JP2009164464A - フォトマスクの異物除去方法及び異物除去装置 - Google Patents

フォトマスクの異物除去方法及び異物除去装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フォトマスクを露光装置に装填する前のパージ作業時に、成長性の異物の発生を誘発することなくフォトマスク上の異物を除去する。
【解決手段】フォトマスク1に対して略水平方向から圧力が調整されたパージガス4を吹付けてフォトマスク1表面にパージガス4による層流を形成し(図1(A))、パージガス4の吹付け方向またはパージノズル3のフォトマスク1表面からの高さを変化させてパージガス4をフォトマスク1表面に吹付ける(図1(B)、図1(C))。また、パージガス4の吹付け時には、パージガス4またはフォトマスク1表面を熱する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォトマスクの異物除去方法及び異物除去装置に関し、特に、窒素(N)ガスなどをフォトマスク上に吹付けることによって異物を除去するフォトマスクの異物除去方法及び異物除去装置に関する。
近年の半導体デバイスのフォトマスク(レチクルを含む)には、外部からフォトマスクのパターンに異物が付着することを防止するために、パターン面にペリクル膜と呼ばれる膜を貼ることが行われている。また、たとえば、フォトマスクを加熱してフォトマスクに付着したコンタミネーション源となる有機物を除去する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、ペリクル膜の表面やペリクル膜を貼らないフォトマスクの裏面(ガラス面)には、フォトリソグラフィの際に転写の恐れがある大きさの異物が付着することがある。このような場合、一般には、露光装置に装填する前に、純度の高いNや清浄な空気などのガスをブローすることで表面に付着した異物を吹き飛ばすこと(以下これをパージという)が行われている。
たとえば、Nガスの場合は一般に99.9%以上の高純度のものが用いられ、さらに、ガス及び吹出し口周辺から逆に異物を吹付けたりしないよう、配管には異物除去用のフィルタを設けることが行われている。また、ペリクル膜に影響を与えるため、パージの圧力、ガスの温度を上げすぎないようにしている。
異物除去装置(パージ装置)としては、以下のようなものが知られている。
図4は、パージ装置の一例を示す図である。
ここでは、東京航空計器(株)製のフォトマスク移載装置(8601型)のパージ機構部分を示している。
フォトマスク50は、移動ステージ51上のフォトマスク保持機構52に固定されている。フォトマスク保持機構52は、図に対して垂直方向に挟み込むようにフォトマスク50を固定する。移動ステージ51は、台座53に沿って左方向に移動できる。なお、移動ステージ51の駆動機構については図示を省略している。
中央のパージノズル54は、固定具55を介して支持脚56に固定されている。パージノズル54には8mm間隔で20本のノズルがあり、152mm□のフォトマスク全面より広い範囲に、パージガスがあたるようになっている。パージノズル54は、水平に対して45度の角度に固定されており、パージ中は固定具55ごと、図の垂直方向に揺動できるようになっている。
パージノズル54へは、配管57を通してパージガスが供給される。配管57はレギュレータ58を介して図示しない工場のパージガス配管に接続されている。
このようなパージ装置を用いたパージ動作は、以下のようになる。
まず、フォトマスク50をフォトマスク保持機構52に固定させる。そして、レギュレータ58で圧力を調整されたパージガスを、配管57を通してパージノズル54に供給し噴出させる。このときパージノズル54を垂直方向に揺動させる。この状態で、移動ステージ51を左方向に移動させ、フォトマスク50を、パージノズル54から噴出されるパージガスにあてることで異物を除去する。
図5は、パージノズルから噴出されたパージガスが異物を除去する様子を模式的に示した図である。
なお、ペリクル膜については図示を省略している。
図4で示した移動ステージ51によって移動されたフォトマスク50の表面に対して、上部から、パージノズル54によって噴出されたパージガス60が吹付けられ、異物61を除去する。
特開2005−274770号公報
しかしながら、近年、異物を除去する際にパージを用いる場合、パージ後にフォトマスク表面(ペリクル膜付の場合はペリクル膜表面)に、成長性の異物が増えるという現象が発生し、問題となっている。
上記の点を鑑みて、本発明者は、パージ作業時に成長性の異物の発生を誘発することなく、フォトマスク表面の異物を除去可能なフォトマスクの異物除去方法及び異物除去装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下のような工程を有するフォトマスクの異物除去方法が提供される。このフォトマスクの異物除去方法は、フォトマスクに対して略水平方向から圧力が調整されたガスを吹付けて前記フォトマスク表面に前記ガスによる層流を形成する工程と、前記ガスの吹付け方向またはガス吹出し部の前記フォトマスク表面からの高さを変化させて前記ガスを前記フォトマスク表面に吹付ける工程と、を有し、前記ガスの吹付け時に、前記ガスまたは前記フォトマスク表面を熱する。
また、上記目的を達成するために、以下のようなフォトマスクの異物除去装置が提供される。このフォトマスクの異物除去装置は、フォトマスクにガスを吹付けるガス吹出し部と、前記ガスの圧力を調整する圧力調整部と、前記フォトマスクの表面に対する前記ガス吹出し部の角度を調整する吹付け角調整部と、前記フォトマスクの表面に対する前記ガス吹出し部の高さを調整する吹付け高さ調整部と、前記ガスまたは前記フォトマスク表面を熱する加熱部と、を有し、前記ガスの吹付け開始時に、前記吹付け角調整部または前記吹付け高さ調整部は、前記フォトマスクに対し略水平方向に配置されるように前記ガス吹出し部を移動させ、前記圧力調整部は、前記圧力を前記フォトマスク表面に前記ガスによる層流を形成するように調整する。
パージ作業時に成長性の異物の発生を誘発することなく、フォトマスク表面の異物を除去することができる。
以下、本実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
成長性の異物は、工場にて使用または保管しているフォトマスク表面に発生する異物である。フォトマスク表面や、雰囲気中、部材からのアウトガスなどに含まれる有機物、酸、アルカリが、フォトリソグラフィの際の紫外線照射により反応を起こして結晶化し、フォトマスク表面に析出し欠陥となるものである。代表的な成長性の異物の主成分は硫酸アンモニウムであるが、異物の成長は、以下のようなメカニズムで進むと考えられている。
大気中に含まれる二酸化硫黄(SO)が、フォトリソグラフィ時の紫外線照射により、三酸化硫黄(SO)に変化する。このSOと大気中の水分(HO)とが反応し、硫酸(HSO)となる。さらに、大気中から供給されるアンモニアNHとHSOとが反応し、最終的に硫酸アンモニウム((NHSO)として析出すると考えられている。しかしながら、これまではパージによって成長性の異物が発生する原因は十分解明されていなかった。
本発明者は、パージ後に発生する成長性の異物の調査を進める中で、異物の発生状態とパージの際にパージガスがあたった部分との間に相関があることを確認した。さらに、パージ後のフォトマスク表面に水分と推測される100nm以下程度の大きさの液状の異物が多数付着していることを確認した。この水分が露光装置でのフォトリソグラフィ時に反応を促進して、異物の結晶が生成される際の核となっていることが考えられる。
図4,図5で示したようなパージ方法及びパージ装置では、パージノズル54から噴出されたパージガス60が断熱的に膨張し、大気中の水蒸気分子と衝突し、水蒸気のエネルギーを奪うことで水蒸気の温度を下げ、フォトマスク50の表面に水滴を析出すると考えられる。また、フォトマスク50の表面もパージガス60に触れることで温度が低下し、水蒸気が凝固しやすい状況にあると考えられる。パージガス60は純度が高く水蒸気を含まないため、比較的長時間パージを行う場合、水蒸気との反応はパージ開始直後の段階か、パージ終了後の段階でフォトマスク50の表面に発生していると考えられる。また、パージ中も、フォトマスク50表面部分に乱流が発生し、周辺の大気を巻き込む状態の場合には水滴付着の懸念がある。
以上のことから、パージによる成長性の異物の発生を抑制するためには、フォトマスク表面への大気中の水蒸気分子の析出を防止すればよい。
図1は、本実施の形態のフォトマスクの異物除去方法を示す模式図である。
なお、図ではペリクル膜については図示を省略している。
図1(A)のようにフォトマスク1の異物2を除去する際、本実施の形態の異物除去方法では、ガス吹出し部であるパージノズル3から、フォトマスク1に対して水平方向から圧力が調整された、たとえば、高純度のNであるパージガス4を吹付けてフォトマスク1の表面にパージガス4による層流を形成する。
パージガス4の圧力は、フォトマスク1のような平板上で層流を形成する条件で設定する。平板上では、レイノルズ数が3×10程度以下とすることで層流が形成される。この条件を満たしつつ、圧力は高いほうが異物2を除去するには望ましいが、ペリクル膜面でパージを行う場合、ペリクル膜の耐圧(0.2MPa程度)を考慮すると、たとえば、圧力を0.2MPa(このとき流速は20m/s)程度以下とすることが望ましい。
フォトマスク1の表面に層流を形成することで、大気中の水蒸気とフォトマスク1の表面とが層流によって分離される。
次に、図1(B)、図1(C)のように、パージガス4の吹付け方向またはパージノズル3のフォトマスク1表面からの高さを変化させていき、パージガス4をフォトマスク1表面に吹付け、異物2を除去する。このときも層流は維持され、フォトマスク1への水滴の付着が抑制される。
また、図1(A)〜図1(C)の工程のパージガス4の吹付け時には、パージガス4または、フォトマスク1の表面を熱する。
パージガス4を熱する場合には、フォトマスク1の表面と、パージノズル3との間の大気中の水蒸気が飽和水蒸気圧にならない温度に加熱する。
たとえば、室温が21℃、湿度を45%とした場合について考えると、以下のようになる。室温21℃のときの飽和水蒸気圧は、2.4643kPaであり、湿度45%のとき水蒸気分圧は、2.4643×0.45=1.1089kPaである。この圧力が飽和水蒸気圧となる室温は、理科年表より約8℃であり、室温より13℃低い。したがって、水蒸気分圧が飽和水蒸気圧とならず、水蒸気温度も室温と同程度になるようにするためには、パージガス4を13℃加熱する必要がある。室温と湿度の変動を考慮して、たとえば、室温が21℃±3℃、湿度が45%±5%の場合、パージガス4の温度を室温から14℃〜9℃の範囲で加熱するように、後述するガスヒータで調整する。
また、フォトマスク1表面を熱する場合には、大気中の水蒸気がフォトマスク1の表面に凝固しない程度の温度で加熱する。ペリクル膜の耐性や、露光装置に導入するためにフォトマスク1を冷ます手間などを考慮すると、室温に対して5℃程度高くなるように後述するヒータで加熱する。
なお、パージガス4の加熱とフォトマスク1表面の加熱は、併用してもよいしどちらか一方でもよい。
以上のように、本実施の形態のフォトマスクの異物除去方法によれば、フォトマスク1表面に層流を形成してから、吹付け方向やパージノズル3の高さを変えて異物2を除去するとともに、パージガス4またはフォトマスク1表面を熱するので、パージ開始から終了まで成長性異物の原因となるフォトマスク1表面への水分の付着を防止できる。
以下、上記のようなフォトマスクの異物除去方法を実現するためのパージ装置を説明する。
図2は、本実施の形態のフォトマスクのパージ装置の構成を示す図である。
パージ装置10の台座11には、移動ステージ12が配置されており、移動ステージ12上のフォトマスク保持機構13にフォトマスク1が固定される。フォトマスク保持機構13は、図に対して垂直方向に挟み込むようにフォトマスク1を固定する。移動ステージ12は、台座11に沿って左方向に移動できる。なお、移動ステージ12の駆動機構については図示を省略している。
パージノズル3は、固定具14を介して支持脚15の一部に固定されている。また、支持脚15の天井部と固定具14間はエレベータ16で接続されている。エレベータ16は、固定具14を介してパージノズル3の高さを調整する吹付け高さ調整部として機能する。なお、図では、固定具14が接続された支持脚15の一部は、エレベータ16により調整された高さに上下可能となっている。固定具14はパージノズル3の吹付け方向を可変する吹付け角調整部として機能している。固定具14やエレベータ16は、たとえば、コンピュータなどの図示しない制御機構によって制御されている。
図3は、パージノズル部分の模式図である。
図のようにパージノズル3は、一定間隔で複数設けられており、フォトマスク1の全面より広い範囲に、パージガスがあたるようになっている。そして、固定具14やエレベータ16によって、フォトマスク1に対して図1(A)のように水平方向からパージガスを吹付けるように調整される。また、固定具14は、図3の矢印方向に揺動するようにしてもよい。
図2に示すように、パージノズル3へは、配管17を通してパージガスが供給される。配管17はレギュレータ18を介して図示しない工場のパージガス配管に接続されている。本実施の形態のパージ装置10では、配管17とレギュレータ18との間にガスヒータ19を有しており、パージガスを加熱できる。また、フォトマスク1の表面を加熱するためのヒータ20が、支持脚21を介して移動ステージ12に接続されている。ヒータ20は、フォトマスク1の表面を均一に加熱するために、たとえば、ハロゲンヒータが用いられる。ヒータ20は、移動ステージ12の移動の際に、支持脚15やパージノズル3に接触しないように支持脚21によって移動ステージ12から離して配置されている。
以下、パージ装置10の動作を説明する。
最初に、移動ステージ12上のフォトマスク保持機構13により、パージ対象のフォトマスク1を固定する。また、ガスヒータ19によって、室温や湿度に応じて、フォトマスク1の表面と、パージノズル3との間の大気中の水蒸気が飽和水蒸気圧にならない温度にパージガスを加熱する。
続いて、フォトマスク1に対して水平方向からパージガスを吹付けできるように、固定具14とエレベータ16を調整して、パージノズル3を移動して、図1(A)のようにパージノズル3を配置する。この状態で、レギュレータ18によって圧力を前述のように層流ができるような条件で調整されたパージガスを、パージノズル3に供給する。
次に、移動ステージ12を紙面の左方向に移動させてフォトマスク1をパージノズル3に接近させ、パージを開始する。このとき、パージノズル3は、垂直方向に揺動可能である。
パージ初期では、図1(A)のように、フォトマスク1に対して水平方向からパージガスが吹付けられるので、フォトマスク1の表面に層流が形成され、大気中の水蒸気とフォトマスク1の表面とが分離される。
続いて、パージノズル3にフォトマスク1表面に存在する異物2が近づくと、固定具14とエレベータ16とを調整して、図1(B)、図1(C)のように、角度をつけてパージガスを吹付け、異物2を除去する。この間も層流は維持されている。
なお、異物2を除去するのに適した角度や、高さは実験によって決定する。この際、ペリクル膜(図示せず)が貼られたフォトマスク1の面に対するパージの場合は、ペリクル膜面の耐圧が0.2MPa程度であるので、パージ圧力は一定のままである必要があるが、ガラス面の場合は圧力に制限がないため、異物を除去するために圧力を高めるようにしてもよい。但しその場合、レイノルズ数が3×10を超えてパージガスの気流が乱流となり、フォトマスク1表面と水蒸気分子が接触する可能性があるが、前述したように、予めパージガスを加熱してパージしているので、水分が結露することはない。
異物2を除去し、移動ステージ12がパージノズル3を通過したら、パージガスの供給を停止し、パージ作業を終了する。
以上の動作は、ガスヒータ19により、パージガスを加熱した場合についてのものであったが、ヒータ20によりフォトマスク1の表面を熱するようにしても同様の効果が得られる。
ヒータ20を用いる場合には、パージガスの吹付け前に加熱を開始し、パージガスの供給停止後に加熱を終了する。ヒータ20を用いる場合の加熱温度は、前述したように大気中の水蒸気がフォトマスク1の表面に凝固しない程度であればよい。通常フォトマスク1の表面温度は室温と同じであるので、たとえば、室温に対し5℃程度高くなるように設定する。
なお、ガスヒータ19と、ヒータ20とは併用してもしなくてもよい。併用する場合のガスヒータ19と、ヒータ20の加熱温度の最適条件は、実験によって決定する。
以上のように、本実施の形態のパージ装置10によれば、フォトマスク1表面に層流を形成してから、吹付け方向やパージノズル3の高さを変えて異物2を除去するとともに、パージガス4またはフォトマスク1表面を熱するので、パージ開始から終了まで成長性異物の原因となるフォトマスク1表面への水分の付着を防止できる。
(付記1) フォトマスクに対して略水平方向から圧力が調整されたガスを吹付けて前記フォトマスク表面に前記ガスによる層流を形成する工程と、
前記ガスの吹付け方向またはガス吹出し部の前記フォトマスク表面からの高さを変化させて前記ガスを前記フォトマスク表面に吹付ける工程と、
を有し、
前記ガスの吹付け時に、前記ガスまたは前記フォトマスク表面を熱することを特徴とするフォトマスクの異物除去方法。
(付記2) 前記ガスを、前記フォトマスク表面と前記ガス吹出し部との間の大気中の水蒸気が飽和水蒸気圧にならない温度に加熱することを特徴とする付記1記載のフォトマスクの異物除去方法。
(付記3) 前記圧力は、前記フォトマスクに貼られたペリクル膜の耐圧より低い圧力に調整されていることを特徴とする付記1または2に記載のフォトマスクの異物除去方法。
(付記4) 前記層流の形成後に、前記圧力を層流形成時よりも強めて前記ガスを前記フォトマスク表面に吹付けることを特徴とする付記1または2に記載のフォトマスクの異物除去方法。
(付記5) 前記フォトマスク表面を、ハロゲンヒータを用いて熱することを特徴とする付記1乃至4の何れか一項に記載のフォトマスクの異物除去方法。
(付記6) フォトマスクにガスを吹付けるガス吹出し部と、
前記ガスの圧力を調整する圧力調整部と、
前記フォトマスクの表面に対する前記ガス吹出し部の角度を調整する吹付け角調整部と、
前記フォトマスクの表面に対する前記ガス吹出し部の高さを調整する吹付け高さ調整部と、
前記ガスまたは前記フォトマスク表面を熱する加熱部と、
を有し、
前記ガスの吹付け開始時に、前記吹付け角調整部または前記吹付け高さ調整部は、前記フォトマスクに対し略水平方向に配置されるように前記ガス吹出し部を移動させ、前記圧力調整部は、前記圧力を前記フォトマスク表面に前記ガスによる層流を形成するように調整することを特徴とするフォトマスクの異物除去装置。
(付記7) 前記層流の形成後に、前記吹付け角調整部または前記吹付け高さ調整部は、前記ガスの吹付け方向または前記ガス吹出し部の前記フォトマスク表面からの高さを変化させて前記ガスを前記フォトマスク表面に吹付けることを特徴とする付記6記載のフォトマスクの異物除去装置。
(付記8) 前記ガス吹出し部は、一定間隔で配置された複数の吹出し口を有することを特徴とする付記6または7に記載のフォトマスクの異物除去装置。
(付記9) 前記加熱部は、前記ガス吹出し部に供給する前記ガスを熱するガスヒータを有することを特徴とする付記6乃至8の何れか一項に記載のフォトマスクの異物除去装置。
(付記10) 前記加熱部は、前記フォトマスク表面を熱するハロゲンヒータを有することを特徴とする付記6乃至9の何れか一項に記載のフォトマスクの異物除去装置。
本実施の形態のフォトマスクの異物除去方法を示す模式図である。 本実施の形態のフォトマスクのパージ装置の構成を示す図である。 パージノズル部分の模式図である。 パージ装置の一例を示す図である。 パージノズルから噴出されたパージガスが異物を除去する様子を模式的に示した図である。
符号の説明
1 フォトマスク
2 異物
3 パージノズル
4 パージガス

Claims (6)

  1. フォトマスクに対して略水平方向から圧力が調整されたガスを吹付けて前記フォトマスク表面に前記ガスによる層流を形成する工程と、
    前記ガスの吹付け方向またはガス吹出し部の前記フォトマスク表面からの高さを変化させて前記ガスを前記フォトマスク表面に吹付ける工程と、
    を有し、
    前記ガスの吹付け時に、前記ガスまたは前記フォトマスク表面を熱することを特徴とするフォトマスクの異物除去方法。
  2. 前記ガスを、前記フォトマスク表面と前記ガス吹出し部との間の大気中の水蒸気が飽和水蒸気圧にならない温度に加熱することを特徴とする請求項1記載のフォトマスクの異物除去方法。
  3. 前記圧力は、前記フォトマスクに貼られたペリクル膜の耐圧より低い圧力に調整されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフォトマスクの異物除去方法。
  4. 前記フォトマスク表面を、ハロゲンヒータを用いて熱することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のフォトマスクの異物除去方法。
  5. フォトマスクにガスを吹付けるガス吹出し部と、
    前記ガスの圧力を調整する圧力調整部と、
    前記フォトマスクの表面に対する前記ガス吹出し部の角度を調整する吹付け角調整部と、
    前記フォトマスクの表面に対する前記ガス吹出し部の高さを調整する吹付け高さ調整部と、
    前記ガスまたは前記フォトマスク表面を熱する加熱部と、
    を有し、
    前記ガスの吹付け開始時に、前記吹付け角調整部または前記吹付け高さ調整部は、前記フォトマスクに対し略水平方向に配置されるように前記ガス吹出し部を移動させ、前記圧力調整部は、前記圧力を前記フォトマスク表面に前記ガスによる層流を形成するように調整することを特徴とするフォトマスクの異物除去装置。
  6. 前記層流の形成後に、前記吹付け角調整部または前記吹付け高さ調整部は、前記ガスの吹付け方向または前記ガス吹出し部の前記フォトマスク表面からの高さを変化させて前記ガスを前記フォトマスク表面に吹付けることを特徴とする請求項5記載のフォトマスクの異物除去装置。
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