JP2005082924A - 柔軟剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 繊維、特に木綿繊維に対して高い柔軟効果を有する柔軟剤組成物の提供。
【解決手段】 カチオン性基含有単量体単位と、親水性ノニオン性基含有単量体単位を有し、部分的に架橋されたポリマーを含有する柔軟剤組成物、並びにこの柔軟剤組成物に、繊維物質を浸漬させる、繊維の処理方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は柔軟剤組成物、及びそれを用いた繊維の処理方法に関する。
従来、柔軟剤には長鎖アルキル基を有する4級アンモニウム塩や3級アミンの酸塩が用いられている。これら柔軟剤は少量で各種繊維に対して良好な柔軟効果を有するが、柔軟性において、まだ、十分に満足できるものは得られていない。
一方、特許文献1〜3には柔軟剤の特性を向上させるために、カチオン性ポリマーが配合した柔軟剤組成物が開示されている。しかしながらこれらの組成物は、柔軟性能、特に木綿繊維の柔軟性能においてまだ十分満足できるものではなかった。
特開昭64−61571号公報 特表2000−503735号公報 欧州特許出願公開第394133号明細書
本発明の課題は、繊維、特に木綿繊維に対して高い柔軟効果を有する柔軟剤組成物を提供することにある。
本発明は、カチオン性基含有単量体単位と、親水性ノニオン性基含有単量体単位を有し、部分的に架橋されたポリマー(以下(a)成分という)を含有する柔軟剤組成物、並びにこの柔軟剤組成物に、繊維物質を浸漬させる、繊維の処理方法を提供する。
本発明の柔軟剤組成物は、繊維、特に木綿繊維に対して優れた柔軟性や風合いを付与することができる。
[(a)成分]
本発明の(a)成分としては、カチオン性基含有ビニル単量体(以下単量体(a1)という)の少なくとも1種と、親水性ノニオン性基含有ビニル単量体(以下単量体(a2)という)の少なくとも1種と、2個以上のビニル基を分子中に有する架橋性ビニル単量体(以下単量体(a3)という)の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られる共重合体が好ましい。
単量体(a1)としては、ジアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミド類、ジアルキルアミノ基を有するスチレン類、ビニルピリジン類、N−ビニル複素環化合物類、アミノ基を有するビニルエーテル類等のアミノ基を有する単量体の酸中和物あるいは4級アンモニウム塩;ジアリル型4級アンモニウム塩等が挙げられる。ここで「(メタ)アクリル」とは、「アクリル又はメタクリル」を意味する。
これらの単量体(a1)のうち、一般式(5)又は(6)で表わされる化合物が好ましい。
Figure 2005082924
〔式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R13及びR14は同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基を示し、R15は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Xは−O−、−NH−、−CH2−又は−O−CH2CH(OH)−基を示し、Yは炭素数1〜4(ただしXが−CH2−のときは炭素数0〜3)の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、Z-は酸の共役塩基、ハロゲンイオン、炭素数1〜4のアルキルサルフェートイオン等の陰イオンを示す。〕
Figure 2005082924
〔式中、R16及びR17は同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、R18及びR19は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Z-は前記と同じ意味を示す。〕
一般式(5)又は(6)で表される化合物が酸中和物であるとき、この酸中和物を得るために用いる好ましい酸としては、塩酸、硫酸、酢酸、クエン酸、コハク酸、アジピン酸、スルファミン酸などが挙げられる。また、一般式(5)又は(6)で表される化合物が4級アンモニウム塩であるとき、この4級アンモニウム塩を得るための好ましい4級化剤としては、塩化メチル、ヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル、硫酸ジエチル、硫酸ジ−n−プロピル等の硫酸ジアルキルが挙げられる。
単量体(a1)の好ましい具体例としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドを前記の4級化剤で4級化した4級アンモニウム塩、あるいはジメチルジアリルアンモニウムクロライド等が挙げられる。
単量体(a2)は親水性ノニオン性基含有ビニル単量体であるが、ここで、ノニオン性基含有ビニル単量体が「親水性」とは、20℃、pH3〜12の範囲で水への溶解度が1.0g/L以上、好ましくは5g/L以上であることを意味する。
単量体(a2)としては、一般式(1)又は(2)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2005082924
〔式中、R1は前記と同じ意味を示し、R2及びR3は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を示す。〕
Figure 2005082924
〔式中、R1は前記と同じ意味を示し、A1及びA2は同一又は異なって、式−(CH2n−(nは2〜6の整数を示す)で表される基を示し、Bは−O−又は−CH2−基を示す。〕
これら化合物の具体例としては、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N−(メタ)アクロイルモルホリン等が挙げられ、N,N−ジアルキル置換(メタ)アクリルアミドが好ましく、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミドが更に好ましい。
単量体(a3)としては、多価アルコール又は不飽和アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、アクリルアミド、ジビニル化合物、ポリアリル化合物等が挙げられる。これらのうち、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールのアリルエーテル化体、ビニル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート等が好ましい。
単量体(a1)と単量体(a2)との好ましい配合比率は、(a1)/(a2)のモル比で、2/98〜98/2であり、さらに好ましくは3/97〜60/40である。単量体(a3)の割合は、繊維、特に木綿繊維に好ましい柔軟性能と風合いを付与する観点から、単量体全量に対して、0.002〜3質量%が好ましく、0.002〜0.1質量%が特に好ましい。
(a)成分は、前記の3種類の単量体(a1)、(a2)及び(a3)のそれぞれ1種以上の他、これらと共重合可能な他のビニル単量体を構成成分とすることができる。他のビニル単量体としては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸誘導体;アクリル酸、メタアクリル酸等のアニオン性基含有単量体;N−(3−スルホプロピル)−N−アクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−カルボキシメチル−N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン等のベタイン類などが挙げられる。
(a)成分を製造する方法は、水溶液重合法、逆相懸濁重合法、沈澱重合法などが好ましい。例えば、特開平11−71435号公報11欄14行〜13欄33行に記載の方法で製造することができる。
[(b)成分]
本発明の(b)成分は、分子中にアミノ基及び4級アンモニウム基から選ばれる基を少なくとも1つと、炭素数8〜36の飽和又は不飽和炭化水素基を少なくとも1つ有する化合物であれば特に限定されないが、一般式(3)で表される3級アミン又はその塩、及び一般式(4)で表される4級アンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
Figure 2005082924
〔式中、R4及びR8はそれぞれ独立に、炭素数8〜36の直鎖又は分岐鎖アルキル基又はアルケニル基であり、R5及びR9はそれぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキレン基であり、D及びEはそれぞれ独立に、−COO−、−OCO−、−CONH−及び−NHCO−から選ばれる基であり、a及びbはそれぞれ独立に0又は1の数である。R6及びR7はそれぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、あるいはR4−[D−R5a−で表される基である。R10及びR11はそれぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、あるいはR8−[E−R9b−で表される基である。R12は、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。Z-は陰イオンである。〕
一般式(3)で表される化合物において、R4は、炭素数8〜36、好ましくは13〜24のアルキル基又はアルケニル基、好ましくはアルキル基である。R5は、炭素数1〜4のアルキレン基が好ましい。R6及びR7は、それぞれ独立に、メチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基、あるいはR4−[D−R5a−で表される基が好ましく、R6及びR7のいずれか一方はメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基であることが好ましい。aは1が好ましい。一般式(3)で表される化合物の中で特に好ましい化合物として、下記一般式(3−1)で表される化合物及び一般式(3−2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
Figure 2005082924
〔式中、R20は炭素数8〜36、好ましくは13〜24のアルキル基又はアルケニル基、好ましくはアルキル基であり、cは2又は3である。R21及びR22はそれぞれ独立に、メチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基、あるいはR20−G−(CH2c−で表される基(R20及びcは前記の意味を示し、Gは−COO−又は−CONH−を示す)であり、好ましくはR21及びR22の一方がメチル基又はヒドロキシエチル基であり、他方がメチル基、ヒドロキシエチル基又はR20−G−(CH2c−で表される基である。〕
一般式(3−1)及び一般式(3−2)で表される化合物は、R20−COOHで表される脂肪酸又はこのアルキル(炭素数1〜5)エステルもしくは酸クロリドと、N−アミノアルキル−N−ヒドロキシアルキル−N−アルキルアミン、N−アルキル−N,N−ジヒドロキシアルキルアミン、N−ヒドロキシアルキル−N,N−ジアルキルアミン、N−アミノアルキル−N,N−ジアルキルアミン又はN,N,N−トリヒドロキシアルキルアミンとを反応することで容易に合成することができ、R20は単独のアルキル鎖長でもよく、混合アルキル鎖長でもよい。
一般式(3)で表される化合物は、無機又は有機の酸で中和した塩であってもよい。また、塩として使用する場合は、柔軟剤組成物に配合する前に一般式(3)で表される化合物のアミノ基を酸剤により中和したものを用いることもでき、柔軟剤組成物に一般式(3)で表される化合物を配合した後、アミノ基を酸剤で中和してもよい。中和のための酸としては塩酸、硫酸、リン酸、グリコール酸、ヒドロキシカルボン酸、クエン酸、p−トルエンスルホン酸、炭素数1〜12の脂肪酸又は炭素数1〜3のアルキル硫酸が好ましく、特に塩酸、硫酸、グリコール酸、クエン酸、p−トルエンスルホン酸が好ましい。中和に用いるこれらの酸剤は、単独で用いても複数で用いてもよい。
一般式(4)の化合物においてR8は、炭素数8〜36、好ましくは13〜24のアルキル基又はアルケニル基、好ましくはアルキル基である。R9は、炭素数1〜4のアルキレン基が好ましい。R10及びR11はそれぞれ独立に、メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基又はR8−[E−R9b−で表される基が好ましく、R10及びR11のいずれか一方はメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基であることが好ましい。bは1が好ましい。R12は、メチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基が好ましい。一般式(4)で表される化合物の中で特に好ましい化合物として、下記一般式(4−1)で表される化合物及び一般式(4−2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
Figure 2005082924
〔式中、R23は炭素数8〜36、好ましくは13〜24のアルキル基又はアルケニル基、好ましくはアルキル基であり、dは2又は3である。R24及びR25はそれぞれ独立に、メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基又はR23−G−(CH2d−で表される基(R23、G及びdは前記の意味を示す)が好ましい。R26はメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基、好ましくはメチル基又はヒドロキシエチル基である。Z-は陰イオン、好ましくはハロゲンイオン、硫酸イオン、リン酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオン、炭素数1〜3のアルキル基で置換されていても良いアリールスルホン酸イオンから選ばれる一種以上である。〕
一般式(4−1)及び一般式(4−2)の化合物は、R23−COOHで表される脂肪酸又はこのアルキル(炭素数1〜5)エステルもしくは酸クロリドと、N−アミノアルキル−N−ヒドロキシアルキル−N−アルキルアミン、N−アルキル−N,N−ジヒドロキシアルキルアミン、N−ヒドロキシアルキル−N,N−ジアルキルアミン、N−アミノアルキル−N,N−ジアルキルアミン又はN,N,N−トリヒドロキシアルキルアミンとを反応させ、更にアルキルハライド、ジアルキル硫酸、アルキレンオキシドなどのアルキル化剤で4級化することで容易に合成することができる。また、N,N,N−トリアルキル−N−ヒドロキシアルキル4級アンモニウム塩、N,N,N−トリアルキル−N−アミノアルキル4級アンモニウム塩とR23−COOHで表される脂肪酸又はこのアルキル(炭素数1〜5)エステルもしくは酸クロリドとの反応で合成することも可能である。R23は単独のアルキル鎖長でもよく、混合アルキル鎖長でもよい。
[柔軟剤組成物]
本発明の柔軟剤組成物は、(a)成分、更に必要により(b)成分と、水とを含有する組成物であり、水は蒸留水又はイオン交換水が好ましい。組成物中の(a)成分の含有量は、0.1〜10質量%が好ましく、0.1〜3質量%が更に好ましい。また、(a)成分と(b)成分の質量比は、1/500〜10/1が好ましく、1/300〜1/10が更に好ましい。貯蔵安定性の点で、水は組成物中に好ましくは30〜95質量%、更に好ましくは40〜85質量%配合される。
本発明の組成物は、貯蔵安定性の点から、20℃におけるpHが1〜8.5、更に1〜8であることが好ましく、特に柔軟性能及び風合いの点から、2〜8であることが好ましい。
本発明では貯蔵安定性を改善する目的で(c)成分として非イオン界面活性剤を含有することができる。非イオン界面活性剤としては炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましく、特に下記一般式(7)で表される化合物が好ましい。
30−T−[(R31O)j−H]k (7)
〔式中、R30は、炭素数10〜18、好ましくは12〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R31は炭素数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。jは2〜100、好ましくは5〜80、特に好ましくは10〜60の数を示す。Tは−O−、−CON−又は−N−であり、Tが−O−の場合はkは1であり、Tが−CON−又は−N−の場合はkは2である。〕
一般式(7)で表される化合物の具体例として以下の化合物を挙げることができる。
30−O−(C24O)m−H
〔式中、R30は前記の意味を示す。mは8〜100、好ましくは10〜60の数である。〕
30−O−(C24O)n1−(C36O)n2−H
〔式中、R30は前記の意味を示す。n1及びn2はそれぞれ独立に2〜40、好ましくは5〜40の数であり、エチレンオキシドとプロピレンオキシドはランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕
Figure 2005082924
〔式中、R30は前記の意味を示す。p1、p2、q1及びq2はそれぞれ独立に0〜40、好ましくは5〜40の数であり、p1+p2+q1+q2は5〜60、好ましくは5〜40の数である。エチレンオキシドとプロピレンオキシドはランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕
本発明の組成物中の(c)成分の配合量は、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.1〜8質量%、特に好ましくは0.2〜6質量%である。
本発明では貯蔵安定性を改善する目的で(d)成分として、炭素数16〜36、好ましくは16〜26のアルキル基又はアルケニル基と−SO3M基及び/又は−OSO3M基〔M:対イオン〕とを分子中に有する陰イオン界面活性剤を配合することができる。具体的にはアルキル基又はアルケニル基が上記炭素数を有するアルキルベンゼンスルホン酸、アルキル(又はアルケニル)硫酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル、オレフィンスルホン酸、アルカンスルホン酸、α−スルホ脂肪酸、α−スルホ脂肪酸エステル及びこれらの塩が好ましい。これらの中でも特に炭素数16〜26のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル(又はアルケニル)硫酸エステル、炭素数16〜26のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキシド平均付加モル数が1〜6、好ましくは1〜4、特に好ましくは1〜3であるポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル及びこれらの塩から選ばれる1種以上が好ましい。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩が好ましい。
本発明の組成物中の(d)成分の配合量は、好ましくは0.5〜30質量%、より好ましくは1〜25質量%、特に好ましくは2〜20質量%である。
本発明では貯蔵安定性を改善する目的で(e)成分として、炭素数8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸と多価アルコールとのエステル化合物を配合することができる。エステル化合物の具体例としてはトリグリセライド、ジグリセライド、モノグリセライド、ペンタエリスリトールのモノ、ジ、トリエステル、ソルビタンエステル等を挙げることができる。
本発明の組成物中の(e)成分の配合量は、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、特に好ましくは1質量%以下である。
また、本発明の柔軟剤組成物は、(f)成分として溶剤を用いることができる。溶剤としては、エタノール、イソプロパノール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、n−ブタノール、i−ブタノール、2−ブタノール、n−ヘキサノール、シクロヘキサノール、フェノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、2−フェノキシエタノール、2−ベンジルオキシエタノール、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、ノナン−1,9−ジオール、2−メチルオクタン−1,8−ジオール、2−ブトキシエタノール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、2−(2−メチル)プロポキシエタノール、ジエチレングリコールモノ−2−メチルプロピルエーテル、2−プロポキシ−1−プロパノール、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、2−ブトキシ−1−プロパノール、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、2−t−ブトキシ−1−プロパノール、2−フェノキシ−1−プロパノール、2−エトキシプロピル−1−アセテート、2−プロポキシプロピル−1−アセテート、1,2−ジアセトキシプロパン、3−ジメチル−3−メトキシ−1−プロパノール、1,3−ジメチルブチルグリセリルエーテル、ペンチルグリセリルエーテル、ヘキシルグリセリルエーテル等が挙げられる。
これらの中でも、エタノール、イソプロパノール、グリセリン、エチレングリコール、2−フェノキシエタノールが好ましく、特にエタノールが匂いの点から好ましい。本発明の組成物中の(f)成分の配合量は、0〜30質量%が好ましく、0.5〜25質量%が更に好ましく、0.5〜15質量%が特に好ましく、1〜10質量%が最も好ましい。
また、本発明の柔軟剤組成物は、(g)成分として無機塩を含有することができる。無機塩としては、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウムが貯蔵安定性の点から好ましく、組成物中0〜2質量%、好ましくは10〜10000mg/kg添加することが良好である。但し、脂肪酸塩類などの界面活性剤にはナトリウム塩やカリウム塩が含まれているが、このような界面活性剤の使用によって組成物に混入する無機塩は上記制限を受けるものではない。
本発明の柔軟剤組成物には、貯蔵後の色や匂いを改善するため、通常知られている金属封鎖剤や酸化防止剤を配合しても差し支えない。金属封鎖剤としてはエチレンジアミン四酢酸塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩などに代表されるアミノカルボン酸類、トリポリリン酸塩、ピロリン酸塩に代表される無機リン化合物、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸塩やポリホスホン酸類、フィチン酸に代表される有機リン酸類を挙げることができ、酸化防止剤としては2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール及び2(3)−ブチル−4−オキシアニソール等が挙げられる。これらは酸でも塩として配合してもよい。これら金属封鎖剤及び酸化防止剤は、本発明の柔軟剤組成物中に、好ましくは0.1〜1000ppmの範囲で配合される。
本発明の柔軟剤組成物には、通常繊維処理剤に配合される香料(特に好ましくは特開平8−113871号公報記載の成分(c)及び(d)にて示された香気成分の組み合わせ)、あるいは色素等の成分を配合しても差し支えない。
本発明の柔軟剤組成物の製造方法としては、水に、必要に応じて(c)〜(f)成分を溶解させ、40〜70℃に加熱昇温し、その後必要に応じて(b)成分及び(g)成分を添加して攪拌混合し、酸剤で所定のpHに調整し、次に(a)成分を添加し、冷却した後にその他の成分を添加する方法が貯蔵安定性の点から好ましい。
本発明においては、繊維物質を、本発明の柔軟剤組成物の水溶液中に浸漬させることにより繊維に柔軟性を付与することができるが、繊維が木綿繊維である場合、木綿繊維に空気を含んだような軽い風合いを付与することができ、特に中古のタオル等に本発明の柔軟剤組成物を処理すると好ましい柔軟性及び風合いを付与することができ、特に好適である。
合成例1:化合物a−1の合成
シクロヘキサン1050.0gにリョートーシュガーエステルS−770(三菱化学フーズ(株)製)1.2gを溶解し、モノマーとしてN,N−ジメチルアクリルアミド(興人(株)製)89.0g、メタクリロイルオキシエチルジメチルエチルアンモニウム エチルサルフェート80%水溶液(MOEDES:日東理研工業(株)製)38.8g、ポリエチレングリコールジメタクリレート(NK−14G:新中村化学(株)製)0.026gと、重合開始剤として2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩0.59gをイオン交換水167gに溶解させた水溶液をそこへ添加して、ホモミキサーを用いて水相の粒径が3〜4μmになるまで分散させた。これを内容量2Lのガラス製セパラブルフラスコに入れ、窒素雰囲気下で攪拌しながら昇温し、50〜60℃で1時間重合・熟成した。その後、さらに昇温して系中の水を80%以上留去した。最後にシクロヘキサンを完全に留去して、化合物a−1を得た。
合成例2:化合物a−2の合成
化合物a−1のポリエチレングリコールジメタクリレートを0.037gに変更して、化合物a−1と同法で合成し、化合物a−2を得た。
合成例3:化合物a−3の合成
化合物a−1のポリエチレングリコールジメタクリレートを0.367gに変更して、化合物a−1と同法で合成し、化合物a−3を得た。
実施例1
下記(a)〜(h)成分を用い、下記方法で表1に示す組成の柔軟剤組成物を調製した。得られた柔軟剤組成物について、下記方法で柔軟性を評価した。結果を表1に示す。
<配合成分>
・(a)成分
(a−1):合成例1で製造した化合物
(a−2):合成例2で製造した化合物
(a−3):合成例3で製造した化合物
・(b)成分
(b−1):ステアリン酸/パルミチン酸を50/50(質量比)で混合した混合脂肪酸とN−(3−アミノプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミンとを脂肪酸/アミン=1.9/1のモル比で通常の方法により脱水縮合反応してN−(3−アルカノイルアミノプロピル)−N−(2−アルカノイルオキシエチル)−N−メチルアミンとN−(3−アルカノイルアミノプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミンと未反応脂肪酸の混合物を得た。組成比はそれぞれ80/15/5(質量比)であった。
(b−2):ステアリン酸/パルミチン酸を50/50(質量比)で混合した混合脂肪酸とN−(3−アミノプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミンとを脂肪酸/アミン=1.9/1のモル比で通常の方法により脱水縮合反応した後、この化合物をメチルクロリドを用いてアルキル化して、N−(3−アルカノイルアミノプロピル)−N−(2−アルカノイルオキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリドとN−(3−アルカノイルアミノプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリドと未反応脂肪酸の混合物を得た。組成比はそれぞれ80/16/4(質量比)であった(尚、アルキル化時の反応溶媒はエタノールを使用し、合成品中のエタノール含有量は10質量%であった)。
(b−3):ステアリン酸/パルミチン酸を50/50(質量比)で混合した混合脂肪酸とN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミンとを脂肪酸/アミン=1.9/1のモル比で通常の方法により脱水縮合反応した後、この化合物をメチルクロリドを用いてアルキル化して、N,N−ビス(2−アルカノイルオキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリドとN−(2−アルカノイルオキシエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロライドと未反応脂肪酸の混合物を得た。組成比はそれぞれ75/18/7(質量比)であった(尚、アルキル化時の反応溶媒はエタノールを使用し、合成品中のエタノール含有量は10質量%であった)。
(b−4):未硬化牛脂脂肪酸とトリエタノールアミンとをモル比1.9/1のモル比で通常の方法により脱水縮合反応した後、この化合物をジメチル硫酸を用いてアルキル化して、N,N−ビス(2−アルカノイルオキシエチル)−N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチルサルフェートとN−(2−アルカノイルオキシエチル)−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアンモニウムメチルサルフェートとN,N,N−トリス(2−アルカノイルオキシエチル)アミンと未反応脂肪酸の混合物を得た。組成比はそれぞれ47/29/19/5(質量比)であった(尚、アルキル化時の反応溶媒はエタノールを使用し、合成品中のエタノール含有量は10質量%であった)。
(b−5):ステアリン酸とN−(3−アミノプロピル)−N,N−ジメチルアミンとをモル比1/1のモル比で通常の方法により脱水縮合反応し、N−(3−アルカノイルアミノプロピル)−N,N−ジメチルアミンとステアリン酸の混合物を得た(組成比99/1(質量比))。
(b−6):炭素数36ゲルベアルコールとクロロ酢酸メチルエステルとを反応させ、炭素数36のゲルベアルコールのクロロ酢酸エステルを生成した。次にトリメチルアミンを反応させて、炭素数36ゲルベアルキルオキシカルボニルメチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライドを得た。
・(c)成分
(c−1):ラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物(平均EO付加モル数20モル)
(c−2):イソトリデシルアルコールのエチレンオキシド付加物(平均EO付加モル数30モル)
(c−3):ステアリルアミンのエチレンオキシド付加物(平均EO付加モル数25モル)
・(d)成分
(d−1):炭素数24ゲルベアルコールの硫酸エステルナトリウム塩
・(e)成分
(e−1):ステアリン酸モノグリセライド
・(f)成分
(f−1):エチレングリコール
(f−2):グリセリン
(f−3):2−フェノキシエタノール
(f−4):エタノール
・(g)成分
(g−1):塩化カルシウム
(g−2):塩化マグネシウム
・(h)成分
(h−1):香料〔ヘキシルシンナミックアルデヒド(18)、ネロリンヤラヤラ(4)、トリシクロデセニルアセテート(4)、ベンジルアセテート(10)、ムスクケトン(5)、アニシルアセトン(2)、サンダルマイソールコア(2)、アルデヒドC14ピーチ(1)、リナロール(18)、ジヒドロキシミルセノール(8)、ボルネオール(4)、セドロール(4)、ムゴール(5)、ベンジルアルコール(5)、ジプロピレングリコール(10)の混合物:カッコ内は香料中の質量%〕
<柔軟剤組成物の調製方法>
300mLビーカーに、液体処理組成物の出来上がり質量が200gになるのに必要な量の95%相当量の、予め次亜塩素酸ナトリウムを3mg/kg添加したイオン交換水を入れ、ウォーターバスで60℃に昇温した。一つの羽根の長さが2cmの攪拌羽根が45度の角度で3枚ついたタービン型の攪拌羽根で攪拌しながら(300r/min)、所要量の(c)成分〜(f)成分を添加した。(d)及び(e)成分は必要に応じて(b)成分と予備混合して添加する事もできる。そのまま5分攪拌後、次に70℃で溶融させた(b)成分及び(g)成分を添加した。そのまま5分攪拌した。次に35%塩酸水溶液、48%水酸化ナトリウム水溶液で目標のpHに調整し、必要に応じて(h)成分(香料成分)を添加した。次に(a)成分を添加した。その後出来あがり質量にするのに必要な量の60℃のイオン交換水(次亜塩素酸ナトリウムを予め3mg/kg添加)を添加した。その後10分間攪拌し、5℃の水を入れたウォーターバスにビーカーを移し、攪拌しながら20℃に冷却した。尚、表1に示すpHは冷却後(20℃)のpHである。
また、比較品として、(a)成分を配合しない柔軟剤組成物を調製した。
<木綿タオルの柔軟性評価>
(1)柔軟処理タオルAの調製方法
市販の木綿タオル(白色、34cm×86cm、68g/1枚、綿100%)24枚を市販の衣料用洗剤(花王(株)アタック)を用いて洗濯機で洗浄した(東芝製2槽式洗濯機VH−360S1、洗剤濃度0.0667質量%、水道水30L(水温20℃)使用、水温20℃、10分間)。その後洗浄液を排出し、3分間脱水後、30Lの水道水(水温20℃)を注水した。5分間攪拌後、濯ぎ液を排出し、3分間脱水した。次に30Lの水道水(水温20℃)を注水し、5分間攪拌後、濯ぎ液を排出し、3分間脱水した。このサイクルを計5回繰り返した後、室温で風乾した。この風乾した木綿タオルの重量を測定した。次にこの木綿タオルを衣料用洗剤(花王(株)アタック)を用いて洗濯機で洗浄した(東芝製2槽式洗濯機VH−360S1、洗剤濃度0.0667質量%、風乾した木綿タオルの質量の17倍の質量の水(水温20℃)使用、水温20℃、5分間)。その後洗浄液を排出し、3分間脱水後、風乾した木綿タオルの質量の17倍の質量の水道水(水温20℃)を注水した。5分間攪拌後、濯ぎ液を排出し、3分間脱水した。次に風乾した木綿タオルの質量の17倍の質量の水道水(水温20℃)を注水した。次に風乾した木綿タオルの質量の0.47質量%に相当する表1に示す柔軟剤組成物を添加し3分間攪拌した。その後、水を排出し、3分間脱水し自然乾燥した。
(2)柔軟処理タオルBの調製方法
市販の木綿タオル(白色、34cm×86cm、68g/1枚、綿100%)24枚を市販の衣料用洗剤(花王(株)アタック)を用いて洗濯機で洗浄した(東芝製2槽式洗濯機VH−360S1、洗剤濃度0.0667質量%、水道水30L(水温20℃)使用、水温20℃、10分間)。その後洗浄液を排出し、3分間脱水後、30Lの水道水(水温20℃)を注水した。5分間攪拌後、濯ぎ液を排出し、3分間脱水した。次に30Lの水道水(水温20℃)を注水し、5分間攪拌後、濯ぎ液を排出し、3分間脱水した。このサイクルを計5回繰り返した後、室温で風乾した。この風乾した木綿タオルの重量を測定した。次にこの木綿タオルを衣料用洗剤(花王(株)アタック)を用いて洗濯機で洗浄した(東芝製2槽式洗濯機VH−360S1、洗剤濃度0.0667質量%、風乾した木綿タオルの質量の17倍の質量の水(水温20℃)使用、水温20℃、5分間)。その後洗浄液を排出し、3分間脱水後、風乾した木綿タオルの質量の17倍の質量の水道水(水温20℃)を注水した。5分間攪拌後、濯ぎ液を排出し、3分間脱水した。次に風乾した木綿タオルの質量の17倍の質量の水道水(水温20℃)を注水した。次に風乾した木綿タオルの質量の0.47質量%に相当する柔軟剤組成物(但し、表1の組成から(a)成分を除いた柔軟剤組成物)を添加し3分間攪拌した。その後、水を排出し、3分間脱水し自然乾燥した。
(3)風合い評価
上記処理した木綿タオルを八つ折りにし、両手で軽く握りしめた時の風合いを10人のパネラー(30代男性10人)により、下記の基準で判定し、平均点を求めた。平均点が0.5以上を◎、0以上0.5未満を○、0未満を×として判定した。
−1:処理タオルAに比べて、処理タオルBが軽くつぶれる
0:処理タオルAと、処理タオルBの軽くつぶれる感触は同等であった
+1:処理タオルAの方が、処理タオルBよりも軽くつぶれる
Figure 2005082924

Claims (9)

  1. カチオン性基含有単量体単位と、親水性ノニオン性基含有単量体単位を有し、部分的に架橋されたポリマー(以下(a)成分という)を含有する柔軟剤組成物。
  2. (a)成分が、カチオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、親水性ノニオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、2個以上のビニル基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られる共重合体である、請求項1記載の柔軟剤組成物。
  3. 親水性ノニオン性基含有単量体が、一般式(1)又は(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2記載の柔軟剤組成物。
    Figure 2005082924
    〔式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2及びR3は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を示す。〕
    Figure 2005082924
    〔式中、R1は前記と同じ意味を示し、A1及びA2は同一又は異なって、式−(CH2n−(nは2〜6の整数を示す)で表される基を示し、Bは−O−又は−CH2−基を示す。〕
  4. 更に、分子中にアミノ基及び4級アンモニウム基から選ばれる基を少なくとも1つと、炭素数8〜36の飽和又は不飽和炭化水素基を少なくとも1つ有する化合物から選ばれる少なくとも1種(以下(b)成分という)を含有する請求項1〜3いずれかに記載の柔軟剤組成物。
  5. (b)成分が、一般式(3)で表される3級アミン又はその塩、及び一般式(4)で表される4級アンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜4いずれかに記載の柔軟剤組成物。
    Figure 2005082924
    〔式中、R4及びR8はそれぞれ独立に、炭素数8〜36の直鎖又は分岐鎖アルキル基又はアルケニル基であり、R5及びR9はそれぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキレン基であり、D及びEはそれぞれ独立に、−COO−、−OCO−、−CONH−及び−NHCO−から選ばれる基であり、a及びbはそれぞれ独立に0又は1の数である。R6及びR7はそれぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、あるいはR4−[D−R5a−で表される基である。R10及びR11はそれぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、あるいはR8−[E−R9b−で表される基である。R12は、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。Z-は陰イオンである。〕
  6. 組成物中の(a)成分の含有量が0.1〜10質量%である、請求項1〜5いずれかに記載の柔軟剤組成物。
  7. (a)成分と(b)成分の質量比が、(a)/(b)=1/500〜10/1である、請求項1〜6いずれかに記載の柔軟剤組成物。
  8. 木綿繊維用である、請求項1〜7いずれかに記載の柔軟剤組成物。
  9. 請求項1〜8いずれかに記載の柔軟剤組成物に、繊維物質を浸漬させる、繊維の処理方法。
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