JP2009158808A - フレキシブル基板及びこれを用いた携帯電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電気絶縁性を有するフィルム状の第一絶縁体15aと、第一絶縁体15aに形成された金属からなる複数の導体パターン15bと、複数の導体パターン15bを被覆する第二絶縁体15cとを備えるフレキシブル基板15において、複数の導体パターン15bのうち少なくとも一つがグランドパターン15b2であり、第一絶縁体15a及び/又は第二絶縁体15cに複数の導体パターン15bのうちグランドパターン15b2のみを露出させる露出部15eを備えることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
このようなフレキシブルプリント基板は、回路基板として用いられる他、各回路基板間の接続に用いられている。例えば、特許文献2のように、第一の筐体と第二の筐体とをヒンジ機構によって折畳・展開可能に連結した折畳式の携帯電子機器において、第一の筐体における基板と第二の筐体における基板とがフレキシブル基板によって電気的に接続されている。
(1)フレキシブル基板に静電気放電がされたとしても電子部品を保護すること。
(2)携帯電子機器の小型化・薄型化を図ること。
すなわち、本発明は、フレキシブル基板に係る第一の解決手段として、電気絶縁性を有するフィルム状の第一絶縁体と、前記第一絶縁体に形成された金属からなる複数の導体パターンと、前記複数の導体パターンを被覆する第二絶縁体とを備えるフレキシブル基板において、前記複数の導体パターンのうち少なくとも一つがグランドパターンであり、前記第一絶縁体及び/又は前記第二絶縁体に前記複数の導体パターンのうち前記グランドパターンのみを露出させる露出部を備える、という手段を採用する。
また、フレキシブル基板に係る第四の解決手段として、上記第一から第三の解決手段のうちいずれかにおいて、前記グランドパターンが、他の導体パターンよりも厚い、という手段を採用する。
図1は、本実施形態における携帯電話機(携帯電子機器)Aの外観を示す斜視図である。携帯電話機Aは、操作側筐体1と、この操作側筐体1の厚さ方向に重ね合わせ可能な表示側筐体2とを備えている。これら操作側筐体1と表示側筐体2とは、操作側筐体1の一端部1aと表示側筐体2の一端部2aとがヒンジ部3によって連結され、互いの他端部が近接/離間するように相対的に回動するようになっている。これにより、携帯電話機Aは、操作側筐体1と表示側筐体2とを厚さ方向に重ね合わせた状態に折り畳み可能となっている。
操作側筐体1は、第一筐体10Aと第二筐体10Bとから構成されて、主基板11と、シールド部材12と、キー基板13とを収容し、キー操作部14がその一部が外部に露出するように取り付けられている。
これら第一筐体10A及び第二筐体10Bは、主壁10a1と主壁10b1とが平行になるように、側壁10a3の端面と側壁10b3の端面とを当接させた状態で固定されて、これにより形成される内部空間に上記主基板11等を収容している。
また、主基板11は、後述のキー基板13が電気的に接続されるコネクタ部11cを一方の短辺側に備えている。
フレキシブル基板15は、キースイッチ16が配置されるスイッチシート15Aと、キースイッチ16の押下信号を主基板11に伝送する伝送部15Bとを備えている。このフレキシブル基板15は、略矩形のスイッチシート15Aにおける一方の短辺から帯状の伝送部15Bが長手方向に延設した形状となっている。
図3に示すように、フレキシブル基板15は、電気絶縁性を有するフィルム状の第一絶縁体15aと、第一絶縁体15aに形成された銅箔からなる複数の導体パターン15bと、複数の導体パターン15bを被覆する第二絶縁体15cとを備えている。
信号パターン15b1は、各キースイッチ16が設けられる位置から伝送部15Bに向かって複数の信号パターン15b1が集約するように形成されると共に、伝送部15Bの延設方向に沿って端子部15dまで形成されている。
グランドパターン15b2は、スイッチシート15Aにおいて、信号パターン15b1以外の部位を埋めるようにして全域に亘って形成されており、伝送部15Bにおいて、伝送部15Bの延設方向に沿って端子部15dまで形成されている。
また、露出部15eから露出するグランドパターン15b2は、金によりメッキがされており、さらに、化学的処理により表面粗さが大きくなっている。
図4(a)に示すように、主基板11とキー基板13とは、主基板11のコネクタ部11cに伝送部15Bの端子部15dが差し込まれることで、電気的に接続されている。これにより、グランドパターン15b2は、主基板11のグランドパターン11bに接続されている。
まず、ユーザが静電気を帯びた状態で携帯電話機Aの操作側筐体1に触れて、隙間Sからフレキシブル基板15に静電気が放電される。具体的には、フレキシブル基板15のうち隙間Sに最も近接する伝送部15Bの折り曲げ部分近傍に放電される。
また、露出部15eから露出するグランドパターン15b2の表面は、銅よりも電気伝導率が高い金がメッキされており、しかも、表面粗さが大きく構成されているので、電気伝導率が高くなっている。
(1)上記実施形態では、第一絶縁体15aに露出部15eを設けたが、第二絶縁体15cに露出部を設けてもよいし、第一絶縁体15aと第二絶縁体15cとの双方に露出部を設けてもよい。
(3)上記実施形態では、フレキシブル基板15がスイッチシート15Aと伝送部15Bとを備える構成としたが、隙間Sに近接する伝送部15Bのみに本発明を適用してもよい。すなわち、スイッチシート15Aと伝送部15Bを別個に形成して、これを半田付けして接続する構成でもよい。また、スイッチシート15Aをリジット基板で構成することも可能である。
(5)上記実施形態では、折畳式の携帯電話機Aに本発明を適用したが、他の形式(例えば、ストレート型、スライド式)の携帯端末、PHS端末、PDA、デジタルカメラ等に本発明を適用してもよい。
2…第二筐体
15…フレキシブル基板
15A…スイッチシート
15a…第一絶縁体
15B…伝送部
15b…導体パターン
15b1…信号パターン
15b2…グランドパターン
15c…第二絶縁体
15d…端子部
15e…露出部
A…携帯電話機(携帯電子機器)
S…隙間
Claims (6)
- 電気絶縁性を有するフィルム状の第一絶縁体と、
前記第一絶縁体に形成された金属からなる複数の導体パターンと、
前記複数の導体パターンを被覆する第二絶縁体とを備えるフレキシブル基板において、
前記複数の導体パターンのうち少なくとも一つがグランドパターンであり、
前記第一絶縁体及び/又は前記第二絶縁体に前記複数の導体パターンのうち前記グランドパターンのみを露出させる露出部を備えることを特徴とするフレキシブル基板。 - 前記露出部から露出する前記グランドパターンは、該グランドパターンよりも電気伝導率の高い金属材料により覆われていることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル基板。
- 前記露出部から露出する前記グランドパターンは、前記グランドパターンの他の部位よりも表面粗さが大きくされていることを特徴する請求項1又は2記載のフレキシブル基板。
- 前記グランドパターンは、他の導体パターンよりも厚いことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載のフレキシブル基板。
- 請求項1から4のうちいずれか一項に記載のフレキシブル基板を用いたことを特徴とする携帯電子機器。
- 前記露出部は、筐体の隙間近傍かつ該隙間に面するように配置されていることを特徴とする請求項5記載の携帯電子機器。
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JP2007337223A JP2009158808A (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | フレキシブル基板及びこれを用いた携帯電子機器 |
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