JP2009170958A - 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム Download PDF

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Hidekazu Takahama
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昭 大畑
Hiroshi Murakami
比呂志 村上
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Abstract

【課題】画質調整パラメータの設定を簡単に行なうことができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿の表面、裏面を読取る画像読取装置において、複数のパラメータで画像調整を行ない、それらを複数のサンプル(画質モニター)として出力する。表面、裏面それぞれで選択されたサンプルに対応するパラメータで、表面、裏面それぞれの画質調整が行なわれる。表面のパラメータと裏面のパラメータとの誤差が算出される。次回からは、表面のみの画像モニターを出力し、選択されたサンプルのパラメータで、表面の画質調整が行なわれる。裏面のパラメータは、表面のパラメータおよび算出された誤差に基づいて設定される。
【選択図】図5

Description

この発明は、画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムに関し、特に、両面原稿の表面と裏面とを読込むことが可能な画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムに関する。
電子写真式の画像形成装置(MFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機など)には、両面原稿の表面と裏面とを読込むことが可能な読取部を備えたものがある。また、両面原稿の表面と裏面とのそれぞれの面を読取る2つのセンサを用いることで、1回の通紙で原稿両面の画像を読取る1パス両面読取りスキャナを搭載した画像形成装置が知られている。
下記特許文献1には、入力データに従い表面を読取る時の読取り条件を設定するとともに、その条件を加工して、裏面を読取る時の読取り条件を取得する両面スキャナが開示されている。
下記特許文献2には、2つのイメージセンサによって原稿の両面画像データを一の動作で読取る画像処理装置において、所定の基準画像データに基づいて一方のイメージセンサにより読取られた画像データの画質補正を行なう技術が開示されている。この補正画像データに基づいて、他方のイメージセンサにより読取られた画像データの画質補正が行なわれる。これにより、表裏面の読取画像データ間に生じる画質差だけでなく、原稿画像データとの画質差が低減される。
特開平7−177308号公報 特開2005−20224号公報
1パス両面読取りスキャナ搭載の画像形成装置において、表面と裏面とでセンサの読取り特性が異なる場合が考えられる。このような場合に画質モニターを使用することで、表面と裏面とのそれぞれにおいて、画質調整パラメータを設定することが考えられる。
「画質モニター」を用いた画質調整パラメータの設定は、以下のような手順で行われる。
(1) スキャナで原稿の表および裏の画像を読取る。
(2) 画質調整パラメータを変えて様々な濃度とした表面の画像サンプルを、1枚の用紙に並べて印字する。その中から、ユーザに最も好ましいものを選択させる(表面の画質調整パラメータの設定)。
(3) 画質調整パラメータを変えて様々な濃度とした裏面の画像サンプルを、1枚の用紙に並べて印字する。その中から、ユーザに最も好ましいものを選択させる(裏面の画質調整パラメータの設定)。
このように表面と裏面とで画質モニターを用いて画質調整パラメータを設定する場合には、表面のみの場合と比べて調整時間がかかる為、作業効率が悪化するという問題があった。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、両面原稿の表面と裏面とを読込むことが可能な画像読取装置において、画質調整パラメータの設定を簡単に行なうことができる画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像読取装置は、原稿の両面を読取ることができる画像読取装置であって、原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および原稿の裏面の読取画像の出力サンプルを出力する第1の出力手段と、出力された原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および原稿の裏面の読取画像の出力サンプルに基づいて、表面と裏面との画質調整パラメータを設定する第1のパラメータ設定手段と、設定された表面の画質調整パラメータと、裏面の画質調整パラメータとの誤差を算出する算出手段と、算出手段で誤差が算出された後に、原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および原稿の裏面の読取画像の出力サンプルのいずれか一方を出力する第2の出力手段と、第2の出力手段で出力された出力サンプルに基づいて、原稿の表面および裏面のいずれか一方の画質調整パラメータを設定する第2のパラメータ設定手段と、第2のパラメータ設定手段で設定された画質調整パラメータ、および算出手段で算出された誤差に基づいて、原稿の表面および裏面のいずれか他方の画質調整パラメータを設定する第3のパラメータ設定手段とを備える。
好ましくは第2の出力手段は、原稿の表面の読取画像の出力サンプルを出力し、一方の画質調整パラメータは、表面の画質調整パラメータであり、他方の画質調整パラメータは、裏面の画質調整パラメータである。
好ましくは第3のパラメータ設定手段は、他方の画質調整パラメータが所定範囲を超える場合には、固定値を設定する。
好ましくは第3のパラメータ設定手段は、他方の画質調整パラメータが所定範囲を超える場合には、原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および原稿の裏面の読取画像の出力サンプルのいずれか他方を出力する第3の出力手段を含み、第3の出力手段で出力された出力サンプルに基づいて、原稿の表面および裏面のいずれか他方の画質調整パラメータを設定する。
この発明の他の局面に従うと、原稿の両面を読取ることができる画像読取装置の制御方法は、原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および原稿の裏面の読取画像の出力サンプルを出力する第1の出力ステップと、出力された原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および原稿の裏面の読取画像の出力サンプルに基づいて、表面と裏面との画質調整パラメータを設定する第1のパラメータ設定ステップと、設定された表面の画質調整パラメータと、裏面の画質調整パラメータとの誤差を算出する算出ステップと、算出ステップで誤差が算出された後に、原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および原稿の裏面の読取画像の出力サンプルのいずれか一方を出力する第2の出力ステップと、第2の出力ステップで出力された出力サンプルに基づいて、原稿の表面および裏面のいずれか一方の画質調整パラメータを設定する第2のパラメータ設定ステップと、第2のパラメータ設定ステップで設定された画質調整パラメータ、および算出ステップで算出された誤差に基づいて、原稿の表面および裏面のいずれか他方の画質調整パラメータを設定する第3のパラメータ設定ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、原稿の両面を読取ることができる画像読取装置の制御プログラムは、原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および原稿の裏面の読取画像の出力サンプルを出力する第1の出力ステップと、出力された原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および原稿の裏面の読取画像の出力サンプルに基づいて、表面と裏面との画質調整パラメータを設定する第1のパラメータ設定ステップと、設定された表面の画質調整パラメータと、裏面の画質調整パラメータとの誤差を算出する算出ステップと、算出ステップで誤差が算出された後に、原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および原稿の裏面の読取画像の出力サンプルのいずれか一方を出力する第2の出力ステップと、第2の出力ステップで出力された出力サンプルに基づいて、原稿の表面および裏面のいずれか一方の画質調整パラメータを設定する第2のパラメータ設定ステップと、第2のパラメータ設定ステップで設定された画質調整パラメータ、および算出ステップで算出された誤差に基づいて、原稿の表面および裏面のいずれか他方の画質調整パラメータを設定する第3のパラメータ設定ステップとをコンピュータに実行させる。
これらの発明に従うと、両面原稿の表面と裏面とを読込むことが可能な画像読取装置において、画質調整パラメータの設定を簡単に行なうことができる画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムを提供することが可能となる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態における画像読取装置について説明する。
画像読取装置は、画像形成装置に搭載されることもできるし、スキャナとして単体で動作することもできる。
画像読取装置を備えた画像形成装置は、同時に両面原稿の表面および裏面を読取ることが可能な読取部と、原稿の表と裏とで別々の画質調整パラメータを設定することができる設定部と、原稿の表と裏とで別々の画質調整パラメータに応じた画像処理を実施する画像処理部と、画像処理部で設定されたデータに基づいて画像を形成する画像形成部とを備える。
図1は、第1の実施の形態における画像形成装置の概観を示す図である。
図を参照して画像形成装置は、原稿両面の画像を読取ることができる画像読取部(スキャナ)1と、画質調整パラメータを用いた画像調整を行なう画像処理部3と、用紙の両面に画像を形成することができる画像形成部5と、用紙をストックする給紙部7と、プリント済みの用紙に後処理を行なう排紙部9とを備えている。
図2は、図1の画像読取部(スキャナ)1の構成を示す図である。
画像読取部(スキャナ)1は、シートスルータイプの自動原稿送り装置、および画像読込装置を備えている。
給紙トレイ200に積載された原稿は、給紙ローラー220で給紙され、分離ローラー221、および読取り前ローラー201で読取り位置へ搬送される。
第1読取りユニット103は、第1読取り位置を通過する原稿を露光装置206,208で露光し、プラテンガラス205、ミラー209、およびレンズ211を通して、CCD213において原稿のRGBデータを取得する。これによって、画像データが生成される。
第1読取り位置を通過した原稿は、第2読取り位置へ搬送される。第2読取り位置を通過する原稿は、第2読取りユニットであるCIS(接触型イメージセンサ)320によって読取られる。これにより、第1読取りユニットの読取る面とは逆側の原稿画像が読取られ、画像データが生成される。
第2読取り位置を通過した原稿は、読取り後ローラー202によって搬送され、排出積載トレイ222へ排出される。
このように画像を読取ることにより、1回の通紙で原稿の両面の画像を同時に読取ることができる。ここで、第1読取り位置においては、原稿は搬送ガイド部材によって、プラテンガラス205とは非接触で搬送できるよう案内される。また、読取り後ローラー202は、読取り前ローラー201よりも若干その回転速度を速くすることで、原稿が引っ張られるようにしている。これにより、原稿のたるみによる、原稿とプラテンガラスとの接触を防止することができる。
読取位置のプラテンガラス205上に紙粉や粘着物などの異物があると、それが読取り位置に留まり、原稿の搬送方向に色筋ノイズとして現れる。主に原稿とプラテンガラスとの接触によって、紙粉や粘着物は、プラテンガラス上に供給される。上記のように、原稿をプラテンガラスに接触させないことによって、異物を供給させないようにしている。
また、図示しないが、自動原稿搬送装置の給紙トレイ200には、給紙時の原稿の傾きを防止するためのガイド部材がある。そのガイド部材に連結された位置検出センサと、給紙トレイ200の搬送方向に設けられた複数の原稿検出部材との組み合わせにより、給紙トレイ200上の原稿のサイズが判別可能となっている。
さらに、通紙経路上には、原稿厚さ検出センサ304が配置されている。このセンサにより、給紙された原稿の厚さが判定され、原稿厚さが所定値以下かどうかを判別可能としている。原稿厚さ検出センサ304としては、透過光を用いるものや超音波を用いるものなど、各種の方式が提案されている。原稿の厚さ判定結果に基づいて、原稿の透過性あり/なしの判断が行なわれる。
図3は、画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。
図を参照して画像形成装置は、スキャナ画像処理ASIC301と、スキャナ画像処理ASIC303と、コントローラASIC305と、プリンタ画像処理ASIC307とを備える。
スキャナ画像処理ASIC301は、シェーディング補正部301aと、ライン間補正部301bと、色収差補正部301cとを備える。
スキャナ画像処理ASIC303は、解像度変換部303aと、下地飛ばし処理部303bと、領域判別部303cと、RGB→YMCK変換部303dと、文字エッジ補正部303eと、誤差拡散処理部303fとを備える。
コントローラASIC305は、圧縮・伸張処理部305aを備える。
プリンタ画像処理ASIC307は、画質調整パラメータPを入力してその値に基づき画像補正を行なう画像補正部307aと、セキュリティ地紋を打ち込む処理を実行するイメージ合成部307bと、スクリーン処理部307cと、PC間遅延制御部307dと、PWM制御と同期制御を行なうIC307eとを備える。
センサで読取られたRGBの画像データは、最初に、スキャナ画像処理ASIC301にてシェーディング補正、ライン間補正、および色収差補正が行なわれる。その後、スキャナ画像処理ASIC303では、主に、RGB画像データをCMYKデータに変換する処理が行なわれる。
次に、スキャナ画像処理ASIC303で処理されたYMCKデータには、コントローラASIC305にて圧縮・伸張処理が行なわれる。その後、プリンタ画像処理ASIC307にて、主に画像補正が行なわれ、データは印字用画像データに変換される。ここでは、画質モニターを用いて得られた画質調整パラメータPを設定して画質調整が行なわれる
図4は、画質モニターのサンプルを示す図である。
図4(a)は表面の画質モニターの出力を示しており、図4(b)は裏面の画質モニターの出力を示している。
画質モニターは、表面と裏面とのそれぞれにおいての画質調整パラメータを設定するための複数のサンプル出力を含む。画質モニターは、スキャナで読取られた原稿の表面(または裏面)の画像を、画質調整パラメータを変えて様々な濃度のサンプルとし、それらを1枚の用紙に並べて印字したものである。ユーザは印字された複数の画像の中から、最も好ましいものを選択する。これにより、その画像に対応する画質調整パラメータが装置に設定される。
図4においては、表面、裏面ともに、A3サイズの用紙に画質調整No.1〜画質調整No.7の7種類の画質が調整されたサンプルが縮小連写されて印字されている。デフォルトは画質調整No.4に対応する画質調整パラメータである。ここではデフォルトを中心として、濃い方に3段階、薄い方に3段階の濃度サンプルが印刷されている。
通常、ユーザは表面と裏面とでそれぞれ好ましいサンプルを選び、それを装置に入力する。これにより、表と裏とでそれぞれ画質調整パラメータが設定される。
図5は、画質モニターによる画質の調整方法を示す図である。
図の左に画質モニターによる調整前の画像の具体例が表面(a)、裏面(b)として表わされている。これは、デフォルトの状態での画像出力を示しており、表面、裏面とも黒っぽい画像となっている状態を示している。
画質モニターを使って、表面で画質調整No.2が、裏面で画質調整No.1がユーザにより選択されたものとする。裏面の下地は、表面の下地に比べてかぶり気味になっている。表面では、画質調整No.2を選択することで下地が飛び、裏面では画質調整No.1を選択することで下地が飛ぶものである。
これらの選択された番号をもとに、画質調整パラメータ、およびパラメータ誤差量が算出される。
画質調整No.2では、γ(ガンマ)を×a1倍相当にする補正ができ、画質調整No.1では、γを×a2倍相当にする補正ができるものとする(a1<a2)。すなわち、画質調整No.2に対応する画像調整パラメータは、スキャンにより得られた反射率データにa1をかけて出力するものであり、画質調整No.1に対応する画像調整パラメータは、スキャンにより得られた反射率データにa2をかけて出力するものである。
画質調整No.1に対応する画像調整パラメータは、画質調整No.2に対応する画像調整パラメータよりも補正の程度が大きい。
上述のNo.1とNo.2との番号が選択された場合、表面と裏面とのパラメータ補正誤差(表面の画質調整パラメータと裏面の画質調整パラメータの比)は、a2/a1となる。一度このパラメータ補正誤差が算出されたのであれば、次回からは、表面または裏面のみの画像モニターを出力し、好ましいものをユーザに選択させることで、他方の面でも好ましい画質調整パラメータを求めることができる。
すなわち、上述のようにa2/a1の値が求められているのであれば、表面のみの画質モニターを出力し、ユーザの選択に基づき表面の画質調整パラメータが算出される。表面の画質調整パラメータにa2/a1の値をかけることで、裏面の画質調整パラメータを算出することができる。
すなわち第2回目以降の画質モニターの出力において、裏面の画質調整No.としては、表面の画質調整No.に該当する画像調整パラメータに、パラメータ補正誤差(a2/a1)を加味した画像調整パラメータに相当する画質調整No.が設定される。
また逆に、裏面のみの画質モニターを出力し、ユーザの選択に基づき裏面の画質調整パラメータを算出してもよい。この場合、裏面の画質調整パラメータにa1/a2の値をかけることで、表面の画質調整パラメータを算出することができる。
図6〜8は、第1の実施の形態における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
図を参照してステップS101でメインスイッチがONとされた後、ステップS103で初期化を行なう。
ステップS105で、原稿給紙装置に原稿が設置されているかどうかを判定する。YESとなるまで待機する。もし、原稿がセットされた場合は、ステップS107で両面の画質モニターを実行するかどうかを判定する。
両面画質モニターを実行する場合、ステップS151で画質モニター実行フラグをONにした後、ステップS153で両面画質モニターが電源投入後、初めて行われるかどうかを判定する。初めて行われる場合は、表面、裏面ともマニュアルで画質モニター番号を選択する必要があるため、ステップS155でマニュアル裏面画質モニターフラグをONとする。初めてでない場合は、ステップS157で、最初の両面画質モニターで設定された表面と裏面の設定パラメータの誤差分を、表面のパラメータに加味することで裏面のパラメータの自動設定を行なうフラグ(自動裏面画質モニターフラグ)をONにする。
次に、スタートキーが押されたかどうかを判定する。
ステップS109でスタートキーが押された場合、ステップS111で原稿の両面の画像を読取り、ステップS113で両面読取りでの画像データをメモリに記憶させる。
次に、ステップS115で画質モニター実行フラグ(S151)がONかどうかを判定する。ONでなかった場合は、ステップS117で、次に原稿があるかどうかを判定し、次原稿がある場合は、ステップS111に戻って再度読取りを行ない、次原稿が無かった場合は、ステップS119で両面画像データを印字して終了する。
画質モニター実行フラグがONであった場合は、ステップS121で、マニュアル裏面画質モニターフラグがONかどうか判定する。ONであった場合は、ステップS123で、表面画質モニターを作成するかどうかを選定する。
表面画質モニターの作成を選定した場合は、ステップS125で表面画質モニターを印字する。ステップS127で、表面画質モニターの番号が選択されたか判定し、選択が終われば次に進む。
一方、裏面画質モニターの作成を選定した場合は、ステップS137で裏面画質モニターを印字する。ステップS139で、裏面画質モニターの番号が選択されたか判定し、選択が終われば次に進む。
ステップS129で、表面、裏面とも画質モニターの番号を選定し終わったかどうかを判定し、選択し終ったら、ステップS131で表面、裏面の両者の画質モニターの番号から、表面と裏面のパラメータの誤差を算出する。
その後、ステップS135で、表面裏面の両者の画質モニターの番号から、表面裏面の両者の画像調整パラメータが算出され、両面の画質を補正する処理が行なわれる。
ステップS121で、マニュアル裏面画質モニターフラグがOFFの場合は、ステップS141で表面のみ画質モニターを印字する。ステップS143で、表面画質モニターの番号を選択し終わったかどうかを判定する。選択し終わった場合は、ステップS145で裏面の画質モニターの番号を、表面画質モニターの番号(表面のパラメータ)に表面と裏面のパラメータ誤差を加味して自動選択する。その後、ステップS135へ進む。
このように本実施の形態では、表面のみの画質モニターを使用して、表裏両面の画質調整を行なうことが可能となる。これにより、作業効率が向上するという効果がある。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態における画像読取装置の構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。
第2の実施の形態における画像読取装置は、初回の両面画質モニターが実行されると、パラメータ誤差量をセットする。その後に、両面画質モニターを実行する時、パラメータ誤差量を加味して画像調整パラメータを算出する。算出される画像調整パラメータが所定範囲を超える場合、その画像調整パラメータとしては、固定値をセットする。
図9は、第2の実施の形態における画像読取装置が実行する処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図8のフローチャートに代えて実行される。
ステップS221〜S239での処理は、図8のステップS121〜S139での処理と同じであるためここでの説明を繰り返さない。
ステップS221でNOであれば、ステップS241において表面のみ画質モニターを印字する。ステップS243で、表面画質モニターの番号を選択し終わったかどうかを判定する。選択し終わった場合は、ステップS245で、表面画質モニターの番号にパラメータ誤差を加味して自動選択する裏面の画質モニターの番号が、上下限値を超えるか判定する。NOであれば、ステップS247で、裏面の画質モニターの番号を、表面画質モニターの番号に表面と裏面のパラメータ誤差を加味して自動選択する。その後、ステップS235へ進む。
ステップS245でYESであれば、裏面の画質モニターの番号を、上限値または下限値とする。
なお、ステップS245では、表面の画質パラメータにパラメータ誤差を加味した裏面の画質パラメータが、上下限値を超えるか判定するようにしてもよい。
本実施の形態によると、第1の実施の形態における効果に加えて、限度を超えた画像調整パラメータが設定されることを防ぐことができるという効果がある。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態における画像読取装置の構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。
第3の実施の形態における画像読取装置は、初回の両面画質モニターが実行されると、パラメータ誤差量をセットする。その後に、両面画質モニターを実行する時、パラメータ誤差量を加味して画像調整パラメータを算出する。算出される画像調整パラメータが所定範囲を超える場合、その画像調整パラメータを再度求めるために画質モニターの印字を行なう。
図10は、第3の実施の形態における画像読取装置が実行する処理を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図8のフローチャートに代えて実行される。
ステップS321〜S339での処理は、図8のステップS121〜S139での処理と同じであるためここでの説明を繰り返さない。
ステップS321でNOであれば、ステップS341において表面のみ画質モニターを印字する。ステップS343で、表面画質モニターの番号を選択し終わったかどうかを判定する。選択し終わった場合は、ステップS345で、表面画質モニターの番号にパラメータ誤差を加味して自動選択する裏面の画質モニターの番号が上下限値を超えるか判定する。NOであれば、ステップS347で、裏面の画質モニターの番号を、表面画質モニターの番号に表面と裏面のパラメータ誤差を加味して自動選択する。その後、ステップS335へ進む。
ステップS345でYESであれば、ステップS349で裏面の画質モニターを印字する。ステップS351で、裏面画質モニターの番号を選択し終わったかどうかを判定する。選択し終わった場合は、ステップS335へ進む。
なお、ステップS345では、表面の画質パラメータにパラメータ誤差を加味した裏面の画質パラメータが、上下限値を超えるか判定するようにしてもよい。
本実施の形態によると、第1の実施の形態における効果に加えて、限度を超えた画像調整パラメータが設定されることを防ぐことができ、正確な画質調整を行なうことができるという効果がある。
[実施の形態における効果]
以上のように、上述の実施の形態によると、1パス両面読取りスキャナ搭載のMFPにおいて、画質モニターを使用しての表裏両面の画質調整の作業効率を向上させることができる。
すなわち、表面と裏面とでセンサの読取り特性が異なる場合に、表裏両面の画質調整を行なうときにも、表面のみを画質モニターを使用して画質調整する場合と同等の作業時間となり、作業効率が向上する。
[その他]
なお、上述の実施の形態においては、表面の画像モニターに基づいて裏面の画像を調整することとしたが、裏面の画像モニターに基づいて表面の画像を調整することとしてもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウエアによって行なっても、ハードウエア回路を用いて行なってもよい。
また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の実施の形態における画像形成装置の概観を示す図である。 図1の画像読取部(スキャナ)1の構成を示す図である。 画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 画質モニターのサンプルを示す図である。 画質モニターによる画質の調整方法を示す図である。 第1の実施の形態における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 図6に続くフローチャートである。 図7に続くフローチャートである。 第2の実施の形態における画像読取装置が実行する処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における画像読取装置が実行する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像読取部(スキャナ)
3 画像処理部
5 画像形成部
7 給紙部
9 排紙部
103 第1読取りユニット
200 給紙トレイ
205 プラテンガラス
206,208 露光装置
220 給紙ローラー
213 CCD
307 プリンタ画像処理ASIC
307a 画像補正部
320 CIS
P 画質調整パラメータ

Claims (6)

  1. 原稿の両面を読取ることができる画像読取装置であって、
    前記原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および前記原稿の裏面の読取画像の出力サンプルを出力する第1の出力手段と、
    前記出力された前記原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および前記原稿の裏面の読取画像の出力サンプルに基づいて、表面と裏面との画質調整パラメータを設定する第1のパラメータ設定手段と、
    前記設定された表面の画質調整パラメータと、裏面の画質調整パラメータとの誤差を算出する算出手段と、
    前記算出手段で誤差が算出された後に、前記原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および前記原稿の裏面の読取画像の出力サンプルのいずれか一方を出力する第2の出力手段と、
    前記第2の出力手段で出力された出力サンプルに基づいて、前記原稿の表面および裏面のいずれか一方の画質調整パラメータを設定する第2のパラメータ設定手段と、
    前記第2のパラメータ設定手段で設定された画質調整パラメータ、および前記算出手段で算出された誤差に基づいて、前記原稿の表面および裏面のいずれか他方の画質調整パラメータを設定する第3のパラメータ設定手段とを備えた、画像読取装置。
  2. 前記第2の出力手段は、前記原稿の表面の読取画像の出力サンプルを出力し、
    前記一方の画質調整パラメータは、表面の画質調整パラメータであり、
    前記他方の画質調整パラメータは、裏面の画質調整パラメータである、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第3のパラメータ設定手段は、前記他方の画質調整パラメータが所定範囲を超える場合には、固定値を設定する、請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第3のパラメータ設定手段は、
    前記他方の画質調整パラメータが所定範囲を超える場合には、前記原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および前記原稿の裏面の読取画像の出力サンプルのいずれか他方を出力する第3の出力手段を含み、
    前記第3の出力手段で出力された出力サンプルに基づいて、前記原稿の表面および裏面のいずれか他方の画質調整パラメータを設定する、請求項1または2に記載の画像読取装置。
  5. 原稿の両面を読取ることができる画像読取装置の制御方法であって、
    前記原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および前記原稿の裏面の読取画像の出力サンプルを出力する第1の出力ステップと、
    前記出力された前記原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および前記原稿の裏面の読取画像の出力サンプルに基づいて、表面と裏面との画質調整パラメータを設定する第1のパラメータ設定ステップと、
    前記設定された表面の画質調整パラメータと、裏面の画質調整パラメータとの誤差を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで誤差が算出された後に、前記原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および前記原稿の裏面の読取画像の出力サンプルのいずれか一方を出力する第2の出力ステップと、
    前記第2の出力ステップで出力された出力サンプルに基づいて、前記原稿の表面および裏面のいずれか一方の画質調整パラメータを設定する第2のパラメータ設定ステップと、
    前記第2のパラメータ設定ステップで設定された画質調整パラメータ、および前記算出ステップで算出された誤差に基づいて、前記原稿の表面および裏面のいずれか他方の画質調整パラメータを設定する第3のパラメータ設定ステップとを備えた、画像読取装置の制御方法。
  6. 原稿の両面を読取ることができる画像読取装置の制御プログラムであって、
    前記原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および前記原稿の裏面の読取画像の出力サンプルを出力する第1の出力ステップと、
    前記出力された前記原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および前記原稿の裏面の読取画像の出力サンプルに基づいて、表面と裏面との画質調整パラメータを設定する第1のパラメータ設定ステップと、
    前記設定された表面の画質調整パラメータと、裏面の画質調整パラメータとの誤差を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで誤差が算出された後に、前記原稿の表面の読取画像の出力サンプル、および前記原稿の裏面の読取画像の出力サンプルのいずれか一方を出力する第2の出力ステップと、
    前記第2の出力ステップで出力された出力サンプルに基づいて、前記原稿の表面および裏面のいずれか一方の画質調整パラメータを設定する第2のパラメータ設定ステップと、
    前記第2のパラメータ設定ステップで設定された画質調整パラメータ、および前記算出ステップで算出された誤差に基づいて、前記原稿の表面および裏面のいずれか他方の画質調整パラメータを設定する第3のパラメータ設定ステップとをコンピュータに実行させる、画像読取装置の制御プログラム。
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