JP2009173997A - プラズマ処理容器の陽極酸化処理方法 - Google Patents

プラズマ処理容器の陽極酸化処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 大型で、かつ開口部を有するプラズマ処理容器に対して、安全かつ確実に陽極酸化処理を行う。
【解決手段】 側壁101bの窓用開口164を外側から蓋部材241により封止した状態で陽極酸化処理を行う。蓋部材241の内側は、窓用開口164を介して処理容器101内部と連通しており、電解液Eが流入する電解液流入部243を形成している。蓋部材241の枠状壁241bは、Oリング配設用溝301を外側から囲むように、その外周側に当接されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばフラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス基板などの被処理体にプラズマ処理を行う際に用いるプラズマ処理容器に対して、陽極酸化処理(アルマイト処理)を行うプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法に関する。
液晶ディスプレイ(LCD)に代表されるFPDの製造過程においては、真空下でガラス基板等の被処理体に、エッチング、成膜等の各種処理が施される。プラズマを利用して前記処理を行うために、真空引き可能な処理容器を備えたプラズマ処理装置が使用される。プラズマ処理容器の材質としては、通常アルミニウムが用いられる。
プラズマ処理の際には、プラズマや腐食性ガスの作用によってプラズマ処理容器の主に内面が損傷を受ける可能性がある。このため、アルミニウム製のプラズマ処理容器の表面に陽極酸化処理を施して耐食性を向上させている。陽極酸化処理は、通常、処理を受ける部材を硫酸や蓚酸を含む電解液に浸漬することによって行われる。
ところで、近年、FPD用の基板に対する大型化の要求が強まっており、それに対応してプラズマ処理容器も大型化する傾向にある。そして、大型のプラズマ処理容器に陽極酸化処理を施すためには、さらに大型の電解液槽を用意する必要がある。最近では一辺が2mを超える巨大な基板を処理対象とするプラズマ処理容器も製造されており、従来の浸漬方式による陽極酸化処理は限界に達しつつある。
大型の処理対象に陽極酸化処理を行う技術として、例えば特許文献1では、陽極酸化処理すべき筒状体(内燃機関のシリンダブロックに挿入されるスリーブ)の内面に沿って棒状の電極を挿入し、筒状体を陽極とし、棒状の電極を陰極として筒状体の内部に電解液を流して陽極酸化処理を行う方法が提案されている。
特開2000−26999号(図2など)
上記特許文献1の技術では、陽極酸化処理の処理対象である筒状体の内部で電解液を循環させるため、筒状体の全体を電解液に浸漬する必要はない。このため、大型の電解液槽を用いずに、大型の筒状体の内面に陽極酸化処理を行うことが可能である。
しかし、特許文献1の処理対象は、シリンダブロックに装着された縦長の筒状体の内面であり、その形状から、内部に電解液を充満させて循環させることが比較的容易な構造である。一方、FPD用基板に対してプラズマ処理を行うプラズマ処理容器は、上部が開放された箱形をなしており、側壁や底壁には、基板の搬入出口、観察用の窓、排気や給電のための開口部が形成されている。電解液は硫酸などの有害成分を含むことから、プラズマ処理容器自体を電解液槽として陽極酸化処理を行うためには、電解液を外部へ漏出させることなく、プラズマ処理容器内部で電解液を循環させて陽極酸化処理を施す必要がある。そのためには、前記開口部を確実に封止しておかなければならない。
ところで、プラズマ処理は、通常プラズマ処理容器内部を真空状態にして行われる。このため、プラズマ処理容器の外壁面の前記開口部の周囲に、Oリングなどのシール部材が配備されて処理容器内の気密性が維持されている。プラズマ処理中、プラズマや腐食性ガスは、上記開口部を介して外壁面の当該シール部材の配設位置まで廻り込むことがある。従って、プラズマ処理容器に陽極酸化処理を施す場合には、該容器の内壁面にとどまらず、上記開口部の周囲では外側(外壁面)にまで酸化被膜を形成しておく必要がある。
先に述べたように、陽極酸化処理を安全に行うためには、開口部を確実に封止する必要があるが、開口部の周囲の外壁面にも酸化被膜を形成するためには、当該部位まで電解液に浸漬する必要がある。これらの二つの必要性を両立させることは困難であったため、プラズマ処理容器自体を電解液槽として陽極酸化処理を行うことは行われていなかった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、大型で、かつ開口部を有するプラズマ処理容器に対して、安全かつ確実に陽極酸化処理を行うことであり、その第2の目的は、プラズマ処理容器の貫通開口部の周囲の外壁面にもプラズマ処理容器の内壁面と同様に陽極酸化処理を行うことである。
本発明に係るプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法は、上部が開口した箱形をなすとともに壁面に貫通開口部を有するプラズマ処理容器の表面を陽極酸化処理するプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法であって、
前記プラズマ処理容器の前記貫通開口部に蓋部材を装着した状態で前記プラズマ処理容器内に電解液を充填し、
前記プラズマ処理容器の内部に陰極としての電極を配備するとともに、前記プラズマ処理容器を陽極として陽極酸化処理を行うことを特徴とする。
本発明に係るプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法において、前記貫通開口部の周囲の壁面には、前記プラズマ処理容器の内部を真空状態に維持するために配設される第1のシール部材の配設予定部位が設けられており、該配設予定部位を前記電解液に浸した状態で陽極酸化処理を行ってもよい。この場合、少なくとも一つの前記貫通開口部を囲むように、前記電解液の漏洩を防ぐ第2のシール部材を前記プラズマ処理容器の外壁面に当接させ、該第2のシール部材を介して前記蓋部材を前記プラズマ処理容器の外側に装着してもよい。さらに、前記第1のシール部材の配設予定部位は、前記貫通開口部の周囲の外壁面に設けられており、前記第1のシール部材の配設予定部位の周りを前記第2のシール部材で囲むように前記蓋部材を装着してもよい。
また、本発明に係るプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法において、少なくとも一つの前記貫通開口部を囲むように、前記電解液の漏洩を防ぐ第2のシール部材を前記プラズマ処理容器の内壁面に当接させ、該第2のシール部材を介して前記蓋部材を前記プラズマ処理容器の内部に装着してもよい。この場合、前記貫通開口部と前記第1のシール部材の配設予定部位との間に、前記第2のシール部材を当接させてもよい。
また、本発明に係るプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法は、少なくとも一つの前記貫通開口部において、前記蓋部材が外側から装着されることにより、前記プラズマ処理容器の外部に、内部と連通する電解液流入部が形成され、該電解液流入部に前記電解液を流入させることにより、前記プラズマ処理容器の前記貫通開口部の周囲の外壁面を前記電解液に浸した状態で陽極酸化処理を行うものであってもよい。この場合、前記蓋部材は、断面コの字形をなしているものであってもよい。
また、本発明に係るプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法において、前記プラズマ処理容器の上部の前記開口を囲むように前記プラズマ処理容器の上端部に補助壁を配設し、前記電解液の水位が該補助壁に達するまで前記電解液を充填して陽極酸化処理を行ってもよい。
この場合、前記プラズマ処理容器の上端部には、前記プラズマ処理容器の内部を真空状態に維持するために配設される第3のシール部材の配設予定部位が設けられており、前記補助壁は、前記第3のシール部材の配設予定部位を囲むように外側に配設されていてもよい。
また、本発明に係るプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法において、前記電極は複数の平板状の電極によって形成されており、該平板状の電極を前記プラズマ処理容器の側壁および底壁の内面に対してそれぞれ平行に配置してもよい。この場合、陰極として、前記プラズマ処理容器の貫通開口部から前記電解液流入部に挿入される補助電極を配備して陽極酸化処理を行ってもよい。さらに、前記補助電極は、前記プラズマ処理容器の外壁面に平行に形成された対向部を有していてもよい。
本発明のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法では、プラズマ処理容器の貫通開口部に蓋部材を装着した状態で、プラズマ処理容器内に電解液を充填して陽極酸化処理を行う構成とした。このため、電解液槽を使用する必要がなくなるほか、貫通開口部からの電解液の漏出を確実に防止しながら陽極酸化処理を実施できる。従って、大型のプラズマ処理容器に対しても、安全かつ容易に陽極酸化処理を行うことができる、という効果を奏する。また、電解液槽を用いる場合に比べて、使用する電解液の量や電解液槽に関する設備費用を大幅に節減できる、という効果を奏する。
また、本発明のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法では、前記貫通開口部の周囲の外壁面を電解液に浸した状態で陽極酸化処理を行うことができるので、プラズマ処理を行う場合に、各貫通開口部を介してプラズマや腐食性ガスが廻り込みやすい外壁部分についても、陽極酸化処理を施すことができる、という効果を奏する。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明の陽極酸化処理方法の処理対象となるプラズマ処理容器を備えたプラズマエッチング装置の概略構成について説明する。図1に示したように、プラズマエッチング装置200は、例えばFPD用のガラス基板(以下、単に「基板」と記す)Sに対してエッチングを行なう容量結合型の平行平板プラズマエッチング装置として構成されている。なお、FPDとしては、液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロルミネセンス(Electro Luminescence;EL)ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(PDP)等が例示される。
このプラズマエッチング装置200は、表面が陽極酸化処理(アルマイト処理)されたアルミニウムからなる角筒形状に成形された処理容器101を有している。処理容器101の本体(容器本体)は、底壁101a、4つの側壁101b(側壁101b,101bの2つのみ図示)により構成されている。また、処理容器101の本体の上部には、蓋体101cが接合されている。
処理容器101の側壁101bや蓋体101cの外壁には、例えばステンレス鋼(SUS)などの材質の薄板102が着脱可能に装着されている。薄板102は外部からの衝撃や損傷から処理容器101を保護する。この薄板102が損傷を受けた場合には、薄板102のみを交換すればよいため、処理容器101の寿命を長期化できる。
蓋体101cは、図示しない開閉機構により開閉可能に構成されている。蓋体101cを閉じた状態で蓋体101cと各側壁101bとの接合部分は、第3のシール部材としてのOリング103によってシールされ、処理容器101内の気密性が保たれている。
処理容器101内の底部には、枠形状の絶縁部材104が配置されている。絶縁部材104の上には、基板Sを載置可能な載置台であるサセプタ105が設けられている。下部電極でもあるサセプタ105は、基材107を備えている。基材107は、例えばアルミニウムやステンレス鋼(SUS)などの導電性材料で形成されている。基材107は、絶縁部材104の上に配置され、両部材の接合部分にはOリングなどのシール部材113が配備されて気密性が維持されている。絶縁部材104と処理容器101の底壁101aとの間も、Oリングなどのシール部材114により気密性が維持されている。基材107の側部外周は、絶縁部材117により囲まれている。これによって、サセプタ105の側面の絶縁性が確保され、プラズマ処理の際の異常放電が防止されている。
サセプタ105の上方には、このサセプタ105と平行に、かつ対向して上部電極として機能するシャワーヘッド131が設けられている。シャワーヘッド131は処理容器101の上部の蓋体101cに支持されている。シャワーヘッド131は中空状をなし、その内部には、ガス拡散空間133が設けられている。また、シャワーヘッド131の下面(サセプタ105との対向面)には、処理ガスを吐出する複数のガス吐出孔135が形成されている。このシャワーヘッド131は接地されており、サセプタ105とともに一対の平行平板電極を構成している。
シャワーヘッド131の上部中央付近には、ガス導入口137が設けられている。このガス導入口137には、処理ガス供給管139が接続されている。この処理ガス供給管139には、2つのバルブ141,141およびマスフローコントローラ143を介して、エッチングのための処理ガスを供給するガス供給源145が接続されている。処理ガスとしては、例えばハロゲン系ガスやOガスのほか、Arガス等の希ガスなどを用いることができる。
前記処理容器101内の4隅に近い位置には、底壁101aに貫通開口部としての排気用開口151が4箇所形成されている。各排気用開口151には、排気管153が接続されている。排気管153は、その端部にフランジ部153aを有しており、このフランジ部153aと底壁101aとの間にOリング(図示省略)を介在させた状態で固定されている。排気管153は、排気装置155に接続されている。排気装置155は、例えばターボ分子ポンプなどの真空ポンプを備えており、これにより処理容器101内を所定の減圧雰囲気まで真空引きすることが可能に構成されている。
また、処理容器101の側壁101bには、貫通開口部としての基板搬送用開口161が設けられている。この基板搬送用開口161は、ゲートバルブ162によって開閉され、基板Sを隣接する搬送室(図示省略)との間で搬送できるようになっている。ゲートバルブ162は、側壁101bとの間に第1のシール部材であるOリング163を介在させた状態で、螺子等の固定手段を用いて側壁101bに固定されている。
また、処理容器101の側壁101bには、貫通開口部としての窓用開口164が設けられている。窓用開口164には、窓枠165に嵌め込まれた透明な石英板166が装着されている。窓枠165は、側壁101bとの間に第1のシール部材であるOリング167を介在させた状態で、螺子等の固定手段を用いて側壁101bに固定されている。
サセプタ105の基材107には、給電線171が接続されている。この給電線171には、マッチングボックス(M.B.)173を介して高周波電源175が接続されている。これにより、高周波電源175から例えば13.56MHzの高周波電力が、下部電極としてのサセプタ105に供給される。なお、給電線171は、底壁101aに形成された貫通開口部としての給電用開口177を介して処理容器101内に導入されている。
次に、以上のように構成されるプラズマエッチング装置200における処理動作について説明する。まず、ゲートバルブ162が開放された状態で、被処理体である基板Sが、図示しない搬送装置のフォークによって基板搬送用開口161を介して処理容器101内へと搬入され、サセプタ105へ受渡される。その後、ゲートバルブ162が閉じられ、排気装置155によって、処理容器101内が所定の真空度まで真空引きされる。
次に、バルブ141を開放して、処理ガスをガス供給源145から処理ガス供給管139、ガス導入口137を介してシャワーヘッド131のガス拡散空間133へ導入する。この際、マスフローコントローラ143によって処理ガスの流量制御が行われる。ガス拡散空間133に導入された処理ガスは、さらに複数の吐出孔135を介してサセプタ105上に載置された基板Sに対して均一に吐出され、処理容器101内の圧力が所定の値に維持される。
この状態で高周波電源175から高周波電力がマッチングボックス173を介してサセプタ105に印加される。これにより、下部電極としてのサセプタ105と上部電極としてのシャワーヘッド131との間に高周波電界が生じ、処理ガスが解離してプラズマ化する。このプラズマにより、基板Sにエッチング処理が施される。
エッチング処理を施した後、高周波電源175からの高周波電力の印加を停止し、ガス導入を停止した後、処理容器101内を所定の圧力まで減圧する。次に、ゲートバルブ162を開放し、サセプタ105から図示しない搬送装置のフォークに基板Sを受け渡し、処理容器101の基板搬送用開口161から基板Sを搬出する。以上の操作により、基板Sに対するプラズマエッチング処理が終了する。
プラズマエッチング装置200内で行われるプラズマエッチング処理では、処理容器101内で生成されるプラズマや、ガス供給源145から供給されるハロゲン系の腐食性ガスから処理容器101の内面を保護する必要がある。このため、プラズマエッチング装置200を組み立てる前の処理容器101に対して陽極酸化処理が施され、処理容器101の内面に酸化被膜が形成されている。処理容器101は、大型のFPD用の基板Sを処理するための大型容器であり、その全体を電解液に浸漬して陽極酸化処理を行うためには、さらに大型の電解液槽を用いなければならないという問題があった。
上記問題は、処理容器101内に電解液を注入して、処理容器101自体を電解液槽として利用することによって解決できる。しかし、処理容器101は、上記のように複数の貫通開口部(排気用開口151、基板搬送用開口161、窓用開口164、給電用開口177)を有しているため、陽極酸化処理に使用する電解液が外部に漏れ出さないように、これらの貫通開口部を封止して陽極酸化処理を行う必要がある。このため、本実施の形態では、以下に説明する方法で陽極酸化処理を行う。
図2は、底壁101aと4方の側壁101b(側壁101bおよび101bの二つのみ図示)により構成された処理容器101内に、直接電解液Eを入れて陽極酸化処理を行っている状態を模式的に説明する図面である。前記のとおり、底壁101aの中央には給電用開口177が形成され、さらにその周囲に4つの排気用開口151(2つのみ図示)が形成されている。また、片方の側壁101bには、基板搬送用開口161が形成されている。側壁101bに対向して設けられた他方の側壁101bには、処理容器101内を観察するための窓用開口164が形成されている。そして、各貫通開口部には、それぞれ蓋部材が装着されて封止されている。すなわち、給電用開口177には、蓋部材211が装着されている。4つの排気用開口151には、それぞれ蓋部材221が装着されている。また、基板搬送用開口161には、蓋部材231が装着されている。さらに、窓用開口164には、蓋部材241が装着されている。また、側壁101bの上端には、補助壁251が設けられている。
処理容器101内には、4つの側壁101bの内壁面と略平行になるように、陰極プレート401が配備されている(3つのみ図示)。また、処理容器101の底壁101aの近傍には、その底壁101aの内壁面と平行になるように、陰極プレート403が配備されている。各陰極プレート401,403には、それぞれ給電線405が接続されている。給電線405の他端側は、電源407を介して陽極としての処理容器101の本体に接続されている。
また、処理容器101には、電解液Eを吸入する吸入部501と、電解液Eを噴出する噴出部503と、ポンプ505とを有する液循環機構507が配備されている。この液循環機構507のポンプ505を作動させることによって、電解液Eを循環させて処理容器101内で攪拌できるように構成されている。
陽極酸化処理は、陰極プレート401,403を配置した処理容器101内に電解液Eを入れ、液循環機構507で電解液Eを循環させながら直流電源407によって陰極プレート401,403と陽極としての処理容器101との間に所定の電流密度で電流を流すことにより行うことができる。なお、陽極酸化処理における電解液Eの種類、処理温度、電流密度などの条件は、適宜設定することが可能である。
次に、側壁101bに装着された蓋部材241を例に挙げて、蓋部材の構成と作用について詳細に説明する。図3は窓用開口164と蓋部材241の接合部分の拡大図を示したものである。側壁101bの窓用開口164は、処理容器101の外側から蓋部材241により封止されている。蓋部材241は、例えばアルミニウム、チタン等の材質で構成され、図示しない螺子等の固定手段で側壁101bに固定されている。
蓋部材241は、本体241aと、この本体241aに対して垂直に設けられた枠状壁241bとを備えた浅い箱形をしており、その断面はコの字形をなしている。蓋部材241の枠状壁241bの端部は、窓用開口164の形状に合わせて矩形をなしており、かつ窓用開口164よりも大きく形成されている。蓋部材241は、本体241aと枠状壁241bとによって窓用開口164の面積より大きな開口面積を持つ凹部を有している。この凹部は、窓用開口164を介して処理容器101の内部と連通しており、蓋部材241を側壁101bに装着した状態で電解液Eを流入させる電解液流入部243を形成している。
蓋部材241の枠状壁241bは、第2のシール部材としてのOリング203を介して側壁101bに当接されている。従って、蓋部材241と側壁101bとの当接部位は、電解液流入部243に電解液Eが充満した状態でも電解液Eの漏出が生じないようにシールされている。なお、第2のシール部材としては、Oリングに限らず、例えばシールテープ等を用いることも可能である(他の蓋部材211,221,231についても同様である)。
側壁101bの窓用開口164の周囲には、窓用開口164に窓枠165(図1参照)を装着する際に気密性を維持する目的でOリング167を配設するためのOリング配設用溝301が形成されている。蓋部材241の枠状壁241bは、このOリング配設用溝301を外側から囲むように、その外周側に当接されている。
図4は、側壁101bの窓用開口164と、Oリング配設用溝301と、蓋部材241の枠状壁241bがOリング203を介して側壁101bに当接する当接部位203aと、の位置関係を示している。図4中、網掛けで示す領域Rは、処理容器101の外壁面でありながら、窓用開口164を介して外壁面側に廻り込んだプラズマや腐食性ガスに曝される領域である。
図4に示したように、本実施の形態では、蓋部材241の枠状壁241bの当接部位203aを、第1のシール部材の配設予定位置であるOリング配設用溝301よりも外側に形成している。これにより、側壁101bの外壁において、Oリング配設用溝301の位置よりも外側まで電解液Eを到達させることが可能になる。従って、網掛けで示す領域Rは確実に電解液Eで浸すことができる。従って、網掛けで示す領域Rを含めてOリング配設用溝301の位置まで確実に陽極酸化処理を施すことができる。なお、図2から図4では、側壁101bにOリング配設用溝301が形成されている場合を例に挙げたが、窓枠165(図1参照)の側にOリング配設用の溝を形成しておくこともできる。その場合にも、枠状壁241bがOリング167の当接予定位置の外側に配置されるようにすればよい。
また、図2から図4では、側壁101bに装着した蓋部材241を例に挙げて説明したが、底壁101aの給電用開口177や排気用開口151、側壁101bの基板搬送用開口161をそれぞれ封止する蓋部材211,221,231の取付構造およびその作用についても上記と同様である。
すなわち、図2に示したように、給電用開口177を封止する蓋部材211は、第2のシール部材としてのOリング205を介して底壁101aに装着され、電解液Eの漏出を防いでいる。なお、給電用開口177の周囲では、第1のシール部材としてのシール部材114(Oリング)により、絶縁部材104と処理容器101の底壁101aの内壁面との間で気密性を確保できる構造になっており(図1参照)、給電用開口177の周囲の外壁面にはプラズマや腐食性ガスが廻り込むことがないため、第1のシール部材(Oリング)を配備するための溝は設けられていない。
また、排気用開口151を封止する蓋部材221は、第2のシール部材としてのOリング207を介して底壁101aに装着され、電解液Eの漏出を防いでいる。この場合、Oリング207は、排気管153のフランジ部153aと底壁101aとの間に介在させる第1のシール部材としてのOリング(図示省略)を配設する予定位置であるOリング配設用溝303よりも外側に配備されている。従って、Oリング配設用溝303の位置まで電解液Eを到達させて確実に陽極酸化処理を施すことができる。
また、基板搬送用開口161を封止する蓋部材231は、第2のシール部材としてのOリング209を介して側壁101bに装着され、電解液Eの漏出を防いでいる。この場合、Oリング209は、ゲートバルブ162と側壁101bとの間に介在させる第1のシール部材としてのOリング(図示省略)を配設する予定位置であるOリング配設用溝305よりも外側に配備されている。従って、Oリング配設用溝305の位置まで電解液Eを到達させて確実に陽極酸化処理を施すことができる。
次に、再び図2および図3を参照しながら、4つの側壁101bの上端に配設された補助壁251の構成と作用について説明する。補助壁251は、断面L字形の枠体として形成されている。補助壁251は、例えばアルミニウム、チタン等の材質により構成され、側壁101bの上端に図示しない螺子等の固定手段で固定されている。補助壁251は、Oリング253を介して側壁101bの上端に固定されている。従って、補助壁251と側壁101bとの当接部位は、電解液Eの漏出が生じないようにシールされている。
補助壁251は、処理容器101の側壁101bの上端を超えて電解液Eを貯留した場合に、電解液Eが流出しない程度の十分な高さHをもって形成されている。補助壁251を設けることにより、電解液Eの液面が側壁101bの上端を超える高さ位置まで、処理容器101内に電解液Eを注入することができる。液面が補助壁251に達する高さまで電解液Eを注入して陽極酸化処理を行うことにより、側壁101bの頂部にも酸化被膜を形成できる。
側壁101bの上端には、第3のシール部材としてのOリング103を配設するためのOリング配設用溝307が形成されている。Oリング103は、前記のとおり蓋体101cを閉じた状態で蓋体101cと各側壁101bとの接合部分の気密性を維持するものである(図1参照)。蓋体101cと側壁101bとの接合境界には僅かな隙間が形成されるため、その隙間にOリング103の配設位置までプラズマや腐食性ガスが進入して側壁101bの上端面が劣化する場合がある。本実施の形態においては、補助壁251は、このOリング配設用溝307を囲むようにその外周側に設けられている。つまり、補助壁251をOリング103の配設予定位置であるOリング配設用溝307よりも外側に配置している。かかる配置により、Oリング配設用溝307の位置まで確実に電解液Eで浸すことが可能になり、Oリング配設用溝307の位置まで確実に陽極酸化処理を施すことができる。このようにして、蓋体101cと側壁101bとの接合境界におけるプラズマエロージョン耐性および耐食性を向上させることができる。
なお、図2および図3では、側壁101bの上端にOリング配設用溝307が形成されている場合を例に挙げたが、蓋体101cの側にOリング配設用の溝を形成しておくこともできる。その場合にも、補助壁251をOリング103の当接予定位置の外側に配置するようにすればよい。
本実施の形態の陽極酸化処理方法では、処理容器101の貫通開口部(給電用開口177、排気用開口151、基板搬送用開口161、窓用開口164)を封止する蓋部材211,221,231,241を、貫通開口部の外側から装着した状態で、処理容器101内に電解液Eを充填して陽極酸化処理を行う構成とした。このため、電解液槽を使用する必要がなくなるほか、貫通開口部からの電解液の漏出を確実に防止しながら陽極酸化処理を実施できる。従って、大型の処理容器101に対しても、安全かつ容易に陽極酸化処理を行うことができる。また、電解液槽を用いる場合に比べて、使用する電解液の量や電解液槽に関する設備費用を大幅に節減できる。
また、本実施の形態の陽極酸化処理方法では、各貫通開口部の周囲の外壁面まで電解液Eで浸すことができるように蓋部材211,221,231,241を装着した。そのため、プラズマエッチング装置200でプラズマエッチング処理を行う場合に、各貫通開口部を介してプラズマや腐食性ガスが廻り込みやすい外壁部分についても、陽極酸化処理を施すことができる。また、蓋部材221,231,241の大きさを調節することにより、第1のシール部材の配設予定部位(Oリング配設用溝303,305,301)の位置まで、確実に陽極酸化処理を行うことができる。
また、本実施の形態の陽極酸化処理方法では、処理容器101の側壁101bの上端に補助壁251を配備し、該補助壁251の高さ位置まで電解液Eを注入して陽極酸化処理を行うようにした。これにより側壁101bの上端の高さ位置を超えて電解液Eを注入することが可能であり、側壁101bの上端面まで確実に陽極酸化処理を行うことができる。また、補助壁251は、側壁101bの上端面におけるOリング配設用溝307を囲むようにその外側に配備した。従って、プラズマや腐食性ガスに曝される可能性がある側壁101bの上端面におけるOリング配設用溝307の位置まで確実に陽極酸化処理を施すことができる。
なお、処理容器101の上部に接合される蓋体101cについても、以上で説明した方法と同様にして陽極酸化処理を施すことができる。
[第2の実施の形態]
次に、図5を参照しながら、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は、窓用開口164付近の陰極の配設例を示す図面である。本実施の形態では、陰極としての陰極プレート401,403に加えて、窓用開口164の内部に挿入される小型の補助電極409を配設した。陰極である補助電極409は、窓用開口164を貫通して電解液流入部243まで挿入されている。図5では、上下1対の補助電極409を図示したが、左右(図5の紙面の手前側および奥側)にも同様に補助電極409を配置できる。
補助電極409の形状は、例えば板状、棒状など適宜の形状とすることができるが、本実施の形態では、図5に示したように、長尺部分409aと、そこから略直角に折曲して側壁101bの外壁面に対して平行な壁面対向部分409bとを有する断面L字形の板状とした。
このように、側壁101bに装着された蓋部材241によって形成された電解液流入部243に、陰極としての補助電極409を挿入・配置したことで、窓用開口164の内周部分164aを含めて、窓用開口164の周囲に酸化皮膜を形成することができる。特に、外壁面に対して平行な壁面対向部分409bを有する補助電極409を用いることで、窓用開口164の周囲の外壁面に対しても確実に陽極酸化処理を施すことができる。
なお、図示および説明は省略するが、補助電極409は、窓用開口164だけでなく、処理容器101における他の貫通開口部(排気用開口151、基板搬送用開口161、給電用開口177)にも配設することが可能であり、その場合も上記と同様の効果が得られる。
本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
以上、本発明の実施形態を述べたが、本発明は上記実施形態に制約されることはなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明の陽極酸化処理方法は、FPD用基板を処理対象とする処理容器に限らず、例えば半導体ウエハを処理対象とする処理容器にも適用できる。また、プラズマエッチング装置の処理容器に限らず、例えばプラズマアッシング処理、プラズマCVD処理等の他のプラズマ処理を行う処理容器にも適用することができる。
また、上記実施の形態では、処理容器101の貫通開口部を封止する蓋部材211,221,231,241をすべての貫通開口部において外側から装着する構成とした。しかし、蓋部材を貫通開口部の内側から装着してもよい場合もある。例えば、図6に示したように、給電用開口177を封止するための蓋部材として、蓋部材211aを処理容器101の内側に装着することも可能である。なお、この場合の蓋部材211aは、図示の如く平板状であってもよい。給電用開口177の周囲では、第1のシール部材としてのシール部材114(Oリング)により絶縁部材104と処理容器101の底壁101aの内壁面との間で気密性を確保できる構造になっている(図1参照)。このため、シール部材114を配備するためのOリング配設用溝309の内側(つまり、給電用開口177とOリング配設用溝309との間)に、第2のシール部材としてのOリング210を介して蓋部材211aを配備することにより、Oリング配設用溝309に確実に陽極酸化処理を施すことができる。
プラズマエッチング装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る陽極酸化処理方法について説明する図面である。 側壁における蓋部材および補助壁の装着例を示す要部断面図である。 窓用開口の周囲を拡大して示す図面である。 本発明の第2の実施の形態に係る陽極酸化処理方法における補助電極の配置例を説明する図面である。 第1の実施の形態に係る陽極酸化処理方法の変形例の説明に供する図面である。
符号の説明
101…処理容器、101a…底壁、101b(101b,101b)…側壁、101c…蓋体、105…サセプタ、151…排気用開口、161…基板搬送用開口、164…窓用開口、177…給電用開口、203,205,207,209,210…Oリング、211,211a,221,231,241…蓋部材、251…補助壁、301,303,305,307,309…Oリング配設用溝、401,403…陰極プレート、501…吸入部、503…噴出部、505…ポンプ、507…液循環機構

Claims (13)

  1. 上部が開口した箱形をなすとともに壁面に貫通開口部を有するプラズマ処理容器の表面を陽極酸化処理するプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法であって、
    前記プラズマ処理容器の前記貫通開口部に蓋部材を装着した状態で前記プラズマ処理容器内に電解液を充填し、
    前記プラズマ処理容器の内部に陰極としての電極を配備するとともに、前記プラズマ処理容器を陽極として陽極酸化処理を行うことを特徴とするプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
  2. 前記貫通開口部の周囲の壁面には、前記プラズマ処理容器の内部を真空状態に維持するために配設される第1のシール部材の配設予定部位が設けられており、該配設予定部位を前記電解液に浸した状態で陽極酸化処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
  3. 少なくとも一つの前記貫通開口部を囲むように、前記電解液の漏洩を防ぐ第2のシール部材を前記プラズマ処理容器の外壁面に当接させ、該第2のシール部材を介して前記蓋部材を前記プラズマ処理容器の外側に装着していることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
  4. 前記第1のシール部材の配設予定部位は、前記貫通開口部の周囲の外壁面に設けられており、前記第1のシール部材の配設予定部位の周りを前記第2のシール部材で囲むように前記蓋部材を装着していることを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
  5. 少なくとも一つの前記貫通開口部を囲むように、前記電解液の漏洩を防ぐ第2のシール部材を前記プラズマ処理容器の内壁面に当接させ、該第2のシール部材を介して前記蓋部材を前記プラズマ処理容器の内部に装着していることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
  6. 前記貫通開口部と前記第1のシール部材の配設予定部位との間に、前記第2のシール部材を当接させることを特徴とする請求項5に記載のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
  7. 少なくとも一つの前記貫通開口部において、前記蓋部材が外側から装着されることにより、該蓋部材によって前記プラズマ処理容器の外部に、内部と連通する電解液流入部が形成され、該電解液流入部に前記電解液を流入させることにより、前記プラズマ処理容器の前記貫通開口部の周囲の外壁面を前記電解液に浸した状態で陽極酸化処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
  8. 前記蓋部材は、断面コの字形をなしていることを特徴とする請求項7に記載のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
  9. 前記プラズマ処理容器の上部の前記開口を囲むように前記プラズマ処理容器の上端部に補助壁を配設し、前記電解液の水位が該補助壁に達するまで前記電解液を充填して陽極酸化処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
  10. 前記プラズマ処理容器の上端部には、前記プラズマ処理容器の内部を真空状態に維持するために配設される第3のシール部材の配設予定部位が設けられており、前記補助壁は、前記第3のシール部材の配設予定部位を囲むように外側に配設されていることを特徴とする請求項9に記載のプラズマ処理装置の陽極酸化処理方法。
  11. 前記電極は複数の平板状の電極によって形成されており、該平板状の電極を前記プラズマ処理容器の側壁および底壁の内面に対してそれぞれ平行に配置したことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
  12. さらに、陰極として、前記プラズマ処理容器の貫通開口部から前記電解液流入部に挿入される補助電極を配備して陽極酸化処理を行うことを特徴とする請求項11に記載のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
  13. 前記補助電極は、前記プラズマ処理容器の外壁面に平行に形成された対向部を有していることを特徴とする請求項12に記載のプラズマ処理容器の陽極酸化処理方法。
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