JP2007180682A - 携帯無線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信機能を備える携帯無線機において、電磁波の漏れを防いでアンテナ特性の劣化を防止することができるようにする。
【解決手段】一の表面21aに電子部品37を複数搭載すると共に前記複数の電子部品37の搭載領域を囲繞する基準電位層41が配設された回路基板21と、前記基準電位層41上に当接配置され、前記電子部品37を覆うように前記回路基板21上に重ねて配置される導電性のシールドケース23と、アンテナとを筐体2内に備えた携帯無線機であって、前記電子部品37のうち電磁波を発生する部品が前記回路基板21の側部近傍に配され、前記シールドケース23のうち前記回路基板21の側部に配置される部位に、前記重ね合わせ方向に沿って前記一の表面21aよりも下方側まで延出させた延出部49を設けたことを特徴とする携帯無線機を提供する。
【選択図】図5

Description

この発明は、携帯電話機や無線通信機能を備えるPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯無線機に関する。
従来、携帯電話機や無線通信機能を備えるPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯無線機は、例えば、図6,7に示すように、一の表面81aにICパッケージやコンデンサ、抵抗器等の各種電子部品83を複数搭載した回路基板81と、上記電子部品83を覆うように回路基板81の一の表面81aに配されるシールドケース85とをフロントケース87とリアケース89とからなる筐体91内部に収容して構成されている(特許文献1参照。)。
また、回路基板81の一の表面81aには、所定個数の電子部品83毎に区画するように配設された基準電位層(グランドパターン層)93が形成されている。そして、シールドケース85は、導電性を有しており、上述のように区画された電子部品83を囲繞する区画壁部(不図示)を備えている。すなわち、シールドケース85を回路基板81の一の表面81aに固定した状態においては、シールドケース85の区画壁部と回路基板81の基準電位層93とが電気的に接続されることになる。
このシールドケース85は、回路基板81の一の表面81aの略全体を覆うように形成されており、ネジ止め等によって回路基板81に固定されている。なお、回路基板81とシールドケース85との固定は、ネジ止め等の他に半田付けにより行うこともできるが、上記のように、1つのシールドケース85により複数の電子部品83を区画するように構成したものでは、半田付けに要する作業時間や半田使用量の増大に伴って、コストアップを招くと共にメンテナンス性が大幅に損なわれるため、好ましくない。
この種の携帯無線機としては、特許文献1のように、筐体91内部に設けられたコネクタ95を自動車に設置されたアンテナのコネクタに接続することで自動車電話として使用するものもあるが、筐体91内部にロッドアンテナやチップアンテナ等を設けて構成されるものもある。
特開平4−215500号公報
ところで、回路基板81の一の表面81aには、電子部品83として、携帯無線機の制御を行うCPUや送信部、受信部等も実装されるが、この種の電子部品83は作動中に電磁波を輻射するため、この電磁波が回路基板81及びシールドケース85により区画された空間の外側に漏れ出すと、筐体91内部においてアンテナ側に回り込み、受信信号と干渉してアンテナの受信性能を低下させるという課題がある。
特に、特許文献1のように、1つのシールドケース85により複数の電子部品83を区画するように構成したものでは、ネジ止め等によって回路基板81とシールドケース85との固定が行われているが、この場合には、回路基板81とシールドケース85との間に隙間が生じるため、この隙間から上述した電磁波が漏れ出し易いという課題がある。
そして、近年の携帯無線機ではアンテナを筐体91内部に収容する傾向にあるため、益々電子部品83から輻射される電磁波の漏れに伴うアンテナ特性の劣化が生じやすいという課題がある。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、電磁波の漏れを防いでアンテナ特性の劣化を防止することができる携帯無線機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る携帯無線機は、一の表面に電子部品を複数搭載すると共に前記複数の電子部品の搭載領域を囲繞する基準電位層が配設された回路基板と、前記基準電位層上に当接配置され、前記電子部品を覆うように前記回路基板上に重ねて配置される導電性のシールドケースと、アンテナとを筐体内に備えた携帯無線機であって、前記電子部品のうち電磁波を発生する部品が前記回路基板の側部に配され、前記シールドケースのうち前記回路基板の側部に配置される部位に、前記重ね合わせ方向に沿って前記一の表面よりも下方側まで延出させた延出部を設けたことを特徴とする。
また、本発明に係る携帯無線機は、前記シールドケースが前記回路基板の表面の略全体を覆うように配されていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯無線機は、前記シールドケースが、前記回路基板の一の表面に対向する略板状の天板部と、該天板部から前記回路基板に向けて突出すると共に前記基準電位層に当接する区画壁部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る携帯無線機は、前記天板部の表面に、前記重ね合わせ方向に面する前記筐体の表面から外方に露出する表面キー操作部が設けられ、該表面キー操作部が、前記天板部の表面に向けて押下操作可能な複数の表面操作キーを備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯無線機は、前記延出部が前記重ね合わせ方向に延びる略板状に形成され、前記延出部の表面には前記重ね合わせ方向に沿う前記筐体の側面から外方に露出する側面キー操作部が設けられ、該側面キー操作部が前記延出部の表面に向けて押下操作可能な側面操作キーを備えることを特徴とする。
この発明によれば、シールドケースの延出部によって少なくとも電磁波を発生する部品が実装された回路基板の側部を覆うことができる、すなわち、回路基板の表面とシールドケースとの間に生じる隙間を上記延出部により覆い隠すことができる。したがって、電磁波を輻射する電子部品が回路基板の表面の周縁近傍に配されていたとしても、シールドケースの延出部を電子部品の近傍に位置する回路基板の側部に配しておくことで、上記電子部品から輻射される電磁波が、回路基板の表面の周縁から外方に漏れだすことを防止することができる。以上のことから、筐体内部に無線通信用のアンテナが配されていても、上記電磁波がアンテナ特性に悪影響を与えることを効果的に防止することができる。
図1から図5は本発明に係る一実施形態を示しており、ここで説明する実施の形態は、この発明を携帯電話機に適用した場合のものである。
図1に示すように、この実施の形態に係る携帯電話機(携帯無線機)1は、第1の筐体2と、この第1の筐体2の厚さ方向に重ね合わせ可能な第2の筐体3と、これら2つの筐体2,3を相互に折り畳み自在に連結するヒンジ部5とを備えている。なお、ヒンジ部5は、2つの筐体2,3の各端部2a,3a(以下、基端部2a,3aと呼ぶ。)同士を連結するように配されている。
第2の筐体3の内部には、表面に各種情報を表示する表示面7aを有するLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、無機ELディスプレイ等の表示部7及び通話用のスピーカ部9が設けられている。表示部7の表示面7aは、2つの筐体2,3を相互に重ね合わせた状態において第1の筐体2に対向する第2の筐体3の対向面3c側に露出している。スピーカ部9は、基端部3aとは反対側に位置する第2の筐体3の先端部3bに配されており、第2の筐体3の対向面3cから第2の筐体3の内部空間に貫通する開口部3dを介して外方に露出している。
第1の筐体2の内部には、通話キー、終話キー等の各種の押下操作可能な複数の操作キー10,12を備えた2つのキー操作部11,13及び通話用のマイクロフォン部15が設けられている。第1のキー操作部(表面キー操作部)11の各操作キー(表面操作キー)10は、2つの筐体2,3を相互に重ね合わせた状態において第2の筐体3に対向する第1の筐体2の対向面(表面)2cから外方に露出している。また、第2のキー操作部(側面キー操作部)13の各操作キー(側面操作キー)12は、対向面2cに隣接する第1の筐体2の側面2eから外方に露出している。なお、第1の筐体2の側面2eは、第1の筐体2の厚さ方向に沿って形成されている。
マイクロフォン部15は、基端部2aとは反対側に位置する第1の筐体2の先端部2bに配されており、第1の筐体2の対向面2cから第1の筐体2の内部空間に貫通する開口部2dを介して外方に露出している。
この第1の筐体2は、第1の筐体2の対向面2c側を構成するフロントケース17、及び、第1の筐体2の外面2f側を構成するリアケース19を備えている。これらフロントケース17及びリアケース19は、互いに第1の筐体2の厚さ方向に結合可能となっている。
この第1の筐体2の内部には、図2に示すように、外面2fの反対側に位置するリアケース19の内面19a側から、回路基板21、シールドケース(補強部材)23、フレキシブル基板25、及び、前述した第1のキー操作部11を構成する複数の操作キー10が重ねて配されている。また、第1の筐体2内部の先端部2b側には、無線通信用のアンテナ27が収容されている。すなわち、このアンテナ27は、回路基板21、シールドケース(補強部材)23及びフレキシブル基板25の近傍に配されている。
シールドケース23に対向する回路基板21の一の表面21aには、複数の電子部品が搭載されている。上記電子部品としては、高周波ブロック31、電源IC33、メモリ35やCPU37等がある。
ここで、高周波ブロック31は、回路基板21を介してアンテナ27と電気的に接続されており、図3に示すように、アンテナ27及び図示しない通信ネットワークを介して、他の電話機との間で通話したり、図示しない他の端末装置やサーバとの間で電子メール、インターネットのホームページ等の各種情報を送受信するものである。また、電源IC33は、携帯電話機1に備えるバッテリー39の充電及び放電等を制御するものである。さらに、メモリ35は、文字、記号、画像等の各種情報や携帯電話機1の各種機能を記憶するものである。
そして、CPU37は、スピーカ部9やマイクロフォン部15、高周波ブロック31、電源IC33、メモリ35等の動作を制御するものである。すなわち、CPU37は、例えば、通話する際にマイクロフォン部15から入力された音声情報を高周波ブロック31に出力したり、高周波ブロック31から入力された音声情報をスピーカ部9に出力する役割を果たす。また、CPU37は、例えば、高周波ブロック31において受信した各種情報をメモリ35に記憶させると共に、キー操作部11,13の操作に基づいて各種情報を表示部7に表示させる役割を果たす。なお、このCPU37は、他の電子部品と比較してその作動中に強い電磁波を輻射する。
さらに、図4に示すように、回路基板21の一の表面21aには、上述した複数の電子部品を囲繞するグランドパターンとしての基準電位層41が配設されている。
この基準電位層41は、複数の電子部品の搭載領域を所定個数の電子部品毎に区画するように形成されている。すなわち、高周波ブロック31を搭載した第1の搭載領域S1、電源IC33を搭載した第2の搭載領域S2、メモリ35及びCPU37を搭載した第3の搭載領域S3、及び、コンデンサや抵抗器等の他の電子部品32を搭載した複数の第4の搭載領域S4が、基準電位層41によってそれぞれ個別に区画されている。このように分割された複数の搭載領域S1〜S4は、各々回路基板21の一の表面21aの周縁に位置している。
シールドケース23は、導電性を有すると共に、図4,5に示すように、回路基板21の一の表面21aに対向し、かつ回路基板21の表面21aのうち大部分を覆う略板状のシールド板(天板部)43と、該シールド板(天板部)43の裏面43bに立設された側壁部(区画壁部)45及びリブ(区画壁部)47とから構成され、上述した複数の電子部品を覆うように、ネジ止めによって回路基板21の一の表面21aに固定されている。
すなわち、側壁部45は、シールド板43の裏面43bの周縁全体から突出しており、回路基板21の一の表面21aの周縁に形成された基準電位層41に当接するように構成されている。また、リブ47は、回路基板21の各搭載領域S1〜S4の間に形成された基準電位層41に当接するように構成されている。
したがって、上記シールドケース23を回路基板21の一の表面21aに固定した状態においては、シールドケース23が回路基板21の一の表面21aの略全体を覆うことから、第1の筐体2の剛性を向上させることができる。
また、シールドケース23は、基準電位層41と当接させると共に、複数の電子部品を各搭載領域S1〜S4に対応する空間に分割して配することができるため、各搭載領域S1〜S4に対応する空間をそれぞれシールドすることができる。
また、このシールドケース23は、側壁部45の一部に一体的に形成された略矩形板状の延出部49を備えている。この延出部49は、回路基板21及びシールドケース23を相互に重ねて配した状態において、シールド板43から回路基板21の厚さ方向に延びて回路基板21の側部に隣接して位置し、その先端は、一の表面21aとは反対側に位置する回路基板21の裏面21bからさらに厚さ方向に延在している。したがって、延出部49を形成した位置においては、回路基板21の一の表面21aと側壁部45との境界が覆い隠されることになる。
なお、この延出部49は、電磁波を輻射するCPU37を搭載した回路基板21の第3の搭載領域S3に隣接して形成されている、すなわち、搭載領域S3を囲む基準電位層41のうち回路基板21の周縁側に位置する部分を覆うように形成されている。
また、延出部49の表面49aは、シールド板43の表面43aに対して略直交しており、シールドケース23を第1の筐体2の内部に配した状態において、第1の筐体2の側面2e側に開口する開口部2gに対向するようになっている。
なお、上述のように構成されたシールドケース23は、金属により形成することもできるが、例えば、シールド板43を金属板により形成すると共に側壁部45、リブ47及び延出部49を樹脂により形成して、両者を接着剤等を介して接合した後に、側壁部45、リブ47及び延出部49に導電膜を被覆して導電性を持たせたものを用いてもよい。また、シールドケース23は、例えば、シールド板43、側壁部45、リブ47及び延出部49の全てを樹脂により一体的に形成し、その表面に導電膜を被覆して導電性を持たせたものを用いても構わない。このようにシールドケース23の一部若しくは全体を樹脂により形成した場合には、携帯電話機1の軽量化を効果的に図ることができる。
フレキシブル基板25は、薄膜状に形成されると共に可撓性を有しており、シールド板43及び延出部49の各表面43a,49aにわたって配されている。すなわち、このフレキシブル基板25は、一体的に形成された2つのスイッチシート51,53からなり、第1のスイッチシート51は、シールド板43の表面43aに配されるようになっている。また、第2のスイッチシート53は、延出部49の表面49aに配されると共に、第1のスイッチシート51に対して略直交して配されるように折り曲げられている。
これら2つのスイッチシート51,53の表面51a,53aには、各キー操作部11,13用のスイッチ55,57が複数形成されている。また、これらスイッチ55,57は、各キー操作部11,13の操作キー10,12と同じ数だけ形成され、前述した回路基板21と電気的に接続されている。
第1のキー操作部11は、前述した複数の操作キー10と、第1のスイッチシート51に形成された複数のスイッチ55とから構成されている。この第1のキー操作部11において、操作キー10をシールド板43の表面43aに向けて押下操作した際には、スイッチシート51がシールド板43により支持されているため、操作キー10がスイッチ55に当接することになる。
また、第2のキー操作部13は、前述した複数の操作キー12と、第2のスイッチシート53に形成された複数のスイッチ57とから構成されている。なお、第2のキー操作部13の操作キー12は、第2のスイッチシート53を挟み込んで延出部49の表面49aに固定されるようになっている。この第2のキー操作部13において、操作キー12を延出部49の表面49aに向けて押下操作した際には、スイッチシート53が延出部49により支持されているため、操作キー12がスイッチ57に当接することになる。
上記のように、この携帯電話機1によれば、シールドケース23の延出部49によって回路基板21の側部を覆うことができる、すなわち、回路基板21の一の表面21aとシールドケース23との間に隙間が生じても、この隙間を延出部49により覆い隠すことができる。そして、この延出部49は、駆動に伴って電磁波を発生するCPU37の近傍に位置する回路基板21の側部に配されているため、CPU37から輻射される電磁波が、搭載領域S3から外方に漏れだすことを防止することができる。以上のことから、上記電磁波が、第1の筐体2の内部に配されたアンテナ27のアンテナ特性に悪影響を与えることを効果的に防止することができる。
なお、回路基板21の一の表面21aのうち、第3の搭載領域S3に配されたCPU37から輻射される電磁波のうち、第3の搭載領域S3に隣接する他の搭載領域S1,S2,S4に向けて輻射されるものについては、シールドケース23のリブ47や側壁部45において減衰させることができる。すなわち、これら側壁部45やリブ47によって、上記電磁波が他の搭載領域S1,S2,S4を介して回路基板21の周縁から外方に漏れ出すことを防止することができる。
したがって、他の搭載領域S1,S2,S4に隣接する回路基板21の側部には延出部49を形成する必要はなく、第3の搭載領域S3に隣接する回路基板21の側部にのみ、電磁波の漏れ出しを防ぐ延出部49を形成すればよい。すなわち、シールドケース23に側壁部45やリブ47を形成しておくことにより、延出部49の形成領域を最小限に抑えることができるため、シールドケース23の形状の簡素化を図ることができる。
また、シールドケース23は、回路基板21の一の表面21aの全体を覆うように形成されているため、高周波ブロック31やCPU37等の各種電子部品を回路基板21の一の表面21aのどこに搭載しても電子部品の保護を図ることができる。
さらに、シールド板43及び延出部49は、第1のキー操作部11や第2のキー操作部13を支持する支持板としての役割を果たすため、これらシールド板43及び延出部49によってこれら2つのキー操作部11,13の操作キー10,12の押下操作に対する強度を十分に確保することができる。そして、シールド板43でスイッチ55を有するフレキシブル基板25を支持するようにすることで、携帯電話機1の薄型化を図ることもできる。
また、延出部49は、上記電磁波の漏れ出し防止、及び、第2のキー操作部13の支持を兼用することで、携帯電話機1の構成部品点数を抑えることができるため、製造コストの増加を抑えることもできる。
なお、上記の実施形態において、延出部49は、回路基板21の裏面21bからさらに延在するとしたが、これに限ることはなく、少なくとも回路基板21の一の表面21aと側壁部45との隙間を覆うように、回路基板21の一の表面21aよりも下方側まで延びていればよい。
また、延出部49は、回路基板21の側部に接触するように配されるとしたが、これに限ることはなく、回路基板21の側部との間に隙間を介して配されるとしても良い。この構成の場合でも、延出部49により回路基板21の一の表面21aと側壁部45との隙間を覆うことができると共にシールドケース23の内側から外側に至るまでの経路を延長することができるため、CPU37から輻射される電磁波が漏れ出すことを防止できる。ただし、上記隙間は、微小であることがより好ましい。
さらに、延出部49は、側壁部45に一体的に形成されるとしたが、これに限ることはなく、少なくともシールド板43や側壁部45に固定されていればよい。すなわち、延出部49は、例えば、側壁部45に対して着脱可能に形成されるとしてもよい。
また、延出部49は、CPU37を搭載した第3の搭載領域S3に隣接して形成されるとしたが、これに限ることはなく、少なくとも電磁波を輻射する電子部品を搭載した回路基板21の搭載領域に隣接する位置に形成されていればよい。また、延出部49は、回路基板21の側部の一部にのみ配されるとしたが、これに限ることはなく、例えば、回路基板21の側部の全体に配されるとしても構わない。
また、2つのスイッチシート51,53は、1枚のフレキシブル基板25から構成されるとしたが、それぞれ別個のフレキシブル基板から構成されるとしても構わない。また、2つのスイッチシート51,53が個別の基板から構成される場合には、可撓性を有するフレキシブル基板によって構成される必要はなく、例えば、可撓性を有さない回路基板により構成されるとしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、ヒンジ部5によって互いに連結された2つの筐体2,3を備える携帯電話機1について述べたが、これに限ることはなく、例えば、1つの筐体から構成される携帯電話機であっても構わない。
また、携帯電話機に限ることはなく、少なくとも無線通信機能を備える携帯無線機に適用することができ、例えば、通信機能を備えたPDAやノート型パーソナルコンピュータであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この発明の一実施形態に係る携帯電話機の第1、第2の筐体を相互に開いた状態を示す概略斜視図である。 図1の携帯電話機において、フロントケース、リアケース、フレキシブル基板、シールドケース及び回路基板を示す分解斜視図である。 図1の携帯電話機の電気的な構成を示すブロック図である。 図1の携帯電話機において、第1の筐体内部における回路基板、アンテナ及びシールドケースの配置を示す概略平面図である。 図1の携帯電話機において、回路基板、シールドケース及びキー操作部の構成を示す拡大断面図である。 従来の携帯無線機の一例を示す分解斜視図である。 図6の携帯無線機において、筐体内部に配置される回路基板及びシールドケースを示す分解斜視図である。
符号の説明
1 携帯電話機(携帯無線機)
2 第1の筐体
2c 対向面(表面)
2e 側面
10 操作キー(表面操作キー)
11 第1のキー操作部(表面キー操作部)
12 操作キー(側面操作キー)
13 第2のキー操作部(側面キー操作部)
21 回路基板
21a 一の表面
23 シールドケース
27 アンテナ
31 高周波ブロック(電子部品)
32 他の電子部品
33 電源IC(電子部品)
35 メモリ(電子部品)
37 CPU(電子部品)
41 基準電位層
43 シールド板(天板部)
43a 表面
45 側壁部(区画壁部)
47 リブ(区画壁部)
49 延出部
49a 表面
S1〜S4 搭載領域

Claims (5)

  1. 一の表面に電子部品を複数搭載すると共に前記複数の電子部品の搭載領域を囲繞する基準電位層が配設された回路基板と、前記基準電位層上に当接配置され、前記電子部品を覆うように前記回路基板上に重ねて配置される導電性のシールドケースと、アンテナとを筐体内に備えた携帯無線機であって、
    前記電子部品のうち電磁波を発生する部品が前記回路基板の側部に配され、
    前記シールドケースのうち前記回路基板の側部に配置される部位に、前記重ね合わせ方向に沿って前記一の表面よりも下方側まで延出させた延出部を設けたことを特徴とする携帯無線機。
  2. 前記シールドケースは、前記回路基板の表面の略全体を覆うように配されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯無線機。
  3. 前記シールドケースは、前記回路基板の一の表面に対向する略板状の天板部と、該天板部から前記回路基板に向けて突出すると共に前記基準電位層に当接する区画壁部とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯無線機。
  4. 前記天板部の表面に、前記重ね合わせ方向に面する前記筐体の表面から外方に露出する表面キー操作部が設けられ、
    該表面キー操作部が、前記天板部の表面に向けて押下操作可能な複数の表面操作キーを備えることを特徴とする請求項3に記載の携帯無線機。
  5. 前記延出部は、前記重ね合わせ方向に延びる略板状に形成され、
    前記延出部の表面には、前記重ね合わせ方向に沿う前記筐体の側面から外方に露出する側面キー操作部が設けられ、
    該側面キー操作部が、前記延出部の表面に向けて押下操作可能な側面操作キーを備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の携帯無線機。

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