JP2009161314A - 記録装置及び記録装置の整列機構 - Google Patents

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利幸 三津屋
Hiroyuki Masubuchi
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Abstract

【課題】記録媒体を突き当てて整列する機能を備えた記録装置において、記録媒体の整列を確実に行う。
【解決手段】記録媒体100の搬送経路Aの上下に各々配設され、互いに対向して前記搬送経路Aを構成する下案内面32及び上案内面33と、搬送経路A内に進退可能に突出するシャッタ60とを備え、シャッタ60に記録媒体100を突き当てて記録媒体100の整列を行うドットインパクトプリンタ10において、シャッタ60には、記録媒体100の幅方向に複数の突出部62が間隔をあけて並べて配設され、これら複数の突出部62は、搬送経路Aにおける下案内面32から上案内面33へ向けて搬送経路A内に突出し、上案内面33には、突出部62の位置に合わせて、突出部62が突出したときに突出部62の先端が入り込む貫通孔33aが形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、記録媒体を突き当てて整列する整列用のシャッタを備えた記録装置、及び、記録装置の整列機構に関する。
従来、記録装置本体の内部において搬送ローラに対し斜めに供給された記録媒体を、整列用のシャッタに突き当てて整列させる記録装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−39322号公報
ところで、上記従来の構成においては、整列用のシャッタが整列動作の際に搬送経路を塞ぐように構成されている。
しかしながら、記録媒体の種類や形状等によっては、記録媒体が、搬送経路を塞ぐシャッタの先端にできる隙間に入り込んでしまい、記録媒体の整列を確実に行うことができないおそれがあった。
そこで本発明は、記録媒体を突き当てて整列する機能を備えた記録装置において、記録媒体の整列を確実に行うことを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体の搬送経路の上下に各々配設され、互いに対向して前記搬送経路を構成する案内面と、前記搬送経路内に進退可能に突出する整列用部材とを備え、前記整列用部材に記録媒体を突き当てて記録媒体の整列を行う記録装置において、前記記録媒体の幅方向に、複数の前記整列用部材が間隔をあけて並べて配設され、これら複数の前記整列用部材は、前記搬送経路における一方の前記案内面から他方の前記案内面へ向けて前記搬送経路内に突出し、他方の前記案内面には、前記整列用部材の位置に合わせて、前記整列用部材が突出したときに前記整列用部材の先端が入り込む進入部が形成されたことを特徴とする記録装置を提供する。
この構成によれば、記録媒体の搬送経路内に複数の整列用部材が間隔をあけて並べて配設され、整列用部材が一方の案内面から搬送経路内に突出すると、各々の整列用部材の先端が、他方の案内面において整列用部材の位置に合わせて複数形成された進入部の各々に入り込む。すなわち、上下方向に延びる複数の整列用部材が搬送経路内に並んで突出して搬送経路を塞ぎ、整列用部材の先端部は搬送経路から外れた進入部に達しているため、整列用部材と他方の案内面との間には、記録媒体の先端が入り込む隙間が無い。さらに、他方の案内面において隣接する各進入部の間には進入部が形成されていない部分が存在するため、この部分に突き当たることで、記録媒体の先端部が整列用部材と案内面との間に入り込むことが無い。このため、記録媒体に反りや曲がりを生じても、記録媒体が搬送経路から逸脱しないので、記録媒体が適正に整列用部材に突き当てられ、記録媒体を確実に整列できる。
また、整列用部材が突出する一方の案内面においても、整列用部材と案内面との間に記録媒体の先端が入り込む隙間が無い。このため、記録媒体が適正に整列用部材に突き当てられるので、記録媒体を確実に整列できる。
上記構成において、複数の前記整列用部材は、一方の前記案内面の内部に収容された一つの基部から前記搬送経路に向けて立設され、前記基部と一体となって移動することにより、一方の前記案内面を貫通して進退可能に構成されたものとしても良い。
この場合、複数の整列用部材が一つの基部と一体となって構成されるため、部品点数を削減できる。また、複数の整列用部材を個々に駆動する必要がなく、シンプルな構造で、記録媒体の整列機構を構成できる。さらに、一方の案内面からは複数の整列用部材が間隔をあけて並んで突出するため、一方の案内面と整列用部材との間に記録媒体の先端が入り込む隙間が無く、記録媒体の搬送経路からの逸脱を防止できる。これにより、記録媒体が適正に整列用部材に突き当てられるので、記録媒体を確実に整列できる。
上記構成において、他方の前記案内面に形成された前記進入部は、前記整列用部材を貫通させる貫通孔である構成としても良い。
この場合、整列用部材が他方の案内面を貫通し、整列用部材の先端が完全に搬送経路の外部に達するため、整列用部材と他方の案内面との間には記録媒体の先端が入り込む隙間が無い。このため、記録媒体が搬送経路から逸脱しないので、記録媒体が適正に整列用部材に突き当てられ、記録媒体を確実に整列できる。
また、本発明は、記録媒体の搬送経路の上下に各々配設され、互いに対向して前記搬送経路を構成する案内面を備えた記録装置において、前記記録媒体を整列させる整列機構であって、前記記録媒体の幅方向に間隔をあけて並べて配設され、前記搬送経路における一方の前記案内面から他方の前記案内面へ向けて前記搬送経路内に進退可能に突出する複数の整列用部材と、前記整列用部材に記録媒体を突き当てて記録媒体を整列させる搬送部と、を備え、他方の前記案内面には、前記整列用部材の位置に合わせて、前記整列用部材が突出したときに前記整列用部材の先端が入り込む進入部が形成されたことを特徴とする記録装置の整列機構を提供する。
この構成によれば、記録媒体の搬送経路の上下に各々配設された案内面を備えた記録装置において、記録媒体の幅方向に間隔をあけて並べて配設された複数の整列用部材が、一方の案内面から他方の案内面へ向けて搬送経路内に進退可能に突出し、この整列用部材に搬送部が記録媒体を突き当てて記録媒体を整列させる整列機構であり、他方の案内面には整列用部材の位置に合わせて、整列用部材が突出したときに整列用部材の先端が入り込む進入部が形成されているので、整列用部材が突出した状態では搬送経路が完全に塞がれるため、この整列用部材に記録媒体を突き当てることで確実に記録媒体を整列できる。特に、整列用部材の先端が進入部に入り込むことで、整列用部材と案内面との間の隙間に記録媒体が入り込むことがない。特に、各進入部の間には進入部が形成されていない部分が存在するため、この部分により記録媒体の先端部の進入が阻止される。このため、記録媒体に反りや曲がりを生じても、記録媒体が搬送経路から逸脱しないので、記録媒体が適正に整列用部材に突き当てられ、記録媒体を確実に整列できる。
本発明によれば、記録媒体を突き当てて整列する機能を備えた記録装置において、記録媒体の搬送経路からの逸脱を防ぎ、記録媒体の整列を確実に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る記録装置としてのドットインパクトプリンタ10の外観を示す斜視図である。本実施形態のドットインパクトプリンタ10は、複数の記録ワイヤ(図示略)を備えた記録ヘッド18(図2および図3参照)を具備し、この記録ヘッド18から、インクリボンを介して記録ワイヤを記録媒体100へ向けて打ち出すことにより、記録媒体100の記録面にドットを形成し、文字を含む画像を記録するものである。
このドットインパクトプリンタ10により記録される画像は、1行または複数行からなり、行毎に記録が行われる。ここで、ドットインパクトプリンタ10に外部の機器(ホストコンピュータ等)から画像の記録を指示する場合には、行単位、またはページ単位で指示を行うことができる。
ここで、ドットインパクトプリンタ10において使用可能な記録媒体100としては、所定長さに切断されたカットシート、複数枚のシートが連接された連続シート等がある。これらカットシートおよび連続シートは、普通紙、複写紙、厚紙等の紙類、あるいは合成樹脂製のシートにより構成され、これらのシートにコーティングや浸潤等の加工を施したものを用いてもよい。また、カットシートの形態としては、例えば、定形サイズのカット紙(PPC用紙や葉書等)に加え、複数のシートを綴じた冊子形態のもの(通帳等)や袋状に成形されたもの(封筒等)が挙げられる。連続シートの形態としては、例えば、その幅方向両端にスプロケットホールが穿設され、所定長さ毎に折り畳まれた連続紙や、ロール状に巻かれたロール紙等が挙げられる。本実施の形態においては、ドットインパクトプリンタ10により記録媒体100に画像を記録する場合について説明する。記録媒体100は、上記のカットシートや複写紙、通帳等であり、特に種類を限定せず説明する。
また、以下の説明において、図1に示すように、記録媒体100の4辺のうち、ドットインパクトプリンタ10へ向かって差し込まれる側に形成された辺を先端部100aとする。
図1に示すドットインパクトプリンタ10は、カバー12、上部ケース13、および下部ケース14からなる外装の中に、本体を収容した構成を有する。この外装は、上部に開閉可能に配設されたカバー12の下に、上部ケース13と下部ケース14とが上下に連結されて構成される。この外装の前面には、上部ケース13と下部ケース14との境界部分に開口部が設けられ、この開口部は記録媒体100を手差し供給するための手差口15となっている。
図2は、ドットインパクトプリンタ10の外装に収容されるプリンタ本体11を示す斜視図である。また、図3は、ドットインパクトプリンタ10の側断面図である。図3中に示す符号Aは、記録媒体100の搬送経路を示す。
図2および図3に示すように、プリンタ本体11は、左サイドフレーム16および右サイドフレーム17を含む本体フレームを有する。この本体フレームには、記録ヘッド18およびキャリッジ19を含んで構成される記録機構部20、記録ヘッド18に対向するプラテン21、第1搬送ローラ22および第2搬送ローラ23を備えた第1搬送機構部24(搬送部)、及び、第3搬送ローラ25および第4搬送ローラ26を備えた第2搬送機構部27を有している。
左サイドフレーム16および右サイドフレーム17は、プリンタ本体11の左右両端部において互いに対向するよう立設される。この両サイドフレーム16、17間には、キャリッジ軸31が架け渡され、さらに、両サイドフレーム16、17に跨って、平坦面形状の下案内面32(一方の案内面)が固定して設けられる。そして、下案内面32の上方には、下案内面32に対向して上案内面33(他方の案内面)が配設されている。下案内面32と上案内面33とは、記録媒体100が搬送される搬送経路Aを形成し、手差口15(図1)から挿入された記録媒体100は、下案内面32と上案内面33との間を通ってプラテン21の方向へ搬送される。また、プラテン21を挟んで後方側には、搬送経路Aの後方側を構成する後方シート案内34が配設されている。
上記第1搬送機構部24は、プラテン21よりも前側に位置し、第2搬送機構部27は、プラテン21の後側に位置する。
このうち、第1搬送ローラ22および第3搬送ローラ25は搬送経路Aの下側に配置され、第2搬送ローラ23および第4搬送ローラ26は、搬送経路Aの上側に配置される。記録媒体100は、第1搬送ローラ22と第2搬送ローラ23との間、および、第3搬送ローラ25と第4搬送ローラ26との間に挟まれて、搬送経路Aを搬送される。
ここで、第1搬送ローラ22および第3搬送ローラ25は、搬送モータ(図示略)および駆動輪列部28によって回転駆動される駆動ローラである。これに対し、第2搬送ローラ23および第4搬送ローラ26は、それぞれ第1搬送ローラ22および第3搬送ローラ25に向けて所定の押圧力でばね付勢され、第1搬送ローラ22および第3搬送ローラ25の回転に伴って回転する従動ローラである。このため、第1搬送ローラ22と第2搬送ローラ23とは互いに反対方向に回転し、第3搬送ローラ25と第4搬送ローラ26とは互いに反対方向に回転して、記録媒体100を搬送経路A上の所定の搬送方向(図1〜図3において矢印Y1で示す方向)に搬送する。
キャリッジ19は、上述したように左サイドフレーム16および右サイドフレーム17に架け渡されたキャリッジ軸31に摺動自在に挿通される。キャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ(図示略)に、タイミングベルト29を介して連結され、キャリッジ駆動モータの正転または逆転により、キャリッジ軸31に沿って走行(走査)される。このキャリッジ19の走査方向を主走査方向とする。
このキャリッジ19には、記録ヘッド18が搭載される。記録ヘッド18は、キャリッジ19と一体となって、記録媒体100の記録面上を主走査方向に沿って移動する。
また、キャリッジ19または本体フレームには、インクリボンが折り畳まれた状態で収容されたリボンカートリッジ(図示略)が取り付けられる。このリボンカートリッジに収容されたインクリボンは一部が引き出されて記録ヘッド18の先端に重なっている。そして、記録ヘッド18は、主走査方向に走行される間に記録ワイヤを突出させて、インクリボンを介して記録媒体100の記録面に打ち当て、インクリボンのインクを、プラテン21と記録ヘッド18との間に搬送される記録媒体100に付着させて、この記録媒体100に文字を含む画像を記録する。
記録ヘッド18から突出する記録ワイヤの突出力は、付勢ばね(図示略)により記録ヘッド18に向けて付勢されるプラテン21によって受け止められる。プラテン21は、キャリッジ19の走行方向に延在する平面を有している。また、記録ヘッド18には、記録ワイヤが突出する箇所の側方にガイドローラ41が配設される。ガイドローラ41は、記録ヘッド18の走査方向に沿って回転自在に支持され、その下端は、記録ワイヤが打ち出されない状態において記録ヘッド18の先端よりも下方に位置する。
そして、ドットインパクトプリンタ10は、記録ヘッド18の走査位置の近傍において記録媒体100を検出する各種センサを備えている。
図3に示すように、記録ヘッド18の後方側には、プラテン21の上方に位置するように媒体幅センサ55が配設される。媒体幅センサ55は、キャリッジ19に搭載されてキャリッジ19とともにプラテン21上を走査され、記録媒体100の側端の位置や記録媒体100の幅を求めるために使用される。
また、ドットインパクトプリンタ10は、記録ヘッド18の前側に位置する第1搬送ローラ22および第2搬送ローラ23の近傍においてもセンサを備えている。
図3に示すように、第2搬送ローラ23の前方側、すなわち手差口15側には、2個の挿入センサ53が配設される。挿入センサ53は、例えば記録媒体100の搬送経路Aを挟んで対向する発光部(LED等)と受光部(フォトトランジスタ等)により構成される透過型の光センサであり、第2搬送ローラ23の前方側における記録媒体100の有無を検出する。この挿入センサ53により、手差口15から手差し挿入された記録媒体100が検出される。
また、第1搬送機構部24の後方には、キャリッジ19の主走査方向に沿って、8個の整列センサ52が略等間隔で並べて配設される。これら8個の整列センサ52は、例えば、挿入センサ53と同様に、記録媒体100の搬送経路Aを挟んで対向する発光部(LED等)と受光部(フォトトランジスタ等)により構成され、記録媒体100の有無を検出する。これら整列センサ52は、後述する突出部62が搬送経路Aに突出した状態で、突出部62に突き当てられた記録媒体100の有無を検出する。これにより、整列センサ52の出力に基づいて、突出部62による整列後の記録媒体100の搬送方向に対する傾きが、許容される傾きの範囲内にあるか否かを判定することができる。例えば、主走査方向に並ぶセンサのうち、隣り合う2個が記録媒体100を同時に検出した場合、整列が完了したと判断される。
また、ドットインパクトプリンタ10は、第1、第2シート搬送機構部24,27の駆動制御、キャリッジ19の走行制御、記録ヘッド18の記録ワイヤによる記録動作の制御等、ドットインパクトプリンタ10全体を制御する制御部として、例えばプリンタ本体11の後側の下方に、制御基板部50を備えている。
ところで、プリンタ本体11は、記録ヘッド18により記録媒体100に記録を行う前に、記録媒体100を整列する整列機構部30を備えている。整列機構部30は、第1搬送ローラ22、第2搬送ローラ23、下案内面32、上案内面33、整列用部材としての突出部62、及び突出部62を駆動する整列モータ(図示略)を備えて構成される。整列機構部30は、記録媒体100の搬送経路Aに突出した突出部62に対し、記録媒体100の先端部100aを突き当てることで記録媒体100の向きを変え、記録媒体100を整列することができる。
ここで、ドットインパクトプリンタ10の整列に関わる動作を説明する。まず、電源投入時、整列用突出部62が搬送経路Aに突出する。次にドットインパクトプリンタ10は、手差口15から挿入される記録媒体100を挿入センサ53によって検出すると、第1搬送ローラ22及び第2搬送ローラ23を駆動する。そして、記録媒体100は、第1搬送ローラ22及び第2搬送ローラ23により搬送され、突出部62に対し先端部100aが突き当てられて整列が行われる。その後、ドットインパクトプリンタ10は、突出部62の前に並ぶ各整列センサ52によって記録媒体100の先端部100aの状態を検出し、整列が正しく実施されたか否かを判定する。この判定により、記録媒体100の整列が正しく実施されたと判断された場合には、記録媒体100を記録ヘッド18へ搬送し、記録を実行する。一方、記録媒体100の整列が正しく実施されていないと判断された場合には、ドットインパクトプリンタ10は再度、整列動作を行うことができ、さらに、繰り返し整列動作を行っても整列ができなければ、記録媒体100を手差口15から排出する。
図3に示すように、突出部62は、下案内面32の下に位置する基部61とともにシャッタ60を構成する。記録媒体100の幅方向に配置された全ての突出部62は、一体となって基部61から搬送経路Aに向けて立設される。シャッタ60は、第1搬送ローラ22とプラテン21との間に位置している。シャッタ60は、記録媒体100の幅方向に延在し、下案内面32及び上案内面33に対して垂直な板状部材である。シャッタ60は、下案内面32の下側に埋設され、整列モータの動作によって搬送経路Aに進退可能に構成される。すなわち、シャッタ60は、整列モータによって駆動されて上下に移動され、下案内面32の下から搬送経路Aに突出して進出し、あるいは、搬送経路Aに突出した状態から下案内面32よりも下方または下案内面32と面一位置まで退避する。具体的には、シャッタ60は、記録媒体100を整列する際には、搬送経路Aに突出して搬送経路Aを塞ぎ、一方、記録媒体100を記録ヘッド18へ搬送する際は搬送経路Aの下方に退避している。
図4は、整列機構部30の要部断面視図であり、特に正面から見た図である。図5は、整列機構部30の要部拡大平面図であり、特に上案内面33の上方から見た図である。図6は、整列機構部30の構成を示す要部側断面視図である。図4〜図6では、特にシャッタ60が搬送経路Aに最も突出した状態を示している。
図4に示すように、シャッタ60は、搬送経路Aにおいて記録媒体100が挿入される範囲のほぼ全体に亘って延在している。突出部62は、記録媒体100の幅方向に沿って間隔をあけて並べて配設され、櫛歯状の先端部を構成している。
シャッタ60が搬送経路Aに最も突出した状態、すなわち、記録媒体100を整列する際には、突出部62は、下案内面32及び上案内面33を貫通し、突出部62の先端は、上案内面33の上方に突出している。
図5に示すように、突出部62は、平面視では略矩形に形成されている。突出部62が貫通する上案内面33には、突出部62より若干大きく形成された略矩形の貫通孔33a(進入部)が形成されており、貫通孔33aは、突出部62が貫通孔33aを貫通できるように、突出部62が配設された位置に合わせて複数形成されている。
また、図4に示すように、下案内面32にも貫通孔33aと同様に、突出部62が配設された位置に合わせて貫通孔32aが間隔をあけて形成されており、突出部62は、貫通孔32aを貫通して搬送経路Aに突出する。
また、図5に示すように、上案内面33には、間隔をあけて貫通孔33aが形成されているため、隣接する各々の貫通孔33aの間には、貫通孔33aが形成されずに残された桟部33bが形成されている。さらに、下案内面32にも同様に、間隔をあけて貫通孔32aが形成されおり、下案内面32には桟部32b(図4)が形成されている。
記録媒体100は、第1搬送ローラ22と第2搬送ローラ23とにより搬送されてシャッタ60に突き当てられると、図6に示すように、記録媒体100に反りが生じ、先端部100aがシャッタ60と上案内面33との隅部63に当接する場合がある。この場合、図5に示すように、隅部63において記録媒体100の先端部100aは、突出部62と先端部100aとが当接する突出部当接部64と、上案内面33の搬送経路A側の面において、桟部33bと先端部100aとが当接する桟部当接部65とに当接して整列される。すなわち、突出部当接部64においては、突出部62が上案内面33の貫通孔33aに入り込んでおり、突出部62の先端は搬送経路Aの外に達しているため、突出部62と上案内面33との間には先端部100aが入り込む隙間が無い。また、桟部当接部65においては、先端部100aは桟部33bに当接するため、貫通孔33aに先端部100aが入り込むことが防止される。これにより、記録媒体100は適正にシャッタ60に突き当てられるため、記録媒体100が搬送経路Aから逸脱しない。
また、先端部100aがシャッタ60と下案内面32との隅部66(図6)に当接した場合には、先端部100aは、突出部62及び下案内面32の桟部32bに突き当てられるため、先端部100aが貫通孔32aに入り込むことが防止される。これにより、記録媒体100は適正にシャッタ60に突き当てられるため、記録媒体100が搬送経路Aから逸脱しない。
ところで、従来のプリンタでは、突出部62の先端が、上案内面33の平坦な当接面に当接する構成のものがあり、例えば、先端部100aが突出部62の先端にできる隙間に入り込んでしまう可能性が心配されていた。しかし、本実施の形態では、先端部100aは、突出部当接部64に当接し、突出部62と上案内面33との間には先端部100aが入り込む隙間が無い。さらに、先端部100aは、桟部当接部65にも突き当てられるため、先端部100aが上案内面33の貫通孔33aに入り込むことを防止できる。これにより、記録媒体100が搬送経路Aから逸脱しないので、記録媒体100が適正にシャッタ60に突き当てられるため、記録媒体100を確実に整列できる。
また、上案内面33の貫通孔33aには面取り部33c(図6)が形成されているが、貫通孔33aと隣接して桟部33bが形成されており、先端部100aは桟部33bに当接するため、貫通孔33aに先端部100aが入り込むことが無い。また、突出部62を確実に貫通孔33aに入り込ませるために、突出部62の先端に面取り部を形成しても良く、突出部62の先端は搬送経路Aの外へ達しているため、突出部62の先端の形状は整列に影響せず、突出部62の先端の形状によらずシャッタ60に記録媒体100を突き当てて整列できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態によれば、記録媒体100の搬送経路A内に複数の突出部62が間隔をあけて並べて配設され、突出部62が下案内面32から搬送経路A内に突出すると、各々の突出部62が、上案内面33において突出部62の位置に合わせて複数形成された貫通孔33aの各々に入り込む。すなわち、複数の突出部62が、搬送経路A内に並んで突出して搬送経路Aを塞ぎ、突出部62の先端は、貫通孔33aに入り込んで搬送経路Aの外へ達しているため、突出部62と上案内面33との間には、記録媒体100の先端部100aが入り込む隙間が無い。さらに、上案内面33には、桟部33bが形成されているため、先端部100aが、突出部62と上案内面33との隅部63に突き当てられた場合においても、先端部100aは桟部33bに当接するため、貫通孔33aに入り込むことが無い。これにより、記録媒体100が搬送経路Aから逸脱しないので、記録媒体100が適正にシャッタ60に突き当てられるため、記録媒体100を確実に整列できる。
また、突出部62は下案内面32から突出するので、下案内面32においても、突出部62と下案内面32との間に先端部100aが入り込む隙間が無く、これにより、記録媒体100が搬送経路Aから逸脱しないので、記録媒体100が適正にシャッタ60に突き当てられるため、記録媒体100を確実に整列できる。
また、シャッタ60は、複数の突出部62と一体に形成された基部61を備えて構成されるため、部品点数を削減できる。また、突出部62を個々に駆動する必要が無く、シンプルな構造で、記録媒体100の整列機構を構成できる。また、下案内面32からは、複数の突出部62が間隔をあけて並んで突出するため、下案内面32と突出部62との間には記録媒体100の先端部100aが入り込む隙間が無い。これにより、記録媒体100が搬送経路Aから逸脱しないので、記録媒体100が適正にシャッタ60に突き当てられるため、記録媒体100を確実に整列できる。
また、突出部62が上案内面33の貫通孔33aを貫通し、突出部62の先端が完全に搬送経路Aの外部に達するため、突出部62と上案内面33との間には、先端部100aが入り込む隙間が無い。これにより、記録媒体100が搬送経路Aから逸脱しないので、記録媒体100が適正にシャッタ60に突き当てられるため、記録媒体100を確実に整列できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されない。
例えば、上記実施の形態では、突出部62は、上案内面33の貫通孔33aを貫通するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上案内面33には凹部が設けられ、突出部62がこの凹部に入り込む構成としても良い。また、上記実施の形態では、全ての突出部62が、シャッタ60の一つの基部61と一体に形成され、シャッタ60と一体に搬送経路Aに突出するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、独立して配設された複数の整列用部材が個々に駆動されて搬送経路Aに突出する構成としても良い。また、上記実施の形態では、シャッタ60が、下案内面32から搬送経路Aに突出するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上案内面33から搬送経路Aに突出し、下案内面32に形成された進入部に整列用部材が入り込む構成としても良い。その他、細部構成についても任意に変更可能であることは勿論である。
また、本実施形態では、本発明をドットインパクトプリンタ10に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、インクジェット式プリンタや、感熱シートを用いるサーマルプリンタ、熱転写式プリンタ等の各種記録装置(プリンタ)、及び、ATM等の装置の筐体に組み込まれて使用されるプリンタに対しても適用が可能である。
実施の形態に係るプリンタを示す斜視図である。 プリンタ本体を示す斜視図である。 プリンタ本体の側断面図である。 整列機構部の要部断面視図である。 整列機構部の要部拡大平面図である。 整列機構部の構成を示す要部側断面視図である。
符号の説明
10…ドットインパクトプリンタ(記録装置)、11…プリンタ本体、18…記録ヘッド、19…キャリッジ、22…第1搬送ローラ、23…第2搬送ローラ、24…第1搬送機構部(搬送部)、30…整列機構部、32…下案内面(一方の案内面)、32a…貫通孔、32b…桟部、33…上案内面(他方の案内面)、33a…貫通孔(進入部)、33b…桟部、60…シャッタ、61…基部、62…突出部(整列用部材)、63…隅部、64…突出部当接部、65…桟部当接部、100…記録媒体、100a…先端部、A…搬送経路。

Claims (4)

  1. 記録媒体の搬送経路の上下に各々配設され、互いに対向して前記搬送経路を構成する案内面と、前記搬送経路内に進退可能に突出する整列用部材とを備え、前記整列用部材に記録媒体を突き当てて記録媒体の整列を行う記録装置において、
    前記記録媒体の幅方向に、複数の前記整列用部材が間隔をあけて並べて配設され、これら複数の前記整列用部材は、前記搬送経路における一方の前記案内面から他方の前記案内面へ向けて前記搬送経路内に突出し、
    他方の前記案内面には、前記整列用部材の位置に合わせて、前記整列用部材が突出したときに前記整列用部材の先端が入り込む進入部が形成されたこと、
    を特徴とする記録装置。
  2. 複数の前記整列用部材は、一方の前記案内面の内部に収容された一つの基部から前記搬送経路に向けて立設され、前記基部と一体となって移動することにより、一方の前記案内面を貫通して進退可能に構成されたこと、
    を特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 他方の前記案内面に形成された前記進入部は、前記整列用部材を貫通させる貫通孔であること、
    を特徴とする請求項1または2記載の記録装置。
  4. 記録媒体の搬送経路の上下に各々配設され、互いに対向して前記搬送経路を構成する案内面を備えた記録装置において、前記記録媒体を整列させる整列機構であって、
    前記記録媒体の幅方向に間隔をあけて並べて配設され、前記搬送経路における一方の前記案内面から他方の前記案内面へ向けて前記搬送経路内に進退可能に突出する複数の整列用部材と、
    前記整列用部材に記録媒体を突き当てて記録媒体を整列させる搬送部と、を備え、
    他方の前記案内面には、前記整列用部材の位置に合わせて、前記整列用部材が突出したときに前記整列用部材の先端が入り込む進入部が形成されたこと、
    を特徴とする記録装置の整列機構。
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