JP2011166374A - Ofdm受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】AGC信号に起因するスプリアス妨害がOFDM受信信号に与える影響を緩和するOFDM受信装置を提供する。
【解決手段】OFDM受信装置10は、アナログのOFDM受信信号を生成するチューナ102と、アナログ信号をデジタル信号に変換するADC103と、デジタル信号をベースバンド信号に変換する直交検波部104と、ベースバンド信号を周波数領域信号に変換するFFT105と、周波数領域信号から復調データを生成する復調部106と、周波数領域信号及び復調データから、チューナ102によって選局された信号の周波数帯域のスプリアス妨害を検出するスプリアス妨害検出部108と、AGC誤差信号を生成するAGC誤差信号生成部110と、複数の動作モードを有し、各動作モードにおいて、AGC誤差信号をアナログのAGC信号に変換するDAC112と、スプリアス妨害がOFDM受信信号に与える影響を緩和するように、DAC112の動作モードを選択する制御部109と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式により伝送信号を受信するOFDM受信装置に関し、特に、伝送信号の振幅レベルを制御するOFDM受信装置に関する。
近年、音声信号及び映像信号の伝送に用いられる様々なデジタル変調方式が開発されている。特に、地上デジタル放送用に、マルチパス妨害に強く、且つ、周波数利用効率が高いという特徴を有するOFDM変調方式が注目されている。
地上デジタル放送では、5617本のサブキャリアをOFDM変調方式により変調することによって、音声信号及び映像信号が伝送される。地上デジタル放送用の受信装置は、所定のOFDM変調信号を選局するチューナと、選局されたOFDM変調信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル(以下、「A/D」という)変換部と、デジタル信号を復調する復調部と、を備えている。そのような受信装置は、A/D変換部の入力信号(すなわち、受信装置が受信する伝送信号)の振幅レベルを適正に制御するための自動利得制御(以下、「AGC」(Automatic Gain Control)という)技術を採用している。
例えば、AGC技術を採用する受信装置として、A/D変換部の出力信号と所定の基準レベルとを比較することによって、AGC誤差信号を生成する受信装置が知られている(特許文献1を参照)。この受信装置では、AGCループフィルタが、AGC誤差信号を平滑化することによって、AGC信号を生成する。次いで、デジタル/アナログ(以下、「D/A」という)変換部が、AGC信号をアナログ信号に変換することによって、チューナのAGCアンプを制御する。その結果、チューナ、A/D変換部、AGCループフィルタ、及びD/A変換部によってフィードバックループが形成され、A/D変換部の入力信号の振幅レベルが制御される。
一方、従来の受信装置では、回路規模を小さくするために、1ビットDAC(Digital Analog Conversion)形式やPWM(Pulse Width Modulation)形式を採用するD/A変換部が用いられている。
しかしながら、1ビットDAC形式やPWM形式のD/A変換部では、AGC信号の高調波成分がスプリアス妨害となる。そのスプリアス妨害は、OFDM信号の中から選局されたOFDM受信信号に影響を与える。その結果、受信装置の受信性能が劣化するという問題がある。具体的には、矩形波のデジタル信号であるAGC信号は、高調波成分を含む。チューナのAGCアンプに供給される信号は、アナログフィルタで十分に平滑化されるものの、D/A変換部の基板上で雑音となる。この雑音が、スプリアス妨害の原因となる。特に、チューナの入力信号は微弱であるので、スプリアス妨害の影響を受け易い。また、地上デジタル放送のように、多くの狭帯域のサブキャリアが配置されたOFDM信号では、サブキャリアがスプリアス妨害の影響を受け易い。
すなわち、回路規模を小さくするためのD/A変換部を備える従来の受信装置では、AGC信号に起因するスプリアス妨害がOFDM受信信号に与える影響により受信性能が劣化するという問題がある。
特開2008−312027号公報
本発明の目的は、AGC信号に起因するスプリアス妨害がOFDM受信信号に与える影響を緩和するOFDM受信装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、
直交周波数分割多重(以下、「OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)」という)信号から所定の周波数帯域の信号を選局し、自動利得制御(以下、「AGC」(Automatic Gain Control)という)信号に基づいて振幅を制御することによって、アナログのOFDM受信信号を生成するチューナと、
前記チューナによって生成されたアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部と、
前記アナログ/デジタル変換部によって変換されたデジタル信号をベースバンド信号に変換する直交検波部と、
前記直交検波部によって変換されたベースバンド信号を周波数領域信号に変換するフーリエ変換部と、
前記フーリエ変換部によって変換された周波数領域信号を復調することによって、復調データを生成する復調部と、
前記フーリエ変換部によって変換された周波数領域信号及び前記復調部によって生成された復調データから、前記チューナによって選局された信号の周波数帯域のスプリアス妨害を検出するスプリアス妨害検出部と、
前記アナログ/デジタル変換部によって変換されたデジタル信号と所定の基準振幅とを比較することによって、AGC誤差信号を生成するAGC誤差信号生成部と、
複数の動作モードを有し、各動作モードにおいて、前記AGC誤差信号生成部によって生成されたAGC誤差信号をアナログの前記AGC信号に変換するデジタル/アナログ変換部と、
前記スプリアス妨害検出部によって検出されたスプリアス妨害が前記OFDM受信信号に与える影響を緩和するように、前記デジタル/アナログ変換部の動作モードを選択する制御部と、を備えることを特徴とするOFDM受信装置
が提供される。
本発明によれば、AGC信号に起因するスプリアス妨害がOFDM受信信号に与える影響を緩和することができる。
本発明の実施形態に係るOFDM受信装置10の構成を示すブロック図である。 図1のD/A変換部112によって生成されるAGC信号及び図1のローパスフィルタ113によって平滑化されるAGC信号の波形を示す概略図である。 図1のD/A変換部112によって生成されるAGC信号の基本波と高調波との関係を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るスプリアス妨害検出処理の手順を示すフローチャートである。 一般的なスプリアス妨害とOFDM信号との関係を示す概略図である。 図1のD/A変換部112の構成の第1例を示すブロック図である。 図1のD/A変換部112の構成の第2例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態に係るOFDM受信装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るOFDM受信装置10の構成を示すブロック図である。図2は、図1のD/A変換部112によって生成されるAGC信号及び図1のローパスフィルタ113によって平滑化されるAGC信号の波形を示す概略図である。図3は、図1のD/A変換部112によって生成されるAGC信号の基本波と高調波との関係を示す概略図である。
図1に示すように、OFDM受信装置10は、入力端子101と、チューナ102と、A/D変換部(ADC)103と、直交検波部104と、フーリエ変換部(FFT)105と、復調部106と、出力端子107と、スプリアス妨害検出部108と、制御部109と、AGC誤差信号生成部110と、AGCループフィルタ111と、D/A変換部(DAC)112と、ローパスフィルタ(LPF)113と、を備える。
図1の入力端子101には、アンテナ(図示せず)からOFDM信号が入力される。それにより、チューナ102にOFDM信号が供給される。
図1のチューナ102は、ローパスフィルタ113から供給されるAGC信号に基づいて、入力端子101から供給されたOFDM信号から所定の周波数帯域の信号を選局し、AGC信号に基づいてOFDM信号の振幅を制御することによって、アナログのOFDM受信信号を生成するように構成される。それにより、OFDM信号から選局されたアナログのOFDM受信信号がA/D変換部103に供給される。チューナ102は、OFDM信号の振幅を制御するためのAGCアンプを有する。
図1のA/D変換部103は、チューナ102によって生成されたアナログのOFDM受信信号をデジタル信号に変換するように構成される。それにより、チューナ102によって選局されたOFDM受信信号に対応するデジタル信号が直交検波部104及びAGC誤差信号生成部110に供給される。
図1の直交検波部104は、A/D変換部103によって変換されたデジタル信号を直交検波することによって、ベースバンド信号に変換するように構成される。具体的には、直交検波部104は、デジタル信号をベースバンドの同相検波軸信号(I信号)及び直交検波軸信号(Q信号)に変換する。それにより、チューナ102によって選局された信号に対応するベースバンド信号がフーリエ変換部105に供給される。
図1のフーリエ変換部105は、直交検波部104によって変換されたベースバンド信号にフーリエ変換を適用することによって、周波数領域信号に変換するように構成される。具体的には、フーリエ変換部105は、ベースバンド信号の中でガード期間を除いた有効シンボルに対してフーリエ変換を適用する。それにより、チューナ102によって選局された信号に対応する周波数領域信号が復調部106及びスプリアス妨害検出部108に供給される。
図1の復調部106は、フーリエ変換部105によって変換された周波数領域信号を復調することによって、復調データを生成するように構成される。具体的には、復調部106は、周波数領域信号に対して、パイロット信号に基づく復調処理を適用することによって、復調データを生成する。それにより、チューナ102によって選局された信号に対応する復調データが出力端子107及びスプリアス妨害検出部108に供給される。
図1の出力端子107には、復調データを使用するプロセッサ(図示せず)が接続される。例えば、復調データが音声データ及び画像データである場合には、出力端子107には音声及び画像のデジタル信号を処理するプロセッサに接続され、そのプロセッサに復調データが供給される。特に、音声及び画像のデジタル信号を処理するプロセッサを備えるテレビでは、受信性能の劣化は画像の破綻(ブロックノイズやブラックアウト)を引き起こす。従って、本発明の実施形態に係るOFDM受信装置10をテレビに適用することにより、画像の破綻を防ぐことができる。
図1のスプリアス妨害検出部108は、フーリエ変換部105によって変換された周波数領域信号及び復調部106によって生成された復調データから、チューナ102によって選局された信号の周波数帯域のスプリアス妨害を検出するように構成される。それにより、スプリアス妨害の検出結果が制御部109に供給される。スプリアス妨害検出部108の詳細については後述する。
図1の制御部109は、スプリアス妨害検出部108によって検出されたスプリアス妨害がOFDM受信信号に与える影響を緩和するように、D/A変換部112の動作モードを選択するように構成される。具体的には、制御部109は、スプリアス妨害検出部108から供給される検出結果に基づいて、D/A変換部112に供給するDAC制御信号を変える。それにより、チューナ102によって選局された信号の周波数帯域のスプリアス妨害レベルを低減させるようなDAC制御信号がD/A変換部112に供給される。
図1のAGC誤差信号生成部110は、A/D変換部103によって変換されたデジタル信号の振幅と所定の基準振幅とを比較することによって、AGC誤差信号を生成するように構成される。それにより、チューナ102によって選局された信号に対応するAGC誤差信号がAGCループフィルタ111に供給される。
図1のAGCループフィルタ111は、ループの時定数を決定するための所定のループゲインLGに基づいて、AGC誤差信号生成部110によって生成されたAGC誤差信号を平滑化する。それにより、平滑化されたAGC誤差信号がD/A変換部112に供給される。
図1のD/A変換部112は、複数の動作モードを有し、各動作モードにおいて、AGC誤差信号生成部110によって生成されたAGC誤差信号をアナログのAGC信号に変換するように構成される。具体的には、D/A変換部112は、DAC制御信号に基づいてAGC信号の周波数を変えることによって、AGC信号の高調波成分の周波数を変化させる。それにより、チューナ102によって選局された信号の周波数帯域に高調波成分を含まないAGC信号がローパスフィルタ113に供給される。例えば、D/A変換部112は、1ビットDAC形式又はPWM形式である。D/A変換部112の詳細については後述する。
図1のローパスフィルタ113は、D/A変換部112によって生成されたAGC信号の低周波成分をフィルタリングすることによって、AGC信号を平滑化する(図2を参照)。それにより、平滑化されたAGC信号がチューナ102のAGCアンプに供給される。
図2に示すように、D/A変換部112によって生成されたAGC信号は矩形波である。図3に示すように、D/A変換部112によって生成されたAGC信号には、チューナ102によって選局された信号の周波数帯域に、AGC信号の周波数成分の奇数倍の周波数の高調波成分(図3の破線)が含まれる。この高調波成分は、OFDM受信装置10の電源やグラウンドに対する雑音となり、AGC信号に起因するスプリアス妨害がOFDM受信信号に影響を与える。従って、チューナ102によって選局された信号の周波数帯域に高調波成分が残っていると、OFDM受信装置10の受信性能が劣化する。
本発明の実施形態では、制御部109は、チューナ102によって選局された信号の周波数帯域のスプリアス妨害レベルを低減するようにDAC制御信号を生成する。D/A変換部112は、AGCループフィルタ111から供給されるAGC誤差信号だけでなく、制御部109から供給されるDAC制御信号に基づいて、AGC信号を生成する。それにより、チューナ102によって選局された信号の周波数帯域から高調波成分が取り除かれる。その結果、OFDM受信装置10の受信性能の劣化を防ぐことができる。
図1のスプリアス妨害検出部108の詳細について説明する。図4は、本発明の実施形態に係るスプリアス妨害検出処理の手順を示すフローチャートである。図5は、一般的なスプリアス妨害とOFDM信号との関係を示す概略図である。
<図4:電力算出ステップ(S401)> スプリアス妨害検出部108は、式1を用いて、フーリエ変換部105から供給される周波数領域信号から各サブキャリアの電力を算出する。式1において、Pはサブキャリアの電力を表し、iはサブキャリアの識別番号を表し、I及びQは周波数領域信号の複素信号を表し、Nはサブキャリアの数を表す。
[数1] P=I +Q (i=0,1,・・,N−1) (式1)
<図4:SN比算出ステップ(S402)> スプリアス妨害検出部108は、復調部106から供給される復調データのコンスタレーションと復調データとの間の距離から各サブキャリアの受信SN比を算出し、その受信SN比をサブキャリアの数で割ることによって全サブキャリアの平均受信SN比を算出する。
<図4:S403> スプリアス妨害検出部108は、チューナ102によって選局された信号の周波数帯域にスプリアス妨害が発生しているか否かを判定する。図5に示すように、スプリアス妨害では、一般的に、一部のサブキャリアのみで受信SN比が劣化する。従って、受信SN比と平均受信SN比とを比較することによって、一部のサブキャリアに限って受信SN比が劣化しているか否かがわかる。一部のサブキャリアに限って受信SN比が劣化している場合には、スプリアス妨害が検出される。このとき、スプリアス妨害検出部108は、各サブキャリアの電力を用いて、受信SN比が劣化した原因がスプリアス妨害及び又はマルチパス妨害の何れであるかを判定する。スプリアス妨害によって受信SN比が劣化する場合には、受信SN比と各サブキャリアの電力との間に相関関係がない。一方、マルチパス妨害によって受信SN比が劣化する場合には、受信SN比と各サブキャリアの電力との間に相関関係がある。すなわち、スプリアス妨害が発生している場合には、周辺のサブキャリアより電力が大きいにもかかわらず、平均受信SN比と受信SN比との差が所定のしきい値以上になる。また、スプリアス妨害検出部108は、スプリアス妨害を検出したときに、スプリアス妨害と判定されたサブキャリアの数及び受信SN比の劣化量に対するスプリアス妨害の程度を示すスプリアス妨害レベルを含むスプリアス妨害情報を生成する。それにより、スプリアス妨害情報がD/A変換部112に供給される。
図1のD/A変換部112の詳細について説明する。
D/A変換部112の構成の第1例について説明する。図6は、図1のD/A変換部112の構成の第1例を示すブロック図である。
図6に示すように、D/A変換部112は、加算部201と、保持部202と、ビット選択部203と、クロック生成部204と、カウンタ205と、比較部206と、を備える。
図1の制御部109は、クロック生成部204の動作モードを切り換えるために、クロック生成部204の動作クロック周波数を逓倍又は分周した複数の動作クロック周波数の中から1つを選択する。それにより、DAC制御信号がクロック生成部204に供給される。
図1のAGCループフィルタ111は、加算部201にAGC誤差信号を供給する。
図6の加算部201は、AGC誤差信号にビット選択部203の出力信号(AGC誤差信号の下位ビット)を加算するように構成される。それにより、AGC誤差信号の下位ビットとAGC誤差信号との加算結果が保持部202に供給される。ビット選択部203の出力信号の詳細については後述する。
図6の保持部202は、加算部201から供給される加算結果を保持するように構成される。保持部202は、クロック生成部204によって生成される動作クロックに基づいて更新される。それにより、更新される前に保持されていた加算結果がビット選択部203に供給される。
図6のビット選択部203は、所定の基準ビットに基づいて、保持部202から供給される加算結果の上位ビット及び下位ビットを選択するように構成される。それにより、AGC誤差信号の上位ビットが比較部206に供給され、AGC誤差信号の下位ビットが加算部201に供給される。
図6のクロック生成部204は、複数の動作モードを有し、各動作モードにおいて、所定のクロックを生成するように構成される。具体的には、クロック生成部204は、DAC制御信号に基づいてクロックの周波数を分周又は逓倍する。それにより、DAC制御信号に応じて変化するクロックがカウンタ205に供給される。
図6のカウンタ205は、クロック生成部204によって生成されたクロックをカウントするように構成される。それにより、カウント値が比較部206に供給される。
図6の比較部206は、ビット選択部203によって選択された上位ビットとカウンタ205のカウント値とを比較することによって、AGC信号を生成するように構成される。それにより、AGC信号がローパスフィルタ113に供給される。
図6のD/A変換部112では、クロック生成部204にDAC制御信号が供給され、クロック生成部204がDAC制御信号に基づいてクロックを生成する。それにより、OFDM受信信号の帯域のスプリアス妨害レベルが低減する。
D/A変換部112の構成の第2例について説明する。図7は、図1のD/A変換部112の構成の第2例を示すブロック図である。
図7に示すように、D/A変換部112は、加算部201と、保持部202と、ビット選択部203と、クロック生成部204と、カウンタ205と、比較部206と、を備える。
図1の制御部109は、ビット選択部203、カウンタ205、及び比較部206の動作モードを切り換えるために、カウンタ205の動作モードと、ビット選択部203の基準ビットと、を選択する。それにより、DAC制御信号がビット選択部203、カウンタ205、及び比較部206に供給される。
図1のAGCループフィルタ111は、加算部201にAGC誤差信号を供給する。
図7の加算部201は、AGC誤差信号にビット選択部203の出力信号(AGC誤差信号の下位ビット)を加算するように構成される。それにより、AGC誤差信号の下位ビットとAGC誤差信号との加算結果が保持部202に供給される。ビット選択部203の出力信号の詳細については後述する。
図7の保持部202は、加算部201から供給される加算結果を保持するように構成される。保持部202は、クロック生成部204によって生成される動作クロックに基づいて更新される。それにより、更新される前に保持されていた加算結果がビット選択部203に供給される。
図7のビット選択部203は、複数の基準ビットを有し、複数の基準ビットの中の1つに基づいて、保持部202から供給される加算結果の上位ビット及び下位ビットを選択するように構成される。具体的には、ビット選択部203は、DAC制御信号に基づいて加算部201に供給する下位ビット及び比較部206に供給する上位ビットを変化させる。それにより、DAC制御信号に応じて変化するAGC誤差信号の上位ビットが比較部206に供給され、DAC制御信号に応じて変化するAGC誤差信号の下位ビットが加算部201に供給される。
図7のクロック生成部204は、所定のクロックを生成するように構成される。具体的には、クロック生成部204は、クロックの周波数を分周又は逓倍する。それにより、一定のクロックがカウンタ205に供給される。
図7のカウンタ205は、複数の動作モードを有し、各動作モードにおいて、クロック生成部204によって生成されたクロックをカウントするように構成される。具体的には、カウンタ205は、DAC制御信号に基づいてカウントビット数を変化させる。それにより、DAC制御信号に応じて変化するカウント値が比較部206に供給される。
図6の比較部206は、ビット選択部203によって選択された上位ビットとカウンタ205のカウント値とを比較することによって、AGC信号を生成するように構成される。具体的には、比較部206は、上位ビットがカウント値より大きいときに“1(ハイレベル信号)”を出力し、カウント値が上位ビット以下であるときに“0(ローレベル信号)”を出力することによって、1ビットのAGC信号を生成する。それにより、AGC信号がローパスフィルタ113に供給される。
図7のD/A変換部112では、ビット選択部203、カウンタ205、及び比較部206にDAC制御信号が供給されるので、比較部206に供給されるビット数が変化する。従って、比較部206によって生成されるAGC信号の周波数がDAC制御信号に応じて変化する。それにより、OFDM受信信号の帯域のスプリアス妨害レベルが低減する。
すなわち、図1の制御部109の第1例では、制御部109は、スプリアス妨害が最小となるように、D/A変換部112の動作モードを選択する(すなわち、スプリアス妨害が最小となる動作モードに対応するDAC制御信号を生成する)。このとき、制御部109は、D/A変換部112がAGC信号を生成する度にD/A変換部112の動作モードを変更し、D/A変換部112が全ての動作モードにおいてAGC信号を生成した後に、スプリアス妨害が最小となる動作モードを選択する。
また、制御部109は、スプリアス妨害が許容範囲に含まれるように、D/A変換部112の動作モードを選択しても良い。このとき、制御部109は、スプリアス妨害が許容範囲に含まれない場合には、D/A変換部112の動作モードを変更し、スプリアス妨害が許容範囲に含まれる場合には、動作モードを維持する。また、制御部109は、D/A変換部112が全ての動作モードにおいてAGC信号を生成してもスプリアス妨害が許容範囲に含まれない場合には、全ての動作モードにおけるスプリアス妨害の中で最小となる動作モードを選択する。
本発明の実施形態によれば、制御部109がDAC制御信号をD/A変換部112に供給し、D/A変換部112が、そのDAC制御信号に基づいてAGC信号を生成する。従って、DAC制御信号に応じてAGC制御信号の周波数が変化し、高調波成分の周波数も変化する。それにより、チューナ102によって選局された信号の周波数帯域でスプリアス妨害となっていた高調波成分がその周波数帯域の外へ移動する。すなわち、チューナ102によって選局された信号の周波数帯域から高調波成分が取り除かれる。その結果、AGC信号に起因するスプリアス妨害がOFDM受信信号に与える影響を緩和することができる。
また、本発明の実施形態によれば、制御部109が、スプリアス妨害が最小となるようなD/A変換部112の動作モードを選択する。それにより、AGC信号に起因するスプリアス妨害がOFDM受信信号に与える影響を最大限に緩和することができる。
また、本発明の実施形態によれば、制御部109が、スプリアス妨害が許容範囲に含まれるように、D/A変換部112の動作モードを選択する。それにより、AGC信号に起因するスプリアス妨害がOFDM受信信号に与える影響を短時間で緩和することができる。
また、本発明の実施形態によれば、スプリアス妨害検出部108が、スプリアス妨害レベルを含むスプリアス妨害情報を生成する。それにより、スプリアス妨害を最小化することができる。
また、本発明の実施形態によれば、D/A変換部112が、1ビットDAC形式又はPWM(Pulse Width Modulation)形式によって実現される。それにより、D/A変換部112を小型化することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化される。また、上述した実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明が形成可能である。例えば、上述した実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10 OFDM受信装置
101 入力端子
102 チューナ
103 A/D変換部(ADC)
104 直交検波部
105 フーリエ変換部(FFT)
106 復調部
107 出力端子
108 スプリアス妨害検出部
109 制御部
110 AGC誤差信号生成部
111 AGCループフィルタ
112 D/A変換部(DAC)
113 ローパスフィルタ(LPF)
201 加算部
202 保持部
203 ビット選択部
204 クロック生成部
205 カウンタ
206 比較部

Claims (11)

  1. 直交周波数分割多重(以下、「OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)」という)信号から所定の周波数帯域の信号を選局し、自動利得制御(以下、「AGC」(Automatic Gain Control)という)信号に基づいて振幅を制御することによって、アナログのOFDM受信信号を生成するチューナと、
    前記チューナによって生成されたアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部と、
    前記アナログ/デジタル変換部によって変換されたデジタル信号をベースバンド信号に変換する直交検波部と、
    前記直交検波部によって変換されたベースバンド信号を周波数領域信号に変換するフーリエ変換部と、
    前記フーリエ変換部によって変換された周波数領域信号を復調することによって、復調データを生成する復調部と、
    前記フーリエ変換部によって変換された周波数領域信号及び前記復調部によって生成された復調データから、前記チューナによって選局された信号の周波数帯域のスプリアス妨害を検出するスプリアス妨害検出部と、
    前記アナログ/デジタル変換部によって変換されたデジタル信号と所定の基準振幅とを比較することによって、AGC誤差信号を生成するAGC誤差信号生成部と、
    複数の動作モードを有し、各動作モードにおいて、前記AGC誤差信号生成部によって生成されたAGC誤差信号をアナログの前記AGC信号に変換するデジタル/アナログ変換部と、
    前記スプリアス妨害検出部によって検出されたスプリアス妨害が前記OFDM受信信号に与える影響を緩和するように、前記デジタル/アナログ変換部の動作モードを選択する制御部と、を備えることを特徴とするOFDM受信装置。
  2. 前記制御部は、前記スプリアス妨害が最小となるように、前記動作モードを選択する請求項1記載のOFDM受信装置。
  3. 前記制御部は、前記デジタル/アナログ変換部が前記AGC信号を生成する度に前記動作モードを変更し、前記デジタル/アナログ変換部が全ての動作モードにおいて前記AGC信号を生成した後に、前記スプリアス妨害が最小となる動作モードを選択する請求項2記載のOFDM受信装置。
  4. 前記制御部は、前記スプリアス妨害が許容範囲に含まれるように、前記動作モードを選択する請求項1記載のOFDM受信装置。
  5. 前記制御部は、前記スプリアス妨害が許容範囲に含まれない場合には、前記動作モードを変更し、前記スプリアス妨害が許容範囲に含まれる場合には、前記動作モードを維持する請求項4記載のOFDM受信装置。
  6. 前記制御部は、前記デジタル/アナログ変換部が全ての動作モードにおいて前記AGC信号を生成しても前記スプリアス妨害が許容範囲に含まれない場合には、前記スプリアス妨害が最小となる動作モードを選択する請求項5記載のOFDM受信装置。
  7. 前記デジタル/アナログ変換部は、
    複数の動作モードを有し、各動作モードにおいて、所定のクロックを生成するクロック生成部と、
    前記クロック生成部によって生成されたクロックをカウントするカウンタと、
    所定の基準ビットに基づいて、前記AGC誤差信号生成部によって生成されたAGC誤差信号の上位ビット及び下位ビットを選択するビット選択部と、
    前記AGC誤差信号生成部によって生成されたAGC誤差信号に前記ビット選択部によって選択された下位ビットを加算する加算部と、
    前記加算部の加算結果を保持する保持部と、
    前記ビット選択部によって選択された上位ビットと前記カウンタのカウント値とを比較することによって、前記AGC信号を生成する比較部と、を備え、
    前記制御部は、前記クロック生成部の動作クロック周波数を逓倍又は分周した複数の動作クロック周波数の中から1つを選択する請求項1乃至6の何れか1項記載のOFDM受信装置。
  8. 前記デジタル/アナログ変換部は、
    クロックを生成するクロック生成部と、
    複数の動作モードを有し、各動作モードにおいて、前記クロック生成部によって生成されたクロックをカウントするカウンタと、
    複数の基準ビットを有し、複数の基準ビットの中の1つに基づいて、前記AGC誤差信号生成部によって生成されたAGC誤差信号の上位ビット及び下位ビットを選択するビット選択部と、
    前記AGC誤差信号生成部によって生成されたAGC誤差信号に前記ビット選択部によって選択された下位ビットを加算する加算部と、
    前記加算部の加算結果を保持する保持部と、
    前記ビット選択部によって選択された上位ビットと前記カウンタのカウント値とを比較することによって、前記AGC信号を生成する比較部と、を備え、
    前記制御部は、前記カウンタの動作モードと、前記ビット選択部の基準ビットと、を選択する請求項1乃至6の何れか1項記載のOFDM受信装置。
  9. 前記スプリアス妨害検出部は、前記スプリアス妨害を検出したときに、スプリアス妨害レベルを含むスプリアス妨害情報を生成する請求項1乃至8の何れか1項記載のOFDM受信装置。
  10. 前記デジタル/アナログ変換部は、1ビットDAC(Digital Analog Conversion)形式又はPWM(Pulse Width Modulation)形式である請求項1乃至9の何れか1項記載のOFDM受信装置。
  11. 前記復調部は、音声及び画像のデジタル信号を処理するプロセッサに接続可能であり、前記プロセッサに前記復調データを出力する請求項1乃至10の何れか1項記載のOFDM受信装置。
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