JP2009168214A - 自動変速機の制御装置、制御方法およびその方法をコンピュータで実現されるプログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】フェール発生時に車両の速度に応じた変速段を形成する。
【解決手段】ECUは、ソレノイド故障により車両の走行状態に応じて決定される変速段の形成が不可であって(S100にてYES)、車両の速度Vが予め定められた速度αよりも低いと(S102にてYES)、正常に出力可能な変速段への変速を指示するステップ(S104)と、車両の速度Vが予め定められた速度α以上であると(S102にてNO)、全てのソレノイドの作動を停止するステップ(S106)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図7
【解決手段】ECUは、ソレノイド故障により車両の走行状態に応じて決定される変速段の形成が不可であって(S100にてYES)、車両の速度Vが予め定められた速度αよりも低いと(S102にてYES)、正常に出力可能な変速段への変速を指示するステップ(S104)と、車両の速度Vが予め定められた速度α以上であると(S102にてNO)、全てのソレノイドの作動を停止するステップ(S106)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図7
Description
本発明は、自動変速機のフェール発生時の変速制御に関し、特に、フェール発生時に車両の速度に応じて実行されるフェールセーフの態様を切換える技術に関する。
従来より、自動変速機において電気的なフェールが発生し、所望の変速段を形成できない場合に、形成可能な変速段を形成する自動変速機が公知である。また、フェールにより自動変速機を電気的に制御できない場合には、ソレノイドの作動を停止することにより予め定められた変速段を形成して車両を走行させることができる自動変速機が公知である。
たとえば、特開2003−301939号公報(特許文献1)は、自動変速装置の故障が検出されたとき、ショックを生じることなく全ての油圧サーボ装置のソレノイドをオフ状態にして変速ができないようにする自動変速機の制御装置を開示する。自動変速機の制御装置は、入力軸の回転を変速して出力軸に出力する変速機構と、変速機構の各変速段を成立するために係脱される複数の係合要素と、ソレノイドに供給される電気信号に応じた出力油圧を給排して係合要素を夫々係脱させる複数の油圧サーボ装置と、ソレノイドへの電気信号の供給を遮断するオフ状態にすることによって少なくとも1つの変速段を達成可能なフェールセーフ手段と、係合要素の少なくとも1つが制御不能となる故障を検出する故障検出手段とを備える。この制御装置は、故障検出手段が故障を検出した時点での変速機構の変速段が変わらないようにソレノイドを所定の順番で、全てのソレノイドをソレノイドへの電気信号の供給を遮断するオフ状態にすることを特徴とする。
上述した公報に開示された自動変速機の制御装置によると、ソレノイドをオフ状態にする過程でダウンシフトすることを確実に防止することができる。
特開2003−301939号公報
しかしながら、フェール発生時に車両の速度が形成可能な変速段において許容される速度よりも高い場合、形成可能な変速段への変速が実行されると急なダウンシフトによる変速機の入力軸回転数の急上昇およびそれに伴なう変速ショックが発生するという問題がある。そのため、車両の速度が低下するまで形成可能な変速段への変速を遅延する必要があるという問題がある。
また、上述した公報に開示された自動変速機の制御装置のように、ソレノイドに故障が発生すると全てのソレノイドへの電気信号の供給を遮断することも考えられるが、全てのソレノイドへの電気信号の供給の遮断により形成される変速段が車両の速度の全領域に対応するものではないため、たとえば、高速側の変速段を形成するようにすると、車両の速度が低い場合には適切な変速段を形成することができない可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、フェール発生時に車両の速度に応じた変速段を形成する自動変速機の制御装置、制御方法およびその方法をコンピュータで実現されるプログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
第1の発明に係る自動変速機の制御装置は、車両に搭載された自動変速機の制御装置である。自動変速機は、複数の摩擦係合要素と、複数の摩擦係合要素に油圧を供給する油圧回路とを含む。油圧回路には、摩擦係合要素に供給される油圧を制御する複数のソレノイドが設けられる。油圧回路は、複数のソレノイドのすべての作動を停止すると複数の変速段のうちの予め定められた変速段を形成するように複数の摩擦係合要素に油圧を供給する回路を含む。この制御装置は、自動変速機の変速状態を検出するための手段と、車両の速度を検出するための手段と、検出された変速状態に基づいて複数のソレノイドの作動により複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成できるか否かを判定するための判定手段と、複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成できないと判定され、かつ、検出された車両の速度が予め定められた速度よりも低いと形成できない変速段以外の変速段に変速するように複数のソレノイドを制御するための手段と、複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成できないと判定され、かつ、検出された車両の速度が予め定められた速度以上であると複数のソレノイドの作動を停止するための停止手段とを含む。第6の発明に係る自動変速機の制御方法は、第1の発明に係る自動変速機の制御装置と同様の構成を有する。
第1の発明によると、車両の速度が予め定められた速度以上であると、複数のソレノイドの作動が停止されるため、予め定められた変速段が形成される。そのため、予め定められた速度を予め定められた変速段に対応して設定しておくようにすると、急なダウンシフト、自動変速機の入力軸の回転数の急上昇または変速ショックの発生を抑制することができる。一方、車両の速度が予め定められた速度よりも低いと、形成できないと判定された変速段以外の変速段のうち車両の走行状態に対応した変速段に変速するようにすると、適切な変速段を形成して車両の駆動力を確保することができる。したがって、フェール発生時に車両の速度に応じた変速段を形成する自動変速機の制御装置および制御方法を提供することができる。
第2の発明に係る自動変速機の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、予め定められた変速段は、複数の変速段のうちの高速側の変速段である。第7の発明に係る自動変速機の制御方法は、第2の発明に係る自動変速機の制御装置と同様の構成を有する。
第2の発明によると、複数のソレノイドの作動を停止することにより高速側の変速段が形成される。そのため、車両の速度が予め定められた速度以上であるときにフェールが発生しても、急なダウンシフト、自動変速機の入力軸の回転数の急上昇または変速ショックの発生を抑制することができる。
第3の発明に係る自動変速機の制御装置は、第1または2の発明の構成に加えて、車両の走行状態を検出するための手段と、検出された走行状態に基づいて変速段を決定するための手段と、決定された変速段が形成されるように複数のソレノイドを制御するための手段とをさらに含む。検出手段は、自動変速機の入力軸側の回転数と出力軸側の回転数とを検出するための手段を含む。判定手段は、検出された入力軸側の回転数と出力軸側の回転数とに基づく変速比が決定された変速段の変速比に対応しないと決定された変速段が形成できないことを判定するための手段を含む。第8の発明に係る自動変速機の制御方法は、第3の発明に係る自動変速機の制御装置と同様の構成を有する。
第3の発明によると、自動変速機の入力軸側の回転数と出力軸側の回転数とに基づく変速比が決定された変速段の変速比に対応しないと決定された変速段が形成できないことを判定する。これにより、形成できない変速段を精度よく判定することができる。
第4の発明に係る自動変速機の制御装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、複数のソレノイドは、電気信号の受信に応じて作動する。停止手段は、複数のソレノイドに送信される電気信号を遮断するための手段を含む。第9の発明に係る自動変速機の制御方法は、第4の発明に係る自動変速機の制御装置と同様の構成を有する。
第4の発明によると、複数のソレノイドに送信される電気信号を遮断することにより複数のソレノイドの作動を停止することができる。
第5の発明に係る自動変速機の制御装置においては、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、複数のソレノイドは、複数の摩擦係合要素のそれぞれに対応して設けられたノーマルクローズタイプの電磁弁である。自動変速機には、ソレノイドおよび摩擦係合要素に供給される油圧を発生するオイルポンプと、複数のソレノイドのうち、予め定められた変速段を形成する場合に通電されるソレノイドに接続された第1の油路と、オイルポンプに接続された、第1の油路とは異なる第2の油路と、ソレノイドの作動時において、第1の油路を摩擦係合要素に接続するとともに第2の油路を摩擦係合要素から遮断し、ソレノイドの作動停止時において、第1の油路を摩擦係合要素から遮断するとともに第2の油路を摩擦係合要素に接続する回路とが設けられる。第10の発明に係る自動変速機の制御方法は、第5の発明に係る自動変速機の制御装置と同様の構成を有する。
第5の発明によると、フェールが発生していない場合において、ソレノイドの作動により摩擦係合要素を係合状態および解放状態のうちのいずれかの状態にすることができる。フェールが発生した場合において、ソレノイドの作動の停止によりソレノイドを経由せずに摩擦係合要素を係合状態および解放状態のうちのいずれかの状態にすることができる。これにより、複数のソレノイドの作動を停止したときに複数の変速段のうちの予め定められた変速段を形成することができる。
第11の発明に係るプログラムは、第6〜10のいずれかの発明に係る自動変速機の制御方法をコンピュータで実現されるプログラムであって、第12の発明に係る記録媒体は、第6〜10のいずれかの発明に係る自動変速機の制御方法をコンピュータで実現されるプログラムを記録した媒体である。
第11または第12の発明によると、コンピュータ(汎用でも専用でもよい)を用いて、第6〜10のいずれかの発明に係る自動変速機の制御方法を実現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両について説明する。この車両は、FF(Front engine Front drive)車両である。なお、FF以外の車両であってもよい。
車両は、エンジン1000と、オートマチックトランスミッション2000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成するプラネタリギヤユニット3000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成する油圧回路4000と、ディファレンシャルギヤ5000と、ドライブシャフト6000と、前輪7000と、ECU(Electronic Control Unit)8000とを含む。本発明に係る自動変速機の制御装置は、ECU8000により実現される。
エンジン1000は、インジェクタ(図示せず)から噴射された燃料と空気との混合気を、シリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関である。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられる。
オートマチックトランスミッション2000は、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成するトルクコンバータ3200を介してエンジン1000に連結される。オートマチックトランスミッション2000は、所望の変速段を形成することにより、クランクシャフトの回転数を所望の回転数に変速する。
オートマチックトランスミッション2000の出力ギヤは、ディファレンシャルギヤ5000と噛合っている。ディファレンシャルギヤ5000にはドライブシャフト6000がスプライン嵌合などによって連結される。ドライブシャフト6000を介して、左右の前輪7000に動力が伝達される。
ECU8000には、車速センサ8002と、シフトレバー8004のポジションスイッチ8006と、アクセルペダル8008のアクセル開度センサ8010と、ブレーキペダル8012のストロークセンサ8014と、電子スロットルバルブ8016のスロットル開度センサ8018と、エンジン回転数センサ8020と、入力軸回転数センサ8022と、出力軸回転数センサ8024とがハーネスなどを介在させて接続されている。
車速センサ8002は、ドライブシャフト6000の回転数を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。ECU8000は、受信したドライブシャフト6000の回転数に基づいて車両の速度を演算する。シフトレバー8004の位置は、ポジションスイッチ8006により検出され、検出結果を表す信号がECU8000に送信される。シフトレバー8004の位置に対応して、オートマチックトランスミッション2000の変速段が自動で形成される。
アクセル開度センサ8010は、アクセルペダル8008の開度を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。ストロークセンサ8014は、ブレーキペダル8012のストローク量を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。
スロットル開度センサ8018は、アクチュエータにより開度が調整される電子スロットルバルブ8016の開度を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。電子スロットルバルブ8016により、エンジン1000に吸入される空気量(エンジン1000の出力)が調整される。
エンジン回転数センサ8020は、エンジン1000の出力軸(クランクシャフト)の回転数を検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。入力軸回転数センサ8022は、オートマチックトランスミッション2000の入力軸回転数(以下、タービン回転数ともいう)NTを検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。出力軸回転数センサ8024は、オートマチックトランスミッション2000の出力軸回転数NOを検出し、検出結果を表す信号をECU8000に送信する。
なお、エンジン1000の出力軸は、トルクコンバータ3200の入力軸に接続され、トルクコンバータ3200の出力軸は、オートマチックトランスミッション2000の入力軸に接続されるため、エンジン1000の出力軸の回転数は、トルクコンバータ3200の入力軸の回転数と同じ回転数となる。また、オートマチックトランスミッション2000の入力軸回転数は、トルクコンバータ3200の出力軸の回転数と同じ回転数である。
ECU8000は、車速センサ8002、ポジションスイッチ8006、アクセル開度センサ8010、ストロークセンサ8014、スロットル開度センサ8018、エンジン回転数センサ8020、入力軸回転数センサ8022、出力軸回転数センサ8024などから送られてきた信号、ROM(Read Only Memory)に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、車両が所望の走行状態となるように、機器類を制御する。
本実施の形態において、ECU8000は、シフトレバー8004がD(ドライブ)ポジションに位置することにより、オートマチックトランスミッション2000のシフトレンジにD(ドライブ)レンジが選択された場合、1速〜6速段の変速段のうちのいずれかの変速段が形成されるように、オートマチックトランスミッション2000を制御する。1速〜6速段のうちのいずれかの変速段が形成されることにより、オートマチックトランスミッション2000は前輪7000に駆動力を伝達し得る。
シフトレバー8004がN(ニュートラル)ポジションであることにより、オートマチックトランスミッション2000のシフトレンジにN(ニュートラル)レンジが選択された場合、ニュートラル状態(動力伝達遮断状態)になるように、オートマチックトランスミッション2000が制御される。
図2を参照して、オートマチックトランスミッション2000内に設けられたプラネタリギヤユニット3000について説明する。プラネタリギヤユニット3000は、クランクシャフトに連結された入力軸3100を有するトルクコンバータ3200に接続されている。プラネタリギヤユニット3000は、遊星歯車機構の第1セット3300と、遊星歯車機構の第2セット3400と、出力ギヤ3500と、ギヤケース3600に固定されたB1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620およびB3ブレーキ3630と、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650と、ワンウェイクラッチF3660とを含む。
第1セット3300は、シングルピニオン型の遊星歯車機構である。第1セット3300は、サンギヤS(UD)3310と、ピニオンギヤ3320と、リングギヤR(UD)3330と、キャリアC(UD)3340とを含む。
サンギヤS(UD)3310は、トルクコンバータ3200の出力軸3210に連結されている。ピニオンギヤ3320は、キャリアC(UD)3340に回転自在に支持されている。ピニオンギヤ3320は、サンギヤS(UD)3310およびリングギヤR(UD)3330と噛合している。
リングギヤR(UD)3330は、B3ブレーキ3630によりギヤケース3600に固定される。キャリアC(UD)3340は、B1ブレーキ3610によりギヤケース3600に固定される。
第2セット3400は、ラビニヨ型の遊星歯車機構である。第2セット3400は、サンギヤS(D)3410と、ショートピニオンギヤ3420と、キャリアC(1)3422と、ロングピニオンギヤ3430と、キャリアC(2)3432と、サンギヤS(S)3440と、リングギヤR(1)(R(2))3450とを含む。
サンギヤS(D)3410は、キャリアC(UD)3340に連結されている。ショートピニオンギヤ3420は、キャリアC(1)3422に回転自在に支持されている。ショートピニオンギヤ3420は、サンギヤS(D)3410およびロングピニオンギヤ3430と噛合している。キャリアC(1)3422は、出力ギヤ3500に連結されている。
ロングピニオンギヤ3430は、キャリアC(2)3432に回転自在に支持されている。ロングピニオンギヤ3430は、ショートピニオンギヤ3420、サンギヤS(S)3440およびリングギヤR(1)(R(2))3450と噛合している。キャリアC(2)3432は、出力ギヤ3500に連結されている。
サンギヤS(S)3440は、C1クラッチ3640によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。リングギヤR(1)(R(2))3450は、B2ブレーキ3620により、ギヤケース3600に固定され、C2クラッチ3650によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。また、リングギヤR(1)(R(2))3450は、ワンウェイクラッチF3660に連結されており、1速段の駆動時に回転不能となる。
ワンウェイクラッチF3660は、B2ブレーキ3620と並列に設けられる。すなわち、ワンウェイクラッチF3660のアウターレースはギヤケース3600に固定され、インナーレースはリングギヤR(1)(R(2))3450に回転軸を介して連結される。
B1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620、B3ブレーキ3630、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650は、入力側の摩擦部材と、出力側の摩擦部材と、摩擦部材に押圧力を付与するピストンと、油圧をピストンに付与する油圧室とから構成される摩擦係合要素であって、入力側の摩擦部材および出力側の摩擦部材は、たとえば、入力側および出力側にそれぞれ複数の摩擦部材を有する多板クラッチにより構成される。
図3に、各変速段と、各クラッチ要素および各ブレーキ要素の作動状態との関係を表した作動表を示す。この作動表に示された組み合わせで各ブレーキ要素および各クラッチ要素を作動させることにより、1速〜6速の前進側の変速段と、後進側の変速段とが形成される。
図3に示すように、C1クラッチ3640は、1速段〜4速段の全ての変速段において係合される。すなわち、C1クラッチ3640は、1速段〜4速段における入力クラッチであるといえる。C2クラッチ3650は、5速段および6速段において係合される。すなわち、C2クラッチ3650は、5速段および6速段における入力クラッチであるといえる。なお、図3に示す作動表は、一例であって、特に作動表に示された組合せに限定されるものではない。
なお、本実施の形態においては、2つの入力クラッチを有する自動変速機に本発明を適用する場合について説明するが、1つ以上の入力クラッチを有する自動変速機であれば特に限定されるものではない。
図4を参照して、油圧回路4000の要部について説明する。なお、油圧回路4000は、以下に説明するものに限られない。
油圧回路4000は、オイルポンプ4004と、マニュアルバルブ4100と、ソレノイドモジュレータバルブ4200と、プライマリレギュレータバルブ4202と、SL1リニアソレノイド(以下、SL(1)と記載する)4210と、SL2リニアソレノイド(以下、SL(2)と記載する)4220と、SL3リニアソレノイド(以下、SL(3)と記載する)4230と、SL4リニアソレノイド(以下、SL(4)と記載する)4240と、SLTリニアソレノイド(以下、SLTと記載する)4300と、クラッチコントロールバルブ4400と、シーケンスバルブ4500とを含む。
オイルポンプ4004は、エンジン1000のクランクシャフトに連結されている。クランクシャフトが回転することにより、オイルポンプ4004が駆動し、油圧を発生する。オイルポンプ4004で発生した油圧は、プライマリレギュレータバルブ4202により調整され、ライン圧が生成される。
プライマリレギュレータバルブ4202は、SLT4300により調圧されたスロットル圧をパイロット圧として作動する。スロットル圧が高くなるほど、ライン圧は高くなる。ライン圧はPL油路4010を介して、マニュアルバルブ4100、ソレノイドモジュレータバルブ4200およびSL(4)4240に供給される。
マニュアルバルブ4100は、シフトレバー8004に連結されている。シフトレバー8004の位置に応じて、マニュアルバルブ4100のスプールの位置が変更される。スプールがドライブ位置(D)にある場合、ライン圧は、Dレンジ油路4102に供給される。スプールがリバース位置(R)にある場合、オイルポンプ4004で発生した油圧は、Rレンジ油路4104に供給される。
Dレンジ圧油路4102に供給された油圧は、SL(1)4210、SL(2)4220、SL(3)4230および油路4106を経由して、最終的には、B1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650に供給される。Rレンジ圧油路4104に供給された油圧は、最終的には、B2ブレーキ3620に供給される。
ソレノイドモジュレータバルブ4200は、ライン圧を元圧とし、SLT4300に供給する油圧(ソレノイドモジュレータ圧)を一定の圧力に調圧する。
SL(1)4210は、非通電時に油圧を遮断するノーマルクローズタイプのリニアソレノイドバルブである。SL(1)4210は、Dレンジ油路4102に接続され、SL1油路4212を介してクラッチコントロールバルブ4400およびシーケンスバルブ4500に接続されている。SL(1)4210は、C1クラッチ3640のサーボに供給される油圧を制御する。
SL(2)4220は、非通電時に油圧を遮断するノーマルクローズタイプのリニアソレノイドバルブである。SL(2)4220は、Dレンジ油路4102に接続され、SL2油路4222を介してクラッチコントロールバルブ4400およびシーケンスバルブ4500に接続されている。SL(2)4220は、C2クラッチ3650のサーボに供給される油圧を制御する。
SL(3)4230は、非通電時に油圧を遮断するノーマルクローズタイプのリニアソレノイドバルブである。SL(3)4230は、Dレンジ油路4102に接続されている。SL(3)4230は、B1ブレーキ3610のサーボに供給される油圧を制御する。
SL(4)4240は、非通電時に油圧を遮断するノーマルクローズタイプのリニアソレノイドバルブである。SL(4)4240は、PL油路4010に接続され、SL4油路4242を介してシーケンスバルブ4500に接続されている。SL(4)4240は、B3ブレーキ3630のサーボに供給される油圧を制御する。
SLT4300は、非通電時に油圧を供給可能なノーマルオープンタイプのリニアソレノイドバルブである。SLT4300は、アクセルペダル8006のアクセル開度、エンジン1000の吸入空気量、エンジン1000の水温およびエンジン1000の回転数などに基づいて生成されたトルク情報に応じて、ソレノイドモジュレータ圧を調整し、スロットル圧を作り出す。SLT4300で調整されたスロットル圧は、SLT油路4302を経由してシーケンスバルブ4500およびプライマリレギュレータバルブ4202に供給される。スロットル圧は、プライマリレギュレータバルブ4006のパイロット圧として利用される。
クラッチコントロールバルブ4400は、Dポート(C)4410と、低速段ポート(C)4412と、高速段ポート(C)4414と、SL1ポート(C)4420と、SL2ポート(C)4422と、ドレンポート4430と、ポート4440と、SLポート(C)4450とから構成される。
Dポート(C)4410は、Dレンジ油路4102に接続されている。Dポート(C)4410は、クラッチコントロールバルブ4400のスプールにより、低速段ポート(C)4412および高速段ポート(C)4414のいずれか一方と連通する。
低速段ポート(C)4412は、1〜4速段が形成されている場合、Dポート(C)4410と連通する。低速段ポート(C)4412は、高速段ポート(C)4414がDポート(C)4410と連通している場合、ドレンポート4430と連通する。低速段ポート(C)4412は、低速段油路4416を経由してシーケンスバルブ4500に接続されている。
高速段ポート(C)4414は、5または6速段が形成されている場合、Dポート(C)4410と連通する。高速段ポート(C)4414は、高速段油路4418を経由してシーケンスバルブ4500に接続されている。
SL1ポート(C)4420は、SL1油路4212に接続されている。SL2ポート(C)4422は、SL2油路4222に接続されている。ポート4440は、高速段油路4418に接続されている。ポート4440は、低速段ポート(C)4412がDポート(C)4410と連通している場合、ドレンポート4430と連通する。
クラッチコントロールバルブ4400は、SL1ポート(C)4420に供給された油圧、SL2ポート(C)4422に供給された油圧、ポート4440に供給された油圧およびスプリングにより制御される。
SLポート(C)4450は、SL油路4452を介してシーケンスバルブ4500に接続されている。1〜4速段が形成されている場合、SL油路4452には、SLポート(C)4450を介して、SL(1)4210により調整された油圧が供給される。5または6速段が形成されている場合、SL油路4452には、SLポート(C)4450を介して、SL(2)4220により調整された油圧が供給される。
シーケンスバルブ4500は、SL1ポート(S)4510と、低速段ポート(S)4512と、C1ポート4514と、SL2(S)ポート4520と、高速段ポート(S)4522と、C2ポート4524と、SL4ポート4530と、Dポート(S)4532と、B3ポート4534と、SLTポート4540と、モジュレータポート4542と、SLポート(S)4544とから構成される。
SL1ポート(S)4510は、SL1油路4212に接続されている。低速段ポート(S)4512は、低速段油路4416に接続されている。C1ポート4514は、C1油路4516を介してC1クラッチ3640のサーボに接続されている。C1ポート4514は、シーケンスバルブ4500のスプールにより、SL1ポート(S)4510および低速段ポート(S)4512のいずれか一方と連通する。
SL2ポート(S)4520は、SL2油路4222に接続されている。高速段ポート(S)4522は、高速段油路4418に接続されている。C2ポート4524は、C2油路4526を介してC2クラッチ3650のサーボに接続されている。C2ポート4524は、シーケンスバルブ4500のスプールにより、SL2ポート(S)4520および高速段ポート(S)4522のいずれか一方と連通する。
SL4ポート4530は、SL4油路4242と接続されている。Dポート(S)4532は、Dレンジ油路4102と接続されている。B3ポート4534は、B3油路4536を介してB3ブレーキ3630のサーボに接続されている。B3ポート4534は、シーケンスバルブ4500のスプールにより、SL4ポート4530およびDポート(S)4532のいずれか一方と連通する。
SLTポート4540は、SLT油路4302に接続されている。モジュレータポート4542は、ソレノイドモジュレータバルブ4200に接続されている。SLポート(S)4544は、SL油路4452に接続されている。
シーケンスバルブ4500は、SLTポート4540に供給された油圧(スロットル圧)、モジュレータポート4542に供給された油圧(ソレノイドモジュレータ圧)、SLポート(S)4544に供給された油圧(SL(1)4210またはSL(2)4220により調整された油圧)およびスプリングにより制御される。これにより、シーケンスバルブ4500には、スロットル圧の対向力として、SL(1)4210またはSL(2)4220により調整された油圧が用いられる。そのため、シーケンスバルブ4500の、スロットル圧に対する感度が下げられ、スロットル圧の制御中に、シーケンスバルブ4500が不必要に切換わることが抑制される。
また、モジュレータポート4542にソレノイドモジュレータバルブ4200から油圧を供給することにより、スプリングの荷重を下げ、スプリングを小さく構成し、シーケンスバルブ4500を小型化することができる。なお、モジュレータポート4542の代わりにドレンポートを設け、ドレンポートから油圧を排出するように構成してもよい。
本実施の形態において、ECU8000は、車両の速度とアクセル開度とECU8000のメモリに記憶される変速線図とに基づいて車両の走行状態に対応した変速段を決定する。ECU8000は、決定された変速段が形成されるようにSL(1)4210、SL(2)4220、SL(3)4230およびSL(4)4240(以下、単に、SL(1)〜(4)と記載する)を制御する。
変速線図は、たとえば、アクセル開度と車両の速度とに対応した線図であって、各変速段に対応したアップシフト線およびダウンシフト線が予め設定される。なお、変速線図は、スロットル開度またはアクセル開度と出力軸回転数NOまたは車両の速度とに対応する線図であればよい。ECU8000は、アクセル開度と車両の速度とに基づく変速線図上の位置に基づいて変速段を決定する。
また、本実施の形態において油圧回路4000には、SL(1)〜SL(4)およびSLT4300の作動を停止すると複数の変速段のうちの予め定められた変速段が形成されるように複数の摩擦係合要素のうちの少なくともいずれか一つを係合状態にする回路が設けられる。
予め定められた変速段は、複数の変速段のうちの高速側の変速段であって、本実施の形態においては、5速段である。
より具体的には、たとえば、オートマチックトランスミッション2000においてSL(2)4220がC2クラッチ3650に対して油圧を供給している場合においては(すなわち、5速段もしくは6速段が形成されている場合においては)、クラッチコントロールバルブ4400は、図4の右側の状態になる。すなわち、Dポート(C)4410に供給されるDレンジ圧は、項速段ポート(C)4414からポート4440に供給される。そのため、SL(1)〜SL(4)の作動が停止されても、ポート4440へのDレンジ圧の供給が継続する限り、クラッチコントロールバルブ4400は、図4の右側の状態を維持する。
また、SLT4300の作動が停止された場合には、SLT4300がノーマルオープンであるため、SLTポート4540には、最高値のスロットル圧が供給される。そのため、シーケンスバルブ4500は、図4の左側の状態になる。また、高速段ポート4522(S)は、C2ポート4524と連通状態になるため、高速段ポート4522(S)に供給されるDレンジ圧は、C2クラッチ3650に供給される。
さらに、シーケンスバルブ4500が図4の左側の状態である場合において、B3ポート4534と、Dポート(S)4532とが連通するため、Dポート(S)4532に供給されるDレンジ圧は、B3ブレーキ3630に供給される。
このように、たとえば、5速段および6速段が形成されるような車両の速度が高い領域においては、SL(1)〜SL(4)およびSLT4300の作動が停止されると5速段が形成されることとなる。
以上のような自動変速機が搭載される車両において、本発明は、ECU8000が、オートマチックトランスミッション2000の変速状態に基づいて、SL(1)〜(4)の作動により複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成できるか否かを判定して、車両の速度が予め定められた速度よりも低いと、形成できないと判定された変速段以外の変速段に変速するようにSL(1)〜SL(4)を制御し、車両の速度が予め定められた速度以上であるとSL(1)〜(4)およびSLT4300の作動を停止する点に特徴を有する。
ECU8000は、オートマチックトランスミッション2000の入力軸側の回転数と出力軸側の回転数とに基づく変速比が決定された変速段の変速比に対応しないと決定された変速段が形成できないことを判定する。具体的には、ECU8000は、変速段が決定された後に、決定された変速段が形成されない状態が予め定められた時間継続すると決定された変速段が形成できないことを判定する。
図5に、各変速ギヤ段と、各リニアソレノイド、各クラッチおよび各ブレーキの作動状態との関係を表した作動表を示す。各クラッチおよび各ブレーキの作動表(図6において右側の表)は、図3に示された作動表と同じである。
各リニアソレノイドの作動表において、「○」は通電を表している。「×」は非通電を表している。この作動表に示された組合わせで各リニアソレノイドを作動させることにより、各クラッチおよび各ブレーキが係合し、1速〜6速の前進ギヤ段と、後進ギヤ段が形成される。
図6に、本実施の形態に係る車両の制御装置であるECU8000の機能ブロック図を示す。
ECU8000は、入力インターフェース(以下、入力I/Fと記載する)300と、演算処理部400と、記憶部500と、出力インターフェース(以下、出力I/Fと記載する)600とを含む。
入力I/F300は、車速センサ8002からの車速信号と、アクセル開度センサ8010からのアクセル開度信号と、入力軸回転数センサ8022からのタービン回転数信号と、出力軸回転数センサ8024からの出力軸回転数信号とを受信して、演算処理部400に送信する。なお、入力I/F300に入力される信号は、上述の信号に限定されるものではない。
演算処理部400は、変速不可判定部402と、車速判定部404と、フェールセーフ処理部(1)406と、フェールセーフ処理部(2)408とを含む。
変速不可判定部402は、アクセル開度および車両の速度に基づいて決定された変速段を形成できるか否かを判定する。具体的には、変速不可判定部402は、決定された変速段に対応する変速比と、タービン回転数NTと出力軸回転数NOとに基づく変速比とが予め定められた値以上に離隔した状態が、変速段が決定されてから予め定められた時間継続すると、決定された変速段が形成できないことを判定する。
また、変速不可判定部402は、決定された変速段が形成できないことを判定すると記憶部500に形成できない変速段を記憶させる。
なお、変速不可判定部402は、たとえば、決定された変速段が形成できないことを判定すると、決定された変速段が形成できないことを示す判定フラグをオンするようにしてもよい。
車速判定部404は、車両の速度が予め定められた速度αよりも低いか否かを判定する。なお、車速判定部404は、たとえば、決定された変速段に形成できないことが判定されると、車両の速度が予め定められた速度αよりも低いか否かを判定し、車両の速度が予め定められた速度αよりも低いと車速判定フラグをオンするようにしてもよい。
「予め定められた速度α」は、少なくともSL(1)〜SL(4)およびSLT4300の作動停止することにより形成される予め定められた変速段に対応して設定される速度である。すなわち、予め定められた速度αは、予め定められた変速段が形成されても急なダウンシフトにならない速度領域になるように設定される。本実施の形態においては、予め定められた速度αは、5速段に対応して実験的あるいは設計的に適合して設定される。
フェールセーフ処理部(1)406は、車両の速度が予め定められた速度αよりも低いと、形成できない変速段への変速を禁止し、正常に形成可能な変速段のうちのいずれかの変速段に変速することを許可する。そのため、たとえば、変速不可判定部402にて、5速段への変速が形成できないことが判定されると、車両の走行状態(たとえば、アクセル開度および車両の速度)に応じて5速段以外の変速段になるように変速制御が実行される。
フェールセーフ処理部(2)408は、車両の速度が予め定められた速度α以上であると、SL(1)〜SL(4)およびSLT4300の作動を停止するように、出力I/F600を経由してSL(1)〜SL(4)およびSLT4300に送信される電気信号(ソレノイド制御信号)を遮断する。
また、本実施の形態において、変速不可判定部402と、車速判定部404と、フェールセーフ処理部(1)406と、フェールセーフ処理部(2)408とは、いずれも演算処理部400であるCPU(Central Processing Unit)が記憶部500に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
記憶部500には、各種情報、プログラム、しきい値、マップ等が記憶され、必要に応じて演算処理部400からデータが読み出されたり、格納されたりする。
以下、図7を参照して、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECU8000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ECU8000は、車両の走行状態に基づいて決定された変速段の形成が不可であるか否かを判定する。決定された変速段の形成が不可であると(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS100に戻される。
S102にて、ECU8000は、車両の速度が予め定められた速度αよりも低いか否かを判定する。車両の速度が予め定められた速度αよりも低いと(S102にてYES)、処理はS104に移される。もしそうでないと(S102にてNO)、S106に移される。
S104にて、ECU8000は、複数の変速段のうち形成が不可と判定された変速段への変速を禁止して、車両の走行状態に対応した、正常出力が可能な変速段の形成を指示する。S106にて、ECU8000は、SL(1)〜SL(4)およびSLT4300の作動を全て停止(オフ)する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECU8000の動作について説明する。
<車両が予め定められた速度α以上の速度で走行している場合>
たとえば、車両が予め定められた速度α以上の速度で走行している場合を想定する。このとき、オートマチックトランスミッション2000においては5速段が形成されているとする。車両の走行状態に応じて、6速段の形成が決定されると、B3ブレーキ3630に供給される油圧が低下するようにSL(4)4240への指令値が低下するとともに、B1ブレーキ3610に供給される油圧が上昇するようにSL(3)4230への指令値が上昇する。
たとえば、車両が予め定められた速度α以上の速度で走行している場合を想定する。このとき、オートマチックトランスミッション2000においては5速段が形成されているとする。車両の走行状態に応じて、6速段の形成が決定されると、B3ブレーキ3630に供給される油圧が低下するようにSL(4)4240への指令値が低下するとともに、B1ブレーキ3610に供給される油圧が上昇するようにSL(3)4230への指令値が上昇する。
たとえば、SL(2)4220において断線が発生したことによりECU8000からの電気信号が受信できないとC2クラッチ3650に油圧を供給することができない。その結果、6速段を形成することができない。B1ブレーキ3610のみ係合した状態になるとタービン回転数NTが上昇する。そのため、6速段の形成が不可であると判定される(S100にてYES)。
車両の速度が予め定められた速度α以上であると(S102にてNO)、SL(1)〜SL(4)およびSLT4300の作動が全て停止される(S106)。そのため、Dレンジ圧がC2クラッチ3650およびB3ブレーキ3630に供給されて、それぞれが係合することにより5速段が形成される。
<車両が予め定められた速度αよりも低い速度で走行している場合>
オートマチックトランスミッション2000において3速段が形成されているとする。車両の走行状態に応じて、4速段の形成が決定されると、B3ブレーキ3630に供給される油圧が低下するようにSL(4)4240への指令値が低下するとともに、C2クラッチ3650に供給される油圧が上昇するようにSL(2)4220への指令値が上昇する。
オートマチックトランスミッション2000において3速段が形成されているとする。車両の走行状態に応じて、4速段の形成が決定されると、B3ブレーキ3630に供給される油圧が低下するようにSL(4)4240への指令値が低下するとともに、C2クラッチ3650に供給される油圧が上昇するようにSL(2)4220への指令値が上昇する。
たとえば、SL(2)4220において断線が発生したことによりECU8000からの電気信号が受信できないとC2クラッチ3650に油圧を供給することができない。その結果、4速段を形成することができない。C1クラッチ3640のみ係合した状態になるとタービン回転数NTが上昇する。そのため、4速段の形成が不可であると判定される(S100にてYES)。
車両の速度が予め定められた速度αよりも低いと(S102にてYES)、形成が不可であると判定された4速段以外で変速が行なわれる(S104)。たとえば、車両の走行状態に応じて3速段が決定されるとC1クラッチ3640に対応するSL(1)4210およびB3ブレーキ3630に対応するSL(3)4230に対する指令値が上昇して、3速段が形成される。
以上のようにして、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置によると、複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成不可であって、かつ、車両の速度が予め定められた速度α以上であると、SL(1)〜SL(4)およびSLTの作動が停止されるため、予め定められた変速段である高速側の5速段が形成される。そのため、予め定められた速度αを5速段に対応して設定しておくようにすると、急なダウンシフト、自動変速機の入力軸の回転数の急上昇または変速ショックの発生を抑制することができる。一方、車両の速度が予め定められた速度αよりも低いと、形成できないと判定された変速段以外の変速段のうち車両の走行状態に対応した変速段に変速するようにすると、適切な変速段を形成して車両の駆動力を確保することができる。したがって、フェール発生時に車両の速度に応じた変速段を形成する自動変速機の制御装置、制御方法およびその方法をコンピュータで実現されるプログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
なお、本実施の形態において、SL(2)によりC2クラッチに油圧が供給されるときにSL(1)〜SL(2)およびSLTの作動を停止すると、5速段が形成される油圧回路について説明したが、特に5速段に限定されるものではなく、また、SL(1)〜SL(2)およびSLTの作動の状態に関わらず、SL(1)〜SL(2)およびSLTの作動を停止すると、予め定められた変速段が形成される油圧回路であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
300 入力I/F、400 演算処理部、402 変速不可判定部、404 車速判定部、406,408 フェールセーフ処理部、500 記憶部、600 出力I/F、1000 エンジン、2000 オートマチックトランスミッション、3000 プラネタリギヤユニット、3100 入力軸、3200 トルクコンバータ、3210 出力軸、3610 B1ブレーキ、3620 B2ブレーキ、3630 B3ブレーキ、3640 C1クラッチ、3650 C2クラッチ、3660 ワンウェイクラッチF、4000 油圧回路、4004 オイルポンプ、4006 プライマリレギュレータバルブ、4100 マニュアルバルブ、4200 ソレノイドモジュレータバルブ、4210 SL1リニアソレノイド、4220 SL2リニアソレノイド、4230 SL3リニアソレノイド、4240 SL4リニアソレノイド、4300 SLTリニアソレノイド、4500 B2コントロールバルブ、5000 ディファレンシャルギヤ、6000 ドライブシャフト、7000 前輪、8000 ECU、8002 車速センサ、8004 シフトレバー、8006 ポジションスイッチ、8008 アクセルペダル、8010 アクセル開度センサ、8012 ブレーキペダル、8014 ストロークセンサ、8016 電子スロットルバルブ、8018 スロットル開度センサ、8020 エンジン回転数センサ、8022 入力軸回転数センサ、8024 出力軸回転数センサ。
Claims (12)
- 車両に搭載された自動変速機の制御装置であって、前記自動変速機は、複数の摩擦係合要素と、前記複数の摩擦係合要素に油圧を供給する油圧回路とを含み、前記油圧回路には、前記摩擦係合要素に供給される油圧を制御する複数のソレノイドが設けられ、前記油圧回路は、前記複数のソレノイドのすべての作動を停止すると複数の変速段のうちの予め定められた変速段を形成するように前記複数の摩擦係合要素に油圧を供給する回路を含み、
前記制御装置は、
前記自動変速機の変速状態を検出するための検出手段と、
前記車両の速度を検出するための手段と、
前記検出された変速状態に基づいて前記複数のソレノイドの作動により前記複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成できるか否かを判定するための判定手段と、
前記複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成できないと判定され、かつ、前記検出された車両の速度が予め定められた速度よりも低いと前記形成できない変速段以外の変速段に変速するように前記複数のソレノイドを制御するための手段と、
前記複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成できないと判定され、かつ、前記検出された車両の速度が予め定められた速度以上であると前記複数のソレノイドの作動を停止するための停止手段とを含む、自動変速機の制御装置。 - 前記予め定められた変速段は、前記複数の変速段のうちの前記高速側の変速段である、請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記制御装置は、
前記車両の走行状態を検出するための手段と、
前記検出された走行状態に基づいて変速段を決定するための手段と、
前記決定された変速段が形成されるように前記複数のソレノイドを制御するための手段とをさらに含み、
前記検出手段は、前記自動変速機の入力軸側の回転数と出力軸側の回転数とを検出するための手段を含み、
前記判定手段は、前記検出された入力軸側の回転数と出力軸側の回転数とに基づく変速比が前記決定された変速段の変速比に対応しないと前記決定された変速段が形成できないことを判定するための手段を含む、請求項1または2に記載の自動変速機の制御装置。 - 前記複数のソレノイドは、電気信号の受信に応じて作動し、
前記停止手段は、前記複数のソレノイドに送信される電気信号を遮断するための手段を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。 - 前記複数のソレノイドは、複数の摩擦係合要素のそれぞれに対応して設けられたノーマルクローズタイプの電磁弁であって、
前記自動変速機には、前記ソレノイドおよび前記摩擦係合要素に供給される油圧を発生するオイルポンプと、
前記複数のソレノイドのうち、予め定められた変速段を形成する場合に通電されるソレノイドに接続された第1の油路と、
前記オイルポンプに接続された、前記第1の油路とは異なる第2の油路と、
前記ソレノイドの作動時において、前記第1の油路を前記摩擦係合要素に接続するとともに前記第2の油路を前記摩擦係合要素から遮断し、前記ソレノイドの作動停止時において、前記第1の油路を前記摩擦係合要素から遮断するとともに前記第2の油路を前記摩擦係合要素に接続する回路とが設けられる、請求項1〜4のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。 - 車両に搭載された自動変速機の制御方法であって、前記自動変速機は、複数の摩擦係合要素と、前記複数の摩擦係合要素に油圧を供給する油圧回路とを含み、前記油圧回路には、前記摩擦係合要素に供給される油圧を制御する複数のソレノイドが設けられ、前記油圧回路は、前記複数のソレノイドのすべての作動を停止すると複数の変速段のうちの予め定められた変速段を形成するように前記複数の摩擦係合要素に油圧を供給する回路を含み、
前記制御方法は、
前記自動変速機の変速状態を検出する検出ステップと、
前記車両の速度を検出するステップと、
前記検出された変速状態に基づいて前記複数のソレノイドの作動により前記複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成できるか否かを判定する判定ステップと、
前記複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成できないと判定され、かつ、前記検出された車両の速度が予め定められた速度よりも低いと前記形成できない変速段以外の変速段に変速するように前記複数のソレノイドを制御するステップと、
前記複数の変速段のうちのいずれかの変速段が形成できないと判定され、かつ、前記検出された車両の速度が予め定められた速度以上であると前記複数のソレノイドの作動を停止する停止ステップとを含む、自動変速機の制御方法。 - 前記予め定められた変速段は、前記複数の変速段のうちの前記高速側の変速段である、請求項6に記載の自動変速機の制御方法。
- 前記制御方法は、
前記車両の走行状態を検出するステップと、
前記検出された走行状態に基づいて変速段を決定するステップと、
前記決定された変速段が形成されるように前記複数のソレノイドを制御するステップとをさらに含み、
前記検出ステップは、前記自動変速機の入力軸側の回転数と出力軸側の回転数とを検出するステップを含み、
前記判定ステップは、前記検出された入力軸側の回転数と出力軸側の回転数とに基づく変速比が前記決定された変速段の変速比に対応しないと前記決定された変速段が形成できないことを判定するステップを含む、請求項6または7に記載の自動変速機の制御方法。 - 前記複数のソレノイドは、電気信号の受信に応じて作動し、
前記停止ステップは、前記複数のソレノイドに送信される電気信号を遮断するステップを含む、請求項6〜8のいずれかに記載の自動変速機の制御方法。 - 前記複数のソレノイドは、複数の摩擦係合要素のそれぞれに対応して設けられたノーマルクローズタイプの電磁弁であって、
前記自動変速機には、前記ソレノイドおよび前記摩擦係合要素に供給される油圧を発生するオイルポンプと、
前記複数のソレノイドのうち、予め定められた変速段を形成する場合に通電されるソレノイドに接続された第1の油路と、
前記オイルポンプに接続された、前記第1の油路とは異なる第2の油路と、
前記ソレノイドの作動時において、前記第1の油路を前記摩擦係合要素に接続するとともに前記第2の油路を前記摩擦係合要素から遮断し、前記ソレノイドの作動停止時において、前記第1の油路を前記摩擦係合要素から遮断するとともに前記第2の油路を前記摩擦係合要素に接続する回路とが設けられる、請求項6〜9のいずれかに記載の自動変速機の制御方法。 - 請求項6〜10のいずれかに記載の自動変速機の制御方法をコンピュータで実現されるプログラム。
- 請求項6〜10のいずれかに記載の自動変速機の制御方法をコンピュータで実現されるプログラムを記録した記録媒体。
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