JP5826468B2 - パネル装置、縦型パネルルーバー及び移動間仕切装置 - Google Patents
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また、窓に設置される縦型パネルルーバーでは、各パネルの下端部が自由に動き得るので、その下端部に沿って生じる隙間から光が漏れたり空調による風で揺れたりするおそれがあった。
支持体1内に配設されたランナー5に、支持体1に対し複数のパネル4を回動可能にまたは横方向へ移動可能に吊下した支持機構部2を設け、該支持機構部2が備える昇降軸3を介し、支持体1に対し複数のパネル4を同時に上下動可能に支持して、下動位置で床F側に載置し得る固定状態Pと、上動位置でそのパネル4の固定状態Pを解除し得る可動状態Qとを取り得るように、ランナー5には、昇降軸3を上下動駆動部18により上下動させる上下動伝達部8と、昇降軸3を横方向へ移動させる移動伝達部6と、昇降軸3を回動させる回動伝達部7とが組み込まれている。請求項1の発明では、支持機構部2に組み込んだ昇降軸3を作動させるだけの簡単な構造で、パネル4を床F側に固定した固定状態Pにすることにより、パネル4の横揺れを防止することができる。また、その固定状態Pを解除した可動状態Qにすることにより、支持体1に対しパネル4を回動させたり支持体1に沿って移動させたりすることができる。ちなみに、このパネル装置は、縦型パネルルーバーや移動間仕切装置なども含む。例えば窓に設置される縦型パネルルーバーの場合、パネル4の下端部に沿って生じる隙間を少なくして光漏れや風揺れを防止することができる。
支持体1内に配設されたランナー5に、支持体1に対し複数のパネル4を回動可能にまたは横方向へ移動可能に吊下した支持機構部2を設け、該支持機構部2が備える昇降軸29を介し、支持体1に対し複数のパネル4の下端部にそれぞれ設けた接床部材30を同時に上下動可能に支持して、下動位置で床F側に載置し得る固定状態Pと、上動位置でその接床部材30の固定状態Pを解除し得る可動状態Qとを取り得るように、ランナー5には、昇降軸29を上下動駆動部18により上下動させる上下動伝達部8と、昇降軸29を横方向へ移動させる移動伝達部6と、昇降軸29を回動させる回動伝達部7とが組み込まれている。請求項2の発明では、支持機構部2に組み込んだ昇降軸29を作動させるだけの簡単な構造で、接床部材30を床F側に固定した固定状態Pにすることにより、パネル4の横揺れを防止することができる。また、その固定状態Pを解除した可動状態Qにすることにより、支持体1に対しパネル4を回動させたり支持体1に沿って移動させたりすることができる。ちなみに、このパネル装置は、縦型パネルルーバーや移動間仕切装置なども含む。例えば窓に設置される縦型パネルルーバーの場合、パネル4の下端部に沿って生じる隙間を少なくして光漏れや風揺れを防止することができる。
支持体1内に配設されたランナー5に、複数のパネル4をそれぞれ吊下した昇降軸3を同時に鉛直の軸心3aを中心にして回動可能に支持する同期回動機構7,14,8,18を設けた縦型パネルルーバーにおいて、ランナー5には、昇降軸3を上下動駆動部18により上下動させる上下動伝達部8と、昇降軸3を回動させることにより複数のパネル4を同時に回動可能とする同期回動機構7,14,8,18と、昇降軸3を下動させることにより複数のパネル4を同時に接床可能とし、且つ昇降軸3を上動させることにより複数のパネル4を同時に可動状態Qとする連動昇降機構7,14,8,18とが組み込まれている。請求項5の発明では、複数のパネル4を床F側に固定した固定状態Pにすることにより、複数のパネル4の横揺れを防止することができる。また、その固定状態Pを解除した可動状態Qにすることにより、支持体1に対し複数のパネル4を回動させたり支持体1に沿って移動させたりすることができる。例えば窓に設置される縦型パネルルーバーの場合、パネル4の下端部に沿って生じる隙間を少なくして光漏れや風揺れを防止することができる。ちなみに、窓に設置される縦型パネルルーバーの場合には、この床F側とは窓枠を含む広い意味に解釈する。
支持体1内に配設されたランナー5に、複数のパネル4をそれぞれ吊下した昇降軸29を同時に鉛直の軸心29aを中心にして回動可能に支持する同期回動機構7,14,8,18を設けた縦型パネルルーバーにおいて、前記複数のパネル4の下端部にはそれぞれのパネル4に対して相対的に上下動可能な接床部材30を設け、ランナー5には、昇降軸29を上下動駆動部18により上下動させる上下動伝達部8と、昇降軸29を回動させることにより複数のパネル4を同時に回動可能とする同期回動機構7,14,8,18と、昇降軸29を下動させることにより複数のパネル4にそれぞれ設けた接床部材30を同時に接床可能とし、且つ昇降軸29を上動させることにより複数のパネル4にそれぞれ設けた接床部材30を同時に可動状態Qとする連動昇降機構7,14,8,18とが組み込まれている。請求項6の発明では、複数の接床部材30を床F側に固定した固定状態Pにすることにより、複数のパネル4の横揺れを防止することができる。また、その固定状態Pを解除した可動状態Qにすることにより、支持体1に対し複数のパネル4を回動させたり支持体1に沿って移動させたりすることができる。例えば窓に設置される縦型パネルルーバーの場合、パネル4の下端部に沿って生じる隙間を少なくして光漏れや風揺れを防止することができる。ちなみに、窓に設置される縦型パネルルーバーの場合には、この床F側とは窓枠を含む広い意味に解釈する。
支持体1内に配設されたランナー5に、複数のパネル4をそれぞれ吊下した昇降軸3を走行可能に支持する走行機構6,12を設けた移動間仕切装置において、ランナー5には、昇降軸3を上下動駆動部18により上下動させる上下動伝達部8と、昇降軸3を横方向へ移動させることにより支持体1としてのハンガーレールに沿って走行可能とする走行機構6,12と、昇降軸3を下動させることにより複数のパネル4を同時に接床可能とし、且つ昇降軸3を上動させることにより複数のパネル4を同時に可動状態Qとする連動昇降機構7,14,8,18とが組み込まれている。請求項11の発明では、複数のパネル4を同時に接床可能とすることにより、複数のパネル4により部屋を間仕切りすることができるとともに、それらのパネル4の横揺れを防止することができる。また、その接床状態を解除した可動状態Qにすることにより、支持体1に対しパネル4を移動させることができる。
支持体1内に配設されたランナー5に、複数のパネル4をそれぞれ吊下した昇降軸29を走行可能に支持する走行機構6,12を設けた移動間仕切において、複数のパネル4の下端部にはそれぞれのパネル4に対して相対的に上下動可能な接床部材30を設け、ランナー5には、昇降軸29を上下動駆動部18により上下動させる上下動伝達部8と、昇降軸29を横方向へ移動させることにより支持体1としてのハンガーレールに沿って走行可能とする走行機構6,12と、昇降軸29を下動させることにより複数のパネル4にそれぞれ設けた接床部材30を同時に接床可能とし、且つ昇降軸29を上動させることにより複数のパネル4にそれぞれ設けた接床部材30を同時に可動状態Qとする連動昇降機構7,14,8,18とが組み込まれている。請求項12の発明では、複数の接床部材30を同時に接床可能とすることにより、複数のパネル4により部屋を間仕切りすることができるとともに、それらのパネル4の横揺れを防止することができる。また、その接床状態を解除した可動状態Qにすることにより、支持体1に対しパネル4を移動させることができる。
請求項1の発明を前提とする第14の発明(第1〜3実施形態に対応)において、前記昇降軸はパネル4を支持する吊下軸3である。第14の発明では、既存の吊下軸3を昇降軸として利用した簡単な構造にすることができる。
図2,3に示すハンガーレール1(支持体)内には複数個(三個)の支持機構部2(2A,2B,2C)がハンガーレール1の長手方向Xに沿って配設されている。各支持機構部2には吊下軸3が支持されている。各支持機構部2においてパネル4はハンガーレール1の下方で各吊下軸3の下端部に連結されている。
第1実施形態における上下動伝達部8のカム機構部19や回動伝達部7の連動部17に代えて、第2実施形態では回動伝達部7と上下動伝達部8とが一体的に設けられてウォームホイール16上に連動部23(連動接床機構、連動離床機構、連動接離床機構)が載置され、その連動部23に貫通された吊下軸3の上端部が走行台5の上方へ突出されて吊下軸3の上端部と走行台5との間には吊下軸3の重量を受ける支持ばね24(圧縮コイルばね)が介在されている。この連動部23(山形クラッチ)は、ウォームホイール16とともに回動する下板部25(第一連動体)と、吊下軸3とともに回動する上板部26(第二連動体)とを有している。この下板部25と上板部26との相対向部には互いに噛み合う山形の連動爪23a(係合部)が形成されている。上板部26上には吊下軸3に挿嵌された摩擦板27が載置されている。
第2実施形態において連動部23(連動接床機構、連動離床機構、連動接離床機構)の下板部25と上板部26と間で互いに噛み合う連動爪23aに代えて、下板部25と吊下軸3との間には雌雄ねじ部23b(係合部)が形成されている。各支持機構部2(2A,2B,2C)において、ウォームホイール16が回動すると、連動部23の下板部25が回動して、吊下軸3が雌雄ねじ部23bを介して連動部23の上板部26とともに回動しながら上動する。また、ウォームホイール16が逆回動すると、連動部23の下板部25が逆回動して、吊下軸3が雌雄ねじ部23bを介して連動部23の上板部26とともに逆回動しながら下動する。
吊下軸3は、パネル4を支持する筒状の支軸28のほかに、この支軸28内に挿通された昇降軸29を有している。パネル4の下端部には圧接ばね32により床F側へ付勢された接床部材30が支持され、パネル4内に収容された吊下リンク31を介してこの接床部材30が昇降軸29に支持されている。この接床部材30の幅方向寸法(横方向Xの寸法)をパネル4の幅方向寸法(横方向Xの寸法)とほぼ同一とし、接床部材30の幅方向両端部をパネル4の幅方向両端部に近接させた。連動部17においては、ウォームホイール16が回動すると、連動筒17aが回動して吊下軸3の支軸28が昇降軸29とともに軸心29aを中心に回動し、また、吊下軸3の昇降軸29が支軸28に対しその軸心29aに沿って上下方向Zへ移動し得る。
吊下軸3は、パネル4を支持する筒状の支軸28のほかに、この支軸28内に挿通された昇降軸29を有している。山形クラッチである連動部23(連動接床機構、連動離床機構、連動接離床機構)は、ウォームホイール16及び吊下軸3の支軸28とともに回動する下板部25(第一連動体)と、吊下軸3の昇降軸29とともに回動する上板部26(第二連動体)とを有している。
吊下軸3は、パネル4を支持する筒状の支軸28のほかに、この支軸28内に挿通された昇降軸29を有している。雌雄ねじ部23b(係合部)を有する連動部23(連動接床機構、連動離床機構、連動接離床機構)は、ウォームホイール16及び吊下軸3の支軸28とともに回動する下板部25(第一連動体)と、吊下軸3の昇降軸29とともに回動する上板部26(第二連動体)とを有している。
(1) 既存の吊下軸3を作動させるだけの簡単な構造で、パネル4の下端部または接床部材30を床Fに押し付けた圧接状態で固定することにより、バリアフリーの床Fを形成するために従来の下部レールをなくしても、パネル4の横揺れを防止することができる。また、その圧接状態を解除すれば、ハンガーレール1に対しパネル4を回動させたりハンガーレール1に沿って移動させたりすることができる。
(3) 支持機構部2Aに対し簡単な各駆動部12,14,18により各伝達部6,7,8に駆動伝達することができる。
(5) パネル4の圧接状態を解除しても、支持ばね24によりパネル4の横揺れをより一層防止することができる。
・ 図示しないが、前述した各実施形態のパネル装置は、縦型パネルルーバーや移動間仕切装置などにも応用することができる。例えば窓に設置される縦型パネルルーバーの場合、パネル4の下端部に沿って生じる隙間を少なくして光漏れや風揺れを防止することができる。
・ 前記各支持機構部2(2A,2B,2C)において、支持機構部2B,2Cも図1,4,5や図6,8,9に示す支持機構部2Aと同様に構成してもよい。その場合には、各支持機構部2A,2B,2Cが互いに単独でハンガーレール1に沿って移動し得る。
Claims (12)
- 支持体内に配設されたランナーに、支持体に対し複数のパネルを回動可能にまたは横方向へ移動可能に吊下した支持機構部を設け、該支持機構部が備える昇降軸を介し、支持体に対し前記複数のパネルを同時に上下動可能に支持して、下動位置で床側に載置し得る固定状態と、上動位置でそのパネルの固定状態を解除し得る可動状態とを取り得るように、前記ランナーには、前記昇降軸を上下動駆動部により上下動させる上下動伝達部と、前記昇降軸を横方向へ移動させる移動伝達部と、前記昇降軸を回動させる回動伝達部とが組み込まれていることを特徴とするパネル装置。
- 支持体内に配設されたランナーに、支持体に対し複数のパネルを回動可能にまたは横方向へ移動可能に吊下した支持機構部を設け、該支持機構部が備える昇降軸を介し、支持体に対し前記複数のパネルの下端部にそれぞれ設けた接床部材を同時に上下動可能に支持して、下動位置で床側に載置し得る固定状態と、上動位置でその接床部材の固定状態を解除し得る可動状態とを取り得るように、前記ランナーには、前記昇降軸を上下動駆動部により上下動させる上下動伝達部と、前記昇降軸を横方向へ移動させる移動伝達部と、前記昇降軸を回動させる回動伝達部とが組み込まれていることを特徴とするパネル装置。
- 前記上下動駆動部は支持体に支持されて支持機構部の上下動伝達部に連動するように回動する駆動伝達軸を有し、前記支持機構部の上下動伝達部は前記上下動駆動部の駆動伝達軸と昇降軸との間に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパネル装置。
- 前記上下動駆動部は支持体に支持されて支持機構部の上下動伝達部に連動するように回動する駆動伝達軸を有し、前記支持機構部の上下動伝達部は昇降軸に対し一体回動可能で且つ昇降軸の軸心に沿って相対動可能な連動部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパネル装置。
- 支持体内に配設されたランナーに、複数のパネルをそれぞれ吊下した昇降軸を鉛直軸心を中心にして回動可能に支持する同期回動機構を設けた縦型パネルルーバーにおいて、前記ランナーには、前記昇降軸を上下動駆動部により上下動させる上下動伝達部と、前記昇降軸を回動させることにより前記複数のパネルを同時に回動可能とする前記同期回動機構と、前記昇降軸を下動させることにより前記複数のパネルを同時に接床可能とし、且つ前記昇降軸を上動させることにより前記複数のパネルを同時に可動状態とする連動昇降機構とが組み込まれていることを特徴とする縦型パネルルーバー。
- 支持体内に配設されたランナーに、複数のパネルをそれぞれ吊下した昇降軸を鉛直軸心を中心にして回動可能に支持する同期回動機構を設けた縦型パネルルーバーにおいて、前記複数のパネルの下端部にはそれぞれのパネルに対して相対的に上下動可能な接床部材を設け、前記ランナーには、前記昇降軸を上下動駆動部により上下動させる上下動伝達部と、前記昇降軸を回動させることにより前記複数のパネルを同時に回動可能とする前記同期回動機構と、前記昇降軸を下動させることにより前記複数のパネルにそれぞれ設けた接床部材を同時に接床可能とし、且つ前記昇降軸を上動させることにより前記複数のパネルにそれぞれ設けた接床部材を同時に可動状態とする連動昇降機構とが組み込まれていることを特徴とする縦型パネルルーバー。
- 前記複数のパネルの全閉方向の回動に伴って同時に前記複数のパネルを下動させる連動接床機構、または、前記複数のパネルの全開方向の回動に伴って同時に前記複数のパネルを上動させる連動離床機構をさらに設けたことを特徴とする請求項5に記載の縦型パネルルーバー。
- 前記複数のパネルの全閉方向の回動に伴って同時に前記複数の接床部材を下動させる連動接床機構、または、前記複数のパネルの全開方向の回動に伴って同時に前記複数の接床部材を上動させる連動離床機構をさらに設けたことを特徴とする請求項6に記載の縦型パネルルーバー。
- 前記複数のパネルの全閉または全開の回動とは独立して動作可能で且つ同時に前記複数のパネルを上下動させる連動接離床機構をさらに設けたことを特徴とする請求項5に記載の縦型パネルルーバー。
- 前記複数のパネルの全閉又は全開の回動とは独立して動作可能で且つ同時に前記複数の接床部材を上下動させる連動接離床機構をさらに設けたことを特徴とする請求項6に記載の縦型パネルルーバー。
- 支持体内に配設されたランナーに、複数のパネルをそれぞれ吊下した昇降軸を走行可能に支持する走行機構を設けた移動間仕切装置において、前記ランナーには、前記昇降軸を上下動駆動部により上下動させる上下動伝達部と、前記昇降軸を横方向へ移動させることにより前記支持体としてのハンガーレールに沿って走行可能とする前記走行機構と、前記昇降軸を下動させることにより前記複数のパネルを同時に接床可能とし、且つ前記昇降軸を上動させることにより前記複数のパネルを同時に可動状態とする連動昇降機構とが組み込まれていることを特徴とする移動間仕切装置。
- 支持体内に配設されたランナーに、複数のパネルをそれぞれ吊下した昇降軸を走行可能に支持する走行機構を設けた移動間仕切装置において、前記複数のパネルの下端部にはそれぞれのパネルに対して相対的に昇降移動可能な接床部材を設け、前記ランナーには、前記昇降軸を上下動駆動部により上下動させる上下動伝達部と、前記昇降軸を横方向へ移動させることにより前記支持体としてのハンガーレールに沿って走行可能とする前記走行機構と、前記昇降軸を下動させることにより前記複数のパネルにそれぞれ設けた接床部材を同時に接床可能とし、且つ前記昇降軸を上動させることにより前記複数のパネルにそれぞれ設けた接床部材を同時に可動状態とする連動昇降機構とが組み込まれていることを特徴とする移動間仕切装置。
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