JP2008244879A - 携帯無線端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部の面積を極力大きくし、更に筐体を厚くすること無く、アンテナを内蔵した筐体の長さを短くした携帯無線端末を提供する。
【解決手段】高周波回路が片面に実装される第1回路基板と、開口面を有する箱状であり、前記開口面で前記高周波回路を覆う導電性を有するシールドケースと、前記第1回路基板に少なくともアンテナ給電線を含んで電気的に接続される第2回路基板と、導体部および当該導体部への給電を行うための第1給電端子を有するアンテナと、複数のキースイッチが設けられるキー基板と、を備え、前記シールドケースの外部から、前記開口面と反対側面に連続するよう、前記第1回路基板に対向しない位置にまで平板状に延在される延在部を有し、前記延在部は、端部に切り欠き部を有するとともに、当該切り欠き部には非導電性の非導電部材が取り付けられる。
【選択図】図2

Description

この発明は、アンテナを筐体内に備えた携帯無線端末に関する。
従来の携帯電話の内部構造は、基板上の片面にタクトスイッチなどで構成されるキーが配され、もう一方の面に基板に備えなければいけない大多数の電子部品が搭載されているというものであった。つまり、キースイッチを配するために基板の片面の大部分が使用され、他の電子部品はもう片方の面に配されるようになっていた為に電子部品の搭載量に限界があった。
しかしながら、昨今、携帯性を高める為、またはデザイン性を高めるなどの理由により、携帯電話は年を追うごとに小型化や薄型化の一途を辿っている。しかし、携帯電話を小型化や薄型化すると同時に、例えばLCDなどで構成される表示部や、テンキーなどで構成される操作部までもが小型化されると、ユーザの操作性が下がってしまう。更に、昨今の携帯電話においては、通話だけでなくインターネット接続なども行われるようになってきている為に、CPUやメモリなどの電子部品の数も増加する傾向にある。
つまり、現在の携帯電話には、本体の大きさを小さくすることが要求されると同時に、搭載する電子部品の数を増やし、更には操作部や表示部の大きさを従来どおりの大きさに維持するということなどが求められている。
かかる要求に対応して、例えば特開2006−238204といった技術が存在する(図13参照)。
この技術は、基板5000の片側の面にシールドケース4000を必要とする電子部品1000を載置し、もう片方の面にはシールドケースを必要としない部品を載置する。そして、それぞれシールドケースが必要な部品1100が乗せられた基板上に、リブによって中を細かく区切って複数のシールドケースを一つにしたようなシールドケースを被せることにより、電子部品がシールドされる。また、このシールドケースは、基板と反対側の面(天面)が一枚の平面からなっている。この平面の広さはシールドケースが備えられている基板の面積と略同等である。そして、そのシールドケースからなる平面上にFPCからなるキーFPC3000が備えられているというものである。これにおいては、キー以外の部品を両面実装出来、更にキーが配されたキーFPC3000とほぼ同じ面積をもつシールドケースの天面にキーFPCを配置するというものなので、部品を搭載できる基板の面積を増やしながらもキー基板の大きさを維持し、かつ携帯電話を小型化することが提案されている。
ところで図13に示す無線通信端末には、筐体内にアンテナが二つ搭載されている。一つは比誘電率が大きい物質から作られるチップアンテナ8000、もう一つは板金から形成される金属製の内蔵アンテナ7000である。この無線端末は、チップアンテナ8000が、シールドケース4000によって外界との通信を阻害されないようにする為に、シールドケース4000が配される代わりに非導電部材9000が配される。一方内蔵アンテナ7000は、シールドケース4000との干渉を避ける為にシールドケース4000と筐体の厚さ方向に重畳しないようシールドケース4000と重なり合わない基板5000との端部で接触する。
特開2006−238204
チップアンテナ8000は金属製の内蔵アンテナ7000に比べて小型化が可能であるものの利得は金属製の内蔵アンテナ7000よりも小さくなる。よって、EVDO(EVolution Data Only)方式の通信を行う際のサブアンテナとして用いられる。また、金属製の内蔵アンテナ7000は、受信する波長に対応する長さの金属線が配される。また、内蔵アンテナ7000はチップアンテナ8000に比べてサイズは大きくなってしまうものの、アンテナ利得はチップアンテナに比べて大きい為、例えばEVDO方式の通信を行う際のメインアンテナとして利用される。
しかしながら、従来の「無線通信端末」においては、シールドケースと内蔵アンテナを筐体の厚さ方向または、長手方向に極力離して配置しようとする為に、リジット基板をシールドケースが囲われている部分から更に突出させ、更にその突出部からシールドケースが配されている方向とは逆の方向に給電端子が設けられ、内蔵アンテナの端子が接触することによって給電が行われるという構造になっている。従ってリジット基板の突出した箇所の分だけ携帯無線端末は長くなってしまう問題点があった。
しかし、筐体の長さを単純に短くしようとすると、シールドケースの大きさを筐体長さ方向に縮めることとなる。つまり、シールドケースで囲われる基板の面積が減少し、更には当該シールドケースの上面に配されるキーFPCの面積も減少することになってしまうためにキーの大きさを小さくしなければならない。その結果ユーザの操作性が悪くなってしまうという問題があった。
本発明の目的は、操作部の面積を極力大きくし、更に筐体を厚くすること無く、アンテナを内蔵した筐体の長さを短くした携帯無線端末を提供することである。
本発明における携帯無線端末は、高周波回路が片面に実装される第1回路基板と、開口面を有する箱状であり、前記開口面で前記高周波回路を覆う導電性を有するシールドケースと、前記第1回路基板に少なくともアンテナ給電線を含んで電気的に接続される第2回路基板と、導体部および当該導体部への給電を行うための第1給電端子を有するアンテナと、複数のキースイッチが設けられるキー基板と、を備え、前記シールドケースの外部から、前記開口面と反対側面に連続するよう、前記第1回路基板に対向しない位置にまで平板状に延在される延在部を有し、前記延在部は、端部に切り欠き部を有するとともに、当該切り欠き部には非導電性の非導電部材が取り付けられ、第2回路基板は、前記アンテナ給電線に接続される第2給電端子を有するとともに、前記延在部の一方の面に、前記第1回路基板に隣り合い、かつ前記第2給電端子が前記非導電部材に重畳する位置となるように配され、前記延在部と前記第2回路基板の厚みの合計は、前記第1回路基板から前記シールドケースの前記開口面と反対側面までの厚みよりも小さくなるように形成されるとともに、前記キー基板は、前記延在部における前記第2回路基板と反対側の面の、前記非導電部材を含む領域に配され、前記アンテナは、前記導体部が前記延在部に重畳しない位置に配されるとともに、前記第1給電端子が前記非導電部材と重畳する領域にて、前記第2給電端子に当接することを特徴とする。
好適には、本発明における携帯無線端末は、前記非導電部材は、前記延在部の前記第2回路基板側の面と係止する鍔部を備えることを特徴とする。
好適には、本発明における携帯無線端末は、前記第1回路基板と前記シールドケースと前記第2回路基板と前記アンテナを少なくとも内蔵する筐体を更に備え、前記第1給電端子と第2給電端子の何れか一方は、前記非導電部材と重畳する方向に弾性を有し、前記アンテナと前記シールドケースとが前記筐体に組み込まれたときに、弾性変形した状態で他方の給電端子に当接することを特徴とする。
好適には、本発明における携帯無線端末は、前記延在部は、前記第2回路基板側の面に孔部を更に有し、前記鍔部は、前記孔部と係合する爪部を更に有することを特徴とする。
好適には、本発明における携帯無線端末は、前記第2回路基板は、一枚からなる第1両面テープにて、前記非導電部材の領域を含んで前記延在部へ貼り付けられることを特徴とする。
好適には、本発明における携帯無線端末は、前記キー基板は、一枚からなる第2両面テープにて、前記非導電部材の領域を含んで前記延在部へ貼り付けられることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の第2の観点においては、携帯無線端末は、高周波回路が一方の面に実装される回路基板と、開口面を有し、前記開口面で前記高周波回路を覆ってシールドするフレームと、導体部および当該導体部への給電を行うための第1給電端子を有するアンテナと、複数のキースイッチが設けられるキー基板と、を備え、前記フレームは、前記開口面と反対側に平面部を有し、当該平面部の端部には切り欠き部が設けられ、当該切り欠き部には前記平面部を連続形成する、非導電性の非導電部材が取り付けられ、前記回路基板の他方の面には、前記高周波回路に電気的に繋がる第2給電端子を有し、前記キー基板は、前記平面部の前記非導電部材を含む領域に配され、前記アンテナは、前記導体部が前記フレームに重畳しない位置に配されるとともに、前記第1給電端子が前記非導電部材と重畳する領域にて、前記第2給電端子に当接することを特徴とする。
本発明によれば、操作部の面積を極力大きくし、更に筐体を厚くすること無く、アンテナを内蔵した筐体の長さを短くした携帯無線端末を提供することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯無線端末としての一例である携帯電話機1の外観を示す斜視図である。
携帯電話機1は、いわゆるフリップ式の携帯電話機により構成されている。すなわち、携帯電話機1は、本体部3と、本体部3に対して折り畳み可能に連結されたフリップ5とを有している。
本体部3は、ケース7と、ケース7に保持された表示部9及び操作部11とを有している。表示部9及び操作部11は、本体部3の正面3aを構成している。表示部9は本体部3の第1端部3c側に、操作部11は本体部3の第2端部3d側に配置されている。本体部3の正面3aには、通話用のスピーカ13(不図示)の放音口15と、通話用のマイクロフォン17(図6参照)の収音口19とが開口している。放音口15は、表示部9よりも第1端部3c側に、収音口19は、操作部11よりも第2端部3d側に配置されている。本体部3の側面3eには、不図示の記憶媒体の挿入口20やコネクタの挿入口(不図示)が設けられている。
図2は、携帯電話機1の分解斜視図である。また、図3は正面部材グループ29の背面7z側に積層されて構成されている骨部材73、キーシート75の構造を示したものである。
携帯電話機1の本体部3は、本体部3の背面7z側(図2の紙面下方側)から、ケース7と、種々の電気回路等を有する内部アセンブリ21と、パッキン23と、所定の部材を固定するための枠部材25と、本体部3の正面3aを構成する正面部材グループ29とが積層されて構成されている。
ケース7は、リアケース31と、リアケース31の背面側に被せられる蓋体33とを有している。リアケース31及び蓋体33は、例えば樹脂により形成されている。リアケース31は、基部31aと、基部31aの周縁から正面3a側に突出する周壁部31bとを有している。周壁部31bは、例えば、第2端部3d側を除き、基部31aの周縁に沿って延びている。リアケース31において、基部に対向する面は開放されており、開放部31cが形成されている。すなわち、リアケース31は、開放部31cを形成する周壁部31bを有している。
ケース7の平面形状(正面3a又は背面7zから見た形状)は適宜であるが、例えば長方形である。リアケース31の第1端部3c側(図2の紙面右側)には、報知用のスピーカ35が放音面を基部31a側にして取り付けられている。リアケース31の第2端部3d側(図2の紙面左側)には、電波を利用した無線通信用の内蔵アンテナ部80(アンテナ)等が取り付けられる凹部31eが形成されている。
内部アセンブリ21は、フレーム44(シールドケース)に種々の電子部品や回路基板が取り付けられることにより構成されている。フレーム44には、例えば、表示面53aを有する表示器53が取り付けられている。なお、内部アセンブリ21の詳細については後述する。
枠部材25は、例えば、板金により構成されている。枠部材25が表示器53及びフレーム44に被せられ、枠部材25の第1固定部25b及び第2固定部25cがフレーム44の側面44sに形成されたネジボス44t及び係合部44uに係合することにより、表示器53のフレーム44からの脱落が防止される。
正面部材グループ29は、表示器53を保護するための透光板65と、所定の隙間や部材を隠す被覆部材67と、ユーザの操作を受け付けるための操作部材69と、連結部材77とを有している。なお、これらの部材により本体部3の正面3aが構成されることを分かり易く説明するために、これらの部材を正面部材グループ29として概念化したが、これらの部材は、直接的に互いに固定されているわけではない。
透光板65は、リアケース31の開放部31cのうち第1端部3c側に嵌合する大きさ及び形状に形成されている。透光板65は、両面テープ(不図示)によって枠部材25に対して固定される。なお、透光板65は、両面テープに代えて、接着剤等の他の接着部材により枠部材25に固定されてもよい。
被覆部材67は、例えば、樹脂により形成されている。被覆部材67は、透光板65と、操作部材69のキートップ71との間に配置されている。被覆部材67は、例えば、骨部材73に両面テープ(不図示)や接着剤(不図示)により固定されている。
操作部材69は、例えば、図2の紙面下方側から、複数のスイッチ55に被せられるキーシート75と、キーシート75をフレーム44側に押さえつけて固定する骨部材73と、骨部材73上に配置され、骨部材73に形成された不図示の孔部を介してキーシート75に接着されたキートップ71とを有している。骨部材73は、キーシート上に配置される部分の縁部からフレーム44側に突出する第3固定部73bと、第4固定部73cとを有している。第3固定部73b及び第4固定部73cは、枠部材25の第1固定部25b及び第2固定部25cと同様に、フレーム44のネジボス44xと係合する。給電部43z、内蔵アンテナ部80、FPC43については後に詳述する。
以上の構成を有する携帯電話機1は、以下のように組み立てられる。上述のように、枠部材25及び操作部材69は内部アセンブリ21に取り付けられる。そして、これらはリアケース31内に挿入され、リアケース31に嵌合し、固定される。さらに、これらは、ネジ79が、リアケース31の周壁部31bに挿通されるとともに、枠部材25の第1固定部25b及び骨部材73の第3固定部に挿通され、フレーム44のネジボス44tに螺合されることにより、リアケース31に固定される。連結部材77は、リアケース31の背面7z側から挿通された不図示のネジが連結部材77に螺合されることにより、リアケース31に対して固定される。
図4は、FPC43の展開図を示している。
FPC43(第2回路基板)は、第1実装部43a(第1基板の一例)と、第2実装部43b(スイッチ基板の一例)と、第1実装部43aと第2実装部43bとを電気的に接続する接続部43cとを一体に有している。
FPC43には様々な電子部品が備えられる。電子部品が搭載される面は、FPC43のる第1実装面43daと第2実装部43bの紙面表側である第2実装面43dbである。また、ここに搭載される電子部品は高周波回路ではない。つまり、シールドケースによって遮蔽が必要とならない電子部品が搭載される。また、電子部品は全て、同一面側に、リフロー実装されている。FPC43の端部には、一体形成されたFPC延在部43xがある。更にFPC延在部43xに給電部43zが設けられる。
給電部43z(第2給電端子)は、FPC延在部43xの第1実装面43da側の面に設けられる。また給電部43zは略円柱形状をしており、FPC43の面と直交するように配される。また、給電部43zは円柱形状の軸方向に伸縮可能なバネを有しており伸縮可能である。つまり、給電部43zはFPC延在部43xに対して垂直に配される。携帯電話機1が組み立てられたとき、給電部43zのバネか完全に圧縮されFPC延在部43xと接していない方の端部は、後に詳述する被給電部80a(第1給電端子)と電気的接続がとられるようになる。
図5は、携帯電話機1の第2端部3d側周辺の分解図を示したものである。前述したとおり給電部43zは、FPC延在部43xに垂直に設けられる。更に後に詳述するエリアAにおいて給電部43zとFPC延在部43xは非導電部材90と重畳する。非導電部材90については後に詳述する。
内蔵アンテナ部80は導体部80bからなり、更に内蔵アンテナ部80から被給電部80aが突出するように形成されている。導体部80bは電波を送受信する為の板金等により形成された導体を有し、この導体より延長されて形成される導電部材が被給電部80aの給電部43zに対向する部位に設けられる。被給電部80aは、平板の形状をしておりその厚みは約2mmである(第3の厚さ300)。また、被給電部80aは給電部43に対して垂直に配されている。導体部80bは略直方体の形状をしており、第2端部3dに第2領域44z(平面部)の第2端部3d側の端部と重なるになるように配されている。また、導体部80bは、外界と電磁界を介して信号を内部アセンブリ21と送受信する為に、被給電部80aの有する導電部材と電気的に接続された導体を有している。この導電体は、送受信する波長の長さに対応した長さを有している。
前述したとおり、導体部80bは直方体の形状をした樹脂パーツにアンテナとなる導体が直線状になって貼り付けられている。この内蔵アンテナは、2つの周波数帯域を用いた通信であるデュアルバンドの通信に対応しており、800MHzの周波数と2GHzの周波数を利用して通信を行っている。また、被給電部80aは、導体部80bの端部の背面7z側の下端から後に詳述するエリアAに対向して垂直方向に突き出る形で形成され、携帯電話機1が組み立てられたとき給電部43zと接触する。このようにして、第1回路基板45(第1回路基板)と第2領域44zに囲まれた高周波回路であるRFモジュールとの間で、内蔵アンテナ部80は第1回路基板45とFPC43の間に配されるアンテナ給電線を介して電気信号のやりとりを行う。また、給電部43zは、外側給電部43zaと内側給電部43zbからなり、内側給電部43zbがバネ弾性によって外側給電部43zbから出没自在に取り付けられている。従って、携帯電話機1が組み立てられ、筐体7を介して被給電部80aから給電部43zへ押圧が加わると、給電部43zは押圧の力が加えられる方向へ縮む。また、携帯電話機1が組み立てられたとき、給電部43zの長さは約4mmとなる(第4の長さ400)。
次に、内部アセンブリ21の概略を説明する。
図6は、内部アセンブリ21の一部を示す分解斜視図である。なお、図6は、携帯電話機1の本体部3の背面7z側から見た図である。
内部アセンブリ21は、フレーム44と、フレーム44に積層される基板アセンブリ41及びFPC43(フレキシブルプリント配線板。フレキシブル基板の一例)とを有している。基板アセンブリ41は、フレーム44の第1端部3c側(図6の右上側)の第2領域44zの正面3a側に配置されている。
FPC43は、フレーム44に巻き回されることにより、第1実装部43a(第2の回路基板)がフレーム44の第2端部3d側(図1の左下側)の第1領域44w(延在部)の第1配置面44wa側(図6)に配置され、第2実装部43bがフレーム44の第1領域44wの正面3a側の第2配置面44wb(図7)に配置される。複数のスイッチ55(図7)は、第2実装部43bに設けられている。
図7は、内部アセンブリ21の一部を示す分解斜視図である。なお、図7は、携帯電話機1の本体部3の正面3a側(図6とは反対側)から見た図である。
以下、内部アセンブリ21の詳細を説明する。
図6に示すように、基板アセンブリ41は、例えば、第1回路基板45(第2基板の一例)、シールド部材47、第2回路基板49が積層されて構成されている。第1回路基板45及び第2回路基板49は、例えば、硬質の樹脂をベースとしたリジッド基板により構成されている。第1回路基板45及び第2回路基板49の実装面には、種々の電子部品が実装されており、基板アセンブリ41には、種々の電気回路が構成されている。また、第1回路基板45及び第2回路基板49の実装面には、基準電位ラインを構成する基準電位層41a(一部のみ図示する)が形成されている。なお、基板アセンブリ41は一枚の回路基板により構成されてもよい。
FPC43は、いわゆる片面実装のFPCであり、一方の面(実装面43d)にのみ電子部品等が実装される。なお、実装面43dのうち、第1実装部43aにおける部分を第1実装面43da(図6)、第2実装部43bにおける部分を第2実装面43db(図7)という。FPC43は、実装面43dの背面側をフレーム44側に向けて、上述のようにフレーム44に巻き回されている。従って、第1実装部43aは、第1実装面43daの背面が、フレーム44の第1領域44wの第1配置面44waに対向するようにフレーム44に積層され、第2実装部43bは、第2実装面43dbの背面が、フレーム44の第1領域44wの第2配置面44wbに対向するようにフレーム44に積層される。
内部アセンブリ21は、図6を参照して説明した構成に加え、表示器53及び複数のスイッチ55を有している。表示器53は、フレーム44の第2領域44zの凹部44f側に配置されている。
フレーム44は、表面又は全体に導電性を有している。また、フレーム44は、ケース7よりも剛性の高い材料により構成されている。例えば、フレーム44は、金属により構成されている。
フレーム44は、前述したとおり第1領域44wと第2領域44zの二箇所の部位から成り立っている。第2領域44zには表示器53を配置する為の凹部44fが設けられ、第1領域44wにもFPC43の一部の第2実装部43bを配置する為の平面からなる第2配置面44wbが設けられている。
従ってフレーム44は、表示器53とFPC43を繋ぎ合わせるための役割も備わっている。もし表示器53とFPC43が別々のフレームの上に設けられていたならば、携帯電話機1が外界から強い衝撃を受けた際に表示器53とFPC43の間を繋いでいるものはフレーム44より剛性の小さいそれらを取り囲む筐体7のみなので、剛性が足りずに折れてしまう可能性があった。しかしながら、本発明の実施例のように一体形成されたフレーム44の上にFPC43と表示器53が設けられることによって、携帯電話機1に強い衝撃が加わったとき、筐体7の持つ剛性のみで表示器53とFPC43を固定出来ずに携帯電話機1がFPC43と表示器53との間で割れてしまう虞を低減させることが可能となる。つまり、フレーム44の上に表示器53とFPC43が設けられるという構成によって、携帯電話機1は外界からの衝撃に強くなる。
図6及び図7に示すように、第1実装部43a及び第2実装部43bは、例えば、第1領域44wと同等の面積を有する矩形状に形成されている。図7に示すように、第1実装部43aには、例えば、マイクロフォン17や不図示のメモリーカードを挿入するためのスロット部50が設けられている。また、第2実装部43bには、上述のスイッチ55の他、操作部11を照明するための複数のLED61、電流を調整するための複数の抵抗体63が、複数のスイッチ55間に設けられている。
図7に示す表示器53は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイにより構成されている。表示器53は、種々の情報を表示する表示面53aを有している。表示器53の外形は、例えば、矩形の板状に構成されている。表示器53は、表示器53から延在するFPC59を介して基板アセンブリ41と電気的に接続される。
図7に示す複数のスイッチ55は、FPC43の第2実装部43bにおいて、本体部3の正面3a側の面に設けられている。複数のスイッチ55は、ドームスイッチ等の押圧式のスイッチにより構成されている。スイッチ55が押圧されると、所定の信号が生成され、FPC43を介して基板アセンブリ41に出力される。
図6及び図7に示すように、フレーム44は、例えば、概略形状が板状に形成されている。フレーム44は、上述したように、本体部3の第2端部3d側(図6及び図7の紙面左下側)の第1領域44wと、本体部3の第1端部3c側(図6及び図7の紙面右上側)の第2領域44zとを有している。
第1領域44wは、背面7z側の面(図6に示す面)及び正面3a側の面(図7に示す面)の大部分が平坦に形成されている。すなわち、第1領域44wは、平板状に形成されている。第1領域44wの背面7z側の平坦面により、第1実装部43aが積層される第1配置面44waが形成され、第1配置面44waの反対側の平坦面により、第2実装部43bが積層される第2配置面44wbが形成されている。第1領域44wの厚さ(第1配置面44waから第2配置面44wbまでの厚さであって、図10に示すところの第1の厚さ100)は、例えば、1〜3mmである。
第2領域44zは、背面7z側の面(図6に示す面)の大部分に亘って、複数のリブ44aが形成されている。複数のリブ44aは、縦横に延び互いに交差している。複数のリブ44aの配置パターンは、例えば、第1回路基板45のフレーム44側の面に形成された基準電位層41aと同一のパターンであり、リブ44aの頂面は、第1回路基板45の基準電位層41aに当接する。これにより、フレーム44は、基板アセンブリ41の基準電位ラインに電気的に接続される。
複数のリブ44aの頂面により、第2領域44zの背面7z側には、第1回路基板45が積層される第1当接面44zaが形成されている。当接面44zaは、第1領域44wの第1配置面44waよりも背面7z側(図6の左上側)に位置している。すなわち、フレーム44の背面7z側の面には、第1領域44wよりも第2領域44zが高くなるように段差が形成されている。
第2領域44zの正面3a側の面には、表示器53が嵌合する凹部44fが形成されている。凹部44fは、第2領域44zの大部分の面積を占めている。凹部44fの底面により、表示器53が積層される第2当接面44zdが形成されている。
前述したとおり、第1回路基板45には、携帯電話機1が機能するための様々な各種電子部品が搭載されている。第1回路基板45は、その両面に電子部品が実装され、前述したとおり第1回路基板45とフレーム44に囲まれた箇所には図示しないRFモジュールなどが搭載されている。また、その他の高周波回路が第1回路基板45とフレーム44に囲まれた箇所に、もしくは第1回路基板45とシールド47に囲まれた場所に配されている。
第1回路基板45の厚みはシールド47をも含めると最大で3mmほどであり、第1回路基板45に積層されるフレーム44の厚みを加算すると、厚みは最大の箇所で9mmほどとなる(第2の厚さ200)。
図8は、図6におけるフレーム44とFPC43と、それらを張り合わせる第1両面テープ80x、第2両面テープ80yとの関係を示した分解図である。
図8において示したエリアA(切り欠き部)は、後に詳述する非導電部材90がフレーム44に嵌まる箇所のエリアが、携帯電話機1の厚さ方向に囲う領域のことである。
第1両面テープ80x、第2両面テープ80yは携帯電話機1の厚さに全く影響を与えない程度の厚さを有している。また、第1両面テープ80xは第1実装部43aの形に沿った形状をしている。
第1両面テープ80xは一方の面で、FPC延在部43xを含む第1実装部43a全面と貼りつく。第1両面テープ80xのもう一方の粘着面は、第1両面テープ80xの有する面の一つである第1の所定箇所80xaに対応する箇所で本体部90cと貼りつき、その他の箇所で第1配置面44waと貼りつく。また他方の面で第1実装部43aの有する面のうち給電部43zが配されていない面と貼りつく。
第2両面テープ80yは、一方の粘着面でフレーム44の有する面のうち第2配置面44wbと非導電部材90の本体部90cを、FPC43がフレーム44へ巻き回されることにより第2配置面44wbの面と対向配置する第2実装部43bを張りつける。より詳細に述べると、第2両面テープ80yが有する一方の粘着面は、第2両面テープ80yの有する面の一つである第2の所定箇所80yaに対応する箇所において本体部90cと第2配置面44wbとが貼りつき、もう一方の面には第2実装部43bの有する面のうち複数のスイッチ55が配されない面に貼りつく。
つまり、言い換えると、エリアAにおいて、第2実装部43bのエリアAに対応する箇所、第2の所定箇所80ya、本体部90c、第1の所定箇所80xa、FPC延在部43xという順番に積層される。
図9は、図8にて示した分解図が組み立てられたときのIII−III方向の断面図である。
非導電部材90は例えば樹脂などの電気的導電性がないものが用いられて作られ、携帯電話機1の正面側(表示器53が備えられる面側)から見ると、略四角形の形状をしている。また、非導電部材90は、本体部90c、鍔部90a、爪部90bから構成されており第2端部3d側から見ると、図9に示すように給電部43zの隣接する位置に本体部90cが、その両端に2つの鍔部90aが設けられ、更にその鍔部90aの先端から爪部90bが延びている。そして、携帯電話機1が組み立てられる際に第1配置面44waから第2配置面44wb側へ爪部90bを向けてエリアAに本体部90cが嵌め込まれるように組み立てられる。本体部90cの厚さは、前記第1の長さ100とほぼ等しい。鍔部90aは第1配置面44waの面へ非導電部材90が引っかかる為に設けられているもので、第1配置面44waの上へ被さるように鍔部90aが配される。
更に、鍔部90aの一部に爪部90bが設けられ、第1配置面44waの面に爪部90bとはまるフレーム孔部44yyが設けられる。
鍔部90a、爪部90bが第1配置面44wa側の面と接し、また携帯電話機1が組み立てられた時、給電部43zのバネの復元力は非導電部材90を第1配置面44waから第2配置面44wbの方向へと押す(図9の力F)。このとき鍔部90aが第1配置面44waの面へ押し付けられ係合するので、非導電部材90は第1配置面44waから第2配置面44wbの方向へずれなくなる。
図10は、図5におけるII−II断面図を模式的に示したものであり、内蔵アンテナ部80、非導電部材90、フレーム44、第1回路基板45、給電部43zの位置関係を模式的に示した図である。フレーム44と第1回路基板45の厚さを足し合わせた第2の厚さ200は、携帯電話機1を組み立てた時の給電部43zの長さである第4の長さ400と、給電部43zと対向する箇所の本体部90cの厚みである第1の厚さ100と、被給電部80aの厚みである第3の厚さ300とを足した長さよりも大きい。
また、エリアAにおいて、フレーム44を切り欠いて非導電部材90を嵌め込むことによって、次に述べる効果も奏される。もしエリアAにおいてフレーム44が存在していれば、携帯電話機1が持ち運びなどにより振動を受けた際に給電部43zとエリアAに存在するフレーム44の距離が変動する。すると給電部43zとフレーム44との間に生じてしまう容量成分の値が安定しなくなり、アンテナ周辺における系の特性インピーダンス(本発明においては50オームで設定されている。)が整合回路を用いても、図11の等価回路に示すように50オームを保てなくなる。よって、内蔵アンテナ部80と他の電子回路との間でやりとりされる電力の授受に大きなロスが生じてしまう(図11)。しなしながら、図12に示すように、エリアAを非導電部材90へとすることにより、図12の等価回路にて示したように先程述べたような容量成分の変化が無くなるので安定した特性インピーダンスを示すようになる。
以上に述べた実施形態により、以下に述べる効果が奏される。
従来の構成において、内蔵アンテナを筐体内部へ入れ込むことによって筐体の小型化を図ると、シールドケースと給電部が筐体の厚さ方向に重畳してしまうために給電部がシールドされアンテナとして利用できなかった。
つまり、被給電部80aからみたときに、実質給電部43zからアンテナとして有効と見なせるが、エリアAの領域が金属で形成されているならば、シールドとして機能している為にアンテナから出力される電波は、エリアAの領域を透過出来ない為,放射方向に制限が加わってしまう。また、これは電波の受信時にも同じことが言え、受信の際には一部の方向からの電波を遮断することになってしまい、受信の性能が悪い。ところが、本発明ではエリアAの領域をさまたげる金属物が無いので送受信の特性が良好となる。よって、アンテナは対応する電波の周波数に対応した長さ分だけの大きさを必要としていたものが、本発明においては給電部43z、被給電部80a、導体部80bの全てをアンテナとして利用できるようになった。
従って、給電部43zと被給電部80aをもアンテナの一部としてみなすことが可能なので、導体部80bの大きさは従来よりも小型化することが可能となる。よって、導体部80bの大きさを小さくすることが可能となるので、携帯電話機1の内蔵アンテナ部80付近の小型化が可能となる。
また、従来のようにフレーム44の長手方向の外側に給電箇所が設けられることが無いので、特に携帯電話機1の内蔵アンテナ部80付近の長手方向の小型化が可能となる。
また、シールドが必要な電子部品を第1回路基板45へ配し、シールドを必要としない電子部品がFPC43へ配され、給電部43zがFPC43の上に存在するという構成をとることにより、給電部43zは第1配置面44waと同じだけの厚み(第1の厚み100)を持つ非導電部材90の上に存在する構成をとる。
従って、従来技術の携帯電話機において、筐体の中身が一枚の基板とそれを覆う大きなシールドケースという構成の携帯電話機の筐体を短くしようとし、内蔵アンテナを筐体の内側へ配そうとすると、当該内蔵アンテナの給電箇所がその基板の下部に配される。つまり、内蔵アンテナの被給電部が基板の下部へ回りこむ構成となってしまう。つまり、筐体の長手方向の長さを短くしようとすると、筐体の厚みが増してしまうことになってしまう。
しかしながら、本発明においては、シールドが必要な部品とそうでない部品を分け、シールドが必要でない部品と給電部43zを、第1の厚み100を持つ第1配置面44waへ配することによって、次に述べる作用が生じる。つまり、非導電部材90の厚み(第1配置面44waと第2配置面44wbの距離と等しい)である第1の厚さ100と、給電部43zの第4の長さ400と、被給電部80aの厚みの第3の厚み300とを足し合わせた長さが、第1回路基板45とフレーム44の厚みを足した第2の厚み200の長さを下回る(図10参照)。つまり、内蔵アンテナ部80を筐体内部であるフレーム44へ入れ込んでも、従来技術において生じた筐体の厚み増加は生じない。したがって、以上に述べた構成により、従来どおりの厚さを維持しつつ、携帯電話機1の内蔵アンテナ部80付近の長手方向の小型化を実現することが可能となる。
また、上記構成のようにシールドが必要な部品とそうでない部品が分けられて配され、それぞれが配されるフレーム44は、従来と同様の大きさの天面をもつ。つまり、複数のスイッチ55を持ったFPC43など大きな面積を必要とするものを載せる部分の面積が従来のものと同じである。従って、複数のスイッチ55を有したFPC43の面積を従来から維持しつつも小型化が可能である。
また鍔部90a、爪部90bを有した非導電部材90が第1配置面44wa側から第1領域44wへ嵌め込まれることにより、先程述べた給電部43zに非導電部材90の方向へかかる押圧(後に詳述)によってその力が非導電部材90へ伝わり、非導電部材90がフレーム44aから第1領域44wのある面へずれてしまうこと防ぐ。更に、給電部43zから加わる押圧が非導電部材90へ伝わり、非導電部材90が第1配置面44waに被さった状態からずれて第2配置面44wbの方向へずれることを、爪部90bがフレーム孔部44yyへはまることによってより一層強固に防止することが出来る。
また、エリアAに非導電部材90を嵌め込むことによって安定した50オームの特性インピーダンスを作り出すことが可能となるので、他の電子部品と授受をおこなう電力の損失を低減するインピーダンス整合を行うことが可能となる。
また、1枚の第1両面テープ80xに第1の所定箇所80xaを設けるよって、非導電部材90、第1配置面44waと第1実装部43aが貼り付けられることが可能となる。つまり、携帯電話機1を組み立てる際に、一枚の第1両面テープ80xだけで上記3つの部品の位置決めが可能となるので、別途両面テープを貼るという作業工程を増やすことなく組立の作業性を上げることが可能となる。
同様にして、1枚の第2両面テープ80yに第2の所定箇所80yaを設けるよって、非導電部材90、第1配置面44waと第2実装部43bが貼り付けられることが可能となる。つまり上記と同様の理由で、携帯電話機1を組み立てる際に、一枚の第2両面テープ80yだけで上記3つの部品の位置決めが可能となるので、第1の所定箇所80xaのときと同様に別途両面テープを貼るという作業工程を増やすことなく組立の作業性を上げることが可能となる。
またFPC43に延在しているFPC延在部43xは、一定の剛性を備えているのでFPC延在部43xの剛性によって、非導電部材90をフレーム44のエリアAへ維持することが可能となる。つまり、携帯電話機1を組み立てる際に第2配置面44wbの面が上を向くような状態になったとき、非導電部材90は第2配置面44wbから第1配置面44waの方向へずれることを係止する手段を持ち合わせていないものの、FPC延在部43xがその剛性によって非導電部材90がフレーム44に嵌め込まれた状態を維持することが可能なので、非導電部材90はフレーム44からずれることが防がれる。つまり、携帯電話機1を組み立てる際に第2配置面44wbの面が上を向き非導電部材90がその自重によって落下してしまうことを防ぐ効果がある。
また、エリアAに非導電部材90が嵌め込まれたとき、本体部90cの裏側の面90c1は第2配置面44wbの面が延長された先に存在し、第2配置面44wbと裏面90c1は同一名面を形成する。つまり90c1と第2配置面44wbは一つの平面を形成する。よって、第2実装部43b上に存在する複数のスイッチ55を裏面90c1と第2配置面44wbにまたがって配することが可能となる。つまり、裏面90c1の上にも複数のスイッチ55を配することが可能となる。従って操作部11の面積を裏面90c1の分だけ大きくとることが可能となり、ユーザへよりよい操作環境を提供することが可能となる。
なお、本発明の実施形態はこれに限るものではない。例えば、FPC延在部43xに備えられた給電部43zは、内蔵アンテナ部80側に備えられていても良い。
更に、本発明の実施形態として携帯電話機を例に説明したが、これに限らずアンテナを備えるものであれば電子手帳やポータブルゲーム機などであってもよいことは言うまでもない。
本発明における携帯電話機を正面からみた斜視図である。 本発明における携帯電話機の内部構造を分解して示した図である。 本発明における携帯電話機の操作部の裏側を更に詳細に示した斜視図である。 本発明における携帯電話機のFPCの平面展開図である。 本発明における携帯電話機の第2端部付近の分解図である。 本発明における携帯電話機の第1回路基板とFPCとフレームの関係を示した分解図である。 本発明における携帯電話機のフレームと表示器とFPCの位置関係を示した分解図である。 図6の分解図に更に両面テープを加えて示した図である。 図8にて示した分解図を紙面下手方向から見た断面図である。 図5にて示したII−II方向の断面図である。 (a)図10にて示した断面図のうち、エリアAに金属部が存在した場合のエリアA付近の断面図である。(b)(a)の状態における内蔵アンテナ部周辺の等価回路である。 (a)図10にて示した断面図のうち、エリアAに非導電部材90が存在した場合のエリアA付近の断面図である。(b)(a)の状態における内蔵アンテナ部周辺の等価回路である。 従来の無線通信端末の筐体横方向の分解図である。
符号の説明
1 携帯電話機
11 操作部
21 内部アセンブリ
29 正面部材グループ
3 本体部
3a 正面
3b 背面
3c 第1端部
3d 第2端部
43 FPC
43a 第1実装部
43b 第2実装部
43da 第1実装面
43db 第2実装面
43x FPC延在部
43z 給電部
43zd 表示器配置面
44 フレーム
44za 第1当接面
44wa 第1配置面
44f 凹部
44w 第1領域
44wb 第2配置面
44ww フレーム縁部
44yy フレーム孔部
44z 第2領域
45 第1回路基板
47 シールド
49 第2回路基板
53 表示器
55 複数のスイッチ
7 筐体
7z 背面
80 内蔵アンテナ部
80a 被給電部
80b 導体部
80x 第1両面テープ
80xa 第1の所定箇所
80ya 第2の所定箇所
80y 第2両面テープ
90 非導電部材
90a 鍔部
90b 爪部
90c 本体部
90c1 裏面

Claims (7)

  1. 高周波回路が片面に実装される第1回路基板と、
    開口面を有する箱状であり、前記開口面で前記高周波回路を覆う導電性を有するシールドケースと、
    前記第1回路基板に少なくともアンテナ給電線を含んで電気的に接続される第2回路基板と、
    導体部および当該導体部への給電を行うための第1給電端子を有するアンテナと、
    複数のキースイッチが設けられるキー基板と、
    を備え、
    前記シールドケースの外部から、前記開口面と反対側面に連続するよう、前記第1回路基板に対向しない位置にまで平板状に延在される延在部を有し、
    前記延在部は、端部に切り欠き部を有するとともに、当該切り欠き部には非導電性の非導電部材が取り付けられ、
    第2回路基板は、前記アンテナ給電線に接続される第2給電端子を有するとともに、前記延在部の一方の面に、前記第1回路基板に隣り合い、かつ前記第2給電端子が前記非導電部材に重畳する位置となるように配され、
    前記延在部と前記第2回路基板の厚みの合計は、前記第1回路基板から前記シールドケースの前記開口面と反対側面までの厚みよりも小さくなるように形成されるとともに、
    前記キー基板は、前記延在部における前記第2回路基板と反対側の面の、前記非導電部材を含む領域に配され、
    前記アンテナは、前記導体部が前記延在部に重畳しない位置に配されるとともに、前記第1給電端子が前記非導電部材と重畳する領域にて、前記第2給電端子に当接する
    ことを特徴とする携帯無線端末。
  2. 前記非導電部材は、前記延在部の前記第2回路基板側の面と係止する鍔部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯無線端末。
  3. 前記第1回路基板と前記シールドケースと前記第2回路基板と前記アンテナを少なくとも内蔵する筐体を更に備え、
    前記第1給電端子と第2給電端子の何れか一方は、前記非導電部材と重畳する方向に弾性を有し、前記アンテナと前記シールドケースとが前記筐体に組み込まれたときに、弾性変形した状態で他方の給電端子に当接する
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯無線端末。
  4. 前記延在部は、前記第2回路基板側の面に孔部を更に有し、
    前記鍔部は、前記孔部と係合する爪部を更に有する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の携帯無線端末。
  5. 前記第2回路基板は、一枚からなる第1両面テープにて、前記非導電部材の領域を含んで前記延在部へ貼り付けられる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯無線端末。
  6. 前記キー基板は、一枚からなる第2両面テープにて、前記非導電部材の領域を含んで前記延在部へ貼り付けられる
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯無線端末。
  7. 高周波回路が一方の面に実装される回路基板と、
    開口面を有し、前記開口面で前記高周波回路を覆ってシールドするフレームと、
    導体部および当該導体部への給電を行うための第1給電端子を有するアンテナと、
    複数のキースイッチが設けられるキー基板と、
    を備え、
    前記フレームは、前記開口面と反対側に平面部を有し、当該平面部の端部には切り欠き部が設けられ、当該切り欠き部には前記平面部を連続形成する、非導電性の非導電部材が取り付けられ、
    前記回路基板の他方の面には、前記高周波回路に電気的に繋がる第2給電端子を有し、
    前記キー基板は、前記平面部の前記非導電部材を含む領域に配され、
    前記アンテナは、前記導体部が前記フレームに重畳しない位置に配されるとともに、前記第1給電端子が前記非導電部材と重畳する領域にて、前記第2給電端子に当接する
    ことを特徴とする携帯無線端末。
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JP2014219989A (ja) * 2010-02-02 2014-11-20 アップル インコーポレイテッド ハンドヘルド装置のエンクロージャー

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