JP2009156497A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Yoshihide Uchida
佳秀 内田
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Abstract

【課題】横長の外形として冷却貯蔵空間に対する機械室や冷却器室を最適な配置にし、消費電力量を低減して容積効率を向上させるとともに、簡単な構成で断熱箱体としての剛性を増大させ、一般家庭におけるキッチンに設置した場合でも外観意匠を優れたものにした冷蔵庫を提供する。
【解決手段】横長の外形とした本体1内部の下方を断熱仕切壁により左右に区分し、一方を冷蔵貯蔵空間として背部に機械室を設け、他方を冷凍貯蔵空間として冷却器室を配置するとともに背部に前記機械室に連通する小機械室を設け、前記機械室を形成する底板A32と、小機械室を形成する底板B33と、断熱仕切壁の底面から背面下部に亙るアングル補強板30と、断熱仕切壁の背面部に設けた背面補強板29と、アングル補強板と背面補強板とを接続して断面形状の異なる底板A、Bとともに連通部34を有して仕切面を形成する底部補強板31とによって外箱底面部を構成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、高さ寸法より幅寸法の方を大きくして横長の外形とした家庭のキッチンなどに好適に設置される冷蔵庫に関する。
従来、高さ寸法より幅寸法の方を大きくして横長の外形とした冷蔵庫(51)は、図11およびその分解図である図12に示されているように、業務用として製造されることが多く、製造性やメンテナンス性を重視する結果、圧縮機(62)などを設置した機械室(61)と冷却器(67)を収納した冷却器室(66)とを本体の片側に集中して配置させ、これを冷蔵貯蔵室を形成する断熱箱(52)と区分して設ける構成(例えば、特許文献1参照)であり、本体内を冷蔵貯蔵庫として用い、本体の上面を形成する天板(53)をカウンターテーブルとして、主に飲食店における厨房などで使用されることが多かった。
一方、家庭用の冷蔵庫は、近年の大型化により貯蔵品目に沿った多種の貯蔵室とともに多くの扉を設けて使い勝手を良好にした構成が市場に出ているが、これらの形態は、一般に縦方向に長い縦型である。また、これに対して、特許文献2には、家庭におけるキッチンに設置し、各扉を引き出し式とした横方向に長い冷蔵庫が示されている。
特開2005−9798号公報 特開2007−292376号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の冷蔵庫構成では、冷気を生成するため低温となる冷却器室(66)と、高温となる圧縮機(62)と凝縮器(65)とを設置している機械室(61)とが近接していることから、熱漏洩が大きくなって消費電力量が大きくなり、これを防止するために断熱壁厚を厚くすると外形サイズの関係からその分内部の貯蔵空間スペースが減少して容積効率が低くなる欠点があった。
また、機械室(61)部分が冷蔵庫本体(51)の側方前面に位置しており、その前面には点検のための前面パネル(75)を設けているが、放熱用の開口(75a)などが存在するため、圧縮機(62)や放熱ファン(64)の運転音が前面に抜け出ることになり、その防音対策でコストが高くなるほか、家庭用としては外観意匠の問題があった。
特許文献2にはキッチンに設置するための引き出し式扉を備えた横型冷蔵庫が示されているが、貯蔵室内部構成までは言及されておらず、特に、横長タイプについては、その形態に起因するキャビネットのねじれ現象対応などの剛性向上のため、断熱箱体の構成には補強板の使用量や材厚の増加などの対応が必要となり、重量増やコスト高になることから、これまでこれらの横型冷蔵庫が一般家庭用として用いられることはほとんどなかった。
これらの課題に対応するため、一般家庭用の従来の縦型冷蔵庫の高さと幅寸法を見直して横長タイプとする検討もおこなわれているが、前述した剛性上の問題によるキャビネットの撓みは解決できず、例えば、扉とのシール面が平面とならずに冷気洩れを防止できないなどの問題があった。
本発明は上記の事情を考慮してなされたものであり、横長の外形として機械室や冷却器室を最適な配置にし、消費電力量を低減して容積効率を向上させるとともに、簡単な構成で断熱箱体としての剛性を増大させ、一般家庭におけるキッチンに設置した場合でも外観意匠を優れたものにした冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、高さ寸法より幅寸法の方を大きくして横長の外形とした断熱箱体の内部を上下に区分するとともにその下方の区画を断熱仕切壁により左右に区分し、その一方を冷蔵貯蔵空間としてその背部の断熱壁外に圧縮機や放熱装置を配置した機械室を設け、他方を冷凍貯蔵空間としてその空間内の背面に冷却器や冷却ファンを収納した冷却器室を配置するとともに背部の断熱壁外に前記機械室に連通し配管接続や排水処理をおこなう小機械室を設け、前記上方の区画を左右に区分して複数の冷蔵あるいは冷凍貯蔵空間を形成した冷蔵庫において、前記機械室の空間を形成する底板A、および小機械室の空間を形成する底板Bと、前記断熱仕切壁の底面から背面下部に亙って配置したアングル補強板と、前記断熱仕切壁の背面部に設けた背面補強板と、前記アングル補強板と背面補強板とを接続し、前記機械室と小機械室との対向面に配置して縦断面形状の異なる前記底板AおよびBとともに両底板の連通部を有して断熱仕切面を形成する板状の底部補強板とによって外箱底面部を構成したことを特徴とする。
本発明によれば、冷蔵庫を横長の外形としてシステムキッチンに合致した良好な外観意匠にし、機械室や冷却器室を最適の配置にして消費電力量の低減あるいは容積効率を向上でき、運転騒音を低減することができるとともに、簡単な構成で断熱箱体としての剛性を増大して品位の高い冷蔵庫を得ることができる。
以下、図面に基づき本発明の1実施形態の冷蔵庫について説明する。外観正面図である図1に示すように、冷蔵庫本体(1)は、高さ寸法を800mm程度とし、これより幅寸法を1800mm程度として大きくして、通常の家庭用冷蔵庫の縦長形状に対して横長の外形としている。
この冷蔵庫本体(1)の外形高さ寸法は、一般家庭のキッチンにおける流し台の高さに合わせており、奥行き寸法は520mm程度にし、キッチンにおいてその上面をカウンターテーブルとして使用できるようにした形態に基づくものであり、システムキッチンに組み込むような場合は、他のキッチン用品に合わせた色彩にするとともに上面や側壁部を木製カバー体で覆うようにしても使用できるものである。
前記図1から扉を除去した貯蔵室部分を断熱壁の状態と合わせて示す図2から理解されるように、冷蔵庫の各貯蔵室の形態は、冷蔵庫本体(1)の外郭を形成する外箱(2)と貯蔵室空間を形成する図示しない内箱との間に現場発泡方式でポリウレタンなどの発泡断熱材(4)を充填した断熱箱体の内部を断熱仕切壁を含む横仕切壁(3)で上下に区分するとともに、幅方向についてもそれぞれの区画に合致させて断熱した縦仕切壁(5)で左右に区分し、4つの独立した貯蔵室を形成している。
前記冷蔵庫本体(1)内を上下に区分する横仕切壁(3)の上方の区画は、その全幅に亙って冷蔵貯蔵空間とし、一方の区画、本実施例では左側を、室内を0〜5℃の温度環境にした野菜室A(6)とし、比較的低温での貯蔵に適した大根やほうれん草、キャベツやごぼう、タマネギなどを収納するようにしている。そして、他方の区画、すなわち右側の区画は、前記野菜室A(6)より幅広にしてやや低温の雰囲気にした冷蔵室(7)を配置している。
下方の区画についても前記縦仕切壁(5)で左右に区分されており、左側を冷蔵貯蔵空間として前記野菜室A(6)より室内設定温度を7〜8℃と高くし、さつまいもやカボチャ、ピーマンやメロンなどの貯蔵に適した野菜室B(8)とし、上方区分と同様に野菜室B(8)より幅広に形成した他方の右側には、前記断熱された縦仕切壁(5)と、天井面を形成する前記横仕切壁(3)を断熱仕切壁(4)とすることで全周壁に亙って断熱壁で覆われた、製氷とともに冷凍食品の保存やホームフリージングをおこなう冷凍貯蔵空間である冷凍室(9)を形成している。
前記各貯蔵室の前面にはそれぞれ独立した扉(6a)(7a)(8a)(9a)を配設しており、前記各扉に固着した支持枠に容器(6b)(7b)(8b)(9b)を保持し、室内壁面に設けたスライドレール(10)などのレール部材で前記それぞれの支持枠および容器を前後に摺動させ、開扉動作とともに室外に引き出して各容器の上面開口から食品を取り出し収納する周知の引出し扉方式としている。
前記下方の区画に配した野菜室B(8)の背部の断熱壁外には、該当部分の横断面図である図3、および野菜室B(8)部の縦断面図である図4に示すように、幅方向に亙って貯蔵室内側に凹陥する機械室(11)を形成し、冷凍サイクルにおける高温部材である冷媒の圧縮機(12)や補助凝縮器(13)および、これらに外気を送風して放熱を助長する放熱ファン(14)などの放熱機器を配設している。なお、前記補助凝縮器(13)とともに圧縮機(12)からの高温高圧の吐出冷媒を受け入れて放熱し凝縮する主凝縮器(15)は、前記野菜室B(8)に対応する断熱壁の下面に配設している。
また、前記冷凍室(9)部分の縦断面図である図5に示すように、前記冷蔵室(7)から冷凍室(9)に亙る背面には、冷却器(17)や冷却ファン(18)を収納した冷却器室(16)を配置し、冷却器(17)で生成した冷気を上方に配置した冷却ファン(18)により各貯蔵空間に送風し、野菜室A(6)、同B(8)、冷蔵室(7)および冷凍室(9)をそれぞれの設定温度に冷却制御するように構成している。
前記野菜室A(6)およびB(8)は、各容器(6b)(8b)の背面部に冷気を流下させて間接的に冷却することで各容器(6b)(8b)内を高湿度の雰囲気に保持して冷却しており、前記冷蔵室(7)や野菜室A(6)、B(8)および冷凍室(9)内を循環した冷気は、リターンダクトを介して冷却器(17)に戻るようにしている。
前記冷却器室(16)の下方に対応する縦仕切壁(5)近傍の断熱壁外には、前記野菜室B(8)の背部に設けた機械室(11)より空間スペースの小さい小機械室(19)を冷凍室(9)の内側に凹陥させ、且つ、前記機械室(11)に連通させて併設しており、この小機械室(19)には、庫内の冷却器(17)と庫外の圧縮機(12)や凝縮器(15)とを連結する冷凍サイクル配管の接続部を設けるとともに、除霜時に庫外に導かれた冷却器(17)からの除霜水を受けてこれを蒸発させる蒸発皿(20)などを配設している。
この小機械室(19)と前記機械室(11)とは、それぞれの設置部材に応じてその縦断面の空間形状を相違させている。すなわち小機械室(19)より機械室(11)の側断面積を大きく形成しているものであり、前述のように、幅方向に亙って連通状態に併設されていることから、前記機械室(11)と小機械室(19)との間で配設部材の設置場所をスペースに応じていずれかに移動させることができるものであり、別途取り付けた支持台(21)上に圧縮機(12)などを載置することで各機械室(11)(19)として機能する。
(22)は、前記冷却器室(16)に対して、その側方の対応する位置の断熱壁を内方に凹陥させて設けた電装品の収納部である。前記電装品収納部(22)は、冷却器室(16)に奥行き方向で重なり合わないように幅方向の端部に片寄らせた断熱壁外に設けられたものであり、幅広の冷凍室(9)の背面部については、凹陥部により断熱壁厚を減ずることがないばかりか冷凍室(9)内に突出部が形成されることもなく、冷凍室(9)の背面を平坦に形成することができるため、引き出し容器(9b)による食品の収納効率を高くすることができる。
そして、設置された前記放熱ファン(14)の駆動により、前記野菜室B(8)の下部前面に幅広に形成した吸気口から外気を吸い込み、後方へ送風して底面の凝縮器(15)から背部の補助凝縮器(13)および圧縮機(12)を冷却し、さらに小機械室(19)に流入して蒸発皿(20)部を経由し、背面および底面の端部に穿設した排気口から外方に排出される放熱風路を形成している。
冷蔵庫本体(1)の外郭を形成する前記外箱(2)は、組立図を図6、その分解図を図7に示すように、左右の外箱側板(23)(23´)と、これらを連結する梁状の上板(24)、前板(25)、裏板(26)によって高さ寸法より幅寸法の方が大きい外郭を形成し、前記左右の外箱側板(23)(23´)の下方部には補強のためのアングル部材(27)(27´)が溶接などで固着されている。
しかして、前記野菜室B(8)と冷凍室(9)とともに前記機械室(11)と小機械室(19)とを左右に区分している前記縦仕切壁(5)は、前記上板(24)と前板(25)とを連結する縦仕切板(28)と、背面の裏板(26)から下方に垂下させた背面補強板(29)とによって前後面を形成し、下方には、前端部を前板(25)に固着して仕切壁底面の奥行き方向に延び、さらに背面上方にほぼL字状に延出して前記背面補強板(29)にネジ止めされるアングル補強板(30)を配設している。
アングル補強板(30)の本体の背面下部に対応する屈曲部には、その底面と背面への固着部を設け、外形を前記機械室(11)空間の縦断面形状とし、後方下部には、前記小機械室(19)空間の縦断面形状に合致させた切欠き(31a)を形成した板状の底部補強板(31)をネジで固着している。
前記底部補強板(31)の機械室(11)側には、その外形形状に合致する縦断面形状の底板A(32)が幅方向に亙って設置され、対向する小機械室(19)側には、前記切欠き(31a)形状に合致する縦断面形状の底板B(33)を設置しており、底部補強板(31)は連通部(34)を有する機械室(11)(19)の断熱仕切面を形成している。
このとき、該当部分の詳細斜視図を示す図8、およびこれを下部後方よりみた図9から理解されるように、底部補強板(31)の上方部の端縁の少なくとも一部に、機械室(11)側に折曲する鍔部(31b)を形成することで、機械室(11)の天井面を構成する底板A(32)の端縁をこれに当接させて受けることができ、同様に、下方の連通部(34)を形成する切欠き(31a)の開口縁の少なくとも一部を小機械室(33)側に折曲する鍔部(31c)を形成することで、これも小機械室(19)の天井面を構成する底板B(33)の端縁を支持することができるものである。
また、図8の要部の断面図である図10に示すように、底部補強板(31)と当接するアングル補強板(30)の少なくとも一部を断面L字状に折曲し、その折曲部(30a)を底部補強板(31)の板面と互いに重ね合わせるようにしている。そして、前端側は平板状として前記縦仕切板(28)との結合部を形成するとともに、前記折曲部(30a)以外のアングル補強板(30)の板面は、その長手方向に亙って幅方向の中央部に突条リブ(30b)を形成し、底板A(32)およびB(33)の端縁の突き当て部として幅方向の位置決めをおこなっている。
(35)は上部補強フレームであり、これに天板(36)や背面板などを取り付けることによって前記図6に示す外箱(2)の組み立て品となり、この外箱組立の内部の内箱との間隙に発泡断熱材(4)を充填することで断熱キャビネットが完成する。
上記実施例の構成によれば、下方区分における比較的室内温度を高く設定した野菜室B(8)の背部に圧縮機(12)などの高温を発する部材を収納した機械室(11)を配設しており、両者の温度差は比較的小さくなって断熱壁厚を薄くすることができるので、その分野菜室B(8)の容積を大きくすることが可能となる。
同様に、前記野菜室B(8)の外底面に対応して板状の主凝縮器(15)を配設することで、冷凍温度に冷却される冷凍室(9)の底面には高温部材を配置しないようにしたので、冷凍室(9)は主凝縮器(15)の温度影響を受けることがなく、断熱性能を向上して消費電力量の低減をはかることができる。
また、前記冷凍室(9)の背面に対応する冷却器室(16)の部位には冷凍室(9)との温度差が小さい冷却器(17)を配置しているので、両者間の断熱壁厚は薄くできるとともに、冷却器室(16)の背部には高温部材を配した機械室(11)が存在しないので熱漏洩量も少なくなり、消費電力量を低減できるばかりでなく、断熱壁厚を必要以上に厚くすることを防止でき、その分冷凍室(9)の容積を大きくして冷蔵庫全体としての容積効率を増大できる効果がある。
そしてまた、野菜室B(8)との温度差の少ない機械室(11)側に高温となる大形部品の圧縮機(12)や補助凝縮器(13)を集中的に配置し、隣接する冷凍室(9)背部の小機械室(19)には高温部材を配置せず配管や蒸発皿(20)を設置して機械室(11)(19)を区分配設したので、小機械室(19)の容積を調整して限りなく小さくすることができ、その分冷凍室(9)側の容積効率を向上させることができる。
なお、前記機械室(11)には、体積の大きな圧縮機(12)とともに軸方向が本体の幅方向となるためファン径が奥行き方向となって寸法が大きくなる放熱ファン(14)を設置したので、冷凍室(9)側の容積効率を向上させるのみならず、圧縮機(12)および放熱ファン(14)の駆動音が本体前方に抜け出て来ることがないため、騒音についても大きく低減できる効果がある。
さらに、上記構成のごとく、単一の板状体である底部補強板(31)を設けることだけで、アングル補強板(30)との相乗効果によって両側の底板A(32)、B(33)と係合当接して一体化させることができ、少ない部品数で、横長形の冷蔵庫における縦仕切壁(5)の背面底部に強度的に有効な構造体を得ることができるものであり、また、鍔部(31b)や折曲部(30a)、あるいは突条リブ(30b)によって板厚を厚くすることなく構造体としての剛性を増大できるとともに、位置決め効果も奏するので組立作業性を向上させることができる。
したがって、底部補強板(31)を介して底板A(32)と底板B(33)によって形成される本体外郭の内側と、野菜室B(8)や冷凍室(9)を形成する内箱との間には、隙間のない断熱空間が設けられることになり、この断熱空間に発泡断熱材(4)を注入発泡して充填固化することで、前記各部材は断熱材中に埋設され、これと一体化することで、さらに剛性を向上してねじれに強い強固な横長形の断熱箱体を構成することができる。
このとき、前記鍔部(31b)や折曲部(30a)は、断熱材(4)の注入発泡時における底板(32)(33)や底部補強板(31)の板面に対する発泡圧に対して、板面を受ける位置になるので、効果的に発泡圧に抗することができ、はらみ変形を抑制することができる。
また、冷蔵庫本体(1)の底面両側部には、キャスターを設けた支持脚(37)(37)を取り付けて断熱キャビネットを支えているが、本体幅方向の中間部に位置する前記縦仕切壁(5)部のアングル補強板(30)の前後部にも同様の支持脚(38)を取り付けている。
前記支持脚(38)は、冷蔵庫本体(1)が横長の外形であってもその中間部の底面を下方から支えるとともに、その取り付け場所はアングル補強板(30)と発泡断熱材(4)とで剛性を高めた縦仕切壁(5)の下部であることから、貯蔵品の収納などの負荷による撓みで底面が下降することを防止でき、扉開閉時のキャビネットのねじれ現象に対しても充分に対応してこれを抑制することができるため、貯蔵室開口部の扉シール面におけるガスケットに隙が発生して熱漏洩することを防ぎ、外観的にもキャビネットのねじれにより左右の扉の段差が発生することを抑制することができる。
なお、前記冷蔵庫本体(1)内に配設した冷蔵室(7)や野菜室A(6)同B(8)の位置関係や温度仕様は他の形態でも良いことは言うまでもなく、また、上記実施例においては、単一の冷却器(17)による冷却方式で説明したが、冷凍用および冷蔵用の専用冷却器を用いておこなう方式にも適用できることは勿論であり、その場合には2つの冷却器を冷却器室(19)に設置するようにすればよい。また、冷蔵および冷凍貯蔵空間の配置や容量についても適宜変更することができるものである。
本発明の1実施形態を示す冷蔵庫の正面図である。 図1から扉を除去した貯蔵室内を示す正面図である。 図1の下方の区画部分を示す横断面図である。 図1の野菜室部分を示す縦断面図である。 図1の冷蔵室と冷凍室部分を示す縦断面図である。 図1における外箱の組立状態を示す斜視図である。 図6の外箱の分解斜視図である。 図7の要部の拡大斜視図である。 図8を下部後方からみた斜視図である。 図8の要部の縦断面図である。 従来の横形冷蔵庫を示す外観図である。 図11の分解斜視図である。
符号の説明
1 冷蔵庫本体 2 外箱 3 横仕切壁
4 発泡断熱材 5 縦仕切壁 6 野菜室A
7 冷蔵室 8 野菜室B 9 冷凍室
11 機械室 12 圧縮機 13 補助凝縮器
14 放熱ファン 15 主凝縮器 16 冷却器室
17 冷却器 18 冷却ファン 19 小機械室
20 蒸発皿 21 支持台 23、23´ 外箱側板
24 上板 25 前板 26 裏板
27、27´ アングル部材 28 縦仕切板 29 背部補強板
30 アングル補強板 30a 折曲部 30b 突条リブ
31 底部補強板 31a 切欠き 31b 鍔部
32 底板A 33 底板B 34 連通部
36 天板 37 支持脚 38 中間支持脚

Claims (4)

  1. 高さ寸法より幅寸法の方を大きくして横長の外形とした断熱箱体の内部を上下に区分するとともにその下方の区画を断熱仕切壁により左右に区分し、その一方を冷蔵貯蔵空間としてその背部の断熱壁外に圧縮機や放熱装置を配置した機械室を設け、他方を冷凍貯蔵空間としてその空間内の背面に冷却器や冷却ファンを収納した冷却器室を配置するとともに背部の断熱壁外に前記機械室に連通し配管接続や排水処理をおこなう小機械室を設け、前記上方の区画を左右に区分して複数の冷蔵あるいは冷凍貯蔵空間を形成した冷蔵庫において、前記機械室の空間を形成する底板A、および小機械室の空間を形成する底板Bと、前記断熱仕切壁の底面から背面下部に亙って配置したアングル補強板と、前記断熱仕切壁の背面部に設けた背面補強板と、前記アングル補強板と背面補強板とを接続し、前記機械室と小機械室との対向面に配置して縦断面形状の異なる前記底板AおよびBとともに両底板の連通部を有して断熱仕切面を形成する板状の底部補強板とによって外箱底面部を構成したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 底部補強板の上方部の端縁の少なくとも一部を機械室側に折曲して底板Aを受ける鍔部を形成し、下方の連通部を形成する開口縁の少なくとも一部を小機械室側に折曲して底板Bを受ける鍔部を形成したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 底部補強板へのアングル補強板の当接部の少なくとも一部を断面L字状に折曲して折曲部を底部補強板面と互いに重ね合わせ、それ以外のアングル補強板面に長手方向に亙って突条を形成し、底板AおよびBの幅方向の突き当て部としたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 断熱箱体の底面両側部に支持脚を設けるとともに、アングル補強板の下部にも支持脚を設けたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
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