JP2009163920A - 燃料電池システム及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、燃料電池の起動処理や運転停止処理を効率的に遂行することを可能にする。
【解決手段】燃料電池システム10は、燃料電池スタック12と、前記燃料電池スタック12に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置14と、前記燃料電池スタック12に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置16と、開閉弁装置18と、前記燃料電池システム10全体を制御するコントローラ20とを備える。酸化剤ガス供給装置14は、大気からの空気を圧縮して供給するとともに、正逆両方向に回転可能なエアポンプ42を備える。エアポンプ42が正転されると、酸化剤ガス流路34に空気が供給される一方、前記エアポンプ42が逆転されると、前記酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36が減圧される。
【選択図】図1

Description

本発明は、カソード側電極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路及びアノード側電極に燃料ガスを供給する燃料ガス流路を有し、前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスの電気化学反応により発電する燃料電池を備える燃料電池システム及びその運転方法に関する。
燃料電池は、燃料ガス(主に水素を含有するガス)及び酸化剤ガス(主に酸素を含有するガス)をアノード側電極及びカソード側電極に供給して電気化学的に反応させることにより、直流の電気エネルギを得るシステムである。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を設けた電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の発電セルは、通常、電解質膜・電極構造体及びセパレータを所定数だけ交互に積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池では、発電(運転)が停止されると、前記燃料電池への燃料ガス及び酸化剤ガスの供給が停止されるものの、アノード側電極に前記燃料ガスが残存する一方、カソード側電極に前記酸化剤ガスが残存している。このため、燃料電池の停止中に、カソード側が高電位に保持されてしまい、電極触媒層が劣化するという問題がある。
そこで、例えば、アノード側電極中に残存する燃料ガスを、空気や窒素等の不活性ガスで強制的にパージする方法が行われている。このため、燃料電池スタックの停止時には、カソード側電極及びアノード側電極には、例えば、空気が存在している。
また、上記のパージ処理を行わない場合にも、燃料電池スタックを長時間にわたって停止させていると、カソード側から電解質膜を透過した空気がアノード側に移動し、カソード側電極及びアノード側電極に空気が存在する状態になってしまう。
この状態で、燃料電池スタックを起動させると、アノード側電極に燃料ガスの供給を開始する際、水素と空気とが混在するため、カソード側電極が高電位となり易い。これにより、前記カソード側電極の電極触媒層の性能劣化による発電性能の低下が惹起されるという問題がある(特許文献1)。
このため、例えば、特許文献2に開示されている燃料電池システムでは、燃料室にガスを供給するガス供給口と、前記燃料室からガスを排出するガス排出口と、ガス排出口からガスを吸引する吸引装置と、前記吸引装置を介してガス排出口とガス供給口とを連結する循環経路と、前記吸引装置を介してガス排出口と外部ガス放出口とを連結する放出経路とを備えている。
特表2006−507647号公報 特開2003−109630号公報
しかしながら、上記の特許文献2では、ガス排出口からガスを吸引する吸引装置の下流側に、循環経路と放出経路とが切替可能に接続されている。このため、燃料電池システムの構成の簡素化が図られないという問題がある。しかも、酸素室側の処理を行うことができず、例えば、前記酸素室内に滞留する生成水の除去等は、専用のパージ機構を用いる必要がある。これにより、システム全体の簡素化が容易に遂行されず、経済的ではないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、燃料電池の起動処理や運転停止処理を効率的に遂行することが可能な燃料電池システム及びその運転方法を提供することを目的とする。
本発明は、カソード側電極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路及びアノード側電極に燃料ガスを供給する燃料ガス流路を有し、前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスの電気化学反応により発電する燃料電池を備える燃料電池システムに関するものである。
この燃料電池システムは、燃料ガス流路に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置と、酸化剤ガス流路にポンプを介して酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、少なくとも前記酸化剤ガス流路を減圧させるために、前記ポンプの一次側を前記酸化剤ガス流路に接続可能な切替接続装置とを備えている。
また、切替接続装置は、酸化剤ガス流路及び燃料ガス流路を減圧させるために、ポンプの一次側を前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路に接続可能な複数のバルブを備えることが好ましい。
さらに、燃料電池システムは、ポンプの一次側に水トラップが配設されることが好ましい。
さらにまた、燃料電池システムは、ポンプにより少なくとも酸化剤ガス流路を減圧させる際に、前記酸化剤ガス流路の減圧速度を調整するための外気を導入する外気導入経路を備えることが好ましい。
また、本発明は、カソード側電極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路及びアノード側電極に燃料ガスを供給する燃料ガス流路を有し、前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスの電気化学反応により発電する燃料電池を備える燃料電池システムの運転方法に関するものである。
この運転方法は、ポンプの二次側を酸化剤ガス流路に接続することにより、前記酸化剤ガス流路に酸化剤ガスを供給する工程と、前記ポンプの一次側を前記酸化剤ガス流路に接続することにより、前記酸化剤ガス流路を減圧させる工程とを有している。
さらに、この運転方法は、ポンプの一次側を酸化剤ガス流路及び燃料ガス流路に接続することにより、前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路を減圧させることが好ましい。
さらにまた、この運転方法は、ポンプにより少なくとも酸化剤ガス流路を減圧させる際に、外気を導入して減圧速度を調整することが好ましい。
また、本発明の運転方法は、ポンプを一方向に回転させることにより、酸化剤ガス流路に酸化剤ガスを供給する工程と、前記ポンプを前記一方向とは逆の他方向に回転させることにより、前記酸化剤ガス流路を減圧させる工程とを有している。
さらに、この運転方法は、ポンプを他方向に回転させることにより、酸化剤ガス流路及び燃料ガス流路を減圧させる工程と、前記ポンプの回転を停止させ、前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路に掃気用空気を供給する工程とを有することが好ましい。
さらにまた、この運転方法は、燃料電池システムの停止時に、酸化剤ガス流路及び燃料ガス流路の減圧工程と、前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路の掃気用空気による掃気工程とを、繰り返すことが好ましい。
また、この運転方法は、ポンプを他方向に回転させることにより、酸化剤ガス流路及び燃料ガス流路を減圧させる工程と、前記ポンプの回転を停止させ、前記酸化剤ガス流路に前記酸化剤ガスを供給する一方、前記燃料ガス流路に前記燃料ガスを供給する工程とを有することが好ましい。
さらに、この運転方法は、燃料電池システムの起動時に、酸化剤ガス流路及び燃料ガス流路の減圧工程と、前記酸化剤ガス流路への酸化剤ガスの供給及び前記燃料ガス流路への燃料ガスの供給工程とを、繰り返すことが好ましい。
本発明では、ポンプを介して酸化剤ガス流路に酸化剤ガスが供給される一方、切替接続装置の作用下に前記ポンプの一次側と前記酸化剤ガス流路とが接続されることにより、前記酸化剤ガス流路が減圧されている。このため、簡単且つ経済的な構成で、酸化剤ガス流路への酸化剤ガスの供給の他、前記酸化剤ガス流路の減圧によるガス交換性の向上及び生成水の排水性の向上が容易に可能になる。
また、本発明では、ポンプの二次側を酸化剤ガス流路に接続して前記酸化剤ガス流路に酸化剤ガスを供給する一方、前記ポンプの一次側を前記酸化剤ガス流路に接続して前記酸化剤ガス流路を減圧している。従って、簡単な工程で、酸化剤ガス流路の減圧や前記酸化剤ガス流路内の生成水の除去が良好に遂行される。
さらに、本発明では、ポンプを一方向に回転させて酸化剤ガス流路に酸化剤ガスを供給する一方、前記ポンプを前記一方向とは逆の他方向に回転させて前記酸化剤ガス流路を減圧している。これにより、ポンプは、酸化剤ガスの供給用ポンプの機能と減圧用ポンプの機能とを有することができ、簡単な構成及び工程で、酸化剤ガス流路の減圧や前記酸化剤ガス流路内の生成水の除去等が良好に遂行される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム10の概略構成図である。
燃料電池システム10は、燃料電池スタック12と、前記燃料電池スタック12に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置14と、前記燃料電池スタック12に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置16と、開閉弁装置18と、前記燃料電池システム10全体を制御するコントローラ20とを備える。
燃料電池スタック12は、複数の燃料電池22を積層して構成される。各燃料電池22は、固体高分子電解質膜24をカソード側電極26とアノード側電極28とで挟持した電解質膜・電極構造体30を備え、前記電解質膜・電極構造体30を一対のセパレータ32a、32bで挟持する。電解質膜・電極構造体30とセパレータ32aとの間には、カソード側電極26に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路34が形成されるとともに、前記電解質膜・電極構造体30とセパレータ32bとの間には、アノード側電極28に燃料ガスを供給する燃料ガス流路36が形成される。
燃料電池スタック12の積層方向一端部には、空気(酸素含有ガス)等の酸化剤ガスを酸化剤ガス流路34に供給するための酸化剤ガス入口連通孔38aと、水素含有ガス等の燃料ガスを燃料ガス流路36に供給するための燃料ガス入口連通孔40aとが形成される。燃料電池スタック12の積層方向他端部には、酸化剤ガスを酸化剤ガス流路34から排出するための酸化剤ガス出口連通孔38bと、燃料ガスを燃料ガス流路36から排出するための燃料ガス出口連通孔40bとが形成される。
酸化剤ガス供給装置14は、大気からの空気を圧縮して供給するとともに、正逆両方向に回転可能なエアポンプ42を備え、前記エアポンプ42が空気供給流路(パージ流路を兼用)44に配設される。空気供給流路44のエアポンプ42の上流側の端部には、連結流路46を介して空気導入流路48が接続される。なお、図示しないが、空気供給流路44の途上には、加湿器が設けられる。
空気導入流路48は、加湿器50を介してエアフィルタ52に連通するとともに、前記空気導入流路48には、前記加湿器50をバイパスするバイパス流路54が設けられる。連結流路46には、希釈流路56が連通し、前記希釈流路56が希釈装置58に接続されるとともに、前記希釈装置58では、燃料ガスが酸化剤ガスにより希釈されて排出される。空気供給流路44は、燃料電池スタック12の酸化剤ガス入口連通孔38aに連通するとともに、この空気供給流路44には、水トラップ60が配設される。
酸化剤ガス供給装置14は、酸化剤ガス出口連通孔38bに連通する空気排出流路62を備える。この空気排出流路62は、加湿器50を介して希釈装置58に接続される。
燃料ガス供給装置16は、高圧水素(水素含有ガス)を貯留する水素タンク64を備え、この水素タンク64は、水素供給流路66を介して燃料電池スタック12の燃料ガス入口連通孔40aに連通する。水素供給流路66には、レギュレータ68及びエゼクタ70が設けられるとともに、前記エゼクタ70の下流と空気供給流路44とは、分岐流路72、74を介して連通可能である。分岐流路72の途上には、空気導入流路48の端部が連結される。
燃料ガス出口連通孔40bには、オフガス流路75が連通するとともに、前記オフガス流路75に水素循環路76が連通する。オフガス流路75は、希釈装置58に接続される一方、水素循環路76は、エゼクタ70に連通する。
エゼクタ70は、水素タンク64から供給される水素ガスを、水素供給流路66を通って燃料電池スタック12に供給するとともに、燃料電池スタック12で使用されなかった未使用の水素ガスを含む排ガスを、水素循環路76から吸引して、再度、前記燃料電池スタック12に燃料ガスとして供給する。
開閉弁装置18は、第1開閉バルブ80a〜第10開閉バルブ80jを備える。具体的には、第1開閉バルブ80aは、分岐流路74に配置され、第2開閉バルブ80bは、空気供給流路44に前記分岐流路74の下流に位置して配置される。第3開閉バルブ80cは、分岐流路72に空気導入流路48と空気供給流路44との間に位置して配置され、第4開閉バルブ80dは、前記分岐流路72に前記空気導入流路48と水素供給流路66との間に位置して配置される。
第5開閉バルブ80eは、水素供給流路66にレギュレータ68とエゼクタ70との間に位置して配置される。第6開閉バルブ80fは、連結流路46に配置される一方、第7開閉バルブ80gは、希釈流路56に配置される。第8開閉バルブ80hは、バイパス流路54に配置され、第9開閉バルブ80iは、空気排出流路62に加湿器50の上流側に位置して配置され、さらに、第10開閉バルブ80jは、オフガス流路75に配置される。
水トラップ60には、ドレン用弁82が配置されるとともに、空気供給流路44及び水素供給流路66には、酸化剤ガス入口連通孔38a及び燃料ガス入口連通孔40aに近接して、第1圧力センサ84aと第2圧力センサ84bとが配置される。
燃料電池スタック12には、例えば、車両駆動モータ、エアポンプ駆動モータ等の負荷86が、スイッチ88を介して電気的に切断及び接続可能に設けられる。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、本発明の第1の実施形態に係る運転方法との関連で、図2に示すフローチャート及び図3に示すタイミングチャートに沿って以下に説明する。
先ず、燃料電池システム10の発電時には、図3及び図4に示すように、第1開閉バルブ80a、第3開閉バルブ80c、第4開閉バルブ80d、第7開閉バルブ80g及び第8開閉バルブ80hが閉じられる一方、第2開閉バルブ80b、第5開閉バルブ80e、第6開閉バルブ80f、第9開閉バルブ80i及び第10開閉バルブ80jが開放される。さらに、スイッチ88が閉じられて、負荷86が燃料電池スタック12に電気的に接続されることにより、この燃料電池スタック12による発電が開始される(ステップS1)。
具体的には、水素タンク64から水素供給流路66に燃料ガス(水素ガス)が供給され、この燃料ガスは、レギュレータ68で減圧された後、燃料電池スタック12の燃料ガス流路36に供給される。この燃料ガスは、各燃料電池22のアノード側電極28に沿って供給される。
一方、エアポンプ42が駆動され、エアフィルタ52を通った空気(酸化剤ガス)は、加湿器50で加湿された後、空気導入流路48及び空気供給流路44を介して燃料電池スタック12の酸化剤ガス流路34に送られる。この空気は、各燃料電池22のカソード側電極26に沿って供給される。このため、カソード側電極26に供給される空気と、アノード側電極28に供給される燃料ガスとが電気化学的に反応して、発電が行われる。
燃料ガス流路36からオフガス流路75に排出される燃料ガスは、水素循環路76を通ってエゼクタ70に吸引され、水素供給流路66から再度、前記燃料ガス流路36に送られる。また、酸化剤ガス流路34から空気排出流路62に排出される空気は、加湿器50を通って使用前の空気を加湿した後、希釈装置58に供給される。
そして、燃料電池スタック12による発電が停止される際には(ステップS2)、図3及び図5(図5中、矢印の無い状態)に示すように、第5開閉バルブ80e、第6開閉バルブ80f、第9開閉バルブ80i及び第10開閉バルブ80jが閉じられるとともに、第1開閉バルブ80a、第7開閉バルブ80g及び第8開閉バルブ80hが開放される。さらに、第3開閉バルブ80cは、開度調整が行われ、例えば、半開状態になる。ここで、スイッチ88が開放されることにより、燃料電池スタック12の負荷86から電気的に切断され、この燃料電池スタック12から外部への電力供給が停止される。
次に、ステップS3に進んで、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧処理が行われる。この減圧処理時には、エアポンプ42が逆転される(図3参照)。このため、図5に示すように、エアポンプ42の一次側(吸い込み側)は、空気供給流路44を介して酸化剤ガス入口連通孔38aに連通するとともに、分岐流路74を介して燃料ガス入口連通孔40aに連通している。
従って、エアポンプ42が逆転を開始すると、酸化剤ガス流路34が吸引され、この酸化剤ガス流路34に残存する酸化剤ガスが希釈装置58に排出される。これにより、酸化剤ガス流路34が減圧される。一方、燃料ガス流路36が吸引され、この燃料ガス流路36に残存する燃料ガスが希釈装置58に排出される。このため、燃料ガス流路36が減圧される。
その際、空気導入流路48を介して、空気供給流路44に希釈用の空気が導入されている。従って、燃料ガス流路36からこの空気供給流路44に排出される燃料ガスが良好に希釈され、排ガスとして希釈装置58から排出することができるとともに、外気の導入により減圧速度を調整することが可能になる。
第1圧力センサ84a及び第2圧力センサ84bを介して、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36が所定の減圧状態に至ったことが確認されると、所定時間保持された後に、自然空気掃気に移行する(ステップS4)。この自然空気掃気時には、図3及び図6に示すように、エアポンプ42が停止される一方、第3開閉バルブ80c及び第4開閉バルブ80dが開放される。このため、空気導入流路48が分岐流路72を介して空気供給流路44及び水素供給流路66に連通する。
従って、所定の減圧状態に保持されている酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36には、エアフィルタ52から空気導入流路48に導入された空気が吸引される。これにより、自然空気掃気が行われる。
そこで、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36が大気圧に至ると、図3及び図7に示すように、第1開閉バルブ80a〜第4開閉バルブ80dが閉じられる。これにより、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36は、出入口両端が閉じられるため、空気が封じ込まれてソークが行われる(ステップS5)。このソーク時には、カソード側電極26とアノード側電極28とが同電位になるため、電極触媒層の腐食による劣化も抑制することができる。
次いで、燃料電池システム10の起動が開始される際には、先ず、ステップS6に進んで、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧処理が施される。図3及び図8に示すように、第1開閉バルブ80a及び第2開閉バルブ80bが開放されるとともに、エアポンプ42が逆転される。このため、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36に封入されていた空気は、エアポンプ42の吸引作用下に、前記酸化剤ガス流路34及び前記燃料ガス流路36から吸引されて希釈装置58に排出される。従って、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36が減圧される。
そして、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36が所定の減圧状態に至った後、所定の時間だけ保持される。すなわち、図3及び図9に示すように、第1開閉バルブ80aが閉塞されるとともに、エアポンプ42が停止される。これにより、減圧が停止される(ステップS7)。
さらに、ステップS8に進んで、燃料ガス流路36に燃料ガスの供給が開始される。このステップS8では、図3及び図10に示すように、第5開閉バルブ80eが開放されるとともに、第3開閉バルブ80cが開放される。このため、水素タンク64から水素供給流路66に燃料ガスが導出され、この燃料ガスは、燃料電池スタック12の各燃料ガス流路36に供給される。一方、第3開閉バルブ80cが開放されることにより、空気導入流路48から分岐流路72を通って空気供給流路44に空気が吸引される。この空気は、酸化剤ガス流路34に供給される。
次に、ステップS9に進んで、酸化剤ガス流路34に空気が強制的に供給される。このステップS9では、図3及び図11に示すように、第6開閉バルブ80f、第9開閉バルブ80i及び第10開閉バルブ80jが開放されるとともに、第3開閉バルブ80c、第7開閉バルブ80g及び第8開閉バルブ80hが閉じられる。そして、エアポンプ42が正転方向に回転を開始する。
これにより、エアフィルタ52から吸引された空気は、加湿器50を通って空気導入流路48に送られ、さらにエアポンプ42に吸引されて空気供給流路44から酸化剤ガス流路34に送られる。酸化剤ガス流路34から排出された空気は、空気排出流路62から加湿器50を通って希釈装置58に排出される。
一方、水素タンク64から水素供給流路66に供給される燃料ガスは、燃料ガス流路36に供給された後、水素循環路76を介してエゼクタ70に吸引されるとともに、一部がオフガス流路75から希釈装置58に排出される。さらに、スイッチ88が閉じられて、負荷86が燃料電池スタック12に接続されることにより、燃料電池システム10の起動が開始される(ステップS10)。
この場合、第1の実施形態では、エアポンプ42を正方向(一方向)に回転させることにより、酸化剤ガス流路34に空気が供給される一方、前記エアポンプ42を逆方向(他方向)に回転させることにより、前記酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36が減圧されている。このため、エアポンプ42は、酸化剤ガス流路34への酸化剤ガスの供給用ポンプとしての機能と、前記酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧用のポンプとしての機能を有することができる。従って、簡単な構成及び工程で、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧処理が効率的に遂行されるという効果が得られる。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る運転方法を説明するフローチャートであり、図13は、そのタイミングチャートである。
なお、この第2の実施形態は、燃料電池システム10を用いており、第1の実施形態と同一の工程については、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3及び第4の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
第2の実施形態では、燃料電池システム10の発電(ステップS21)から酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧処理、自然空気掃気及びソーク(ステップS25)までの処理は、第1の実施形態のステップS1〜ステップS5と同様に行われる。
さらに、燃料電池システム10の起動前処理を行うために、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧処理からこの燃料ガス流路36に水素を供給するまでの処理(ステップS26〜ステップS28)は、第1の実施形態のステップS6〜ステップS8と同様に行われる。そして、ステップS29において、酸化剤ガス流路34に空気を自然投入した後(図10参照)、ステップS30に進んで、前記酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧が行われる。この減圧は、ステップS26の減圧と同様に、図5に示すように行われる。
ステップS31では、上記のステップS26〜ステップS30が所定回数だけ行われたか否かが判断される。ここで、ステップS26〜ステップS30が所定の回数だけ繰り返されたと判断されると(ステップS31中、YES)、ステップS32に進んで、減圧停止処理が行われる(図14参照)。次いで、ステップS33に進んで、燃料ガス流路36に燃料ガスが供給された後(図10参照)、ステップS34に進んで、酸化剤ガス流路34に空気が導入される(図11参照)。
さらに、スイッチ88が閉じられて、負荷86が燃料電池スタック12に電気的に接続されることにより、燃料電池システム10の起動が開始される(ステップS35)。
この場合、第2の実施形態では、ステップS26〜ステップS30に示すように、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧を行った後、前記酸化剤ガス流路34に空気を自然投入する一方、前記燃料ガス流路36に燃料ガスを投入する。次に、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧を行うとともに、これらの処理が所定の回数だけ繰り返し行われている。
これにより、燃料電池システム10の停止時に、燃料電池スタック12内の排水性の向上を図るとともに、前記燃料電池システム10の停止時及び起動時におけるガス置換能力の向上が容易に図られるという効果が得られる。
図15は、本発明の第3の実施形態に係る運転方法を説明するフローチャートであり、図16は、そのタイミングチャートである。
第3の実施形態では、燃料電池システム10の発電開始から自然空気掃気までの処理(ステップS41〜ステップS44)が、第1の実施形態のステップS1〜ステップS4と同様に行われる。具体的には、図16及び図4〜図6に示されている。そして、ステップS45に進み、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧処理が行われる。
この減圧処理は、図5に示すように、エアポンプ42が逆方向に回転され、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36が吸引されることにより行われる。さらに、ステップS44及びステップS45が所定の回数だけ行われたと判断されると(ステップS46中、YES)、ステップS47に進んで、減圧処理が停止される。この状態は、図9に示されている。
さらに、ステップS48及びステップS49に進んで、燃料ガス流路36に燃料ガスが供給されるとともに、酸化剤ガス流路34に空気が供給される。この状態で、燃料電池システム10の起動が行われる(ステップS50)。
このように、第3の実施形態では、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧処理と、空気によるパージ処理とが、間欠的に繰り返し行われるため、特に燃料電池スタック12内の排水性が有効に向上する。しかも、燃料電池スタック12内の減圧が行われるため、燃料電池システム10の停止時や起動時のガス置換性が向上する等、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
図17は、本発明の第4の実施形態に係る運転方法を実施するための燃料電池システム100の概略構成図である。なお、燃料電池システム10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池システム100は、酸化剤ガス供給装置102を備え、この酸化剤ガス供給装置102を構成するエアポンプ104が、空気供給流路44に配設される。エアポンプ104は、一方向にのみ回転駆動され、一次側(吸い込み側)104aと、二次側(吐出側)104bとを有する。空気供給流路44には、エアポンプ104の上流側に水トラップ60が配置されるとともに、この水トラップ60と前記空気供給流路44の途上(エアポンプ104の下流側)とに、分岐流路106が接続される。
希釈流路56は、空気供給流路44にエアポンプ104と分岐流路106との間に位置して連結される。空気導入流路48の途上と空気供給流路44の途上とに、分岐流路107が接続される。
燃料電池システム100は、エアポンプ104の二次側104bを酸化剤ガス流路34に接続する一方、前記エアポンプ104の一次側104aを前記酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36に接続可能な切替接続装置108を備える。
切替接続装置108は、第1開閉バルブ80a〜第12開閉バルブ80lを備える。具体的には、第1開閉バルブ80aと第2開閉バルブ80bとは、それぞれ分岐流路74と空気供給流路44とに配置され、第3開閉バルブ80cと第4開閉バルブ80dとは、それぞれ連結流路46と分岐流路72とに配設される。第5開閉バルブ80eは、水素供給流路66に配置され、第6開閉バルブ80fは、分岐流路106に配置されるとともに、第7開閉バルブ80gは、希釈流路56に配置される。
第8開閉バルブ80hは、バイパス流路54に配置され、第9開閉バルブ80iは、空気排出流路62に配置される。第10開閉バルブ80jは、オフガス流路75に配置されるとともに、第11開閉バルブ80kは、分岐流路107に配設される。第12開閉バルブ80lは、空気供給流路44に、空気導入流路48及び希釈流路56の合流部位間に位置して配設される。
このように構成される燃料電池システム100の動作について、本発明の第4との実施形態に係る運転方法との関連で、図18に示すフローチャート及び図19に示すタイミングチャートに沿って以下に説明する。
先ず、燃料電池システム100の発電時には、図19及び図20に示すように、第1開閉バルブ80a、第4開閉バルブ80d、第6開閉バルブ80f〜第8開閉バルブ80h及び第11開閉バルブ80kが閉じられる一方、第2開閉バルブ80b、第3開閉バルブ80c、第5開閉バルブ80e、第9開閉バルブ80i、第10開閉バルブj及び第12開閉バルブ80lが開放される。
さらに、スイッチ88が閉じられて、負荷86が燃料電池スタック12に電気的に接続され、この燃料電池スタック12による発電が開始される(ステップS61)。このため、水素タンク64から各燃料ガス流路36に燃料ガスが供給される一方、エアポンプ104の二次側104bが酸化剤ガス流路34に接続されており、このエアポンプ104の回転作用下に、前記酸化剤ガス流路34に空気が供給される。
そして、燃料電池スタック12による発電が停止される際には(ステップS62)、図19及び図21(図21中、矢印の無い状態)に示すように、エアポンプ104が停止されるとともに、第5開閉バルブ80e、第9開閉バルブ80i、第10開閉バルブ80j及び第12開閉バルブ80lが閉じられる。一方、第1開閉バルブ80a、第6開閉バルブ80f〜第8開閉バルブ80hが開放されるとともに、第3開閉バルブ80cが開度調整される。
この発電停止状態からエアポンプ104の運転が開始されることにより、減圧処理が開始される(ステップS63)。すなわち、切替接続装置108の切り換え作用下に、エアポンプ104の一次側104aは、分岐流路106、空気供給流路44及び分岐流路74を介して、酸化剤ガス流路34と燃料ガス流路36とに接続される。
従って、エアポンプ104が回転駆動されると、一次側104aに接続されている酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36が吸引され、前記酸化剤ガス流路34に残存する空気及び前記燃料ガス流路36に残存する燃料ガスは、エアポンプ104から希釈流路56を通って希釈装置58に排出される。その際、空気導入流路48からエアポンプ42の一次側104aに外部空気が導入されて、減圧速度の調整が行われる。
酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36が所定の減圧状態に至ると、所定の時間だけ経過した後に自然空気掃気処理に移行する(ステップS64)。
図19及び図22に示すように、エアポンプ104が停止される一方、第4開閉バルブ80d及び第11開閉バルブ80kが開放される。これにより、外部空気は、空気導入流路48から分岐流路72及び水素供給流路66を通って燃料ガス流路36に導入されるとともに、分岐流路107及び空気供給流路44を通って酸化剤ガス流路34に導入される。
次いで、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36が大気圧に至ると、ソークに移行する(ステップS65)。図19及び図23に示すように、ソーク処理時には、第1開閉バルブ80a、第2開閉バルブ80b、第4開閉バルブ80d及び第11開閉バルブ80kが閉じられる。このため、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36は、両端が閉塞されて、それぞれの内部に空気が封じ込められる。
さらに、燃料電池システム100の起動を行うために、ステップS66に進んで、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧処理が行われる。この減圧処理は、図19及び図21に示すように、上述した減圧処理と同様である。
減圧停止処理では(ステップS67)、図19及び図24に示すように、第1開閉バルブ80aが閉じられるとともに、エアポンプ104が停止される。そして、ステップS68に進んで、燃料ガス流路36に燃料ガスの供給が開始される。
具体的には、図19及び図25に示すように、第5開閉バルブ80eが開放されるとともに、第3開閉バルブ80c及び第11開閉バルブ80kが全開される。このため、水素タンク64から水素供給流路66に燃料ガスが供給され、この燃料ガスは、燃料電池スタック12の各燃料ガス流路36に導入される。一方、外部空気は、空気導入流路48から分岐流路107及び空気供給流路44を通って、各酸化剤ガス流路34に自然供給される。
その後、ステップS69に進んで、酸化剤ガス流路34に空気が強制的に供給される。図19及び図26に示すように、第9開閉バルブ80i、第10開閉バルブ80j及び第12開閉バルブ80lが開放される一方、第6開閉バルブ80f〜第8開閉バルブ80h及び第11開閉バルブ80kが閉じられる。この状態で、エアポンプ104が運転を開始すると、外部空気は、空気導入流路48、連結流路46及び空気供給流路44を介して、酸化剤ガス流路34に強制的に供給され、余剰の空気は空気排出流路62から希釈装置58に排出される。
次いで、スイッチ88が閉じられて、負荷86が燃料電池スタック12に接続されることにより、この燃料電池スタック12が起動される(ステップS70)。
この場合、燃料電池システム100では、切替接続装置108を備えており、エアポンプ104の二次側104bが、酸化剤ガス流路34と接続されることにより、前記酸化剤ガス流路34に空気が供給される一方、前記エアポンプ104の一次側104aが、前記酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36に接続されることにより、前記酸化剤ガス流路34及び前記燃料ガス流路36が減圧されている。
このため、エアポンプ104は、酸化剤ガス供給用のポンプとしての機能と、酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧用ポンプとしての機能とを有することができ、燃料電池システム100全体の構成が簡素化されて、経済的であるという効果が得られる。
これにより、酸化剤ガス流路34への空気の供給の他、前記酸化剤ガス流路34及び燃料ガス流路36の減圧によるガス交換性の向上及び生成水の排水性の向上が容易に可能になる。これにより、第4の実施形態では、上記の第1〜第3の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る運転方法を説明するフローチャートである。 前記第1の実施形態におけるタイミングチャートである。 前記燃料電池システムの発電時の説明図である。 前記燃料電池システムの減圧時の説明図である。 前記燃料電池システムの自然空気掃気時の説明図である。 前記燃料電池システムのソーク時の説明図である。 前記燃料電池システムの減圧時の説明図である。 前記燃料電池システムの減圧停止時の説明図である。 前記燃料電池システムの水素投入時の説明図である。 前記燃料電池システムの空気投入時の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る運転方法を説明するフローチャートである。 前記第2の実施形態におけるタイミングチャートである。 前記燃料電池システムの減圧停止時の説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る運転方法を説明するフローチャートである。 前記第3の実施形態におけるタイミングチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る運転方法が適用される燃料電池システムの概略構成図である。 前記第4の実施形態に係る運転方法を説明するフローチャートである。 前記第4の実施形態におけるタイミングチャートである。 前記燃料電池システムの発電時の説明図である。 前記燃料電池システムの減圧時の説明図である。 前記燃料電池システムの自然空気掃気時の説明図である。 前記燃料電池システムのソーク時の説明図である。 前記燃料電池システムの減圧停止時の説明図である。 前記燃料電池システムの水素投入時の説明図である。 前記燃料電池システムの空気投入時の説明図である。
符号の説明
10、100…燃料電池システム 12…燃料電池スタック
14、102…酸化剤ガス供給装置 16…燃料ガス供給装置
18…開閉弁装置 20…コントローラ
22…燃料電池 24…固体高分子電解質膜
26…カソード側電極 28…アノード側電極
30…電解質膜・電極構造体 34…酸化剤ガス流路
36…燃料ガス流路 42…エアポンプ
58…希釈装置 60…水トラップ
64…水素タンク 70…エゼクタ
80a〜80l…開閉バルブ 104…エアポンプ
104a…一次側 104b…二次側
108…切替接続装置

Claims (12)

  1. カソード側電極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路及びアノード側電極に燃料ガスを供給する燃料ガス流路を有し、前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスの電気化学反応により発電する燃料電池を備える燃料電池システムであって、
    前記燃料ガス流路に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置と、
    前記酸化剤ガス流路にポンプを介して前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、
    少なくとも前記酸化剤ガス流路を減圧させるために、前記ポンプの一次側を前記酸化剤ガス流路に接続可能な切替接続装置と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記切替接続装置は、前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路を減圧させるために、前記ポンプの一次側を前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路に接続可能な複数のバルブを備えることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池システムにおいて、前記ポンプの一次側には、水トラップが配設されることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記ポンプにより少なくとも前記酸化剤ガス流路を減圧させる際に、前記酸化剤ガス流路の減圧速度を調整するための外気を導入する外気導入経路を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  5. カソード側電極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路及びアノード側電極に燃料ガスを供給する燃料ガス流路を有し、前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスの電気化学反応により発電する燃料電池を備える燃料電池システムの運転方法であって、
    ポンプの二次側を前記酸化剤ガス流路に接続することにより、前記酸化剤ガス流路に前記酸化剤ガスを供給する工程と、
    前記ポンプの一次側を前記酸化剤ガス流路に接続することにより、前記酸化剤ガス流路を減圧させる工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  6. 請求項5記載の運転方法において、前記ポンプの一次側を前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路に接続することにより、前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路を減圧させることを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  7. 請求項5又は6記載の運転方法において、前記ポンプにより少なくとも前記酸化剤ガス流路を減圧させる際に、外気を導入して減圧速度を調整することを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  8. カソード側電極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路及びアノード側電極に燃料ガスを供給する燃料ガス流路を有し、前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスの電気化学反応により発電する燃料電池を備える燃料電池システムの運転方法であって、
    ポンプを一方向に回転させることにより、前記酸化剤ガス流路に前記酸化剤ガスを供給する工程と、
    前記ポンプを前記一方向とは逆の他方向に回転させることにより、前記酸化剤ガス流路を減圧させる工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  9. 請求項8記載の運転方法において、前記ポンプを前記他方向に回転させることにより、前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路を減圧させる工程と、
    前記ポンプの回転を停止させ、前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路に掃気用空気を供給する工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  10. 請求項9記載の運転方法において、前記燃料電池システムの停止時に、前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路の減圧工程と、前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路の前記掃気用空気による掃気工程とを、繰り返すことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  11. 請求項8〜10のいずれか1項に記載の運転方法において、前記ポンプを前記他方向に回転させることにより、前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路を減圧させる工程と、
    前記ポンプの回転を停止させ、前記酸化剤ガス流路に前記酸化剤ガスを供給する一方、前記燃料ガス流路に前記燃料ガスを供給する工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  12. 請求項11記載の運転方法において、前記燃料電池システムの起動時に、前記酸化剤ガス流路及び前記燃料ガス流路の減圧工程と、前記酸化剤ガス流路への前記酸化剤ガスの供給及び前記燃料ガス流路への前記燃料ガスの供給工程とを、繰り返すことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
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