JP2009166288A - 成形同時加飾装置 - Google Patents

成形同時加飾装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009166288A
JP2009166288A JP2008004604A JP2008004604A JP2009166288A JP 2009166288 A JP2009166288 A JP 2009166288A JP 2008004604 A JP2008004604 A JP 2008004604A JP 2008004604 A JP2008004604 A JP 2008004604A JP 2009166288 A JP2009166288 A JP 2009166288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mark
decorative sheet
defect
longitudinal
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008004604A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Fukushima
裕 福島
Satoru Noguchi
哲 野口
Kentaro Fujii
憲太郎 藤井
Akira Hayata
朗 早田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP2008004604A priority Critical patent/JP2009166288A/ja
Publication of JP2009166288A publication Critical patent/JP2009166288A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】欠陥を有する絵柄91Nを用いて成形同時加飾を行うことを防止し、その結果として加飾成形品の歩留まりを向上させることができる。
【解決手段】複数の良品絵柄91及び欠陥絵柄91Nが付され、欠陥絵柄に対応して設けられた欠陥マーク86と幅方向マーク84と長手方向マーク85を有する加飾シート71を用いて成形同時加飾を行う装置である。装置は、前記加飾シート71を金型34,40の間に供給する加飾シート供給部60a,60bと、上記マーク84、85、86を検出するマーク検出センサ82a,82b,83と、センサからの検出結果に基づいて加飾シートの絵柄91を前記金型34,40に対して位置あわせする駆動制御部とを備え、マーク検出センサにより欠陥マーク86Nを検出したときは、前記欠陥マーク86Nに対応する絵柄91Nについて位置あわせしないようにする。
【選択図】図9

Description

本発明は、樹脂成形品に加飾シートを用いて加飾を行う成形同時加飾装置に用いられる加飾シートの位置合わせ及び欠陥管理技術に関する。
従来、樹脂成形品の表面を装飾する方法として、転写材などを基体シートの表面に形成した加飾シートを利用した成形同時加飾法がある。
成形同時加飾法とは、基体シート上に、転写層を形成した加飾シートを成形金型内に挟み込み、金型内に溶融樹脂を射出し、冷却して樹脂成形品を得るのと同時に成形品表面に加飾シートを接着した後、基体シートを剥離して、被転写物面に転写層を転移して装飾を行う方法である。成形同時加飾法は、印刷法によって直接図柄を形成することが困難な形状の成形品であっても図柄を形成することができるという特徴を有する。
ところで、成形同時加飾に用いられる加飾シートは、通常、ポリカーボネートなどの等の基体シートの表面にグラビア印刷で剥離層、図柄層、接着層などを含む転写層が印刷された長尺状のロールで構成されている。
しかし、ロール状の加飾シートに設けられた転写層には、グラビア印刷時あるいは巻き取り時等にスジやピンホールなどの微細欠陥が発生する場合がある。欠陥を有する転写層を用いて成形同時加飾すると、欠陥を有する成形品の発生につながるため、成形同時化飾装置に用いられる加飾シートを予め検査し、欠陥の転写層(絵柄)を取り除くことが行われている。
加飾シートの検査は、通常印刷工程を終了しロール状に巻き取られた加飾シートを解きながら転写層を目視確認することによって行われる。そして、欠陥を有する転写層の部分を取り除くため、欠陥部分を含む加飾シートの一部を切断した後、テープなどで切断された2つのシートをつなぎ直す切り貼りが行われている。
国際公開第WO2005/008155号公報
しかし、加飾シートを目視で確認することは確認作業の手間が膨大であり、また、テープなどで接続された加飾シートは、成形時の位置合わせなどを行いにくく、結果的に成形工程で不良品の原因となる2次不良の原因となる。
また、加飾シートの製造工程では、転写層の1つ1つの絵柄を確認するのではなく、加飾シートのロール全体を数メートル単位のブロックに分け、欠陥を有する絵柄を有するブロック全体を除去することとなる。したがって、当該ブロックに欠陥を有しない絵柄が含まれていることもあり、加飾シートをムダに廃棄することが行われていた。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、加飾シート中に含まれる欠陥を有する絵柄を用いて成形同時加飾を行うことを防止し、その結果として加飾成形品の歩留まりを向上させることができる成形同時加飾装置を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の成形同時加飾装置を提供する。
本発明の第1態様によれば、基体シートの表面に複数の良品絵柄及び欠陥絵柄を含む転写層が付され、前記欠陥絵柄に対応して設けられた欠陥マークと幅方向マークと長手方向マークが付与されている加飾シートを用い、前記加飾シートを前記金型に対して位置あわせした状態で型閉じして溶融樹脂を射出し、前記転写層を前記溶融樹脂が固化した成形品表面に転写させる成形同時加飾装置であって、
前記加飾シートを金型の間に間欠的に供給する加飾シート供給部と、
前記長手方向マークと幅方向マークと欠陥マークを検出するマーク検出センサと、
前記マーク検出センサによる検出結果に基づいて、前記加飾シートの絵柄を前記金型に対して位置あわせするように前記加飾シート供給部を駆動制御する駆動制御部とを備え、
前記駆動制御部は、
前記マーク検出センサにより欠陥マークを検出したときは、前記欠陥マークに対応する絵柄をスキップして位置あわせしないように前記加飾シート供給部を駆動制御することを特徴とする、成形同時加飾装置を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記加飾シートは、前記欠陥マークが、加飾シートの長手方向に対して前記長手方向マークと同列になるように構成され、
前記マーク検出センサは、前記幅方向マークを検出する幅方向センサと、前記長手方向マーク及び欠陥マークを検出する長手方向センサとを備えることを特徴とする、第1態様の成形同時加飾装置を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記加飾シートは、前記欠陥マークが、加飾シートの長手方向に対して前記長手方向マークと同列になるように、欠陥絵柄に対応する前記長手方向マークの前記供給方向下流側に連続して構成され、
前記駆動制御部は、
前記長手方向センサが遮蔽されている間の時間又は前記加飾シートの送り量が所定値よりも大きいか否かによって前記欠陥マークを検出することを特徴とする、第2態様の成形同時加飾装置を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記加飾シートは、前記欠陥マークが、供給方向に対して前記長手方向マークと同列になるように、欠陥絵柄に対応する前記長手方向マークと1つ前の絵柄に対応する前記長手方向マークの間に設けられるように構成され、
前記駆動制御部は、
前記長手方向センサが透過状態となっている間の時間又は加飾シートの送り量が所定量よりも大きいか否かによって前記欠陥マークを検出することを特徴とする、第2態様の成形同時加飾装置を提供する。
本発明の第1態様によれば、前記欠陥絵柄に対応して欠陥マークを付与された加飾シートを用い、成形同時加飾装置で欠陥マークを基準としてスキップして位置あわせしないようにすることができるため、欠陥絵柄に基づいて成形品が成形されることがない。したがって、加飾シートの欠陥絵柄を取り除く手間を省力化すると共に、従前の取り除く作業において発生した加飾シートの切り貼りによる不良の問題をなくすることができる。また、欠陥絵柄を除いて成形品が作成されるため、成形品の良品の製造歩留まりを向上させることができる。
本発明の第2態様によれば、欠陥マークと長手方向マークを検出するセンサが1つでよいため、装置の簡略化を図ることができる。また、この構成をとった場合、センサが検出した信号において、欠陥マークと長手方向マークの区別を付ける必要があるため、例えば、遮蔽時間を用いて両者を区別することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態にかかる成形同時加飾システムは、成形同時加飾を行う成形同時化飾装置と、成形同時化飾装置に用いられる加飾シートを検査する検査装置を備えている。
図1及び図2に、本発明の実施形態にかかる成形同時加飾装置の構成を示す。成形同時加飾装置1は、制御部100による制御に従い、ロール状の加飾シート71を連続的に金型(固定型、可動型)の間に送り込み、金型に加飾シートを挟んだ状態で溶融樹脂を射出して、加飾シート71の表面に付されている絵柄を樹脂成形品の表面に転写させることによって樹脂成形品を加飾する装置である。なお、本実施形態にかかる成形同時加飾装置に用いられる加飾シート71は、後述するように検査装置10(図4参照)によって絵柄のキズやピンホールなどの検査がされ、欠陥品の絵柄に対応して欠陥マークが付与された状態のものが用いられる。
成形同時加飾装置1は、フレーム31上に固定された固定盤32に取り付けられたタイバー33によって可動盤34が案内されている。可動盤34はフレームを図示しないローラによって移動可能に支持されている。
固定盤32には、固定型36が取り付けられている。固定型36は、そのパーティング面側に凸部36aを有している。この固定型36には、射出ノズル39から溶融樹脂を射出可能である。
可動盤34には、可動型40が取り付けられている。可動型40は、固定型36の凸部36aに対応した凹部40aを有している。可動型40には、加飾シート71を金型に密着させるためのフィルムクランプ80,81が設けられている。可動型61に設けられているフィルムクランプ80,81と干渉しないように、固定型40には凹部(図示なし)が設けられ、型閉じ時には、クランプが凹部へ回避されるようになっている。
可動盤34に対して上流側フレーム60aと下流側フレーム60bが水平方向に移動可能に取り付けられている。上流側フレーム60aと下流側フレーム60bは、任意の送り量だけ加飾シートを送ることで、加飾シートの長手方向位置あわせを行うと共に、水平方向に移動することにより、加飾シートの幅方向位置あわせを行うことができる。すなわち、上流側フレーム60aと下流側フレーム60bは、加飾シート供給部として機能する。上流側フレーム60aと下流側フレーム60bは、可動盤34に取り付けられた案内レール61a,61bに対してガイド62a,62bによって案内されている。ガイド62a,62bとしては直動型スライドベアリングを使用している。
上流側フレーム60aと下流側フレーム60bは、それぞれ対応して設けられている図示しない幅方向移動装置によってそれぞれ独立に水平方向に移動させることができる。それぞれの幅方向移動装置は、例えば、モータ、プーリ,ベルトなどによってボールネジを所定の回転速度で回転可能に構成されており、このボールネジは上流側フレーム60aと下流側フレーム60bに取り付けたナットと噛み合っている。したがって、モータを回転させることによりボールネジが回転しこれによってフレーム60が水平方向に移動する。
上流側フレーム60aには、シート供給ローラ69が設けられており、上流側モータ76aにより駆動して加飾シート71を巻き出すようになっている、上流側シートガイドローラ72,78は、シート供給ローラ69から巻き出された加飾シート71を案内し可動型40表面に位置するように鉛直方向に供給する。上流側フレーム60aに設けられている上流側シートガイドローラ72,78は、2つに限られるものではなく、任意数を設けることができる。供給された加飾シート71に適切な張力を付与するため、加飾シートを巻き取っているリールの軸にパウダークラッチ(図示せず)を設けるように構成してもよい。
下流側フレーム60bには、シート巻取ローラ70が設けられており、金型表面に位置する加飾シート71を巻き取る。供給された加飾シート71に適切な張力を付与するため、リールの駆動にDCサーボモータで構成されるモータ76bが設けられている。金型のキャビティ面を通過した加飾シート71をシート巻取ローラ70に導くため、下流側フレーム60bには、任意の数の下流側シートガイドローラ77,78,75が設けられている。
可動型40の上下には、それぞれ幅方向センサ82a,82bが、加飾シートの給送方向に並べられて設けられている。また、可動型40には、長手方向センサ83が金型内に埋め込まれた状態で設けられている。長手方向センサ83を金型内に埋め込んで配置することにより、絵柄とセンサの位置が近くなり、位置あわせの精度を向上させることができる。
加飾シート71は、シート供給ローラ69から鉛直方向下向きに供給され、上流側シートガイドローラ72,78を通り、金型のキャビティ面を通過し、下流側シートガイドローラ77,78,75を通り、シート巻取ローラ70に巻き取られる。
加飾シート71の供給は、加飾シート71に形成された図柄91が、金型のキャビティ形状40aに対して所定の位置に配置されるようにするため、位置決め時に停止するように駆動制御される。加飾シート71の供給及び位置決めは、シート供給ローラ69、シート巻取ローラ70、上流側フレームの幅方向移動装置、下流側フレームの幅方向移動装置の駆動制御は、制御部100が司る。
成形同時加飾装置1は、幅方向センサ82a,82bと長手方向センサ83の検出により、後述するように加飾シートの位置決め動作が行われ、その後に溶融樹脂の射出の動作が行われる。
加飾シートの位置決めが完了した状態では、加飾シートの絵柄が固定型36、可動型40のキャビティへ対応するような位置に配置されている状態となっている。加飾シートの位置決めが完了すると、可動盤34が移動して型閉じ動作が行われ、成形と同時に加飾シート71上の絵柄91の転写が行われる。成形品の冷却後型開きし、成形品が取り出される。これにより1サイクルの動作が完了する。
図3に、本実施形態に用いられる加飾シートの構成を示す。図3に示す加飾シートは、後述する検査工程を終了させていない状態であり、位置を検出するマークについては、印刷時に付された状態となっている。加飾シート71は、透明な基体シート20の表面に剥離層21、図柄層84,85,91、接着層22などを含む転写層23(図5B参照)が設けられた構成である。図柄層としては、各絵柄91から一定間隔で絵柄91ごとに点状に形成される送り方向マーク85(アイマークともいう)と、各絵柄91から一定間隔で線状に形成される幅方向マーク84(フローラインともいう)とが設けられている。
幅方向センサ82a,82b及び長手方向センサ83は、加飾シート71に設けられた幅方向マーク84,長手方向マーク85及び後述する検査工程で付される欠陥マーク86a,86b,86c(図5A,6A,7A参照)を読み取るための光学センサであり、フィルムの搬送方向及び幅方向の位置を検出する。また、成形射出に用いないように欠陥の加飾シートの絵柄について欠陥マークを読み取り、欠陥絵柄を検出する。なお、幅方向センサ82a,82b及び長手方向センサ83は、取り付け位置を微調整可能に構成されている。
図4は、加飾シートの検査工程を行う検査装置の概略構成を示す図である。検査装置10は、図示しないグラビア印刷装置により転写層が印刷されたロール状の加飾シートを検査する装置である。図4に示す検査装置は、加飾シートの有効幅が600mm、欠陥検出サイズは30μm、フィルム送り速度は10〜40m/分で加飾シートを検査することができる。
検査対象の加飾シート71は、送り出しローラ11に取り付けられる。送り出しローラ11は、トルクモータ11aにより駆動制御され、後述する巻取ローラ12の駆動により巻き取られた加飾シート71を所定の張力で送り出すように制御される。なお、巻取ローラ12は、その駆動量や駆動トルクについて制御されており、検査装置10は、加飾シートの搬送量などについて検出可能に構成されている。
送り出しローラから送り出された加飾シート71は、ダンサローラ13aを介してフィルム押さえローラ16a,17aを介してガイドローラ19に送られる。フィルム押さえローラ17aは、上下移動可能なエアシリンダに連結され、対となるフィルム押さえローラ16aとの間の加飾シート71の挟持力を調整可能に構成されており、フィルム送りを確実にすることができる。
ガイドローラ19は、3つのローラがほぼ水平に並べられて設けられており、フィルムを水平方向に案内する。ガイドローラ19の領域を搬送されるフィルムは、ガイドローラ19の上方に設けられているラインセンサユニット15により検査される。ラインセンサユニット15は、透過光及び反射光を測定するために2つのセンサを備えている。また、上記ラインセンサユニットによる検査用光源として透過光用光源14a,反射光用光源14bが設けられている。それぞれのラインセンサユニット15によって撮像され、撮像された画像を図示しない制御演算部で検査することにより、転写層の欠陥が光学的に判別される。
また、ラインセンサユニット15の下流側には、欠陥マーク付与部18が設けられている。欠陥マーク付与部は、後述する欠陥マークとしてどのようなマークを付すかにより、種々の構成態様がとられる。具体的な例としては、フィルムの表面に印刷を行うためのインクジェットユニットやレーザーマーカー、フィルムに設けられている転写層を一部除去するための除去ユニット等が使用可能である。
ガイドローラ19によって案内された加飾シート71は、フィルム押さえローラ16b,17bによって案内される。フィルム押さえローラ17bは、上下移動可能なエアシリンダに連結され、対となるフィルム押さえローラ16bとの間の加飾シート71の挟持力を調整可能に構成されており、フィルム送りを確実にすることができる。フィルム押さえローラ16b,17bの下流側には、ダンサローラ13bが設けられており、ダンサローラ13bに案内された加飾シート71が巻取ローラ12に巻き取られる。巻取ローラは、トルクモータ12aが設けられており、加飾シート71を所定の張力を維持した状態で巻き取ることができる。
欠陥マーク付与部18は、ラインセンサユニット15によって判断された欠陥を有する転写層の絵柄に対応する長手方向マーク85Nを、良品の長手方向マーク85と異なる形態とするように加飾シートに処理を行う。詳細な構成は後述するが、加飾シート71の搬送のタイミングに合わせて、加飾シート71の特定箇所に長手方向マークを追加または削除を行う。このマーク付与のタイミング制御は、図示しない検査装置の制御部が司る。
検査装置により欠陥検査がされ、欠陥マークが付与された加飾シートについて説明する。図5Aは、検査装置により欠陥マークが付与された加飾シートの第1実施例を示す平面図である。図5Bは、図5AのB−B線での断面図である。なお、図5Bは、フィルムの長手方向の縮尺を縮小して図示している。
図5Aに示すように、加飾シート71aは、幅方向マーク84、長手方向マーク85、絵柄91、91Nが付されている。これらは、それぞれ図5Bに示すように、基体シート20の表面に設けられた転写層23中に付されている。転写層23は、基体シート20の表面に設けられた剥離層21、図柄層84,85,91の上面に設けられた接着層22を備える。なお、矢印Fは、成形同時加飾装置において、加飾シート71aが搬送される搬送方向を示している。
基体シート20からの転写層23の剥離性を改善するために、基体シート20上に転写層23を設ける前に、離型層(図示せず)を全面的に形成してもよい。図柄層84,85,91は、絵柄91や長手方向マーク85、幅方向マーク84などを表現するための層であり、剥離層21の表面に設けられる。図柄層84,85,91は、剥離層72の上にインクを用いた印刷やスパッタリングなどによって付された金属薄膜層などで形成する。なお、金属薄膜層を設ける際に、他の転写層と金属薄膜層との密着性を向上させるために、アンカー層(図示せず)を設けてもよい。接着層22は、樹脂成形品の表面に各層を接着するための層である。
欠陥マーク86aは、図4に示した検査装置10の欠陥マーク付与部18によって付されたマークであり、本実施例では、欠陥絵柄91Nに対応する長手方向マーク85Nの搬送方向Fの下流側に長手方向マーク85Nに連続して印刷される。印刷される面は転写層23の表面である。本実施例にかかる検査装置10の欠陥マーク付与部18としては、インクジェットユニットなどが好適に使用可能である。
図6Aは、検査装置により欠陥マークが付与された加飾シートの第2実施例を示す平面図である。図6Bは、図6AのB−B線での断面図である。なお、図6Bは、フィルムの長手方向の縮尺を縮小して図示している。
図6Aに示すように、加飾シート71bには、幅方向マーク84、長手方向マーク85、絵柄91、91Nが付されている。これらは、それぞれ図6Bに示すように、基体シート20の表面に設けられた転写層23中に付されている。なお、加飾シート71bの層構成は、第1実施例の加飾シート71aと同様であるから詳細は省略する。
欠陥マーク86bは、図4に示した検査装置10の欠陥マーク付与部18によって付されたマークであり、本実施例では、欠陥絵柄91Nに対応する長手方向マーク85Nの搬送方向Fの上流側、すなわち、欠陥絵柄91Nの1つ上流側に位置する図柄91Fに対応する長手方向マーク85Fと欠陥絵柄91Nに対応する長手方向マーク85Nの中間位置に印刷される。印刷される面は転写層23の表面である。本実施例にかかる検査装置10の欠陥マーク付与部18としては、インクジェットユニットなどが好適に使用可能である。
図7Aは、検査装置により欠陥マークが付与された加飾シートの第3実施例を示す平面図である。図7Bは、図7AのB−B線での断面図である。なお、図7Bは、フィルムの長手方向の縮尺を縮小して図示している。
図7Aに示すように、加飾シート71cには、幅方向マーク84、長手方向マーク85c、絵柄91、91Nが付されている。これらは、それぞれ図7Bに示すように、基体シート20の表面に設けられた転写層23中に付されている。なお、加飾シート71cの層構成は、第1実施例の加飾シート71aと同様であるから詳細は省略する。
本実施例の加飾シート71cは、長手方向マーク85が帯状に間欠的に形成されており、当該帯状のマークがとぎれる位置(以下、間欠位置という。)87,87Nが絵柄91,91Nに対応させて設けられている。すなわち、本実施形態の加飾シート71cでは、成形同時加飾装置1は、長手方向センサ83を用いて長手方向マークの間欠位置を検出することによって長手方向の位置あわせを行う。
欠陥マーク86cは、図4に示した検査装置10の欠陥マーク付与部18によって付されたマークであり、本実施例では、欠陥絵柄91Nに対応する長手方向マーク85の間欠位置87Nに印刷される。その結果、当該間欠位置87Nは塗りつぶされ、連続する長手方向マーク85がつながった状態となる。印刷される面は転写層23の表面である。本実施例にかかる検査装置10の欠陥マーク付与部18としては、インクジェットユニットなどが好適に使用可能である。
図8Aは、検査装置により欠陥マークが付与された加飾シートの第4実施例を示す平面図である。図8Bは、図8AのB−B線での断面図である。なお、図8Bは、フィルムの長手方向の縮尺を縮小して図示している。
図8Aに示すように、加飾シート71dには、幅方向マーク84、長手方向マーク85、絵柄91、91Nが付されている。これらは、それぞれ図8Bに示すように、基体シート20の表面に設けられた転写層23中に付されている。なお、加飾シート71dの層構成は、第1実施例の加飾シート71aと同様であるから詳細は省略する。
欠陥マーク86dは、図4に示した検査装置10の欠陥マーク付与部18によって付されたマークであり、本実施例では、欠陥絵柄91Nに対応する長手方向マーク85Nを取り除くことによって付与される。すなわち、欠陥絵柄91に対応する長手方向マーク85Nを含む転写層23の領域を除去することにより、欠陥絵柄91に対応する長手方向マーク85Nをなくし、後述するように成形同時加飾装置において長手方向の位置合わせ時に検出できないようにする。本実施例にかかる検査装置10の欠陥マーク付与部18としては、例えば、転写層23を取り除くための粘着ユニットなどが好適に用いられ、ヘッド18dを除去する転写層に当接させて、当該転写層をヘッド18d側に転写させて、当該転写層を加飾シートから除去する。
次に、図1に示す成形同時加飾装置における加飾シートの位置決め動作について説明する。まず最初に、欠陥マークが付されておらず、成形同時加飾に用いられる絵柄を長手方向及び幅方向に位置あわせする場合について説明し、その後、欠陥マークが付されることによって成形同時加飾に用いられない欠陥絵柄をスキップする動作について説明する。
(絵柄の位置あわせ動作)
まず、サイクルスタートの信号が入力されると、上流側フレーム60aおよび下流側フレーム60bが機械原点に復帰し、鉛直方向の送りが開始される。モータ76a,76bを作動させることによって、シート供給ローラ69とシート巻取ローラ70を回動させ、加飾シートのロールから加飾シート71を巻き出す。なお、この際、モータ76a,76bは高速で回転させるので、加飾シート71の送り速度は高速となっている。モータ76a,76bの高速回転は、後述するように、長手方向センサ83によって加飾シート71の長手方向マーク85が検出されるまで保持される。
加飾シート71が所定長さ送られて、長手方向センサ83が加飾シート71の長手方向マーク85(図7Aに示す実施例の場合は、間欠位置87)を検出すると、モータ76a,76bの回転速度は低速に切り換えられ、加飾シートの送り速度は遅くなる。低速時の加飾シートの送り速度は、例えば、高速時の20分の1程度とすることができる。
また、高速送りから低速送りへの切換のタイミングをとる制御としては、長手方向センサ83の検出のタイミングではなく、加飾シートの送り量で制御してもよい。すなわち、本実施形態にかかる加飾シート71は、欠陥絵柄を取り除くための切り貼りを行っていないため、互いに隣り合う長手方向マークの間隔は、加飾シート製造時と変化していない。したがって、長手方向マークの間隔は全て一定であり、送り量に基づいて制御を行ったとしても、精度が低下することはない。
加飾シート71の低速駆動時において、長手方向センサ83が長手方向マーク85の検出が解除された状態、すなわち、長手方向センサ83の透過、非透過が切り替わったタイミングでモータ76a,76bが停止し、加飾シート71の送りが停止される。なお、上流側フレームに設けられているモータ76aとしては、回転速度を安定させるため、サーボモータを使用し、タコジェネレータまたはエンコーダを用いたフィードバック制御によって回転速度の制御をすることが好ましい。
上記のようにして長手方向の位置決めを行った後、フィルム幅方向への位置決めを行う。上流側フレーム60aおよび下流側フレーム60bをそれぞれ水平方向に移動させることによって、金型のキャビティ面に配置された加飾シート71を水平方向に移動させ、幅方向マーク84の一端が幅方向センサ82a,82bにより検出されると加飾シート71の移動速度を小さくし、幅方向マーク84の他端が検出されたタイミング、あるいは所定の長さだけ加飾シート71を移動させた後、停止させる。また、水平方向への移動距離は小さいため、幅方向マーク84の一端が幅方向センサ82a,82bにより検出されると加飾シート71の移動を直ちに停止させるようにしてもよい。なお、水平方向の位置合わせにおいて、幅方向センサ82a,82bの2つのセンサを用いるのは、加飾シート67の鉛直方向に対する傾きを調整するためである。
(欠陥絵柄のスキップ動作)
欠陥絵柄のスキップ動作は、それぞれ図5A〜図8Aに示すように、加飾シートに付された欠陥マークの形態によってそれぞれ異なる動作を行う。以下、実施例に示す加飾シートごとに欠陥絵柄のスキップ動作について説明する。なお、以下の説明において、スキップ動作とは、欠陥絵柄の1サイクル前の成形動作が終了し、次の良好な絵柄の長手方向位置あわせが終了するまでの動作をいう。
図9は、図5Aに示す加飾シートを用いた場合のスキップ動作を示すフローチャートである。この加飾シートを用いた場合に成形同時加飾装置に設定されるべきスキップ動作では、まず、加飾シート71aの送り動作が開始される(#10)。このときの加飾シート71aの送り速度は、上記のように高速送りとなっている。加飾シート71aが長手方向に送られると、長手方向センサ83が長手方向マーク85を検出して非透過の状態に切り替わる(#11でyes)。このタイミングで、上記のようにモータ76が低速に切り替わり(#12)、図示しないタイマがタイムカウントを開始する(#13)。
低速送りの間にタイムカウントが所定時間経過する前に長手方向センサが非透過から透過状態に切替わった場合(#15でyes)、すなわち前記長手方向センサが遮蔽されている間の時間が所定時間より短い場合は、モータ76を停止し、長手方向の位置合わせが完了する。
一方で、長手方向センサ83が非透過の状態の間にタイムカウントが所定の時間経過すると、長手方向マーク85に連続して欠陥マーク86aが付されているものと判断する。この場合は、モータ76を高速駆動に切り換え、加飾シートの送りを進める。なお、途中で欠陥マーク86aが長手方向センサ83を通過することにより長手方向センサ83が非透過の状態となるがこの検出信号は無視する(#18)。
引き続き、長手方向センサが非透過となるまで高速での加飾シートを送り、上記処理を繰り返すことにより、長手方向の位置合わせが完了する。
図5Aの加飾シートを用いた場合に成形同時加飾装置のスキップ動作は、モータが高速から低速に切り替わるタイミングでタイマカウントを開始するため処理のトリガを少なくすることができ、容易な処理でスキップ動作を行うことができる。
なお、上記スキップ動作の変形例として、タイムカウントを行う代わりに、加飾シートの送り量により欠陥マークの有無を判断するようにしてもよい。すなわち、#11において長手方向センサが非透過の状態となってからの加飾シート送り量をカウントし、非透過の状態で所定距離を移動したか否かにより欠陥マークの有無を判断することができる。
図10は、図6Aに示す加飾シートを用いた場合のスキップ動作を示すフローチャートである。この加飾シートを用いた場合に成形同時加飾装置に設定されるべきスキップ動作では、まず、加飾シート71bの送り動作が開始される(#20)。このときの加飾シート71aの送り速度は、上記のように高速送りとなっている。シート送りが開始されると同時に図示しないタイマがタイムカウントを開始する(#21)。
加飾シート71bが長手方向に送られると、長手方向センサ83が長手方向マーク85を検出して非透過の状態に切り替わる(#22でyes)。このタイミングが上記タイマの所定時間を経過しているかを判断し、所定時間を経過している場合(#23でyes)は、上記のようにモータ76が低速に切り替わる(#24)。
次に長手方向センサが非透過から透過状態に切替わった場合(#25でyes)は、モータ76を停止し、長手方向の位置合わせが完了する。
一方で、高速送りの間にタイムカウントが所定時間経過する前に長手方向センサが透過から非透過状態に切替わった場合(#23でno)は、長手方向センサ85の間に設けられた欠陥マーク86bを長手方向センサ83が検出したものと判断する。この場合は、高速移動を継続する。なお、途中で欠陥マーク86aが長手方向センサ83を通過することにより長手方向センサ83が非透過の状態となるがこの検出信号は無視する(#28)。
図6Aの加飾シートを用いた場合に成形同時加飾装置のスキップ動作は、モータが駆動するタイミングでタイマカウントを開始するため処理のトリガが多くなる。しかし、検査装置において欠陥マーク86bを印刷する工程において、長手方向センサ83との連続性を確保するために高精度に位置あわせをすることがないため、検査装置の欠陥マーク付与のための制御を簡単にすることができる。
図11は、図7Aに示す加飾シートを用いた場合のスキップ動作を示すフローチャートである。この加飾シートを用いた場合に成形同時加飾装置に設定されるべきスキップ動作では、まず、加飾シート71cの送り動作が開始される(#30)。このときの加飾シート71cの送り速度は、上記のように高速送りとなっている。加飾シート71cの長手方向マークは、間欠的に設けられた帯状に構成されているので、長手方向センサ83は絵柄を検出しないタイミングでは、非透過状態となっている。加飾シート71cが長手方向に送られると、長手方向センサ83が長手方向マーク85の間欠領域87を検出して非透過から透過の状態に切り替わる(#31でyes)。なお、欠陥を有する絵柄91Nに対応する間欠位置87Nには、欠陥マーク86cが付与されているため、欠陥絵柄91Nについては、長手方向センサ83は上記検出を行うことがなく、長手方向センサ83が透過の状態を検出した場合は、間欠位置に対応する絵柄が検査装置10において欠陥絵柄であると判断されなかったものであるということとなる。長手方向センサ83が非透過から透過の状態に切り替わったタイミングで、上記のようにモータ76が低速に切り替わる(#32)。
低速で加飾シートを送り、長手方向センサ83が透過から非透過の状態に切り替わったタイミングでモータ76を停止(#34)させることにより、長手方向位置あわせが完了する。
図7Aの加飾シートを用いた場合に成形同時加飾装置のスキップ動作は、長手方向マークの形状を工夫することで、タイマカウントを行うことなく容易な制御動作で成形同時加飾装置1で容易に欠陥絵柄と良好な絵柄を判別することができるため、容易な処理でスキップ動作を行うことができる。また、検査装置10における欠陥マークの付与もインクジェットユニットなどの簡易な構成で実現することができる。
図12は、図8Aに示す加飾シートを用いた場合のスキップ動作を示すフローチャートである。この加飾シートを用いた場合に成形同時加飾装置に設定されるべきスキップ動作では、まず、加飾シート71dの送り動作が開始される(#40)。このときの加飾シート71dの送り速度は、上記のように高速送りとなっている。加飾シート71dの長手方向マークは、良好な絵柄91についてのみ付されており、欠陥を有する絵柄に検査装置による検査前まで付されていた長手方向マークは除去されている。したがって、欠陥を有する絵柄91Nに対応する位置では、長手方向マーク85が付与されておらず、欠陥絵柄91Nについては、長手方向センサ83は検出を行うことがない。よって、長手方向センサ83が非透過の状態を検出した場合は、間欠位置に対応する絵柄が検査装置10において欠陥絵柄であると判断されなかったものであるということとなる。
加飾シート71dが長手方向に送られると、長手方向センサ83が長手方向マーク85を検出して透過から非透過の状態に切り替わる(#41でyes)。長手方向センサ83が透過から非透過の状態に切り替わったタイミングで、上記のようにモータ76が低速に切り替わる(#42)。
低速で加飾シートを送り、長手方向センサ83が非透過から透過の状態に切り替わったタイミングでモータ76を停止(#4)させることにより、長手方向位置あわせが完了する。
図8Aの加飾シートを用いた場合に成形同時加飾装置のスキップ動作は、欠陥絵柄に対応する長手方向マークを除去することで、成形同時加飾装置1においてスキップ動作のための制御を特に必要とすることなく上記の位置あわせ動作に対する処理をそのまま用いることができる。
以上説明したように、本実施形態にかかる成形同時加飾装置1と検査装置10を含む整形同時加飾システムによれば、加飾シートの検査段階で検出された欠陥絵柄に対応する長手方向マークに欠陥マークを付与することで、成形同時加飾において欠陥絵柄をスキップさせて成形品を成形することができる。よって、加飾シートの検査段階で、シートの切り接ぎを行う必要がなく、また、良好な絵柄をムダにすることもない。したがって、シート及び不良な成形品の成形を防止することができ、良好な成形品の製造歩留まりを向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
例えば、上記実施形態では、成形同時加飾装置において欠陥マークを検出するセンサとして、長手方向センサを用いたが、欠陥マークを検出する独立したセンサをさらに備えるように構成されていてもよい。この場合、長手方向センサと欠陥マーク検出センサの位置関係は、図13に示すようにフィルム幅方向に異なる位置とすることが好ましい。
この場合、長手方向マークを検出して加飾シートの停止を行うまでのいずれかのタイミングで、欠陥マークを検査するセンサが遮蔽状態となったか否かにより絵柄のスキップを行うか否かを判断すればよい。
また、検査装置において、ラインセンサ15によって欠陥絵柄であると判断された場合に、欠陥マークのみを付すように構成されているが、例えば、欠陥絵柄に、視覚的に判断可能な欠陥表示を付すようにしてもよい。欠陥表示としては、例えば、「NGの文字」やバツ印などが挙げられる。また、欠陥表示は、加飾シート71のいずれかの表面に付されることとなるが転写層が設けられている側に付された場合は、成形同時加飾装置においてスキップ動作に誤動作があったような場合、当該欠陥表示は成形同時加飾装置における成形同時加飾時に成形品にそのまま転写されることとなる。よって、成形後の成形品の欠陥検査において視覚的判断がつきやすくなるという効果がある。
また、上記実施形態においては、成形同時加飾システムを構成する装置として、成形同時加飾装置と検査装置を独立した装置として構成していたが、これを一体的に構成することもできる。すなわち、加飾シートを成形同時加飾のために給送するタイミングで検査と欠陥マークの付与を行うようにしてもよい。この場合、上流側フレームにラインセンサユニットとインクジェットユニットなどの欠陥マーク付与部を設けるようにすればよい。
本発明の実施形態にかかる成形同時加飾システムに用いられる成形同時加飾装置の構成を示す図である。 図1のII-IIに沿う断面図である。 図1に示す成形同時加飾装置に用いられる検査前の状態を示す加飾シートの一実施例を示す平面図である。 本発明の実施形態にかかる成形同時加飾システムに用いられる検査装置の構成を示す図である。 検査装置により欠陥マークが付与された加飾シートの第1実施例を示す平面図である。 図5AのB−B線での断面図である。 検査装置により欠陥マークが付与された加飾シートの第2実施例を示す平面図である。 図6AのB−B線での断面図である。 検査装置により欠陥マークが付与された加飾シートの第3実施例を示す平面図である。 図7AのB−B線での断面図である。 検査装置により欠陥マークが付与された加飾シートの第4実施例を示す平面図である。 図8AのB−B線での断面図である。 図5Aに示す加飾シートを用いた場合のスキップ動作を示すフローチャートである。 図6Aに示す加飾シートを用いた場合のスキップ動作を示すフローチャートである。 図7Aに示す加飾シートを用いた場合のスキップ動作を示すフローチャートである。 図8Aに示す加飾シートを用いた場合のスキップ動作を示すフローチャートである。 図5Aに示す加飾シートの変形例を示す平面図である。
符号の説明
1 成形同時加飾装置
10 検査装置
11 送り出しローラ
11a トルクモータ
12 巻取ローラ
13a,13b ダンサローラ
15 ラインセンサユニット
16a,16b,17a,17b フィルム押さえローラ
18 欠陥マーク付与部
19 ガイドローラ
20 基体シート
21 剥離層
22 接着層
23 転写層
31 フレーム
32 固定盤
34 可動盤
39 射出ノズル
40 可動型
60a 上流側フレーム
60b 下流側フレーム
61a,61b 案内レール
62a,62b ガイド
69 シート供給ローラ
70 シート巻取ローラ
71,71a,71b,71d,71d,71e 加飾シート
72,78 上流側シートガイドローラ
76a,76b モータ
80,81 フィルムクランプ
82a,82b 幅方向センサ
83 長手方向センサ
84 幅方向マーク
85、85N 長手方向マーク
86,86a 欠陥マーク
87 間欠位置
91 絵柄
91N 欠陥絵柄

Claims (4)

  1. 基体シートの表面に複数の良品絵柄及び欠陥絵柄を含む転写層が付され、前記欠陥絵柄に対応して設けられた欠陥マークと幅方向マークと長手方向マークが付与されている加飾シートを用い、前記加飾シートを前記金型に対して位置あわせした状態で型閉じして溶融樹脂を射出し、前記転写層を前記溶融樹脂が固化した成形品表面に転写させる成形同時加飾装置であって、
    前記加飾シートを金型の間に間欠的に供給する加飾シート供給部と、
    前記長手方向マークと幅方向マークと欠陥マークを検出するマーク検出センサと、
    前記マーク検出センサによる検出結果に基づいて、前記加飾シートの絵柄を前記金型に対して位置あわせするように前記加飾シート供給部を駆動制御する駆動制御部とを備え、
    前記駆動制御部は、
    前記マーク検出センサにより欠陥マークを検出したときは、前記欠陥マークに対応する絵柄をスキップして位置あわせしないように前記加飾シート供給部を駆動制御することを特徴とする、成形同時加飾装置。
  2. 前記加飾シートは、前記欠陥マークが、加飾シートの長手方向に対して前記長手方向マークと同列になるように構成され、
    前記マーク検出センサは、前記幅方向マークを検出する幅方向センサと、前記長手方向マーク及び欠陥マークを検出する長手方向センサとを備えることを特徴とする、請求項1に記載の成形同時加飾装置。
  3. 前記加飾シートは、前記欠陥マークが、加飾シートの長手方向に対して前記長手方向マークと同列になるように、欠陥絵柄に対応する前記長手方向マークの前記供給方向下流側に連続して構成され、
    前記駆動制御部は、
    前記長手方向センサが遮蔽されている間の時間又は前記加飾シートの送り量が所定値よりも大きいか否かによって前記欠陥マークを検出することを特徴とする、請求項2に記載の成形同時加飾装置。
  4. 前記加飾シートは、前記欠陥マークが、供給方向に対して前記長手方向マークと同列になるように、欠陥絵柄に対応する前記長手方向マークと1つ前の絵柄に対応する前記長手方向マークの間に設けられるように構成され、
    前記駆動制御部は、
    前記長手方向センサが透過状態となっている間の時間又は加飾シートの送り量が所定量よりも大きいか否かによって前記欠陥マークを検出することを特徴とする、請求項2に記載の成形同時加飾装置。
JP2008004604A 2008-01-11 2008-01-11 成形同時加飾装置 Pending JP2009166288A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008004604A JP2009166288A (ja) 2008-01-11 2008-01-11 成形同時加飾装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008004604A JP2009166288A (ja) 2008-01-11 2008-01-11 成形同時加飾装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009166288A true JP2009166288A (ja) 2009-07-30

Family

ID=40968048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008004604A Pending JP2009166288A (ja) 2008-01-11 2008-01-11 成形同時加飾装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009166288A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024095A1 (ja) * 2008-08-27 2010-03-04 日本写真印刷株式会社 加飾シート及び成形同時加飾装置
CN114643687A (zh) * 2022-02-22 2022-06-21 江苏兆丰智能装备制造有限公司 一种导电带自动化生产线及导电带制造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59204522A (ja) * 1983-05-10 1984-11-19 Japan Steel Works Ltd:The 転写成形装置のフイルム位置決め方法
JPH03138178A (ja) * 1989-10-24 1991-06-12 Mitsubishi Kasei Corp 熱転写プリンター用インクカセット
JPH06297499A (ja) * 1993-04-16 1994-10-25 Fujitsu Ltd 部品形状検査装置および検査方法
JP2004025515A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd 成形機の異物監視装置及び異物監視方法
JP2004098514A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Ykk Corp 転写成形装置
JP2005035246A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Yoshida Industry Co Ltd インモールド転写成形方法及び連続フィルム
JP2005053154A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Takagi Seiko Corp 加飾品の成形方法
JP2006290535A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Nagase & Co Ltd フィルムスリット装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59204522A (ja) * 1983-05-10 1984-11-19 Japan Steel Works Ltd:The 転写成形装置のフイルム位置決め方法
JPH03138178A (ja) * 1989-10-24 1991-06-12 Mitsubishi Kasei Corp 熱転写プリンター用インクカセット
JPH06297499A (ja) * 1993-04-16 1994-10-25 Fujitsu Ltd 部品形状検査装置および検査方法
JP2004025515A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd 成形機の異物監視装置及び異物監視方法
JP2004098514A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Ykk Corp 転写成形装置
JP2005035246A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Yoshida Industry Co Ltd インモールド転写成形方法及び連続フィルム
JP2005053154A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Takagi Seiko Corp 加飾品の成形方法
JP2006290535A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Nagase & Co Ltd フィルムスリット装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024095A1 (ja) * 2008-08-27 2010-03-04 日本写真印刷株式会社 加飾シート及び成形同時加飾装置
CN114643687A (zh) * 2022-02-22 2022-06-21 江苏兆丰智能装备制造有限公司 一种导电带自动化生产线及导电带制造方法
CN114643687B (zh) * 2022-02-22 2024-04-30 江苏兆丰智能装备制造有限公司 一种导电带自动化生产线及导电带制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7950434B2 (en) Adhesive tape adhering apparatus
JP4743873B2 (ja) ラベル貼付装置およびラベル貼付方法
US20090078365A1 (en) Apparatus for and method of manufacturing photosensitive laminated body
JP2009166288A (ja) 成形同時加飾装置
JP3623497B1 (ja) 加飾品の成形方法
US20090050261A1 (en) Apparatus for and Method of Manufacturing Photosensitive Laminated Body
JP2009166287A (ja) 加飾シート
EP1771772B1 (en) Method of manufacturing photosensitive laminated body and apparatus therefor
WO2010113310A1 (ja) 成形同時加飾装置、加飾シート、及び成形同時加飾システム
JP2009166289A (ja) 成形同時加飾システム
JP4703783B2 (ja) 加飾シート及び成形同時加飾装置
KR100575559B1 (ko) 커버레이 부착 시스템
US20080190543A1 (en) Apparatus For and Method of Manufacturing Photosensitive Laminated Bod
KR100978994B1 (ko) 성형 동시 가식장치 및 수평방향 가식시트 이송장치
JPH0872841A (ja) ラベル貼付装置およびそれを用いたラベル貼付方法
TW201036790A (en) In-mold decorating apparatus, decorative sheet, and in-mold decorating system
JP3917065B2 (ja) 成形同時加飾装置および水平方向加飾シート送り装置
WO2006098497A1 (en) Apparatus for and method of manufacturing photosensitive laminated body
JP2010017884A (ja) 成形品の側面に文字等を転写するためのスライド転写装置
JP3762270B2 (ja) 成形機及び成形方法
JP2000094472A (ja) 射出成形同時絵付用のシート巻出供給装置
JP2005343027A (ja) 成形同時加飾装置および水平方向加飾シート送り装置
JPH0591846U (ja) フィルムの供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100902

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20100902

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20100915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110208