JP2009157323A - 光学フィルム、光学フィルムの作製方法、偏光板、液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、視域拡大効果、階調反転防止効果、表示画像のボケ防止効果、外光の写り込みが無いこと、ギラツキがないことやハードコート機能を同時に兼ね備える光学フィルム、光学フィルムの作製方法、偏光板、液晶表示装置を得ることを目的とする。
【解決手段】アクリレート系官能基を有する樹脂材料からなる形成用材料2に、モード径が4〜12μmである樹脂材料からなる防眩用粒子31と、モード径が1〜5μmであり、屈折率が1.66〜1.80である無機酸化物からなる内部散乱用粒子32と、を分散させた防眩散乱層1を有することを特徴とする光学フィルム4により、上記課題を解決できる。
【選択図】図1
Description
テレビで表示する画像では、中間階調が多用されている。また、リビングに集まった家族が色々な方向からテレビ画面を見る場合が多い。そのため、表示画像を観察する角度によって異なって見えるということは無い方がよく、中間階調は正確に表示されることが望ましい。
しかし、TN方式は液晶分子が捻れ配向となるために、位相差フィルムで偏光を補正しても、一方向だけコントラストの反転が起こってしまうという欠点があり、様々な方向から見ることが想定されるテレビには不向きとされている。
しかし、表示画像の視域を拡大するために視域拡大効果を向上させた拡散フィルムを用いると、表示画像のボケが大きくなるという問題があった。この技術をデスクトップパソコンのモニターやカーナビゲーションのモニターに用いた場合には小さな文字、記号などを表示することが多いので、このような表示画像のボケの発生は、特に大きな問題となった。
しかし、この技術では、バックライトからの光を正面方向に強く集光させるために、バックライトの構造を複雑にする。そのため、バックライトが高価になり易く、また、集光効率も低下しやすいという問題が発生した。さらにまた、この技術は、特定の拡散フィルムの使用を考慮したものではないので、階調反転を十分に抑制できるものとはなっていなかった。
本発明の光学フィルムは、アクリレート系官能基を有する樹脂材料からなる形成用材料に、モード径が4〜12μmである樹脂材料からなる防眩用粒子と、モード径が1〜5μmであり、屈折率が1.66〜1.80である無機酸化物からなる内部散乱用粒子と、を分散させた防眩散乱層を有することを特徴とする。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態である液晶表示装置、偏光板および光学フィルムの一例を示す断面模式図である。
図1に示すように、本発明の実施形態である液晶表示装置100は、本発明の実施形態である偏光板61と、TN型液晶パネル10と、別の偏光板62と、バックライトユニット11とから概略構成されている。偏光板61は、本発明の実施形態である光学フィルム4と、偏光層7と、透明基材フィルム52とから構成されている。さらに、光学フィルム4は、防眩散乱層1と、透明基材フィルム51とから構成されている。
なお、観察者は、正面方向(観察者側)fに位置し、TN型液晶パネル10の表示画像を観察する。
なお、偏光板62の正面方向(観察者側)fには、防眩散乱層1を有する光学フィルム4が配置されているので、視域拡大効果、階調反転防止効果、表示画像のボケ防止効果、外光の写り込みが無いこと、ギラツキがないことやハードコート機能を同時に兼ね備える構成とされている。
以下、この構成について説明する。
観察者側の面1bが凹凸形状を有する非平坦な面とされることにより、観察者側の面1bで反射される光が広く散乱され防眩性機能を発現させることができるためである。
なお、この凹凸形状は、防眩用粒子31の大きさと形状に起因するものである。後述するように、防眩散乱層1の製造工程で、形成用材料2に防眩用粒子31を分散して調整した溶液を透明基材フィルム51上に塗布した後、乾燥工程により溶媒を揮発させて形成用材料2のみの粘性を上げた状態にした後に、紫外線照射して形成用材料2を重合収縮させると、観察者側の面1bに防眩用粒子31の大きさと形状を転写するように凹凸形状が形成される。
また、図3に示されるように、防眩用粒子31の大きさが防眩散乱層1の膜厚に比べて著しく大きい場合は、防眩用粒子31が観察者側の面1bから露出され、防眩散乱層1の表面張力のバラツキが生じて表面にムラができ、観察者側の面1bで反射される光を広く散乱させることができず、防眩性機能を発現させることができなくなるので好ましくない。
なお、防眩用粒子31により形成される凹凸形状を有する観察者側の面1bにより散乱される光は、散乱の広がり角がそれほど広くないので、後述する内部散乱用粒子32が有する階調反転防止効果は持たない。
さらにまた、表示画像のボケを防止することができるとともに、外光の写り込みを無くすことができる。
形成用材料2は、アクリレート系官能基を有する樹脂材料(バインダー)からなることが好ましい。
アクリレート系官能基を有する樹脂材料は、紫外線(UV)あるいは電子線(EB)などの放射線を照射することにより硬化する材料であり、硬化された場合高い表面硬度を実現する。そのため、これを形成用材料2として用いた場合には、十分なハードコート機能を備えさせることができる。
このうち、ポリエステルアクリレートについては、ポリエステル系ポリオールのオリゴマーのアクリレート又はメタアクリレート、若しくはその混合物を挙げることができる。(以下、アクリレート及び/又はメタアクリレートを(メタ)アクリレートと記載する。)
一方、ウレタンアクリレートついては、ポリオール化合物をジイソシアネート化合物からなるオリゴマーをアクリレート化したものを挙げることができる。
多官能モノマーとしては、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
この重合開始剤としては、特に制限はないものの、活性エネルギーを照射した際にラジカルを発生する化合物を用いることが好ましい。このような重合開始剤としては、例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパンー1−オン、2−メチル[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2,2−ジメトキシー1,2−ジフェニルエタン−1−オン、ベンゾフェノン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル1−プロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド等を挙げることができる。また、重合開始剤の配合量については、形成用材料100質量部に対して、0.1〜10質量部であることが好ましく、より好ましくは1〜7質量部であり、更に好ましくは1〜5質量部である。
防眩用粒子31は、モード径が4〜12μmであることが好ましい。
防眩用粒子31のモード径を上記範囲内にした場合には、防眩散乱層1の観察者側の面1bを非平坦な面にして、防眩性機能を発現させることができる。
また、モード径が12μm超の場合には、粒子径が大きすぎるので、粒状態が強くなり均一性を保てないので好ましくない。
モード径は、レーザー光を粒子に照射して得られる光散乱プロファイル(光散乱分布)により求めることが出来る。また、光学あるいは電子顕微鏡観察により粒子径を直接測定して、フィッティング処理を行うことにより求めることも出来る。
防眩用粒子31がアクリル系樹脂材料からなる場合には、アクリレート系官能基を有する樹脂材料からなる形成用材料2に均一に分散させることができる。そのため、観察者側の面1bに形成する凹凸形状を均一にして、安定した防眩性機能を発現させることができる。また、防眩用粒子31と形成用材料2との間の屈折率差を小さくすることができるので、防眩散乱層1内での光の散乱を小さくして、表示画像のボケを抑制することができる。アクリル系樹脂材料としては、たとえば、PMMA(ポリメチルメタクリレート)などを挙げることができる。
防眩散乱層1に、内部散乱用粒子32を分散させることが好ましい。
内部散乱用粒子32を分散させることによって、防眩散乱層1の観察者と反対側の面1aから観察者側の面1bへ透過する光を広く散乱させて、階調反転防止効果を発現させることができる。また、視域を拡大させることができる。
内部散乱用粒子32が酸化アルミニウムからなる場合には、内部散乱用粒子32と形成用材料2との間の屈折率差を大きくすることができ、内部散乱を大きくすることができ、透過する光の広がり角を広くして、透過する光を広く散乱させて、階調反転防止効果および階調改善効果を発現させることができる。
また、後述するように、屈折率が1.76であるので、内部散乱用粒子32としては酸化アルミニウムが好適である。
一方、極性の低い樹脂材料粒子と極性の高い無機酸化物粒子との間では、極性の反発により、吸着・凝集は比較的起こりにくい。そのため、内部散乱用粒子32としてアルミナ粒子を用い、防眩用粒子31として樹脂材料粒子を用いる組み合わせは、吸着・凝集を防ぎ、防眩散乱層1内の粒子の分散状態を均一にして防眩性機能を確保できる点から好ましい。
なお、本発明における散乱量とは、入射する光量と散乱される光量の比率を意味する。
先ず、防眩散乱層1中における、1内部散乱用粒子32当たりの散乱量は、下記式(1)で与えられる散乱断面積Sで表される。
S=Q×A ・・・(1)
χ=2πa/λ ・・・(3)
Ψn(χ)=χJn(χ)・・・(6)
ξn(χ)=Ψn(χ)−χYn(χ)I・・・(7)
次に、防眩散乱層1中に複数の内部散乱用粒子32を有する場合、内部散乱用粒子32の総数をNとすると、散乱断面積の総面積Snは、下記式(10)で表される。
Sn=S×N・・・(10)
L=W×P・・・(11)
Ls=Sn×P・・・(12)
H=Ls/L=Sn/W=N×S/W・・・(13)
N=(ρv×V)/Vp・・・(14)
H=ρv×S×V/(Vp×W)=(S/Vp)×ρv×V/W・・・(15)
H=μs×ρv×d・・・(16)
また、単位体積当たりの散乱断面積が最大となる粒子直径を図7に示す。図7に示すように、屈折率が1.66未満では、粒子直径大きくなってしまうため、屈折率としては、1.66以上が好ましい。
したがって、本発明に用いられる内部散乱用粒子32では、その粒子の屈折率を1.66〜1.80とすることが好ましい。なお、屈折率の測定方法としては、ベッケ法による測定を用いることができる。
ΔS/S=S(λ:650nm)−S(λ:450nm)/S(λ:550nm)
なお、式中のS(λ:450nm)、S(λ:550nm)、S(λ:650nm)は、それぞれ、波長450nm、550nm、650nmでの散乱断面積である。このグラフでは、数値がプラスであれば、長波長の光をより多く散乱し、逆にマイナスであれば、短波長の光をより多く散乱する。
防眩散乱層1の膜厚が5μm未満の場合には、膜厚が薄すぎるので膜厚の制御が難しくなり、製造生産性が低下するおそれが発生する。また、防眩散乱層1の観察者側の面1bの防眩用粒子31に起因する凹凸形状が防眩性機能に影響するので、防眩散乱層1の膜厚を薄くした場合には防眩用粒子31の粒子径を小さくする必要が生じる。しかし、防眩用粒子31の粒子径を小さくした場合には、防眩用粒子31の吸着・凝集を生じさせる場合が高まる。さらに、防眩用粒子31が吸着・凝集された場合には、観察者側の面1bに均一な凹凸形状を形成できず、防眩性機能を確保することが困難となる。さらにまた、十分な硬度を有する防眩散乱層1を形成することができず、かつ、面状態も良好なものにすることができないので好ましくない。
防眩散乱層1の膜厚が20μm超の場合には、十分な防眩性機能を確保するために、観察者側の面1bに凹凸形状を形成する防眩用粒子31の粒子径を大きくする必要が生じる。しかし、防眩用粒子31の粒子径を大きくした場合には、防眩散乱層1の観察者側の面1bに粒状感が発生して、防眩性機能を低下させるおそれが発生するので好ましくない。さらに、材料を多く使うことになり製造コストが高くなるとともに、防眩散乱層1がワレやすくなるので好ましくない。
本発明の実施形態である光学フィルムの作成方法は、防眩散乱層用溶液調整工程と、塗布乾燥重合工程とからなる。
形成用材料2を100質量部と防眩用粒子31を5〜30質量部、内部散乱用粒子32を1〜15質量部量り取る。次に、形成用材料2に対して防眩用粒子31と内部散乱用粒子32と溶媒を混合して固形分比を40〜60wt%とした防眩散乱層用溶液を調整する。
次に、一般的なコーティング法により、透明基材フィルム51の一面に防眩散乱層用溶液(塗液)を塗布する。前記コーティング法としては、たとえば、ダイコータ、スピンコータ、ロールコータ、カーテンコータ、スクリーン印刷などの方法を用いることができる。また、透明基材フィルム51としては、たとえば、TACまたはPETなどを用いることができる。なお、乾燥などの工程により膜厚が薄くなることを考慮して、塗布膜厚を決定する。
次に、この防眩散乱層用溶液(塗液)を塗布した透明基材フィルム51を加熱炉の中を通して前記溶媒を揮発させて、乾燥させて、未重合防眩散乱層を形成する。
EBまたは紫外線をこの未重合防眩散乱層に照射して、形成用材料2を重合収縮させることにより防眩散乱層1を形成する。
防眩用粒子31と内部散乱用粒子32の合計分散量が10wt%未満の場合には、十分な防眩性機能および内部散乱機能を得ることができないので好ましくない。
逆に、防眩用粒子31と内部散乱用粒子32の合計分散量が30wt%超の場合には、合計分散量が多すぎてヘイズ値が高くなり、正面方向(観察者側)fでのコントラストの低下を招くので好ましくない。
防眩用粒子31と内部散乱用粒子32の分散量の比が、これより大きく外れるような場合には、防眩性機能もしくは内部散乱機能いずれかの機能が十分でないこととなるので、好ましくない。
図1に示すように、本発明の実施形態である偏光板61は、本発明の実施形態である光学フィルム4が、偏光層7および別の透明基材フィルム52の上に配置されて構成されている。
このような構成とすることにより、偏光層7の偏光機能に加えて、光学フィルム4の視域拡大効果、階調反転防止効果、表示画像のボケ防止効果、外光の写り込みが無いこと、ギラツキがないこと(防眩性機能)やハードコート機能を同時に兼ね備える偏光板61とすることができる。
図1に示すように、本発明の実施形態である液晶表示装置100は、本発明の実施形態である偏光板61が、TN型液晶パネル10の観察者側の面10bに配置されて構成されている。
このような構成とすることにより、バックライトユニット11からの光を用いてTN型液晶パネル10の情報を表示する光特性のうち、視域拡大効果、階調反転防止効果、表示画像のボケ防止効果、外光の写り込みが無いこと、ギラツキがないことを改善するとともに、ハードコート機能を同時に兼ね備える液晶表示装置100とすることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
形成用材料としてアクリレート樹脂を100質量部、防眩用粒子としてモード径が3μmのアクリル粒子(積水化学工業(株)製)を12質量部量り取った。次に、形成用材料と防眩用粒子と溶媒と混合して固形分比を50wt%とした防眩散乱層用溶液を調整した。
次に、この防眩散乱層用溶液(塗液)を塗布した透明基材フィルムを加熱炉の中を通して前記溶媒を揮発させて、乾燥させて、未重合防眩散乱層を形成した。
紫外線を約500mJ/cm2で未重合防眩散乱層に照射して、形成用材料を重合収縮させることにより参考例1の防眩散乱層を膜厚12mmで形成した。
防眩用粒子としてモード径が5、8、10、12μmのアクリル粒子(積水化学工業(株)製)を用いたほかは、試験例1と同様にして、参考例2〜5の防眩散乱層を形成した。
防眩用粒子のモード径が5〜10μmのとき、面状態はOKであった。しかし、防眩用粒子の粒子径が3μmと小さすぎる場合には、粒子同士の凝集が起こり、面状態を著しく損ない、安定した面状態を得ることができなかった。さらに、膜厚を変えたサンプルでは、防眩性が大きく変化した。
逆に、防眩用粒子の粒子径が12μmと大きすぎる場合には、粒状感が強く均一な印象を受けず、不均一な面状態であった。
防眩性を発現させるために、アクリル樹脂100質量部からなる形成用材料に、防眩用粒子としてモード径8μmのアクリル粒子(積水化学工業(株)製)を12質量部と、階調改善効果を発現させるために内部散乱用粒子としてモード径1.5μmのアルミナ粒子を4質量部分散させ、溶媒で希釈して、固形分比が40wt%となるように防眩散乱層用溶液(塗液)を調整した。これを、TACフィルム上に成膜した後、オーブンに入れて乾燥した。乾燥後、紫外線を照射して硬化させて、TACフィルム上に膜厚12μmの防眩散乱層を形成した。
この防眩散乱層は、ヘイズ値が51.5、60度方向でのグロスが79となり、所望の光学効果を得ることができた。
Claims (8)
- アクリレート系官能基を有する樹脂材料からなる形成用材料に、モード径が4〜12μmである樹脂材料からなる防眩用粒子と、モード径が1〜5μmであり、屈折率が1.66〜1.80である無機酸化物からなる内部散乱用粒子と、を分散させた防眩散乱層を有することを特徴とする光学フィルム。
- 前記内部散乱用粒子が、酸化アルミニウムからなることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
- 前記内部散乱用粒子のモード径が0.5〜2μmであることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の光学フィルム。
- 前記防眩散乱層の膜厚が、5〜20μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学フィルム。
- 前記防眩用粒子が、アクリル系樹脂材料からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学フィルム。
- 形成用材料を100質量部、モード径が4〜12μmである樹脂材料からなる防眩用粒子を5〜30質量部、屈折率が1.66〜1.80である無機酸化物からなる内部散乱用粒子を1〜15質量部を混合し、更に、溶媒と混合して固形分比を40〜60wt%に調整した防眩散乱層用溶液を、基材フィルムの上に塗布する工程と、
前記防眩散乱層用溶液を塗布した基材フィルムを加熱して前記溶媒を揮発させることにより、未重合防眩散乱層を形成する工程と、
電子線または紫外線を前記未重合防眩散乱層に照射して、前記未重合防眩散乱層を重合収縮させることにより防眩散乱層を形成する工程と、を有することを特徴とする光学フィルムの作製方法。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学フィルムが、偏光層上に配置されてなることを特徴とする偏光板。
- 請求項7に記載の偏光板を、観察者側の面に配置してなることを特徴とする液晶表示装置。
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