JP2009161354A - 車両リフト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】昇降装置のラムの上下動を同調させる機構を備えた車両リフト装置を提供する。
【解決手段】左ラム81a、右ラム81bにそれぞれ第一の固着具83aと第二の固着具83bを取り付け、フロアー84下に、第一のガイドローラ85aを第一の固着具83aの鉛直上位置に装備し、第二のガイドローラ85bを第一の固着具83aの鉛直下位置に装備し、第三のガイドローラ85cを第二の固着具83bの鉛直上位置に装備し、第四のガイドローラ85dを第二の固着具83bの鉛直下位置に装備する。第一のワイヤー82aの一端を第一の固着具83a上部に固着し、その他端を第一及び第四のガイドローラ85a,85dを介して方向転換し第二の固着具83bの下部に固着する。第二のワイヤー82bの一端を第二の固着具83b下部に固着し、その他端を第三及び第二のガイドローラ85c,85bを介して方向転換し、第一の固着具83a下部に固着する。
【選択図】図15
【解決手段】左ラム81a、右ラム81bにそれぞれ第一の固着具83aと第二の固着具83bを取り付け、フロアー84下に、第一のガイドローラ85aを第一の固着具83aの鉛直上位置に装備し、第二のガイドローラ85bを第一の固着具83aの鉛直下位置に装備し、第三のガイドローラ85cを第二の固着具83bの鉛直上位置に装備し、第四のガイドローラ85dを第二の固着具83bの鉛直下位置に装備する。第一のワイヤー82aの一端を第一の固着具83a上部に固着し、その他端を第一及び第四のガイドローラ85a,85dを介して方向転換し第二の固着具83bの下部に固着する。第二のワイヤー82bの一端を第二の固着具83b下部に固着し、その他端を第三及び第二のガイドローラ85c,85bを介して方向転換し、第一の固着具83a下部に固着する。
【選択図】図15
Description
本発明は、一対の車両リフトにより車種に関係なく上下動できる車両リフト装置に関し、好ましくは、車両リフトの昇降装置の上下動を左右で同調させる同調機構をも備えた車両リフト装置に関する。
従来、車両などをリフトさせる装置として様々なリフト装置がある(例えば、特許文献1乃至7参照)。これらのリフト装置のうち、車両の整備や点検などに際して用いられる車両リフト装置として、フロアー下に埋設された昇降装置のラムの上面に設けられるものによってプレート式とアーム式とがある。また、プレートやアームをスライドできるスライドタイプとそれらをスライドできない固定タイプとがある。
図17及び図18は、従来の車両リフト装置の一例のスライド式車両リフト装置の概略図で、図17(a)は小型車両をリフトアップする場合の態様を示した正面図、図17(b)はその透視平面図である。図18は大型車両をリフトアップする場合の態様を示した正面図である。
スライド式車両リフト装置100は、図17(b)に示すように、左右一対のスライド式の車両リフト101a,101bを具備する。そして、各車両リフト101a,101bは、フロアー101に埋設された昇降装置(図示せず)と、昇降装置のラム102に設けられたリフトプレート103とからなる。リフトプレート103は、車両104の前方向にスライドできる前スライド板105と、車両104の後方向にスライドできる後スライド板106と、前スライド板105及び後スライド板106を支える支持台107とを備えている。
そして、小型車両をリフトアップする場合には、図17(a)及び(b)に示すように、前スライド板105及び後スライド板106をスライドさせることなく、前スライド板105と後スライド板106のそれぞれの所定の箇所に受けブロック108を載せて、昇降装置で車両104をリフトアップさせている。この小型の車両104のリフトアップは、簡単かつ安全に行うことができる。
それに対して、大型車両をリフトアップする場合には、例えば図18に示すように、前スライド板105を前方向にスライドさせ、また後スライド板106を後方向にスライドさせることで、対応している。
スライド式車両リフト装置100は、図17(b)に示すように、左右一対のスライド式の車両リフト101a,101bを具備する。そして、各車両リフト101a,101bは、フロアー101に埋設された昇降装置(図示せず)と、昇降装置のラム102に設けられたリフトプレート103とからなる。リフトプレート103は、車両104の前方向にスライドできる前スライド板105と、車両104の後方向にスライドできる後スライド板106と、前スライド板105及び後スライド板106を支える支持台107とを備えている。
そして、小型車両をリフトアップする場合には、図17(a)及び(b)に示すように、前スライド板105及び後スライド板106をスライドさせることなく、前スライド板105と後スライド板106のそれぞれの所定の箇所に受けブロック108を載せて、昇降装置で車両104をリフトアップさせている。この小型の車両104のリフトアップは、簡単かつ安全に行うことができる。
それに対して、大型車両をリフトアップする場合には、例えば図18に示すように、前スライド板105を前方向にスライドさせ、また後スライド板106を後方向にスライドさせることで、対応している。
また、車両リフト装置100が左右一対の車両リフト101a,101bからなる場合には、各昇降装置を同調させてリフトプレートを上下動させていた(例えば、特許文献8乃至11参照)。
図19は、左右一対の車両リフトを同調させる従来の同調機構の概略断面図である。左右一対の車両リフト101a,101bのフロアー101に埋設される部分は、箱体109に収容され、左右一対の車両リフト101a,101bの昇降装置のラム102の上端に支持台107が設けられる。支持台107には、ラック110が吊り下げられる。そして、両ラック110にそれぞれ噛合する歯車111を両端に固定した軸112が設けられる。この軸112により左右のラム102を同調させて上下動させることができる。
しかしながら、スライド長を伸ばすことで対応できる車両にも限界があり、プレート長の足りない特殊の車両になると、別途、リフトプレートなどを用意しなければならない、という課題がある。
また、図17及び図18に示すようなスライド式車両リフト装置においては、前スライド板105、後スライド板106は、車両104の前後方向にしかスライドしないので、リフトポイントが車両104の内側に設けられている車両、例えばRV車には対応できない、という課題がある。
また、スライド式車両リフト装置100においては、前スライド板105や後スライド板106に受けブロック108を載せる箇所は、リフトプレート103の前後の先端に位置しており、また、前スライド板105及び後スライド板106は何れもスライドさせた状態で車両104をリフトアップさせることになるので、前プレート板105や後プレート板106がたわみ、車両104を安定してリフトアップすることが難しくなる、という課題がある。特に、車両104が、前後方向に長い大型車両や特殊車両になると、その困難性は著しい。
また、スライド式車両リフト装置100においては、前プレート板105及び後プレート板106がスライドしないように固定させる機能はなく、車両104を上下動させている途中で前スライド板105や後スライド板106が動いてしまう、という課題がある。
また、図17及び図18に示すようなスライド式車両リフト装置においては、前スライド板105、後スライド板106は、車両104の前後方向にしかスライドしないので、リフトポイントが車両104の内側に設けられている車両、例えばRV車には対応できない、という課題がある。
また、スライド式車両リフト装置100においては、前スライド板105や後スライド板106に受けブロック108を載せる箇所は、リフトプレート103の前後の先端に位置しており、また、前スライド板105及び後スライド板106は何れもスライドさせた状態で車両104をリフトアップさせることになるので、前プレート板105や後プレート板106がたわみ、車両104を安定してリフトアップすることが難しくなる、という課題がある。特に、車両104が、前後方向に長い大型車両や特殊車両になると、その困難性は著しい。
また、スライド式車両リフト装置100においては、前プレート板105及び後プレート板106がスライドしないように固定させる機能はなく、車両104を上下動させている途中で前スライド板105や後スライド板106が動いてしまう、という課題がある。
一方、左右のラム102の上下動を同調させる機構は一般に大きなスペースを要するばかりか、故障時の修理やメインテナンスも機構が複雑なため煩雑となりがちである。
また、従来の同調機構は汎用部品でなく専用部品を用いているので、専用部品そのものを作製する必要があり、コスト高となる、という課題がある。
また、従来の同調機構は汎用部品でなく専用部品を用いているので、専用部品そのものを作製する必要があり、コスト高となる、という課題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、各昇降装置のラムの上下動を同調させる機構を備えた車両リフト装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の構成は、車両をリフトさせる昇降装置を左右一対備えた車両リフト装置において、車両リフト装置は、各昇降装置のラムの上下動を同調させる同調機構を備え、同調機構が、左右のラムの上下動の差異を伝達する第一のワイヤー又は鎖と、左右のラムの上下動の差異を伝達する第二のワイヤー又は鎖と、左ラムに第一のワイヤー又は鎖と第二のワイヤー又は鎖とを固着する第一の固着具と、右ラムに第一のワイヤー又は鎖と第二のワイヤー又は鎖とを固着する第二の固着具と、左ラムの所定の上位置に装備される第一のガイドローラと、左ラムの所定の下位置に装備される第二のガイドローラと、右ラムの所定の上位置に装備される第三のガイドローラと、右ラムの所定の下位置に装備される第四のガイドローラとを備え、第一のワイヤー又は鎖の一端を第一の固着具に固着して、その他端を第一のガイドローラと第四のガイドローラとを介して第二の固着具に固着すると共に、第二のワイヤー又は鎖の一端を第二の固着具に固着して、その他端を第三のガイドローラと第二のガイドローラとを介して第一の固着具に固着することを特徴とする。
本発明によれば、左右一対の昇降装置のラムの上下動を同調させたので、車両の大きさのみばかりでなく、荷重が左右で不均衡な車両であったとしても、かかる車両を左右の昇降装置のラムで同調させて安全に上下動できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
(第一の実施の形態)
図1は本発明の第一の実施の形態に係る車両リフト装置を示すもので、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。なお、図の矢印Fは車両の前方向を、矢印Rは車両の後方向をそれぞれ示す。
第一の実施の形態に係る車両リフト装置は、左右一対の車両リフト1からなっており、図1では、右側の車両リフト1を示している。各車両リフト1は、車両の前後のリフトポイントに対応してそれぞれ設けられた前プレート部2及び後プレート部3からなるリフトプレートと、リフトプレートを上下する昇降装置(図示せず)とを備えている。
リフトプレートは、スライド機構及びリンク機構を備えた前プレート部2と、その後ろにスライド機構及び旋回機構を備えた後プレート部3と、ベースチャンネル4とを具備する。ベースチャンネル4にはガイドレール41が内側に形成されており、前プレート部2の左右一対のスライドローラ21と、後プレート部3の左右一対のスライドローラ31とが走行する。
また、フロアー下に埋設される昇降装置は、シリンダー(図示せず)と、そのシリンダーの中で油圧、空圧、水圧などによるアクチュエータ(図示せず)により上下動するピストン(図示せず)と、そのピストンの上面に固定されリフトプレートの支持台42を下支えするラム43からなっている。
(第一の実施の形態)
図1は本発明の第一の実施の形態に係る車両リフト装置を示すもので、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。なお、図の矢印Fは車両の前方向を、矢印Rは車両の後方向をそれぞれ示す。
第一の実施の形態に係る車両リフト装置は、左右一対の車両リフト1からなっており、図1では、右側の車両リフト1を示している。各車両リフト1は、車両の前後のリフトポイントに対応してそれぞれ設けられた前プレート部2及び後プレート部3からなるリフトプレートと、リフトプレートを上下する昇降装置(図示せず)とを備えている。
リフトプレートは、スライド機構及びリンク機構を備えた前プレート部2と、その後ろにスライド機構及び旋回機構を備えた後プレート部3と、ベースチャンネル4とを具備する。ベースチャンネル4にはガイドレール41が内側に形成されており、前プレート部2の左右一対のスライドローラ21と、後プレート部3の左右一対のスライドローラ31とが走行する。
また、フロアー下に埋設される昇降装置は、シリンダー(図示せず)と、そのシリンダーの中で油圧、空圧、水圧などによるアクチュエータ(図示せず)により上下動するピストン(図示せず)と、そのピストンの上面に固定されリフトプレートの支持台42を下支えするラム43からなっている。
前プレート部2は、ガイドレール41上を走行する一対のスライドローラ21を一以上備え、この一対のスライドローラ21は、ローラ軸受け台23により軸支される。なお、このローラ軸受け台23は、左右のベースチャンネル4の間に挿入される。
また、前プレート部2は、車両の前側のリフトポイントに対する受けブロックを載せる前スライド板22を備えており、前スライド板22は、ローラ軸受け台23とリンク機構により、左方向又は右方向にスライド可能に連結されている。即ち、ローラ軸受け台23の上面に固定される下連結板24と、その上方に離隔して配置される上連結板25との間に、複数の連結部材26が挟まれる。そして、連結部材26が回動可能に、上連結板25と連結部材26と下連結部材24とが後リンク軸27で軸着される。また、その際に、連結部材26は、前スライド板22の下面と接するように設けられており、前スライド板22が左右にスライドできるように、前スライド板22と連結部材26とが前リンク軸28で軸着される。
また、前プレート部2は、車両の前側のリフトポイントに対する受けブロックを載せる前スライド板22を備えており、前スライド板22は、ローラ軸受け台23とリンク機構により、左方向又は右方向にスライド可能に連結されている。即ち、ローラ軸受け台23の上面に固定される下連結板24と、その上方に離隔して配置される上連結板25との間に、複数の連結部材26が挟まれる。そして、連結部材26が回動可能に、上連結板25と連結部材26と下連結部材24とが後リンク軸27で軸着される。また、その際に、連結部材26は、前スライド板22の下面と接するように設けられており、前スライド板22が左右にスライドできるように、前スライド板22と連結部材26とが前リンク軸28で軸着される。
一方、後プレート部3は、ガイドレール41を走行する一対のスライドローラ31を一以上備え、この一対のスライドローラ31はローラ軸受け台33により軸支される。このローラ軸受け台33は、左右のベースチャンネル4の間に挿入される。
また、後プレート部3は、車両の後側のリフトポイントに対する受けブロックを載せる後スライド板32を備えており、ローラ軸受け台33で、又はローラ軸受け台33が複数ある場合には、その上面に設けた連結パネル34で、後スライド板32を枢着する。また、後スライド板32には連結パネル34より後側でかつベースチャンネル4上の部位にベアリング受け部35が形成され、ベアリング受け部35とベースチャンネル4の上面の間にベアリング36が収納される。
ここで、受けブロックとは、リフトプレート1と車両との間に介在されるものであり、昇降装置のラムを上昇させると車両のリフトポイントに当たり、その後に、ラム43を上昇させると、車両が上昇するように力をそのリフトポイントに与えるものである。
また、後プレート部3は、車両の後側のリフトポイントに対する受けブロックを載せる後スライド板32を備えており、ローラ軸受け台33で、又はローラ軸受け台33が複数ある場合には、その上面に設けた連結パネル34で、後スライド板32を枢着する。また、後スライド板32には連結パネル34より後側でかつベースチャンネル4上の部位にベアリング受け部35が形成され、ベアリング受け部35とベースチャンネル4の上面の間にベアリング36が収納される。
ここで、受けブロックとは、リフトプレート1と車両との間に介在されるものであり、昇降装置のラムを上昇させると車両のリフトポイントに当たり、その後に、ラム43を上昇させると、車両が上昇するように力をそのリフトポイントに与えるものである。
上記構成により、前スライド板22は、スライドローラ21がガイドレール41上を前後に走行することにより、車両の前後方向にスライド可能となる。またこの前後方向のスライドとは独立に、リンク機構により前プレート板22が車両の左右方向にスライド可能となる。
また、後スライド板32は、スライドローラ31がガイドレール41上を前後に走行することにより、車両の前後方向にスライド可能となる。またこの前後方向のスライドとは独立に、ベアリング36により後プレート板32が車両の左右方向にスライド可能となる。
これにより、ベースチャンネル4と平行な前スライド板22(図1(b)の実線で示す)を、リンク機構により、二点鎖線で示すように車両の内側にスライドさせることができる。また、ベースチャンネル4と平行な後スライド板32(図1(b)の実線で示す)を、二点鎖線で示すように後方へスライドさせることができ、また、矢印Aの方向、即ち車両の内側に、後スライド板32を旋回させることができる。
また、後スライド板32は、スライドローラ31がガイドレール41上を前後に走行することにより、車両の前後方向にスライド可能となる。またこの前後方向のスライドとは独立に、ベアリング36により後プレート板32が車両の左右方向にスライド可能となる。
これにより、ベースチャンネル4と平行な前スライド板22(図1(b)の実線で示す)を、リンク機構により、二点鎖線で示すように車両の内側にスライドさせることができる。また、ベースチャンネル4と平行な後スライド板32(図1(b)の実線で示す)を、二点鎖線で示すように後方へスライドさせることができ、また、矢印Aの方向、即ち車両の内側に、後スライド板32を旋回させることができる。
以上のことから、車両が小型車であれば、図2(a)に示すように、前スライド板22及び後スライド板32をスライドローラ21,31により前後方向にスライドさせる必要がなく、また、車両の内側に前スライド板22をスライドさせる必要がなく、後スライド板32を内側に旋回させる必要もない。
一方、車両が大型であり、またリフトポイントが車両の内側に存在する場合には、図2(b)に示すように、前スライド板22及び後スライド板32をスライドローラ21,31により前後方向にスライドさせ、また、車両の内側に前スライド板22をスライドさせると共に、後スライド板32を矢印Aで示すように内側に旋回させて、車両のリフトポイントへの位置合わせを行うことができる。
一方、車両が大型であり、またリフトポイントが車両の内側に存在する場合には、図2(b)に示すように、前スライド板22及び後スライド板32をスライドローラ21,31により前後方向にスライドさせ、また、車両の内側に前スライド板22をスライドさせると共に、後スライド板32を矢印Aで示すように内側に旋回させて、車両のリフトポイントへの位置合わせを行うことができる。
以上説明した第一の実施の形態においては、前プレート板は前方及び左右へのスライド可能であり、また、後プレート板は、後方へスライドかつ旋回可能であるので、リフトされる車両を問わず、一台の車両リフト装置で、車両を昇降させることができる。また、ローラやベアリングやリンク機構を用いたことから、前後のプレート板をスライドさせたり、旋回させたりするのに要する操作力が小さくてすみ、作業性がよい。
(第二の実施の形態)
図3乃至図6は、本発明の第二の実施の形態に係る車両リフト装置を示したもので、図3は正面図、図4は平面図、図5はA―A線に沿う断面図であり、図6(a)はスライド及び旋回の前の状態、(b)はスライド及び旋回の後の状態を示したものである。なお、図の矢印Fは車両の前方向を、矢印Rは車両の後方向をそれぞれ示す。
第二の実施の形態に係る車両リフト装置は、左右一対の車両リフト5からなっており、図3乃至図5においては、左側の車両リフト5を示している。各車両リフト5は、車両の前後方向にそれぞれ対応して、前プレート部5a及び後プレート部5bを備えたリフトプレートと、リフトプレートを上下動させる昇降装置とからなっている。そして、第一の実施の形態と同様、昇降装置のラム43の上面の支持台42に、二本のベースチャンネル4が所定の距離離隔して平行に並置されている。
図3乃至図6は、本発明の第二の実施の形態に係る車両リフト装置を示したもので、図3は正面図、図4は平面図、図5はA―A線に沿う断面図であり、図6(a)はスライド及び旋回の前の状態、(b)はスライド及び旋回の後の状態を示したものである。なお、図の矢印Fは車両の前方向を、矢印Rは車両の後方向をそれぞれ示す。
第二の実施の形態に係る車両リフト装置は、左右一対の車両リフト5からなっており、図3乃至図5においては、左側の車両リフト5を示している。各車両リフト5は、車両の前後方向にそれぞれ対応して、前プレート部5a及び後プレート部5bを備えたリフトプレートと、リフトプレートを上下動させる昇降装置とからなっている。そして、第一の実施の形態と同様、昇降装置のラム43の上面の支持台42に、二本のベースチャンネル4が所定の距離離隔して平行に並置されている。
第二の実施の形態においては、後プレート部5bが、車両の前後方向にスライドでき、かつ図4に示す矢印R+の方向やR−の方向に旋回できる。後プレート部5bがスライドと旋回とを同時に行える点は、第一の実施の形態と同様であるが、第一の実施の形態では後プレート部3のスライドと旋回とをロックできないのに対して、第二の実施の形態ではロック機構が備わっており、後プレート部5bのスライドと旋回とを同時にロックできる点で異なる。
後プレート部5bの後プレート板52は、その車両の前方側において、図5に示すように、ローラ軸受け台53に形成されている凸部53aに、順に下からロック機構固定板54とロックギア円板57とを挿入して介在させて、ベアリングなどを用いて回動可能に取り付けられる。ロック機構固定板54とロックギア円板57とには、凸部53aを貫通させるための貫通孔が中心に設けられている。ローラ軸受け台53は、第一の実施の形態と同様、ベースチャンネル4のガイドレール41を走行する一対のスライドローラ51の軸受けである。
このローラ軸受け台53の上面には、ロック機構固定板54が固着される。ロック機構固定板54は、一方のベースチャンネル4の外側まではみ出す大きさの平板であり、その平板の外側に、ブラケット56aを介して爪付きのロックレバー56が取り付けられる。かかる取付箇所を支点としてロックレバー56を回動すると、後述するロックギア円板57の外周の溝57a及びロック用ラックギア44の溝44aに対して、ロック用の爪55を出し入れすることができる。なお、爪55が両溝44a,57aに常に入っているように、ロックレバー56にはスプリングなどの弾性手段によって付勢する力が作用している。
このローラ軸受け台53の上面には、ロック機構固定板54が固着される。ロック機構固定板54は、一方のベースチャンネル4の外側まではみ出す大きさの平板であり、その平板の外側に、ブラケット56aを介して爪付きのロックレバー56が取り付けられる。かかる取付箇所を支点としてロックレバー56を回動すると、後述するロックギア円板57の外周の溝57a及びロック用ラックギア44の溝44aに対して、ロック用の爪55を出し入れすることができる。なお、爪55が両溝44a,57aに常に入っているように、ロックレバー56にはスプリングなどの弾性手段によって付勢する力が作用している。
さらに、後スライド板52には、外周に複数の溝57aが刻設されたロックギア円板57が固着されている。なお、ロックギア円板57は中央が穿孔されたドーナツ状で、その直径は、ベースチャンネル4の幅より僅かに大きくかつロック機構固定板54のベースチャンネル4からはみ出した箇所からの距離より短い。また、ロックギア円板57の外周に刻まれた溝57aと対応するように、一方のベースチャンネル4の外側面の上端にも所定の長さ、複数の溝44aが刻まれたロック用ラックギア44が具備される。なお、一方のベースチャンネル4とは、ロックレバー56が取り付けられている側のベースチャンネル4である。
爪付きのロックレバー56のロック用爪55により、ロックギア円板57の外周の溝と、ロック用ラックギア44の溝とを同時に挟むことで、ロックギア円板57が回転することもなく、また、ベースチャンネル4の方向への移動もできなくなるので、後スライド板52はスライドすることもない。これにより、後プレート板52のスライドと旋回とをロックすることが可能になる。
なお、一対のベースチャンネル4の上面には、それぞれ後スライド板52の後方所定の位置にベアリングの受け皿45がそれぞれ設けられており、各受け皿45と後スライド板52との間にベアリング46が介在している。これにより、後スライド板52に何らかの旋回する力が作用すると、各ベアリングが回転して、ローラ軸受け台53の上凸部を軸に後スライド板52が、図4の矢印R+の方向やR−の方向に旋回する。
また、前プレート部5aは、第一の実施の形態のようにリンク機構を設けた前プレート部でも、また、ローラ軸受け台上面に、リンク機構を設けず、下連結板の代わりに、前スライド板を直接固定した前プレート部であってもよい。
また、前プレート部5aは、第一の実施の形態のようにリンク機構を設けた前プレート部でも、また、ローラ軸受け台上面に、リンク機構を設けず、下連結板の代わりに、前スライド板を直接固定した前プレート部であってもよい。
これにより、後プレート部5bが、図6(a)に示すように、スライド及び旋回の前の状態において、ロックレバー56を押すことによりロック用爪55を外して、後スライド部5bがスライド及び旋回の双方とも自由にできる状態にした後に、左右一対のスライドローラ51を回転させることで後スライド板52を後方へスライドさせ、また、図4の矢印R−の方向に後スライド板を旋回し、所定の位置にした後に、ロックレバー56を引いてロック用の爪55を、ロックギア円板57とロック用ラックレール44の各溝に嵌めることで、旋回とスライドとの双方を同時にロックすることができる。
以上により、スライド位置や旋回度合いに関係なく、しかもスライドと旋回とを同時にロックさせることができる。しかも、溝に爪を噛ますことによりロックするので、簡便に行うことができ確実にロックできる。また、ロックレバー56は後スライド板52と同時にスライドするので、操作性もよい。
このように、第二の実施の形態においては、車両リフトの後スライド板52をスライド及び旋回できるようにし、かつ同時にスライド及び旋回をロックできるようにしたものの、スライド及びロックの同時ロック形態には、第二の実施の形態にて説明したものに限定されず、例えば次の第三の実施の形態のようなものも考えられる。
(第三の実施の形態)
図7は本発明の第三の実施の形態に係る車両リフト装置の使用状態を説明した説明図であり、(a)はスライド及び旋回の前の状態、(b)はスライド及び旋回の後の状態を示したものである。図8はその部分斜視図、図9はその部分平面図、図10はそのB―B線部分断面図である。また、図11はその正面図を模式的に示した図である。なお、図の矢印Fは車両の前方向を、矢印Rは車両の後方向をそれぞれ示す。
図7は本発明の第三の実施の形態に係る車両リフト装置の使用状態を説明した説明図であり、(a)はスライド及び旋回の前の状態、(b)はスライド及び旋回の後の状態を示したものである。図8はその部分斜視図、図9はその部分平面図、図10はそのB―B線部分断面図である。また、図11はその正面図を模式的に示した図である。なお、図の矢印Fは車両の前方向を、矢印Rは車両の後方向をそれぞれ示す。
第三の実施の形態に係る車両リフト装置は、左右一対の車両リフト6からなっており、図7乃至図11においては、右側の車両リフト6を示している。各車両リフト6は、車両の前後方向にそれぞれ対応して前プレート部6a及び後プレート部6bを備えたリフトプレートと、リフトプレートを上下動させる昇降装置とからなる。そして、第一及び第二の実施の形態と同様、昇降装置のラム43の上面には、支持台42に二本のベースチャンネル4が所定の距離離隔して平行に並置される。
第三の実施の形態においては、後プレート部6bが、車両の前後方向にスライドでき、かつ図7(b)に示す矢印R−の方向やその逆向きに旋回できる。後プレート部6bがスライドと旋回とを同時に行える点は、第一や第二の実施の形態と同様であるが、第一の実施の形態とは、後プレート部6bのスライド及び旋回を同時にロックできるか否かの点で異なり、また、第二の実施の形態とは、後プレート部6bのスライド及び旋回を同時にロックするロック機構が異なる。
後プレート部6bは、前側の中央部分が突出した平板形状の後スライド板62を備えており、後スライド板62の前側下面が、ローラ軸受け台63の上方に突出した凸部63aの上面に、旋回可能に取り付けられる。このローラ軸受け台63は、後スライド板62の前突出部62a左右斜め下に、ベースチャンネル4のガイドレール41を走行する左右一対のスライドローラ61をそれぞれ取り付けている。
また、前プレート部6aの前スライド板64と後スライド板62との間には、水平位置が同じになるようにロック板65が介在される。このロック板65は、後スライド板62及び前スライド板64より薄く、ロック板65が薄い分生じる隙間、即ち、ロック板65とベースチャンネル4との隙間に、後述するリンク機構が具備される。なお、このロック板65は、後スライド板62の前側中央部が突出した形状(前突出部62a)に対応して後側中央部が凹んだ形状の平板である。
また、前プレート部6aの前スライド板64と後スライド板62との間には、水平位置が同じになるようにロック板65が介在される。このロック板65は、後スライド板62及び前スライド板64より薄く、ロック板65が薄い分生じる隙間、即ち、ロック板65とベースチャンネル4との隙間に、後述するリンク機構が具備される。なお、このロック板65は、後スライド板62の前側中央部が突出した形状(前突出部62a)に対応して後側中央部が凹んだ形状の平板である。
リンク機構は三箇所設けられており、左右一対のベースチャンネル4の対称線上に一つと、その左右ベースチャンネル4上方にそれぞれ設けられ、何れもロック板65の下側に収められている。
先ず、左右のベースチャンネル4の対称線上にある第一のリンク機構について説明する。
ロック板65の下面から下方に、第一連結部材66aが突設されている。後プレート板62の前側で下面に第二連結部材66bが突設されている。この第二連結部材66bはローラ軸受け台63の前方の位置にある。これらの第一連結部材66aと第二連結部材66bとを両者挟むように、左右一対の第一連結棒66cが取り付けられている。第一連結部材66aに穿設された孔と左右一対の第一連結棒66cの前端に穿設された孔とを合わせてワッシャなどを介在させて第一ピン66dを貫通させてある。同様に、第二連結部材66bに穿設された孔と左右一対の第一連結棒66cの後端に穿設された孔とを合わせてワッシャなどを介在させて第二ピン66eを貫通させてある。
先ず、左右のベースチャンネル4の対称線上にある第一のリンク機構について説明する。
ロック板65の下面から下方に、第一連結部材66aが突設されている。後プレート板62の前側で下面に第二連結部材66bが突設されている。この第二連結部材66bはローラ軸受け台63の前方の位置にある。これらの第一連結部材66aと第二連結部材66bとを両者挟むように、左右一対の第一連結棒66cが取り付けられている。第一連結部材66aに穿設された孔と左右一対の第一連結棒66cの前端に穿設された孔とを合わせてワッシャなどを介在させて第一ピン66dを貫通させてある。同様に、第二連結部材66bに穿設された孔と左右一対の第一連結棒66cの後端に穿設された孔とを合わせてワッシャなどを介在させて第二ピン66eを貫通させてある。
また、左のベースチャンネル4上方に設けられる第二のリンク機構は、次の通りである。左のベースチャンネル4上方の位置におけるロック板65の下面から下方に、第三連結部材66fが突設されている。また、前述したローラ軸受け台63のスライドローラ61の軸受け上方でかつベースチャンネル4上方にて、後スライド板62の前左側から、第四連結部材66gが突設されている。これらの第三連結部材66fと第四連結部材66gとを互い違いに挟むように、第二連結棒66hが取り付けられている。そして、第三連結部材66fに穿設された孔と第二連結棒66hの前端に穿設された孔とを合わせてワッシャなどを介在させて第三ピン66iを貫通させてある。同様に、第四連結材66gに穿設された孔と第二連結棒66hの後端に穿設された孔とを合わせてワッシャなどを介在させて第四ピン66jを貫通させてある。
なお、右のベースチャンネル4の上方にも、第二のリンク機構と同様に第三のリンク機構が構成される。
これにより、図11(a)から矢印の方向に、ロック板65を第二ピン66e及び第四ピン66jを中心に回動させるリンク機構が構成される。
なお、右のベースチャンネル4の上方にも、第二のリンク機構と同様に第三のリンク機構が構成される。
これにより、図11(a)から矢印の方向に、ロック板65を第二ピン66e及び第四ピン66jを中心に回動させるリンク機構が構成される。
さらに、第二及び第三のリンク機構においては、第一のリンク機構と異なり、各リンク機構の作用に伴って回動するカム66kが第四ピンに貫通されており、そのカム66kの回動により、カム66kの一端がベースチャンネル4上面に押し付けられて回動が固定する。これにより、ロック板65がロック機構をもつことになる。即ち、ロック板65は後スライド板62の前後方向へのスライド及び旋回に伴い、同時にスライド及び旋回を行うものの、このロック板65によりロックされると、そのスライド及び旋回もロックされる仕掛けになっている。なお、ベースチャンネル4上面所定の位置にはロック板65を支える支持棒67が取り付けられており、好ましくは、支持棒67取付箇所にはバネなどが内蔵されており、バネの反発力を利用して、ロック板65によるロック機構が解除し易くなっている。
以上の構成から、第三の実施の形態にかかる車両リフト装置6においては、その後スライド部6bをスライド又は旋回させる場合には、ロック板65を後スライド板62や前スライド板64よりも上方へ上げて、第二及び第三のリンク機構により、カム66kをベースチャンネル4上面に押し付けることを止めて、ロック機構を解除する。その後、スライドローラ61の回転によりベースチャンネル4の前後方向に、後プレート部6bをスライドさせると共に、ローラ軸受け台63と後スライド板62との係合により旋回させ、後スライド板62を所定の位置にスライドさせると共に所定の方向に旋回させる。そして、ロック板65を回動して後スライド板62と前スライド板65と水平位置を同じくすることにより、カム66kが回転し、カム66kがベースチャンネル4の上面に押し付けられることによりロックがかかる。なお、左右のカムは、後スライド板62の旋回に関わらず、ベースチャンネル上に存在するので、希望するスライド及び旋回の状態で固定できる。
以上により、スライド位置に関係なく、しかもスライドと旋回とを同時にロックさせることができる。これにより、車両の整備や点検に伴う危険を回避することができる。また、ロック板には平板を用い、かつロック板を車両リフトの上面に配置させたので、車両の車輪をそのまま受け付けることができる。また、ロック機構には、カムやリンク機構を用いており、ロック板を取っ手として機能させることにより、操作性がよい。
以上の第一乃至第三の実施の形態は、後スライド部の旋回と後スライド部のスライドとをそれぞれ独立に行うことができ、第二及び第三の実施の形態においては、何れも旋回とスライドとを同時に固定できる。
なお、第二及び第三の実施の形態においては、前プレート部については言及していないが、これは、前プレート部については、第一の形態として固定の場合、第二の形態として、第一の実施の形態のようにリンク機構を介して内側と前方向に独立にスライドする場合、第三の形態として、単に、前後方向にスライドする場合、第四の形態として、後プレート部と対称となるような前プレート部を設ける場合など、様々な形態が考えられる。
なお、第二及び第三の実施の形態においては、前プレート部については言及していないが、これは、前プレート部については、第一の形態として固定の場合、第二の形態として、第一の実施の形態のようにリンク機構を介して内側と前方向に独立にスライドする場合、第三の形態として、単に、前後方向にスライドする場合、第四の形態として、後プレート部と対称となるような前プレート部を設ける場合など、様々な形態が考えられる。
(第四の実施の形態)
図12乃至14は、本発明の第四の実施の形態に係る車両リフト装置を示すもので、図12は平面図、図13は正面図、図14は側面図である。本車両リフト装置は、車両の前後左右方向に対して対称であるので、図には右側の車両リフトの後側を示している。
図12乃至14は、本発明の第四の実施の形態に係る車両リフト装置を示すもので、図12は平面図、図13は正面図、図14は側面図である。本車両リフト装置は、車両の前後左右方向に対して対称であるので、図には右側の車両リフトの後側を示している。
第四の実施の形態に係る車両リフト装置は、左右一対の車両リフトを備えており、各車両リフトは、車両の前後方向に対して対称のリフトプレート7と、このリフトプレート7を上下動させる図示しない昇降装置からなる。このリフトプレート7は、それぞれ所定の位置に受けブロックが搭載される前プレート部及び後プレート部7bと、前プレート及び後プレート部7bを支持するプレート支持部7cからなっている。そして、前プレート部及び後プレート部7bは、受けブロックを搭載する旋回板71と、旋回軸を中心に旋回板71を旋回する旋回機構と、旋回機構により旋回板71が旋回しないように旋回板71をロックするロック機構とを備えている。
本車両リフト装置は、車両の前後左右方向に対して対称であるので、以下においては、図示した右側の車両リフトの後側の部分を例にとって説明する。
先ず、旋回機構について説明する。
受けブロックを搭載する旋回板71には、その下面の後部分に設けられた旋回支持台71aと、旋回支持台71aの下面に設けられる歯車71bとが、ねじ71cで固定されている。歯車71bは、旋回支持台71aの内部に設けられた第一の軸支台71dと歯車71bの下面に設けられる第二の軸支台71eとに挟まれている。歯車71bは、複数の軸受け71fで旋回可能に保持される。これらの軸受け71fの両端は、第一の軸支台71d及び第二の軸支台71eで軸受けされている。この構成により、旋回支持台71aと共に旋回板71が旋回可能となる。なお、旋回板71を旋回しやすいように、後プレート部7bには適宜ベアリングなどが内蔵されて組み込まれる。また、第二の軸支台71eは、プレート支持部7cの左右の一対の側板71g1,71g2の後先端の上面に載せられて支持される。
先ず、旋回機構について説明する。
受けブロックを搭載する旋回板71には、その下面の後部分に設けられた旋回支持台71aと、旋回支持台71aの下面に設けられる歯車71bとが、ねじ71cで固定されている。歯車71bは、旋回支持台71aの内部に設けられた第一の軸支台71dと歯車71bの下面に設けられる第二の軸支台71eとに挟まれている。歯車71bは、複数の軸受け71fで旋回可能に保持される。これらの軸受け71fの両端は、第一の軸支台71d及び第二の軸支台71eで軸受けされている。この構成により、旋回支持台71aと共に旋回板71が旋回可能となる。なお、旋回板71を旋回しやすいように、後プレート部7bには適宜ベアリングなどが内蔵されて組み込まれる。また、第二の軸支台71eは、プレート支持部7cの左右の一対の側板71g1,71g2の後先端の上面に載せられて支持される。
以上のように、旋回板71の後部分には旋回機構が備えられているが、旋回板71の前部分、即ち、車両リフトの中央近傍には、受けブロックを搭載できる受けブロック配置孔71iが設けられている。ここで、受けブロック配置孔71iは、例えば、次のようにして設けることができる。旋回支持台71aの前側において、受けブロック配置孔71iが貫通された中間部材71jが、左右一対のプレート部側板71mに両端が固定される。
次に、旋回板71が旋回機構により旋回しないようにロックするロック機構について説明する。なお、ここでも、図示した右側の車両リフトの後プレート部7bを例にとって説明する。
プレート支持部7cの右側板71g1に、前述の歯車71bをロックするロック機構ボックス71nが設けられる。ロック機構ボックス71nの内部には、前述の歯車71bを固定するロック用爪71oが内蔵される。このロック用爪71oの一端は、軸受け71pに回動できるように設けられている。軸受け71pには、ロックレバー71qが設けられ、人手によりロックを解除したり、機能させたりすることができるようになっている。なお、軸受け71pには、固定棒71rが回動できるように設けられており、この固定棒71rが、ロック機構ボックス71nのサイドボックス71sの孔に貫通されることで、軸受け71pが固定される。また、図では一部しか示していないが歯車7bの外周全てに溝が切ってある。
プレート支持部7cの右側板71g1に、前述の歯車71bをロックするロック機構ボックス71nが設けられる。ロック機構ボックス71nの内部には、前述の歯車71bを固定するロック用爪71oが内蔵される。このロック用爪71oの一端は、軸受け71pに回動できるように設けられている。軸受け71pには、ロックレバー71qが設けられ、人手によりロックを解除したり、機能させたりすることができるようになっている。なお、軸受け71pには、固定棒71rが回動できるように設けられており、この固定棒71rが、ロック機構ボックス71nのサイドボックス71sの孔に貫通されることで、軸受け71pが固定される。また、図では一部しか示していないが歯車7bの外周全てに溝が切ってある。
旋回板71を旋回したい場合には、図に実線で示したロックレバー71qの位置から、図の二点鎖線で示したロックレバー71qの位置まで、ロックレバー71qを内側に押して、ロック用爪71oによるロック機構を解除する。そして、図の二点鎖線で示したように旋回板71を所定の角度旋回した後に、逆に、図の二点鎖線で示したロックレバー71qの位置から図の実線で示したロックレバー71qの位置まで戻して、ロック用爪71oによる固定機構を機能させる。
なお、プレート支持部7cは、左右の側板71g1,71g2の間に、車両の前後方向の中央底部に略長方形の底板71tが設けられ、この底板71tの前後両サイドに前後の補強板71uが設けられる。その際、底板71tの上面と補強板71uの底面とが部分的に重なり合うように設けられる。これにより、プレート支持部7cで前プレート部及び後プレート部7bを支持する。
以上のように、本発明の第四の実施の形態による車両リフト装置により、車種を選択することなく、車両をリフトアップできる。また、旋回板は旋回できるので、内側にリフトポイントのある車両であってもリフトアップすることが可能となる。
つまり、本発明によれば、少なくとも、後プレート部を旋回させるようにしたので、車両の大きさに関係なく、車両のリフトポイントに対して位置合わせを行うことができる。また、後プレート部の後スライド板が旋回のみでなくスライド可能である場合には、車両のリフトポイントに対して後スライド板をスライドさせて、そのリフトポイントに位置合わせを行うことができる。よって、車両の大きさや種類に関係なく、リフトアップすることができる。
以上のように、本発明の第一乃至第四の実施の形態によれば、少なくとも後プレート部が旋回できるので、車両の大きさやリフトポイントの配置位置の制限なく適用できる。従って、本発明による車両リフト装置においては、様々な車両をリフトすることができる。よって、リフトされる車両の荷重が車両の左右で異なる場合も生じる。そこで、フロアー下に埋設される左右の昇降装置の上下動を同調させる機構を備えることが好ましい。
(上下動同調機構例1)
図15は、フロアー下に埋設される昇降装置のラムの上下動を同調させる上下動同調機構例1を示す概略断面図である。
左右の各車両リフトの昇降装置は、ピストン(図示せず)の上部に固定されるラム81a,81bを備えており、ラム81a,81bの上部には、前述した支持台42又は底板71tが取り付けてある。なお、ピストンは、アクチュエータ(図示せず)などにより上下方向に駆動される。また、ラム81a,81bやピストンは、ラムケース(図示せず)に収納可能に設置される。
図15は、フロアー下に埋設される昇降装置のラムの上下動を同調させる上下動同調機構例1を示す概略断面図である。
左右の各車両リフトの昇降装置は、ピストン(図示せず)の上部に固定されるラム81a,81bを備えており、ラム81a,81bの上部には、前述した支持台42又は底板71tが取り付けてある。なお、ピストンは、アクチュエータ(図示せず)などにより上下方向に駆動される。また、ラム81a,81bやピストンは、ラムケース(図示せず)に収納可能に設置される。
左ラム81aには、右ラム81b側に第一のワイヤー82a、第二のワイヤー82bを固着する第一の固着具83aが取り付けられ、同様に右ラム81bには第二の固着具83bが取り付けられる。なお、第一のワイヤー82aや第二のワイヤー82bはそれぞれ第一の鎖、第二の鎖であってもよい。
また、フロアー84下において、左ラム81aと右ラム81bとの間には、ガイドローラが複数設けられている。即ち、左ラム81aの第一の固着具83aの鉛直上位置には、第一のガイドローラ85aが装備される。また、左ラム81aの第一の固着具83aの鉛直下位置には、第二のガイドローラ85bが装備される。同様に、右ラム81bの第二の固着具83bの鉛直上位置には、第三のガイドローラ85cが装備される。また、右ラム81bの第二の固着具83bの鉛直下位置には、第四のガイドローラ85dが装備される。
なお、各ガイドローラ85a,85b,85c,85dは、各所定の軸(図示せず)により保持されており、その各位置が固定されている。また、第一の固着具83aと第二の固着具83bとは、第一のワイヤー82a及び第二のワイヤー82bで相互に連結されている。
また、フロアー84下において、左ラム81aと右ラム81bとの間には、ガイドローラが複数設けられている。即ち、左ラム81aの第一の固着具83aの鉛直上位置には、第一のガイドローラ85aが装備される。また、左ラム81aの第一の固着具83aの鉛直下位置には、第二のガイドローラ85bが装備される。同様に、右ラム81bの第二の固着具83bの鉛直上位置には、第三のガイドローラ85cが装備される。また、右ラム81bの第二の固着具83bの鉛直下位置には、第四のガイドローラ85dが装備される。
なお、各ガイドローラ85a,85b,85c,85dは、各所定の軸(図示せず)により保持されており、その各位置が固定されている。また、第一の固着具83aと第二の固着具83bとは、第一のワイヤー82a及び第二のワイヤー82bで相互に連結されている。
そして、左ラム81aの第一の固着具83aと右ラム81bの第二の固着具83bには、二本のワイヤー82a,82bが、第一乃至第四のガイドローラ85a,85b,85c,85dの内のそれぞれ二つを介して、その上下動を伝達できるように固着されている。即ち、第一のワイヤー82aの一端は、左ラム81aの第一の固着具83aの上部に固着され、その他端は第一のガイドローラ85aと第四のガイドローラ85dとを介して方向転換され、右ラム81bの第二の固着具83bの下部に固着される。同様に、第二のワイヤー82bの一端は、右ラム81bの第二の固着具83bの下部に固着され、その他端は第三のガイドローラ85cと第二のガイドローラ85bとを介して方向転換され、左ラム81aの第一の固着具83aの下部に固着される。これにより、左ラム81aと右ラム81bの上下の位置に関する差異をなくすことができ、左右のラム81a,81bの上下動を同調させることができる。
一例として、右ラム81bが左ラム81aに遅れて上昇する場合を説明する。先ず、左ラム81aが上昇し、それに遅れて右ラム81bが上昇すると、その上昇の遅れにより第二のワイヤー82bが、図15の実線の矢印の方向に引っ張られる。次に、第二のワイヤー82bによる右ラム81bに対する鉛直上方への力の作用により、右ラム81bが上昇し始める。よって、第一のワイヤー82a及び第二のワイヤー82bの伸びや弛みをなくしておくことにより、左ラム81aと右ラム81bとを同時に上昇させることができる。
逆に、右ラム81bが左ラム81aに遅れて下降する場合を説明する。先ず、左ラム81aが下降し、それに遅れて右ラム81bが下降すると、その下降の遅れにより第一のワイヤー82aが、図15の点線の矢印の方向に引っ張られる。次に、第一のワイヤー82aによる右ラム81bに対する鉛直下方への力の作用により、右ラム81bが下降し始める。よって、第一のワイヤー82a及び第二のワイヤー82bの伸びや弛みをなくしておくことにより、左ラム81aと右ラム81bとを同時に上昇させることができる。
(上下動同調機構例2)
図16は、フロアー下に埋設される昇降装置のラムの上下動を同調させる上下動同調機構例2を示す概略断面図である。上下動同調機構例1と異なるのは、第一のガイドローラ85aと第四のガイドローラ85dとで張られた第一のワイヤー82aを、第四のガイドローラ85dの鉛直上方で、かつ第三のガイドローラ85c近傍に第五のガイドローラ85eを装備しておき、第一のガイドローラ85aと第四のガイドローラ85dとで張られた第一のワイヤー82aを、第一のガイドローラ82aと第五のガイドローラ85eとで水平方向に張り、その後、第五のガイドローラ85eと第四のガイドローラ85dとで鉛直方向に張るようにしたものである。
図16は、フロアー下に埋設される昇降装置のラムの上下動を同調させる上下動同調機構例2を示す概略断面図である。上下動同調機構例1と異なるのは、第一のガイドローラ85aと第四のガイドローラ85dとで張られた第一のワイヤー82aを、第四のガイドローラ85dの鉛直上方で、かつ第三のガイドローラ85c近傍に第五のガイドローラ85eを装備しておき、第一のガイドローラ85aと第四のガイドローラ85dとで張られた第一のワイヤー82aを、第一のガイドローラ82aと第五のガイドローラ85eとで水平方向に張り、その後、第五のガイドローラ85eと第四のガイドローラ85dとで鉛直方向に張るようにしたものである。
第二のワイヤー82bについても同様であって、第二のガイドローラ85bと第三のガイドローラ85cとで張られた第二のワイヤー85bを、第二のガイドローラ85bの鉛直上方で、かつ第一のガイドローラ85a近傍に第六のガイドローラ85fを装備し、第二のガイドローラ85bと第三のガイドローラ85cとで張られた第二のワイヤー82bを、第二のガイドローラ85bと第六のガイドローラ85fとで鉛直方向に張り、その後、第六のガイドローラ85fと第三のガイドローラ85cとで水平方向に張るようにしたものである。
この上下動同調機構例2であっても、図15の場合と同様、第一のワイヤー82aにより、第一のガイドローラ85a、第五のガイドローラ85e及び第四のガイドローラ85dを介して、左右のラム81a,81bの上下動に差異が生じないようにすることができる。また、第二のワイヤー82bにより、第二のガイドローラ85b、第六のガイドローラ85f及び第三のガイドローラ85cを介して、左右のラム81a,81bの上下動に差異が生じないようにすることができる。よって、左右のラム81a,81bの昇降のずれをなくすことが可能となる。
この上下動同調機構例2であっても、図15の場合と同様、第一のワイヤー82aにより、第一のガイドローラ85a、第五のガイドローラ85e及び第四のガイドローラ85dを介して、左右のラム81a,81bの上下動に差異が生じないようにすることができる。また、第二のワイヤー82bにより、第二のガイドローラ85b、第六のガイドローラ85f及び第三のガイドローラ85cを介して、左右のラム81a,81bの上下動に差異が生じないようにすることができる。よって、左右のラム81a,81bの昇降のずれをなくすことが可能となる。
これにより、仮に、リフトされる車両の荷重が左右の車両リフトで異なる場合であっても、フロアー84下に埋設される昇降装置における各ラム81a,81bの上下動を同調でき、安全に車両のリフトを行うことができる。
本発明は、上記した事項に限定されることなく特許請求の範囲に記載した発明の様に種々変形が可能であり、それらも本発明の範囲に含まれることはいうまでもない。
1,5,6:車両リフト
2,5a,6a:前プレート部
21,31,51,61:スライドローラ
22,64:前スライド板
23,33:ローラ軸受け台
24:下連結板
25:上連結板
26:連結部材
27:後リンク軸
28:前リンク軸
3,5b,6b,7b:後プレート部
34:連結パネル
35:ベアリング受け部
36:ベアリング
4:ベースチャンネル
41:ガイドレール
42:支持台
43:ラム
44:ロック用ラックギア
44a:溝
52,62:後プレート板
53,63:ローラ軸受け台
53a:凸部
54:ロック機構固定板
55:ロック用の爪
56:爪付のロックレバー
57:ロックギア円板
57a:溝
62a:前突出部
63a:凸部
65:ロック板
66a:第一連結部材
66b:第二連結部材
66c: 第一連結棒
66d:第一ピン
66e:第二ピン
66f:第三連結部材
66g:第四連結部材
66h:第二連結棒
66i:第三ピン
66j:第四ピン
66k:カム
67:支持棒
7:リフトプレート
7c:プレート支持部
71:旋回板
71a:旋回支持台
71b:歯車
71c:ねじ
71d:第一の軸支台
71e:第二の軸支台
71f:軸受け
71g1,71g2:側板
71i:受けブロック配置孔
71j:中間部材
71m:プレート部側板
71n:ロック機構ボックス
71o:ロック用爪
71p:軸受け
71q:ロックレバー
71r:固定棒
71s:サイドボックス
71t:底板
71u:補強板
81a:左ラム
81b:右ラム
82a:第一のワイヤー
82b:第二のワイヤー
83a:第一の固着具
83b:第二の固着具
84:フロアー
85a:第一のガイドローラ
85b:第二のガイドローラ
85c:第三のガイドローラ
85d:第四のガイドローラ
85e:第五のガイドローラ
85f:第六のガイドローラ
100:スライド式車両リフト装置
100a,101b:車両リフト
101:フロアー
102:ラム
103:リフトプレート
104:車両
105:前スライド板
106:後スライド板
107:支持台
108:受けブロック
109:箱体
110:ラック
111:歯車
112:軸
2,5a,6a:前プレート部
21,31,51,61:スライドローラ
22,64:前スライド板
23,33:ローラ軸受け台
24:下連結板
25:上連結板
26:連結部材
27:後リンク軸
28:前リンク軸
3,5b,6b,7b:後プレート部
34:連結パネル
35:ベアリング受け部
36:ベアリング
4:ベースチャンネル
41:ガイドレール
42:支持台
43:ラム
44:ロック用ラックギア
44a:溝
52,62:後プレート板
53,63:ローラ軸受け台
53a:凸部
54:ロック機構固定板
55:ロック用の爪
56:爪付のロックレバー
57:ロックギア円板
57a:溝
62a:前突出部
63a:凸部
65:ロック板
66a:第一連結部材
66b:第二連結部材
66c: 第一連結棒
66d:第一ピン
66e:第二ピン
66f:第三連結部材
66g:第四連結部材
66h:第二連結棒
66i:第三ピン
66j:第四ピン
66k:カム
67:支持棒
7:リフトプレート
7c:プレート支持部
71:旋回板
71a:旋回支持台
71b:歯車
71c:ねじ
71d:第一の軸支台
71e:第二の軸支台
71f:軸受け
71g1,71g2:側板
71i:受けブロック配置孔
71j:中間部材
71m:プレート部側板
71n:ロック機構ボックス
71o:ロック用爪
71p:軸受け
71q:ロックレバー
71r:固定棒
71s:サイドボックス
71t:底板
71u:補強板
81a:左ラム
81b:右ラム
82a:第一のワイヤー
82b:第二のワイヤー
83a:第一の固着具
83b:第二の固着具
84:フロアー
85a:第一のガイドローラ
85b:第二のガイドローラ
85c:第三のガイドローラ
85d:第四のガイドローラ
85e:第五のガイドローラ
85f:第六のガイドローラ
100:スライド式車両リフト装置
100a,101b:車両リフト
101:フロアー
102:ラム
103:リフトプレート
104:車両
105:前スライド板
106:後スライド板
107:支持台
108:受けブロック
109:箱体
110:ラック
111:歯車
112:軸
Claims (2)
- 車両をリフトさせる昇降装置を左右一対備えた車両リフト装置において、
各昇降装置のラムの上下動を同調させる同調機構を備え、
上記同調機構が、
左右のラムの上下動の差異を伝達する第一のワイヤー又は鎖と、上記左右のラムの上下動の差異を伝達する第二のワイヤー又は鎖と、上記左ラムに上記第一のワイヤー又は鎖と上記第二のワイヤー又は鎖とを固着する第一の固着具と、上記右ラムに上記第一のワイヤー又は鎖と上記第二のワイヤー又は鎖とを固着する第二の固着具と、上記左ラムの所定の上位置に装備される第一のガイドローラと、上記左ラムの所定の下位置に装備される第二のガイドローラと、上記右ラムの所定の上位置に装備される第三のガイドローラと、上記右ラムの所定の下位置に装備される第四のガイドローラとを備え、
上記第一のワイヤー又は鎖の一端を上記第一の固着具に固着して、その他端を上記第一のガイドローラと上記第四のガイドローラとを介して上記第二の固着具に固着すると共に、上記第二のワイヤー又は鎖の一端を上記第二の固着具に固着して、その他端を上記第三のガイドローラと上記第二のガイドローラとを介して上記第一の固着具に固着することを特徴とする、車両リフト装置。 - 前記同調機構が、前記第四のガイドローラの鉛直上方でかつ第三のガイドローラ近傍に装備される第五のガイドローラと、前記第二のガイドローラの鉛直上方でかつ前記第一のガイドローラ近傍に装備される第六のガイドローラとを備え、
上記第一のガイドローラと上記第四のガイドローラとで張られた上記第一のワイヤー又は鎖を、上記第一のガイドローラと上記第五のガイドローラとで水平方向に張り、さらに、上記第五のガイドローラと上記第四のガイドローラとで鉛直方向に張ると共に、
上記第二のガイドローラと上記第三のガイドローラとで張られた上記第二のワイヤー又は鎖を、上記第二のガイドローラと上記第六のガイドローラとで鉛直方向に張り、さらに、上記第六のガイドローラと上記第三のガイドローラとで水平方向に張ることを特徴とする、請求項1に記載の車両リフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009102509A JP2009161354A (ja) | 2009-04-20 | 2009-04-20 | 車両リフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009102509A JP2009161354A (ja) | 2009-04-20 | 2009-04-20 | 車両リフト装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003120385A Division JP4329009B2 (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 車両リフト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=40964418
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---|---|---|---|
JP2009102509A Pending JP2009161354A (ja) | 2009-04-20 | 2009-04-20 | 車両リフト装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009161354A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115506617A (zh) * | 2022-10-31 | 2022-12-23 | 重庆建工第三建设有限责任公司 | 一种灵活度高的防护栏杆 |
Citations (3)
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JPS61139988U (ja) * | 1985-02-21 | 1986-08-29 | ||
JPH03166132A (ja) * | 1989-11-22 | 1991-07-18 | Yunitsuta Kk | 昇降装置 |
JPH03177636A (ja) * | 1989-12-04 | 1991-08-01 | Kaihatsu Sekkei:Kk | 免震装置の平行維持装置 |
-
2009
- 2009-04-20 JP JP2009102509A patent/JP2009161354A/ja active Pending
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