JP2009162327A - ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 - Google Patents

ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、従来にない作用効果を発揮する画期的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】第一部材1と第二部材2とを回動自在に連結するヒンジ装置であって、互いに相対回動自在に設けられる前記第一部材1の回動と共に回動するカム部3と、前記第二部材2の回動と共に回動するカム係合部4とを有し、前記カム部3,前記カム係合部4の少なくとも一方を係合付勢機構5の付勢に抗して係合離反方向へ相対移動自在に設けることで、前記カム部3と前記カム係合部4との相対回動に際し、前記カム部3に設けた凸部3Aと前記カム係合部4に設けた凹部4Aとが前記係合付勢機構5により付勢されて凹凸係合する落ち込み係合途中において相対回動付勢力が生じるように構成したものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器に関するものである。
様々なヒンジ装置が提案されているが、携帯電話やノート形パソコンの本体部と重合部(蓋)は、およそ次のような構成のヒンジ装置により枢着されている。
即ち、例えば特開平11−98228号に開示されるヒンジ装置(以下、従来例)が提案されており、取付ケース体内に回り止め状態に一対の凹部を有するカム係合部を設け、このカム係合部は、前記取付ケース体内に設けた係合付勢バネに抗して取付ケース体内でスライド移動自在に設け、このカム係合部に対向して前記係合付勢バネによりカム係合部の凹部と付勢係合する一対の凸部を有するカム部を設け、このカム部を前記取付ケース体の一側に突出状態に設け、前記本体部,重合部のいずれか一方に前記取付ケース体を固定状態に設け、いずれか他方に前記カム部を固定状態に設け、前記本体部に対して前記重合部を回動させると、前記係合付勢バネに抗して前記カム係合部を離反させつつカム係合部と前記カム部とが係脱して相対回動し、このカム係合部とカム部とが付勢係合した状態では前記本体部に対する前記重合部の回動位置が保持されるように構成している。
従って、例えば本体部と重合部とからなる折畳式の携帯電話の枢着部に具備せしめた場合、本体部に対して重合部を所定角度開放した回動位置ではカム係合によって回動位置がロックされ、また重合閉塞した状態ではカム部に設けた凸部とカム係合部に設けた凹部とはカム係合途中にあり、回動付勢力(吸い込み力)による閉じ付勢が生じるように構成することができる。
特開平11−98228号公報
ところが、従来例は、カム部に設けた各凸部が外方向に変形移動してしまい、良好な回動付勢力(吸い込み力)が得られなくなる場合がある。
即ち、図8,9に図示したように例えば普段使用しない状態(本体部に対して重合部を重合閉塞した状態)において、常にカム部53に設けた各凸部53Aとカム係合部54に設けた各凹部54Aとは係合付勢バネ55による係合付勢を受けてカム係合途中(回動付勢力が生じる状態)となるが、この状態で気温の上昇などにより熱が加わることで各凸部53Aが外方向に変形移動してしまう場合がある。この熱による原因の他にも、各凸部53Aを構成する素材(樹脂)の劣化が原因となったり、カム部53の凸部53A,カム係合部54の凹部54Aの磨耗が原因となるなどして変形移動する場合がある。
この各凸部53Aが外方に変形移動すると、各凹部54Aに対して各凸部53Aが設計時に最適とされた位置よりも更に落ち込み方向に回動することになり完全に凹凸係合してしまい、よって、各凹部54Aに対して各凸部53Aがカム係合途中となることで得られた回動付勢力(吸い込み力)が無くなる、若しくは弱くなってしまうという問題点がある。
つまり、本体部に対して重合部を重合閉塞した状態及び所定角度回動させた開放状態において、ヒンジ装置による良好な回動付勢力(吸い込み力)が作用しないと、本体部に対する重合部のガタツキが生じてしまうのである。
本発明は、このような問題を解決したもので、従来にない作用効果を発揮する画期的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
第一部材1と第二部材2とを回動自在に連結するヒンジ装置であって、互いに相対回動自在に設けられる前記第一部材1の回動と共に回動するカム部3と、前記第二部材2の回動と共に回動するカム係合部4とを有し、前記カム部3,前記カム係合部4の少なくとも一方を係合付勢機構5の付勢に抗して係合離反方向へ相対移動自在に設けることで、前記カム部3と前記カム係合部4との相対回動に際し、前記カム部3に設けた凸部3Aと前記カム係合部4に設けた凹部4Aとが前記係合付勢機構5により付勢されて凹凸係合する落ち込み係合途中において相対回動付勢力が生じるように構成したヒンジ装置において、前記カム部3の凸部3Aが前記カム係合部4の凹部4Aに凹凸係合する落ち込み係合途中において、前記凸部3Aを支承して該凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する変形移動阻止部6を具備することを特徴とするヒンジ装置に係るものである。
また、前記第一部材1と前記第二部材2とを重合閉塞状態から所定角度回動させた開放状態となるまで回動自在に連結するヒンジ装置であって、前記第一部材1と前記第二部材2との少なくとも重合閉塞状態の際、前記カム部3に設けた凸部3Aと前記カム係合部4に設けた凹部4Aとが前記係合付勢機構5により付勢されて凹凸係合する落ち込み係合途中となるように構成し、前記カム部3の凸部3Aが前記カム係合部4の凹部4Aに凹凸係合する落ち込み係合途中において、前記凸部3Aを支承して該凸部3Aの外方向への変形移動を阻止するように前記変形移動阻止部6を構成したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記第一部材1と前記第二部材2とを重合閉塞状態から開放状態とする回動の際、前記カム部3と前記カム係合部4とが相対回動することで前記カム係合部4の凹部4Aに対して落ち込み係合途中から係脱した前記カム部3の凸部3Aが再び前記凹部4Aに落ち込み係合途中となるように設けて、前記第一部材1と前記第二部材2との重合閉塞状態及び開放状態のいずれにおいても相対回動付勢力が生じるように構成し、前記カム係合部4における前記凹部4Aの側方位置に該カム係合部4の回動方向に所定巾を有する突状体6Aを設け、この突状体6Aを、前記第一部材1と前記第二部材2との重合閉塞状態及び開放状態のいずれにおいても前記凸部3Aを支承して該凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する前記変形移動阻止部6として構成したことを特徴とする請求項2記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記カム部3の凸部3Aが前記カム係合部4の凹部4Aに凹凸係合する落ち込み係合途中において、前記凸部3Aの外周面3aを支承して該凸部3Aの外方向への変形移動を阻止するように前記変形移動阻止部6を構成し、前記凸部3Aの外周面3aを前記カム部3の回動方向に湾曲する湾曲面に設定し、且つ、この凸部3Aの外周面3aと合致するように前記変形移動阻止部6の内面6aを湾曲面に設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記カム部3の凸部3Aが前記カム係合部4の凹部4Aに凹凸係合する落ち込み係合途中において、前記凸部3Aを支承して該凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する変形移動阻止部6を前記カム係合部4に設け、この変形移動阻止部6は前記カム係合部4の外周面4aに突出する突状部6bを有し、この突状部6bを、前記第二部材2に取り付けられ、前記カム係合部4を回り止め状態で設ける取付体9に設けたガイド部に係合してスライド自在となるスライド部としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒンジ装置を枢着部に設けたことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器に係るものである。
また、前記第一部材1若しくは第二部材2としての本体部と、これに重合する前記第二部材2若しくは第一部材1としての重合部とを重合状態から所定開放角度まで開閉できるように枢着する枢着部に、前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒンジ装置を用いた電子機器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、前述した従来例と異なり、カム部の凸部の外方向への変形移動を阻止することで回動付勢力が無くなる、若しくは、弱くなるようなことはなく、常に良好な回動付勢力が得られることになるなど従来にない作用効果を発揮する画期的なヒンジ装置となる。
また、請求項2〜5記載の発明においては、より一層具体的な構造から確実に良好なカム部の凸部の外方向への変形移動を阻止し得る状態が得られることになるなど従来にない作用効果を発揮する画期的なヒンジ装置となる。
また、請求項6,7記載の発明においては、前述のような作用効果を発揮する極めて実用性に秀れた画期的なヒンジ装置を用いた電子機器を提供できることとなる。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて簡単に説明する。
本発明に係るヒンジ装置を用い、例えば第一部材1と第二部材2との基部同士を枢着する場合、この第一部材1若しくは第二部材2にカム部3を回り止め状態とし、第二部材2若しくは第一部材1にカム係合部4を回り止め状態とする。
このヒンジ装置は、カム部3,カム係合部4の少なくとも一方を係合付勢機構5の付勢に抗して係合離反方向へ相対移動自在に設けることで、カム部3とカム係合部4との相対回動に際し、カム部3に設けた凸部3Aとカム係合部4に設けた凹部4Aとが係合付勢機構5により付勢されて凹凸係合する落ち込み係合途中において相対回動付勢力が生じるように構成されている。
従って、例えば本体部と重合部とからなる折畳式の携帯電話の枢着部に具備せしめた場合、本体部1に対して重合部2を所定角度開放した回動位置ではカム係合によって回動位置がロックされ、また重合閉塞した状態ではカム部3に設けた凸部3Aとカム係合部4に設けた凹部4Aとはカム係合途中にあり、回動付勢力(吸い込み力)による閉じ付勢が生じることになる。
ところで、本発明は、カム部3の凸部3Aがカム係合部4の凹部4Aに凹凸係合する落ち込み係合途中において、凸部3Aを支承して該凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する変形移動阻止部6を具備している。
例えばこの変形移動阻止部6がない場合、カム部3の凸部3Aがカム係合部4の凹部4Aに凹凸係合する落ち込み係合途中において、付勢体7の付勢により凹部4Aに押圧状態となる凸部3Aが外方に変形移動することでカム部3とカム係合部4が余計に相対回動してしまう場合があり、よって、カム係合部4に対してカム部3が完全に落ち込み係合した際には回動付勢力(吸い込み力)が無くなってしまう、若しくは、弱くなってしまうという問題点が生じる。
この点、本発明は、この凸部3Aを支承して該凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する変形移動阻止部6を具備する為、凹部4Aに対して凸部3Aが常に良好な位置(設計通りの位置)での係合途中となる状態が得られ、良好な回動付勢力(吸い込み力)が確実に得られることになる。
従って、前述した従来例と異なり、カム部3の凸部3Aの外方向への変形移動を阻止することで回動付勢力が無くなる、若しくは、弱くなるようなことはなく、常に良好な回動付勢力が得られることになるなど、実用性に秀れた画期的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器となる。
また、前記第一部材1と前記第二部材2とを重合閉塞状態から所定角度回動させた開放状態となるまで回動自在に連結するヒンジ装置であって、前記第一部材1と前記第二部材2との少なくとも重合閉塞状態の際、前記カム部3に設けた凸部3Aと前記カム係合部4に設けた凹部4Aとが前記係合付勢機構5により付勢されて凹凸係合する落ち込み係合途中となるように構成し、前記カム部3の凸部3Aが前記カム係合部4の凹部4Aに凹凸係合する落ち込み係合途中において、前記凸部3Aを支承して前記凸部3Aの外方向への変形移動を阻止するように前記変形移動阻止部6を構成した場合には、特にカム部3の凸部3Aが外方向へ変形移動する場合が多いと考えられる第一部材1と第二部材2との少なくとも重合閉塞状態において、変形移動阻止部6は確実に凸部3Aを支承して該凸部3Aの外方向への変形移動を阻止することになる。
また、第一部材1と前記第二部材2とを重合閉塞状態から開放状態とする回動の際、前記カム部3と前記カム係合部4とが相対回動することで前記カム係合部4の凹部4Aに対して係合途中から係脱した前記カム部3の凸部3Aが再び前記凹部4Aに係合途中となるように設けて、前記第一部材1と前記第二部材2との重合閉塞状態及び開放状態のいずれにおいても相対回動付勢力が生じるように構成し、前記カム係合部4における前記凹部4Aの側方位置に該カム係合部4の回動方向に所定巾を有する突状体6Aを設け、この突状体6Aを、前記第一部材1と前記第二部材2との重合閉塞状態及び開放状態のいずれにおいても前記凸部3Aを支承して前記凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する前記変形移動阻止部6として構成した場合には、例えば一つの変形移動阻止部6において第一部材1と第二部材2との重合閉塞状態及び開放状態双方の場面において凹部4Aに対して落ち込み係合途中となる凸部3Aを支承して該凸部3Aの外方向への変形移動を阻止することになる。
また、前記凸部3Aの外周面3aを前記カム部3の回動方向に湾曲する湾曲面に設定し、且つ、この凸部3Aの外周面3aと合致するように前記変形移動阻止部6の内面6aを湾曲面に設定した場合には、カム部3の凸部3Aと変形移動阻止部6の内面6aとの円滑な摺動が達成されることになる為、カム部3の回動に支障を来たすことなく(大きな摩擦抵抗とならず)良好に支承することができる。
また、前記カム部3の凸部3Aが前記カム係合部4の凹部4Aに凹凸係合する落ち込み係合途中において、前記凸部3Aを支承して前記凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する変形移動阻止部6を前記カム係合部4に設け、この変形移動阻止部6は前記カム係合部4の外周面4aに突出する突状部6bを有し、この突状部6bを、前記第二部材2に取り付けられ、前記カム係合部4を回り止め状態で設ける取付体9に設けたガイド部に係合してスライド自在となるスライド部とした場合には、変形移動阻止部6に本発明に係るヒンジ装置を構成するに必須の構成を兼用具備せしめた極めて効率の良い構造であり、カム部3における凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する構造を簡易に具備することができる。
本発明の具体的な一実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、図1に図示したように折畳式の携帯電話の本体部と重合部との枢着部に本発明のヒンジ装置Hを設けた場合を示しており、本体部(第一部材1)の基部に取付孔を設けて第一取付部1aを設け、重合部(第二部材2)の基部に取付孔を設けて第二取付部2aを設け、この第一取付部1aと第二取付部2aとが連通するように本体部(第一部材1)と重合部(第二部材2)との基部同士を組み合わせ、この第一取付部1aと第二取付部2aとに棒状のヒンジ装置Hが挿入配設されるように構成している。
この第二取付部2aには回り止め状態にヒンジ装置Hに係るケース状の取付体9が挿入係合され、第一取付部1aには回り止め状態にヒンジ装置Hに係るカム部3が挿入係合されるように構成している。
この本実施例のヒンジ装置Hについて更に説明する。
回動軸部7を軸に互いに相対回動自在に設けられ、前記本体部1(第一部材)の回動と共に回動する合成樹脂製のカム部3と、前記重合部2(第二部材)の回動と共に回動する合成樹脂製のカム係合部4とを有し、前記カム部3,前記カム係合部4の少なくとも一方を係合付勢機構5の付勢に抗して係合離反方向へ相対移動自在に設けることで、前記カム部3と前記カム係合部4との相対回動に際し、前記回動軸部7を間に配した前記カム部3の内面対向位置(回動方向の180度位置)に設けた一対の凸部3Aと、前記回動軸部7を間に配した前記カム係合部4の内面対向位置(回動方向の180度位置)に設けた一対の凹部4Aとが、前記付勢機構5により付勢されて凹凸係合する落ち込み係合途中において相対回動付勢力が生じるように構成されている。尚、回動軸部7はカム部3若しくはカム係合部4のいずれか一方と一体成形した構造でも良く、また、カム部3に係る凸部3A及びカム係合部4に係る凹部4A夫々の数は2つに限らず、1つでも3つ以上でも良い。
具体的には、重合部2に設けた第二取付部2aに回り止め状態に挿入係合するケース状の取付体9内に回り止め状態にカム係合部4を設け、このカム係合部4は、前記取付体9内に設けた係合付勢機構5(係合付勢バネ)に抗して取付体9内でスライド移動自在に設け、このカム係合部4に対向して係合付勢バネ5によりカム係合部4と付勢係合するカム部3を設け、このカム部3を前記取付体9の一側に突出状態に設けている。本実施例では、取付体9の内方側に配したカム係合部4の一対の凹部4Aと係合する一対の凸部3Aを有するカム部3を回動軸部7を介して連結して取付体9の一側から突出するように構成し、この突出部分が前記本体部1の第一取付部1aに回り止め状態に挿入係合するように構成している。カム部3は回動軸部7に回り止め状態で被嵌連結され、カム係合部4は回動軸部7に回動可能な状態で被嵌連結されている。尚、各凸部3Aの内周面は回動軸部7を受ける軸受面に設定されている。
従って、前記本体部1に対して前記重合部2を回動させると、前記係合付勢バネ5に抗して前記カム係合部4を離反させつつカム係合部4の各凹部4Aに対してカム部3の各凸部3Aが係脱して相対回動し、このカム係合部4とカム部3とが付勢係合した状態では前記本体部1に対する前記重合部2の回動位置が保持されるように構成している。
即ち、本実施例では、本体部1に対して重合部2を重合閉塞状態から所定角度回動させた開放状態へと回動させると、重合部2の回動に伴って回り止め状態に第二取付部2aに係合している取付体9が回動し、この取付体9に回り止め状態に内装されているカム係合部4がカム部3に対して回動する。このカム部3は本体部1の第一取付部1aに回り止め状態に固定されている。
そして、カム部3に対してカム係合部4が回動する際には、カム係合部4は取付体9内において係合付勢バネ5に抗してカム部3から離反移動しつつカム係合が係脱してすり合わせ状態で回動する。このカム係合の形状や係合付勢バネの押圧力の設定によっては、係脱回動位置で手を放せばその位置で重合部2が停止するフリーストップが実現できるように構成することもでき、また係脱した後再びすり合わせ面の傾斜によってカム係合しようとする回動付勢力が生じるように構成しても良い。
即ち、本体部1と重合部2を少し回動した回動範囲ではカム部3がカム係合部4から係脱しきらずに重合閉塞状態となるまで戻り閉じ付勢力が生じるように構成し、この回動範囲を超えて回動すると、カム係合が係脱するが、すり合わせ面の傾斜によって再びカム係合しようと開き付勢力が生じ、自動的に開き回動し、再びカム係合することで開放位置(開放状態)がこのカム係合によって保持される。
つまり、本体部1と重合部2とが重合閉塞した状態では、完全にカム部3の各凸部3Aとカム係合部4の各凹部4Aとがカム係合せず、係合途中位置となるように設定することで閉塞状態において閉じ付勢が生じることになり、一方、本体部1と重合部2とが最大限に回動させた開放状態では、完全にカム部3の各凸3Aとカム係合部4の各凹部4Aとがカム係合せず、係合途中位置となるように設定することで開放状態において開き付勢が生じることになる。
本実施例では、このようなヒンジ装置Hにおいて、カム部3の各凸部3Aがカム係合部4の各凹部4Aに凹凸係合する落ち込み係合途中において、各凸部3Aを支承して該凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する変形移動阻止部6を具備している。
具体的には、前述したように本体部1と重合部2との重合閉塞状態及び開放状態の際、カム部3に設けた各凸部3Aとカム係合部4に設けた各凹部4Aとが係合付勢バネ5により付勢されて凹凸係合する落ち込み係合途中となるように構成しているが、このカム部3の各凸部3Aがカム係合部4の各凹部4Aに凹凸係合する落ち込み係合途中において、各凸部3Aを支承して該各凸部3Aの外方向への変形移動を阻止するように変形移動阻止部6を構成している。
更に具体的には、本体部1と重合部2とを重合閉塞状態から開放状態とする回動の際、カム部3とカム係合部4とが相対回動(約160度回動)することでカム係合部4の各凹部4Aに対して係合途中から係脱したカム部3の各凸部3Aが再び凹部4Aに係合途中となるように設けて、本体部1と重合部2との重合閉塞状態及び開放状態のいずれにおいても相対回動付勢力が生じるように構成されているが、カム係合部4の周面所定位置にしてカム係合部4における各凹部4Aの側方位置に該カム係合部4の回動方向に所定巾を有する突状体6Aを一体成形し、この突状体6Aを、本体部1と重合部2との重合閉塞状態及び開放状態のいずれにおいても各凸部3Aの外周面3aを支承して該各凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する変形移動阻止部6として構成している。
この変形移動阻止部6を構成する突状体6Aは、カム係合部4の周面に一体成形されており、カム係合部4の回動方向と直交する放射方向に所定の肉厚を有するように設けられている。尚、変形移動阻止部6(突状体6A)はカム係合部4と別体としても良い。
また、カム部3に係る各凸部3Aの外周面3aは、カム部3の回動方向に湾曲する湾曲面に設定され、且つ、この各凸部3Aの外周面3aと合致するように変形移動阻止部6(突状体6A)の内面6aを湾曲面に設定されている。
従って、カム部3は凸部3Aの外周面3aに変形移動阻止部6が触れたとしても円滑な摺動となりその回動に支障が生じることは無い。
また、変形移動阻止部6は、カム係合部4の外周面4aに突出する突状部6bを有し、この突状部6bを重合部2の第二取付部2aに取り付けられ、カム係合部4を回り止め状態で収納する取付体9に設けたガイド部9a(ガイド凹条若しくはガイド孔)に係合してスライド自在となるスライド部としている。
従って、カム係合部4は、変形移動阻止部6の突状部6bと取付体9のガイド部9aとからなるスライド構造部及び回動軸部7に沿って当該取付体9内を回り止め状態でスライド移動することになり、本体部1に設けられるカム部3と係合離反方向に相対移動自在となる。
本実施例は上述のように構成したから、例えば本体部1と重合部2とからなる折畳式の携帯電話の枢着部に具備せしめた場合、本体部1に対して重合部2を所定角度開放した回動位置ではカム係合によって回動位置がロックされ、また重合閉塞した状態ではカム部3に設けた各凸部3Aとカム係合部4に設けた各凹部4Aとはカム係合途中にあり、回動付勢力(吸い込み力)による閉じ付勢が生じることになる。
また、本実施例は、カム部3の各凸部3Aがカム係合部4の各凹部4Aに凹凸係合する落ち込み係合途中において、各凸部3Aを支承して該各凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する変形移動阻止部6を具備している為、各凹部4Aに対して各凸部3Aが常に良好な位置での係合途中となる状態が得られ、良好な回動付勢力(吸い込み力)が確実に得られることになる。
よって、本実施例によれば、前述した従来例と異なり、カム部3の各凸部3Aの外方向への変形移動を阻止することで回動付勢力が無くなる、若しくは、弱くなるようなことはなく、常に良好な回動付勢力が得られることになる。
また、本実施例は、カム係合部4における各凹部4Aの側方位置に該カム係合部4の回動方向に所定巾を有する突状体6Aを設け、この突状体6Aを、本体部1と重合部2との重合閉塞状態及び開放状態のいずれにおいても各凸部3Aを支承して該各凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する変形移動阻止部6として構成したから、本体部1と重合部2との重合閉塞状態及び開放状態双方において、変形移動阻止部6は確実に各凸部3Aを支承して該各凸部3Aの外方向への変形移動を阻止することになる。
また、本実施例は、各凸部3Aの外周面3aをカム部3の回動方向に湾曲する湾曲面に設定し、且つ、この各凸部3Aの外周面3aと合致するように変形移動阻止部6の内面6aを湾曲面に設定したから、カム部3の各凸部3Aと変形移動阻止部6の内面6aとの円滑な摺動が達成されることになる為、カム部3の回動に支障を来たすことなく(大きな摩擦抵抗とならず)良好に支承することができる。
また、本実施例は、変形移動阻止部6は、カム係合部4の外周面4aに突出する突状部6bを有し、この突状部6bを重合部2の第二取付部2aに取り付けられ、カム係合部4を回り止め状態で収納する取付体9に設けたガイド部9aに係合してスライド自在となるスライド部としたから、変形移動阻止部6に本実施例に係るヒンジ装置Hを構成するに必須の構成を具備した極めて効率の良い構造であり、カム部3の凸部3Aの外方向への変形移動を阻止する構造を簡易に具備することができる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例の使用状態説明図である。 本実施例を示す斜視図である。 本実施例の分解斜視図である。 本実施例に係る要部の分解斜視図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例の動作説明図である。 従来例に係る要部の動作説明図である。 従来例に係る要部の動作説明図である。
符号の説明
1 第一部材
2 第二部材
3 カム部
3A 凸部
3a 外周面
4 カム係合部
4A 凹部
4a 外周面
5 係合付勢機構
6 変形移動阻止部
6A 突状体
6a 内面
6b 突状部
9 取付体

Claims (7)

  1. 第一部材と第二部材とを回動自在に連結するヒンジ装置であって、互いに相対回動自在に設けられる前記第一部材の回動と共に回動するカム部と、前記第二部材の回動と共に回動するカム係合部とを有し、前記カム部,前記カム係合部の少なくとも一方を係合付勢機構の付勢に抗して係合離反方向へ相対移動自在に設けることで、前記カム部と前記カム係合部との相対回動に際し、前記カム部に設けた凸部と前記カム係合部に設けた凹部とが前記係合付勢機構により付勢されて凹凸係合する落ち込み係合途中において相対回動付勢力が生じるように構成したヒンジ装置において、前記カム部の凸部が前記カム係合部の凹部に凹凸係合する落ち込み係合途中において、前記凸部を支承して該凸部の外方向への変形移動を阻止する変形移動阻止部を具備することを特徴とするヒンジ装置。
  2. 前記第一部材と前記第二部材とを重合閉塞状態から所定角度回動させた開放状態となるまで回動自在に連結するヒンジ装置であって、前記第一部材と前記第二部材との少なくとも重合閉塞状態の際、前記カム部に設けた凸部と前記カム係合部に設けた凹部とが前記係合付勢機構により付勢されて凹凸係合する落ち込み係合途中となるように構成し、前記カム部の凸部が前記カム係合部の凹部に凹凸係合する落ち込み係合途中において、前記凸部を支承して該凸部の外方向への変形移動を阻止するように前記変形移動阻止部を構成したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置。
  3. 前記第一部材と前記第二部材とを重合閉塞状態から開放状態とする回動の際、前記カム部と前記カム係合部とが相対回動することで前記カム係合部の凹部に対して落ち込み係合途中から係脱した前記カム部の凸部が再び前記凹部に落ち込み係合途中となるように設けて、前記第一部材と前記第二部材との重合閉塞状態及び開放状態のいずれにおいても相対回動付勢力が生じるように構成し、前記カム係合部における前記凹部の側方位置に該カム係合部の回動方向に所定巾を有する突状体を設け、この突状体を、前記第一部材と前記第二部材との重合閉塞状態及び開放状態のいずれにおいても前記凸部を支承して該凸部の外方向への変形移動を阻止する前記変形移動阻止部として構成したことを特徴とする請求項2記載のヒンジ装置。
  4. 前記カム部の凸部が前記カム係合部の凹部に凹凸係合する落ち込み係合途中において、前記凸部の外周面を支承して該凸部の外方向への変形移動を阻止するように前記変形移動阻止部を構成し、前記凸部の外周面を前記カム部の回動方向に湾曲する湾曲面に設定し、且つ、この凸部の外周面と合致するように前記変形移動阻止部の内面を湾曲面に設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
  5. 前記カム部の凸部が前記カム係合部の凹部に凹凸係合する落ち込み係合途中において、前記凸部を支承して該凸部の外方向への変形移動を阻止する変形移動阻止部を前記カム係合部に設け、この変形移動阻止部は前記カム係合部の外周面に突出する突状部を有し、この突状部を、前記第二部材に取り付けられ、前記カム係合部を回り止め状態で設ける取付体に設けたガイド部に係合してスライド自在となるスライド部としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒンジ装置を枢着部に設けたことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器。
  7. 前記第一部材若しくは第二部材としての本体部と、これに重合する前記第二部材若しくは第一部材としての重合部とを重合状態から所定開放角度まで開閉できるように枢着する枢着部に、前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒンジ装置を用いた電子機器。
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