JP2009157981A - 半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器 - Google Patents

半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009157981A
JP2009157981A JP2007333463A JP2007333463A JP2009157981A JP 2009157981 A JP2009157981 A JP 2009157981A JP 2007333463 A JP2007333463 A JP 2007333463A JP 2007333463 A JP2007333463 A JP 2007333463A JP 2009157981 A JP2009157981 A JP 2009157981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage unit
signal
fuse
bit
writing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007333463A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Tsuneto
康司 恒任
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2007333463A priority Critical patent/JP2009157981A/ja
Priority to US12/340,083 priority patent/US7881131B2/en
Publication of JP2009157981A publication Critical patent/JP2009157981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C17/00Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards
    • G11C17/14Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards in which contents are determined by selectively establishing, breaking or modifying connecting links by permanently altering the state of coupling elements, e.g. PROM
    • G11C17/16Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards in which contents are determined by selectively establishing, breaking or modifying connecting links by permanently altering the state of coupling elements, e.g. PROM using electrically-fusible links
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C17/00Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards
    • G11C17/14Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards in which contents are determined by selectively establishing, breaking or modifying connecting links by permanently altering the state of coupling elements, e.g. PROM
    • G11C17/18Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/24Memory cell safety or protection circuits, e.g. arrangements for preventing inadvertent reading or writing; Status cells; Test cells

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】半導体装置等における耐タンパ性を向上すべく、第三者による不当な書き込みを防止することができる半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器を提供すること。
【解決手段】本発明の半導体装置は、第1記憶部と、第2記憶部と、判定部とを有し、判定部には第1信号と第2信号とが入力される。第1信号は、第1記憶部もしくは第2記憶部に書き込みを許可する。第2信号は、第1記憶部に所定の情報が書き込み済であるか否かを示す。所定の情報が書き込み済であることを第2信号が示す場合に、第2記憶部への書き込みを禁止する信号を判定部は出力する。これにより、第三者による不当な書き込みを防止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、第三者による不当な改変の防止が求められる半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器に関するものである。
ハードウェアやソフトウェアのセキュリティに関し、内部解析や改変に対する防護能力である耐タンパ性の向上が求められている。半導体装置においては、第三者による不当な書き込みを防止する必要がある。例えば、情報を半導体装置に書き込むモードと、目的の動作を行うため書き込まれた情報を半導体装置から読み出すモードとの切り替えを制御することで第三者による不当な書き込みを防止している。
このような背景技術として、特許文献1には、公開されている書き換え可能な不揮発性メモリへの書き込み可否信号入力用コネクタ端子以外に、非公開のコネクタ端子を1本以上追加し、これらすべての信号が正しく入力されないと書き込みモードにならず書き換え可能な不揮発性メモリへの書き込みができない、とする技術が記載されている。
特開2004−245060号公報
上記の特許文献1に開示された背景技術では、半導体装置への書き込み制御のために、非公開のコネクタ端子への制御信号の入力が必要とされる。
したがって、第三者に非公開のコネクタ端子が知られてしまった場合、制御信号を入力され、半導体装置への書き込みが可能となってしまうおそれがある。そうなった場合、第三者による不当な書き込みを防止できず問題である。
本発明は上記の課題に鑑み提案されたものである。本発明の半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器では、所定の情報もしくは第1情報が書き込み済である場合には書き込みを禁止する信号が出力される。これにより、第三者による不当な書き込みを防止することができる半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器を提供することが本発明の目的である。
本願の発明に係る半導体装置は、第1記憶部と、第2記憶部と、判定部とを有する。判定部には、第1信号と第2信号とが入力される。第1信号は、第1記憶部もしくは第2記憶部に書き込みを許可する。第2信号は、第1記憶部に所定の情報が書き込み済であるか否かを示す。第1記憶部に所定の情報が書き込み済であることを第2信号が示す場合に、第2記憶部への書き込みを禁止する信号を判定部は出力する。
また、本願の発明に係る半導体装置の制御方法は、本願の発明に係る上記半導体装置についての制御方法である。第1記憶部もしくは第2記憶部に書き込みを許可する第1信号と、第1記憶部に所定の情報が書き込み済であるか否かを示す第2信号とが入力される。所定の情報が書き込み済であることを第2信号が示す場合に、第2記憶部への書き込みを禁止する信号が出力される。
また、本願の発明に係る電子機器は、第1記憶部と、第2記憶部と、第2記憶部に格納された第2情報に応じた動作をする回路と、判定部とを有する。判定部には、第1信号と第2信号とが入力される。第1信号は、第1記憶部もしくは第2記憶部に書き込みを許可する。第2信号は、第1記憶部に第1情報が書き込み済であるか否かを示す。第1情報が書き込み済であることを第2信号が示す場合に、第2記憶部への書き込みを禁止する信号を判定部は出力する。
これにより、第1記憶部に所定の情報もしくは第1情報が書き込み済であるか否かが、第2信号により示される。第1記憶部に所定の情報もしくは第1情報が書き込み済であることを第2信号が示す場合、第2記憶部への書き込みが禁止される。したがって、第三者による不当な書き込みを防止することができる。
本発明の半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器によれば、第三者による不当な書き込みを防止することができる。耐タンパ性の向上が図られる。
以下では、本発明の実施形態のうち、1ビットの情報を記憶する記憶ブロックである1ビットイーフューズ(以下、1bit E‐Fuseと表記する。)を有して構成される実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は1bit E‐Fuseの構成例を簡易的に示す回路ブロック図である。図1に示される1bit E‐Fuse1は、書き込み回路1aと、イーフューズ素子(以下、E‐Fuse素子と表記する。)1bと、読み出し回路1cとを有する。
ここで、E‐Fuse素子1bは、情報の書き込みが1方向に1度だけ可能な記憶素子である。1方向への書き込みとは、一方の論理レベルから他方の論理レベルへの書き換えは可能だが、その逆は不可能な不可逆な書き込みをいう。E‐Fuse素子1bは、例えば、電流を流し導線を焼き切る等によるフューズ切断前後の状態をそれぞれLレベル、Hレベル、あるいはその逆とすることで情報を記憶する。
書き込み信号WEに応じて、書き込み回路1aはE‐Fuse素子1bを切断する。すなわち、E‐Fuse素子1bに情報が書き込まれる。読み出し制御信号SENSEに応じて、読み出し回路1cはE‐Fuse素子1bのデータを読み出し、フューズデータ出力信号FOを出力する。
図2は図1に示される1bit E‐Fuse1の機能を表す。1bit E‐Fuse1は、読み出し動作をするリード(Read)、休止状態であるスリープ(Sleep)、書き込み動作をするライト(Write)の3つのモード(Mode)を有する。また、図1での説明にあるように、1bit E‐Fuse1は2つの入力信号(Input)と1つの出力信号(Output)とを有する。2つの入力信号とは、書き込み信号WEおよび読み出し制御信号SENSEである。1つの出力信号とは、フューズデータ出力信号FOである。
書き込み信号WEのLレベルと、読み出し制御信号SENSEのHレベルとで、1bit E‐Fuse1はリードモードとなる。リードモードでは、フューズデータ出力信号FOは有効(valid)である。すなわち、読み出し回路1cにより読み出されたE‐Fuse素子1bのデータが出力される。ここでは、E‐Fuse素子1bのデータは、切断前はLレベル、切断後はHレベルとする。
書き込み信号WEのLレベルと、読み出し制御信号SENSEのLレベルとで、1bit E‐Fuse1はスリープモードとなる。スリープモードでは、フューズデータ出力信号FOはHレベルに固定である。
書き込み信号WEのHレベルと、読み出し制御信号SENSEのLレベルとで、1bit E‐Fuse1はライトモードとなる。ライトモードでは、フューズデータ出力信号FOはHレベルに固定である。
書き込み信号WEと、読み出し制御信号SENSEとがともにHレベルである入力は禁止される。この入力では、フューズデータ出力信号FOはHレベルとされる。
なお、図2に表された1bit E‐Fuse1の機能や、E‐Fuse素子1bのデータを切断前はLレベル、切断後はHレベルとすることは一例である。以下の各実施形態の説明は、図2に基づいてなされるが、これに限られるものではない。
図3は第1実施形態の回路ブロック図を示す。第1実施形態の構成を簡単に説明する。第1記憶部20は、1bit E‐Fuse10を有する。
1bit E‐Fuse10の書き込み信号WE端子には、ANDゲート40の出力が入力される。ANDゲート40には、フリップフロップ(以下、FFと表記する。)30の出力(Q)と、判定部6の出力信号ENとが入力される。FF30は、クリア端子(CLR)にリセット信号RBが、クロック端子(CLK)にクロック信号CLKが、それぞれ入力される。FF30のデータ端子(D)は、前段のFF3の出力(Q)と接続される。FF3は、セット端子(SET)にリセット信号RBが、クロック端子(CLK)にクロック信号CLKが、それぞれ入力される。FF3のデータ端子(D)は、グランドに接続される。
判定部6は、ANDゲート60を有して構成される。第1実施形態では、判定部6の出力信号ENは、ANDゲート60により出力されるAND信号である。ANDゲート60には、第1信号Cont1と、保持部7から出力される第2信号Cont2とが入力される。保持部7は、ラッチ(LATCH)70を有して構成される。第1実施形態では、第2信号Cont2は、ラッチ70の出力(Q)である。ラッチ70により、ロジック回路で論理判定可能な電圧レベルに第2信号Cont2が保持される。ラッチ70のデータ端子(D)は、インバータ52の出力と接続される。ラッチ70のジーティー端子(GT)には、パワーオンリセット信号PORが入力される。インバータ52には、1bit E‐Fuse10のフューズデータ出力信号FOが入力される。
1bit E‐Fuse10の読み出し制御信号SENSE端子には、ORゲート51の出力が入力される。ORゲート51には、パワーオンリセット信号PORと、読み出し制御信号SENSEとが入力される。
ここで、パワーオンリセット信号PORとは、電源投入時の初期化動作を行う信号である。
第2記憶部21は、ビット情報記憶ユニット210、…、21(n−1)を、1ビットごとに有して構成されている。ビット情報記憶ユニット210、…、21(n−1)は、1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)を有する。
1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)の書き込み信号WE端子には、ANDゲート410、…、41(n−1)の出力が入力される。ANDゲート410、…、41(n−1)には、FF310、…、31(n−1)の出力(Q)と、判定部6の出力信号ENとが入力される。FF310、…、31(n−1)は、クリア端子(CLR)にリセット信号RBが、クロック端子(CLK)にクロック信号CLKが、それぞれ入力される。FF310、…、31(n−1)のデータ端子(D)は、前段のFFの出力(Q)と接続される。
1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)の読み出し制御信号SENSE端子には、ORゲート51の出力が入力される。ビット情報記憶ユニット210、…、21(n−1)の出力信号OUT[0]、…、OUT[n−1]は、1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のフューズデータ出力信号FOである。
このように構成された第1実施形態の作用を説明する。電源が投入されると、パワーオンリセット信号PORが立ち上がる。ORゲート51を介して、1bit E‐Fuse10の読み出し制御信号SENSEはHレベルとなる。1bit E‐Fuse10はリードモードとなる。1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子のデータが読み出され、フューズデータ出力信号FOが出力される。フューズデータ出力信号FOは、インバータ52により論理が反転される。パワーオンリセット信号PORの立ち上がりにより、ラッチ70はフューズデータ出力信号FOの反転論理を保持する。保持された論理の第2信号Cont2が、ラッチ70により出力される。
一方、リセット信号RBがHレベルになることでFFは初期化され、FF3の出力(Q)はHレベル、FF30、310、…、31(n−1)の出力(Q)はLレベルとなる。FF3、30、310、…、31(n−1)は、クロック信号CLKを共通にし、データ端子(D)と出力(Q)とを直列に接続している。したがって、リセット信号RBがHレベルからLレベルになりリセットが解除されると、シフトレジスタのように、クロックごとにFF3の出力(Q)のHレベルが後段のFFへ移動する。
情報が書き込まれる、すなわち、E‐Fuse素子が切断される1bit E‐Fuseと接続されているFFにHレベルが移動したときに、判定部6の出力信号EN、すなわち、ANDゲート60のAND信号がHレベルとなれば、ANDゲート40、410、…、41(n−1)を介して、その1bit E‐Fuseの書き込み信号WEはHレベルとなる。1bit E‐Fuseはライトモードとなり、そのE‐Fuse素子が切断される。
第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子が切断前の場合、そのフューズデータ出力信号FOはLレベルである。したがって、ラッチ70により第2信号Cont2はHレベルに保持され、出力される。よって、ANDゲート60のAND信号は、第1信号Cont1と同相の信号となる。
第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子が切断後の場合、そのフューズデータ出力信号FOはHレベルである。したがって、ラッチ70により第2信号Cont2はLレベルに保持され、出力される。よって、第1信号Cont1はマスクされる。ANDゲート60のAND信号は、Lレベルに固定される。
これにより、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子が切断される前は、第1信号Cont1により第1記憶部20もしくは第2記憶部21に書き込みが許可される。一方、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子が切断された後は、第1信号Cont1はマスクされ、ANDゲート60のAND信号がLレベルに固定される。そのため、判定部6の出力信号ENは、第2記憶部21への書き込みを禁止する。第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子が切断されたか否かが、第2信号Cont2により示される。すなわち、第1実施形態では、書き込み済であるか否かが第2信号Cont2により示される所定の情報とは、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10への書き込み情報である。第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10へ情報を書き込むことで、以後の第2記憶部21への書き込みを判定部6の出力信号ENにより禁止できる。
第1実施形態では、電源が投入されると、パワーオンリセット信号PORにより必ず1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子のデータが読み出される。そのため、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10へ情報が書き込み済であれば、確実に第三者による不当な書き込みを防止することができる。なお、1bit E‐Fuse10、110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子が切断されるには、各1bit E‐Fuseがライトモードとされる必要がある。各1bit E‐Fuseの読み出し制御信号SENSEがLレベルとされる必要がある。その際、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10が書き込み前であっても、そのフューズデータ出力信号FOはHレベルとなる(図2参照)。したがって、書き込みが禁止されるようにも思われる。しかし、電源投入時の第2信号Cont2がラッチ70により保持されるため、判定部6の出力信号ENが第2記憶部21への書き込みを禁止することはない。第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10が書き込み前であれば、1bit E‐Fuse10、110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子の切断は可能である。
図4は第2実施形態の回路ブロック図を示す。第2実施形態の構成を簡単に説明する。第1記憶部20は、1bit E‐Fuse10を有する。
1bit E‐Fuse10の書き込み信号WE端子には、ANDゲート40の出力が入力される。ANDゲート40には、FF30の出力(Q)と、第1信号Cont1とが入力される。FF30の接続、およびFF3の接続については、図3で説明された第1実施形態と同様なため、説明を省略する。
1bit E‐Fuse10の読み出し制御信号SENSE端子には、ANDゲート54の出力が入力される。ANDゲート54には、書き込み保護読み出し制御信号SENSEWPと、インバータ53により論理が反転された読み出し制御信号SENSEとが入力される。
判定部6は、ANDゲート60を有して構成される。第2実施形態では、判定部6の出力信号ENは、ANDゲート60により出力されるAND信号である。ANDゲート60には、第1信号Cont1と、インバータ55から出力される第2信号Cont2とが入力される。インバータ55には、1bit E‐Fuse10のフューズデータ出力信号FOが入力される。第2実施形態では、第2信号Cont2は、インバータ55により論理が反転された、1bit E‐Fuse10のフューズデータ出力信号FOである。
第2記憶部21の構成については、図3で説明された第1実施形態と同様なため、説明を省略する。
このように構成された第2実施形態の作用を説明する。FF3、30、310、…、31(n−1)の作用については、図3で説明された第1実施形態と同様なため、説明を省略する。
第1実施形態では、第1記憶部20の読み出し動作と第2記憶部21の読み出し動作とは、ともに読み出し制御信号SENSEにより制御されていた。第2実施形態は、読み出し制御信号SENSEの他に、書き込み保護読み出し制御信号SENSEWPを有する。第1記憶部20の読み出し動作と第2記憶部21の読み出し動作とは、別々に制御されることになる。
第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10がリードモード以外の場合、そのフューズデータ出力信号FOはHレベルとされる(図2参照)。よって、インバータ55により第2信号Cont2はLレベルとなる。第1信号Cont1はマスクされ、ANDゲート60のAND信号は、Lレベルに固定される。したがって、判定部6の出力信号ENは第2記憶部21への書き込みを禁止する。そのため、第2記憶部21の書き込み動作をするには、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10がリードモードであり、そのE‐Fuse素子のデータが読み出される必要がある。すなわち、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10の読み出し制御信号SENSE端子は、リードモードのHレベルとされなければならない。一方、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)の読み出し制御信号SENSE端子は、ライトモードのLレベルとされなければならない。
読み出し制御信号SENSEがLレベル、書き込み保護読み出し制御信号SENSEWPがHレベルのとき、インバータ53、ANDゲート54により、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10の読み出し制御信号SENSE端子はHレベルとなる。一方、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)の読み出し制御信号SENSE端子はLレベルとなる。これにより、第2記憶部21の書き込み動作ができる。
第2実施形態では、書き込み保護読み出し制御信号SENSEWPと読み出し制御信号SENSEとが組み合わせられる。これにより、第2実施形態では第1実施形態と異なりパワーオンリセット信号PORを用いなくとも、同様の効果が得られる。すなわち、第2実施形態においても、書き込み済であるか否かが第2信号Cont2により示される所定の情報とは、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10への書き込み情報である。第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10へ情報を書き込むことで、以後の第2記憶部21への書き込みを判定部6の出力信号ENにより禁止できる。第2実施形態では、第2記憶部21の書き込み動作をするには、第1記憶部20が有する1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子のデータを必ず読み出さなければならない。そのため、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10へ情報が書き込み済であれば、確実に第三者による不当な書き込みを防止することができる。
また、読み出し制御信号SENSEがHレベルのときは、書き込み保護読み出し制御信号SENSEWPの論理レベルにかかわらず、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10の読み出し制御信号SENSE端子はLレベル、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)の読み出し制御信号SENSE端子はHレベルとなる。これにより、第2記憶部21の読み出し動作ができる。
読み出し制御信号SENSE、書き込み保護読み出し制御信号SENSEWPがともにLレベルのときは、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10の読み出し制御信号SENSE端子、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)の読み出し制御信号SENSE端子はともにLレベルとなる。これは、第1記憶部20、第2記憶部21含めた半導体装置全体のスリープモードになる。
第1記憶部20の書き込み動作がされる場合、1bit E‐Fuse10がライトモードとされる。その場合も、第2記憶部21の書き込み動作には、1bit E‐Fuse10がリードモードであることが必要なので、第2記憶部21の書き込み保護には問題がない。
第2実施形態では、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10については、判定部6の出力信号ENによる書き込み禁止はなされない。しかし、1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子は、情報の書き込みが1方向に1度だけ可能な記憶素子である。そのため、1bit E‐Fuse10に1度情報が書き込まれれば、第2記憶部21の書き込み保護には問題がない。
リードモードでは直流電流が流れ、電力を消費する。第2実施形態では、第1記憶部20の読み出し動作と第2記憶部21の読み出し動作とは別々に制御される。そのため、第2記憶部の書き込み動作時以外は、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10をリードモードとしないことで、省電力を図ることができる。
図5は第3実施形態の回路ブロック図を示す。第3実施形態の構成を簡単に説明する。第1記憶部20は、判定部6、保持部7、演算部8を有する。
判定部6は、ANDゲート60を有して構成される。第3実施形態では、判定部6の出力信号ENは、ANDゲート60により出力されるAND信号である。ANDゲート60には、第1信号Cont1と、保持部7から出力される第2信号Cont2とが入力される。保持部7はラッチ70を有して構成される。第3実施形態では、第2信号Cont2は、ラッチ70の出力(Q)である。ラッチ70により、ロジック回路で論理判定可能な電圧レベルに第2信号Cont2が保持される。ラッチ70のデータ端子(D)は、演算部8の出力と接続される。ラッチ70のジーティー端子(GT)には、パワーオンリセット信号PORが入力される。演算部8はNORゲート80を有して構成される。第3実施形態では、演算部8の出力は、NORゲート80により出力されるNOR信号である。NORゲート80には、第2記憶部21の有するビット情報記憶ユニット210、…、21(n−1)の出力信号OUT[0]、…、OUT[n−1]、すなわち、1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のフューズデータ出力信号FOが入力される。
FF3および第2記憶部21については、図3で説明された第1実施形態と同様なため、説明を省略する。また、ORゲート56についても、図3で説明された第1実施形態のORゲート51と同様なため、説明を省略する。
このように構成された第3実施形態の作用を説明する。FF3、310、…、31(n−1)の作用については、図3で説明された第1実施形態と同様なため、説明を省略する。
第1、第2実施形態では、第1記憶部20は1bit E‐Fuse10を有していた。書き込み済であるか否かが第2信号Cont2により示される所定の情報とは、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10への書き込み情報であった。第3実施形態では、書き込み済であるか否かが第2信号Cont2により示される所定の情報とは、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)への書き込み情報になる。
電源が投入されると、パワーオンリセット信号PORが立ち上がる。ORゲート56を介して、1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)の読み出し制御信号SENSEはHレベルとなる。1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)はリードモードとなる。1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子のデータが読み出され、それらのフューズデータ出力信号FO、すなわち、出力信号OUT[0]、…、OUT[n−1]が出力される。出力信号OUT[0]、…、OUT[n−1]は、NORゲート80に入力される。パワーオンリセット信号PORの立ち上がりにより、ラッチ70はNORゲート80のNOR信号の論理を保持する。保持された論理の第2信号Cont2が、ラッチ70により出力される。
第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子が全て切断前の場合、それらのフューズデータ出力信号FOは全てLレベルである。NORゲート80に入力される出力信号OUT[0]、…、OUT[n−1]は、全てLレベルである。したがって、NORゲート80のNOR信号はHレベルである。ラッチ70により第2信号Cont2はHレベルに保持され、出力される。よって、ANDゲート60のAND信号は、第1信号Cont1と同相の信号となる。
第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子が1つでも切断後の場合、切断後のE‐Fuse素子を有する1bit E‐Fuseのフューズデータ出力信号FOはHレベルとなる。NORゲート80に入力される出力信号OUT[0]、…、OUT[n−1]のうち、Hレベルとなるものがある。したがって、NORゲート80のNOR信号はLレベルである。ラッチ70により第2信号Cont2はLレベルに保持され、出力される。よって、第1信号Cont1はマスクされ、ANDゲート60のAND信号は、Lレベルに固定される。
これにより、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子が1つも切断されていないときは、第1信号Cont1により第2記憶部21に書き込みが許可される。一方、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子が1つでも切断された後は、第1信号Cont1はマスクされ、ANDゲート60のAND信号がLレベルに固定される。そのため、判定部6の出力信号ENは、第2記憶部21への書き込みを禁止する。第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子が切断されたか否かが、第2信号Cont2により示される。すなわち、第3実施形態では、書き込み済であるか否かが第2信号Cont2により示される所定の情報とは、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)への書き込み情報となるのである。第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)へ情報を書き込むことで、以後の第2記憶部21への書き込みを判定部6の出力信号ENにより禁止できる。
第3実施形態では、電源が投入されると、パワーオンリセット信号PORにより必ず1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子のデータが読み出される。そのため、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)へ情報が書き込み済であれば、確実に第三者による不当な書き込みを防止することができる。なお、1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子が切断されるには、各1bit E‐Fuseがライトモードとされる必要がある。各1bit E‐Fuseの読み出し制御信号SENSEがLレベルとされる必要がある。その際、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)が全て書き込み前であっても、各フューズデータ出力信号FOはHレベルとなる(図2参照)。したがって、書き込みが禁止されるようにも思われる。しかし、電源投入時の第2信号Cont2がラッチ70により保持されるため、書き込みの最中は判定部6の出力信号ENが第2記憶部21への書き込みを禁止することはない。1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子の切断は、電源が落とされるまで可能である。
図6は、図4の回路ブロック図に示される第2実施形態について、低電圧対策を取り入れた第1具体例を示す。図6に示される第2実施形態の第1具体例の構成を簡単に説明する。第1記憶部20は、図4に示される第2実施形態と比較して、1bit E‐Fuse10‐2、FF30‐2、ANDゲート40‐2、インバータ57、およびORゲート58をさらに有している。
ORゲート58には、1bit E‐Fuse10のフューズデータ出力信号FOと、インバータ57により論理反転された1bit E‐Fuse10‐2のフューズデータ出力信号FOとが入力される。第2実施形態の第1具体例では、第2信号Cont2は、インバータ55により論理が反転された、ORゲート58のOR信号である。1bit E‐Fuse10‐2の読み出し制御信号SENSE端子や書き込み信号WE端子、FF30‐2、ANDゲート40‐2については、それぞれ1bit E‐Fuse10の読み出し制御信号SENSE端子や書き込み信号WE端子、FF30、ANDゲート40と同様に接続される。また、第2記憶部21、その他の構成については、図4に示される第2実施形態と同様なため、説明を省略する。
このように構成された第2実施形態の第1具体例の作用を説明する。FF3、30、30‐2、310、…、31(n−1)の作用については、図4に示される第2実施形態と同様なため、説明を省略する。読み出し制御信号SENSEと書き込み保護読み出し制御信号SENSEWPとの組み合わせによる作用についても、図4に示される第2実施形態と同様なため、説明を省略する。
第2実施形態の第1具体例では、まず、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10‐2のE‐Fuse素子が切断される。図4に示される第2実施形態で説明されたように、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10については、判定部6の出力信号ENによる書き込み禁止はなされない。同様に1bit E‐Fuse10‐2についても、書き込み禁止はなされない。したがって、1bit E‐Fuse10‐2のE‐Fuse素子の切断が可能である。
1bit E‐Fuse10‐2のE‐Fuse素子が切断されると、そのフューズデータ出力信号FOはHレベルとなる。インバータ57の出力はLレベルとなる。1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子は未切断のままであれば、ORゲート58のOR信号はLレベルである。インバータ55により第2信号Cont2はHレベルとされる。したがって、ANDゲート60のAND信号は、第1信号Cont1と同相の信号となる。よって、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子が切断される前は、第1信号Cont1により第1記憶部20もしくは第2記憶部21に書き込みが許可される。
第2記憶部21への書き込みが済んだら、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子が切断される。ORゲート58のOR信号はHレベルとなる。インバータ55により第2信号Cont2はLレベルとされる。したがって、第1信号Cont1はマスクされ、ANDゲート60のAND信号は、Lレベルに固定される。そのため、判定部6の出力信号ENは、第2記憶部21への書き込みを禁止する。
このように、図6に示される第2実施形態の第1具体例においても、図4に示される第2実施形態で説明されたのと同様の効果が得られる。続いて、図6に示される第2実施形態の第1具体例において取り入れられた低電圧対策の作用について説明する。
電源電圧が所定の動作条件を満たさない低電圧においては、各1bit E‐Fuseの周辺ロジック回路は動作するが、フューズデータ出力信号FOは誤った論理となることが起こり得る。例えば、E‐Fuse素子が切断され、フューズデータ出力信号FOは本来Hレベルとなるところ、Lレベルが出力されてしまうことがある。この場合、各1bit E‐Fuseの周辺ロジック回路は動作しても、半導体装置全体としてはクロックが間に合わなくなったり、SRAMが機能しなかったりして動作しない。したがって、フューズデータ出力信号FOが誤った論理で出力される状態で半導体装置全体が動作することはない。しかし、図4に示される第2実施形態において、第1記憶部20が有する1bit E‐Fuse10のフューズデータ出力信号FOの論理が反転すると、書き込みを禁止する効果が失われることは有り得る。すなわち、第三者による不当な書き込みを防止することに問題が生じる。
図6に示される第2実施形態の第1具体例では、第1記憶部20は1bit E‐Fuse10と10‐2とを有する。第2記憶部21への書き込みを禁止するため、1bit E‐Fuse10および10‐2それぞれのE‐Fuse素子が切断される。したがって、フューズデータ出力信号FOが本来HレベルとなるところLレベルが出力されても、ORゲート58のOR信号はHレベルとなる。インバータ55により第2信号Cont2はLレベルとなる。ANDゲート60のAND信号はLレベルに固定される。よって、判定部6の出力信号ENは第2記憶部21への書き込みを禁止することができる。1bit E‐Fuse10と10‐2とは同じ回路構成のため、それぞれの読み出し回路の正常な読み出し、または誤った読み出しは同じように起きる。そのため、1bit E‐Fuse10は誤った読み出しがなされてフューズデータ出力信号FOがLレベルになり、かつ、1bit E‐Fuse10‐2は正常な読み出しがなされてフューズデータ出力信号FOがHレベルになる、ということはない。
このように、図6に示される第2実施形態の第1具体例では、1bit E‐Fuse10のフューズデータ出力信号FOがHレベルのとき第2記憶部21への書き込みが禁止される。1bit E‐Fuse10‐2のフューズデータ出力信号FOがLレベルのとき第2記憶部21への書き込みが禁止される。これにより、電源電圧が所定の動作条件を満たさない低電圧においてフューズデータ出力信号FOが誤った論理となっても、第2記憶部21への書き込みを禁止する効果が得られる。低電圧でも、第三者による不当な書き込みを防止することができる。
ここで、特許請求の範囲との対応は以下の通りである。
第1信号Cont1は、第1記憶部もしくは第2記憶部に書き込みを許可する第1信号の一例である。
第2信号Cont2は、第1記憶部に所定の情報もしくは第1情報が書き込み済であるか否かを示す第2信号の一例である。
ANDゲート60は、判定部の一例である。
判定部6の出力信号ENは、第2記憶部への書き込みを禁止する信号の一例である。
第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10、10‐2のE‐Fuse素子は、第1フューズの一例である。
第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子は、第2フューズの一例である。
ラッチ70は、保持部の一例である。
NORゲート80は、演算部の一例である。
1bit E‐Fuse10への書き込み情報、1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)への書き込み情報は、所定の情報もしくは第1情報の一例である。
出力信号OUT[0]、…、OUT[n−1]は、第2記憶部における情報の書き込みを読み出した信号もしくは第2情報の一例である。
以上、詳細に説明したように、本発明の第1実施形態によれば、電源が投入されるとパワーオンリセット信号PORにより必ず1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子のデータが読み出される。1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子が切断されたか否かが第2信号Cont2により示される。これにより、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10へ情報が書き込み済であれば、確実に第2記憶部21への書き込みを判定部6の出力信号ENにより禁止できる。
本発明の第2実施形態によれば、書き込み保護読み出し制御信号SENSEWPと読み出し制御信号SENSEとが組み合わせられる。第2記憶部21の書き込み動作をするには、第1記憶部20が有する1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子のデータを必ず読み出さなければならない。1bit E‐Fuse10のE‐Fuse素子が切断されたか否かが第2信号Cont2により示される。これにより、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10へ情報が書き込み済であれば、確実に第2記憶部21への書き込みを判定部6の出力信号ENにより禁止できる。また、第2記憶部の書き込み動作時以外は、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10をリードモードとしないことで、省電力を図ることができる。第1記憶部20が1bit E‐Fuse10に加えて1bit E‐Fuse10‐2を有することで、電源電圧が所定の動作条件を満たさない低電圧においてフューズデータ出力信号FOが誤った論理となっても、第2記憶部21への書き込みを禁止する効果が得られる。
本発明の第3実施形態によれば、電源が投入されるとパワーオンリセット信号PORにより必ず1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子のデータが読み出される。1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)のE‐Fuse素子が切断されたか否かが、第2信号Cont2により示される。これにより、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)へ情報が書き込み済であれば、確実に第2記憶部21への書き込みを判定部6の出力信号ENにより禁止できる。
このように本発明の半導体装置およびその制御方法によれば、所定の情報が書き込み済であれば、第2記憶部21への書き込みが禁止される。その結果、第1信号Cont1などの外部からの操作によらず、第2記憶部21への書き込みが禁止され、第三者による不当な書き込みを防止することができる。耐タンパ性の向上が図られる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、第1記憶部20および第2記憶部21における情報の書き込みは、各1bit E‐FuseのE‐Fuse素子の切断もしくは非切断に基づく書き込みであるとして説明されたが、これに限定されるものではない。E‐Fuse素子のデータについて、切断前はLレベル、切断後はHレベルとして説明したが、この逆であっても本発明の目的を達成することは可能である。図2に表された1bit E‐Fuseの機能についても、これに限られるものではない。
判定部6はANDゲート60を、保持部7はラッチ70を、演算部8はNORゲート80をそれぞれ有して構成されるが、これに限定されるものではない。図3の第1実施形態および図4の第2実施形態では、第1記憶部20が1bit E‐Fuse10を1つ有する。このことについて、第1記憶部20が複数の1bit E‐Fuseを有してもよいことは言うまでもない。例えば、第1記憶部20がN個の1bit E‐Fuseを有する場合、第2記憶部21への1回の書き込み動作につき1個の1bit E‐Fuseを対応させ、N個の1bit E‐Fuse全てが書き込まれることで、第2記憶部21への書き込みを禁止するようなことも考えられる。書き込み回数に応じて、第2記憶部21への書き込みの禁止を制御することができる。
前記第1〜第3の各実施形態において、第2記憶部21をいくつかの領域に分け、領域ごとに書き込みの禁止を制御することもできる。
第1、第2実施形態では、第1記憶部20の有する1bit E‐Fuse10への情報の書き込みをきっかけにして、第2記憶部21への書き込みを禁止する。第3実施形態では、第2記憶部21の有する1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)への情報の書き込みをきっかけにして、第2記憶部21への書き込みを禁止する。これらを組み合わせることも当然に考えられる。そうすることで、例えば、第2記憶部21の有する各ビット情報記憶ユニット210、…、21(n−1)の書き込み状況と、第2記憶部21全体の書き込み回数との2条件から第2記憶部21への書き込みの禁止を制御することができる。
前記実施形態は、第2記憶部21の1bit E‐Fuse110、…、11(n−1)の書き込み信号WEがHレベルとされないため、第2記憶部21のE‐Fuse素子が切断されない、という構成を有する。これにより第2記憶部21の書き込みが禁止される。しかし、これに限られない。例えば、リセット信号RBがLレベルとされないことによっても、第2記憶部21の書き込みを禁止することができる。リセット信号RBがLレベルにされない、すなわち、リセット信号RBのHレベルが維持されると、FFは初期化され続ける。したがって、クロックごとにFF3の出力(Q)のHレベルが後段のFFへ移動する作用が得られないからである。
なお、本発明の記憶部を、パーソナルコンピュータ、携帯電話、デジタルカメラ、ゲーム機器含め、一般的な電子機器に搭載してもよい。
本発明の記憶部に製造番号や電子機器の動作情報等といった種々の情報を格納し、格納された種々の情報を読み出し、読み出した種々の情報に基づいて電子機器を動作させる。
本発明の記憶部は耐タンパ性を有するので、種々の情報が書き換えられることはなく、電子機器を正常な状態で動作させることができる。
1bit E‐Fuseの構成例を簡易的に示す回路ブロック図である。 1bit E‐Fuseの機能を表すものである。 本発明の第1実施形態の回路ブロック図である。 本発明の第2実施形態の回路ブロック図である。 本発明の第3実施形態の回路ブロック図である。 第2実施形態の第1具体例を示す回路ブロック図である。
符号の説明
1、10、10‐2、110、…、11(n−1) 1bit E‐Fuse
1a 書き込み回路
1b イーフューズ素子(E‐Fuse素子)
1c 読み出し回路
20 第1記憶部
21 第2記憶部
210、…、21(n−1) ビット情報記憶ユニット
3、30、30‐2、310、…、31(n−1) フリップフロップ(FF)
40、40‐2、410、…、41(n−1) ANDゲート
51、56、58 ORゲート
52、53、55、57 インバータ
54 ANDゲート
6 判定部
60 ANDゲート
7 保持部
70 ラッチ(LATCH)
8 演算部
80 NORゲート
CLK クロック信号
Cont1 第1信号
Cont2 第2信号
EN 判定部6の出力信号
FO フューズデータ出力信号
OUT[0]、…、OUT[n−1] ビット情報記憶ユニット210、…、21(n−1)の出力信号
POR パワーオンリセット信号
SENSE 読み出し制御信号
SENSEWP 書き込み保護読み出し制御信号
WE 書き込み信号

Claims (10)

  1. 第1記憶部と、
    第2記憶部と、
    前記第1記憶部もしくは前記第2記憶部に書き込みを許可する第1信号と、前記第1記憶部に所定の情報が書き込み済であるか否かを示す第2信号とが入力される判定部とを有し、
    前記判定部は、前記第2信号が前記所定の情報が書き込み済であることを示す場合に、前記第2記憶部への書き込みを禁止する信号を出力することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1記憶部および前記第2記憶部は、情報の書き込みを一度のみ許容する記憶部であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1記憶部は第1フューズを有し、
    前記第2記憶部は第2フューズを有し、
    前記第1記憶部および前記第2記憶部における前記情報の書き込みは、前記第1フューズもしくは前記第2フューズの切断もしくは非切断に基づく書き込みであることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2信号は、電源電圧が所定の動作条件を満たさない場合でも、前記判定部が前記第2記憶部への書き込みを禁止する信号を出力することを可能とする信号であることを特徴とする請求項1乃至3の少なくとも何れか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記第1記憶部が複数の前記第1フューズを有することで、前記第2信号が前記第2記憶部への書き込みを禁止する信号を出力することを可能にすることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記第2信号を、電源立ち上げに伴う初期化動作に応じて、ロジック回路で論理判定可能な電圧レベルに保持する保持部を有することを特徴とする請求項1乃至3の少なくとも何れか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記第1記憶部は演算部を有し、
    前記演算部は、前記第2記憶部における前記情報の書き込みを読み出した信号を入力とすることを特徴とする請求項1乃至3、もしくは6の少なくとも何れか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記判定部は、前記第2信号が前記所定の情報が書き込み済であることを示す場合に、前記第1信号をマスクすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  9. 第1記憶部もしくは第2記憶部に書き込みを許可する第1信号と、前記第1記憶部に所定の情報が書き込み済であるか否かを示す第2信号とを入力し、
    前記第2信号が前記所定の情報が書き込み済であることを示す場合に、前記第2記憶部への書き込みを禁止する信号を出力することを特徴とする半導体装置の制御方法。
  10. 第1記憶部と、
    第2記憶部と、
    前記第2記憶部に格納された第2情報に応じた動作をする回路と、
    前記第1記憶部もしくは前記第2記憶部に書き込みを許可する第1信号と、前記第1記憶部に第1情報が書き込み済であるか否かを示す第2信号とが入力される判定部とを有し、
    前記判定部は、前記第2信号が前記第1情報が書き込み済であることを示す場合に、前記第2記憶部への書き込みを禁止する信号を出力することを特徴とする電子機器。
JP2007333463A 2007-12-26 2007-12-26 半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器 Pending JP2009157981A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007333463A JP2009157981A (ja) 2007-12-26 2007-12-26 半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器
US12/340,083 US7881131B2 (en) 2007-12-26 2008-12-19 Semiconductor device, information control method and electronic device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007333463A JP2009157981A (ja) 2007-12-26 2007-12-26 半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009157981A true JP2009157981A (ja) 2009-07-16

Family

ID=40798225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007333463A Pending JP2009157981A (ja) 2007-12-26 2007-12-26 半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7881131B2 (ja)
JP (1) JP2009157981A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8514638B2 (en) 2011-02-17 2013-08-20 Fujitsu Semiconductor Limited Write control circuit and semiconductor device
JP2017157256A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 日本放送協会 記憶装置
JP6207670B1 (ja) * 2016-05-24 2017-10-04 三菱電機株式会社 ワンタイムメモリの制御装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102341264B1 (ko) * 2015-02-02 2021-12-20 삼성전자주식회사 래치를 이용한 레이저 검출기 및 이를 포함하는 반도체 장치

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6025099A (ja) * 1983-07-22 1985-02-07 Fujitsu Ltd 書込み防止装置付きep−rom
JPS6236800A (ja) * 1985-08-09 1987-02-17 Hitachi Ltd Icメモリ装置
JPH01155595A (ja) * 1987-12-11 1989-06-19 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JPH01181146A (ja) * 1988-01-13 1989-07-19 Fujitsu Ltd シングルチップマイクロコンピュータ
JPH0346198A (ja) * 1989-07-14 1991-02-27 Seiko Instr Inc 半導体集積回路装置
JPH05109291A (ja) * 1991-10-14 1993-04-30 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2000293996A (ja) * 1999-02-03 2000-10-20 Seiko Instruments Inc メモリ回路
JP2001519960A (ja) * 1998-02-02 2001-10-23 モトローラ・インコーポレイテッド プログラマブル・メモリを具備するデバイスおよびプログラミング方法
JP2002245023A (ja) * 2001-02-16 2002-08-30 Mitsubishi Electric Corp マイクロコンピュータ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004245060A (ja) 2003-02-12 2004-09-02 Hitachi Ltd 書換可能不揮発性メモリへの書込み方法
US7472244B2 (en) * 2005-12-08 2008-12-30 Intel Corporation Scheme for securing a memory subsystem or stack
US7948786B2 (en) * 2008-02-06 2011-05-24 Micron Technology, Inc. Rank select using a global select pin

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6025099A (ja) * 1983-07-22 1985-02-07 Fujitsu Ltd 書込み防止装置付きep−rom
JPS6236800A (ja) * 1985-08-09 1987-02-17 Hitachi Ltd Icメモリ装置
JPH01155595A (ja) * 1987-12-11 1989-06-19 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JPH01181146A (ja) * 1988-01-13 1989-07-19 Fujitsu Ltd シングルチップマイクロコンピュータ
JPH0346198A (ja) * 1989-07-14 1991-02-27 Seiko Instr Inc 半導体集積回路装置
JPH05109291A (ja) * 1991-10-14 1993-04-30 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2001519960A (ja) * 1998-02-02 2001-10-23 モトローラ・インコーポレイテッド プログラマブル・メモリを具備するデバイスおよびプログラミング方法
JP2000293996A (ja) * 1999-02-03 2000-10-20 Seiko Instruments Inc メモリ回路
JP2002245023A (ja) * 2001-02-16 2002-08-30 Mitsubishi Electric Corp マイクロコンピュータ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8514638B2 (en) 2011-02-17 2013-08-20 Fujitsu Semiconductor Limited Write control circuit and semiconductor device
JP2017157256A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 日本放送協会 記憶装置
JP6207670B1 (ja) * 2016-05-24 2017-10-04 三菱電機株式会社 ワンタイムメモリの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7881131B2 (en) 2011-02-01
US20090168562A1 (en) 2009-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5535547B2 (ja) セキュアメモリインターフェース
JP2007323149A (ja) メモリデータ保護装置及びicカード用lsi
CN101399084A (zh) 存储器装置
US6601202B2 (en) Circuit configuration with deactivatable scan path
US10720927B1 (en) Selectively disabled output
KR101139772B1 (ko) 반도체회로
JP2011159373A (ja) 保安制御装置を含む半導体メモリ装置
CN101243453A (zh) 控制内置存储器访问
JP2009157981A (ja) 半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器
CN114814531A (zh) 一种芯片安全测试电路及逻辑芯片
JP2004039127A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその書き換え禁止制御方法
EP1378836A2 (en) Memory data protection system
US7831936B2 (en) Structure for a system for controlling access to addressable integrated circuits
US20060050876A1 (en) Integrated circuit with coded security signal, security process, corresponding security device and signal coded using a dynamic key
CN106935266B (zh) 从存储器中读取配置信息的控制方法、装置和系统
US20080074815A1 (en) Electrostatic discharge protection circuit
JPS6325748A (ja) 電子回路の制御方法およびこの制御方法を実施するための回路
US20190212930A1 (en) Data storage chip and data access method
KR101393306B1 (ko) 보안기능을 갖는 레지스터 및 이를 구비하는 컴퓨터 시스템
JP2006338671A (ja) 情報保護が必要な装置へのアクセスを完全に遮断する回路及び方法
JP2007184959A (ja) プログラマブル論理デバイス
JP3296184B2 (ja) 半導体集積回路
JP2004213103A (ja) メモリ制御回路、メモリ装置およびマイクロコンピュータ
JP2005085398A (ja) 不揮発性メモリ
US20230244820A1 (en) Integrated circuit protection against reverse engineering

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100723

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121016