JP2009159029A - 受信装置、受信方法、およびプログラム - Google Patents

受信装置、受信方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】フラッターの発生に迅速に追従することができるようにする。
【解決手段】フラッター補正回路11においては、等化回路3から出力された等化後信号に基づいてフラッター成分の強度が検出され、検出された強度に応じて内部のゲイン回路の利得を適応的に変化させことによって、フラッター成分を補正するのに用いる補正信号が生成される。また、フラッター補正回路11においては、生成された補正信号を用いて、AGC回路から供給された信号に含まれるフラッター成分を補正することが行われ、フラッター成分を補正して得られた信号が同期回路2に出力される。本発明は、放送波を受信する受信装置に適用することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、受信装置、受信方法、およびプログラムに関し、特に、フラッターの発生に迅速に追従することができるようにした受信装置、受信方法、およびプログラムに関する。
振幅が早い周期で大きく変動するフラッターが発生した場合、受信装置においては、AGC(Automatic Gain Control)回路の利得を上昇させることで振幅の変動に追従させる必要がある。
図1は、従来の受信装置に設けられる復調部の構成例を示すブロック図である。
AGC回路1は、同期回路2から供給された信号に応じて利得を調整し、図示せぬアンテナからの受信信号の振幅を制御する。例えば、AGC回路1は、同期回路2において同期信号が得られていない場合、フラッターが発生したと判断して利得を上昇させる。AGC回路1は、振幅を制御した信号を同期回路2に出力する。
同期回路2は、AGC回路1から供給された信号の同期をとるための同期処理を行い、同期処理によって得られた信号をAGC回路1と等化回路3に出力する。
等化回路3は、送信時の信号と位相、振幅が同じものになるように、同期回路2から供給された信号に対して等化処理を施し、等化処理を施すことによって得られた等化後信号を後段の回路に出力する。
このように、従来の受信装置においては、フラッターに対応するために、同期信号が得られない場合にAGC回路1の利得を上昇させるといったような、ある種のスイッチングのような対応がとられている。
同期信号が得られない場合に利得を上昇させるのではなく、フラッター検出回路を別に設け、それによりフラッターが検出された場合に利得を上昇させるといったことが行われることもある。
特開2000−174829号公報
前述したスイッチングによる対応の場合、フラッターを有するチャネルに関して利得を上昇させて処理をやり直す分だけ、復調部全体がロックするまで(同期をとることができる状態になるまで)に時間がかかってしまう。
また、放送信号の受信中にフラッターが起こり始めた場合、復調部のロックが外れて、処理のリトライがかかってしまう。このリトライによってAGC回路1の利得が上昇し、信号を復調することができるようにはなるが、復調部でリトライがかかることはブロックノイズの発生に確実に繋がるので問題である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、フラッターの発生に迅速に追従することができるようにするものである。
本発明の一側面の受信装置は、受信信号の振幅を制御するAGC回路と、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正する補正回路と、前記補正回路によりフラッター成分が補正された信号の同期をとる同期回路と、前記同期回路により同期がとられた信号に基づいて等化処理を行い、等化後信号を出力する等化回路とを備え、前記補正回路は、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号と、フラッター成分を補正した理論値の信号との差分を検出する検出回路と、前記検出回路により検出された差分を表す信号に対してフィルタリングを施すIIR型フィルタと、前記IIR型フィルタの出力信号の振幅を所定の利得に従って制御するゲイン回路と、前記ゲイン回路の出力信号に応じた補正信号を前記AGC回路の出力信号に乗算し、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正するフラッター成分補正回路と、前記等化回路から出力された前記等化後信号、または、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号に基づいて、前記ゲイン回路の利得を制御する利得制御回路とを有する。
前記利得制御回路には、前記等化回路から出力された前記等化後信号に含まれるフラッター成分の強度に応じた利得を前記ゲイン回路に設定させることができる。
前記利得制御回路には、前記等化後信号に含まれるフラッター成分の強度を、前記等化後信号に含まれる実数成分の絶対値、実数成分と虚数成分の絶対値、実数成分の電力値、または、実数成分と虚数成分の電力値を用いて求めさせることができる。
前記利得制御回路には、さらに、前記等化回路から出力された前記等化後信号に基づいて前記IIR型フィルタの次数を制御させることができる。
本発明の一側面の受信方法またはプログラムは、AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号と、フラッター成分を補正した理論値の信号との差分を検出し、検出した差分を表す信号に対してフィルタリングを施し、フィルタリングを施して得られた信号の振幅を所定の利得に従って制御し、前記所定の利得に従って振幅を制御して得られた信号に応じた補正信号を前記AGC回路の出力信号に乗算し、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正し、等化後信号、または、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号に基づいて、前記所定の利得を制御するステップを含む。
本発明の一側面においては、AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号と、フラッター成分を補正した理論値の信号との差分が検出され、検出された差分を表す信号に対してフィルタリングが施される。また、フィルタリングを施して得られた信号の振幅が所定の利得に従って制御され、前記所定の利得に従って振幅を制御して得られた信号に応じた補正信号が前記AGC回路の出力信号に乗算され、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分が補正される。等化後信号、または、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号に基づいて、前記所定の利得が制御される。
本発明の一側面によれば、フラッターの発生に迅速に追従することができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る受信装置に設けられる復調部の構成例を示すブロック図である。図1に示される構成と同じ構成には同じ符号を付してある。
図2に示されるように、この受信装置の復調部には、AGC回路1、同期回路2、等化回路3の他に、内部にAGCを持つフラッター補正回路11が設けられる。
AGC回路1は、図示せぬアンテナから供給された、VSB(Vestigial Sideband)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)などの変調方式で変調された受信信号の振幅を所定の利得に従って制御する。AGC回路1は、振幅を制御した信号をフラッター補正回路11に出力する。
フラッター補正回路11は、等化回路3から出力された等化後信号に基づいてフラッター成分の強度を検出し、検出した強度に応じて内部のゲイン回路の利得を適応的に変化させことによって、フラッター成分を補正するのに用いる補正信号を生成する。フラッター補正回路11は、生成した補正信号を用いて、AGC回路1から供給された信号に含まれるフラッター成分を補正し、フラッター成分を補正して得られた信号を同期回路2に出力する。フラッター補正回路11の詳細については後述する。
同期回路2は、フラッター補正回路11から供給された信号の同期をとるための同期処理を行い、同期処理によって得られた信号を等化回路3に出力する。
等化回路3は、送信時の信号と位相、振幅が同じものになるように、同期回路2から供給された信号に対して等化処理を施し、等化処理を施すことによって得られた等化後信号を後段の回路に出力する。等化回路3から出力された等化後信号はフラッター補正回路11にも供給される。
図3は、図2のフラッター補正回路11の構成例を示すブロック図である。
図3に示されるように、フラッター補正回路11は、乗算回路21、差分検出回路22、IIR(Infinite Impulse Response)型フィルタ23、ゲイン回路24、積分回路25、および信号処理回路26から構成される。信号処理回路26は、フラッター強度検出回路31、ゲイン回路32、積分回路33、および利得変換回路34から構成される。AGC回路1から出力された信号は乗算回路21に入力され、等化回路3から出力された等化後信号は信号処理回路26のフラッター強度検出回路31に入力される。
差分検出回路22、IIR型フィルタ23、ゲイン回路24、および積分回路25を介して乗算回路21に信号をフードバックさせるループがメインループとなり、等化回路3から出力された等化後信号に基づいて、信号処理回路26の各回路を介してゲイン回路24に信号をフィードバックさせるループがサブループとなる。
乗算回路21は、AGC回路1から供給された信号に対して、積分回路25から供給された補正信号を乗算し、AGC回路1から供給された信号に含まれるフラッター成分を補正する(除去する)。乗算回路21は、フラッター成分を補正して得られた信号を同期回路2に出力する。乗算回路21から出力された信号は差分検出回路22にも供給される。
差分検出回路22は、乗算回路21から供給された信号とターゲットの差分を検出する。例えば、フラッター成分の補正後の理論値の信号がターゲットとして用いられ、そのターゲットの信号の電力値と、フラッター成分を補正して得られた信号の電力値の差分が検出される。電力値は、I信号の振幅をI、Q信号の振幅をQとするとI2+Q2によって表される。
差分検出回路22は、検出した差分を表す信号をIIR型フィルタ23に出力する。
IIR型フィルタ23は、差分検出回路22から供給された信号に対してフィルタリングを施し、フィルタリングを施して得られた信号をゲイン回路24に出力する。
ゲイン回路24は、信号処理回路26の利得変換回路34から供給された信号に従って利得を設定し、IIR型フィルタ23から供給された信号の振幅を制御する。
メインループにおいて行われる制御の目標とする挙動は、フラッター成分を有する入力信号(AGC回路1から乗算回路21に供給される信号)に対しては、メインループのフィルタ帯域を広げることによって、補正信号によりフラッター成分を除去し、逆に、フラッター成分のない入力信号に対しては、メインループのフィルタ帯域を狭めることによって、入力信号をほぼそのまま出力するような挙動である。
ゲイン回路24の利得は、このような挙動を実現するような形で設定される。例えば、フラッター成分の強度が高い場合には大きな利得が設定され、フラッター成分の強度が低い場合には小さな利得が設定される。
ゲイン回路24は、振幅を制御した信号を積分回路25に出力する。
積分回路25は、ゲイン回路24から供給された信号を所定の期間分だけ積分し、積分して得られた信号を補正信号として乗算回路21に出力する。
信号処理回路26のフラッター強度検出回路31は、等化後信号とフラッター成分強度検出用ターゲットの差分を、等化後信号に含まれるフラッター成分の強度として検出する。例えば、フラッター強度検出回路31においては、等化後の理想的な信号点の配置を考えた場合の振幅の絶対値の平均値が、フラッター成分強度検出用ターゲットとして用いられる。フラッター強度検出回路31は、検出した強度を表す信号をゲイン回路32に出力する。
図4は、フラッター強度検出回路31の構成例を示すブロック図である。
搬送波の変調方式が、実数成分のみが情報を持っているVSBである場合、フラッター強度検出回路31は、図4に示されるようにI成分絶対値演算回路41と差分演算回路42から構成される。
I成分絶対値演算回路41は、等化後信号に含まれるI成分の振幅の絶対値を演算により求め、求めた絶対値を表す信号を差分演算回路42に出力する。
差分演算回路42は、ターゲットとするI成分の振幅と、I成分絶対値演算回路41により求められたI成分の振幅の絶対値の差分を演算により求め、求めた差分を表す信号を、等化後信号に含まれるフラッター成分の強度を表す信号としてゲイン回路32に出力する。
図5は、フラッター強度検出回路31の他の構成例を示すブロック図である。
搬送波の変調方式が、実数成分と虚数成分の双方が情報を持っているQAMである場合、フラッター強度検出回路31は、図5に示されるようにI成分絶対値演算回路51、差分演算回路52、Q成分絶対値演算回路53、差分演算回路54、および加算回路55から構成される。等化回路3から出力された等化後信号はI成分絶対値演算回路51とQ成分絶対値演算回路53に入力される。
I成分絶対値演算回路51は、等化後信号に含まれるI成分の振幅の絶対値を演算により求め、求めた絶対値を表す信号を差分演算回路52に出力する。
差分演算回路52は、ターゲットとするI成分の振幅と、I成分絶対値演算回路51により求められたI成分の振幅の絶対値の差分を演算により求め、求めた差分を表す信号を加算回路55に出力する。
Q成分絶対値演算回路53は、等化後信号に含まれるQ成分の振幅の絶対値を演算により求め、求めた絶対値を表す信号を差分演算回路54に出力する。
差分演算回路54は、ターゲットとするQ成分の振幅と、Q成分絶対値演算回路53により求められたQ成分の振幅の絶対値の差分を演算により求め、求めた差分を表す信号を加算回路55に出力する。
加算回路55は、差分演算回路52から供給された信号と差分演算回路54から供給された信号を加算し、加算して得られた信号を、等化後信号に含まれるフラッター成分の強度を表す信号としてゲイン回路32に出力する。
図6は、変調方式が64QAMである場合のターゲットの例を示す図である。
図6に示されるように、等化後の理想的な信号点の配置を考えた場合のI成分の振幅の絶対値の平均、Q成分の振幅の絶対値の平均が求められ、差分演算回路52と差分演算回路54にターゲットとして設定される。等化後信号の振幅の絶対値Pに注目すると、例えば、差分演算回路52においては、絶対値PとI成分のターゲットとの水平方向の距離に相当する差分が求められ、差分演算回路54においては、絶対値PとQ成分のターゲットとの垂直方向の距離に相当する差分が求められる。
なお、振幅の絶対値ではなく、電力値(I成分の振幅の2乗、または、I成分の振幅の2乗とQ成分の振幅の2乗の和)を用いて、等化後信号とターゲットとの差分がフラッター強度検出回路31により求められるようにしてもよい。
図3の説明に戻り、ゲイン回路32は、所定の利得に従って、フラッター強度検出回路31から供給された信号の振幅を制御し、振幅を制御した信号を積分回路33に出力する。
積分回路33は、ゲイン回路32から供給された信号を所定の期間分だけ積分し、積分結果を表す信号を利得変換回路34に出力する。
利得変換回路34は、サブループ内で検出されたフラッター成分の強度を、メインループのゲイン回路24における利得として使用できるように、積分回路33から供給された信号により表される積分結果を利得に変換する。利得変換回路34には、積分結果と利得の対応関係を表す情報が与えられている。利得変換回路34は、変換して得られた利得を表す信号をゲイン回路24に出力する。
このように、フラッター補正回路11においては、等化後信号に含まれるフラッター成分の強度に応じて、メインループのゲイン回路24における利得を適応的に制御することが行われる。
ここで、以上のような構成を有する受信装置の復調部の処理について、図7乃至図9のフローチャートを参照して説明する。図7乃至図9の各ステップの処理は、適宜、他のステップの処理と並行して、または、他のステップの処理と前後して行われる。
はじめに、図7のフローチャートを参照して、受信装置の受信処理について説明する。
ステップS1において、AGC回路1は、所定の利得に従って、アンテナからの受信信号の振幅を制御する。AGC回路1は、振幅を制御した信号をフラッター補正回路11に出力する。
ステップS2において、フラッター補正回路11はフラッター補正処理を行い、フラッター成分の補正後の信号を同期回路2に出力する。フラッター補正処理については図8のフローチャートを参照して後述する。
ステップS3において、同期回路2は同期処理を行い、同期処理によって得られた信号を等化回路3に出力する。
ステップS4において、等化回路3は、同期回路2から供給された信号に対して等化処理を施し、等化処理を施すことによって得られた等化後信号を出力する。等化回路3から出力された等化後信号はフラッター補正回路11にも供給される。
ステップS5において、フラッター補正回路11は、等化回路3から供給された等化後信号に基づいて、メインループの利得を制御する利得制御処理を行う。利得制御処理については図9のフローチャートを参照して後述する。
以上の処理が、受信装置により放送波の受信が行われている間、繰り返される。
次に、図8のフローチャートを参照して、図7のステップS2において行われるフラッター補正処理について説明する。
ステップS11において、差分検出回路22は、乗算回路21から供給されたフラッター成分の補正後の信号とターゲットの信号の差分を検出する。差分検出回路22は、検出した差分を表す信号をIIR型フィルタ23に出力する。
ステップS12において、IIR型フィルタ23は、差分検出回路22から供給された信号に対してフィルタリングを施し、フィルタリングを施して得られた信号をゲイン回路24に出力する。
ステップS13において、ゲイン回路24は、信号処理回路26の利得変換回路34から供給された信号により表される利得に従って、IIR型フィルタ23から供給された信号の振幅を制御する。ゲイン回路24は、振幅を制御した信号を積分回路25に出力する。
ステップS14において、積分回路25は、ゲイン回路24から供給された信号を所定の期間分だけ積分し、積分して得られた信号を補正信号として乗算回路21に出力する。
ステップS15において、乗算回路21は、AGC回路1から供給された信号に対して、積分回路25から供給された補正信号を乗算し、AGC回路1から供給された信号に含まれるフラッター成分を補正する。フラッター成分を補正して得られた信号は同期回路2と差分検出回路22に供給される。その後、図7のステップS2に戻り、それ以降の処理が行われる。
次に、図9のフローチャートを参照して、図7のステップS5において行われる利得制御処理について説明する。
ステップS21において、信号処理回路26のフラッター強度検出回路31は、等化後信号とフラッター成分強度検出用ターゲットの差分を、等化後信号に含まれるフラッター成分の強度として検出する。フラッター強度検出回路31は、検出した強度を表す信号をゲイン回路32に出力する。
ステップS22において、ゲイン回路32は、所定の利得に従って、フラッター強度検出回路31から供給された信号の振幅を制御し、振幅を制御した信号を積分回路33に出力する。
ステップS23において、積分回路33は、ゲイン回路32から供給された信号を所定の期間分だけ積分し、積分結果を表す信号を利得変換回路34に出力する。
ステップS24において、利得変換回路34は、積分回路33から供給された信号により表される積分結果を利得に変換し、ゲイン回路24に利得を設定する。その後、図7のステップS5に戻り、それ以降の処理が行われる。
以上の処理により、受信装置は、等化後成分に含まれるフラッター成分の強度が変化することに応じて、適応的に、フラッター補正回路11のメインループのゲイン回路24における利得を調整することができる。
また、受信装置は、復調部全体の処理のリトライが発生するといったことを防ぎつつ、フラッターの発生に追従して同期がとれた状態を保つことができる。さらに、AGC回路1の利得を上昇させるといったようなスイッチングによる利得制御が不要となり、復調部がロックするまでにかかる時間を短縮することが可能になる。
以上においては、等化後信号とターゲットに基づいてフラッター成分の強度が検出されるものとしたが、乗算回路21から供給されたフラッター成分の補正後の信号を用いて、フラッター成分の強度が検出されるようにしてもよい。
図10は、フラッター成分の補正後の信号を用いてフラッター成分の強度を検出するフラッター補正回路11の構成例を示すブロック図である。重複する説明については適宜省略する。
この場合、図10に示されるように、等化回路3から出力された等化後信号ではなく、乗算回路21から出力されたフラッター成分の補正後の信号がフラッター強度検出回路31に入力される。フラッター強度検出回路31においては、フラッター成分の補正後の信号とターゲットに基づいてフラッター成分の強度が検出され、検出された強度を表す信号がゲイン回路32に対して出力される。
差分検出回路22の出力信号がゲイン回路32に入力され、ゲイン回路24の利得を制御するのに用いられるようにしてもよい。
以上においては、フラッター成分の強度に応じてゲイン回路24の利得が制御されるものとしたが、IIR型フィルタ23の次数も適応的に制御されるようにしてもよい。
図11は、ゲイン回路24の利得とIIR型フィルタ23の次数をフラッター成分の強度に応じて制御するフラッター補正回路11の構成例を示すブロック図である。
この場合、図11に示されるように、利得変換回路34から出力された信号は、ゲイン回路24だけでなくIIR型フィルタ23にも供給される。利得変換回路34から供給された信号に応じて、ゲイン回路24においては利得が制御されるとともに、IIR型フィルタ23においては次数が制御される。例えば、フラッター成分の強度が高い場合にはIIR型フィルタ23の次数は多くなり、フラッター成分の強度が低い場合にはIIR型フィルタ23の次数は少なくなる。
図11の構成において、等化後信号を用いてフラッター成分の強度が検出されるのではなく、乗算回路21から出力された、フラッター成分の補正後の信号を用いてフラッター成分の強度が検出されるようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされ
図12は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)61、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63は、バス64により相互に接続されている。
バス64には、さらに、入出力インタフェース65が接続されている。入出力インタフェース65には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部66、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部67、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部68、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部69、光ディスクや半導体メモリなどのリムーバブルメディア71を駆動するドライブ70が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU61が、例えば、記憶部68に記憶されているプログラムを入出力インタフェース65及びバス64を介してRAM63にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
CPU61が実行するプログラムは、例えばリムーバブルメディア71に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供され、記憶部68にインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
従来の受信装置に設けられる復調部の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る受信装置に設けられる復調部の構成例を示すブロック図である。 図2のフラッター補正回路の構成例を示すブロック図である。 図3のフラッター強度検出回路の構成例を示すブロック図である。 図3のフラッター強度検出回路の他の構成例を示すブロック図である。 ターゲットの例を示す図である。 受信装置の受信処理について説明するフローチャートである。 図7のステップS2において行われるフラッター補正処理について説明するフローチャートである。 図7のステップS5において行われる利得制御処理について説明するフローチャートである。 復調部の他の構成例を示すブロック図である。 復調部のさらに他の構成例を示すブロック図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 AGC回路, 2 同期回路, 3 等化回路, 11 フラッター補正回路, 21 乗算回路, 22 差分検出回路, 23 IIR型フィルタ, 24 ゲイン回路, 25 積分回路, 26 信号処理回路, 31 フラッター強度検出回路, 32 ゲイン回路, 33 積分回路, 34 利得変換回路

Claims (6)

  1. 受信信号の振幅を制御するAGC回路と、
    前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正する補正回路と、
    前記補正回路によりフラッター成分が補正された信号の同期をとる同期回路と、
    前記同期回路により同期がとられた信号に基づいて等化処理を行い、等化後信号を出力する等化回路と
    を備え、
    前記補正回路は、
    前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号と、フラッター成分を補正した理論値の信号との差分を検出する検出回路と、
    前記検出回路により検出された差分を表す信号に対してフィルタリングを施すIIR型フィルタと、
    前記IIR型フィルタの出力信号の振幅を所定の利得に従って制御するゲイン回路と、
    前記ゲイン回路の出力信号に応じた補正信号を前記AGC回路の出力信号に乗算し、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正するフラッター成分補正回路と、
    前記等化回路から出力された前記等化後信号、または、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号に基づいて、前記ゲイン回路の利得を制御する利得制御回路と
    を有する受信装置。
  2. 前記利得制御回路は、前記等化回路から出力された前記等化後信号に含まれるフラッター成分の強度に応じた利得を前記ゲイン回路に設定する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記利得制御回路は、前記等化後信号に含まれるフラッター成分の強度を、前記等化後信号に含まれる実数成分の絶対値、実数成分と虚数成分の絶対値、実数成分の電力値、または、実数成分と虚数成分の電力値を用いて求める
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記利得制御回路は、さらに、前記等化回路から出力された前記等化後信号に基づいて前記IIR型フィルタの次数を制御する
    請求項1に記載の受信装置。
  5. 受信信号の振幅を制御するAGC回路と、
    前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正する補正回路と、
    前記補正回路によりフラッター成分が補正された信号の同期をとる同期回路と、
    前記同期回路により同期がとられた信号に基づいて等化処理を行い、等化後信号を出力する等化回路と
    を備える受信装置の受信方法において、
    前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号と、フラッター成分を補正した理論値の信号との差分を検出し、
    検出した差分を表す信号に対してフィルタリングを施し、
    フィルタリングを施して得られた信号の振幅を所定の利得に従って制御し、
    前記所定の利得に従って振幅を制御して得られた信号に応じた補正信号を前記AGC回路の出力信号に乗算し、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正し、
    前記等化後信号、または、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号に基づいて、前記所定の利得を制御する
    ステップを含む受信方法。
  6. 受信信号の振幅を制御するAGC回路と、
    前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正する補正回路と、
    前記補正回路によりフラッター成分が補正された信号の同期をとる同期回路と、
    前記同期回路により同期がとられた信号に基づいて等化処理を行い、等化後信号を出力する等化回路と
    を備える受信装置の処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号と、フラッター成分を補正した理論値の信号との差分を検出し、
    検出した差分を表す信号に対してフィルタリングを施し、
    フィルタリングを施して得られた信号の振幅を所定の利得に従って制御し、
    前記所定の利得に従って振幅を制御して得られた信号に応じた補正信号を前記AGC回路の出力信号に乗算し、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正し、
    前記等化後信号、または、前記AGC回路の出力信号に含まれるフラッター成分を補正して得られた信号に基づいて、前記所定の利得を制御する
    ステップを含むプログラム。
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