JP2011024022A - 携帯無線機 - Google Patents

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Abstract


【課題】給電部近傍における防水性の確保を容易にすると共に、アンテナ等の導体と回路基板との安定した接続状態を容易に確保することが可能な携帯無線機を提供する。
【解決手段】第1ケース11と第2ケース12とで挟持された環状弾性部材13と、環状弾性部材13と一体に形成され、環状弾性部材13で囲まれた領域内に向かって延設されたフレキシブルプリント基板14と、フレキシブルプリント基板14上に配設されたアンテナ部15及び第1給電部19と、環状弾性部材13で囲まれた領域内に配設された回路基板17と、回路基板17上に配設された電気回路部18と、電気回路部18に電気的に接続された第2給電部20と、を備える。また、第1給電部19は、環状弾性部材13と対向し、フレキシブルプリント基板14とリブ12bとで挟まれた領域の隙間寸法が、当該領域で挟持される環状弾性部材13の一部の無負荷状態での厚み寸法d2よりも、挟持方向に沿う方向に小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば携帯電話端末、携帯型情報端末(PDA)、携帯型音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機等に利用可能な携帯無線機に関し、特にアンテナや地線と電気回路との電気的接点の近傍の構造に関する。
近年、例えば携帯電話端末のような携帯無線機においては、防水機能が求められている。携帯無線機等の防水構造として、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されている従来技術が存在している。
特許文献1では、ホイップアンテナを摺動可能に保持する給電金具(アンテナガイド)の一部分に給電突起を形成し、この給電突起が防水用のパッキンを介して連通孔を通り回路基板と接続されるように構成されることが開示されている。
特許文献2では、アンテナ導体およびグランドプレーン(地線)導体を防水シールに貼り付け、この防水シールを筐体の外周面に全周に渡って密着させて、筐体を防水することが開示されている。また、アンテナ導体およびグランドプレーン導体は、それぞれ筐体の外周面に設けた穴部を介して筐体内の回路基板と電気的に接続され給電される構造になっている。
特許文献3では、筐体が上ケースと下ケースとで構成され、上ケースと下ケースとの連結部に額縁型の防水パッキンが存在し、アンテナ素子が防水パッキンの内部に埋設されるように構成されることが開示されている。
特開2009−010792号公報 特開平7−99403号公報 特開平6−37876号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、給電部の近傍、すなわち回路基板上のランド(露出した電極)とアンテナ素子との接続部分の防水性の確保が困難である。更に、接続状態が不安定になったり、アンテナの特性にばらつきが生じたりする可能性もある。
例えば、特許文献1の技術の場合、連通孔を通る給電突起の箇所を確実に防水し、しかも安定した接続状態を実現するのは容易ではない。特許文献2の技術の場合には、各導体と回路とを穴部を介して接続する箇所で安定した接続状態を確保し、しかも確実に防水するのは容易ではない。特許文献3の技術の場合には、防水性の確保は容易であるが、組み立てが難しいので量産性に難がある。また、アンテナ素子の配置状態や形状を均一に維持するのが難しくなるため、アンテナの特性にばらつきが生じる可能性がある。
本発明は、給電部近傍における防水性の確保を容易にすると共に、アンテナ等の導体と回路基板との安定した接続状態を容易に確保することが可能な携帯無線機を提供することを目的とする。
本発明の携帯無線機は、第1ケースと第2ケースとが組み合わされる筐体を有する携帯無線機であって、前記第1ケースと前記第2ケースとで挟持された環状弾性部材と、前記環状弾性部材と一体に形成され、前記環状弾性部材で囲まれた領域内に向かって延設されたフレキシブルプリント基板と、前記フレキシブルプリント基板上に配設されたアンテナ部と、前記フレキシブルプリント基板上に配設され、前記アンテナ部と電気的に接続された第1給電部と、前記環状弾性部材で囲まれた領域内に配設された回路基板と、前記回路基板上に配設された電気回路部と、前記電気回路部に電気的に接続された第2給電部と、を備え、前記第1給電部が、前記環状弾性部材と対向し、前記フレキシブルプリント基板と前記フレキシブルプリント基板と対向する筐体の一部とで挟まれた領域の隙間寸法が、当該領域で挟持される前記環状弾性部材の一部の無負荷状態での厚み寸法よりも、挟持方向に沿う方向に小さい。
この携帯無線機によれば、筐体の第1ケースと第2ケースを組み合わせたときに、環状弾性部材に発生する弾性力により第1給電部が挟持方向に押圧され、第1給電部と第2給電部とが電気的に接続され、アンテナ部と電気回路部とが電気的に接続される。すなわち、環状弾性部材の弾性力により、接続箇所の防水性と安定した電気接続性とが確保される。
また、本発明の携帯無線機は、前記フレキシブルプリント基板及び前記アンテナ部が、前記環状弾性部材で囲まれた領域内に向かって少なくとも前記第2給電部と対向する位置まで延設され、前記第2給電部が、前記回路基板上に前記第1給電部との対向面に配設されている。
この携帯無線機によれば、回路基板上に給電部が存在するため、給電の接続のために必要な部品点数を減らすことが可能になり、組み付けも更に容易になる。
また、本発明の携帯無線機は、前記フレキシブルプリント基板の少なくとも一部が、前記環状弾性部材で囲まれた領域の内周に沿って環状に形成され、かつ、当該フレキシブルプリント基板の一部が、前記環状弾性部材で囲まれた領域を横断する。
この携帯無線機によれば、フレキシブルプリント基板の一部(橋渡し部)が環状弾性部材で囲まれた領域を横断するように形成されているので、給電部が配置される位置を高精度で合わせることができる。すなわち、橋渡し部の位置に第1給電部および第2給電部が配置されるので、フレキシブルプリント基板の形状により位置精度がほぼ決定される。従って、組み付けの際に相対的な取り付け位置のばらつきが生じにくく、アンテナ特性にばらつきが生じにくい。
また、本発明の携帯無線機は、前記第1給電部又は第2給電部が、導電性を有する突起部を備える。
この携帯無線機によれば、突起部により第1給電部と第2給電部とを電気的に接続できるため、部品点数の削減や生産性の改善に役立つ。
また、本発明の携帯無線機は、前記第1給電部と前記第2給電部とを電気的に接続する給電板金を備える。
この携帯無線機によれば、第1給電部と第2給電部とを板金を介して接続するので、回路基板とアンテナ部との距離を大きくすることが可能になる。すなわち、アンテナ部を回路基板上のグランドパターンから十分に離間させることにより、アンテナの放射抵抗を高くでき、高いアンテナ特性を確保できる。
また、本発明の携帯無線機は、前記環状弾性部材が、前記第1ケースと前記第2ケースとで挟持される環状防水部と、前記環状防水部の一部から前記環状防水部で囲まれた領域内に向かって延設された給電補助部と、を備え、前記環状防水部の厚み寸法が、前記給電補助部の厚み寸法よりも、前記挟持方向に沿う方向に小さい。
この携帯無線機によれば、給電部の防水性と電気接続性とをそれぞれ容易に確保できる。すなわち、防水性については環状弾性部材の環状防水部の厚みにより調整可能な荷重により確保することができ、第1給電部と第2給電部との電気接続性については、環状弾性部材の給電補助部の厚みにより調整可能な荷重により確保することができる。環状防水部の厚み寸法は前記給電補助部の厚み寸法よりも前記挟持方向に沿う方向に小さいので、それぞれの箇所に適正な荷重をかけることが可能になる。
また、本発明の携帯無線機は、第1ケースと第2ケースとが組み合わされる筐体を有する携帯無線機であって、前記第1ケースと前記第2ケースとで挟持された環状弾性部材と、前記環状弾性部材と一体に形成され、前記環状弾性部材で囲まれた領域内に向かって延設されたフレキシブルプリント基板と、前記フレキシブルプリント基板上に配設された地線部と、前記フレキシブルプリント基板上に配設され、前記地線部と電気的に接続された第1電気的接続部と、前記環状弾性部材で囲まれた領域内に配設された回路基板と、前記回路基板上に配設されたグランド部と、前記グランド部に電気的に接続された第2電気的接続部と、を備え、前記第1電気的接続部が、前記環状弾性部材と対向し、前記フレキシブルプリント基板と前記フレキシブルプリント基板と対向する筐体の一部とで挟まれた領域の隙間寸法が、当該領域で挟持される前記環状弾性部材の一部の無負荷状態での厚み寸法よりも、挟持方向に沿う方向に小さい。
この携帯無線機によれば、筐体の第1ケースと第2ケースを組み合わせたときに、環状弾性部材に発生する弾性力により第1電気的接続部及び第2電気的接続部が挟持方向に押圧され、地線部と回路基板上のグランド部とが電気的に接続される。すなわち、環状弾性部材の弾性力により、接続箇所の防水性と安定した電気接続性とが確保される。地線部はアンテナの適切な特性を確保するために役立つ。
また、本発明の携帯無線機は、前記グランド部と前記第2電気的接続部との間にリアクタンス素子が介挿されている。
この携帯無線機によれば、地線部の電気的特性をリアクタンス素子により適正に調整できる。
本発明によれば、給電部近傍における防水性の確保を容易にすると共に、アンテナ等の導体と回路基板との安定した接続状態を容易に確保することが可能である。
本発明の実施形態における携帯無線機内部の主要な構成要素の配置状態の一例を表す平面図 図1のA−A’線断面から見た給電部近傍の一例の部分拡大断面図 図1に示した携帯無線機の主要な構成要素の一例を表す分解斜視図 図2に示した給電部近傍の構成の一例を表す分解斜視図 図1に示した携帯無線機に関する変形例1の構成を表す平面図 図5のB−B’線断面から見た給電部近傍の一例の部分拡大断面図 図1に示した携帯無線機に関する変形例2の構成を表す平面図 本発明の実施形態における突起を備えた給電部の具体例を表す斜視図 図1に示した携帯無線機に関する変形例3の構成の一部分を表す平面図 図9に示した構成の変形例を表す平面図 図1に示した携帯無線機に関する変形例4の構成の一部分を表す平面図
本発明の実施形態における携帯無線機について、図面を参照しながら以下に説明する。
図1は、本発明の実施形態における携帯無線機の内部の主要な構成要素の配置状態の概要を示している。また、この携帯無線機が分解された状態が、図3に斜視図として示されている。図1に示す携帯無線機は、例えば携帯電話端末であり、無線通信機能およびアンテナを搭載している。
この携帯無線機の筐体10は、形状が変化しない固定形状であり、図3に示す第1ケース11と第2ケース12とを厚み方向(Z軸方向)に組み合わせ、例えば嵌め合わせることにより構成される。この筐体10の内空間には、図3に示すように、電気回路部18を搭載した回路基板17と、フレキシブルプリント基板14と、環状弾性部材13とが収容される。電気回路部18には、例えば無線回路や整合回路が含まれる。フレキシブルプリント基板14上には、例えば金属(導電体)の印刷パターンとして形成されたアンテナ部15が配設されている。印刷パターンとして形成する場合には、通常は印刷された銅箔をエッチング等で所定の形状に加工して形成する。なお、アンテナ部15については印刷パターン以外の個別の部品で構成しても良い。
図1、図3に示すように、筐体10および回路基板17の平面形状は矩形である。回路基板17は、XY平面において環状弾性部材13の内側に収容される。
フレキシブルプリント基板14の形状は、この例では回路基板17の外周全体を取り囲むことができるように環状に形成されている。具体的には、フレキシブルプリント基板14の外周の輪郭および内周の輪郭がそれぞれ矩形に形成されており、フレキシブルプリント基板14の内周の輪郭の大きさは回路基板17の外周の大きさよりも少し大きく形成され、フレキシブルプリント基板14の外周の輪郭の大きさは内周の輪郭よりも少し大きく形成されている。また、フレキシブルプリント基板14の外周の輪郭の大きさは、筐体10の内空間に収容可能な大きさになっている。
なお、「環状」とは、ある領域を囲むように周回して閉じられた円形状、額縁のような矩形の輪郭を有する形状等を含む。
従って、図1に示すように、筐体10の外周に近い位置に沿うようにフレキシブルプリント基板14が配置され、フレキシブルプリント基板14の内周の内側に回路基板17が配置されることができる。なお、フレキシブルプリント基板14の形状については、必ずしもフレキシブルプリント基板14を取り囲むように環状に形成される必要はなく、アンテナ部15の近傍だけに配置されてもよい。
環状弾性部材13は、主に防水機能を実現するための弾性を有する部材であり、例えば非導電性のゴムパッキンである。環状弾性部材13の平面形状は、フレキシブルプリント基板14と同様に環状であり、環状弾性部材13の内周、外周共に平面形状は例えば矩形に形成されている。環状弾性部材13の外周の大きさは、フレキシブルプリント基板14の外周よりも大きく、且つ筐体10の内空間に収容できる大きさに形成されている。なお、フレキシブルプリント基板14は、厚み方向に環状弾性部材13と重ねて接着等により固定され、フレキシブルプリント基板14と環状弾性部材13は一体化されている。
なお、ここでは、様々な構成要素が矩形に形成されていることを例としているが、例えば略楕円形状でもよく、様々な形状が考えられる。
アンテナ部15に給電するために設けられた給電部16の近傍の詳細な構成が図2および図4に示されている。図2および図4は、図1のA−A’線断面から見た給電部近傍の状態を表している。
図4に示すように、環状弾性部材13には環状防水部21と給電補助部22とが一体に形成されている。環状防水部21は、図4に示すようにZ軸方向の上端および下端に中央部がそれぞれ突出した曲面形状を有し、断面形状は略楕円形状である。給電補助部22は、環状防水部21の少なくとも一部分から環状防水部21の内周側、すなわち回路基板17に向かう方向に延び(延設され)、平板形状に形成されている。環状防水部21の厚み寸法d1は、給電補助部22の厚み寸法d2よりも大きくなっている。
図4に示す例では、給電補助部22のX軸方向の幅w1とフレキシブルプリント基板14のX軸方向の幅w2とは、ほぼ同等に形成されている。図4に示す状態で、フレキシブルプリント基板14の上側の面は、給電補助部22の下側の面と重ね合わせた状態で接着され一体化される。
図3に示すように、第1ケース11内には内側(Z方向)に突出したリブ11aが形成されている。このリブ11aは、環状防水部21と同様に環状に形成され、リブ11aの内周および外周の輪郭形状はそれぞれ矩形になっている。また、リブ11aと同等の形状のリブ12aが第2ケース12の内側(Z方向)に突出するように形成されている。
図4に示すように、環状弾性部材13の環状防水部21と対向するリブ11aの上面11bは、環状防水部21の形状に合わせて曲面状の凹部を形成している。同様に、環状防水部21と対向するリブ12aの下面12dは環状防水部21の形状に合わせて曲面状の凹部を形成している。従って、環状防水部21の下面とリブ11aの上面11bとを当接し、環状防水部21の上面とリブ12aの下面12dとを当接した状態で第1ケース11と第2ケース12とを組み付ければ、図2に示すようにリブ11aとリブ12aとで環状弾性部材13を挟み、挟持した状態で固定することができる。
環状弾性部材13の環状防水部21の厚み寸法d1については、第1ケース11と第2ケース12とを組み付けた状態におけるリブ11aからリブ12aまでの間隙の寸法と、防水機能のために必要な適正な押圧力とを考慮して決定される。
図2、図4に示すように、リブ12aと隣接する内周側の位置には、リブ12bが形成されている。リブ12aとリブ12bとの間には間隙12cが形成されている。リブ12bは、給電補助部22と対向する位置に配置され、リブ12aと同様に環状に形成されてもよいし、環状防水部21と対向する部分のみに形成されてもよい。給電補助部22と対向するリブ12bの先端面は、給電補助部22の面の形状に合わせて平坦に形成されている。
図2における回路基板17の下側の面の一部には、グランド部24が形成されている。グランド部24は例えば印刷パターンにより形成される。また、回路基板17の下側の面のグランド部24以外の領域の一部には、表面に露出したいくつかの電極(ランド)がグランド部24から電気的に絶縁された状態で形成されている。これらの電極の中には、電気回路部18内の無線回路部等(図示せず)と接続された給電ランド25も含まれている。
この無線回路部とフレキシブルプリント基板14上のアンテナ部15とを電気的に接続しアンテナに給電するために給電部16が設けてある。この給電部16は、第1給電部19と第2給電部20とで構成されている。図2に示す例では、第1給電部19は、アンテナ部15の一端近傍(下面)に形成された電極15aにより構成され、第2給電部20は、給電ランド25と給電板金23とで構成されている。
給電板金23は導電性の薄板状の金属により形成されており、その一端が給電ランド25と電気的に接続されている。給電板金23は、図2に示すように、回路基板17上の給電ランド25と厚み方向に対向する位置を一端として、その外側にフレキシブルプリント基板14に向かって延び、給電板金23の他端はアンテナ部15の電極15aと厚み方向に対向する位置まで達している。
環状弾性部材13の給電補助部22の厚み寸法d2は、図2に示すように、環状弾性部材13およびフレキシブルプリント基板14を間に挟んだ状態で第1ケース11と第2ケース12とを組み付けた状態で給電部16に加わる厚み方向の押圧力が適正になるように、決定してある。従って、フレキシブルプリント基板14の上面からそれと厚み方向に対向する筐体の一部(リブ12bの下面、図4参照)までの領域の隙間寸法が、当該領域で挟持される給電補助部22の無負荷状態での厚み寸法(d2)よりも、挟持方向(Z軸方向)に沿う方向に小さくなるように定めてある。
従って、図2に示すように、環状弾性部材13およびフレキシブルプリント基板14を間に挟んだ状態で第1ケース11と第2ケース12とを組み付けると、給電板金23の他端とアンテナ部15の電極15aとが電気的に接触し、この接触した領域が環状弾性部材13の給電補助部22の弾性力により厚み方向(Z軸方向)に押圧される。このため、給電部16において、アンテナ部15の電極15aと給電板金23との接続状態を適切に維持できる。
なお、第2ケース12側の構成については、間隙12cを廃止し、リブ12aとリブ12bとを一体化するように形成しても良い。
また、環状弾性部材13を用いて防水機能と給電部16における適正な電気接続状態とを維持するためには、次の点が重要である。
環状防水部21を押圧する力(単位面積あたりに加わる力)F1については、力が大きすぎるとその力によって筐体10である第1ケース11、第2ケース12の間に隙間ができてしまい、かえって防水性が損なわれる可能性があるので、必要な防水性能を維持でき、且つ隙間が生じない程度に適正な力で環状防水部21を押圧する必要がある。
給電補助部22を押圧する力(単位面積あたりに加わる力)F2については、第1給電部19と第2給電部20との間の電気接点において、適正な電気接続状態を維持するのに必要な力(単位面積あたりに加わる力)F3が加わるように設計する必要がある。押圧する力F2と電気接点に加わる力F3との関係は、電気接点の面積に応じて定まる。
実際の携帯無線機においては、例えば水深1m程度に対応した防水性能を持たせる場合に、電気接点に加わる力F3は環状防水部21を押圧する力F1に比べて例えば10倍から100倍程度に大きくする必要がある。1つの環状弾性部材13を環状防水部21と給電補助部22とに共用して、各部に適正な押圧力を加えるためには、次のような方法が想定される。
(1)それぞれの押し圧が可変となるように、環状防水部21及び給電補助部22の厚みを変えてストロークを調整する。
(2)それぞれの押し圧が可変となるように、リブ11a、リブ12a、リブ12bの突起の高さを調整する。
図1に示すように、回路基板17の外側に配置されたフレキシブルプリント基板14上にアンテナ部15を設置することにより、このアンテナ部15と回路基板17上のグランド部24との距離大きくすることができ、アンテナの性能が劣化することを防止できる。回路基板17とアンテナ部15とは、例えば数mm程度の距離を隔てるように配置されることが想定される。この距離は筐体10の大きさや空いている空間の大きさによって制限されるが、使用する無線周波数の波長λに対して平均的な距離が0.01λ以上になるように定められ、好ましくは、0.1〜0.2λ程度の距離に定められる。
(変形例1)
図5は、図1に示した携帯無線機に関する変形例1の構成を示している。また、図6は、図5のB−B’線断面から見た給電部近傍の構成を示されている。なお、図5、図6において図1〜図4の構成と対応する要素は同一の符号を付している。変形例1において、図1に示した携帯無線機の構成から変更された構成について主に説明する。
図5、図6に示すフレキシブルプリント基板14Bは、前述のフレキシブルプリント基板14と同様に、環状弾性部材13で囲まれた領域の内周に沿って環状に形成されているが、一部分に異なる形状を有している。すなわち、フレキシブルプリント基板14Bは、図5のB−B’線の箇所で周辺部(フレキシブルプリント基板14Bの環状部分の一部)から内周側の領域に向かって延びる延長部14Baを有している。延長部14Baの先端部は、少なくとも厚み方向で回路基板17の一部分と対向する位置まで延びている。また、フレキシブルプリント基板14B上のアンテナ部15Bも、延長部14Baの先端近傍まで延びる延長部15Baを有している。
また、図5、図6に示す環状弾性部材13Bも、前述の環状弾性部材13と同様に、環状に形成されているが、一部分に異なる形状を有している。すなわち、フレキシブルプリント基板14Bの形状に合わせて、環状弾性部材13Bの給電補助部22には延長部14Baと対向して延長部22Baが形成されている。延長部22Baの先端部は、少なくとも厚み方向で回路基板17の一部分と対向する位置まで延びている。
アンテナ部15Bの延長部15Baの下面に電極が形成されており、これが第1給電部19を形成する。一方、回路基板17上に露出した電極(ランド)には、導電体で構成される給電ピン26が回路基板17の表面から厚み方向に突出するように取り付けてある。この給電ピン26が第2給電部20を構成する。
従って、図6に示すように各構成要素を組み付けると、第1給電部19である延長部15Baの下面の電極と第2給電部20である給電ピン26の先端とが接触し、この接触面は給電補助部22Bの弾性力により対向する方向(厚み方向)に押圧される。従って、給電部16Bにおいては、延長部15Baの下面の電極と給電ピン26の先端とが接触状態を維持し、電気的に接続された状態になる。
図6に示すように、第2ケース12側のリブ12bは、給電ピン26と対向する位置に形成されている。従って、リブ12bにより給電補助部22B上の給電ピン26と対向する箇所を押圧し、延長部15Baの下面電極と給電ピン26の先端との接触面を押圧することができる。
図5、図6に示す構成の場合、回路基板17上の給電ピン26とアンテナ部15Bの電極とが直接対向するので、給電板金23を設ける必要がなくなり、給電部16の構造が簡略化される。
なお、図6に示す構成においては、回路基板17上の給電用ランドに配置した給電ピン26を第2給電部20として設けてあるが、給電ピン26の代わりに、図8に示すような給電板金23Bを回路基板17上の給電用ランドに例えば半田付けにより実装しても良い。給電板金23B上には、板金の表面から小さな複数の突起23Baが突出している。これらの突起23Baは導電性を有しているので、対向する第1給電部19と電気的に接続できる。突起23Baの高さについては、例えば0.1mm程度が想定される。また、図8に示すような給電板金23Bをフレキシブルプリント基板14側のアンテナ部15の給電用ランドに配置して、この給電板金23Bを第1給電部19として利用しても良い。
(変形例2)
図7は、図1に示した携帯無線機に関する変形例2の構成を示している。なお、図7において、図1〜図6の構成と対応する要素は同一の符号を付している。変形例2において、図1又は図5に示した携帯無線機の構成から変更された構成について主に説明する。
図7に示すフレキシブルプリント基板14Cは、前述のフレキシブルプリント基板14と同様に、環状弾性部材13で囲まれた領域の内周に沿って環状に形成されているが、一部分に異なる形状を有している。すなわち、フレキシブルプリント基板14Cは、環状弾性部材13で囲まれた領域を横断する橋渡し部40を有している。橋渡し部40は、図7におけるフレキシブルプリント基板14Cの左端側の任意の箇所14Caと右端側の任意の箇所14Cbとを橋渡しする板状の領域であり、所定の幅を有している。
また変形例1と同様に、フレキシブルプリント基板14C上のアンテナ部15Bは、下端部が橋渡し部40に沿って延長され、少なくとも給電部16Bまで(回路基板17の一部分と対向する位置まで)延びている。
図7に示す環状弾性部材13Bについては、前述の環状弾性部材13と同様に、環状に形成されているが、一部分に異なる形状を有している。すなわち、フレキシブルプリント基板14Cの形状およびアンテナ部15Bの形状に合わせて、環状弾性部材13Bの給電補助部22には、アンテナ部15Bの延長部15Baと対向する箇所に延長部22Baが形成されている。延長部22Baの先端部は、厚み方向で回路基板17の一部分と対向する位置まで延びている。
なお、給電部16Bを配置する位置については、必要に応じて変更しても良い。例えば橋渡し部40の中央付近に給電部を配置することも考えられる。図7に示す構成の場合には、給電部16Bが橋渡し部40上に存在するので、給電部16Bが形成される位置はフレキシブルプリント基板14Cの形状により決定され、変形による位置ずれが生じないため高精度の位置決めが可能になる。従って、給電部16Bの位置のばらつきが生じにくく、アンテナの特性が安定する。
ところで、先の説明では筐体が1つである場合を想定したが、複数の筐体を備え、折りたたみやスライドにより開閉する携帯無線機も多い。複数の筐体を備える場合、携帯無線機は、例えば上筐体と下筐体とをヒンジ等を介して連結して構成される。このような携帯無線機では、上筐体と下筐体のいずれか一方に、無線回路等の電気回路部を搭載した回路基板17、環状弾性部材13を収容し、他方の筐体にアンテナ部15を含むフレキシブルプリント基板14、環状弾性部材13を収容する構成も想定される。
(変形例3)
ここまでは、環状弾性部材13とフレキシブルプリント基板14を一体化した部材を、アンテナ部15の給電部の電気的接続を実現するために利用する場合を説明したが、これと同様の構造は、地線の電気的接続にも適用することができる。地線は、アンテナが利用する地表面に相当する要素を電気的に形成するための部品であり、回路基板17上のグランド部24と接続される。
図9は、図1に示した携帯無線機に関する変形例3の構成の一部分を示している。図9に示す変形例3においては、一部図示していないが、アンテナ部15又はアンテナ部15Bの代わりに、地線部27を用いており、第1給電部19の代わりに第1電気的接続部、第2給電部20の代わりに第2電気的接続部を用いており、これら以外の構成は先に説明した携帯無線機の構成と同様である。なお、図9において、図1〜図8の構成と対応する要素は同一の符号を付している。変形例3において、図1、図5、又は図7に示した携帯無線機の構成から変更された構成について主に説明する。
図9にはフレキシブルプリント基板14が示されていないが、地線部27は、アンテナ部15又は15Bと同様に、フレキシブルプリント基板14上に印刷パターンとして形成されてもよいし、フレキシブルプリント基板14の印刷パターン以外の個別の部品で構成されてもよい。また、図9には示されていないが、フレキシブルプリント基板14は環状弾性部材13と一体に構成されており、例えば図2と同様に、環状弾性部材13及びフレキシブルプリント基板14が環状弾性部材13の内側に向かって延びている。
図9に示す電気的接続部29は、地線部27と電気的に接続された第1電気的接続部と、グランド部24に電気的に接続された第2電気的接続部と、を有する。電気的接続部29は、図1、図5等で示した給電部16、16Bと同様の構成を有している。但し、電気的接続部29は、地線部27と回路基板17上のランド(電極)28とを接続する。このランド28は回路基板17上でグランド部24と電気的に接続されている。ランド28は第2電気的接続部の一例である。これ以外の構成については、図1、図2に示す構成と同様である。
従って、アンテナ用の地線部27を回路基板17と接続するための電気的接続部29の近傍においても、環状弾性部材13とフレキシブルプリント基板14を一体化した部材を用いることで、防水性を損なうことなく、安定した電気接続性能を得ることができる。
図9に示した構成の変形例が図10に示されている。図10に示した構成例においては、回路基板17上でランド28とグランド部24との間にリアクタンス素子30が介挿されている。リアクタンス素子30の具体例としては、コイルやコンデンサが想定される。リアクタンス素子30は、地線部27の電気的特性を調整するために利用できる。
(変形例4)
図11は、図1に示した携帯無線機に関する変形例4の構成の一部分を示している。図11に示す構成においては、携帯無線機上にアンテナ部や地線部などアンテナとして機能する構成要素を複数搭載する場合を想定している。具体的には、フレキシブルプリント基板14D上に、アンテナ部31と、アンテナ部32と、地線部33とが、それぞれ例えば印刷パターンとして形成されている。フレキシブルプリント基板14Dの形状は、フレキシブルプリント基板14と同様である。
アンテナ部31は、逆Fアンテナを構成可能なアンテナ部であり、Y軸方向に延びる帯状の形状を有している。アンテナ部31に配設される給電用の電極は、給電部34を介して回路基板17上の電極と電気的に接続され、回路基板17上の無線回路等と接続されている。図11におけるアンテナ部31に配設されるグランド用の電極は、電気的接続部35を介して回路基板17上の電極と接続され、更に必要に応じてリアクタンス素子36を経由してグランド部24と電気的に接続されている。
アンテナ部32は、Y軸方向に延びる帯状の形状を有している。アンテナ部32に配設される給電用の電極は、給電部37を介して回路基板17上の電極と電気的に接続され、回路基板17上の無線回路等と接続されている。
地線部33は、アンテナ部32が延びる方向と直交するX軸方向に延びる帯状の形状を有している。地線部33に配設されるグランド用の電極は、電気的接続部38を介して回路基板17上の電極と電気的に接続され、更に必要に応じてリアクタンス素子39を経由してグランド部24と電気的に接続されている。
図11に示した給電部34、電気的接続部35、給電部37、電気的接続部38のそれぞれの構造については、図1、図2に示した給電部16の構造と同様である。
このように、給電部や電気的接続部の近傍における防水性の確保を容易にすると共にアンテナ等の導体と回路基板との安定した接続状態を容易に確保しながら、アンテナ部、地線部を用いて様々な種類のアンテナを構成することができる。
給電部近傍における防水性の確保を容易にすると共に、アンテナ等の導体と回路基板との安定した接続状態を容易に確保することが可能な携帯無線機等に有用である。
10 筐体
11 第1ケース
11a リブ
12 第2ケース
12a,12b リブ
12c 間隙
13 環状弾性部材
14 フレキシブルプリント基板
15 アンテナ部
16 給電部
17 回路基板
18 電気回路部
19 第1給電部
20 第2給電部
21 環状防水部
22 給電補助部
23 給電板金
24 グランド部
25 給電ランド
26 給電ピン
27 地線部
28 ランド
29,35,38 電気的接続部
30,36,39 リアクタンス素子
31,32 アンテナ部
33 地線部
34,37 給電部

Claims (8)

  1. 第1ケースと第2ケースとが組み合わされる筐体を有する携帯無線機であって、
    前記第1ケースと前記第2ケースとで挟持された環状弾性部材と、
    前記環状弾性部材と一体に形成され、前記環状弾性部材で囲まれた領域内に向かって延設されたフレキシブルプリント基板と、
    前記フレキシブルプリント基板上に配設されたアンテナ部と、
    前記フレキシブルプリント基板上に配設され、前記アンテナ部と電気的に接続された第1給電部と、
    前記環状弾性部材で囲まれた領域内に配設された回路基板と、
    前記回路基板上に配設された電気回路部と、
    前記電気回路部に電気的に接続された第2給電部と、
    を備え、
    前記第1給電部は、前記環状弾性部材と対向し、
    前記フレキシブルプリント基板と前記フレキシブルプリント基板と対向する筐体の一部とで挟まれた領域の隙間寸法が、当該領域で挟持される前記環状弾性部材の一部の無負荷状態での厚み寸法よりも、挟持方向に沿う方向に小さい携帯無線機。
  2. 請求項1に記載の携帯無線機であって、
    前記フレキシブルプリント基板及び前記アンテナ部は、前記環状弾性部材で囲まれた領域内に向かって少なくとも前記第2給電部と対向する位置まで延設され、
    前記第2給電部は、前記回路基板上に前記第1給電部との対向面に配設された携帯無線機。
  3. 請求項2に記載の携帯無線機であって、
    前記フレキシブルプリント基板の少なくとも一部は、前記環状弾性部材で囲まれた領域の内周に沿って環状に形成され、かつ、当該フレキシブルプリント基板の一部は、前記環状弾性部材で囲まれた領域を横断する携帯無線機。
  4. 請求項2または3に記載の携帯無線機であって、
    前記第1給電部又は第2給電部は、導電性を有する突起部を備える携帯無線機。
  5. 請求項1に記載の携帯無線機であって、更に、
    前記第1給電部と前記第2給電部とを電気的に接続する給電板金を備える携帯無線機。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の携帯無線機であって、
    前記環状弾性部材は、
    前記第1ケースと前記第2ケースとで挟持される環状防水部と、
    前記環状防水部の一部から前記環状防水部で囲まれた領域内に向かって延設された給電補助部と、を備え、
    前記環状防水部の厚み寸法は、前記給電補助部の厚み寸法よりも、前記挟持方向に沿う方向に小さい携帯無線機。
  7. 第1ケースと第2ケースとが組み合わされる筐体を有する携帯無線機であって、
    前記第1ケースと前記第2ケースとで挟持された環状弾性部材と、
    前記環状弾性部材と一体に形成され、前記環状弾性部材で囲まれた領域内に向かって延設されたフレキシブルプリント基板と、
    前記フレキシブルプリント基板上に配設された地線部と、
    前記フレキシブルプリント基板上に配設され、前記地線部と電気的に接続された第1電気的接続部と、
    前記環状弾性部材で囲まれた領域内に配設された回路基板と、
    前記回路基板上に配設されたグランド部と、
    前記グランド部に電気的に接続された第2電気的接続部と、
    を備え、
    前記第1電気的接続部は、前記環状弾性部材と対向し、
    前記フレキシブルプリント基板と前記フレキシブルプリント基板と対向する筐体の一部とで挟まれた領域の隙間寸法が、当該領域で挟持される前記環状弾性部材の一部の無負荷状態での厚み寸法よりも、挟持方向に沿う方向に小さい携帯無線機。
  8. 請求項7に記載の携帯無線機であって、
    前記グランド部と前記第2電気的接続部との間にリアクタンス素子が介挿された携帯無線機。
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