JP2009155766A - 柔軟剤組成物 - Google Patents

柔軟剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2009155766A
JP2009155766A JP2007336578A JP2007336578A JP2009155766A JP 2009155766 A JP2009155766 A JP 2009155766A JP 2007336578 A JP2007336578 A JP 2007336578A JP 2007336578 A JP2007336578 A JP 2007336578A JP 2009155766 A JP2009155766 A JP 2009155766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
carbon atoms
hydrogen atom
group
monomer unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007336578A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5118475B2 (ja
Inventor
Makiko Shigehisa
真季子 重久
Noriko Yamaguchi
紀子 山口
Yutaka Sano
裕 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2007336578A priority Critical patent/JP5118475B2/ja
Publication of JP2009155766A publication Critical patent/JP2009155766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5118475B2 publication Critical patent/JP5118475B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

【課題】柔軟性能に優れ、洗濯後の繊維製品に心地よい香りを付与でき、長期間保管後においても長く香りが残る柔軟剤組成物を提供する。
【解決手段】特定のモノマー単位(A)、(B)を、特定のモル比で含有する高分子化合物(a)、アミド基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基を1〜3個有する3級アミン、該アミンの4級化物、及び前記アミンの酸塩から選ばれる1種以上の化合物(b)、並びに、ClogPが4を超える香料化合物(c)を含有する柔軟剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は柔軟剤組成物に関する。
衣料等の繊維製品を対象とした柔軟剤には一般に香料が用いられている。従来、洗濯処理を行った衣料の香りは、処理直後の香りが強い、心地よいなどが求められていた。しかし、近年、香りに対する関心が高まっており、洗濯された衣料の保存後、着用開始時、さらには着用中においても香りを楽しむ生活習慣が生まれてきた。そのような変化に対応して、柔軟処理後の衣料に香りを残すいわゆる残香性を付与する技術が開発されている(例えば特許文献1、2)。
長時間に渡り心地よい香りが持続する高残香性能のためには、洗濯浴中で香料を衣料上に多く残すことが効果的である。しかし、通常の洗濯工程において、柔軟処理を行う場合、香料は洗浄水とともに排出されてしまい、香りが残りにくいという問題点がある。そのため、高い残香性能を発現させるためには、香料を多量に配合することが必要となり、経済性、製品安定性が悪くなる。また、これまでの技術では、高い残香性を発現するため、および、審美的外観の観点から柔軟剤自身の色合いを損なわないために、香料種が限定された中から調合しないといけないといった問題点もあり(特許文献1、2)、香りのバリエーションが限定されてきた。
特開2004−131680号公報 特開2004−210959号公報
したがって、本発明が解決しようとする課題は、柔軟性能に優れ、洗濯後の繊維製品に心地よい、さまざまな香りを付与でき、長期間保管後においても長く心地よい香りが残る柔軟剤組成物を提供することである。
本発明は、下記(a)成分、(b)成分及び(c)成分を含有する柔軟剤組成物に関する。
<(a)成分>
下記一般式(1)で示される化合物、又はその酸塩もしくは4級塩に由来するモノマー単位(A)及び、下記一般式(2)で示される化合物に由来するモノマー単位(B)を含有し、モノマー単位(A)とモノマー単位(B)の合計中、モノマー単位(A)の割合が(A)/〔(A)+(B)〕=20〜100モル%である、高分子化合物。
Figure 2009155766
〔式中、R1、R2は、それぞれ独立に水素原子、又はメチル基を示し、R3は−COOM(Mは水素原子、又はアルカリ金属原子)、又は水素原子を示す。Xは−COO−R6−、−CONR7−R8−、又は−CH2−を示す。R4はXが−CH2−の場合には一般式(3)
Figure 2009155766
で表される基を示し、Xがそれ以外の場合は炭素数1〜3のアルキル基、又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を示す。R5は炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、又は水素原子を示す。R6、R8は、それぞれ独立に炭素数2〜3のアルキレン基、R7は水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。〕
Figure 2009155766
(式中、R11、R12は、それぞれ独立に水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Yはアリール基、−O−CO−R13、−COO−R14、又は−CONR15−R16を示す。R13、R14、R16は、それぞれ独立に炭素数1〜5の直鎖状、分岐鎖状、もしくは環状のアルキル基もしくはアルケニル基を示し、R15は水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。)
<(b)成分>
アミド基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基を1〜3個有する3級アミン、該アミンの4級化物、及び前記アミンの酸塩から選ばれる1種以上の化合物。
<(c)成分>
ClogPが4を超える香料化合物。
本発明によれば、ClogPが4を超える香料を効率よく繊維製品に付与でき、繊維処理直後、および長期保管後においても長く香りが残る効果がある柔軟剤組成物が提供される。
<(a)成分>
モノマー単位(A)の由来となる、一般式(1)で表される化合物のうち、Xは−COO−R6−、−CONR7−R8−(R6、R7、R8は前記の意味を表す)が好ましく、R4、R5はメチル基、又はエチル基が好ましい。また、好ましい具体的な化合物としてXが−COO−R6−である化合物としては、アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノメチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノブチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノプロピル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノメチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノブチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノプロピル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノメチル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノブチル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノプロピル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノメチル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノブチル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノプロピル等が挙げられる。さらに好ましい化合物としては、アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノメチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノプロピル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノメチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノプロピル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノメチル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノプロピル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノメチル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノプロピルが挙げられる。
特に好ましくは、アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノメチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノメチル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノメチル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノメチルが挙げられる。
また、一般式(1)で表される化合物のうち、一般式(1)中のXが−CONR7−R8−である化合物としては、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノメチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノブチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド等が挙げられる。好ましくはN,N−ジメチルアミノプロピルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノメチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミドである。
また、一般式(1)中のXが−CH2−の場合、R4は前記一般式(3)で表される基である。かかる化合物としては、ジアリルアミン、ジアリルメチルアミン等が挙げられる。
一般式(1)で示される化合物は、その酸塩又は4級塩を用いることができる。酸塩としては、例えば、1級、2級、3級アミンの塩酸塩、硫酸塩などの無機塩の中和塩や各種有機酸の中和塩が挙げられ、4級塩としては炭素数1〜3のハロゲン化アルキル、炭素数1〜3のアルキル硫酸等によって4級化された化合物が挙げられる。4級塩としてはN,N,N−トリメチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−N−エチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アンモニウムエチルサルフェート、ジアリルジメチルアンモニウムクロリドが挙げられる。これらの化合物は、例えばMRCユニテック(株)からQDMやMOEDESという商品名で販売されている。
(a)成分が、モノマー単位(A)のみからなる高分子化合物である場合には、モノマー単位(A)は、一般式(1)で示される化合物、又はその酸塩から構成されることが好ましい。
また、モノマー単位(B)の由来となる、一般式(2)で表される化合物としては、ブチルアクリレート等のアクリル酸アルキル(炭素数1〜5)エステル、ブチルメタクリレート、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート等のメタクリル酸アルキル(炭素数1〜5)エステル等が挙げられる。
(a)成分は、モノマー単位(A)、(B)以外のモノマー単位として、共重合可能な不飽和結合含有モノマー〔モノマー(C)〕に由来するモノマー単位〔モノマー単位(C)〕を本発明の効果を損なわない範囲で有しても良い。かかるモノマー(C)としては、例えば、アクリルアミド、ビニルアルコール;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド等の炭素数1〜22のヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミド;ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ラウロキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(エチレングリコールの重合度が1〜100)、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート(プロピレングリコールの重合度が1〜50)、ポリブチレングリコール(メタ)アクリレート(ブチレングリコールの重合度が1〜50)等のポリアルキレン(アルキレン基の炭素数1〜8;直鎖もしくは分岐鎖)オキシド鎖を有する(メタ)アクリル酸エステル;グリセリン(メタ)アクリレート等の多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル;ジアセトン(メタ)アクリルアミド;N−ビニルピロリドン等のN−ビニル環状アミド;N−(メタ)アクロイルモルホリン;塩化ビニル;アクリロニトリル;(メタ)アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、スチレンカルボン酸等のカルボキシル基を有するビニル化合物;2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸等のスルホン酸基を有するビニル化合物等が例示される。これらのモノマー(C)の共重合量は、モノマー全量に対して80質量%以下、好ましくは50質量%以下、さらに好ましくは30質量%以下である。
(a)成分は、モノマー単位(A)及びモノマー単位(B)を、モノマー単位(A)とモノマー単位(B)の合計中、モノマー単位(A)の割合が(A)/〔(A)+(B)〕=20〜100モル%の割合で含有し、柔軟効果の点から好ましくは、50〜95モル%、より好ましくは70〜95モル%で含有する。また、特にlogPが5以上の香料を効率よく繊維製品に付与する場合には、モノマー単位(A)のみからなる高分子化合物が好ましい。
また、(a)成分の重量平均分子量(Mw)は、2,000〜200,000、更に3,000〜150,000、特に5,000〜100,000、とりわけ5,000〜75,000、最も5,000〜60,000が好ましい。
尚、本発明の(a)成分のMwは、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)測定による値を使用する。溶離液としては、水、アルコール、クロロホルム、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル及びこれらの溶媒を組み合わせた液の何れかを使用し、ポリエチレンオキシド又はポリスチレン換算の分子量とする。
その際、測定対象のポリマーが、モノマー単位(A)の割合が大きく比較的親水性であると考えられる場合は、(1%酢酸/エタノール):水=3:7(質量比)の混合溶媒で調製したLiBrの50mmol/L溶液を溶媒として、極性溶媒用GPCカラム「α−M(東ソー(株)製)」を2本直列して用い、ポリエチレングリコール換算の分子量により算出する(測定法A)。一方、モノマー単位(B)の割合が大きく、ポリマーが比較的疎水性であると考えられる場合は、ファーミンDM20(花王(株)製)の1mmol/L−CHCl3溶液にて、有機溶媒用GPCカラム「K−804(昭和電工(株)製)」を2本直列して用い、ポリスチレン換算の分子量により算出する(測定法B)。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、アミド基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基を1〜3個有する3級アミン、該アミンの4級化物、及び前記アミンの酸塩から選ばれる1種以上の化合物である。
例えば、(b)成分としては、
(1)窒素原子に結合する基のうち、1〜3個がアミド基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基である3級アミン、
(2)窒素原子に結合する基のうち、1〜3個がアミド基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基である3級アミンの酸塩、
(3)窒素原子に結合する基のうち、1〜3個がアミド基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基である4級アンモニウム塩、
が挙げられる。
好ましい化合物としては分子内にアミド基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基を1〜2個有する3級アミン、該アミンの4級化物、及び前記アミンの酸塩から選ばれる1種以上の化合物である。この化合物は、更にエステル基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基を1〜2個(ただし、アミド基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基との合計は3個)有することが好ましい。
(b)成分の具体的に好ましい化合物としては下記一般式(b1)の化合物及び下記一般式(b2)の化合物から選ばれる1種以上が好適である。
Figure 2009155766
〔R1a、R2aは、それぞれ炭素数11〜23、好ましくは13〜23、より好ましくは15〜19のアルキル基又はアルケニル基であり、R1b、R2bは、それぞれ炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアルキレン基であり、R1c、R1dは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、R1a−A−R1b−、又はR1a−D−R1b−であり、R2c、R2dは、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、R2a−B−R2b−、又はR2a−E−R2b−である。R2eは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基である。A、Bは、それぞれ−CONH−、−NHCO−から選ばれる基であり、好ましくは−CONH−であり、D、Eは、それぞれ−COO−、−OCO−、−O−から選ばれる基であり、好ましくは−COO−である。Z-は有機、又は無機の陰イオンであり、好ましくは塩素イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜18の脂肪酸イオン、炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換していてもよいベンゼンスルホン酸イオンである。〕
<(c)成分>
本発明の柔軟剤組成物は、ClogPが4を超える香料化合物を含有する。ここで、logPとは、有機化合物の水と1−オクタノールに対する親和性を示す係数である。1−オクタノール/水分配係数Pは、1−オクタノールと水の2液相の溶媒に微量の化合物が溶質として溶け込んだときの分配平衡で、それぞれの溶媒中における化合物の平衡濃度の比であり、底10に対するそれらの対数logPの形で示すのが一般的である。
多くの化合物のlogP値が報告され、Daylight Chemical Information Systems, Inc. (Daylight CIS)などから入手しうるデータベースには多くの値が掲載されているので参照できる。実測のLogP値がない場合には、Daylight CISから入手できるプログラム“CLOGP"で計算すると最も便利である。このプログラムは、実測のlogP値がある場合にはそれと伴に、Hansch, Leoのフラグメントアプローチにより算出される“計算logP(ClogP)”の値を出力する。
フラグメントアプローチは化合物の化学構造に基づいており、原子の数及び化学結合のタイプを考慮している(cf. A. Leo, Comprehensive Medicinal Chemistry, Vol.4, C. Hansch, P.G. Sammens, J.B. Taylor and C.A. Ramsden, Eds., p.295, Pergamon Press, 1990)。このClogP値は現在最も汎用的で信頼できる推定値であるので、化合物の選択に際して実測のlogP値の代わりに用いることができる。本発明では、logPの実測値があればそれを、無い場合はプログラムCLOGP v4.01により計算したClogP値を用いる。
ClogPが4を超える香料化合物としては、例えば、下記の香料化合物が挙げられる。
p-t-B.C.H.A、BENZYL SALICYLATE、DAMASCENONE、LIMONENE、TERPINOLENE、ALDEHYDE C-11、HEXYL CINNAMIC ALDEHYDE、PATCHOULI ALCOHOL、AMBROXAN、PEARLIDE、PENTALIDE
本発明の香料化合物吸着量向上効果の発現機構は必ずしも全てが解明された訳ではないが、本発明の組成物を用いて繊維製品を処理した時、特定の構造を有する(a)成分及び(b)成分が繊維表面に吸着し、(c)成分であるClogPが4を超える比較的疎水性の香料化合物を繊維製品表面に選択的に捕捉、吸着させることにより(c)成分の吸着率を向上させているものと考えられる。
<柔軟剤組成物>
本発明の柔軟剤組成物は、(a)成分を0.005〜10質量%、更に0.05〜5質量%、特に0.5〜3質量%含有することが好ましい。また、(b)成分を3〜30質量%、更に5〜25質量%、特に10〜20質量%含有することが好ましい。また、(c)成分を0.05〜5質量%、更に0.3〜3質量%、特に0.5〜2質量%含有することが好ましい。なお、本発明の柔軟剤組成物が液体の場合、残部は全部又は主に水である。
また、本発明の柔軟剤組成物では、(a)成分、(b)成分及び(c)成分の含有量の合計中、(c)成分の含有量の割合が、(c)成分/〔(a)成分+(b)成分+(c)成分〕×100で、0.05〜30質量%、更に0.5〜20質量%、特に1〜10質量%であることが、残香性および保存安定性の観点から好ましい。
また、本発明の柔軟剤組成物では、(a)成分、(b)成分及び(c)成分の含有量の合計中、(a)成分の含有量の割合が、(a)成分/〔(a)成分+(b)成分+(c)成分〕×100で、0.01〜30質量%、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは1〜20質量%、特に好ましくは5〜20質量%、9〜20質量%であり、最も好ましくは12〜20質量%であることが、香料の吸着性、残香性、柔軟性、および保存安定性の観点から好ましい。また、経済性の観点から2〜10質量%が好ましい。
なお、本発明の柔軟剤組成物は、本発明の(a)、(b)、(c)成分以外に、抗菌剤、安定化剤、増粘剤、染料、アニオン性界面活性剤等を含有することができる。本発明の柔軟剤組成物は、衣料等の繊維製品用として好適である。
以下に、(a)成分(ポリマー1〜5)の合成例を示す。
(合成例1)
メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル(分子量:157.21)36.0g、ブチルメタクリレート(分子量:142.2)14.0g、エタノール180.0gを均一に混合し、内容量300mLのガラス製セパラブルフラスコに入れ、窒素雰囲気下で一定時間攪拌した。そこに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(V−65;和光純薬工業(株)製)1.41gをエタノール20.0gに溶解した溶液を添加し、60℃付近まで昇温した。60〜70℃付近で合計8時間保持することで重合・熟成した。そこにエタノール100.0gを加えて希釈した後、室温まで降温した。この反応溶液をイオン交換水4000.0g中に滴下して再沈殿精製し、沈殿物を乾燥してポリマー1を得た。ポリマーのMwは12800であった(水/エタノール=7/3系、ポリエチレンオキシド換算)。また1H−NMRにより分析したポリマーの組成は仕込みモノマー組成どおり(DMAEMA/BMA=70/30(モル比))であった。
(合成例2)以降は、(合成例1)と同様の方法にて使用するモノマーを変更することにより、下記組成(モル比)、分子量のポリマーを得た。
(合成例2)
ポリマー2:DMAEMA/BMA=65/35、Mw11400
(合成例3)
ポリマー3:DMAEMA/BMA=55/45、Mw10200
(合成例4)
ポリマー4:DMAEMA/BMA=40/60、Mw6500
(合成例5)
内容量1Lのガラス製セパラブルフラスコを一定時間窒素置換した。そこにエタノール46.8gを添加し、撹拌しながら内温が78〜80℃になるまで加熱し、保持した。ジメチルアミノエチルメタクリレート300.00g、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(V−65B;和光純薬工業(株)製)7.11g、エタノール114.3gを予め均一に混合し、この溶液を上記フラスコ中に3時間かけて一定速度で滴下した。次に、V−65B 11.85gをエタノール47.4gに溶解した溶液を上記フラスコ中に4時間かけて一定速度で滴下した。滴下終了後、80℃付近で2時間保持することでポリジメチルアミノエチルメタクリレート(ポリマー5)のエタノール溶液を得た。ポリマーのMwは11200であった。また1H−NMRにより分析したポリマーの組成は仕込みモノマー組成どおりであった。
また、ポリマー6として、以下のものを用いた。
・ポリマー6:ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド、Poly(diallyldimethylammonium chloride), low molecular weight(MW:100,000〜200,000、アルドリッチ製)
上記略号は以下の意味を示す。また、ポリマーの分子量Mwは前述の測定法Aにより測定したものである。
・DMAEMA:メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル
・DADMAC:ジアリルジメチルアンモニウムクロライド
・BMA:ブチルメタクリレート
以下に、各実施例、比較例で用いた(b)成分〔(b−1)〕の合成例を示す。
(合成例)
N−(3−アミノプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミンと脂肪酸組成物(ステアリン酸とパルミチン酸を質量比で6/4の割合で混合した脂肪酸)とを1/1.9のモル比で公知の方法に従って脱水縮合させた。反応物中の脂肪酸含量が5%になった時点で反応を終了させた。この反応生成物を(b−1)として用いた。反応生成物(b−1)中、(b)成分に相当する化合物の含有量は95質量%であった。
<実施例1及び比較例1>
(1)前処理方法
あらかじめ、市販の弱アルカリ性洗剤(花王(株)アタック)を用いて、木綿メリヤス24枚、木綿タオル24枚をそれぞれ日立全自動洗濯機NW-6CYで5回洗浄を繰り返し、室内乾燥することによって、過分の薬剤を除去した(洗剤濃度0.0667質量%、水道水47L使用、水温20℃、洗浄10分、ため濯ぎ2回)。
(2)柔軟剤組成物及び試験用処理液の調製方法
はじめに、(a)成分1.9%(質量%、以下特記しない限り同様)、(b)成分17.0%、(c)成分1.5%になるようそれぞれを水と混合し、塩酸にてpH=3にして60℃に加熱し撹拌した。その後、室温まで冷却し柔軟剤組成物を調製した。これを水で3700倍希釈し、(a)成分5ppm、(b)成分46ppm、(c)成分4ppmの試験用処理液を得た。
(3)吸着率の測定方法
上記の方法で調製した試験用処理液(52.5g)をNo.11の規格瓶に入れた。さらに、前処理を行った木綿メリヤス布(10cm×10cm、2.1g)を入れ、マグネティックスターラー(スターラーピースの長さ4.5cm×径1cm、回転数200rpm)で5分間攪拌するモデル柔軟処理を行った。処理前の試験用処理液中の香料化合物含有量(x)と処理後の香料化合物含有量(y)の差分〔(x)−(y)〕をタオルに吸着している量として、処理前の香料化合物含有量(x)に対する割合(百分率)、すなわち、〔(x)−(y)〕/(x)×100を香料化合物の吸着率(%)とする。その結果を表1に示す。なお、処理前後の試験用処理液中の香料化合物の含有量は、下記の液体クロマトグラフィー装置を用いて測定した。
液体クロマトグラフィー装置:HITACHI L−6000
カラム:Lichrospher 100 RP−18(e) 5μm 125mm×4φ
カラム温度:40℃
溶離剤:アセトニトリル/水=7/3(質量比)の混合溶液
流速:1.0mL/min
検出器:UV(220nm)
Figure 2009155766
表中、吸着率の対ブランク相対値は、ブランクを1.0とする相対値である(以下同様)。
次に、実施例1−1とブランク(ポリマーなし)の条件での処理布を、25℃、40%RHにて24時間乾燥させ、残香性の比較官能評価を、さらに、同条件で処理した木綿タオルを25℃、40%RHにて24時間乾燥させ柔軟性の比較官能評価を、それぞれパネラー10人に対して行った。結果を表2に示す。
Figure 2009155766
これより、本発明の柔軟剤組成物では、残香性がよく、更に柔軟性も向上していることがわかる。
<実施例2及び比較例2>
(a)成分として合成例1の方法で調製したポリマー1、(b)成分として前記(b−1)、及び(c)成分としてClogPの異なる各種香料化合物、を用いて、上述した調製方法と同様に試験用処理液を調製し、実施例1と同様に処理を行い、吸着率を求めた。また、(a)成分を配合しない試験用処理液〔(a)成分の配合量の分を水に置き換える〕についても吸着率を求めた。その結果を表3に示した。
Figure 2009155766
<実施例3及び比較例3>
合成例1の方法で調製したポリマー1〔(a)成分〕、前記(b−1)〔(b)成分〕、及び実施例2において効果の高かったパーライド〔(c)成分〕を用いて、(a)成分0〜3.7%、(b)成分17.0%、(c)成分1.5%になるようそれぞれを混合し、塩酸にてpH=2にして60℃に加熱し撹拌した。なお、(a)〜(c)成分の三者の質量比は、表4の数値となるように調整した。その後、室温まで冷却し柔軟剤組成物を調製した。これを水で3700倍希釈し、(a)成分0〜10ppm、(b)成分46ppm、(c)成分4ppmの試験用処理液を得た。この試験用処理液を用いて実施例1と同様に処理を行い香料の吸着率を測定した。その結果を表4に示す。ブランクは、(a)成分0ppm〔(a)成分なし〕、(b)成分46ppm、(c)成分4ppmの組成物である。
Figure 2009155766
表1〜4の結果より、(a)、(b)、(c)成分を含有する本発明の柔軟剤組成物で処理された繊維製品は、香料を効率的に繊維製品に吸着させ、残香性および柔軟性を向上させることが出来ることがわかった。

Claims (4)

  1. 下記(a)成分、(b)成分及び(c)成分を含有する柔軟剤組成物。
    <(a)成分>
    下記一般式(1)で示される化合物、又はその酸塩もしくは4級塩に由来するモノマー単位(A)及び、下記一般式(2)で示される化合物に由来するモノマー単位(B)を含有し、モノマー単位(A)とモノマー単位(B)の合計中、モノマー単位(A)の割合が(A)/〔(A)+(B)〕=20〜100モル%である、高分子化合物。
    Figure 2009155766

    〔式中、R1、R2は、それぞれ独立に水素原子、又はメチル基を示し、R3は−COOM(Mは水素原子、又はアルカリ金属原子)、又は水素原子を示す。Xは−COO−R6−、−CONR7−R8−、又は−CH2−を示す。R4はXが−CH2−の場合には一般式(3)
    Figure 2009155766

    で表される基を示し、Xがそれ以外の場合は炭素数1〜3のアルキル基、又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を示す。R5は炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、又は水素原子を示す。R6、R8は、それぞれ独立に炭素数2〜3のアルキレン基、R7は水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。〕
    Figure 2009155766

    (式中、R11、R12は、それぞれ独立に水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Yはアリール基、−O−CO−R13、−COO−R14、又は−CONR15−R16を示す。R13、R14、R16は、それぞれ独立に炭素数1〜5のアルキル基もしくはアルケニル基を示し、R15は水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。)
    <(b)成分>
    アミド基で分断されている総炭素数12〜29の炭化水素基を1〜3個有する3級アミン、該アミンの4級化物、及び前記アミンの酸塩から選ばれる1種以上の化合物。
    <(c)成分>
    ClogPが4を超える香料化合物。
  2. (a)成分、(b)成分及び(c)成分の含有量の合計中、(c)成分の含有量の割合が、(c)成分/〔(a)成分+(b)成分+(c)成分〕×100で、0.05〜30質量%である請求項1の柔軟剤組成物。
  3. (a)成分、(b)成分及び(c)成分の含有量の合計中、(a)成分の含有量の割合が、(a)成分/〔(a)成分+(b)成分+(c)成分〕×100で、0.01〜30質量%である請求項1又は2の柔軟剤組成物。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の柔軟剤組成物で、繊維製品を処理する方法。
JP2007336578A 2007-12-27 2007-12-27 柔軟剤組成物 Expired - Fee Related JP5118475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007336578A JP5118475B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 柔軟剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007336578A JP5118475B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 柔軟剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009155766A true JP2009155766A (ja) 2009-07-16
JP5118475B2 JP5118475B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=40960066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007336578A Expired - Fee Related JP5118475B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 柔軟剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5118475B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012201988A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Kao Corp 液体柔軟剤組成物
JP2018076608A (ja) * 2016-11-07 2018-05-17 花王株式会社 液体柔軟剤組成物

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002285474A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Kao Corp 柔軟剤組成物
JP2005082924A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Kao Corp 柔軟剤組成物
JP2005105508A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Rohm & Haas Co 水性組成物のレオロジーを制御するためのポリマー及び方法
JP2009057656A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Lion Corp 液体柔軟剤組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002285474A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Kao Corp 柔軟剤組成物
JP2005082924A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Kao Corp 柔軟剤組成物
JP2005105508A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Rohm & Haas Co 水性組成物のレオロジーを制御するためのポリマー及び方法
JP2009057656A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Lion Corp 液体柔軟剤組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012201988A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Kao Corp 液体柔軟剤組成物
JP2018076608A (ja) * 2016-11-07 2018-05-17 花王株式会社 液体柔軟剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP5118475B2 (ja) 2013-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104854227B (zh) 含有胺官能硅酮的织物调理剂
WO2008041775A1 (en) Treatment composition for textile products
RU2006140249A (ru) Композиция по уходу за тканями, содержащая инкапсулированный в полимер ингредиент, улучшающий ткань или кожу
CA2846846C (en) Cleaning compositions and soil capture agent for cleaning objects
AU2013382220B2 (en) Fabric conditioner
JP4387149B2 (ja) 柔軟剤組成物
JP5118475B2 (ja) 柔軟剤組成物
TWI417438B (zh) Fiber treatment agent
JP4944756B2 (ja) 繊維処理剤
JP5118476B2 (ja) 柔軟剤組成物
JP2008144316A (ja) 液体柔軟剤組成物
JPH0215665B2 (ja)
JP4997180B2 (ja) 繊維製品の処理方法
JP4944757B2 (ja) 繊維処理剤
JP7051202B2 (ja) 衣料用仕上げ剤組成物
JP7254424B2 (ja) 衣料用仕上げ剤組成物
JP2016514216A (ja) 布帛柔軟剤
US8426351B2 (en) Liquid softener composition or transparent or semitransparent liquid softener composition
JP2006176641A (ja) 速乾付与剤ならびにこれを用いた衣料用洗浄剤組成物および衣料用仕上げ剤組成物
JP2014177727A (ja) 繊維製品柔軟化剤
JP5000271B2 (ja) 繊維製品処理剤
JP4926753B2 (ja) 透明又は半透明の液体柔軟剤組成物
JP2006077336A (ja) 透明又は半透明な液体柔軟剤組成物
JP2021107598A (ja) 合成繊維用耐久帯電防止剤、耐久帯電防止性繊維製品及び耐久帯電防止性繊維製品の製造方法
JP5455774B2 (ja) 衣料用液体柔軟剤組成物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121019

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5118475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees