JP2009173652A - 紅茶エキスを有効成分とする中性脂肪吸収阻害用組成物 - Google Patents

紅茶エキスを有効成分とする中性脂肪吸収阻害用組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】紅茶エキスの新規な中性脂肪吸収阻害作用と共に、摂取のための飲用に際して嗜好性に優れた中性脂肪吸収阻害用組成物を提供すること。
【解決手段】紅茶由来のポリフェノールを総ポリフェノール量として70mg/100mL以上100mg/100mL未満を含有し、テアフラビン量が0.1〜3.5mg/100mL、カフェイン量が5〜20mg/100mLに調整された紅茶エキスを有効成分とする中性脂肪吸収阻害用組成物からなる。本発明の紅茶ポリフエノールを高含有する紅茶エキスは、優れた中性脂肪吸収阻害作用を有すると共に、ポリフェノールを高含有する場合に生じる苦味の増大を抑制して、従来の市販紅茶本来の風味によって摂取できる、嗜好性に優れた中性脂肪吸収阻害用組成物を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、紅茶エキスを有効成分とする中性脂肪吸収阻害用組成物、特に、紅茶由来のポリフェノールを高含有量に含有し、優れた中性脂肪吸収阻害作用を有すると共に、摂取のための飲用に際して嗜好性に優れた中性脂肪吸収阻害用組成物に関する。
肥満は高血圧、高脂血症、高血糖などを併発するメタボリックシンドロームの原因のひとつであり、メタボリックシンドロームは動脈硬化症のリスクを高めることが知られている。日本ではメタボリックシンドロームの罹患者及び予備軍とされる人の増加が以前から認知されており、平成10年度に開始された「健康日本21(21世紀における国民健康づくり運動)」においてその対策の重要性が指摘されている。しかし健康日本21で推進された「運動や適切な食習慣の推奨」にも関わらず、中高年男性を中心にBMI(体格指数)の増加が続いており、脂肪からのエネルギー摂取の割合も40〜50%という高値になっている(厚生労働省 平成16年国民健康・栄養調査結果の概要)。
上述のように肥満の予防には適切なエネルギー摂取や運動が重要であるが、医学的に減量治療が必要な「肥満症」の場合には薬物療法が用いられることがある。現在使用されている肥満症の治療薬としては、マジンドールやシブトラミンといった食欲抑制剤や、アカルボースなどの糖質分解酵素阻害剤が知られている。また、脂肪の腸管での吸収を抑える膵リパーゼ阻害剤としてオルリスタットが知られているが、いずれの薬剤にも副作用が報告されており、必ずしも安全とは言えない(肥満・肥満症の指導マニュアル、医歯薬出版、2003年)。肥満を予防するためにはカロリー摂取を制限することが有効な手段であるが、日常生活で実行することは困難な場合が多い。したがって、食事に含まれる栄養成分の体内への吸収を適度に抑制することは、肥満やメタボリックシンドロームの予防に有用な方法であると考えられる。
以上の観点から近年は、糖質や脂質の吸収を抑制することで肥満の予防に有効と期待される、食品に含まれる機能性成分が注目を集めるようになってきた。食後の血中脂質濃度の上昇を抑制する物質として、植物由来の成分が多く報告されており、カワラケツメイから抽出、精製することよりなる当該タンニン類(特開平8−259557号公報)、レモングラス、オールスパイス、シナモン又はクローブの植物またはその抽出物(特開2001−120237号公報)、キチン−キトサン(Int. J. Obes. Relat Metab Disord. 1999; 23: 174-179)、ピーマン、かぼちゃ、しめじ、まいたけ、ひじき、緑茶、紅茶、ウーロン茶の水抽出物(特開平3−219872号公報)、などが知られている。
茶は、緑茶、烏龍茶、紅茶などの形態で、世界中で広く飲まれている。緑茶には脂質酸化を亢進するカテキンが含まれ、その飲用により肥満の予防的効果が期待できることが知られている(Int J Obes Relat MetabDisord. 2002; 26: 1459-64;特開2002−326932号公報)。また緑茶中の主要な成分エピガロカテキンガレートおよびエピカテキンガレートを配合した脂質吸収抑制食品も知られている(特開平3−228664号公報)。ウーロン茶には製造過程で生成するカテキン類の二量体が含まれており、この化合物は膵リパーゼ阻害活性を持ち、肥満予防に有用であることが報告されている(特開2005−336117号公報)。またウーロン茶に特有の重合ポリフェノールを強化した飲料が食後の血清トリグリセリドの抑制に有効なことも示されている(Jpn. Pharmacol. Ther. (薬理と治療) 2004; 32(6): 335-342)。
一方、紅茶の摂取においては、血中LDLコレステロールの低下作用やHDLコレステロールの増加作用、及び高血糖の改善作用が期待できることが動物実験により示されている(J. Nutr., 129, 1094-1101 (1999)、J. Nutr. Sci. Vitaminol (Tokyo), 44, 337-342 (1998)、J. Ethnopharmcol., 45, 223-226 (1995))。さらにカフェインを含んだ紅茶葉の摂取により、体重増加抑制作用が期待できることも動物実験により示されている(J. Agric. Food Chem., 53, 480-489 (2005))。また、紅茶にもウーロン茶と同様にカテキン類の2量体であるテアフラビン類が含まれていることが知られているが、これらが細胞内への糖輸送を抑制することにより肥満や糖尿病の改善に有用であることも知られている(特開2006−1929号公報)。
紅茶には、その製造における発酵工程で産生される、緑茶には含まれない分子量700から40000のヘテロな重合ポリフェノール類(テアルビジン類)が含まれている。ウーロン茶は半発酵茶であり、発酵工程で産生するテアフラビン類がわずかしか含まれていないことから(茶の機能、学会出版センター、P29-31、2002年)、紅茶に含まれる複雑な構造のテアルビジン類は紅茶に特徴的な成分であることが推察される。
テアルビジン類には染色体異常抑制作用(Toxicol In Vitro. 2006 Aug;20(5):608-13.)やミトコンドリア活性化作用(Biosci. Biotechnol. Biochem., Vol. 71, 711-719 (2007).)などの作用が知られているが、膵リパーゼ阻害活性や肥満に対する予防作用に関しては開示されていない。
特開平3−219872号公報。 特開平8−259557号公報。 特開2001−120237号公報。 特開2002−326932号公報。 特開平3−228664号公報。 特開2005−336117号公報。 特開2006−1929号公報。 肥満・肥満症の指導マニュアル、医歯薬出版、2003年。 Int. J. Obes. RelatMetab Disord. 1999; 23: 174-179。 Int. J. Obes. RelatMetab Disord. 2002; 26: 1459-64。 Jpn. Pharmacol. Ther. (薬理と治療) 2004; 32(6): 335-342。 J. Nutr., 129, 1094-1101 (1999)。 J. Nutr. Sci. Vitaminol (Tokyo), 44, 337-342 (1998)。 J. Ethnopharmcol., 45, 223-226 (1995)。 J. Agric. Food Chem., 53, 480-489 (2005)。 茶の機能、学会出版センター、P29-31、2002年。 Toxicol In Vitro. 2006 Aug;20(5):608-13。 Biosci. Biotechnol. Biochem., Vol. 71, 711-719 (2007)。
本発明の課題は、紅茶エキスの新規な優れた中性脂肪吸収阻害作用と共に、摂取のための飲用に際して嗜好性に優れた中性脂肪吸収阻害用組成物を提供することにある。
本発明者は、紅茶エキスの生理活性について鋭意検討する中で、紅茶ポリフェノールを高含有する紅茶エキスが、優れた中性脂肪吸収阻害作用を有することを見い出した。そして、該紅茶エキスのテアフラビン量、カフェイン量を特定の範囲に調整することで、ポリフェノールを高含有する場合に生じる苦味の増大を抑制して、従来の市販紅茶本来の風味によって摂取できる、嗜好性に優れた中性脂肪吸収阻害用組成物を提供することが可能であることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、紅茶由来のポリフェノールを総ポリフェノール量として70mg/100mL以上100mg/100mL未満含有し、テアフラビン量が0.1〜3.5mg/100mL、カフェイン量が5〜20mg/100mLに調製された紅茶抽出エキスを有効成分とする中性脂肪吸収阻害用組成物からなる。本発明の中性脂肪吸収阻害によって、体重増加を抑制することができる。本発明において、テアフラビン量、カフェイン量を調製するには、紅茶抽出液に対して、別途、調製した紅茶エキスを添加することによって、行うことができる。紅茶エキスの総ポリフェノール含有量は、20〜30重量%が好ましく、22〜28重量%がより好ましい。かかる場合に、添加する紅茶抽出エキスのカフェイン含有量は、0.01〜1重量%であることが好ましい。より好ましくは、0.05〜0.5重量%のカフェイン含有量である。また、紅茶エキスの添加量は、総ポリフェノール換算で紅茶抽出液の10%以上100%未満であることが好ましい。紅茶エキスのテアフラビン含有量は、0.05〜1.3重量%が好ましく、0.1〜1.0重量%がより好ましく、0.25〜0.75重量%が最も好ましい。
すなわち具体的には本発明は、(1)紅茶エキスを有効成分とし、中性脂肪吸収阻害用組成物中の紅茶由来のポリフェノールを総ポリフェノール量として70mg/100mL以上100mg/100mL未満含有し、テアフラビン量が0.1〜3.5mg/100mL、カフェイン量が5〜20mg/100mLに調整された中性脂肪吸収阻害用組成物や、(2)中性脂肪吸収阻害が、体重増加を抑制するものであることを特徴とする上記(1)記載の中性脂肪吸収阻害用組成物や、(3)中性脂肪吸収阻害用組成物中の総ポリフェノール量が70mg/100mL以上100mg/100mL未満を含有し、テアフラビン量を0.1〜3.5mg/100mLに、カフェイン量を5〜20mg/100mLとなるように、中性脂肪吸収阻害用組成物中の総ポリフェノール量、テアフラビン量、及びカフェイン量を調整することを特徴とする上記(1)又は(2)記載の中性脂肪吸収阻害用組成物の製造方法からなる。
また本発明は、(4)テアフラビン量及びカフェイン量の調整が、紅茶抽出液に対して、別途、調製した紅茶エキスを添加することによって行われることを特徴とする上記(3)記載の中性脂肪吸収阻害用組成物の製造方法や、(5)添加する紅茶エキスのカフェイン含有量が、0.01〜1重量%、テアフラビン含有量が0.05〜1.3重量%であることを特徴とする上記(4)記載の中性脂肪吸収阻害用組成物の製造方法や、(6)紅茶エキスの添加量が、総ポリフェノール換算で紅茶抽出液の10%以上100%未満であることを特徴とする上記(4)又は(5)記載の中性脂肪吸収阻害用組成物の製造方法からなる。
本発明において提供する中性脂肪吸収阻害用組成物は、高含有されるポリフェノールにより優れた中性脂肪吸収阻害作用を有すると共に、紅茶本来の風味によって摂取できる特性を有し、本発明は嗜好性に優れた中性脂肪吸収阻害用組成物を提供する。本発明の中性脂肪吸収阻害用組成物により、体重増加抑制剤としての機能を発揮することができる。
本発明は、紅茶由来のポリフェノールを総ポリフェノール量として70mg/100mL以上100mg/100mL未満含有し、テアフラビン量が0.1〜3.5mg/100mL、カフェイン量が5〜20mg/100mLに調製された、紅茶エキスを有効成分とする中性脂肪吸収阻害用組成物からなる。本発明の実施の形態について、以下に、詳細に説明する。
本発明の中性脂肪吸収阻害用組成物は、総ポリフェノール量が70mg/100mL以上100mg/100mL未満、好ましくは80mg/100mL以上100mg/100mL未満の紅茶抽出液である。下限を下回ると、紅茶ポリフェノール由来の生理効果が相対的に小さくなる。また上限を超えると本発明の方法を持ってしても満足出来る香味や外観は実現できない。一般的な市販紅茶飲料の総ポリフェノール量は30〜50mg/100mL程度である。なお、ここでいう総ポリフェノール量は、日本食品分析センター編、「五訂 日本食品標準成分分析マニュアルの解説」、中央法規、2001年7月、p.252に記載の公定法(酒石酸鉄試薬法)に従って求めた値を指す。
<テアフラビン量>
本発明の紅茶抽出液のテアフラビン量は0.1〜3.5mg/100mLであり、好ましくは0.3〜3.0mg/100mLであり、より好ましくは0.5〜2.5mg/100mLである。テアフラビンは、カテキンが酸化重合した2量体であり、具体的にはテアフラビン、テアフラビン3−O−ガレート、テアフラビン3’−O−ガレート、テアフラビン3’,3’−O−ジガレート及びイソテアフラビンのことをいう。これらは、紅茶抽出液の水色の主な由来となる物質群であり、紅茶抽出液の外観の指標となりうる物質群である。テアフラビン量が0.1mg/100mLを下回ると紅茶本来の水色が期待できなくなる。
なお、本発明でいうテアフラビン量は、テアフラビン、テアフラビン3−O−ガレート、テアフラビン3’−O−ガレート及びテアフラビン3’,3’−O−ジガレート量の総和を表し、例えば、以下の方法を用いて測定することができる。当該テアフラビン量に調整するためには複数の紅茶茶葉を使用して抽出するか、複数の抽出液を混合する、別途エキスを使用するなどの方法が考えられる。
(テアフラビンの測定法)
試料溶液を0.45μm親水性PTFEフィルター(アドバンテック(株)製,DISMIC−13HP)で濾過した後、以下の条件にてHPLCを用いて定量する。
(HPLC分析条件):
装置:アライアンスHPLC/PDAシステム(日本ウォーターズ株式会社製)
カラム:CAPCELL PAK UG120(4.6mmI.D.×100mm、
SHISEIDO)。
移動相A液:0.05%リン酸水。
移動相B液:アセトニトリル:酢酸エチル=985:15。
グラジエント:注入13.3分後から26.6分にかけてA液81%から77%に達する
リニアグラジエント。
流速:1.5mL/min。
検出:UV280nm。
カラム温度:25℃。
サンプル量:20μL。
好適な測定濃度範囲:0.25mg/100mL−10mg/100mL。
<カフェイン量>
本発明の紅茶抽出液のカフェイン量は5〜20mg/100mLである。20mg/100mLを超えると、苦渋味が強くなり飲用には好ましくない。また寒冷混濁の発生にも影響する。一方、5mg/100mLを下回ると、紅茶本来の風味が損なわれるため好ましくない。なお、紅茶抽出液のカフェイン量は総ポリフェノール量と相関しており、本発明の総ポリフェノール量の範囲では通常茶葉を用いて通常の抽出をするだけでは20mg/100mL超になることが知られている。カフェインは、公知の方法を適宜使用して算出すればよい。一例として以下の方法を例示する。
(カフェインの測定法)
試料溶液を0.45μm親水性PTFEフィルター(アドバンテック(株)製,DISMIC−13HP)で濾過した後、以下の条件にてHPLCを用いて、カフェインを定量した。
(HPLC分析条件):
装置:アライアンスHPLC/PDAシステム(日本ウォーターズ株式会社製)。
カラム:Mightysil RP−18 GP、4.6mmI.D.×150mm
(関東化学(株)製)。
移動相A液:アセトニトリル:0.05%リン酸水=10:400の溶液。
移動相B液:メタノール:アセトニトリル:0.05%リン酸水=200.10:400
の溶液。
グラジエント:注入3分後から25分後にA液100%からB液100%に達する
リニアグラジエント。
流速:1mL/min。
検出:UV275nm(カフェイン)。
カラム温度:40℃。
サンプル量:10μL。
<紅茶抽出液の製造法>
本発明の紅茶抽出液は、例えば次のように製造することができる:まず、茶葉の選定および抽出条件の調整によって本発明の紅茶飲料が製造できる。紅茶葉は産地別に、ダージリン、ディンブラ、アッサム、ウバ、ケニア、ヌアラエリアを始め、多数の種類が知られており、その成分は原料の茶樹の種類の違いやその発酵方法の違いによって異なっている。さらには毎年の収穫ごとでも厳密には成分が異なってくる。これらの茶葉の成分分析をおこなって、1種あるいは2種以上の茶葉を原料として使用できる。
複数の紅茶茶葉を使用する場合にはブレンドして通常の方法で熱水抽出してもよいし、または別々の紅茶葉を抽出した複数の紅茶抽出液を適宜混合、調整した抽出液を使用してもよい。特にカフェイン量については、茶葉の選択だけで調整することが困難な場合も考えられる。その場合には公知の方法により脱カフェイン処理する方法が挙げられる。脱カフェイン処理は、抽出前の茶葉に対しておこなってもよく、茶葉、抽出液の一部に対しておこなってカフェイン量の調整をおこなってもよい。
更には、予め調製した紅茶抽出液を殺菌した紅茶エキスを製造しておき、その成分分析値をもとに別に準備した紅茶抽出液に適当量配合して本発明の紅茶抽出液を製造する方法が開示できる。この際、紅茶エキスは必要に応じて脱カフェイン処理をおこなってもよい。その際、紅茶エキスのカフェイン含有量は0.01〜1重量%であることが望ましい。より好ましくは0.05〜0.5重量%のカフェイン含有量である。脱カフェインのための具体的手法は、活性炭処理や超臨界ガス抽出処理、合成吸着樹脂処理が候補としてあげられる。紅茶エキスのテアフラビン量は、0.05〜1.3重量%が好ましい。紅茶エキスの総ポリフェノールの含有量は、20〜30重量%が好ましく、22〜28重量%がよ
り好ましい。またこの紅茶エキスは濃縮あるいは乾燥しても良い。このような紅茶エキスを使用する方法が成分量の調整が容易である点で、本発明の抽出液を製造するには最も適している。なお、本発明でいう「紅茶抽出液に対して別途調製した紅茶エキスを添加する」とは、具体的な実施形式として「紅茶抽出液に紅茶エキスを添加する」ことにとどまらず、結果的に紅茶飲料中に紅茶抽出液由来の成分と紅茶エキス由来の成分が混在していれば、いずれの実施形式も取りうる。
本発明の紅茶エキスを有効成分とする中性脂肪吸収阻害用組成物は、適宜の剤型に製剤化して、経口的に投与することができる。例えば、液剤、錠剤、散剤、顆粒、糖衣錠、カプセル、懸濁液、乳剤、丸剤等、適宜な製剤形態において、投与することができる。しかしながら、本発明の紅茶エキスは、優れた中性脂肪吸収阻害作用を有すると共に、紅茶本来の風味を有していることから、該嗜好性を有利に利用するためには、ドリンク剤のような形態で摂取することが好ましい。本発明の中性脂肪吸収阻害用組成物を製剤化するに当たっては、通常、製剤化に用いられている補助剤を用いることができる。該補助剤としては、賦形剤、増量剤、結合剤、湿潤剤、崩壊剤、界面活性剤、潤滑剤、分散剤、緩衝材、保存剤、安定化剤等、適宜の補助剤を挙げることができる。また、本発明の紅茶抽出エキスを有効成分とする中性脂肪吸収阻害用組成物は、適宜、飲料或いは食品に添加して、摂取することができる。本発明の中性脂肪吸収阻害用組成物は、飲食品等に添加して用いる場合には、適宜、濃縮、乾燥等の処理を施すことができる。本発明の中性脂肪吸収阻害用組成物を添加して摂取するのに適した食品の例としては、RTD、紅茶、ヨーグルト等を挙げることができる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
[紅茶エキス調製例]
<紅茶エキス比較品の調製>
市販されている紅茶葉(スリランカ産)90gを95℃の超純水810mLに投入後、80〜95℃の温度で時々攪拌しながら45分間抽出した。この抽出液を濾紙(アドバンテック(株)製、No.2、110mm)で濾過し、1回目の抽出濾過液を得た。上記抽出工程で残った茶葉を回収し、再度95℃の超純水720mLに投入後、80〜95℃の温度で時々攪拌しながら45分間抽出した。この抽出液を濾紙(アドバンテック(株)製、No.2、110mm)で濾過し、2回目の抽出濾過液を得た。上記1回目及び2回目の抽出濾過液を混合し、紅茶抽出液1,250gを得た。この抽出液50gを濃縮後凍結乾燥して、紅茶エキス比較品1g(カテキン=4.38重量%、カフェイン=6.70重量%、ポリフェノール=27.9重量%、テアフラビン=0.72重量%)を得た。
<紅茶エキス(1)の調製>
上記方法と同様な方法で得られた紅茶抽出液400gに活性炭(二村化学工業(株)製)5gを添加し、75℃で1時間攪拌後、セライトをプレコートしたろ過板(NA500.110mm)により濾過した。この濾液を濃縮後凍結乾燥して、本発明に用いるに適した紅茶エキス(1)6g(総ポリフェノール量=23.5重量%、カフェイン量=0.63重量%、テアフラビン量=0.31重量%)を得た。
<紅茶エキス(2)の調製>
活性炭を添加して45℃で、1時間30分攪拌すること以外は、紅茶エキス(1)の調製と全く同様に処理して、紅茶エキス(2)6g(総ポリフェノール量=24.3重量%、カフェイン量=0.1重量%、テアフラビン量=0.5重量%)を得た。
[実施例1−7]
紅茶葉100gを、90℃の熱水3000gで6分間攪拌しながら抽出した。得られた抽出液と上記調製例で調製した紅茶エキス(1)(本発明に用いるに適する紅茶エキス)とを用いて表1のポリフェノール量になるようにそれぞれ配合量を決定した。紅茶原料(紅茶葉、紅茶エキス)のほか、ビタミンCを0.05%配合し、重曹を用いてpH6.0になるように調製して紅茶飲料調合液を得た。得られた調合液を、UHT殺菌処理してPETボトルに充填し、本発明の紅茶飲料を製造した。その時のカフェイン量、テアフラビン量を表2に示す。
[比較例1−6]
紅茶エキスを使用しない、すなわち紅茶抽出液だけを使用して飲料総ポリフェノール量が実施例1、4、5、6、7と同じになるようにした以外は全く同様にして比較例1−5の紅茶飲料を製造した。また、実施例5の紅茶エキスを上記調製例に示す紅茶エキス比較品に替えて比較例6の飲料を製造した。その時のカフェイン量、テアフラビン量を表2に示す。
[評価例]
実施例1−7、比較例1−6の紅茶飲料を熟練したパネリストにより官能評価を行なった。その結果を表2に示す。香味評価の「後ギレのよさ」については、良い(5点)から悪い(1点)の5段階で評価した。また、紅茶の香りやテクスチャーなども含めた総合評価として「飲みやすさ」を5段階で点数評価した。外観評価は飲料を0℃で2週間保存した後、目視にて混濁の程度を3段階で評価した。
[実施例8−14]
紅茶葉100gを、90℃の熱水3000gで6分間攪拌しながら抽出した。得られた抽出液と上記調製例で調製した紅茶エキス(2)(本発明に用いるに適する紅茶エキス)とを用いて表1のポリフェノール量になるようにそれぞれ配合量を決定した。紅茶原料(紅茶葉、紅茶エキス)のほか、ビタミンCを0.05%配合し、重曹を用いてpH6.0になるように調製して紅茶飲料調合液を得た。得られた調合液を、UHT殺菌処理してPETボトルに充填し、本発明の紅茶飲料を製造した。その時のカフェイン量、テアフラビン量を表3に示す。
[評価例]
実施例8−14の紅茶飲料を熟練したパネリストにより官能評価を行なった。その結果を表3に示す。香味評価の「後ギレのよさ」については、良い(5点)から、悪い(1点)の5段階で評価した。また、紅茶の香りやテクスチャーなども含めた総合評価として「飲みやすさ」を5段階で点数評価した。外観評価は飲料を0℃で2週間保存した後、目視にて混濁の程度を3段階で評価した。

[実施例15]
[紅茶エキスの膵リパーゼ活性阻害作用]
膵リパーゼ活性の測定はすでに報告された方法(J. Agric. Food Chem.,53, 4593-4598, (2005))に従い、測定試薬には4−methylumbelliferyloleate(シグマアルドリッチ)を使用して行なった。酵素源としてはブタ膵リパーゼ(シグマアルドリッチ)を、1検体当り10U使用した。調製例によって調製された紅茶エキス(1)、(2)は10%エタノールに溶解し、試験に供した。活性は10%エタノールのみを添加した場合に得られる酵素活性を100%として表示した。測定の結果、紅茶エキスは膵リパーゼ活性を阻害し、終濃度30μg/mlで添加したときに約50%までリパーゼ活性が低下した(図1:紅茶エキスの膵リパーゼ阻害活性;平均値±標準誤差)。以上の結果から、紅茶エキスが膵リパーゼ活性の阻害作用を持つことが確認された。
[実施例16]
[紅茶エキスの脂質エマルジョン単回投与試験における脂質吸収抑制作用]
ラットにおける脂質エマルジョン吸収の測定試験は、すでに報告された方法(Int. J. Obes. Relat. Metab. Disord. 25, 1459-1464 (2001))にしたがって以下の通りに実施した。脂質エマルジョンはコーン油(6ml)、コール酸(80mg)、オレイン酸コレステリル(2g)、蒸留水(2ml)を混合し、超音波処理により調製し、12時間絶食後の8〜9週齢の雄性Wistarラット(日本チャールズリバー)に10ml/kg体重になるように胃ゾンデを用いて経口投与した。調製例によって調製された紅茶エキス(1)、(2)投与群では投与量が500又は1000mg/kg体重になるように、脂質エマルジョン調製時に紅茶エキスを混合した。脂質エマルジョン投与前、及び投与後1、2、3、4、5、7、9時間後のそれぞれに尾静脈より採血し、定法に従い血漿を調製し、血漿中の中性脂肪濃度をトリグリセライドGテストワコー(和光純薬)により測定した。
その結果、対照群では投与後2から4時間の間で血漿中中性脂肪濃度の増加が見られたのに対し、紅茶エキス投与群では血漿中中性脂肪濃度の増加が用量依存的に抑制され、1000mg/kg体重投与群では有意差を確認した(図2、図3:紅茶エキスの脂質吸収阻害作用;紅茶エキスは500又は1000mg/kg体重で脂質エマルジョンと同時投与。*:P<0.05(対照群と比較);投与前後の血中中性脂肪濃度を平均値±標準誤差で表示した。)。以上の結果から、紅茶エキスは脂質の吸収を抑制する作用を持つことが確認された。
[実施例17]
[高脂肪食混餌並びに標準食混餌試験における紅茶エキスの抗肥満作用]
5週齢の雌性C57BL/6Nマウス(日本チャールズリバー)をAIN93G飼料(オリエンタル酵母)により10日間自由飲水、自由摂餌下で飼育後、試験食の給餌を開始した。試験食は、標準食(AIN93G)または脂質由来のエネルギー比が60%の高脂肪食(Metabolism, 45, 1539-1546 (1996))を用い、紅茶エキス投与群には、それぞれに調製例によって調製された紅茶エキス(1)を1%又は5%(w/w)混合したものを給餌した。高脂肪食対照群はn=12、その他の群は全てn=10で8週間の飼育試験を行った。飼育期間中は毎日給餌及び摂餌量の測定を行い、体重測定を1週間に1回行った。飼育最終日に非絶食条件化でエーテル麻酔の後、眼窩静脈叢より採血を行い、定法に従って血漿を調製し、血漿中の中性脂肪濃度をトリグリセライドGテストワコー(和光純薬)により測定した。採血後、体長測定を行った後に解剖を行い、皮下脂肪組織、腎周囲脂肪組織、子宮周囲脂肪組織をそれぞれ採取し、湿重量を測定した。
飼育期間中、各実験群の摂取エネルギー量及び体長に変化は認められなかった(表4:紅茶エキス混餌投与マウスの体重増加量、脂肪組織重量、体長、摂取エネルギー量;平均値±標準誤差;*:P<0.05:標準食(AIN)又は高脂肪食(HFD)対照群vs紅茶エキス混餌投与群での比較)。体重は標準食飼育、高脂肪食飼育いずれの場合も5%紅茶エキス混餌により有意に低い値で推移し(図5)、8週間の飼育期間中の体重増加量は、5%紅茶エキス混餌群では高脂肪食飼育の場合に有意に低値であった(表4)。この際、標準食飼育5%紅茶エキス混餌群の体重増加量は標準食対照群に対して約2.2g少なく、高脂肪食飼育の場合は対照群に対して5%紅茶エキス混餌群で約4.6g少なかった。
このことから、高脂肪食飼育下の方が紅茶エキスの体重増加抑制効果が高いと考えられ、膵リパーゼ活性阻害による脂質吸収阻害作用に基いた効果であることが推察された。更に、脂肪組織重量は皮下、腎周囲、子宮周囲のいずれにおいても、標準食及び高脂肪食飼育条件下での5%紅茶エキス混餌投与により有意に低下しており、体重増加の抑制作用が脂肪蓄積の抑制によるものであることが示唆された。
解剖時血漿中の中性脂肪濃度は、標準食飼育群において紅茶エキス投与により用量依存的に低下し、5%紅茶エキス混餌投与群では標準食対照群と比較して統計学的に有意な低下を示した。高脂肪食飼育群では、5%紅茶エキス混餌投与群において高脂肪食対照群と比較して統計学的に有意な低下を示した(図4:紅茶エキス混餌投与マウスの解剖時血中中性脂肪濃度;平均値±標準誤差)。以上の結果から、紅茶エキスの混餌投与により血中中性脂肪濃度の低下、体重増加量の抑制、脂肪蓄積量の抑制が示され、紅茶エキスの摂取が肥満の予防に有効であることが示された。
本発明の実施例の紅茶エキスの膵リパーゼ活性阻害作用についての試験例において、紅茶エキスの膵リパーゼ阻害活性の結果を示す図である。 本発明の実施例の紅茶エキス(1)の脂質エマルジョン単回投与試験における脂質吸収抑制作用についての試験において、紅茶エキス(1)の脂質吸収阻害作用の結果について示す図である。 本発明の実施例の紅茶エキス(2)の脂質エマルジョン単回投与試験における脂質吸収抑制作用についての試験において、紅茶エキス(2)の脂質吸収阻害作用の結果について示す図である。 本発明の実施例の高脂肪食混餌並びに標準食混餌試験における紅茶抽出エキスの抗肥満作用についての試験において、紅茶エキス混餌投与マウスの解剖時血中中性脂肪濃度の結果について示す図である。 本発明の実施例の高脂肪食混餌並びに標準食混餌試験における紅茶抽出エキスの抗肥満作用についての試験において、標準食飼育、高脂肪食飼育における体重の推移の結果を示す図である。

Claims (6)

  1. 紅茶エキスを有効成分とし、中性脂肪吸収阻害用組成物中の紅茶由来のポリフェノールを総ポリフェノール量として70mg/100mL以上100mg/100mL未満含有し、テアフラビン量が0.1〜3.5mg/100mL、カフェイン量が5〜20mg/100mLに調整された中性脂肪吸収阻害用組成物。
  2. 中性脂肪吸収阻害が、体重増加を抑制するものであることを特徴とする請求項1記載の中性脂肪吸収阻害用組成物。
  3. 中性脂肪吸収阻害用組成物中の総ポリフェノール量が70mg/100mL以上100mg/100mL未満を含有し、テアフラビン量を0.1〜3.5mg/100mLに、カフェイン量を5〜20mg/100mLとなるように、中性脂肪吸収阻害用組成物中の総ポリフェノール量、テアフラビン量、及びカフェイン量を調整することを特徴とする請求項1又は2記載の中性脂肪吸収阻害用組成物の製造方法。
  4. テアフラビン量及びカフェイン量の調整が、紅茶抽出液に対して、別途、調製した紅茶エキスを添加することによって行われることを特徴とする請求項3記載の中性脂肪吸収阻害用組成物の製造方法。
  5. 添加する紅茶エキスのカフェイン含有量が、0.01〜1重量%、テアフラビン含有量が0.05〜1.3重量%であることを特徴とする請求項4記載の中性脂肪吸収阻害用組成物の製造方法。
  6. 紅茶エキスの添加量が、総ポリフェノール換算で紅茶抽出液の10%以上100%未満であることを特徴とする請求項4又は5記載の中性脂肪吸収阻害用組成物の製造方法。
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