JP3752202B2 - ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 - Google Patents

ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第一部材と第二部材を枢着するヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
本体部に対して蓋部を開閉できるようにヒンジ装置を用いて枢着した電子機器の典型例としては、例えばノート型パソコンがあるが、開閉する部材が回動途中でふらつかず、手を放して回動させることをやめたときその位置で回動停止するフリーストップが実現するようにすることが望ましい。
【0003】
ところで、このノート型パソコンは近年益々小型化が進み、この小型化に伴い蓋部の厚さも薄くなっているが、蓋部が薄くなると、本体部に重合した閉じ状態においては、本体部と蓋部との間に指が掛けにくく開けにくいという問題が生じている。
【0004】
そこで、本体部と蓋部との間に設けられた係止構造(ラッチ機構)の係止解除により、本体部に対して蓋部が所定回動角度まで開放方向に開き付勢されて自動開放する機能(所謂ポップアップ機能)を確実に達成し得るヒンジ装置の提案が望まれている。
【0005】
しかしながら、このポップアップ機能を生じるために、開放方向に大きな開き付勢される付勢力を具備せしめると、フリーストップが実現できなくなる。
【0006】
本出願人は、このような問題点に鑑み、例えば大きな回動抵抗を生じながらも、回動付勢(開放付勢)されなければならない回動位置では回動付勢が生じるように、前記回動抵抗が自動的に減少するように構成した画期的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
第一部材1と第二部材2との基端部同士を枢着して、双方が重合した閉塞状態から第一部材1,第二部材2のいずれか一方を所定開放角度まで回動した開放状態に開閉できるヒンジ装置であって、第一部材1に連結する第一連結部3に枢着軸4を設け、第二部材2に連結する第二連結部5に前記枢着軸4に締め付け被嵌する断面C状の軸受部6を設け、前記枢着軸4に対する前記軸受部6の締め付け力による回動抵抗に抗して第二部材2に対して第一部材1を相対回動させるように構成するとともに、この第一部材1と第二部材2との閉塞方向への相対回動に際して回動付勢体8による開放方向へ回動付勢する戻り回動付勢力が生じるように構成し、前記枢着軸4に軸断面径が径小となる径小部7を設け、前記第一部材1,第二部材2を閉塞状態から所定回動角度まではこの径小部7に軸受部6のC状端部6aが位置して枢着軸4に対する軸受部6の締め付け力が減少する回動抵抗減少領域とし、この回動抵抗減少領域においては、前記回動付勢体8による戻り回動付勢力が前記枢着軸4に対する前記軸受部6の締め付け力による回動抵抗に勝り、第二部材2に対して第一部材1が戻り回動付勢方向に自動的に相対回動するように構成し、この回動抵抗減少領域以外の回動領域にして該回動抵抗減少領域から開放方向へ回動させた所定角度までの回動領域においては、前記枢着軸4に対する前記軸受部6の締め付け力による回動抵抗が前記回動付勢体8による戻り回動付勢力に勝り、第二部材2に対して第一部材1を手で開閉相対回動することができ、手を放して回動させることをやめたときその位置で回動停止するフリーストップ機能が発揮されるように構成し、この枢着軸4に対する軸受部6の締め付け力による回動抵抗が回動付勢体8による戻り回動付勢力に勝る状態で相対回動が行われる回動領域から開放方向へ回動させた所定回動角度までの回動領域においては、回動付勢体8による戻り回動付勢力が及ばず枢着軸4に対する軸受部6の締め付け力による回動抵抗が作用するフリーストップ機能が発揮されるように構成されていることを特徴とするヒンジ装置に係るものである。
【0009】
また、円柱状の前記枢着軸4の外周面長さ方向に平坦カット面を形成して前記径小部7を形成したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置に係るものである。
【0010】
また、金属板材で構成した前記第二連結部5の端部をカールして前記断面C状の軸受部6を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
【0011】
また、前記第一部材1と第二部材2との基端部同士を枢着して、双方が重合した閉塞状態から第一部材1,第二部材2のいずれか一方を略180度まで回動した開放状態に開閉できるヒンジ装置であって、少なくとも90度以上の回動範囲において前記回動付勢体8による戻り回動付勢力が及ばない無付勢回動領域を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
【0012】
また、前記請求項1〜のいずれか1項に記載のヒンジ装置を枢着部9に設けたことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器に係るものである。
【0013】
また、前記第一部材1若しくは前記第二部材2としての蓋部と、これに重合する前記第二部材2若しくは第一部材1としての本体部とを重合状態から所定開放角度まで開閉できるように枢着する枢着部9に、前記請求項1〜のいずれか1項に記載のヒンジ装置を用いたことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器に係るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0015】
枢着軸4は、第一連結部3を介して第一部材1と共に回動し、この枢着軸4に被嵌した軸受部6は、第二連結部5を介して第二部材2と共に回動する。
【0016】
従って、例えば第二部材2に対して第一部材1を回動させると、軸受部6に対して枢着軸4が回動することとなる。
【0017】
この際、軸受部6は断面C状で枢着軸4に締め付け被嵌されているため、この締め付け力による回動抵抗が生じ(この他、回動面(摩擦面)を工夫(加工))したり、他に摩擦や回動抵抗を生じさせる付勢機構を設けて回動抵抗が更に増加するように設計しても良い。)、この回動抵抗に抗して第二部材2に対して第一部材1を回動することとなる。
【0018】
即ち、例えばこの軸受部6の径寸法の設定により回動抵抗を増減でき、この径寸法を小さくして締め付け力が増大するように設計することで、大きなトルク(回動抵抗)を生じるようにして開閉する部材(第一部材1)が重い部材でもフリーストップが実現するように設計することができる。
【0019】
また、第二部材2に対する第一部材1の相対回動に際して、回動付勢体8による戻り回動方向に回動付勢力が生じるように構成され、更に、枢着軸4に軸断面径が径小となる径小部7を設け、この径小部7に軸受部6のC状端部6aが位置して枢着軸4に対する軸受部6の締め付け力が減少する回動抵抗減少領域とし、この回動抵抗減少領域においては、前記回動付勢体8による戻り回動付勢力が前記枢着軸4に対する前記軸受部6の締め付け力による回動抵抗に勝るように構成している。
【0020】
この回動抵抗減少領域を、例えば第一部材1と第二部材2とが重合する閉塞状態から所定開放角度までの開放状態となるようにした場合、第二部材2に対して第一部材1が回動付勢体8による戻り回動付勢力により開放方向に所定開放角度だけ回動することになる。
【0021】
また、この回動抵抗減少領域以外の回動領域においては、前記枢着軸4に対する前記軸受部6の締め付け力による回動抵抗が前記回動付勢体8による戻り回動付勢力に勝り、第二部材2に対して第一部材1を手で開閉相対回動することができ、手を放して回動させることをやめたときその位置で回動停止するフリーストップ機能が発揮される。
【0022】
従って、本発明は、回動付勢(開放付勢)させることができ、且つ回動時には大きな回動抵抗を生じさせることができる。言い換えると、例えば枢着軸4に対する軸受部6の締め付け力による回動抵抗が働いていても、回動付勢(開放付勢)されなければならない回動位置では、軸受部6のC状端部6aが枢着軸4の径小部7に位置する回動抵抗減少領域となることで、自動的に回動抵抗が減少し、そのため、十分な開放付勢がなされる画期的なヒンジ装置となる。
【0023】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0024】
本実施例は、図面に示すようにラップトップタイプのノート型パソコンAに適用した場合のもので、ディスプレイ部1aを備えた蓋部1を第一部材1とし、本体部2を第二部材2とし、この本体部2と蓋部1とが重合した閉塞状態から蓋部1を略180度程度まで回動した開放状態とすることができる枢着構造に本発明のヒンジ装置Bを適用している(図12参照)。本体部2に対して蓋部1を略180度回動するのは、例えば電車や自動車などの椅子に座った状態で膝の上に載せて使用する場合などである。
【0025】
また、本実施例に係る本体部2と蓋部1との重合先端部位には、該本体部2と蓋部1との重合状態を係止保持するラッチ機構10が設けられている。
【0026】
本実施例では、図2〜4に図示したように第一部材1(蓋部)に連結する第一連結部3(連結金具)に枢着軸4を設け、第二部材2(本体部)に連結する第二連結部5(連結金具)に前記枢着軸4の基部に締め付け被嵌する断面C状の軸受部6を設けている。符号11は補強ブラケット、13はワッシャーである。尚、図2〜4は左用のヒンジ装置B、図5,6は右用のヒンジ装置Bであり同一構造である。
【0027】
この軸受部6は、金属板材で構成した前記第二連結部5の端部をカールして断面C状の軸受部6とし、この軸受部6の径寸法を枢着軸4の基部径よりやや径小として、枢着軸4に締め付け被嵌するように構成して、フリーストップを実現するに十分なトルク(圧接による回動抵抗)が生じるように構成している。
【0028】
また、本実施例では、軸受部6が締め付け被嵌する円柱状の枢着軸4の基部にして外周面長さ方向に平坦カット面を形成して径小部7が形成されており、この径小部7に軸受部6のC状端部6aが位置して枢着軸4に対する軸受部6の締め付け力が減少する回動抵抗減少領域として構成されている。
【0029】
具体的には、この回動抵抗減少領域は、第一部材1と第二部材2との枢着部9に本実施例を設けた際、図7に図示した第一部材1と第二部材2とが重合した閉塞状態から、図8に図示した第二部材2に対して第一部材1が所定開放角度(約30度)まで回動した開放状態までの領域となるように構成されており、この回動抵抗の減少度合いは、後述する回動付勢体8による戻り回動付勢力が前記枢着軸4に対する前記軸受部6の締め付け力による回動抵抗に勝り、第二部材2に対して第一部材1が戻り回動付勢方向に自動回動する程度に設定されている。
【0030】
回動付勢体8は、図示したように枢着軸4に被嵌されるコイルバネで構成され、その一端部は第二連結部5に連結され、他端部は枢着軸4の先端部に設けられた係止体12に係脱可能に構成されている。
【0031】
具体的には、枢着軸4を一方向へ回動させた際には係止体12の係止部12aが係止して回動付勢体8による戻り回動付勢力に抗して回動する戻り付勢回動領域となり、他方向へ回動させた際には係止体12の係止部12aによる係止が解除されて回動付勢体8による戻り付勢力が及ばない無付勢回動領域となるように構成されている。
【0032】
更に具体的に説明すると、本実施例を第一部材1と第二部材2との枢着部9に設け、第一部材1と第二部材2の双方が重合した0度の閉塞状態(図12中aの状態)から第二部材2に対して第一部材1を略180度まで回動した開放状態(図12中dの状態)にまで開閉できる状況において、0度から120度までの回動範囲においては、回動付勢体8に係止体12が係止して枢着軸4が戻り回動付勢力を受ける付勢回動領域とし(図11中aの状態からbの状態)、120度から180度までの回動範囲においては、回動付勢体8に対する係止体12の係止が解除されて枢着軸4は戻り回動付勢力を受けない無付勢回動領域としている(図11中cの状態からdの状態)。
【0033】
これは、第一部材1と第二部材2の双方が重合した閉塞状態から第二部材2に対して第一部材1を120度まで回動させた開放状態、即ち、通常の使用状態までは回動付勢体8の戻り回動付勢力を伴って楽に開放できるように機能し、120度から180度までは第一部材1の重さが加わっても手を放しても確実なフリーストップが機能するための構成である(例えばノート型パソコンの蓋部であればディスプレイ部の破損を防止することができる。)。
【0034】
本実施例は上述のように構成したから、ラッチ機構10による係止状態を解除すると、第二部材2に対して第一部材1は30度開放方向に自動回動する。これは回動付勢体8による戻り回動付勢力によるもので、軸受部6のC状端部6aが枢着軸4の径小部7に位置する回動抵抗減少領域にて回動抵抗よりも当該戻り回動付勢力が勝っているからである(これがポップアップ機能である。)。
【0035】
続いて、第一部材1を30度の所定開放角度から120度までの回動領域、即ち、前述した回動抵抗減少領域以外の回動領域では、回動付勢体8の戻り回動付勢力が効いて軽い回動が行われるものの、この戻り回動付勢力が回動抵抗よりも勝ることがないため確実なフリーストップ状態が達成される。
【0036】
続いて、更に第一部材1を120度の所定開放角度から略180度までの回動領域では、回動付勢体8の戻り回動付勢力が効かない無付勢回動領域となり、回動抵抗だけが効いて強いフリーストップ状態が達成されることになる。
【0037】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0038】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、簡易な構成で大きな回動抵抗を生じながらも、回動付勢されなければならない回動位置では十分な回動付勢体による戻り回動付勢力が生じるように、回動抵抗が自動的に減少する画期的なヒンジ装置となる。
【0039】
即ち、本発明は、回動時には枢着軸に対する軸受部の締め付け力で大きな回動抵抗を生じながらも、回動付勢されなければならない回動位置では、軸受部のC状端部が枢着軸の径小部に位置するように設定することで、自動的に回動抵抗が減少し、そのため、回動付勢体による十分な戻り回動付勢力が生じて回動付勢がなされる画期的なヒンジ装置となる。
【0040】
また、請求項2〜記載の発明においては、更に簡単な構成で本発明を容易に実現できる、或いは一層使い易くなるなど極めて実用性に秀れたヒンジ装置となる。
【0041】
また、請求項記載の発明においては、第一部材と第二部材との回動位置に応じて最良の機能を発揮する画期的なヒンジ装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の使用状態説明図である。
【図2】 本実施例に係る要部の分解斜視図である。
【図3】 本実施例に係る要部の説明斜視図である。
【図4】 本実施例に係る要部の平断面図である。
【図5】 本実施例に係る要部の分解斜視図である。
【図6】 本実施例に係る要部の説明斜視図である。
【図7】 本実施例に係る要部の概略動作説明断面図である。
【図8】 本実施例に係る要部の概略動作説明断面図である。
【図9】 本実施例に係る要部の概略動作説明断面図である。
【図10】 本実施例に係る要部の概略動作説明断面図である。
【図11】 本実施例に係る要部の概略動作説明図である。
【図12】 本実施例に係る要部の概略動作説明図である。
【符号の説明】
1 第一部材
2 第二部材
3 第一連結部
4 枢着軸
5 第二連結部
6 軸受部
6a C状端部
7 径小部
8 回動付勢体
9 枢着軸

Claims (6)

  1. 第一部材と第二部材との基端部同士を枢着して、双方が重合した閉塞状態から第一部材,第二部材のいずれか一方を所定開放角度まで回動した開放状態に開閉できるヒンジ装置であって、第一部材に連結する第一連結部に枢着軸を設け、第二部材に連結する第二連結部に前記枢着軸に締め付け被嵌する断面C状の軸受部を設け、前記枢着軸に対する前記軸受部の締め付け力による回動抵抗に抗して第二部材に対して第一部材を相対回動させるように構成するとともに、この第一部材と第二部材との閉塞方向への相対回動に際して回動付勢体による開放方向へ回動付勢する戻り回動付勢力が生じるように構成し、前記枢着軸に軸断面径が径小となる径小部を設け、前記第一部材,第二部材を閉塞状態から所定回動角度まではこの径小部に軸受部のC状端部が位置して枢着軸に対する軸受部の締め付け力が減少する回動抵抗減少領域とし、この回動抵抗減少領域においては、前記回動付勢体による戻り回動付勢力が前記枢着軸に対する前記軸受部の締め付け力による回動抵抗に勝り、第二部材に対して第一部材が戻り回動付勢方向に自動的に相対回動するように構成し、この回動抵抗減少領域以外の回動領域にして該回動抵抗減少領域から開放方向へ回動させた所定角度までの回動領域においては、前記枢着軸に対する前記軸受部の締め付け力による回動抵抗が前記回動付勢体による戻り回動付勢力に勝り、第二部材に対して第一部材を手で開閉相対回動することができ、手を放して回動させることをやめたときその位置で回動停止するフリーストップ機能が発揮されるように構成し、この枢着軸に対する軸受部の締め付け力による回動抵抗が回動付勢体による戻り回動付勢力に勝る状態で相対回動が行われる回動領域から開放方向へ回動させた所定回動角度までの回動領域においては、回動付勢体による戻り回動付勢力が及ばず枢着軸に対する軸受部の締め付け力による回動抵抗が作用するフリーストップ機能が発揮されるように構成されていることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 円柱状の前記枢着軸の外周面長さ方向に平坦カット面を形成して前記径小部を形成したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置。
  3. 金属板材で構成した前記第二連結部の端部をカールして前記断面C状の軸受部を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
  4. 前記第一部材と第二部材との基端部同士を枢着して、双方が重合した閉塞状態から第一部材,第二部材のいずれか一方を略180度まで回動した開放状態に開閉できるヒンジ装置であって、少なくとも90度以上の回動範囲において前記回動付勢体による戻り回動付勢力が及ばない無付勢回動領域を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
  5. 前記請求項1〜のいずれか1項に記載のヒンジ装置を枢着部に設けたことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器。
  6. 前記第一部材若しくは前記第二部材としての蓋部と、これに重合する前記第二部材若しくは第一部材としての本体部とを重合状態から所定開放角度まで開閉できるように枢着する枢着部に、前記請求項1〜のいずれか1項に記載のヒンジ装置を用いたことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器。
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