JP2009165854A - 水薬調剤装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適正且つ的確に調剤処理を行い、効率よく円滑な調剤を実現する水薬調剤装置を提供する。
【解決手段】複数種類の水薬を調剤する。少なくとも1つの薬瓶13が所定位置に配置された水薬供給部10Aと、薬瓶13に対して投薬瓶26を移動可能に支持する投薬瓶保持部と、所定の薬瓶13から投薬瓶26に所定の水薬が吐出されるように投薬瓶保持部を位置決め移動させる移動機構と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に複数種類の水薬を調剤する水薬調剤装置に関する。
従来、調剤業務では一般に調剤師において人手による調剤が行われている。この場合、薬瓶のピッキングミスを防止するための調剤支援システム、調剤監査なるものが知られている。これらのシステムでは、薬品棚から薬を取り出すときに棚に貼ってあるバーコードや、薬瓶に貼ってあるバーコードをハンディターミナルで読み取ることにより、薬の取出しの間違いを防止するようにしている。
近年、特に水薬の調剤装置として、自動化しようとする例も出ている。たとえば特許文献1に記載の水薬自動調剤機では、回転テーブルに薬瓶をセットし、回転角によって薬瓶の選択を行い、且つ水平方向にアクチュエータを移動し、各薬瓶に接続されているチューブポンプを結合することにより薬液を投薬瓶に送り込むものである。
また、特許文献2あるいは特許文献3には、水剤調剤ユニットあるいは液量読取装置が開示されている。
特開2003−325639号公報 特開2000−140071号公報 特開2000−199719号公報
上述した調剤支援システム等では、必ずしも調剤の都度バーコードを読み取るものではなく、薬瓶のピッキングミスの防止を保証し得なかった。
また、特許文献1に記載の装置では、薬瓶を識別する手段として回転角以外に有していない。特許文献2及び特許文献3に記載の装置では、自動で薬液を分注する構造を含んでいない。
本発明はかかる実情に鑑み、適正且つ的確に調剤処理を行い、効率よく円滑な調剤を実現する水薬調剤装置を提供することを目的とする。
本発明の水薬調剤装置は、複数種類の水薬を調剤する水薬調剤装置であって、少なくとも1つの薬瓶が所定位置に配置された水薬供給部と、前記薬瓶に対して投薬瓶を移動可能に支持する投薬瓶保持部と、所定の薬瓶から前記投薬瓶に所定の水薬が吐出されるように前記投薬瓶保持部を位置決め移動させる移動機構と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の水薬調剤装置において、前記水薬供給部は、水薬の液溜めを加減圧するポンプ手段と接続配管適所に配設されたバルブとを有することを特徴とする。
また、本発明の水薬調剤装置において、前記投薬瓶保持部は、識別された薬瓶から水薬が吸引されるようにしたことを特徴とする。
また、本発明の水薬調剤装置において、前記薬瓶から前記投薬瓶へ所定量の水薬が注入されることを特徴とする。
また、本発明の水薬調剤装置において、前記薬瓶ごとにその水薬を吐出するための吐出管を有することを特徴とする。
また、本発明の水薬調剤装置において、前記移動機構は、前記投薬瓶を上下動可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、調剤行為を実質的に自動で行うことで極めて適正且つ的確に調剤処理を行い、しかも効率よく円滑な調剤処理を実現する。特に薬瓶識別手段で識別した所望の薬瓶からのみ水薬を供給し、水薬種類の誤認を確実に防止することができる上、各薬剤名とその配合量の記録をとることができる。
本発明の実施形態における調剤装置の概略構成を示す正面図である。 本発明の実施形態における調剤装置の概略構成を示す平面図及び薬瓶揺動機構まわりを示す図である。 本発明の実施形態における調剤装置の概略構成を示す側面図である。 本発明の実施形態における吸引動作シーケンスを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における吸引時液溜め内圧の時間との関係を示す図である。 本発明の実施形態における吐出動作シーケンスを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における吐出時液溜め内圧の時間との関係を示す図である。
以下、図面に基づき、本発明による水薬調剤装置における好適な実施の形態を説明する。
図1〜図3は、この実施形態における本発明装置の構成例を示している。この実施形態において、典型的には複数種類の水薬を調剤するものとし、異なる種類の水薬が入った薬瓶から投薬瓶へそれぞれ所定量の水薬を注入して調剤する。
本発明の調剤装置10は、複数の薬瓶が所定位置に配置され、各薬瓶に接続された薬溜めを空気溜めを介して加減圧するように構成された水薬供給部10Aと、各薬瓶に対して投薬瓶が位置決め移動可能に支持され、所定の薬瓶から投薬瓶に所定の水薬が吐出されるようにした投薬瓶担持ユニット10Bとを備える。
水薬供給部10Aにおいて、装置フレーム11には薬瓶棚12が横設され、薬瓶棚12上に複数の薬瓶13(13A,13B,13C,13D)が所定方向(X方向)に列設される。各薬瓶13A〜13Dには薬溜め14(14A,14B,14C,14D)が接続され、各薬溜め14A〜14Dはさらに空気溜め15に接続される。そして、後述するように空気溜め15を加減圧するポンプ手段と接続配管適所に配設されたバルブとを含み、これらのポンプ手段及びバルブの制御によって各薬溜め14A〜14Dに水薬を吸引する水薬吸引系と、各薬溜め14A〜14Dに貯留された水薬を吐出する水薬吐出系とが形成される。
空気溜め15等を含むポンプ系は 図3に示されるように、空気溜め15に接続された2つのポンプ、即ち減圧ポンプ16と加圧ポンプ17を有する。これらのポンプ16,17と空気溜め15の配管途中にはそれぞれ減圧バルブ18及び加圧バルブ19が配設されており、これらのバルブ18,19を後述するパソコン(制御部)からの指令によって開閉(ON/OFF)することにより、ポンプ16,17との配管経路が連通及び閉鎖される。空気溜め15には圧力センサ20が付設されるとともに、大気開放可能なバルブ21が接続されている。また、空気溜め15と各薬溜め14A〜14Dの間にはそれぞれバルブ22が配設され、特定の薬溜め14のみを空気溜め15と連通させることができる。
また、各薬瓶13A〜13Dと各薬溜め14A〜14Dを接続する配管途中には吸引バルブ23が配設される。各薬溜め14A〜14Dと対応する吸引バルブ23の途中から、水薬を吐出する吐出管24が分岐し、各吐出管24には吐出バルブ25が配設される。
投薬瓶担持ユニット10Bにおいて投薬瓶26は載置台27上に載置され、投薬瓶26を位置決め移動する移動機構が、載置台27を介して投薬瓶26を移動させるようになっている。この移動機構は、X,Y,Z3軸座標系で移動可能に構成され、X,Y軸方向に移動ガイドするX−Y軸駆動機構(Xアーム28及びYアーム29)と、Z軸方向(上下方向)に移動ガイドするZ軸駆動機構(Zアーム30)とを持つ。
この移動機構の構成として例えば、上下2つのXアーム28はそれぞれ、装置の両端部(X方向)で対をなして平行配置された上下段のYアーム29に沿って往復動可能に支持され、Y軸方向に移動・位置決めされる。この場合各Xアーム28の両端には、Yアーム29の長手方向に敷設されたリニアガイド(図示せず)にガイドされて、Y軸方向に移動可能なスライダ31が取り付けられる。各Yアーム29には、その長手方向に沿ってリードスクリュ32が回転可能に支持されており、それぞれスライダ31及びリードスクリュ32が螺合している。また、各リードスクリュ32は、例えば各Yアーム29の端部に搭載された駆動モータ33によって回転駆動されるようになっている。
各駆動モータ33を同期駆動して、それぞれのリードスクリュ32を同期回転させることでスライダ31を介して、上下のXアーム28を相互に平行かつ位置を揃えてY軸方向に往復動させることができる。
また、Zアーム30は上下のXアーム28間に装架され、X軸方向に移動・位置決めされる。この場合Zアーム30の上下端には、各Xアーム28の長手方向に敷設されたリニアガイド(図示せず)にガイドされて、X軸方向に移動可能なスライダ34が取り付けられる。上側のXアーム28には、その長手方向に沿ってリードスクリュ35が回転可能に支持されており、スライダ34及びリードスクリュ35が螺合する。また、リードスクリュ35は、例えばXアーム28の端部付近に搭載された駆動モータ36により、例えばベベルギヤ等(図示せず)を介して回転駆動されるようになっている。
駆動モータ36を駆動して、リードスクリュ35を回転させることで、リードスクリュ35と螺合するスライダ34を介して、Zアーム30をX軸方向に往復動させることができる。
さらに、載置台27はZアーム30に沿って上下動可能に支持される。Zアーム30には、その長手方向に沿ってリードスクリュ37が回転可能に支持されており、載置台27及びリードスクリュ37が螺合する。リードスクリュ37は、Zアーム30に搭載された駆動モータ38により回転駆動され、これにより載置台27、従って投薬瓶26を所定ストローク上下動させることができる。
上述のX−Y軸駆動機構及びZ軸駆動機構は、制御部の命令により駆動制御され、協働して投薬瓶26を適正かつ円滑に移動させることができる。なお、この移動機構は1例を示すものであり、上述した構成にのみ限定されるものではなく、その具体的構成については変形等が可能である。例えば、Xアーム28及びYアーム29は、上下いずれか一方のみで構成することもできる。
また、各薬瓶13A〜13Dを識別する薬瓶識別手段を有し、識別した所望の薬瓶から水薬が吸引されるようにしている。この実施形態では薬瓶瓶識別手段として、Zアーム30に搭載されたバーコードリーダ39を有し、一方、各薬瓶13A〜13Dにはバーコードリーダ39に対置されるようにバーコードラベル40が貼着されている。
また、投薬瓶担持ユニット10Bは、各薬溜め14A〜14Dに貯留する水薬量の変化を検知するための液量検出手段を有する。この実施形態では液量検出手段として、薬溜め14A〜14Dに対置するようにZアーム30に搭載された液面検出センサ41を有し、水薬液面を検出して水薬量の変化を検知するようにしている。液量検出手段として具体的には、光学式センサやマイクロ波反射型センサ等が好適である。なお、液面検出センサ41はリードスクリュ42等を介して、駆動モータ43によって所定ストローク上下動可能に構成されている。
上記の場合、図1及び図2に示されるように各薬瓶13A〜13Dをバスケット44内に収容保持し、該バスケット44を揺動することで各薬瓶13A〜13D内の水薬を攪拌することができる。薬瓶13内の水薬を攪拌することで、品質の均一化を図ることができる。この場合、各バスケット44の上部付近を、例えば 図2(b)のように水平な揺動軸45により揺動可能に支持し、揺動軸45を駆動モータ46等によって所定角度回転するように駆動する。なお、バスケット44を揺動させる際、安定動作を行うためにその揺動軌道に沿ったガイド47を付設するとよい。また、揺動軸45及び駆動モータ46を例えばチェーン48等で連結し、このチェーン48を介して揺動軸45を駆動するようにしてもよい。
また、装置作動を制御し、あるいは装置作動に必要な入力操作やデータ処理等を行うためのパソコン49(制御部)を備え、さらに、適宜各種データ類等をプリントアウト可能なプリンタ50が装備される。
上記構成において、つぎに本発明装置の作動例を説明する。先ず、薬剤師が、処方箋に記載された水薬の薬品名と用量をパソコン49に入力すると、投薬瓶26のサイズが表示される。薬剤師は投薬瓶26のサイズ確認後、その投薬瓶26を載置台27上の所定位置に載置し、開始操作を行う。前述した移動機構はX−Y軸駆動機構及びZ軸駆動機構を介して、予め登録された薬瓶13まで投薬瓶26を移動させる。
つぎに、バーコードリーダ39は、薬瓶13に貼られたバーコードラベル40を読み取り、指定された水薬であるかを確認する。なお、バーコードラベル40の読取にあたり、各薬瓶13A〜13Dを収容するバスケット44のバーコードラベル40対応部位に開口部を設け、この開口部を介してバーコードラベル40を読み取るようにすることができる。この水薬の確認後、当該水薬を薬瓶13から吸引して薬溜め14に貯留する吸引動作が開始される。
図4は、この吸引動作シーケンスを示している。ステップS1では水薬供給部10Aにおいて、ポンプ系の減圧バルブ18及び当該薬瓶13に対応するバルブ22を開くとともに、その他のバルブは全て閉じて初期状態とする。ステップS2において減圧ポンプ16を作動させ、これにより空気溜め15を介して薬溜め14内を吸引し、これらの内空間の圧力(液溜め内圧)が大気圧から次第に減圧される。そして、液溜め内圧が所定圧力になったら(ステップS3)、ステップS4で減圧バルブ18を閉じるとともに、ステップS5で減圧ポンプ16を停止する。
つぎに、ステップS6において吸引バルブ23を開き、これにより空気溜め15、薬溜め14及び薬瓶13からなる水薬吸引系が形成され、薬瓶13内の水薬が液溜め14に吸引される。液溜め内圧は図5に示されるように徐々に上昇するとともに、水薬(VS)が吸引された分だけ薬溜め14内の空間容積が減少する。ステップS7において、液溜め内圧が閾値になったかどうかを確認し、ステップS8で吸引バルブ23を閉じるとともに、ステップS9でバルブ21を開く。なお、液溜め内圧の閾値は、たとえばパソコン49内のメモリに記憶されており、パソコン49において該閾値と圧力センサ20の検出圧力とが比較される。
ここで、水薬吸引前後における液溜め内圧と体積の関係は、次式で表される。
1×V1=P2×V2
1:吸引前の薬溜め及び空気溜めの圧力
1:吸引前の薬溜め及び空気溜めの体積の和
2:吸引後の薬溜め及び空気溜めの圧力
2:吸引後の薬溜め及び空気溜めの体積の和
水薬を吸引後の薬溜め及び空気溜めの体積は、V2=V1−VSであるから、吸引開始時の圧力P1は次式となる。
1=(P2×V2)/V1=P2(V1−VS)/V1=P2(1−VS/V1
従って、水薬吸引前後における液溜め内圧P1,P2を設定・制御することで、所望の水薬吸引量VSを得ることができる。
なお、図5にも示されるように吸引量VSの多少に応じて、吸引開始時の圧力P1は高低変化し、すなわち吸引量VSが多い程、大気圧に対して低く設定される。また、水薬の粘度との関係では、粘度が高い程、吸引時間を要する。
つぎに、ステップS10において、液面検出センサ41を作動させ、薬溜め14内に吸引された水薬の液面を検出する。この場合、液面検出センサ41が薬溜め14内の水薬の液面に対向するように液面検出センサ41を上下動させ、適宜その位置調整をすることができる。検出された液面データは、パソコン49内のメモリに記憶される。液面検出後、ステップS11でバルブ21を閉じる。
上記のように薬溜め14に吸引されて、そこに貯留する水薬は、つぎに投薬瓶26への吐出動作が開始される。
図6は、この吐出動作シーケンスを示している。ステップS21では水薬供給部10Aにおいて、ポンプ系の加圧バルブ19及び当該薬瓶13に対応するバルブ22を開くとともに、その他のバルブは全て閉じて初期状態とする。ステップS22において加圧ポンプ17を作動させ、これにより空気溜め15を介して薬溜め14内を加圧し、これらの内空間の圧力(液溜め内圧)が大気圧から次第に昇圧される。そして、液溜め内圧が所定圧力になったら(ステップS23)、ステップS24で加圧バルブ19を閉じるとともに、ステップS25で加圧ポンプ17を停止する。
つぎに、ステップS26において吐出バルブ25を開き、これにより空気溜め15、薬溜め14及び投薬瓶26からなる水薬吐出系が形成され、液溜め14内の水薬が投薬瓶26に吐出される。液溜め内圧は図7に示されるように徐々に低下するとともに、水薬が吐出された分だけ薬溜め14内の空間容積が増加する。ステップS27において、液溜め内圧が閾値になったかどうかを確認し、ステップS28で吐出バルブ25を閉じるとともに、ステップS29でバルブ21を開く。
ここで、水薬吐出前後における液溜め内圧と体積の関係は、次式で表される。
3×V3=P4×V4
3:吐出前の薬溜め及び空気溜めの圧力
3:吐出前の薬溜め及び空気溜めの体積の和
4:吐出後の薬溜め及び空気溜めの圧力
4:吐出後の薬溜め及び空気溜めの体積の和
水薬を吐出後の薬溜め及び空気溜めの体積は、V4=V3+Veであるから、吐出開始時の圧力P3は次式となる。
3=(P4×V4)/V3=P4(V3+Ve)/V3=P4(1+Ve/V3
従って、水薬吐出前後における液溜め内圧P3,P4を設定・制御することで、所望の水薬吐出量Veを得ることができる。
なお、図7にも示されるように吐出量Veの多少に応じて、吐出開始時の圧力P3は高低変化し、すなわち吐出量Veが多い程、大気圧に対して高く設定される。また、水薬の粘度との関係では、この場合も粘度が高い程、吐出時間を要する。
つぎに、ステップS30において、液面検出センサ41を作動させ、薬溜め14に貯留する水薬の液面を検出する。この場合、液面検出センサ41が薬溜め14内の水薬の液面に対向するように液面検出センサ41を上下動させ、適宜その位置調整をすることができる。検出された液面データは、装置内のメモリに記憶される。液面検出後、ステップS31でバルブ21を閉じる。
吐出量Veだけ吐出されたことにより、薬溜め14内の水薬の液面は低下するが、吐出前の液面高さとの差異から吐出量Veを容易に算出し、確認することができる。この場合水薬吐出に際して、薬溜め14に貯留する水薬を全部吐出し切らないで、すなわち吐出後に適量の水薬が薬溜め14に残存するようにするとよい。これにより液面検出の際に薬溜め14内の水薬のメニスカス等の影響をなくすることができ、検出精度を高めることができる。
以上の工程を必要回数だけ繰り返すことで、指定された水薬の薬瓶13から所定量の水薬を投薬瓶26に吐出・供給することができる。さらに、指定された水薬毎にそれぞれ所定量の水薬を投薬瓶26に吐出・供給し、これにより調剤処理が完了する。なお、調剤終了後、その調剤内容をパソコン49を介して、プリンタ50により適宜プリントアウトすることができる。
上記のようにこの種の調剤行為を実質的に自動で行うことができ、極めて適正且つ的確に調剤処理を行い、しかも効率よく円滑な調剤処理を実現する。この場合、バーコードリーダ39で薬瓶13のバーコードラベル40を読み取り確認することで、水薬種類の誤認を確実に防止して調剤処理の信頼性を高めることができる。また、各薬剤名とその配合量の記録をとることができる。
また、本発明装置においては、薬溜め14と接続する空気溜め15を備え、その内圧を吸引あるいは吐出の前後で所定の値になるように設定・制御することにより、薬液吸引量及び吐出量を正確に制御することができる。
また、薬瓶13を固定とし投薬瓶26を移動するようにしたことで、可動側の構成が簡素化及び軽量化され、これに対する駆動系を簡単化することができる。これによりコストが安くなるばかりか、故障等の原因をより解消することができる。
以上、本発明を実施形態とともに説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
図示した装置構成は具体例を示すものであり、たとえば、薬瓶の個数等は必要に応じて適宜変更可能である。
10 調剤装置
12 薬瓶棚
13 薬瓶
14 薬溜め
15 空気溜め
16 減圧ポンプ
17 加圧ポンプ
20 圧力センサ
23 吸引バルブ
25 吐出バルブ
26 投薬瓶
27 載置台
39 バーコードリーダ
40 バーコードラベル
41 液面検出センサ
49 パソコン
50 プリンタ

Claims (6)

  1. 複数種類の水薬を調剤する水薬調剤装置であって、
    少なくとも1つの薬瓶が所定位置に配置された水薬供給部と、
    前記薬瓶に対して投薬瓶を移動可能に支持する投薬瓶保持部と、
    所定の薬瓶から前記投薬瓶に所定の水薬が吐出されるように前記投薬瓶保持部を位置決め移動させる移動機構と、を備えたことを特徴とする水薬調剤装置。
  2. 前記水薬供給部は、水薬の液溜めを加減圧するポンプ手段と接続配管適所に配設されたバルブとを有することを特徴とする請求項1に記載の水薬調剤装置。
  3. 前記投薬瓶保持部は、識別された薬瓶から水薬が吸引されるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の水薬調剤装置。
  4. 前記薬瓶から前記投薬瓶へ所定量の水薬が注入されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水薬調剤装置。
  5. 前記薬瓶ごとにその水薬を吐出するための吐出管を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水薬調剤装置。
  6. 前記移動機構は、前記投薬瓶を上下動可能とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の水薬調剤装置。
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