単価部22とを有している。地域単価部21、市販単価部22は、それぞれ、各地域に応じた地域毎単価部24を有し、各地域毎単価部24は、適用時期毎に設けられた単価データ群25を有している。すなわち、単価DB2は、単価データを単価種類別かつ地域別かつ適用時期別の単価データ群25に分けて記憶している。本実施形態では、各単価データ群25はそれぞれ1つのファイルをなしているので、以下、単価データ群25を単価ファイル25という。
図3は、地域単価部21内の階層構造を画面に表示させた例である。この図に示すように、各地域毎単価部24には、「01北海道」「01札幌市」「02青森県」等の地域識別情報が付されている。なお、本実施形態では地域識別情報は番号+地域名とするが、地域名だけとしてもよい。また、各単価ファイル25には、「H19年4月」「H19年10月」(H:平成)等の単価年度識別情報が付されている。各単価ファイル25は、単価種類と地域識別情報と単価年度識別情報とで特定される。
例えば、図2に示す地域単価部21は、「01北海道」「01札幌市」「02青森県」等の地域毎単価部24を有し、各地域毎単価部24は、「H19年4月」「H19年10月」等、各適用時期に応じた単価ファイル25を有している。そして、例えば、地域単価部21内の「02青森県」の「H19年4月」の単価ファイル25には、平成19年4月から次期公表地域単価の適用日(本実施形態では平成19年10月1日)の前日まで適用される青森県の地域単価の単価データが格納されている。各単価ファイル25には、その単価ファイル25の適用時期の始期(すなわち適用開始年月日)が、例えば、「H19年4月」の単価ファイル25であれば「20070401」というように格納されている。
図4は、青森県の平成19年10月の地域単価の単価ファイル25における「生コンクリート」の単価データの内容の一部を示すものである。このように、1つの資材(例えば、生コンクリート)であっても複数の規格があり、それらの規格に応じて単価は異なり得るととともに、同じ地域であっても地区によって単価は異なり得る。このため、各単価ファイル25には、工事要素毎に各規格について単価データ(図4の表の横1行のデータに相当。)が格納され、各単価データには、該当する地域内の各地区(青森県であれば、青森、弘前、八戸等)の単価が格納されている。ここで、工事要素とは工事に必要な要素をいい、例えば、資材(材料、機械、燃料等)、労務(作業者、監督者、運転手等)等がある。また、図示はしないが、各単価データには単価データ特定情報として単価コードが付されている。
発注者マスタファイル3には、各発注者について、発注者識別情報(本実施形態では、発注者名)、単価種類の優先順位、及び、地域識別情報等が格納されている。すなわち、発注者マスタファイル3には、発注者識別情報に対応付けられて、地域識別情報及び単価種類の優先順位が格納されている。なお、これらの情報は、図示しない発注者登録画面において装置管理者等が予め入力し、発注者マスタファイル3に登録(すなわち、記憶)しておくものとする。
図5は発注者マスタファイル3に登録された発注者情報の確認画面の例であるが、この図の例では、発注者「青森県土木部」について、発注者名「青森県土木部」、単価種類の優先順位「優先度1:地域単価、優先度2:市販単価」、地域単価についての地域識別情報「02青森県」、市販単価についての地域識別情報「02青森県」が、発注者マスタファイル3に格納されている。このように、単価種類毎に地域識別情報が格納されているのは、同じ発注者であっても単価種類毎に適用する地域が異なる場合があるからである。例えば札幌市土木部の場合には、地域単価は「01札幌市」の単価を用いるが、市販単価は「01北海道」の単価を用いる。
積算基準DB4には、工事を細分化した各工種について、必要な労務、資材等の工事要素とそれらの必要数量(例えば、土木工事に必要とされる労務数量、機械の運転時間、資材の量等)とを示す歩掛データが格納されている。省庁が発表している積算基準書には、工種毎に標準歩掛が記載されており、工事費の積算は、標準歩掛と、労務、資材等の単価とに基づいて行われる。積算基準DB4は、かかる積算基準書に基づいて作成されている。
履歴DB5には、代価を算出した工事要素について、その工事要素の代価算出に用いた単価データを特定する単価データ特定情報(本実施形態では、単価コード)と、工事要素特定情報とが、対応付けられて格納される。工事要素特定情報とは、工事要素とその工事要素が属する工事及び工種(すなわち、その工事要素を必要とした工事及び工種)とを特定する情報であり、本実施形態では、工事、工種、工事要素のそれぞれに付されている内部コードとする。
以上のように構成された装置1の動作について、代価表を作成しようとしている工種に必要な工事要素をユーザが判断し、その単価データを選択して代価表作成する(言わば、手書きで代価表を作成する)場合を例にとって、図6−1、6−2のフローチャートに基づいて説明する。
ユーザが、工事積算プログラムを起動し、工事名として「○○工事」と入力し、工事設定画面を表示させるための操作を行うと(ステップS01)、装置1は、表示部15に図7に示すような工事設定画面を表示する(S02)。この画面には、発注者名欄71、入札年月日欄72、単価地区欄73が設けられており、ユーザは、これらの欄に、それぞれ、発注者名、入札年月日、工事の地区を、表示される選択リストから選択することにより入力する(S03)。図7の例では、それぞれ、「青森県土木部」、「2007年12月5日」、「青森」と入力している。装置1は、入力された工事名、発注者名、入札年月日、地区名を、後述する「○○工事」の工事DBに記憶する(S04)。なお、発注者名は発注者識別情報に、地区名は地区識別情報に相当する。
装置1は、入力された発注者名と入札年月日とに基づいて、「○○工事」について使用する単価ファイル25を選択する(S05)。詳しくは、入力された発注者名に対応付けられて発注者マスタファイル3に格納されている地域識別情報と、入力された入札年月日に基づいて判断した適用時期とに応じた単価ファイル25を、各単価種類について選択する。なお、装置1は、入力された入札年月日と、各単価ファイル25の適用開始年月日とを比較し、入札年月日より前で、かつ、最新の適用開始年月日から始まる単価年度を、その入札年月日に対応する適用時期として判断する。ここでは、入力された入札年月日「2007年12月5日」より前で最新の適用開始年月日は、地域単価については2007年10月1日、市販単価については2007年12月1日であるので、地域単価については「H19年10月」、市販単価については「H19年12月」を適用時期と判断する。そして更に、入力された発注者名「青森県土木部」に対して発注者マスタファイル3に格納されている地域識別情報は、地域単価、市販単価のいずれについても「02青森県」であるので、装置1は、地域単価については「02青森県」の「H19年10月」の単価ファイル25、市販単価については「02青森県」の「H19年12月」の単価ファイル25を選択する。装置1は、これら選択した単価ファイル25の識別情報(本実施形態では、地域識別情報及び単価年度識別情報)を、単価種類毎に後述する「○○工事」の工事DBに記憶する。
次に、ユーザが本工事費内訳書画面を表示させるための操作を行うと(S06)、装置1は、表示部15に図8に示すような本工事費内訳書画面を表示する(S07)。本工事費内訳書画面には、本工事費内訳表31が設けられ、本工事費内訳表31の各明細行32には、項目欄34、単位欄35、数量欄36、単価欄37、金額欄38、摘要欄39が設けられている。
なお、図8は途中まで情報が入力された状態を示しているが、記憶部13内に「○○工事」の工事DBが存在しない状態で、最初に「○○工事」の本工事費内訳書画面を表示させた場合には、各明細行32等に情報が入っていない空の状態(枠や見出しだけの状態)で表示される。すなわち、装置1は、入力された工事名の工事DBが存在しない場合には、その工事名の工事DBを記憶部13内に作成し、空の状態の本工事費内訳書画面等を表示して、入力された情報をその工事DBに格納していく。一方、入力された工事名の工事DBが記憶部13内に存在する場合には、そのファイルからデータを読込んで本工事費内訳書画面等を表示し、入力された情報をその工事DBに格納していく。
工事積算書は本工事費内訳書、内訳書、代価表、単価表等からなる階層構造をなしており、工事DBは工事積算書に対応して、図9で例示するように、本工事費内訳書部、内訳書部、代価表部、単価表部等からなる階層構造を有する。本工事内訳書部には本工事費内訳書の内容が格納される。内訳書、代価表、単価表は複数あり得るので識別のために号数が付され、これらに対応する内訳書部、代価表部、単価表部にも号数が付されて、それぞれ、対応する内訳書、代価表、単価表の内容が格納される。なお、内訳書は本工事費内訳書と同様の構成を採り、単価表は代価表と同様の構成を採る。
ユーザは本工事費内訳書画面において、行選択部30から行の種類(内訳行、代価行、明細行、合計行等)を選択しつつ、本工事費内訳表31に行を追加する操作を行う(S08)。この操作に応じて、装置1は本工事費内訳表31に行を追加する(S09)。ユーザは、追加された行の項目欄34に費目、工種、種別、細別、規格等を、単位欄35に単位を、数量欄36に数量を入力する。
代価行への単価の入力は、以下に説明するように代価表を用いて行われる。代価表とは、代価行に記載された項目に対する代価を算出するための表である。ユーザは代価行を追加したときは、その行について代価表画面を表示するための操作を行う。図8の例では、工種「コンクリート打設」の行が代価行であるので、その左方の代価マーク33をダブルクリックする(S10)。すると、装置1は、図10に示すような代価表画面を表示部15に表示する(S11)。なお、装置1は、代価行の項目欄34、単位欄35の内容を、それぞれ、その代価行に対する代価表画面の代価項目欄50、代価単位欄53に入力する。また、装置1は、代価表の号数を例えば作成順に1号、2号、…と定める。図10の例は3号代価表である。代価表画面には代価表51が設けられ、その各明細行52には、項目欄54、単位欄55、数量欄56、単価欄57、金額欄58、摘要欄59が設けられている。
ユーザは、単位数量欄60に代価の算出単位とする数量を入力する。そして、ユーザが単価画面表示操作(本実施形態では、単価ボタン61のクリック)を行うと(S12)、装置1は図11に示すような単価画面を表示部15に表示する(S13)。
単価画面には、上述したように装置1が選択した単価ファイル25(ここでは、地域単価については「02青森県」の「H19年10月」の単価ファイル25、市販単価については「02青森県」の「H19年12月」の単価ファイル25)の単価ツリーを、単価種類毎に切替表示可能に表示するツリー表示部62が設けられている。単価ツリーとは、単価ファイル25における単価データの分類を階層構造で示すものであり、単価分類情報に相当する。
また、装置1は、入力された発注者名「青森県」に対応付けられて記憶されている単価種類の優先順位「優先度1:地域単価、優先度2:市販単価」に基づいて、単価画面に設けられた単価種類選択部63に、優先順位の高い順に左から単価種類を「地域」「市販」と表示する。これら「地域」「市販」と表示された部分は、選択操作(本実施形態では、クリック)可能なボタンとされている。装置1は、単価種類選択部63において選択された(本実施形態では、ボタンをクリックされた)単価種類に応じた単価ツリーを表示することにより、表示する単価ツリーを切替える。
具体的には、ユーザが単価ボタン61をクリックして単価画面を開いたときは、装置1は、図11に示すように、優先順位の最も高い単価種類(本実施形態では、地域単価)の単価ツリーをツリー表示部62に表示する。そして、単価種類選択部63において市販単価を示す「市販」ボタンがクリックされると、装置1はツリー表示部62に市販単価の単価ツリーを表示する。
また、装置1はユーザがステップS03で入力した地区名を、単価画面の地区欄65に表示する。なお、地区欄65は、ユーザが地区を再選択できるように構成されている。ユーザが単価ツリーから単価データの分類を選択すると(S14)、装置1は、選択された単価データの分類と地区欄65に表示されている地区名とに基づいて、その分類に属する単価データからその地区名で示される地区の単価データのみを抽出し、単価画面の単価リスト部64にリスト(以下、このリストを「単価リスト」という。)で表示する(S15)。
図11の例では、地区欄65に「青森」と表示され、地域単価についての「02青森県」の「H19年10月」の単価ツリーから、分類「生コンクリート」が選択されているので、単価リストには、「02青森県」の「H19年10月」の単価ファイル25内の「生コンクリート」の単価データから抽出された「青森」地区の単価データのみが表示されている。すなわち、青森県には、他に弘前、八戸等の地区があるが、それらの地区の単価データは表示されない。
ユーザが単価リストから単価データを選択すると(S16)、装置1は、代価表画面を再表示して、選択された単価データの内容を代価表51の明細行52に入力する(S17)。すなわち、装置1は、項目欄54に単価データ内の名称及び規格を、単位欄55に単位を、単価欄57に単価を入力する。そして、ユーザが数量欄56に数量を入力すると(S18)、装置1は、その数量と単価欄57の単価とにより代価を算出して、金額欄58に入力する(S19)。
なお、ユーザは所望の単価データが地域単価にないときは市販単価から選択する。かかる場合、ユーザは単価種類選択部63で「市販」ボタンをクリックすることにより、市販単価についての「02青森県」の「H19年12月」の単価ツリーをツリー表示部62に表示させ、その単価ツリーから該当する分類を選択して単価リストを表示させ、所望の単価データを選択する。
このように、単価画面が開かれたときには、優先順位が最も高い単価種類が選択された状態(本実施形態では、「地域」ボタンがクリックされた状態)で、その単価ツリーがツリー表示部62に表示されているので、ユーザはまずその単価ツリーから単価データを探せばよい。そして、所望の単価データが無ければ、単価種類選択部63で次に優先順位が高い単価種類を選択して(本実施形態では、1つ右のボタンをクリックして)、その単価ツリーから所望の単価データを探せばよいので、単価種類の優先順位に従った単価の選択が容易である。
ユーザは、さらに代価表51に工事要素について入力したいときは、単価画面表示操作を行い(S20)、装置1は単価画面を再表示して、ユーザの操作に従って上述したステップS13〜S19の処理を行う。図12は、ユーザが図11に示す単価リストの2行目の「生コンクリート」を選択して数量欄56に「50」と入力し、さらに、ユーザが、単価画面を再表示させて単価ツリーから「労務単価」を選択し、表示された単価リストから「普通作業員」を選択して数量欄56に「10」と入力した例である。装置1は、金額欄58に代価を入力する度に、代価の合計額を合計金額欄66に入力し、その合計額を単位数量欄60の数量で割った単位当り金額を、単位当り金額欄67に入力する。
ユーザは、代価表51に必要な工事要素についての入力が終わったときは、本工事費内訳書画面に戻るための操作(本実施形態では、上へボタン68のクリック)を行い(S21)、これに応じて装置1は本工事費内訳書画面を再表示する(S22)。再表示された本工事費内訳書画面には、図13に示すように、工種「コンクリート打設」の行の単価欄37に代価表51で算出された単価「8,750」が入力されており、ユーザが数量欄36に数量を入力すると(S23)、装置1は単価欄37の単価と、数量欄36の数量とにより代価を算出して金額欄38に入力するとともに、その代価を上位の集計行「**本工事費**」の金額欄38及び直接工事費欄40の金額に加算する(S24)。
ユーザは、さらに本工事費内訳表31に行を追加したいときは、行の追加操作を行い(S25)、本工事費内訳書の作成を終えたいときは、所定の終了操作(本実施形態では、上へボタン41のクリック)を行う(S26)。すると、装置1は処理を終える。
なお、装置1は、ユーザの印刷操作にしたがって、工事設定画面で設定された印刷フォームを用い、工事DBを参照して、本工事費内訳書や代価表等を含む工事積算書(工事設計書)を、印刷部16により印刷する。
次に、装置1の単価選択履歴表示機能について説明する。上述した図6−1、6−2に基づく説明では、言わば手書きで代価表を作成する場合を例に説明したが、装置1では、工種に必要な工事要素や数量を装置1が判断して入力する自動積算により代価表を作成することもできる。以下、自動積算の例を説明する。
ユーザが本工事費内訳書画面に設けられた積算ボタン29をクリックすると、装置1は、図14に示すような工種画面を表示する。工種画面に設けられた工種ツリー表示部85には、積算基準DB4に基づく工種ツリーが表示されている。工種ツリーとは、積算基準DB4に歩掛データが格納されている工種を階層構造で示すものであり、積算基準書DB4内の歩掛データはこの工種ツリーに示すように工種別に分類されている。
ユーザはこの工種ツリーから代価表を作成しようとする工種を選択する。ここでは、工種「無筋・鉄筋構造物コンクリートポンプ車打設」を選択したものとする。ユーザが「無筋・鉄筋構造物コンクリートポンプ車打設」について新規の代価表を作成するため、新規ボタン87をクリックすると、装置1は、代価項目欄50に「無筋・鉄筋構造物コンクリートポンプ車打設」と表示された代価表画面を表示する。
そして、装置1は、積算基準DB4を参照して、工種「無筋・鉄筋構造物コンクリートポンプ車打設」に必要な各工事要素について、必要な数量を数量欄56に入力するとともに、図15に示すように単価画面を表示して単価データの選択をユーザに求める。なお、各工事要素の必要な数量とは、代価表を作成しようとする工種(図15の例では「無筋・鉄筋構造物コンクリートポンプ車打設」)を所定の単位数量(この単位数量も装置1によって積算基準DB4から取得され単位数量欄60に入力される。)行うのに必要な数量である。
図15の例では、装置1は、「無筋・鉄筋構造物コンクリートポンプ車打設」に必要な「コンクリート」の単価データの選択を求めている。ユーザがこの単価画面で単価データを選択すると、装置1は、代価表画面を再表示し、選択された単価データの内容(名称、規格、単位、単価等)を、その代価表画面の項目欄54、単位欄55、単価欄57に入力する。また、装置1は、数量欄56の数量と単価欄57の単価とから代価を算出して金額欄58に入力する。
そして、装置1は、代価を算出した工事要素について、その工事要素の代価算出に用いた単価データの単価データ特定情報と、その工事要素とその工事要素が属する工事及び工種とを特定する工事要素特定情報とを、互いに対応付けて(すなわち、結び付けて)、履歴DB5に格納する。図15の例では、装置1は、工事「○○工事」、工種「無筋・鉄筋構造物コンクリートポンプ車打設」、工事要素「コンクリート」のそれぞれの内部コードと、選択された単価データの単価コードとを対応付けて履歴DB5に格納する。
そして、次にユーザが同一の工事における同一の工種の同一の工事要素について、単価画面において単価データの選択を行うときは、装置1は、その工事、工種及び工事要素を示す各内部コードに対して履歴DB5に記憶している単価コードに基づいて、その単価コードによって特定される単価データを、単価画面に設けられた単価履歴部86に表示する。例えば、図15に示す単価画面でユーザが過去に、市販単価から「生コンクリート〈高炉〉18-5-40B種」を選択し、地域単価から「生コンクリート18-5-40〈高炉〉」を選択していたとすると、単価履歴部86には、図16に示すように、それらの単価データが表示される。
ユーザが単価履歴部86に表示された単価データから所望の単価データを選択すると、装置1は、単価リストから単価データが選択された場合と同様に、選択された単価データの内容を代価表画面に入力するとともに、選択された単価データに対応する工事要素(図16の例では「コンクリート」)について、入力した単価と、積算基準DB4を参照して入力した数量とに基づいて、代価を算出して金額欄58に入力する。
なお、図6−1、6−2を用いて説明したような手書きで代価表を作成する場合であっても、自動積算の場合と同様の履歴表示が可能である。そのように構成するには、自動積算の場合と同様に、ある工事のある工種に対して単価画面の単価ツリーから分類を選択し、単価データを選択して代価算出を行ったときに、その工事、その工種、及び、その分類(工事要素に相当)の各内部コードと、選択された単価データの単価コードとを対応付けて履歴DB5に格納しておく。そして、次にユーザがある工事のある工種について単価画面の単価ツリーからある分類を選択したときに、履歴DB5を参照して、過去に同一の工事における同一の工種の同一の分類について選択された単価データの履歴を表示すればよい。
以上説明したように、装置1は、単価データを単価種類別かつ地域別かつ適用時期別の単価ファイル25に分けて格納しており、また、発注者名と地域識別情報とが対応付けられて格納された発注者マスタファイル3を備えている。そして、ユーザが入札年月日と発注者名とを入力すると、装置1は、入力された入札年月日に対応する適用時期を判断して、その適用時期と、入力された発注者名に対応付けられて発注者マスタファイル3に格納されている地域識別情報とに応じた単価ファイル25を、各単価種類について選択する。すなわち、ユーザが入札年月日と発注者名とを入力すれば、装置1が単価ファイル25を自動的に選択する。
また、装置1は、単価ファイル25から単価データを抽出して単価リストに表示するが、単価ファイル25が単価種類別であることから、単価リストに表示される単価データも1つの単価種類におけるもののみとなり、単価リストが短くなる。
このように、単価ファイル25が自動的に選択され、しかも、単価リストが短くなることから、装置1によれば、単価の選択が容易となる。
また、従来、ユーザは単価リストに記載された情報(図15の例では、ユーザコード欄82や単価資料元欄83の情報)を見て単価種類を判断しながら、優先度に応じて単価を選択しなければならず、この点からも単価の選択が容易でなかったが、装置1では、単価種類の優先順位を発注者マスタファイル3に記憶しておき、優先順位の高い順に単価種類を左から並べて単価種類選択部63に示し、単価種類選択部63において選択された単価種類の単価ツリーを表示するので、左から順に単価種類を選べば自ずから優先順位の順に単価種類を選ぶこととなり、優先順位に応じた単価の選択が容易となる。
さらに、装置1は、ユーザが単価画面を開いたときに、最も優先順位の高い単価種類の単価ツリーを表示するので、この単価ツリーによって表示される単価リストに所望の単価データが無ければ、ユーザは単価種類選択部63で次の優先順位の単価ツリーに表示を切替えればよく、優先順位に応じた単価の選択が更に容易である。
また、上述したように、従来は、図17の行81に示すようにユーザコード欄82と単価資料元欄83の両方に情報が入っている工事要素があり、地域単価が市販単価に優先する場合は、かかる工事要素については市販単価の上に地域単価が上書きされていた。そして、従来、市販単価で単価ファイルを更新した場合には、かかる工事要素について、ユーザコード欄82に情報が入っているため市販単価であると判断されて、地域単価が市販単価で書き換えられてしまうので、再度、地域単価で単価ファイルを更新する必要があった。すなわち、ある単価種類の単価にのみ更新がある場合でも、それより優先順位の高い単価種類の単価で再度更新しなければならず、更新に長時間を要していた。しかし、装置1によれば、単価ファイル25が単価種類別とされていることから、更新のあった単価種類の単価のみを更新すればよく、単価ファイル25の更新が短時間で容易に行える。
また、装置1は、代価を算出した工事要素について、その工事要素の代価算出に用いた単価データの単価コードと、その工事要素とその工事要素が属する工事及び工種とを特定する工事要素特定情報(ここでは、工事、工種、及び工事要素の各内部コード)とを、対応付けて履歴DB5に格納しておき、ユーザがある工事のある工種のある工事要素について単価データを選択しようとしたときに、履歴DB25からその工事のその工種のその工事要素の工事要素特定情報に対して格納されている単価コードを取得し、その単価コードで特定される単価データを表示する。すなわち、過去に同一の工事において同一の工種の同一の工事要素の代価算出に用いられた単価データを表示する。同一の工事の同一の工種において同一の工事要素に用いられる単価データは数種類程度と少ないので、履歴に表示される単価データは、単価リストに表示されるものよりもかなり少なくなり、しかも所望の単価データを含むことが多いことから、単価データの選択が更に容易となる。
なお、上記実施形態では、装置1をスタンドアロン型として構成したが、サーバであるコンピュータとクライアントであるコンピュータとが互いに接続されたサーバ・クライアント型として構成してもよい。かかる構成例としては、例えば、サーバの記憶部に、単価DB2、発注者マスタファイル3、及び、積算基準DB4等、各クライアントが共通に使用するファイルを格納しておき、各クライアントに工事積算プログラムをインストールして、各クライアントにおいてサーバの記憶部に記憶された単価DB2等を利用しつつ工事積算書を作成する形態がある。このように、装置1は、単数のコンピュータから構成されるものとは限らず、複数のコンピュータから構成してもよい。
また、上記実施形態では、各単価データ群25をそれぞれ1つのファイルとしたが、各単価データ群25は必ずしもファイルといった単位でなくてもよく、例えば1つのファイル中の複数のレコードからなるブロック等であってもよい。
また、単価種類選択部63における単価種類の表示形式は、優先順位の高い順に左から又は上から表示するものであればよく、ボタン形式やタブ形式の他、プルダウンメニュー等のメニューで表示することとしてもよい。
また、単価分類情報は必ずしも単価ツリーのような木構造で示さなくてもよく、例えば表形式で示してもよい。
また、適用時期の判断の基礎となる年月日として、上記実施形態では入札年月日を用いたが、例えば工事設計書の起案日とする等適宜変更可能である。
本発明の一実施形態に係る工事積算装置のブロック構成図である。 単価DBの内容を示す図である。 単価DBの内容を示す画面の一例である。 単価ファイルの内容例の一部を示す図である。 発注者マスタファイルに登録された発注者情報の確認画面の例である。 ユーザの操作とそれに応じた工事積算装置の動作を示すフローチャートである。 ユーザの操作とそれに応じた工事積算装置の動作を示すフローチャートである。 工事設定画面の例である。 本工事費内訳書画面の例である。 工事DBの一例の構造を示す図である。 代価表画面の一例である。 単価画面の一例である。 図10の代価表画面において単価等が入力された例である。 図8の本工事費内訳書画面において単価等が入力された例である。 工種画面の例である。 単価画面の他の例である。 図15の単価画面の単価履歴部に履歴が表示された例である。 従来の単価画面の例である。
符号の説明
1…工事積算装置
2…単価DB
3…発注者マスタファイル
5…履歴DB
25…単価ファイル
63…単価種類選択部

Claims (6)

  1. 工事に必要な要素(以下、「工事要素」という。)に対して代価を算出して工事の積算を行う工事積算装置であって、
    単価データを単価種類別かつ地域別かつ適用時期別の単価データ群に分けて記憶した単価記憶手段と、
    発注者識別情報と地域識別情報とを対応付けて記憶した発注者情報記憶手段と、
    入力された年月日に基づいて当該年月日に対応する適用時期を判断し、当該適用時期と、入力された発注者識別情報に対応付けられて前記発注者情報記憶手段に記憶されている地域識別情報とに応じた前記単価データ群を、各単価種類について前記単価記憶手段から選択する単価データ群選択手段と、
    前記単価データ群選択手段により選択された前記各単価データ群における、単価データの分類を示す単価分類情報を、単価種類毎に切替表示可能に表示する単価分類情報表示手段と、
    表示された前記単価分類情報から選択された分類と、入力された地区識別情報とに基づいて、当該分類に属する単価データから当該地区識別情報で示される地区の単価データを抽出して、単価リストに表示する単価リスト表示手段と、
    前記単価リストから選択された単価データと、入力された数量とに基づいて、工事要素に対して代価を算出する代価算出手段と、
    を有することを特徴とする工事積算装置。
  2. 前記発注者情報記憶手段が、発注者識別情報に対応付けて単価種類の優先順位を記憶しており、
    前記単価分類情報表示手段が、入力された発注者識別情報に対応付けられて前記発注者情報記憶手段に記憶されている前記優先順位に基づいて、当該優先順位の高い順に単価種類を左から又は上から並べて示す単価種類選択部を表示し、前記単価データ群選択手段により選択された前記各単価データ群のうち、前記単価種類選択部において選択された単価種類の前記単価データ群における、前記単価分類情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の工事積算装置。
  3. 代価を算出した工事要素について、当該工事要素の代価算出に用いた単価データを特定する単価データ特定情報と、当該工事要素と当該工事要素が属する工事及び工種とを特定する工事要素特定情報とを、対応付けて記憶する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段に記憶されている前記工事要素特定情報と前記単価データ特定情報とに基づいて、同一の工事における同一の工種の同一の工事要素に対して過去に代価算出に用いた単価データを表示する履歴表示手段と、
    を有し、
    前記代価算出手段が、前記履歴表示手段により表示された単価データのうちの選択された単価データと、入力された数量とに基づいて、前記同一の工事における同一の工種の同一の工事要素に対して代価を算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の工事積算装置。
  4. コンピュータに、工事要素に対する代価を算出させて工事の積算を行わせるための工事積算プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    単価データを単価種類別かつ地域別かつ適用時期別の単価データ群に分けて記憶した単価記憶手段、
    発注者識別情報と地域識別情報とを対応付けて記憶した発注者情報記憶手段、
    入力された年月日に基づいて当該年月日に対応する適用時期を判断し、当該適用時期と、入力された発注者識別情報に対応付けられて前記発注者情報記憶手段に記憶されている地域識別情報とに応じた前記単価データ群を、各単価種類について前記単価記憶手段から選択する単価データ群選択手段、
    前記単価データ群選択手段により選択された前記各単価データ群における、単価データの分類を示す単価分類情報を、単価種類毎に切替表示可能に表示する単価分類情報表示手段、
    表示された前記単価分類情報から選択された分類と、入力された地区識別情報とに基づいて、当該分類に属する単価データから当該地区識別情報で示される地区の単価データを抽出して、単価リストに表示する単価リスト表示手段、
    及び、
    前記単価リストから選択された単価データと、入力された数量とに基づいて、当該単価データに対応する工事要素に対して代価を算出する代価算出手段、
    として機能させることを特徴とする工事積算プログラム。
  5. 前記コンピュータを、
    発注者識別情報に対応付けて単価種類の優先順位を記憶した前記発注者情報記憶手段、
    及び、
    入力された発注者識別情報に対応付けられて前記発注者情報記憶手段に記憶されている前記優先順位に基づいて、当該優先順位の高い順に単価種類を左から又は上から並べて示す単価種類選択部を表示し、前記単価データ群選択手段により選択された前記各単価データ群のうち、前記単価種類選択部において選択された単価種類の前記単価データ群における、前記単価分類情報を表示する前記単価分類情報表示手段、
    として機能させることを特徴とする請求項4記載の工事積算プログラム。
  6. 前記コンピュータを、
    代価を算出した工事要素について、当該工事要素の代価算出に用いた単価データを特定する単価データ特定情報と、当該工事要素と当該工事要素が属する工事及び工種とを特定する工事要素特定情報とを、対応付けて記憶する履歴記憶手段、
    前記履歴記憶手段に記憶されている前記工事要素特定情報と前記単価データ特定情報とに基づいて、同一の工事における同一の工種の同一の工事要素に対して過去に代価算出に用いた単価データを表示する履歴表示手段、
    及び、
    前記履歴表示手段により表示された単価データのうちの選択された単価データと、入力された数量とに基づいて、前記同一の工事における同一の工種の同一の工事要素に対して代価を算出する前記代価算出手段、
    として機能させることを特徴とする請求項4又は5記載の工事積算プログラム。
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