JPH0591846U - フィルムの供給装置 - Google Patents

フィルムの供給装置

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JPH0591846U
JPH0591846U JP4104492U JP4104492U JPH0591846U JP H0591846 U JPH0591846 U JP H0591846U JP 4104492 U JP4104492 U JP 4104492U JP 4104492 U JP4104492 U JP 4104492U JP H0591846 U JPH0591846 U JP H0591846U
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一也 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写装置等に使用するフィルム供給装置に
おいて、フィルムの継ぎ足しによって該フィルムを熱転
写装置の稼働を中断させることなく補給し、かつ転写位
置に連続して供給できるようにする。 【構成】 2つのフィルム装填部10,11と、合流ロ
ーラ14との間に、これらのフィルム装填部10,11
から繰り出される転写フィルムX1,X2を挟んで一対
のフィルム挟圧部材25,26を配置し、いずれか一方
の転写フィルムの先端が一方のフィルム挟圧部材に仮止
めされている状態で他方側の転写フィルムのフィルム切
れが検出されたときに、上記フィルム先端を他方側転写
フィルムに接着させるためにフィルム挟圧部材25,2
6を接当させるように駆動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば熱転写装置に使用する転写フィルムを熱転写位置のような フィルム処理位置に供給するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂成形品の表面に図柄や文字等からなる絵柄を転写して絵付け製品を製造す る熱転写装置は、通常、フィルム面に転写層を有する転写フィルムを、昇降可能 に保持されていると共に、加熱されている転写ヘッドの下方に通している状態で 、転写ヘッドおよび転写フィルムの直下に被転写物(ワーク)を搬入し、かつ転 写ヘッドを下降させて転写フィルムを介しワークに押し付け、その際の押し付け による圧力と熱の働きによって転写層を絵柄通りのパターンでワーク表面に転写 させるものとされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の熱転写装置において高速絵付けによって絵付け製品を大量生 産するためには、転写ヘッドに対するワークの供給を高速化すると共に、熱転写 時間を短縮すればよいことになるが、転写フィルムはフィルムロールとしてフィ ルム装填部に装填され、かつ熱転写位置に繰り出されて使用されるため、上記の ように絵付けが高速化されると、単位時間当たりの転写フィルム使用量が増大し 、短時間に転写フィルムがなくなるから、熱転写装置の稼働を一時中断してフィ ルムロールの補給を行わねばならず、頻繁な稼働中断により高速絵付け性能が損 なわれることになる。
【0004】 そこで本考案は、上記熱転写装置等のフィルム供給装置として、熱転写装置等 の稼働を中断することなく連続的にフィルムの補給が行える装置の提供を課題と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案は、ロール状に巻かれている帯状のフィルムを繰り出してフィ ルム処理位置に供給する装置であって、それぞれに上記フィルム処理位置に供給 するフィルムが装填された2つのフィルム装填部と、これらのフィルム装填部と フィルム処理部との間に設けられて、各フィルム装填部からのフィルム供給経路 が合流するフィルム供給経路合流部と、該フィルム供給経路合流部よりも上流側 において上記2つのフィルム供給経路を挟んで対向配置されて、それぞれの対向 面にフィルム先端仮止め部が設けられた一対のフィルム挟圧部材と、上記2つの フィルム供給経路のそれぞれに設けられたフィルム切れ検出手段と、いずれか一 方のフィルムの先端が一方のフィルム挟圧部材におけるフィルム先端仮止め部に 他方側フィルムとの接着手段を備えて仮止めされている状態で該他方側フィルム のフィルム切れが検出されたときに、上記一方のフィルム先端を他方側フィルム に接着させるように一対のフィルム挟圧部材を互いに対接させる駆動手段とを設 けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記の構成によれば、2つのフィルム装填部のうちの、一方のフィルム装填部 に装填されている未使用のフィルムの先端をフィルム挟圧部材のフィルム先端仮 止め部に他方側フィルムとの接着手段を有して仮止めさせている状態で、他方の フィルム装填部からフィルムを繰り出してフィルム処理位置に供給し、この供給 によって該他方側フィルム装填部のフィルムがなくなるときに、該フィルム切れ をフィルム切れ検出手段が検出することによって、仮止めされている上記一方の フィルム先端を他方側フィルムに接着させるようにフィルム挟圧部材を駆動し、 フィルム切れした他方側フィルムに上記一方側フィルムを継ぎ足して、該一方側 フィルムをフィルム処理位置に供給できる。
【0007】 その場合、上記フィルムの継ぎ足しが、2つのフィルム装填部のフィルム繰り 出し経路が合流している箇所よりも上流側で行われるから、上記の継ぎ足し後に フィルム切れしたフィルム装填部に新たなフィルムを装填し、かつそのフィルム 先端を上記一方側フィルムとの継ぎ足しに備えて上記フィルム挟圧部材に仮止め すれば、この一方側フィルムがフィルム切れしたとき、該フィルムに新たなフィ ルムを前回と同様にして自動的に継ぎ足すことができ、これの繰り返しによって フィルム処理の中断を伴うことなく、連続的にフィルム供給ができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0009】 図1は本考案の第1実施例にかかるフィルム供給装置を有する熱転写装置1を 示し、この熱転写装置1は図8のようなワークWの周面に絵付けZを行うもので あって、転写ヘッド2が支持台3にシリンダ4によって昇降可能に取り付けられ 、該転写ヘッド2の下方に上記のワークWを搬送する搬送手段(図示せず)が備 えられると共に、転写ヘッド2と該搬送手段との間にフィルム供給部5から転写 フィルムが供給されている状態で、搬送手段によって図1の左端側から右端側に 上記ワークWを間欠的に搬送して転写ヘッド2の直下に搬入すると共に、搬入後 の転写ヘッド2の下降による熱転写動作完了により絵付けされたワークWを取り 出し位置に搬出し、かつ使用済みフィルム部分をフィルム巻き取り部6に巻き取 るように構成されている。
【0010】 一方、上記のフィルム供給部5には、図2に示すように2つのフィルムリール 7,8が左右に並べてそれぞれリール軸7a,8aを介し支持フレーム9に回転 可能に取り付けられ、これによって第1と第2の2つのフィルム装填部10,1 1が形成され、これらフィルム装填部10,11のそれぞれのフィルムリール7 ,8に帯状の転写フィルムを巻回して得られたフィルムロールが装填されるよう になされている。その場合、第1フィルム装填部10に装填された転写フィルム をX1、第2フィルム装填部11に装填された転写フィルムをX2として、以後 説明する。なお、転写フィルムX1,X2は前述のフィルム巻き取り部6に設け られた駆動手段によって、熱転写動作に合わせて該巻き取り部6に巻き取られる と共に、その巻き取り量(すなわちフィルム供給量)が制御されることになるが 、これらの構成は本考案の要旨とは直接関係がないので、詳細を省略する。
【0011】 上記2つのフィルム装填部10,11に装填されたフィルムロールからはそれ ぞれの転写フィルムX1,X2が、前述の支持フレーム9に支持されているガイ ドローラ12,13に巻き掛けられて下方に繰り出されるように構成されると共 に、これらのガイドローラ12,13よりも下方位置で、かつ転写ヘッド2の側 部に上記の支持フレーム9に支持されて合流ローラ14が配置され、第1フィル ム装填部10、第2フィルム装填部11のいずれの転写フィルムX1,X2が転 写ヘッド下方に供給される場合でも、該合流ローラ14にそれぞれの転写フィル ムX1,X2が巻き掛けられたのちガイドローラ15,16を経て供給されるよ うになされている。
【0012】 また、前述のフィルム巻き取り部6においては、支持フレーム17に支持され ているリール軸18に、転写ヘッド下方を通過した使用済みフィルムが同じく上 記の支持フレーム17に支持されているガイドローラ19,20,21,22を 介して巻き取られるように構成される。
【0013】 さらに、上述のフィルム供給部5では、第1フィルム装填部10と合流ローラ 14との間、および第2フィルム装填部11と合流ローラ14との間にそれぞれ フィルム切れを検出するセンサ23,24がそれぞれ設けられる。即ち、これら のセンサ23,24は、転写フィルムX1,X2の最終端部の意図的に転写層を 形成していない余白部分を検出することにより、第1、第2フィルム装填部10 ,11のフィルム切れ発生を検出する。
【0014】 加えて、上記の合流ローラ14よりもフィルム繰り出し方向の上流位置に一対 のフィルム挟圧部材25,26が対向して配置される。その場合、第2フィルム 装填部11の直下位置に位置されるフィルム挟圧部材26は、前述の支持フレー ム9に固定されているシリンダ27によって左右方向に移動される可動フィルム 挟圧部材であり、他方の第1フィルム装填部10の直下に位置されるフィルム挟 圧部材25は、支持フレーム9に取り付け部材28を介して固定された固定フィ ルム挟圧部材とされ、シリンダ27の作動により可動フィルム挟圧部材26が固 定フィルム挟圧部材25に接当かつ離反される構造としている。その場合、上記 のシリンダ27には図2および図3に示すスライダ29が、シリンダ内部の図示 しないピストンに連結されて外嵌されると共に、該スライダ29に上記可動フィ ルム挟圧部材26が取り付けられることによって、該可動フィルム挟圧部材26 の移動がスライダ29によってガイドされるようになされている。また、両フィ ルム挟圧部材25,26が接当するそれぞれの対向面がそれぞれフィルム先端仮 止め部25a,26aとされる。
【0015】 さらに、上記の第1フィルム装填部10側のガイドローラ12と固定フィルム 挟圧部材25との間に、第1転写フィルムX1に第2転写フィルムX2を継ぎ足 した状態において、両者12,25の間にわたって延びている第1転写フィルム X1を切断する第1カッター30が設けられ、かつ該第1カッター30よりも第 2フィルム装填部11側のガイドローラ13寄り位置には、第2転写フィルムX 2に第1転写フィルムX1を継ぎ足した状態において、上記ガイドローラ13と 固定フィルム挟圧部材25とにわたって延びている第2転写フィルムX2を切断 する第2カッター31が設けられる。
【0016】 なお、上記の第1および第2カッター30,31は、図4に示すように前述の 支持フレーム9の背後に位置されると共に、該支持フレーム9にブラケット32 を介し固定されているシリンダ33のピストンロッド34に取り付け具35を介 して連結され、該シリンダ33が伸長されるに伴い、支持フレーム9に設けられ た開口部36から突出してフィルム切断を行うように構成されている。
【0017】 次に、フィルム継ぎ足し動作を説明する。
【0018】 図2に示すように第1と第2のそれぞれフィルム装填部10,11に第1転写 フィルムX1、第2転写フィルムX2が装填され、そのうちの第1転写フィルム X1がガイドローラ12、合流ローラ14、さらにガイドローラ15,16を経 て転写ヘッド2の下方に供給され、かつフィルム巻き取り部6のリール軸18に 巻き取られることにより、この第1転写フィルムX1が熱転写に使用されている 状態とするとき、第2転写フィルムX2においては、そのフィルム先端を可動フ ィルム挟圧部材26のフィルム先端仮止め部26aに仮止めしておく。この仮止 めは図7に示すようにフィルム先端xを両面テープ37で押さえて行うが、その 場合、該両面テープ37はフィルム先端xとの重なり代L1を多くして、該重な り代L1よりも充分に少ない接着代L2でフィルム先端仮止め部26aに接着さ せた状態で仮止めするようにする。
【0019】 上記の熱転写に第1転写フィルムX1が使用されて、該第1転写フィルムX1 の残量が減少し、センサ23が第1転写フィルムX1のフィルム切れを検出する と、シリンダ27によって可動フィルム挟圧部材26が駆動されて、該可動フィ ルム挟圧部材26が図5の状態に固定フィルム挟圧部材25に接当し、両部材間 25,26に第1転写フィルムX1と第2転写フィルムX2が挟み込まれる。こ のため、第2転写フィルムX2の先端が両面テープ37によって第1転写フィル ムX1に接着されて両テープX1,X2の継ぎ足しがなされる。そして、その後 に第1カッター30が前進駆動され、上記継ぎ足し箇所よりも上方において第1 転写フィルムX1を切断し、該切断完了により可動フィルム挟圧部材26が後退 復帰される。その場合、前述のように両面テープ37のフィルム先端xとの重な り代L1を大きくし、フィルム先端仮止め部26aとの接着代L2を少なくして いるから、該両面テープ37による第1転写フィルムX1と第2転写フィルムX 2との接着力の方が、該両面テープ37とフィルム先端仮止め部26aとの接着 力よりも強く、したがって可動フィルム挟圧部材26が後退するのに伴い、両フ ィルムX1,X2の継ぎ足しが維持された状態で、両面テープ37が可動フィル ム挟圧部材26から剥がれることになる。このことにより、第2転写フィルムX 2は第1転写フィルムX1に引っ張られて第2フィルム装填部11から図6に示 すように引き出され、以後、該第2転写フィルムX2が熱転写に使用されること になる。
【0020】 一方、フィルム切れが発生した第1フィルム装填部10に対しては、新たな第 1転写フィルムX1を装填し、かつそのフィルム先端を固定フィルム挟圧部材2 5のフィルム先端仮止め部26aに図7で説明した第2転写フィルムX2の場合 と同様に両面テープで仮止めする。
【0021】 このようにしておけば、次にセンサ24が第2転写フィルムX2のフィルム切 れを検出して可動フィルム挟圧部材26が駆動されると、今度は第2転写フィル ムX2に第1フィルム装填部10に新たに装填された第1転写フィルムX1が継 ぎ足され、したがって第2カッター31によって第2転写フィルムX2を切断し 、かつ可動フィルム挟圧部材26を後退復帰させれば、該第1転写フィルムX1 が第2転写フィルムX2に引っ張られて転写ヘッド2側に供給され、以後、該第 1転写フィルムX1が熱転写に使用される。そして、この継ぎ足しの繰り返しに よって熱転写装置1の稼働を中断させることなく転写フィルムを補給し、かつ熱 転写に使用できることになる。
【0022】 図9は本考案の第2実施例を示すもので、1つのカッター38によって第1お よび第2転写フィルムX1,X2の切断を行う構成としている。
【0023】 即ち、それぞれのフィルム挟圧部材125,126をそれぞれがシリンダ39 ,40によって駆動される可動タイプとすると共に、第1転写フィルムX1に第 2転写フィルムX2を継ぎ足す場合と、第2転写フィルムX2に第1転写フィル ムX1を継ぎ足す場合とでは、両シリンダ39,40によるフィルム挟圧部材1 25,126の移動ストロークを変化させるようにし、前者の場合は、矢印aに 示す位置で両部材125,126が接当して、カッター38の前面を第1転写フ ィルムX1が通るようにすることによって、該フィルムX1の切断を可能とし、 また後者の場合は、矢印bで示す位置で両部材125,126が接当して、第2 転写フィルムX2がカッター38の前面を通るようにすることによって、該フィ ルムX2の切断を可能としている。
【0024】 これによれば、カッターならびにカッター駆動手段としてのシリンダ部分の構 成が簡素化され、該カッター38やセンサ23,24、ガイドローラ12,13 の配置が楽になる。
【0025】 さらに、図10は本考案の第3実施例を示し、第1転写フィルムX1と第2転 写フィルムX2のそれぞれのフィルム切れを1個のセンサ41によって検出する 構造としている。
【0026】 すなわち、合流ローラ114a,114bを上下に2個設けて、これら合流ロ ーラ114a,114bの間にセンサ41を配置すると共に、第1フィルム装填 部110と第2フィルム装填部111もこれら合流ローラ114a,114bよ りも転写ヘッド側において上下に配置し、かつ第1転写フィルムX1はガイドロ ーラ112を経て横方向から上部合流ローラ114aに巻き掛けるようにし、か つ第2転写フィルムX2はガイドローラ113を経て上方から上部ガイドローラ 114aに巻き掛けるようにする。また、上部合流ローラ114aと第1転写フ ィルム用のガイドローラ112との間で、これらローラ112,114aにわた って走行する第1転写フィルムX1よりも下側に、フィルム先端仮止め部225 aが上向きとされた固定フィルム挟圧部材225が取り付けられると共に、上部 合流ローラを挟んで該固定フィルム挟圧部材225とは反対位置に稼働フィルム 挟圧部材226が設けられる。
【0027】 その場合、可動フィルム挟圧部材226は支軸42を支点として回動する略T 字状の支持部材43に取り付けられ、かつブラケット44に取り付けられている シリンダ45のピストンロッド45aが該支持部材43に連結される。そして、 ピストンロッド45aが収縮されている状態では、実線に示すように支持部材4 3が起立して可動フィルム挟圧部材226のフィルム先端仮止め部226aが横 向きとなり、ピストンロッド45aが伸長されるに伴い、支持部材43ならびに 可動フィルム挟圧部材226が回動して、鎖線のように該可動フィルム挟圧部材 226が固定フィルム挟圧部材225に接当するように構成される。
【0028】 さらに、フィルム継ぎ足し後の転写フィルムの切断を行うためにカッター13 0,131が備えられる。
【0029】 この実施例においては、第1転写フィルムX1がガイドローラ112および上 下の合流ローラ114a,114bを経て転写位置に供給されている状態では、 第2転写フィルムX2の先端が可動フィルム挟圧部材226に仮止めされており 、上記の第1転写フィルムX1のフィルム切れをセンサ41が検出するときにシ リンダ45の作動によって可動フィルム挟圧部材226が固定フィルム挟圧部材 225に接当されてフィルムの継ぎ足しが行われる。また、第2転写フィルムX 2がガイドローラ113および上下の合流ローラ114a,114bを経て転写 位置に供給されている状態では、第1転写フィルムX1の先端が固定フィルム挟 圧部材225に仮止めされていて、センサ41による第2転写フィルムX2のフ ィルム切れ検出時に、シリンダ45が作動されて第2転写フィルムX2に第1転 写フィルムX1が継ぎ足されることになる。
【0030】 したがって、第1実施例と同様なフィルムの連続供給が行われるが、合流ロー ラ114a,114bを2つ設けて、その間にセンサ41を配置しているから、 第1と第2の各転写フィルムX1,X2のフィルム切れが1個のセンサ41で検 出することができることになる。
【0031】 なお、上述の実施例は熱転写装置における転写フィルムの供給装置を例にとっ て説明したが、それ以外の装置のフィルム供給にも本考案が適用できることは勿 論である。
【0032】
【考案の効果】
以上の記載によって明かように、本考案によれば、2つのフィルム装填部のう ちの、一方のフィルム装填部に装填されている未使用のフィルムの先端をフィル ム挟圧部材のフィルム先端仮止め部に他方側フィルムとの接着手段を有して仮止 めさせている状態で、他方のフィルム装填部からフィルムを繰り出してフィルム 処理位置に供給し、この供給によって該他方側フィルム装填部のフィルムがなく なるときに、該フィルム切れをフィルム切れ検出手段が検出することによって、 仮止めされている上記一方のフィルム先端を他方側フィルムに接着させるように フィルム挟圧部材を駆動し、フィルム切れした他方側フィルムに上記一方側フィ ルムを継ぎ足して、該一方側フィルムをフィルム処理位置に供給できる。
【0033】 その場合、上記フィルムの継ぎ足しが、2つのフィルム装填部のフィルム繰り 出し経路が合流している箇所よりも上流側で行われるから、上記の継ぎ足し後に フィルム切れしたフィルム装填部に新たなフィルムを装填し、かつそのフィルム 先端を上記一方側フィルムとの継ぎ足しに備えて上記フィルム挟圧部材に仮止め すれば、この一方側フィルムがフィルム切れしたとき、該フィルムに新たなフィ ルムを前回と同様にして自動的に継ぎ足すことができ、これの繰り返しによって フィルム処理の中断を伴うことなく、連続的にフィルム供給ができる。したがっ て、たとえば熱転写装置において高速絵付けを行う場合、該装置の稼働を中断す ることなくフィルム補給ができて、上記の高速絵付け性能を損なうことがなくな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例にかかるフィルム供給
装置を有した熱転写装置の概略図。
【図2】 上記熱転写装置のフィルム供給部分の拡大
図。
【図3】 図2中のフィルム挟圧部材部分の平面図。
【図4】 図2におけるA−A線矢視図。
【図5】 フィルム継ぎ足し動作説明図。
【図6】 図5に続くフィルム継ぎ足し動作説明図。
【図7】 フィルム先端の仮止め構造を示す拡大図。
【図8】 絵付け製品の一例を示す斜視図。
【図9】 本考案の第2実施例の構成図。
【図10】 本考案の第3実施例の構成図。
【符号の説明】
5 フィルム供給部 10,110 第1フィルム装填部 11,111 第2フィルム装填部 14 合流ローラ 23,24,41 センサ 25,26 フィルム挟圧部材 27,39,40,45 シリンダ 30,31,38 カッター 114a,114b 合流ローラ 125,126 フィルム挟圧部材 130,131 カッター 225,226 フィルム挟圧部材 X1 第1転写フィルム X2 第2転写フィルム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻かれている帯状のフィルム
    を繰り出してフィルム処理位置に供給する装置であっ
    て、それぞれに上記フィルム処理位置に供給するフィル
    ムが装填された2つのフィルム装填部と、これらのフィ
    ルム装填部とフィルム処理部との間に設けられて、各フ
    ィルム装填部からのフィルム供給経路が合流するフィル
    ム供給経路合流部と、該フィルム供給経路合流部よりも
    上流側において上記2つのフィルム供給経路を挟んで対
    向配置されて、それぞれの対向面にフィルム先端仮止め
    部が設けられた一対のフィルム挟圧部材と、上記2つの
    フィルム供給経路のそれぞれに設けられたフィルム切れ
    検出手段と、いずれか一方のフィルムの先端が一方のフ
    ィルム挟圧部材におけるフィルム先端仮止め部に他方側
    フィルムとの接着手段を備えて仮止めされている状態で
    該他方側フィルムのフィルム切れが検出されたときに、
    上記一方のフィルム先端を他方側フィルムに接着させる
    ように一対のフィルム挟圧部材を互いに対接させる駆動
    手段とを設けたことを特徴とするフィルムの供給装置。
JP4104492U 1992-05-22 1992-05-22 フィルムの供給装置 Pending JPH0591846U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5415989A (en) * 1977-06-06 1979-02-06 Japan Synthetic Rubber Co Ltd Syntheric resin laminate and its production

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