JP2009172359A - 遊技機の錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正開錠防止機構について、より一層良好に鉤部材係合完了状態から不正開錠防止機構の有効状態への移行をすることができる遊技機の錠装置を提供する。
【解決手段】遊技機の機台枠と、表枠と、固定基枠と、可動錠板56と、鉤部材76bと、鉤受け部材18bと、を備えた遊技機の錠装置であって、第1不正開錠防止部材84と、第2不正開錠防止部材92とが弾性部材104によって連結されて構成されており、第2不正開錠防止部材92に可動錠板56の摺動を規制する係合孔94が形成され、第1不正開錠防止部材84に係合孔94と係合される係止片90が形成されており、鉤受け部材18bは、当接部19を有しており、機台枠に対する表枠の施錠時に鉤部材76bが鉤受け部材18bに係合されると共に、当接部19が、係合孔94と係止片90との係合位置を可動錠板56の摺動を規制する不正開錠防止位置にさせることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、遊技機の錠装置に関する。詳細には、遊技機の錠装置の不正開錠防止機構に関する。
従来より、例えば特許文献1のパチンコ機の錠装置が知られている。
このパチンコ機の錠装置は、パチンコ機の機台枠の前面側に片開き状に取り付けられた表枠と、表枠の前面側に片開き状に取り付けられた金枠と、表枠の自由端側の内面側に沿って縦設される固定基枠と、固定基枠に形成されたスライド保持片に摺動可能な可動錠板と、可動錠板の両端に備えられ、可動錠板の上下摺動に伴って連動される鉤部材と、鉤部材と係合される機台枠に取り付けられた鉤受け部材とを備えたものである。
更に、このパチンコ機の錠装置においては、金枠と表枠との隙間等から可動錠板を不正に操作して開錠する不正開錠の問題に鑑み、施錠時の可動錠板の動きを規制する働きをする不正開錠防止機構を一体に組み付けることで不正開錠防止を図っている。
この不正開錠防止機構は、図13、図14(a)(b)に図示されるように、係合部材150とクラッチ部材156から構成されており、可動錠板160、ハネ出しプレート162と重なり合って配置されている。
図14(a)は、不正開錠防止機構の無効状態が図示されている。
図14(a)に図示されるように、金枠164(図14(b)参照)が開錠されている状態においては、係合部材150がバネ部材166の弾性力によって、ガイドピン176を中心に時計廻り回転方向に回転されることから、係合片152は、クラッチ部材156の係合凹部158と係合されない位置に付勢されており、クラッチ部材156と、クラッチ部材156とガイドピン178によって連結された可動錠板160は下方に摺動することができる不正開錠防止機構の無効状態となっている。
一方、 図14(b)は、不正開錠防止機構の有効状態が図示されている。以下に不正開錠防止機構の無効状態から金枠164を閉じる場合のパチンコ機の錠装置の動作を説明する。
図14(b)に図示されるように、鉤部材168の先端テーパー部170に鉤受け部材172が接触すると、バネ部材166の弾性力に抗して、鉤部材168、鉤部材168に連動する可動錠板160、可動錠板160に連結されたクラッチ部材156が下方に摺動する。そして、鉤受け部材172が鉤部材168の係合位置174に完全に係合すると、鉤部材168、可動錠板160、クラッチ部材156はバネ部材166の弾性力により再び上方に移動し、鉤部材係合完了状態となる。
このときに金枠164と係合部材150の作動レバー154が接触し、係合部材150をガイドピン176を中心に反時計廻り回転方向に回動させることから、係合片152がクラッチ部材156の係合凹部158と係合する位置に移動する。そうすると、クラッチ部材156に連結された可動錠板160が下方に移動できない状態である不正開錠防止機構の有効状態となる。
なお、この不正開錠防止機構はパチンコ機の錠装置に限定されるものではなく、スロット機等の遊技機の錠装置においても適用できるものである。
特開平10−137414号公報
しかしながら、特許文献1に記載した従来技術では、以下の問題があった。
この不正開錠防止機構は鉤部材係合完了状態と、不正開錠防止機構の有効状態になるタイミングが重要であり、鉤部材係合完了状態の後に不正開錠防止機構の有効状態に移行する必要がある。すなわち、不正開錠防止機構の無効状態(図14(a))から金枠164を閉じられる際、鉤部材168、可動錠板160、クラッチ部材156が下方に摺動する前に不正開錠防止機構が有効状態(図14(b))に移行してしまうと、これらが下方に摺動できない状態となり、金枠は施錠できない状態となってしまう。また逆に、鉤部材係合完了状態になっても、金枠164と作動レバー154が接触せず不正開錠防止機構の有効状態に移行しなければ、金枠164が閉じられた状態でも本来の不正開錠防止機能を図れない状態となる。
すなわち、鉤部材168と鉤受け部材172の係合する位置に対し、作動レバー154の金枠164側への突き出し量のわずかな差で鉤部材係合完了状態と、不正開錠防止機構の有効状態になるタイミングが異なるため作動調整は難しい。それに加え、金枠164と作動レバー154の接触する位置と、鉤部材168と鉤受け部材172の係合する位置が独立して配置されているため、この調整をより困難なものとしていた。
本出願人は、上記問題点について鋭意検討の結果、金枠164と作動レバー154の接触する位置と、鉤部材168と鉤受け部材172の係合する位置が独立して配置されていることから作動レバー154の作動調整を困難にしていることに着目した。すなわち、不正開錠防止機構を有効状態にさせる位置と、鉤部材168と鉤受け部材172が鉤部材係合完了状態になる位置を同一位置にすることができれば、不正開錠防止機構の作動調整もより一層容易になることに着目したものである。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、不正開錠防止機構について、従来に比べて、より一層良好に鉤部材係合完了状態から不正開錠防止機構の有効状態への移行をすることができる遊技機の錠装置を提供することを課題とする。
上記した課題を達成するために、本発明に係る遊技機の錠装置は、次の手段をとる。
本発明の第1の発明は、方形枠状に形成された遊技機の機台枠と、該機台枠の前面側に片開き状に取り付けられた表枠と、該表枠の自由端側の内面側に沿って縦設される固定基枠と、該固定基枠において、該表枠の自由端側に並列状に形成されるスライド保持片に、上下摺動可能な可動錠板と、該可動錠板の両端に備えられ、該可動錠板の上下摺動に伴って連動される鉤部材と、該鉤部材と係合される前記機台枠に取り付けられた鉤受け部材と、を備えた遊技機の錠装置であって、
更に、前記可動錠板の面上で回動可能に枢支される第1不正開錠防止部材と、前記固定基枠のスライド保持片の面上で回動可能に枢支される第2不正開錠防止部材とを備え、前記第1不正開錠防止部材と前記第2不正開錠防止部材における回動中心とは反対の端部には、両不正開錠防止部材が係合して可動錠板の摺動を規制することを可能とする係合部が形成されており、前記第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材は、弾性部材によって常時は可動錠板の摺動が可能な位置に付勢される不正開錠防止機構が構成されており、前記鉤受け部材は、前記不正開錠防止機構の第1不正開錠防止部材又は第2不正開錠防止部材のいずれか一方に当接する当接部を有しており、前記機台枠に対する前記表枠の施錠時に前記鉤部材が前記鉤受け部材に係合されると共に、前記当接部が、前記不正開錠防止機構の第1不正開錠防止部材と第2不正開錠防止部材が付勢された弾性部材の付勢に抗して、前記第1不正開錠防止部材と前記第2不正開錠防止部材の係合部を前記可動錠板の摺動を規制する不正開錠防止位置に係合させることを特徴とする。
この第1の発明によれば、鉤受け部材は二つの機能を有している。先ず一つ目に機台枠に対する表枠の施錠時に鉤部材が係合されるものである。もう一つは、鉤受け部材は当接部を有しており、鉤部材の係合の後に不正開錠防止機構の第1不正開錠防止部材と第2不正開錠防止部材に形成された係合部の係合位置を可動錠板の摺動を規制する不正開錠防止位置にさせるものである。
この二つの機能が同一部材である鉤受け部材によって果たされることから、当接部が係合部の係合位置を可動錠板の摺動を規制する不正開錠防止位置にさせる位置と、鉤部材と鉤受け部材の係合位置を同時に設定することができる。
そのため不正開錠防止機構の調整が容易となる。また、これにより鉤部材が完全に係合状態になってから不正開錠防止機構を有効状態に移行させることが容易となる。また、従来のように独立して不正開錠防止機構を備える必要が無くなり遊技機の錠装置が複雑な構成にならない。そのため遊技機の錠装置の故障も減らすことが可能となる。
なお、「不正開錠防止機構」とは、第1不正開錠防止部材、第2不正開錠防止部材、弾性部材から構成されており、これらの作動によって可動錠板の摺動を規制して、これと連動する鉤部材の作動を規制し、機台枠と表枠の施錠を不正に開錠させない機構をいう。
また、「係合部」とは、第1不正開錠防止部材と第2不正開錠防止部材における回動中心とは反対の端部に形成されている。そして、この両不正開錠防止部材が係合することで可動錠板の摺動を規制するために設けられたものである。
また、第1不正開錠防止部材と第2不正開錠防止部材に形成された係合部の係合位置の「不正開錠防止位置」とは、第1不正開錠防止部材と第2不正開錠防止部材に形成された係合部が係合されることによって可動錠板の摺動が規制されて、それに伴って可動錠板と連動する鉤部材が作動を規制されて開錠ができない状態になる位置をいう。
本発明の第2の発明は、前記不正開錠防止機構の第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材の連結構成は、前記第1不正開錠防止部材と、前記第2不正開錠防止部材とが弾性部材によって連結されて構成されており、前記第1不正開錠防止部材及び前記第2不正開錠防止部材の係合部は、前記第1不正開錠防止部材と前記第2不正開錠防止部材のいずれか一方に、可動錠板の摺動を規制する係合孔が形成され、もう一方に該係合孔と係合される係止片が形成されていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、第1不正開錠防止部材と、第2不正開錠防止部材とが弾性部材によって連結されて構成されている。この弾性部材は二つの機能を有している。先ず一つ目に、弾性部材の付勢力によって、両部材の位置を可動錠板が摺動可能とする位置と、摺動が規制される不正開錠防止位置とに付勢させることができる。二つ目に、この弾性部材は、可動錠板の摺動の際の弾性付勢力としても働く。以上より、一つの弾性部材によって上記二つの機能を果たすことができるため部品点数を抑制しコストダウンをすることができる。
また、第1不正開錠防止部材及び前記第2不正開錠防止部材の係合部は、第1不正開錠防止部材と第2不正開錠防止部材のいずれか一方に、可動錠板の摺動を規制する係合孔が形成され、もう一方に係合孔と係合される係止片が形成されている構成である。これにより、係合部は、係止片が係合孔内で係合可能に構成されるため、係止片が係合孔から外れにくい構成であり、信頼性の向上を図ることができる。
本発明の第3の発明は、前記係合孔は、前記係止片が摺動可能な係合孔を形成しており、更に、鉤部材が鉤受け部材と係合する施錠位置から鉤部材が鉤受け部材から外れる開錠位置まで可動錠板の摺動が案内される第1長孔と、前記施錠位置から前記開錠位置までの可動錠板の摺動が規制される第2長孔とが連結して形成されていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、第1長孔と第2長孔は連結されて形成されていることから不正開錠防止機構の無効状態から有効状態へ連続的に移行させることができるため操作性の向上を図ることができる。
本発明の第4の発明は、前記不正開錠防止機構の第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材の連結構成は、前記第1不正開錠防止部材及び前記第2不正開錠防止部材のいずれか一方が第1の弾性部材と連結されて、常時は前記不正開錠防止位置から退避する位置に付勢されており、前記第1不正開錠防止部材及び前記第2不正開錠防止部材の他方が第1の弾性部材とは異なる第2の弾性部材と連結されて、常時は前記不正開錠防止位置に付勢された連結構成とされており、前記第1不正開錠防止部材及び前記第2不正開錠防止部材の係合部は、互いに係合可能とする係合凹部が形成されていることを特徴とする。
この第4の発明によれば、第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材の付勢は、第1の弾性部材、第2の弾性部材によって、それぞれ独立して付勢された構成となっている。また、係合部は、互いに係合可能とする係合凹部が形成されている。これにより、第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材の形状、付勢方法について比較的簡単な構成により不正開錠防止を図ることができる。
また、第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材の回動が、共に可動錠板の板圧方向において同一距離に並んだ構成とする場合には、係合部の構成を板圧方向において、コンパクトにすることができるため、錠装置全体を薄くすることができるため、省スペース化を図ることができる。
本発明の第5の発明は、前記鉤部材は、前記不正開錠防止機構が構成されない第1の鉤部材と、不正開錠防止機構が構成される第2の鉤部材とから構成されており、前記第1の鉤部材及び第2の鉤部材の形状は、鉤受け部材に向かって先端が先細りするテーパー形状に形成されており、前記第1の鉤部材のテーパー形状の形成位置は、前記第2の鉤部材のテーパー形状の形成位置よりも、前記鉤受け部材側に近い位置に形成されており、前記第1の鉤部材と前記鉤受け部材の係合が、前記第2の鉤部材と前記鉤受け部材の係合よりも先行することを特徴とする。
この第5の発明によれば、不正開錠防止機構が構成されない第1の鉤部材と鉤受け部材の係合が、不正開錠防止機構が構成される第2の鉤部材と鉤受け部材の係合よりも先行しする構成となっている。
換言すれば、第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材が作動されない第1の鉤部材の方が、第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材が作動される第2の鉤部材の方に先行して鉤受け部材との係合を開始する。
これにより、機台枠と表枠の施錠において、「鉤の片係り防止」を図ることができる。これは、従来より、表枠側には遊技機の各種構成品が取り付くため非常に重くなることが知られている。これにより、表枠の重量を起因とする扉自体の撓みが発生する。この撓みによって、上下における鉤部材と鉤受け部材の係合するタイミングにずれが生じて、不正開錠防止機構が構成される鉤部材の方が先に鉤受け部材との係合を完了した場合、可動錠板の摺動が規制されてしまう。そうすると、不正開錠防止機構が構成されない鉤部材の方の鉤受け部材との係合ができなくなることがある。
しかしながら、上記の鉤部材のテーパー形状の形成位置によって、不正開錠防止機構が構成されない側の鉤が先行して施錠されるため「鉤の片係り防止」を図ることができる。
本発明は上記各発明の手段をとることにより次の効果を得ることができる。
先ず、上記第1の発明の遊技機の錠装置によれば、不正開錠防止機構の調整が容易であり、鉤部材が完全に係合状態になってから不正開錠防止機構を有効状態に移行させることが容易となる。また、遊技機の錠装置が複雑な構成にならない。
次に、上記第2の発明の遊技機の錠装置によれば、部品点数を抑制しコストダウンをすることができる。また、係合部は、係止片が係合孔内で係合可能に構成されるため、係止片が係合孔から外れにくくすることができ、信頼性の向上を図ることができる。
次に、上記第3の発明の遊技機の錠装置によれば、操作性の向上を図ることができる。
次に、上記第4の発明の遊技機の錠装置によれば、第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材の形状、付勢方法について比較的簡単な構成により不正開錠防止を図ることができる。
次に、上記第5の発明の遊技機の錠装置によれば、機台枠と表枠の施錠において、「鉤の片係り防止」を図ることができる。
[実施形態1]
以下に本発明における実施形態1を図面を用いて説明する。
本実施形態1は、遊技機の錠装置の内、スロット機の錠装置において説明する。
なお、本実施形態1はスロット機の錠装置において説明するが、これに限定されるものではなく、パチンコ機等の他の遊技機の錠装置においても適用できるものである。
図1は、実施形態1に係るスロット機の錠装置を前方から見た斜視図である。図2は、実施形態1に係るスロット機の錠装置の各構成品を後方から見た構成図である。
図1に図示されるように、このスロット機10は、略方形枠状に枠組み形成された機台枠12と、この前面側にヒンジ(図示省略)を介して片開き状に取り付けられる略方形枠状に枠組み形成された表枠22が取り付けられている。
また、機台枠12の縦枠14の内側面の上下の所定位置には、鉤受け部材18a、鉤受け部材18bが内方側に突出した状態で取り付けられている。この鉤受け部材18a、鉤受け部材18bは、表枠22の自由端側である表枠22の縦枠24の内面側に取り付けられた後述する施錠ユニット30の鉤部材76a,鉤部材76bと係合されるものである。
この鉤受け部材18a、鉤受け部材18bは、機台枠12の縦枠14の内側面と略同一長さの縦通部材16が、機台枠12の縦枠14と平行して取り付けられている。そして、その縦通部材16の上下の所定の位置に鉤受け部材18a、鉤受け部材18bが一体に形成されている。
次に、表枠22の自由端側の縦枠24の内面側に取り付けられた施錠ユニット30について説明する。図2に図示されるように、この施錠ユニット30は、主に、固定基枠32、可動錠板56、鉤部材76a,鉤部材76b、開錠カム部材106、シリンダー錠(図示省略)から構成されており、更に、固定基枠32と可動錠板56、間には不正開錠防止機構83が介装されている。
この固定基枠32は、表枠22の縦枠24の内側面略同一長さの板部材からなり、取付片34と、強度保持片38と、第1スライド保持片40、第2スライド保持片44、第3スライド保持片48とによって構成されており、断面略コの字状に形成されている。
そして、取付片34が表枠22の前面の内側面に取付けられる。そして、強度保持片38と、第1スライド保持片40、第2スライド保持片44、第3スライド保持片48は、表枠22の縦枠24に並列状に配置されるように形成されている。
取付片34の略中央部の所定位置にはシリンダー錠取付孔36が形成されており、シリンダー錠(図示省略)が着脱可能にかつ位置調整可能に取り付けられている。
また、シリンダー錠取付孔36に対応する位置には、第2スライド保持片44が形成されており、開錠カム部材106の開錠片108の逃し長孔46が貫設されている。
図2の図示上、第2スライド保持片44の上方側には第1スライド保持片40が形成されており、機台枠12に取付けられた鉤受け部材18aと対応する所定位置に鉤部材76aが回動ピン110によって回動自在に枢支できるように回動ピン結合孔が設けられている。
図2の図示上、第2スライド保持片44の下方側には第3スライド保持片48が形成されており、機台枠12に取付けられた鉤受け部材18bと対応する所定位置には、鉤部材76bが回動ピン112によって回動自在に枢支できるように回動ピン結合孔が設けられている。
また、第2不正開錠防止部材92が回動ピン120によって回動自在に枢支できるように回動ピン結合孔50が設けられている。
また、第3スライド保持片48の下端部には、表枠22の重量を支えるためのローラー54が取付けられており、これに対応する機台枠12の縦通材16のローラー支持部材55によって支持される構成となっている。
また、固定基枠32の第1スライド保持片40、第2スライド保持片44、第3スライド保持片48は段差した配置になっている。第1スライド保持片40と第3スライド保持片48は、表枠22の縦枠24から機台内方側への距離が同じ距離になっており、第2スライド保持片44は、第1スライド保持片40、第3スライド保持片48よりも更に機台内方側に配置されている。
可動錠板56は、細長い板部材で形成されており、長手方向を固定基枠32の第1スライド保持片40、第2スライド保持片44、第3スライド保持片48と略平行方向で固定基枠32内に重なった状態で配置され、上端には回動ピン114によって鉤部材76aと枢支されるための回動ピン結合孔60が設けられており、下端には回動ピン116によって鉤部材76bと枢支されるための回動ピン結合孔74が設けられている。
また、固定基枠32の第1スライド保持片40、第2スライド保持片44、第3スライド保持片48が段差配置になっているのに伴い、可動錠板56の長手方向の断面形状も段差形状を形成して固定基枠32の第1スライド保持片40、第2スライド保持片44、第3スライド保持片48と摺接するように形成されている。上端側から、第1摺接部58、第2摺接部62、第3摺接部72が、固定基枠32の第1スライド保持片40、第2スライド保持片44、第3スライド保持片48に対応して摺接するように形成されている。
また、第2摺接部62には、シリンダー錠取付孔36に対応する位置に、開錠カム部材係合孔64aと開錠カム部材係合孔64bが縦方向に間隔を開けて並んで形成されている。この間に設けられている部分が、開錠カム部材106の開錠片108と係合する開錠カム部材係合片68として形成されている。この開錠カム部材係合孔64aと開錠カム部材係合孔64b及び、開錠カム部材係合片68は、固定基枠32の第2スライド保持片44に形成された逃し長孔46と重なり合うように形成されている。
また、第2摺接部62には、開錠カム部材係合孔64aと開錠カム部材係合孔64bの形成されている位置よりも機台枠12側に、第1不正開錠防止部材84が枢支されるための回動ピン結合孔70が形成されている。
鉤部材76aは、固定基枠32の第1スライド保持片40に取付けられており、鉤部材76bは、固定基枠32の第3スライド保持片48に取付けられている。鉤部材76a、鉤部材76bは、回動ピンと結合される反対側の端部の先端が先細りとなるテーパー部80を形成しており、上方側には鉤受け部材18a、鉤受け部材18bが係合する係合凹部82が形成されている。
図2に図示されるように、第1スライド保持片40において、機台枠12に取付けられた鉤受け部材18aと対応する所定位置に、鉤部材76aが回動ピン110によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。さらに、鉤部材76aは第1スライド保持片40との枢支された位置より取付片34側の位置には、可動錠板56の上端側が回動ピン114によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。これにより、鉤部材76aは、可動錠板56の上下摺動に伴って連動することができる。
同様に、第3スライド保持片48において、機台枠12に取付けられた鉤受け部材18bと対応する所定位置に、鉤部材76bが回動ピン112によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。さらに、鉤部材76bは第3スライド保持片48との枢支された位置より取付片34側の位置には、可動錠板56の下端側が回動ピン116によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。これにより、鉤部材76bは、可動錠板56の上下摺動に伴って連動することができる。これらより、鉤部材76a、鉤部材76bは、可動錠板56の上方への摺動に伴って連動して、図2の図示上、時計廻り回転方向に回動することで係合凹部82と鉤受け部材18a及び鉤受け部材18bとの係合を可能としている。
次に、不正開錠防止機構83について説明する。図2に図示されるように、この不正開錠防止機構83は、第1不正開錠防止部材84、第2不正開錠防止部材92、バネ部材104、から構成されている。
第1不正開錠防止部材84は、細長い板部材で形成されており、長手方向を可動錠板56の面上、すなわち可動錠板56の第2摺接部62と平行した向きで重なり合って配置されている。また、上端を回動ピン118によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。
また、第1不正開錠防止部材84において、可動錠板56に形成されている開錠カム部材係合孔64aと開錠カム部材係合孔64b及び開錠カム部材係合片68に対応する位置には、開錠カム部材106と係合される開錠カム部材係合片86が形成されている。また、その下方側の位置には、第2不正開錠防止部材92とバネ部材104によって連結させるための第1バネ掛け部88が第1不正開錠防止部材84の平板部91の面に対して垂直に形成されている。また、第1不正開錠防止部材84の回動中心とは反対の端部である下端部には、第2不正開錠防止部材92の不正開錠防止係合孔94と係合するための不正開錠防止係止片90が第1不正開錠防止部材84の平板部91の面に対して垂直に形成されている。
第2不正開錠防止部材92は、細長い板部材で形成されており、長手方向を可動錠板56及び固定基枠32の面上、すなわち可動錠板56の第2摺接部62、第3摺接部72及び、固定基枠32の第3スライド保持片48と平行した向きで重なり合って配置されている。また、下端部は、第3スライド保持片48の回動ピン結合孔50の位置において、回動ピン120によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。また、第2不正開錠防止部材92の回動中心とは反対の端部である上端側には、第1不正開錠防止部材84の不正開錠防止係止片90が係合されるための不正開錠防止係合孔94が形成されている。
この不正開錠防止係合孔94は、不正開錠防止係止片90が摺動可能な係合孔を形成しており、更に、鉤部材76a、76bが鉤受け部材18a、18bと係合する施錠位置から鉤部材76a、76bが鉤受け部材18a、18bから外れる開錠位置まで可動錠板56の摺動が案内される第1長孔96と、施錠位置から開錠位置までの可動錠板56の摺動が規制される第2長孔98とが連結して形成されている。
なお、実施形態1において、この不正開錠防止係止片90、不正開錠防止係合孔94が本発明の「係合部」に相当する。
また、第2不正開錠防止部材92の上端側には、第1不正開錠防止部材84とバネ部材104によって連結させるための第2バネ掛け部100が第2不正開錠防止部材92の面に対して垂直に形成されている。これらより、第1不正開錠防止部材84と第2不正開錠防止部材92がバネ部材104によって連結されているため、第1不正開錠防止部材84及び第1不正開錠防止部材84に連結されている可動錠板56は、バネ部材104の弾性力によって常時は下方側に付勢されている。それに伴い、可動錠板56と連動する鉤部材76a、鉤部材76bは、図2の図示上反時計廻り回転方向に付勢されるため施錠状態を保持している。
また、第1不正開錠防止部材84と第2不正開錠防止部材92はバネ部材104の付勢によって、常時は可動錠板56の摺動が可能な位置に付勢されている。
更に、第2不正開錠防止部材92は、機台枠12に取付けられた鉤受け部材18bと対応する所定位置に、作動レバー部位102が、鉤受け部材18b側に突出した形で形成されている。この作動レバー部位102の端部は、表枠22が機台枠12に対して閉止されるときにおいて、鉤受け部材18bの当接部19と接するように配置形成されている。
開錠カム部材106は、シリンダー錠の先端に取付けられるものであり、略円板形状をしており、可動錠板56の開錠カム部材係合片68及び、第1不正開錠防止部材84の開錠カム部材係合片86と係合可能な爪状の開錠片108が略円板形状の半径方向に突出して形成されている。
このように構成された施錠ユニット30について、表枠22を機台枠12に閉止する時、及び表枠22を機台枠12から開放する時における、不正開錠防止機構83の作動について以下に説明する。
図3、図4、図5、図6は実施形態1に係るスロット機の錠装置の不正開錠防止機構83の作動状態を側面から見た側面図である。
なお図3、図4、図5、図6は、不正開錠防止機構83の作動を詳細に説明するために、固定基枠32の強度保持片38は図示を省略している。
また、後述の鉤部材76bと鉤受け部材18bの作動と、鉤部材76aと鉤受け部材18aの作動は同様であることから鉤部材76aと鉤受け部材18aは図示を省略している。
図3は、表枠22(図2参照)が機台枠12(図2参照)に対して開放された状態を示している。この状態において、鉤部材76bの係合凹部82と鉤受け部材18b(図4参照)は、係合されていない状態であり、第1不正開錠防止部材84と第2不正開錠防止部材92がバネ部材104によって連結されているため、このバネ部材104の付勢によって第1不正開錠防止部材84及び第1不正開錠防止部材84に連結されている可動錠板56は下方側に付勢されている。そのため、第1不正開錠防止部材84の不正開錠防止係止片90は、第2不正開錠防止部材92の不正開錠防止係合孔94の第1長孔96側に位置すると共に、下端部95に係合された状態を保持しており、第1不正開錠防止部材84と第2不正開錠防止部材92はバネ部材104の付勢によって、可動錠板56の摺動が可能な位置に付勢されている。
図4は、表枠22(図2参照)が機台枠12(図2参照)に対して閉止される途中状態を示している。図4に図示されるように、表枠22(図2参照)が機台枠12(図2参照)に向かって閉じられると、鉤部材76bのテーパー部80が鉤受け部材18bの下端部と接触する。更に、表枠22(図2参照)が機台枠12(図2参照)に閉じられる方向に移動すると、テーパー部80が鉤受け部材18bに押し下げられ、鉤部材76bは回動ピン112を中心として図示上、時計廻り回転方向に回転する。
そうすると、鉤部材76bに回動ピン116で連結された可動錠板56、及び、可動錠板56と回動ピン118で連結された第1不正開錠防止部材84が、常時はバネ部材104によって下方に付勢されているところ、このバネ部材104に抗して上方に摺動する。
このとき、第1不正開錠防止部材84の不正開錠防止係止片90が、第2不正開錠防止部材92の不正開錠防止係合孔94の第1長孔96側、かつ、下端部95に係合された状態の位置から、第1長孔96に案内されて、上方の第1長孔上端部97まで摺動される。
そうすると、鉤部材76bは、係合凹部82と鉤受け部材18bが係合可能な位置まで回動ピン112を中心として図示上、時計廻り回転方向に回転する。
図5は、表枠22(図2参照)が機台枠12(図2参照)に対して閉止された状態を示している。この状態が、不正開錠防止機構83の有効状態である。
図5に図示されるように、鉤受け部材18bが鉤部材76bの係合凹部82に係合すると、鉤部材76bは、バネ部材104の弾性力によって反時計廻り回転方向に回転し、それと共に、可動錠板56と第1不正開錠防止部材84も下方に摺動し、第1不正開錠防止部材84の不正開錠防止係止片90が不正開錠防止係合孔94の下端部95に係合する位置まで摺動する。
その後、係合凹部82に係合された鉤受け部材18bの表枠22(図2参照)側に備えられた当接部19が、第2不正開錠防止部材92の作動レバー部位102と接触して、第2不正開錠防止部材92を回動ピン120を中心に回転させる。そうすると、その回転と共に、不正開錠防止係合孔94が移動するため、不正開錠防止係止片90の位置は、第1長孔96から第2長孔98に移行する。
そのため、第2長孔98に位置する不正開錠防止係止片90は、上下方向の摺動が規制されることから、第1不正開錠防止部材84、可動錠板56、鉤部材76bの上下方向の作動が規制される。
よって、この不正開錠防止機構83が有効状態では、表枠22(図2参照)と機台枠12(図2参照)の間から、不正開錠を行なおうとしても、鉤部材76b、可動錠板56を作動させることはできない。
また、第2不正開錠防止部材92の作動レバー部位102と接触する当接部19は、鉤受け部材18bに設けられていることから、鉤受け部材18bが鉤部材76bの係合凹部82に係合完了した後に、当接部19が作動レバー部位102と接触するように設定することが容易である。そのため、従来のような、煩わしい不正開錠防止機構の作動調整も不要となる。
ここで、第1長孔96における下端部95から第1長孔上端部97までの不正開錠防止係止片90が摺動させる距離は、鉤部材76bが鉤受け部材18bと係合する施錠位置から鉤部材76bが鉤受け部材18bから外れる開錠位置まで可動錠板56の摺動が案内される距離である(図4参照)。
換言すれば、この距離は、第1不正開錠防止部材84、及び可動錠板56を上方に摺動させて、鉤部材76bの係合凹部82と鉤受け部材18bとが係合可能な位置まで時計廻り回転方向に回転させるために必要なだけの距離である(図4参照)。
一方、第2長孔98における第2長孔上端部99から下端部95までの距離は、施錠位置から開錠位置までの可動錠板56の摺動が規制される距離である(図5参照)。
換言すれば、この距離は、第1不正開錠防止部材84、及び可動錠板56を上方に摺動させないで、鉤部材76bの係合凹部82と鉤受け部材18bとを係合させない位置で時計廻り回転方向への回転を止める距離である(図5参照)。
図6は、表枠22(図2参照)が機台枠12(図2参照)に対して閉止された状態から表枠22(図2参照)の開錠する状態を示している。すなわち、不正開錠防止機構83を有効状態から無効状態に移行させて、表枠22(図2参照)の開錠する状態を示している。
表枠22(図2参照)が機台枠12(図2参照)に対して閉止された状態から、表枠22(図2参照)の開錠を行うには、シリンダー錠(図示を省略)に鍵を挿入して開錠を行う。シリンダー錠に鍵を挿入して回転させることによって、シリンダー錠(図示を省略)の先端部に取付けられた開錠カム部材106を図2の図示上、反時計廻り回転方向に回転させる。
そうすると、開錠カム部材106(図2参照)に形成された開錠片108(図2参照)が、第1不正開錠防止部材84に形成された開錠カム部材係合片86と係合し、第1不正開錠防止部材84が独立して、回動ピン118を中心として時計廻り回転方向に回転する。そうすると、不正開錠防止係止片90が、第2長孔98から退避されて第1長孔96に移動する。
また、第1不正開錠防止部材84が独立して、回動ピン118を中心として時計廻り回転方向に回転する時の開錠カム部材係合片86の位置は、可動錠板56に形成された開錠カム部材係合片68と重なり合う位置に設定されている。そのため、開錠カム部材106に形成された開錠片108は、開錠カム部材係合片86及び開錠カム部材係合片68と同時に係合した状態となっているため、シリンダー錠に挿入された鍵を更に回転させると、
第1不正開錠防止部材84及び可動錠板56が共に上方に摺動させることができるため、これらと連結する鉤部材76bを回転させて係合凹部82から鉤受け部材18bが外せることができる。
本発明の実施形態1に係る遊技機の錠装置は上述したように構成されている。この構成によれば、鉤受け部材18bは、機台枠12に対する表枠22の施錠時に鉤部材76bが係合されるという機能と、鉤受け部材18bに備えられた当接部19が鉤部材76bの係合の後に不正開錠防止係合孔94と不正開錠防止係止片90との係合位置を可動錠板56の摺動を規制する不正開錠防止位置にさせるという機能を有している。
この二つの機能が同一部材である鉤受け部材18bによって果たされることから、当接部19が不正開錠防止係合孔94と不正開錠防止係止片90との係合位置を可動錠板56の摺動を規制する不正開錠防止位置にさせる位置と、鉤部材76bと鉤受け部材18bの係合位置を同時に設定することができる。そのため不正開錠防止機構83の調整が容易となる。また、これにより鉤部材18bが完全に係合状態になってから不正開錠防止機構83を有効状態に移行させることが容易となる。また、従来のように独立して不正開錠防止機構を備える必要が無くなり遊技機の錠装置が複雑な構成にならない。そのため遊技機の錠装置の故障も減らすことが可能となる。
第1不正開錠防止部材84と、第2不正開錠防止部材92とがバネ部材104によって連結されて構成されている。このバネ部材104は二つの機能を有している。先ず一つ目に、バネ部材104の付勢力によって、両部材の位置を可動錠板56が摺動可能とする位置と、摺動が規制される不正開錠防止位置とに付勢させることができる。二つ目に、このバネ部材104は、可動錠板56の摺動の際の付勢力としても働く。以上より、一つのバネ部材104によって上記二つの機能を果たすことができるため部品点数を抑制しコストダウンをすることができる。
また、第1不正開錠防止部材84及び前記第2不正開錠防止部材92の係合部は、不正開錠防止係止片90、不正開錠防止係合孔94から構成されている。これにより、係合部は、不正開錠防止係止片90が不正開錠防止係合孔94内で係合可能に構成されるため、不正開錠防止係止片90が不正開錠防止係合孔94から外れにくい構成であり、信頼性の向上を図ることができる。
また、第1長孔96と第2長孔98は連結されて形成されていることから不正開錠防止機構83の無効状態から有効状態へ連続的に移行させることができるため操作性の向上を図ることができる。
[実施形態2]
次に、本発明にかかる実施形態2を図面を用いて説明する。
本実施形態2は、遊技機の錠装置の内、パチンコ機の錠装置において説明する。
なお、本実施形態2はパチンコ機の錠装置において説明するが、これに限定されるものではなく、スロット機等の他の遊技機の錠装置においても適用できるものである。
なお、パチンコ機の錠装置においては、表枠以外に表枠の前面側には金枠、止皿用扉が構成されるが、従来の構成のものと同様であり、また不正開錠防止機構が構成されない扉であるため、図示、説明を省略することがある。
図8は、実施形態2に係るパチンコ機の錠装置の各構成品を後方から見た構成図である。なお、表枠の前面側に配設される金枠、止皿用の各扉の構成については、図示を省略している。
このパチンコ機210は、略方形枠状に枠組み形成された機台枠212と、この前面側にヒンジ(図示省略)を介して片開き状に取り付けられる略方形枠状に枠組み形成された表枠222が取り付けられたものである。
図8に図示されるように、機台枠212の縦枠214の内側面の上下の所定位置には、鉤受け部材218a、鉤受け部材218bが内方側に突出した状態で取り付けられている。この鉤受け部材218a、鉤受け部材218bは、表枠222の自由端側である表枠222の縦枠224の内面側に取り付けられた後述する施錠ユニット230の鉤部材276a,鉤部材276bと係合されるものである。
この鉤受け部材218a、鉤受け部材218bは、機台枠212の縦枠214の内側面と略同一長さの縦通部材216が、機台枠212の縦枠214と平行して取り付けられている。そして、その縦通部材216の上下の所定の位置に鉤受け部材218a、鉤受け部材218bが一体に形成されている。
次に、表枠222の自由端側の縦枠224の内面側に取り付けられた施錠ユニット230について説明する。図8に図示されるように、この施錠ユニット230は、主に、固定基枠232、可動錠板256、鉤部材276a,鉤部材276b、金枠用鉤部材330a、金枠用鉤部材330b、金枠用鉤部材連結板340、止皿用鉤部材350、開錠カム部材306、シリンダー錠(図示省略)から構成されており、更に、固定基枠232と可動錠板256間には不正開錠防止機構283が介装されている。
固定基枠232について説明する。この固定基枠232は、表枠222の縦枠224の内側面略同一長さの板部材からなり、取付片234と、強度保持片238と、スライド保持片240によって構成されており、断面略コの字状に形成されている。
そして、取付片234が表枠222の前面の内側面に取付けられる。そして、強度保持片238と、スライド保持片240は、表枠222の縦枠224に並列状に配置されるように形成されている。
取付片234の略中央部の所定位置にはシリンダー錠取付孔236が形成されており、シリンダー錠(図示省略)が着脱可能にかつ位置調整可能に取り付けられている。
また、スライド保持片240のシリンダー錠取付孔236に対応する位置には、開錠カム部材306の開錠片308a、開錠片308bの逃し長孔246が貫設されている。
図8の図示上、スライド保持片240の上端側には、機台枠212に取付けられた鉤受け部材218aと対応する所定位置に鉤部材276aが回動ピン310によって回動自在に枢支できるように回動ピン結合孔が設けられている。
図8の図示上、スライド保持片240の下端側には、機台枠212に取付けられた鉤受け部材218bと対応する所定位置には、鉤部材276bが回動ピン312によって回動自在に枢支できるように回動ピン結合孔が設けられている。また、鉤部材276bの取付け位置よりも下方側には、第2不正開錠防止部材292が回動ピン320によって回動自在に枢支できるように回動ピン結合孔250が設けられている。
可動錠板256について説明する。この可動錠板256は、細長い板部材で形成されている。そして、長手方向を固定基枠232のスライド保持片240と略平行方向で固定基枠232内に重なった状態で配置されている。また、上端には回動ピン314によって鉤部材276aと枢支されるための回動ピン結合孔260が設けられており、下端には回動ピン316によって鉤部材276bと枢支されるための回動ピン結合孔274が設けられている。
また、可動錠板256の長手方向の断面形状は段差形状を形成しており、後述の第1不正開錠防止部材284、第2不正開錠防止部材292が配設される位置においてこれらと干渉しない状態で固定基枠232のスライド保持片240と摺接するように形成されている。これにより、上端側から、第1摺接部258、第2摺接部262、第3摺接部272が、固定基枠232のスライド保持片240に摺接するように形成されている。
また、第3摺接部272には、第1不正開錠防止部材284が枢支されるための回動ピン結合孔270が形成されている。
また、可動錠板256の上端側に形成されたバネ掛け部257と、金枠用鉤部材330aに形成されたバネ掛け部338aとにバネ部材332aが係止されて、両者可動錠板256、金枠用鉤部材330aを連結している。これにより、可動錠板256は、常時は下方に付勢されている。
鉤部材276a、鉤部材276bについて説明する。
図8に図示されるように、鉤部材276aは、固定基枠232のスライド保持片240の上端に取付けられており、鉤部材276bは、固定基枠232のスライド保持片240の下端に取付けられている。図9に図示されるように、鉤部材276a、鉤部材276bは、鉤受け部材218a、218bと係合される側の端部の先端が先細りとなるテーパー部280a、テーパー部280bがそれぞれ形成されており、上方側には鉤受け部材218a、鉤受け部材218bが係合する係合凹部282が形成されている。
図8に図示されるように、スライド保持片240の上端において、機台枠212に取付けられた鉤受け部材218aと対応する所定位置に、鉤部材276aが回動ピン310によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。さらに、鉤部材276aは、スライド保持片240との枢支された位置より取付片234側の位置において、可動錠板256の上端側が回動ピン314によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。これにより、鉤部材276aは、可動錠板256の上下摺動に伴って連動することができる。
同様に、スライド保持片240の下端部において、機台枠212に取付けられた鉤受け部材218bと対応する所定位置に、鉤部材276bが回動ピン312によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。さらに、鉤部材276bは、スライド保持片240との枢支された位置より取付片234側の位置には、可動錠板256の下端側が回動ピン316によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。これにより、鉤部材276bは、可動錠板256の上下摺動に伴って連動することができる。これらより、鉤部材276a、鉤部材276bは、可動錠板256の上方への摺動に伴って連動して、図8の図示上、時計廻り回転方向に回動することで係合凹部282と鉤受け部材218a及び鉤受け部材218bとの係合を可能としている。
ここで、図9から図12に図示されるように、鉤部材276aが、本発明の「不正開錠防止機構が構成されない第1の鉤部材」に相当する。鉤部材276bが、本発明の「不正開錠防止機構が構成される第2の鉤部材」に相当する。
そして、「不正開錠防止機構が構成されない第1の鉤部材」として構成される鉤部材276aのテーパー部280aの形成位置と鉤受け部材218aの距離は、「不正開錠防止機構が構成される第2の鉤部材」として構成される鉤部材276bのテーパー部280bの形成位置と鉤受け部材218bの距離よりも、近い位置に形成されている。
これにより、施錠時において、「第1の鉤部材」として構成される鉤部材276aと鉤受け部材218aの係合の方が、「第2の鉤部材」として構成される鉤部材276bと鉤受け部材218bの係合よりも先行して係合可能な構成とされている。
金枠用鉤部材330a、金枠用鉤部材330b、金枠用鉤部材連結板340について説明する。この金枠用鉤部材330a、金枠用鉤部材330b、金枠用鉤部材連結板340は、表枠222の前面側にヒンジ(図示省略)を介して片開き状に取り付けられる略方形枠状に枠組み形成された金枠の鉤受け部材と係合して開錠、施錠をするためのものである。
図8に図示されるように、金枠用鉤部材330aは、細長い板部材で形成されている。そして、長手方向を固定基枠232のスライド保持片240と略平行方向で固定基枠232内に重なった状態で配置されている。
そして、金枠用鉤部材330aの平板部の上下の位置に長孔334aが形成されており、ピン333によって、スライド保持片240上で上下摺動を可能に保持されている。
また、金枠用鉤部材330aの上方において平板部に垂直状に形成されたバネ掛け部338aと、可動錠板256とがバネ部材332aによって連結されて、常時は上方に付勢されている。
また、上端の表枠222の前面側に向かって、係合爪331aが形成されており、金枠との係合可能に構成されている。
また、下端には、金枠用鉤部材連結板340と係合するスリット336aが形成されている。
図8に図示されるように、金枠用鉤部材330bは、細長い板部材で形成されている。
そして、長手方向を固定基枠232のスライド保持片240と略平行方向で固定基枠232内に重なった状態で、かつ金枠用鉤部材330aの下方側に縦設して配置されている。
そして、金枠用鉤部材330bの平板部の上下の位置に長孔334bが形成されており、ピン333によって、スライド保持片240上で上下摺動を可能に保持されている。
また、金枠用鉤部材330bの上方において平板部に垂直状に形成されたバネ掛け部338bと、固定基枠232の取付片234の略中央に形成されたバネ掛け部235とがバネ部材332bによって連結されて常時は、上方に付勢されている。
また、下端の表枠222の前面側に向かって、係合爪331bが形成されており、金枠と係合可能に構成されている。
また、下端には、金枠用鉤部材連結板340と係合するスリット336bが形成されている。
図8に図示されるように、金枠用鉤部材連結板340は、共に上方に付勢された金枠用鉤部材330a、金枠用鉤部材330bと連結して、金枠用鉤部材330aのバネ部材332a、金枠用鉤部材330bのバネ部材332bの付勢力に抗して下方に摺動させて、係合爪331a、係合爪331bを金枠の鉤受け部材から係合解除するためのものである。この金枠用鉤部材連結板340は、細長い板部材で形成されている。そして、金枠用鉤部材330aのスリット336a、金枠用鉤部材330bのスリット336bに対応する上下の所定位置において平板部の垂直状に係止片342a、係止片342bが形成されて、スリット336a、スリット336bと係合している。
また、下端部には、開錠カム部材306の開錠片308aと係合される開錠カム部材係合孔344が形成されている。
止皿用鉤部材350について説明する。この止皿用鉤部材350は、表枠222の前面側にヒンジ(図示省略)を介して片開き状に取り付けられる略方形枠状に枠組み形成された止皿用扉の鉤受け部材と係合して開錠、施錠をするためのものである。
この止皿用扉は、金枠の下方側に配設されるため、止皿用鉤部材350は、固定基枠232の下方側に配設されている。
図8に図示されるように、止皿用鉤部材350は、細長い板部材で形成されている。そして、長手方向を固定基枠232のスライド保持片240と略平行方向で、かつ、固定基枠232よりも機台内方側に重なった状態で配置されている。
そして、止皿用鉤部材350の平板部の上下の位置に長孔352が形成されており、ピン353によって、スライド保持片240上で上下摺動を可能に保持されている。
また、止皿用鉤部材350の下方において平板部に垂直状に形成されたバネ掛け部356と、第2不正開錠防止部材292のバネ掛け部300とがバネ部材304bによって連結されて常時は、上方に付勢されている。
また、止皿用鉤部材350の下端において、表枠222の前面側に向かって、係合爪354が形成されており、止皿用扉と係合可能に構成されている。
また、止皿用鉤部材350の上端において、表枠222の前面側に向かって、操作レバー358が突出形成されており、この操作レバー358に下方への手動操作力を及ぼすことによって、止皿用鉤部材350が、バネ部材304bの付勢力に抗して下方に摺動することができる構成となっている。これにより、止皿用扉の鉤受け部材と係合爪354の係合解除ができる。
次に、不正開錠防止機構283について説明する。
この不正開錠防止機構283は、施錠時の可動錠板256の動きを規制し、これと連動する鉤部材276a、276bの作動を規制して不正開錠を防止する機構である。
図8に図示されるように、この不正開錠防止機構283は、第1不正開錠防止部材284、第2不正開錠防止部材292、バネ部材304a、バネ部材304b、から構成されている。
第1不正開錠防止部材284は、細長い板部材で形成されており、長手方向を可動錠板256の面上、すなわち可動錠板256の第3摺接部272と平行した向きで重なり合って配置されている。また、上端を回動ピン318によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。
また、第1不正開錠防止部材284の上端において、開錠カム部材306に対応する位置には、開錠カム部材306と係合される開錠カム部材係合孔286が形成されている。
また、回動ピン318を挟んで反対側の上端には、バネ掛け部288が形成され、可動錠板256に形成されたバネ掛け部263とバネ部材304aによって連結される。このバネ部材304aの付勢により、常時は、図8の図示上、反時計廻り回転方向に付勢され、固定基枠232のスライド保持片240に形成されたストッパー241と当接した位置で付勢されている。
ここで、バネ部材304aが本発明の「第1の弾性部材とは異なる第2の弾性部材」に相当する。そして、この付勢位置が、「常時は前記不正開錠防止位置に付勢された位置」に相当する。
また、第1不正開錠防止部材284の回動中心とは反対の端部である下端部には、第2不正開錠防止部材292と係合するための係合凹部290が形成されている。またこの下端部は先端が先細ったテーパー部289に形成されている。
第2不正開錠防止部材292は、細長い板部材で形成されており、長手方向を固定基枠232のスライド保持片240の面上、と平行した向きで重なり合って配置されている。また、下端部は、スライド保持片240の回動ピン結合孔250の位置において、回動ピン320によって回動自在に結合、すなわち枢支されている。
また、第2不正開錠防止部材292の平板部293の面に対して垂直状に形成されたバネ掛け部300が形成され、止皿用鉤部材350とバネ部材304bによって連結される。このバネ部材304bの付勢により、常時は、図8の図示上、時計廻り回転方向に付勢され、固定基枠232のスライド保持片240に形成されたストッパー243と当接した位置で付勢されている。
ここで、バネ部材304bが「第1の弾性部材」に相当する。そして、この付勢位置が、「常時は前記不正開錠防止位置から退避する位置に付勢された位置」に相当する。
また、第2不正開錠防止部材292の回動中心とは反対の端部である上端側には、第1不正開錠防止部材284と係合するための係合凹部294が形成されている。またこの上端部は先端が先細ったテーパー部296に形成されている。
更に、第2不正開錠防止部材292は、機台枠212に取付けられた鉤受け部材218bと対応する所定位置に、作動レバー部位302が、鉤受け部材218b側に突出した形で形成されている。この作動レバー部位302の端部は、表枠222が機台枠212に対して閉止されるときにおいて、鉤受け部材218bの当接部219と接するように配置形成されている。
なお、実施形態2において、第1不正開錠防止部材284の係合凹部290、第2不正開錠防止部材292の係合凹部294が本発明の「係合部」に相当する。
これらより、第1不正開錠防止部材284は、バネ部材304aにより、常時は前記不正開錠防止位置に付勢された位置に付勢されている。
第2不正開錠防止部材292は、バネ部材304bにより、常時は前記不正開錠防止位置から退避する位置に付勢された位置に付勢されている。
そして、この位置においては、第1不正開錠防止部材284の係合凹部290、第2不正開錠防止部材292の係合凹部294から構成される「係合部」は、係合されない状態である。よって、可動錠板256は、上下摺動が可能な状態であり、これが本発明の「常時は可動錠板の摺動が可能な位置に付勢される位置」に相当する。
開錠カム部材306について説明する。開錠カム部材306は、シリンダー錠の先端に取付けられるものであり、略円板形状をしている。
そして、開錠カム部材306は、略円板形状の半径方向に突出した爪状の開錠片308a、開錠片308bが形成されている。
そして、図8の図示上、上方に形成されている開錠片308aが、金枠用鉤部材連結板340の開錠カム部材係合孔344に係合可能に構成されている。
また、図8の図示上、下方に形成されている開錠片308bが、第1不正開錠防止部材284の開錠カム部材係合孔286と係合可能に構成されている。
このように構成された施錠ユニット230について、表枠222を機台枠212に閉止する時、及び表枠222を機台枠212から開放する時における、不正開錠防止機構283の作動について以下に説明する。
図9、図10、図11、図12は実施形態2に係るパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構283の作動状態を側面から見た側面図である。
なお、上方側に、鉤部材276a部位における作動状態を示し、下方側に鉤部材276b部位における作動状態を示している。
なお図9、図10、図11、図12は、不正開錠防止機構283の作動を詳細に説明するために、固定基枠232の強度保持片238は図示を省略している。
図9は、実施形態2に係るパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構の閉止作動前状態を側面から見た側面図である。図9に図示されるように、表枠222(図8参照)が機台枠212(図8参照)に対して開放された状態を示している。この状態では、鉤部材276a、鉤部材276bの係合凹部282と鉤受け部材218a、鉤受け部材218bは、係合されていない状態である。
第1不正開錠防止部材284は、バネ部材304aの付勢により、図9の図示上、反時計廻り回転方向に付勢され、固定基枠232のスライド保持片240に形成されたストッパー241と当接して、不正開錠防止位置で付勢されている。
第2不正開錠防止部材292は、バネ部材304bの付勢により、図9の図示上、時計廻り回転方向に付勢され、固定基枠232のスライド保持片240に形成されたストッパー243と当接して、不正開錠防止位置から退避する位置で付勢されている。
この位置においては、第1不正開錠防止部材284の係合凹部290、第2不正開錠防止部材292の係合凹部294は、係合されない状態である。よって、可動錠板256は、上下摺動が可能な可動錠板の摺動が可能な状態位置に付勢されている。
図10は、実施形態2に係るパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構の閉止作動途中状態を側面から見た側面図である。図10に図示されるように、表枠222(図8参照)が機台枠212(図8参照)に対して閉止される途中状態を示している。表枠222(図8参照)が機台枠212(図8参照)に向かって閉じられると、鉤部材276aのテーパー部280aが鉤受け部材218aの下端部に接触する。更に、表枠222(図8参照)が機台枠212(図8参照)に閉じられる方向に移動すると、テーパー部280aが鉤受け部材218aに押し下げられ、鉤部材276aは回動ピン310を中心として図示上、時計廻り回転方向に回転する。
同様に、表枠222(図8参照)が機台枠212(図8参照)に向かって閉じられると、鉤部材276bのテーパー部280bが鉤受け部材218bの下端部に接触する。更に、表枠222(図8参照)が機台枠212(図8参照)に閉じられる方向に移動すると、テーパー部280bが鉤受け部材218bに押し下げられ、鉤部材276bは回動ピン312を中心として図示上、時計廻り回転方向に回転する。
なお、鉤部材276aのテーパー部280aの形成位置は、鉤部材276bのテーパー部280bの形成位置よりも、鉤受け部材218aに近い位置に形成されている。
これにより、施錠時において、鉤部材276aと鉤受け部材218aの係合の方が、鉤部材276bと鉤受け部材218bの係合よりも先行して係合可能な構成とされている。
そうすると、鉤部材276aと回動ピン314で連結された可動錠板256、及び、可動錠板256と回動ピン318で連結された第1不正開錠防止部材284が、常時はバネ部材332aによって下方に付勢されているところ、このバネ部材332aに抗して上方に摺動する。
このとき、第1不正開錠防止部材284の係合凹部290が、第2不正開錠防止部材92の係合凹部294が係合しない状態で上方まで摺動される。
そうすると、鉤部材276aは、係合凹部282と鉤受け部材218aが係合可能な位置まで回動ピン310を中心として図示上、時計廻り回転方向に回転する。
また、下方側の鉤部材276bも同様に、回動ピン316で可動錠板256と連結されているため、可動錠板256の上方への摺動に連動して係合凹部282と鉤受け部材218bが係合可能な位置まで回動ピン312を中心として図示上、時計廻り回転方向に回転する。
図11は、実施形態2に係るパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構の閉止作動後状態を側面から見た側面図である。図11に図示されるように、表枠222(図8参照)が機台枠212(図8参照)に対して閉止された状態を示している。この状態が、不正開錠防止機構283の有効状態である。
図11に図示されるように、鉤受け部材218bが鉤部材276bの係合凹部282に係合すると、鉤部材276bは、再びバネ部材332aの弾性力によって反時計廻り回転方向に回転し、それと共に、可動錠板256と第1不正開錠防止部材284も下方に摺動する。
そして、係合凹部282に係合された鉤受け部材218bの表枠222(図8参照)側に備えられた当接部219が、第2不正開錠防止部材292の作動レバー部位302と接触して、第2不正開錠防止部材292を回動ピン320を中心に反時計廻り回転方向に回転させる。そうすると、係合凹部294の位置は、可動錠板256の摺動を規制する不正開錠防止位置に付勢された位置となる。
そして、第1不正開錠防止部材284の先端部のテーパー部289と、第2不正開錠防止部材292の先端部のテーパー部296が当接する。
そして、第1不正開錠防止部材284は、バネ部材304aの付勢力に抗して時計廻り回転方向に回転しながら下方に摺動する。このとき、第1不正開錠防止部材284の先端部のテーパー部289は、第2不正開錠防止部材292の先端部のテーパー部296を乗り上げながら下方に摺動する。そして、第2不正開錠防止部材292の先端部のテーパー部296を乗り上げ切ると、第1不正開錠防止部材284の係合凹部290と、第2正開錠防止部材292の係合凹部294が係合する。
この第1不正開錠防止部材284の係合凹部290と、第2正開錠防止部材292の係合凹部294が係合した状態では、第1不正開錠防止部材284は上方への摺動が規制される。そのため、この第1不正開錠防止部材284と連結されている可動錠板256も上方への摺動を規制され、可動錠板256と連動する鉤部材276a、鉤部材276bも回動を規制される。
よって、この不正開錠防止機構283が有効状態では、表枠222(図8参照)と機台枠212(図8参照)の間から、不正開錠を行おうとしても、鉤部材276a、鉤部材276b、可動錠板256を作動させることはできない。
また、第2不正開錠防止部材292の作動レバー部位302と接触する当接部219は、鉤受け部材218bに設けられていることから、鉤受け部材218bが鉤部材276bの係合凹部282に係合完了した後に、当接部219が作動レバー部位302と接触するように設定することが容易である。
図12は、実施形態2に係るパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構の開錠作動状態を側面から見た側面図である。図12に図示されるように、表枠222(図8参照)が機台枠212(図8参照)に対して閉止された状態から表枠222(図8参照)の開錠する状態を示している。すなわち、不正開錠防止機構283を有効状態から無効状態に移行させて、表枠222(図8参照)の開錠する状態を示している。
表枠222(図8参照)が機台枠212(図8参照)に対して閉止された状態から、表枠222(図8参照)の開錠を行うには、シリンダー錠(図示を省略)に鍵を挿入して開錠を行う。シリンダー錠に鍵を挿入して回転させることによって、シリンダー錠(図示を省略)の先端部に取付けられた開錠カム部材306を図8の図示上、反時計廻り回転方向に回転させる。
そうすると、開錠カム部材306(図8参照)に形成された開錠片308b(図8参照)が、第1不正開錠防止部材284に形成された開錠カム部材係合孔286と係合し、第1不正開錠防止部材284が独立して、回動ピン318を中心として時計廻り回転方向に回転する。そうすると、第1不正開錠防止部材284の係合凹部290が、第2不正開錠防止部材292の係合凹部294との係合位置から退避される。
そしてシリンダー錠に挿入された鍵を更に回転させると、第1不正開錠防止部材284及び可動錠板256が共に上方に摺動させることができるため、これらと連結する鉤部材276a、鉤部材276bが回転し、係合凹部282から鉤受け部材218a、鉤受け部材218bを外すことができる。
本発明の実施形態2に係る遊技機の錠装置は上述したように構成されている。この構成によれば、鉤受け部材218bは、機台枠212に対する表枠222の施錠時に鉤部材276bが係合されるという機能と、鉤受け部材218bに備えられた当接部219が鉤部材276bの係合の後に係合凹部294と係合凹部290との係合位置を可動錠板256の摺動を規制する不正開錠防止位置にさせるという機能を有している。
この二つの機能が同一部材である鉤受け部材218bによって果たされることから、当接部219が係合凹部294と係合凹部290との係合位置を可動錠板256の摺動を規制する不正開錠防止位置にさせる位置と、鉤部材276bと鉤受け部材218bの係合位置を同時に設定することができる。そのため不正開錠防止機構283の調整が容易となる。また、これにより鉤部材218bが完全に係合状態になってから不正開錠防止機構283を有効状態に移行させることが容易となる。また、従来のように独立して不正開錠防止機構を備える必要が無くなり遊技機の錠装置が複雑な構成にならない。そのため遊技機の錠装置の故障も減らすことが可能となる。
また、第1不正開錠防止部材284及び第2不正開錠防止部材292の付勢は、バネ部材304a、バネ部材304bによって、それぞれ独立して付勢された構成となっている。また、係合部は、互いに係合可能とする係合凹部が形成されており、第1不正開錠防止部材284の係合凹部290が、第2不正開錠防止部材92の係合凹部294が形成されている。これにより、第1不正開錠防止部材284及び第2不正開錠防止部材292の形状、付勢方法について比較的簡単な構成により不正開錠防止を図ることができる。
そして、鉤部材276aのテーパー部280aの形成位置は、鉤部材276bのテーパー部280bの形成位置よりも、鉤受け部材218aに近い位置に形成されている。
これにより、施錠時において、鉤部材276aと鉤受け部材218aの係合の方が、鉤部材276bと鉤受け部材218bの係合よりも先行して係合可能な構成とされている。
これにより、機台枠212と表枠222の施錠において、「鉤の片係り防止」を図ることができる。
本発明の遊技機の錠装置は、本実施の形態で説明した外観、構成、処理、表示例等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、上記実施形態1では、第1不正開錠防止部材84に不正開錠防止係止片90が形成されており、第2不正開錠防止部材92に不正開錠防止係合孔94が形成されている構成を説明した。しかしながら図7に図示されるように、上記構成に限定されることなく、第1不正開錠防止部材84に不正開錠防止係合孔94を形成し、第2不正開錠防止部材92に不正開錠防止係止片90を形成する構成にすることもできる。
不正開錠防止機構83は、上方の鉤部材76a側の位置において適用することも可能である。
また、実施形態2の「鉤の片係り防止」を図るための鉤部材のテーパー部の形成位置の構成は、本実施形態1においても適用できるものである。
また、実施形態2では、第1不正開錠防止部材284及び第2不正開錠防止部材292の回動が、共に可動錠板256の板圧方向において同一距離に並んだ構成とする場合には、係合部の構成を板圧方向において、コンパクトにすることができるため、錠装置全体を薄くすることができるため、省スペース化を図ることができる。
また、本実施形態2の第1不正開錠防止部材284のバネ付勢が付勢される構成として、可動錠板256と連結して付勢される構成を示した。また、第2不正開錠防止部材292のバネ付勢が付勢される構成として、止皿用鉤部材350と連結して付勢される構成を示した。しかしながら、これに限定されるものではなく、他の部材との連結も可能である。
また不正開錠防止機構283は、上方の鉤部材276a側の位置において適用することも可能である。
実施形態1に係るスロット機の錠装置を前方から見た斜視図である。 実施形態1に係るスロット機の錠装置の各構成品を後方から見た構成図である。 実施形態1に係るスロット機の錠装置の不正開錠防止機構の閉止作動前状態を側面から見た側面図である。 実施形態1に係るスロット機の錠装置の不正開錠防止機構の閉止作動途中状態を側面から見た側面図である。 実施形態1に係るスロット機の錠装置の不正開錠防止機構の閉止作動後状態を側面から見た側面図である。 実施形態1に係るスロット機の錠装置の不正開錠防止機構の開錠作動状態を側面から見た側面図である。 実施形態1の変更例を図2に対応させて示す構成図である。 実施形態2に係るパチンコ機の錠装置の各構成品を後方から見た構成図である。 実施形態2に係るパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構の閉止作動前状態を側面から見た側面図である。 実施形態2に係るパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構の閉止作動途中状態を側面から見た側面図である。 実施形態2に係るパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構の閉止作動後状態を側面から見た側面図である。 実施形態2に係るパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構の開錠作動状態を側面から見た側面図である。 従来のパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構の各構成品を示した構成図である。 (a図)従来のパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構の閉止作動前状態を側面から見た側面図である。(b図)従来のパチンコ機の錠装置の不正開錠防止機構の閉止作動後状態を側面から見た側面図である。
符号の説明
10 スロット機
12 機台枠
14 縦枠
16 縦通部材
18a 鉤受け部材
18b 鉤受け部材
19 当接部
22 表枠
24 縦枠
30 施錠ユニット
32 固定基枠
34 取付片
36 シリンダー錠取付孔
38 強度保持片
40 第1スライド保持片
44 第2スライド保持片
46 逃し長孔
48 第3スライド保持片
50 回動ピン結合孔
54 ローラー
55 ローラー支持部材
56 可動錠板
58 第1摺接部
60 回動ピン結合孔
62 第2摺接部
64a 開錠カム部材係合孔
64b 開錠カム部材係合孔
68 開錠カム部材係合片
70 回動ピン結合孔
72 第3摺接部
74 回動ピン結合孔
76a 鉤部材
76b 鉤部材
80 テーパー部
82 係合凹部
83 不正開錠防止機構
84 第1不正開錠防止部材
86 開錠カム部材係合片
88 第1バネ掛け部
90 不正開錠防止係止片
91 平板部
92 第2不正開錠防止部材
94 不正開錠防止係合孔
95 下端部
96 第1長孔
97 第1長孔上端部
98 第2長孔
99 第2長孔上端部
100 第2バネ掛け部
102 作動レバー部位
104 バネ部材
106 開錠カム部材
108 開錠片
110 回動ピン
112 回動ピン
114 回動ピン
116 回動ピン
118 回動ピン
120 回動ピン
150 係合部材
152 係合片
154 作動レバー
156 クラッチ部材
158 係合凹部
160 可動錠板
162 ハネ出しプレート
164 金枠
166 バネ部材
168 鉤部材
170 先端テーパー部
172 鉤受け部材
174 係合位置
176 ガイドピン
178 ガイドピン
210 パチンコ機
212 機台枠
214 縦枠
216 縦通部材
218a 鉤受け部材
218b 鉤受け部材
219 当接部
222 表枠
224 縦枠
230 施錠ユニット
232 固定基枠
234 取付片
235 バネ掛け部
236 シリンダー錠取付孔
238 強度保持片
240 スライド保持片
241 ストッパー
243 ストッパー
246 逃し長孔
250 回動ピン結合孔
256 可動錠板
257 バネ掛け部
258 第1摺接部
260 回動ピン結合孔
262 第2摺接部
263 バネ掛け部
270 回動ピン結合孔
272 第3摺接部
274 回動ピン結合孔
276a 鉤部材
276b 鉤部材
280a テーパー部
280b テーパー部
282 係合凹部
283 不正開錠防止機構
284 第1不正開錠防止部材
286 開錠カム部材係合孔
288 バネ掛け部
289 テーパー部
290 係合凹部
292 第2不正開錠防止部材
293 平板部
294 係合凹部
296 テーパー部
300 バネ掛け部
302 作動レバー部位
304a バネ部材
304b バネ部材
306 開錠カム部材
308a 開錠片
308b 開錠片
310 回動ピン
312 回動ピン
314 回動ピン
316 回動ピン
318 回動ピン
320 回動ピン
330a 金枠用鉤部材
330b 金枠用鉤部材
331a 係合爪
331b 係合爪
332a バネ部材
332b バネ部材
333 ピン
334a 長孔
334b 長孔
336a スリット
336b スリット
338a バネ掛け部
338b バネ掛け部
340 金枠用鉤部材連結板
342a 係止片
342b 係止片
344 開錠カム部材係合孔
350 止皿用鉤部材
352 長孔
353 ピン
354 係合爪
356 バネ掛け部
358 操作レバー

Claims (5)

  1. 方形枠状に形成された遊技機の機台枠と、
    該機台枠の前面側に片開き状に取り付けられた表枠と、
    該表枠の自由端側の内面側に沿って縦設される固定基枠と、
    該固定基枠において、該表枠の自由端側に並列状に形成されるスライド保持片に、上下摺動可能な可動錠板と、
    該可動錠板の両端に備えられ、該可動錠板の上下摺動に伴って連動される鉤部材と、
    該鉤部材と係合される前記機台枠に取り付けられた鉤受け部材と、
    を備えた遊技機の錠装置であって、
    更に、前記可動錠板の面上で回動可能に枢支される第1不正開錠防止部材と、
    前記固定基枠のスライド保持片の面上で回動可能に枢支される第2不正開錠防止部材とを備え、
    前記第1不正開錠防止部材と前記第2不正開錠防止部材における回動中心とは反対の端部には、両不正開錠防止部材が係合して可動錠板の摺動を規制することを可能とする係合部が形成されており、
    前記第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材は、弾性部材によって常時は可動錠板の摺動が可能な位置に付勢される不正開錠防止機構が構成されており、
    前記鉤受け部材は、前記不正開錠防止機構の第1不正開錠防止部材又は第2不正開錠防止部材のいずれか一方に当接する当接部を有しており、前記機台枠に対する前記表枠の施錠時に前記鉤部材が前記鉤受け部材に係合されると共に、前記当接部が、前記不正開錠防止機構の第1不正開錠防止部材と第2不正開錠防止部材が付勢された弾性部材の付勢に抗して、前記第1不正開錠防止部材と前記第2不正開錠防止部材の係合部を前記可動錠板の摺動を規制する不正開錠防止位置に係合させることを特徴とする遊技機の錠装置。
  2. 請求項1に記載の遊技機の錠装置であって、
    前記不正開錠防止機構の第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材の連結構成は、
    前記第1不正開錠防止部材と、前記第2不正開錠防止部材とが弾性部材によって連結されて構成されており、
    前記第1不正開錠防止部材及び前記第2不正開錠防止部材の係合部は、前記第1不正開錠防止部材と前記第2不正開錠防止部材のいずれか一方に、可動錠板の摺動を規制する係合孔が形成され、もう一方に該係合孔と係合される係止片が形成されていることを特徴とする遊技機の錠装置。
  3. 請求項2に記載の遊技機の錠装置であって、
    前記係合孔は、前記係止片が摺動可能な係合孔を形成しており、
    更に、鉤部材が鉤受け部材と係合する施錠位置から鉤部材が鉤受け部材から外れる開錠位置まで可動錠板の摺動が案内される第1長孔と、前記施錠位置から前記開錠位置までの可動錠板の摺動が規制される第2長孔とが連結して形成されていることを特徴とする遊技機の錠装置。
  4. 請求項1に記載の遊技機の錠装置において、
    前記不正開錠防止機構の第1不正開錠防止部材及び第2不正開錠防止部材の連結構成は、
    前記第1不正開錠防止部材及び前記第2不正開錠防止部材のいずれか一方が第1の弾性部材と連結されて、常時は前記不正開錠防止位置から退避する位置に付勢されており、
    前記第1不正開錠防止部材及び前記第2不正開錠防止部材の他方が第1の弾性部材とは異なる第2の弾性部材と連結されて、常時は前記不正開錠防止位置に付勢された連結構成とされており、
    前記第1不正開錠防止部材及び前記第2不正開錠防止部材の係合部は、互いに係合可能とする係合凹部が形成されていることを特徴とする遊技機の錠装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の遊技機の錠装置において、
    前記鉤部材は、前記不正開錠防止機構が構成されない第1の鉤部材と、不正開錠防止機構が構成される第2の鉤部材とから構成されており、
    前記第1の鉤部材及び第2の鉤部材の形状は、鉤受け部材に向かって先端が先細りするテーパー形状に形成されており、
    前記第1の鉤部材のテーパー形状の形成位置は、前記第2の鉤部材のテーパー形状の形成位置よりも、前記鉤受け部材側に近い位置に形成されており、
    前記第1の鉤部材と前記鉤受け部材の係合が、前記第2の鉤部材と前記鉤受け部材の係合よりも先行することを特徴とする遊技機の錠装置。

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