JP2009154198A - レーザ加工装置およびレーザ加工制御装置 - Google Patents

レーザ加工装置およびレーザ加工制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被加工物を加工精度良く迅速に加工させることができるレーザ加工装置を得ること。
【解決手段】ガルバノスキャナによってレーザ光を被加工物上の照射位置へ導き、加工穴となるレーザ光の照射位置にパルス型のレーザ光を出射してバーストショット加工を行なうレーザ加工装置において、レーザ光の照射位置が目標の照射位置に到達した後のガルバノスキャナ6A,6Bの残留振動周波数に同期してパルス型のレーザ光を出射するよう、レーザ発振器1によるレーザ光の照射タイミングを制御する制御部11を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パルス型のレーザ光を出射してバーストショット加工を行なうレーザ加工装置およびレーザ加工制御装置に関するものである。
プリント基板等の被加工物に対して穴あけ加工等のレーザ加工を行なう場合には、できるだけ真円に近い穴あけ加工することが望まれる。このような穴あけ加工を迅速に行う装置として、ガルバノスキャナを備えたレーザ加工装置がある。ガルバノスキャナは、ガルバノミラーの振り角を変えることによって、レーザ光の照射位置を変えるものである。
レーザ光による穴加工では、所望の穴形状を得るために、被加工物上で穴をあけたい位置に複数ショットのパルスを照射して穴加工を行う。複数ショットのパルスを照射する穴加工の方法としては、バーストショット加工がある。このバーストショット加工は、ガルバノスキャナが目標位置に移動・停止するたびに、穴加工に必要なショット数を照射する加工方法である。このような、1つの穴位置に複数ショットのパルスを照射する場合には、1つの穴位置に対して位置精度良く同じ位置にパルスを照射しなければ、穴の加工形状が楕円状などになり真円とならない。
特許文献1に記載のレーザ穴加工装置は、シリンドリカルコリメータがレーザ発振器から出射したレーザビームの非点収差を補正し、円形の開口マスクに照射している。そして、この円形の開口マスクを透過してきたレーザビームを被加工物上に結像させて穴加工を行なっている。
特開2002−273589号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ガルバノスキャナを移動させた後の残留振動(ガルバノスキャナが目標位置に停止したときに残っている振動)が発生した場合に、加工穴形状が楕円状になるという問題があった。
残留振動は、所定の時間継続して発生するものであるため、残留振動が消えるのを待って被加工物をレーザ加工する場合には、レーザ加工に長時間を要し迅速にレーザ加工を行なえないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被加工物を加工精度良く迅速に加工させることができるレーザ加工装置およびレーザ加工制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ガルバノスキャナによってレーザ光を被加工物上の照射位置へ導き、加工穴となる前記レーザ光の照射位置にパルス型のレーザ光を出射してバーストショット加工を行なうレーザ加工装置において、前記レーザ光の照射位置が目標の照射位置に到達した後の前記ガルバノスキャナの残留振動周波数に同期して前記パルス型のレーザ光を出射するよう、前記レーザ光の照射タイミングを制御する制御部を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ガルバノスキャナの残留振動周波数に同期してパルス型のレーザ光を出射するようレーザ光の照射タイミングを制御するので、被加工物を加工精度良く迅速に加工させることができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係るレーザ加工装置およびレーザ加工制御装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るレーザ加工装置の構成を示す図である。レーザ加工装置101は、プリント基板等の被加工物にレーザ光をパルス照射することによって被加工物の穴あけ加工などを行なう装置であり、後述のレーザ加工制御装置10によって制御される。
レーザ加工装置101は、レーザ発振器1、マスク3、ミラー4、fθレンズ5、ガルバノスキャナ6A,6B、XYステージ8を有している。レーザ発振器1は、レーザ光(ビーム光)2を所定のタイミングでパルス照射してマスク3へ入射させる。
マスク3は、加工穴を所望の大きさ、形状に加工するために、入射してくるレーザ光2から必要な部分のレーザ光2を切り取る。マスク3を透過したレーザ光2は、ミラー4へ送られる。
ミラー4は、レーザ光2を反射して光路へ導く。複数のミラーを透過したレーザ光2は、ガルバノスキャナ6A,6Bを介してfθレンズ5へ導かれる。fθレンズ5は、レーザ光2をXYステージ8上の被加工物7上に集光させる。
ガルバノスキャナ6A,6Bは、レーザ光を走査させるサーボモータであり、レーザ光をガルバノミラーで揺動することによって、レーザ光の照射位置を被加工物7の穴位置に高速に位置決めする。ガルバノスキャナ6A,6Bは、例えば所定の振り角の範囲内で動作する。ガルバノスキャナ6A,6Bは、レーザ加工制御装置10から指令を受けて、目標の加工位置にレーザ光が照射されるよう、レーザ光の照射位置を移動させて停止する。ガルバノスキャナ6A,6Bは、レーザ光2が照射された後に、次の目標の位置にレーザ光の照射位置を移動させて停止する動作を繰り返す。ガルバノスキャナ6Aは、被加工物7に対するレーザ光の照射位置をX方向に移動させ、ガルバノスキャナ6Bは被加工物7に対するレーザ光の照射位置をY方向に移動させる。XYステージ8は、被加工物7を載置するとともに、被加工物7をXY方向に移動させる。
本実施の形態では、レーザ加工制御装置が、ガルバノスキャナ6A,6Bのガルバノミラー(後述のガルバノミラー21)の振り角などに基づいて、加工位置やガルバノミラー21の残留振動(残留振動周波数)を検出する。そして、レーザ加工制御装置は、加工位置や残留振動の検出結果に基づいて、レーザ発振器1を制御し、所定のタイミングでレーザ光を発振させる。
なお、レーザ加工装置101では、レーザ発振器1、マスク3、ミラー4、fθレンズ5、ガルバノスキャナ6A,6B、XYステージ8以外の光学素子などを光路に挿入しておいてもよい。
ここで、ガルバノスキャナ6A,6Bの動作について説明する。まず、ガルバノスキャナ6A,6Bの代わりに単なるミラーを用いるとともに、fθレンズ5の代わりに単レンズを用いる場合について説明する。この場合、被加工物7の目標位置に穴加工をするためには、XYステージ8を駆動して被加工物7を所定位置に移動・停止してレーザ光2によって穴加工を行うという動作を繰り返さなければならない。このため、被加工物7の加工に非常に多くのトータル加工時間を要する。
一方、本実施の形態では、ミラーや単レンズでなく、ガルバノスキャナ6A,6Bとfθレンズ5を用いている。このため、被加工物7の所定の範囲内エリア(例えば50mm×50mm)はXYステージ8を駆動させずに2軸のガルバノスキャナ6A,6Bを動作・停止させた後に、レーザ光2による穴加工をすればよい。そして、所定の範囲内のエリアにある全ての穴加工が終了し、次のエリアの穴加工を開始する際にのみXYステージ8を駆動させればよい。これにより、ガルバノスキャナ6A,6Bとfθレンズ5を用いた場合、被加工物7のトータル加工時間を短縮することが可能となる。
図2は、図1に示したガルバノスキャナの回転子部分の構成を示す図である。ガルバノスキャナ6Aやガルバノスキャナ6Bの回転子部分は、それぞれレーザ光を反射するためのガルバノミラー21、棒状のシャフト22、シャフト22に取付けられた位置センサ23、ガルバノスキャナ6A,6Bの固定子からトルクを受けるモータ部24、シャフト22にガルバノミラー21を取付けるためのミラーマウント25を有している。位置センサ23は、ガルバノミラー21の位置や振動を検出するエンコーダなどである。図2のガルバノミラー21は、ガルバノミラー21の裏面を示しており、図2で示されていない側の面が鏡面である。
シャフト22は、2つの軸受け41a,41bによって図示しない筐体に回転自在に支持されている。2つの軸受け41a,41b間において、可動コイル42がシャフト22に固定されている。さらに可動コイル42を挟んで、極性の異なる1対の永久磁石43が対向して配置されている。そして、可動コイル42は永久磁石43の発生する磁界中に設置されており、可動コイル42と永久磁石43とにより22が回転するように構成されている。可動コイル42はシャフト22に矩形状に巻装されているが、その詳細は省略している。なお、図2に示したガルバノスキャナの回転子部分の構造は一例であり、ガルバノスキャナの回転子部分は他の構造(可動磁石など)であってもよい。
図3は、実施の形態1に係るレーザ加工制御装置の構成を示すブロック図である。レーザ加工制御装置10は、制御部11、目標値生成部12、残留振動検出部13A,13B、位置検出部14A,14Bを有している。
目標値生成部12は、制御部11に接続されており、レーザ光の照射目標位置(ガルバノスキャナ6A,6Bで加工できるエリア上の座標と各加工穴への移動順序)を生成して制御部11に送る。残留振動検出部13A,13B、位置検出部14A,14Bは、図2に示した位置センサ23を含んで構成されている。
残留振動検出部13Aと位置検出部14Aは、ガルバノスキャナ6Aに接続し、残留振動検出部13Bと位置検出部14Bは、ガルバノスキャナ6Bに接続している。残留振動検出部13Aは、位置センサ23が検出する位置(振り角)に基づいて、ガルバノスキャナ6A(ガルバノミラー21)の残留振動を検出する。位置検出部14Aは、位置センサ23が検出するガルバノミラー21の位置に基づいて、レーザ光の照射位置を検出する。
残留振動検出部13Bは、位置センサ23が検出する位置に基づいて、ガルバノスキャナ6B(ガルバノミラー21)の残留振動を検出する。位置検出部14Bは、位置センサ23が検出するガルバノミラー21の位置に基づいて、レーザ光の照射位置を検出する。
残留振動検出部13Aが検出したガルバノミラー21の残留振動と、位置検出部14Aが検出したレーザ光の照射位置は、制御部11に送られる。また、残留振動検出部13Bが検出したガルバノミラー21の残留振動と、位置検出部14Bが検出したレーザ光の照射位置は、制御部11に送られる。
制御部11は、目標値生成部12から送られてくるレーザ光の照射目標位置、位置検出部14A,14Bから送られてくるレーザ光の照射位置、残留振動検出部13A,13Bから送られてくるガルバノミラー21の位置(残留振動に応じて変化するガルバノミラー21の位置)に基づいて、レーザ発振器1を制御する。制御部11は、例えばレーザ光の照射位置がレーザ光の照射目標位置に到達したと判断した場合に、残留振動に同期してレーザ光をパルス出射するよう、レーザ発振器1を制御する。
本実施の形態の制御部11は、ガルバノスキャナ6Aのみの残留振動に基づいて、レーザ発振器1から出射させるレーザ光の照射タイミングを制御してもよいし、ガルバノスキャナ6Bのみの残留振動に基づいて、レーザ発振器1から出射させるレーザ光の照射タイミングを制御してもよい。
また、制御部11は、ガルバノスキャナ6Aおよびガルバノスキャナ6Bの両方の残留振動に基づいて、レーザ発振器1から出射させるレーザ光の照射タイミングを制御してもよい。このとき、例えば、ガルバノスキャナ6Aの残留振動とガルバノスキャナ6Bの残留振動の平均値に基づいてレーザ発振器1から出射させるレーザ光の照射タイミングを制御する。また、ガルバノスキャナ6Aの残留振動とガルバノスキャナ6Bの残留振動に重み付けをして、レーザ発振器1から出射させるレーザ光の照射タイミングを制御してもよい。なお、ガルバノスキャナ6Aとガルバノスキャナ6Bの何れか一方を優先して制御する場合には、被加工物7に近いガルバノスキャナ6Bの方がガルバノスキャナ6Aよりも振れ角が大きいので、ガルバノスキャナ6Bを優先して制御してもよい。
なお、ここではレーザ発振器1が制御部11によって制御される場合について説明したが、XYステージやガルバノスキャナ6A,6Bは、図示しない別の制御部によって制御される。この別の制御部は、目標値生成部12が生成する照射目標位置や位置検出部14A,14Bが検出するレーザ光の照射位置を用いてXYステージやガルバノスキャナ6A,6Bを制御する。
また、1つの位置センサ23によって残留振動検出部13Aと位置検出部14Aを構成してもよいし、残留振動検出部13Aと位置検出部14Aとに1つずつ位置センサ23を配置する構成としてもよい。また、1つの位置センサ23によって残留振動検出部13Bと位置検出部14Bを構成してもよいし、残留振動検出部13Bと位置検出部14Bとに1つずつ位置センサ23を配置する構成としてもよい。
残留振動検出部13Aと位置検出部14Aとに1つずつ位置センサ23を配置することによって、レーザ加工制御装置10を簡易な構成とすることが可能となる。また、残留振動検出部13Bと位置検出部14Bとに1つずつ位置センサ23を配置することによって、レーザ加工制御装置10を簡易な構成とすることが可能となる。
レーザ光による穴加工方法の1つとして、被加工物上で穴をあけたい位置に複数ショットのパルスを照射して穴加工を行うバーストショット加工がある。バーストショット加工は、例えばガルバノスキャナ6A,6Bの振り角を固定した状態で、1つの加工穴に複数ショットのレーザ光を連続照射する加工手順を含んだ加工方法である。
図4は、バーストショット加工を行なう場合のレーザ光の照射順序を示す図である。図4では、各目標位置に、レーザ光2を4ショットずつ入射する場合を示している。バーストショット加工は、穴加工に必要なショット数(4ショット)をガルバノスキャナ6A,6Bが目標位置に移動して停止するたびにレーザ照射する。図4では、1つ目の穴に対して4ショット照射し((1)〜(4))、2つ目の穴に対して4ショット照射し((5)〜(8))、3つ目の穴に対して4ショット照射している((9)〜(12))。このように、バーストショット加工では、ガルバノスキャナ6A,6Bはエリア内の各目標加工位置を一周するだけなので、ガルバノスキャナ6A,6Bの動作する回数がサイクルショット加工の場合よりも少ない。このため、バーストショット加工では、サイクルショット加工の場合よりも効率良く迅速に穴加工することが可能となる。
従来のレーザ加工装置では、バーストショット加工において加工穴形状が楕円になる場合があった。これはガルバノスキャナ6A,6Bの残留振動によって発生するものである。図5に示すように、ガルバノミラー21の振り角を振り角θとすると、このガルバノミラー21の振り角θに応じた位置にレーザ光が照射される。ところが、ガルバノミラー21に残留振動があると、ガルバノミラー21の振り角θが目標の振り角からずれることとなる。
図6は、残留振動がある場合のガルバノミラーの振り角と時間の関係を示す図である。ガルバノミラーの振り角を変化させて、各加工穴へレーザ光の照射位置を移動させて停止させる度に、ガルバノミラー21の停止位置でガルバノミラー21に残留振動が発生する。
この残留振動は、ガルバノスキャナ6A,6Bの動作を高速化させるために制御系のゲインを上げると発生しやすくなる。このため、バーストショット加工による穴加工を実施した場合に、ガルバノミラー21が完全に停止していなければ、ガルバノミラー21の振り角θが目標の振り角からずれることとなる。
この目標の振り角からずれた状態でレーザ光を照射すると、目標のレーザ光照射位置からずれた位置にレーザ光が照射される。このような、目標のレーザ光照射位置からずれた位置に、レーザ光を複数回照射すると、加工穴形状が例えば楕円状になる。
そこで本実施の形態では、バーストショット加工として1つの穴に対して複数回のレーザ光を照射する場合に、目標のレーザ光照射位置からのずれ量が同じ値になるよう、各回のレーザ光照射を行う。具体的には、制御部11が、ガルバノミラー21の残留振動に同期してレーザ光をパルス出射するよう、レーザ発振器1を制御する。
図7は、レーザ光の出射タイミングを示す図である。図7のタイミングチャートでは、ガルバノミラー21の振り角θ(制御部11からレーザ発振器1への振り角θに対応する位置指令)と、レーザ光を出射するタイミングとの対応関係を示している。
本実施の形態のレーザ発振器1は、制御部11によって、残留振動の周波数と同じ値の発振周波数でレーザ光を照射するよう制御されている。レーザ光の1ショット目を照射するタイミングは、ガルバノスキャナ6A,6Bの位置センサ23が検出する情報に基づいて判断する。
例えば、制御部11は、位置センサ23(位置検出部14Aや位置検出部14B)がレーザ光の照射目標位置(1つ目の加工穴)と同じ位置を検出すると、レーザ光の照射目標位置に到達したと判断して、レーザ発振器1に1ショット目のレーザ光を照射させる。そして、制御部11は、残留振動検出部13A,13Bが検出したガルバノミラー21の残留振動に基づいて、この残留振動に同期するよう2ショット目のレーザ光を照射する。さらに、制御部11は、残留振動検出部13A,13Bが検出したガルバノミラー21の残留振動に基づいて、この残留振動に同期するよう3ショット目および4ショット目のレーザ光を照射する。
この後、次の加工位置(2つ目の加工穴)までレーザ照射位置が移動するよう、ガルバノミラー21の振り角θが制御される。そして、1つ目の加工穴と同様に、制御部11は、位置センサ23がレーザ光の照射目標位置と同じ位置を検出すると、レーザ光の照射目標位置に到達したと判断して、レーザ発振器1に1ショット目のレーザ光を照射させる。そして、制御部11は、1つ目の加工穴と同様に、残留振動検出部13A,13Bが検出したガルバノミラー21の残留振動に基づいて、この残留振動に同期するよう2ショット目〜4ショット目までレーザ光を照射する。以下、同様にして、各加工穴(3つ目以降の加工穴)にレーザ光を照射して被加工物7の穴加工を行う。
これにより、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が同じ位置で各穴にレーザ光を複数ショット(ここでは4ショット)照射することができるので、複数ショットのレーザ照射を行う場合に、同じ位置にレーザ照射することが可能となる。したがって、被加工物7をバーストショット加工で穴加工した場合であっても、真円度の高い穴を加工することが可能となり、品質の良好な穴加工を行うことが可能となる。また、残留振動数と同じ周波数でレーザ光を出射するので、短時間で複数ショットのレーザ光を照射できる。
なお、図7では、残留振動数と同じ周波数でレーザ光を出射する場合について説明したが、残留振動数のn分の1(nは自然数)の周波数でレーザ光を出射してもよい。図8は、残留振動数の2分の1の周波数でレーザ光を出射する場合のレーザ光の出射タイミングを示す図である。図8のタイミングチャートでは、図7のタイミングチャートと同様に、ガルバノミラー21の振り角θと、レーザ光を出射するタイミングとの対応関係を示している。
同図に示すように、残留振動数の2分の1の周波数でレーザ光を出射した場合も、残留振動数と同じ周波数でレーザ光を出射した場合と同様に、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が同じ位置で各穴にレーザ光を複数ショット照射することができる。
残留振動数のn分の1の周波数でのレーザ光の出射は、レーザ発振器1が高周波数で発振できない場合や、被加工物7の材料特性が原因で被加工物7に短時間に多数のパルス型のレーザ光を投入できない場合に対して特に有用である。このように、残留振動数のn分の1の周波数でレーザ光を出射するので、高速にレーザ光を発振できない場合であっても、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が同じ位置で各穴にレーザ光を複数ショット照射することができる。
さらに、残留振動数のp分の1(pは自然数)の周波数と、残留振動数のq分の1(qはpと異なる自然数)の周波数と交えながらレーザ光を出射してもよい。これにより、残留振動数のp分の1の周波数によってレーザ加工を行う際の加工速度と残留振動数のq分の1の周波数によってレーザ加工を行う際の加工速度との間の加工速度でレーザ加工を行なう必要がある場合であっても、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が同じ位置で各穴にレーザ光を複数ショット照射することができる。
また、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が0になるよう、レーザ光を出射してもよい。図9は、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が0になる場合のレーザ光の出射タイミングを示す図である。
位置センサ23からの信号に残留振動が存在している場合、位置センサ23とガルバノミラー21の振り角は同一位相または逆位相で振動している場合が多い。この場合、制御部11で位置センサ23からの信号を監視し、位置ズレが少ないタイミング(レーザ光2の照射位置が目標の照射位置となるタイミング)を狙ってレーザ光2を照射することによって、加工目標位置との位置ズレが少なくかつ穴形状を真円であるバーストショット加工をすることが可能となる。
具体的には、制御部11は、位置センサ23がレーザ光の照射目標位置と同じ位置を検出すると、残留振動検出部13A,13Bがガルバノミラー21の残留振動数を検出するまで待機する。制御部11は、残留振動検出部13A,13Bがガルバノミラー21の残留振動数(1〜複数の周期)を検出すると、この残留振動数および残留振動検出部13A,13Bが検出するガルバノミラー21の振り角θに基づいて、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が0となるタイミングでレーザ光が出射されるようレーザ発振器1を制御する。これにより、レーザ発振器1からは、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が0となるタイミングで1ショット目〜4ショット目のレーザ光が出射される。この場合も、残留振動数と同じ周波数でレーザ光を出射した場合と同様に、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が同じ位置で各穴にレーザ光を複数ショット照射することができる。さらに、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が0であるので、位置精度のよい穴加工を行うことが可能となる。
なお、図9では、残留振動数と同じ周波数でレーザ光を出射する場合について説明したが、残留振動数のn分の1(nは自然数)の周波数でレーザ光を出射してもよいし、残留振動数の2倍の周波数でレーザ光を出射してもよい。
また、制御部11は、位置センサ23がレーザ光の照射目標位置と同じ位置を検出した後、ガルバノミラー21の残留振動数が安定するまでの間の所定時間だけ待機してもよい。これにより、ガルバノミラー21の残留振動数が安定した状態で、残留振動に同期してレーザ光をパルス出射させることが可能となる。
また、本実施の形態では、レーザ光の照射目標位置に到達したと判断した場合に、制御部11がレーザ発振器1に1ショット目のレーザ光を照射させたが、制御部11は、レーザ光の照射目標位置に到達したと判断した時刻から、所定の時間(例えば、残留振動が安定するまでの時間)だけ遅らせてレーザ光の照射を開始してもよい。
このように実施の形態1によれば、残留振動に同期してレーザ光をパルス出射するので、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が同じ位置で各穴にレーザ光を複数ショット照射することができる。したがって、バーストショット加工を行なう場合であっても、各穴の同じ位置にレーザ照射することが可能となり、加工穴形状の真円度に対する変化を軽微に抑えて、被加工物7を加工精度良く迅速に加工することが可能となる。
また、残留振動検出部13A,13Bによって、ガルバノスキャナ6A,6Bの残留振動を検出するので、各レーザ加工の加工状況に応じた適切な残留振動を検出することができる。また、位置検出部14A,14Bによって、レーザ光の照射位置を検出するので正確なレーザ光の照射位置を正確に検出することが可能となる。
実施の形態2.
つぎに、図10を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。ガルバノミラー21の残留振動は、ガルバノスキャナ6A,6Bの位置センサ23で検出できる場合もあるが、振動モードによっては検出できない場合がある。位置センサ23によって検出できない振動モードの場合、ガルバノスキャナ6A,6Bの回転子部分の機械的構造に起因して残留振動が発生しているので、回転子部分の周波数特性試験を予め実行しておけば残留振動(残留周波数)を知ることができる。したがって、本実施の形態では、予め測定しておいた残留振動を用いてレーザ発振器1を制御する。具体的には、予め測定しておいた残留振動に同期してレーザ光をパルス出射するよう、制御部11がレーザ発振器1を制御する。
図10は、実施の形態2に係るレーザ加工制御装置の構成を示すブロック図である。図10の各構成要素のうち図3に示す実施の形態1のレーザ加工制御装置10と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
レーザ加工制御装置10は、制御部11、目標値生成部12、位置検出部14A,14B、記憶部15を有している。記憶部15は、予め測定しておいたガルバノミラー21の残留振動を記憶するメモリなどの記憶手段である。記憶部15は、制御部11に接続されており、レーザ加工制御装置10が被加工物7のレーザ加工を行なう際に、記憶しておいた残留振動を制御部11に送る。
本実施の形態の制御部11は、目標値生成部12から送られてくるレーザ光の照射目標位置、位置検出部14A,14Bから送られてくるレーザ光の照射位置、記憶部15から送られてくるガルバノミラー21の残留振動に基づいて、レーザ発振器1を制御する。制御部11は、レーザ光の照射位置がレーザ光の照射目標位置に到達したと判断した場合に、残留振動に同期してレーザ光をパルス出射するよう、レーザ発振器1を制御する。
実施の形態2のレーザ発振器1は、図7に示した実施の形態1のレーザ発振器1と同様に、制御部11によって、残留振動の周波数でレーザ光を照射するよう制御されている。レーザ光の1ショット目を照射するタイミングは、ガルバノスキャナ6A,6Bの位置センサ23が検出する情報に基づいて判断する。
例えば、制御部11は、位置センサ23がレーザ光の照射目標位置と同じ位置を検出すると、レーザ光の照射目標位置に到達したと判断して、レーザ発振器1に1ショット目のレーザ光を照射させる。そして、制御部11は、記憶部15が記憶しているガルバノミラー21の残留振動に基づいて、この残留振動に同期するよう2ショット目のレーザ光を照射する。さらに、制御部11は、記憶部15が記憶しているガルバノミラー21の残留振動に基づいて、この残留振動に同期するよう3ショット目および4ショット目のレーザ光を照射する。
この後、次の加工位置までレーザ照射位置が移動するよう、ガルバノミラー21の振り角θが制御される。そして、1つ目の加工穴と同様に、制御部11は、位置センサ23がレーザ光の照射目標位置と同じ位置を検出すると、レーザ光の照射目標位置に到達したと判断して、レーザ発振器1に1ショット目のレーザ光を照射させる。そして、制御部11は、1つ目の加工穴と同様に、記憶部15が記憶しているガルバノミラー21の残留振動に基づいて、この残留振動に同期するよう2ショット目〜4ショット目までレーザ光を照射する。以下、同様にして、各加工穴にレーザ光を照射して被加工物7の穴加工を行う。
これにより、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が同じ位置で各穴にレーザ光を複数ショット照射することができるので、複数ショットのレーザ照射を行う場合に、同じ位置にレーザ照射することが可能となる。したがって、被加工物7をバーストショット加工で穴加工した場合であっても、真円度の高い穴を加工することが可能となり、品質の良好な穴加工を行うことが可能となる。
このように実施の形態2によれば、予め記憶しておいたガルバノミラー21の残留振動に基づいて、レーザ発振器1を制御するので、レーザ加工中にガルバノミラー21の残留振動を測定することなく容易にレーザ光の照射目標位置からのずれ量が同じ位置で各穴にレーザ光を複数ショット照射することができる。したがって、位置センサ23によって測定できない残留振動がガルバノミラー21に発生する場合であっても、被加工物7を加工精度良く迅速に加工することが可能となる。
実施の形態3.
つぎに、図11を用いてこの発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態では、予めガルバノスキャナ6A,6Bの動作パターン(レーザ光の照射位置に関する動作パターン)を記憶しておき、この動作パターンとタイマが測定した時間(レーザ加工を開始しての経過時間など)に基づいてレーザ光の照射位置を検出する。
図11は、実施の形態3に係るレーザ加工制御装置の構成を示すブロック図である。図11の各構成要素のうち図10に示す実施の形態2のレーザ加工制御装置10と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。レーザ加工制御装置10は、制御部11、目標値生成部12、記憶部15、動作パターン算出部16、動作パターンタイムテーブル格納部(動作パターン記憶部)17を有している。
動作パターン算出部16は、目標値生成部12から送られてくるレーザ光の照射目標位置を用いて、ガルバノスキャナ6A,6Bの動作パターン(レーザ光照射位置の移動パターン)を算出する。動作パターン算出部16は、目標値生成部12から送られてくるレーザ光の照射目標位置、レーザ光の照射位置を加工対象の加工穴へ移動させるのに要する時間、各加工穴へ移動してからレーザ光を照射するまでの待ち時間、1ショットあたりのレーザ照射に要する時間、各加工穴へのレーザ光の照射回数などに基づいて、ガルバノスキャナ6A,6Bの動作パターンを算出する。
動作パターンタイムテーブル格納部17は、動作パターン算出部16が算出したガルバノスキャナ6A,6Bの動作パターンを動作パターンタイムテーブルとして記憶するメモリなどの記憶手段である。動作パターンタイムテーブルは、レーザ加工の開始後、何れのタイミングで何れの位置にレーザ光の照射位置を移動させるかを示すタイムテーブルである。
本実施の形態の制御部11は、レーザ加工開始後の時間を測定するタイマを備えている。制御部11は、タイマで測定する時間、動作パターンタイムテーブル格納部17から送られてくる動作パターンタイムテーブル、記憶部15から送られてくるガルバノミラー21の残留振動に基づいて、レーザ発振器1を制御する。制御部11は、レーザ光の照射位置がレーザ光の照射目標位置に到達したと判断した場合に、残留振動に同期してレーザ光をパルス出射するよう、レーザ発振器1を制御する。
実施の形態3のレーザ発振器1は、図7に示した実施の形態1のレーザ発振器1と同様に、制御部11によって、残留振動の周波数でレーザ光を照射するよう制御されている。例えば、制御部11は、動作パターンタイムテーブルやタイマで測定した時間などに基づいて、タイマで測定した時間が動作パターンタイムテーブルで指定された時間(レーザ光の照射位置がレーザ光の照射目標位置(ここでは1つ目の加工穴)に到達する時間)に達すると、レーザ光の照射目標位置(1つ目の加工穴)に到達したと判断して、レーザ発振器1に1ショット目のレーザ光を照射させる。そして、制御部11は、記憶部15が記憶しているガルバノミラー21の残留振動に基づいて、この残留振動に同期するよう2ショット目のレーザ光を照射する。さらに、制御部11は、記憶部15が記憶しているガルバノミラー21の残留振動に基づいて、この残留振動に同期するよう3ショット目および4ショット目のレーザ光を照射する。
この後、次の加工位置までレーザ照射位置が移動するよう、ガルバノミラー21の振り角θが制御される。そして、1つ目の加工穴と同様に、制御部11は、タイマで測定した時間が動作パターンタイムテーブルで指定された時間(2つ目の加工穴に到達する時間)に達すると、レーザ光の照射目標位置(2つ目の加工穴)に到達したと判断して、レーザ発振器1に1ショット目のレーザ光を照射させる。そして、制御部11は、1つ目の加工穴と同様に、記憶部15が記憶しているガルバノミラー21の残留振動に基づいて、この残留振動に同期するよう2ショット目〜4ショット目までレーザ光を照射する。以下、同様にして、各加工穴にレーザ光を照射して被加工物7の穴加工を行う。
これにより、レーザ光の照射目標位置からのずれ量が同じ位置で各穴にレーザ光を複数ショット照射することができるので、複数ショットのレーザ照射を行う場合に、同じ位置にレーザ照射することが可能となる。したがって、被加工物7をバーストショット加工で穴加工した場合であっても、真円度の高い穴を加工することが可能となり、品質の良好な穴加工を行うことが可能となる。
なお、動作パターンタイムテーブルを、パーソナルコンピュータなどの外部装置などによって作成し、予め動作パターンタイムテーブル格納部17に格納しておいてもよい。この場合、レーザ加工制御装置10は動作パターン算出部16を備えていなくてもよい。
また、本実施の形態では、目標値生成部12から制御部11へレーザ光の照射目標位置を送っていないが、実施の形態1と同様に、目標値生成部12が生成した照射目標位置は、XYステージやガルバノスキャナ6A,6Bを制御する別の制御部(図示せず)へ送られる。また、ガルバノスキャナ6A,6Bを制御する際には、時間制御も必要となるので、動作パターンタイムテーブル格納部17に格納されている動作パターンタイムテーブルも別の制御部へ送っておく。この別の制御部は、目標値生成部12が生成する照射目標位置、動作パターンタイムテーブルを用いてXYステージやガルバノスキャナ6A,6Bを制御する。
このように実施の形態3によれば、予め記憶しておいたガルバノミラー21の残留振動と、予め記憶しておいた動作パターンタイムテーブルに基づいて、レーザ発振器1を制御するので、レーザ光の照射位置(ガルバノミラー21の振り角θ)の検出やガルバノミラー21の残留振動の測定を行うことなく容易にレーザ光の照射目標位置からのずれ量が同じ位置で各穴にレーザ光を複数ショット照射することができる。
なお、本実施の形態では、レーザ光の照射位置がレーザ光の照射目標位置に到達したと判断した場合に、残留振動に同期してレーザ光をパルス出射させたが、レーザ発振器1がレーザ光を出射するまでの時間を考慮して、レーザ発振器1を制御してもよい。この場合、制御部11はレーザ光の照射位置がレーザ光の照射目標位置に到達する所定時間前に、レーザ発振器1にレーザ光の出射指令を出し、レーザ光の照射位置がレーザ光の照射目標位置に到達した時点で、残留振動に同期してレーザ光をパルス出射させる。
実施の形態4.
つぎに、図12〜図15を用いてこの発明の実施の形態4について説明する。実施の形態1〜3で説明したレーザ発振器1は、レーザ加工制御装置10から伝送されてくる信号に従って、パルス型のレーザ光2を発振したが、実施の形態4のレーザ加工装置102は、一定周波数でパルス型のレーザ光2を発振し続けるレーザ発振器1を用いる。
図12は、本発明の実施の形態4に係るレーザ加工装置の構成を示す図である。図12の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1のレーザ加工装置101と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
レーザ加工装置102は、レーザ発振器1、マスク3、ミラー4、fθレンズ5、ガルバノスキャナ6A,6B、XYステージ8に加えて、レーザ光2を偏向するAO素子(Acoustoopic Element)31と、レーザ光2を受けるダンパー32を有している。
AO素子31は、レーザ発振器1とミラー4の間の光路上に配設されており、レーザ発振器1から出射されるレーザ光2をダンパー32側またはミラー4側の何れか一方に偏向する素子である。ダンパー32は、AO素子31からレーザ光2が送られてきた場合に、このレーザ光2を吸収する。
レーザ加工装置102では、AO素子31がONになるとレーザ光2はAO素子31で偏向されて、ガルバノスキャナ6A,6Bを通り被加工物7に照射される。また、AO素子31がOFFになるとレーザ光2はAO素子31内を直進しダンパー32に吸収される。レーザ光2をダンパー32に吸収させることによって、ガルバノスキャナ6A,6Bの動作中などにレーザ光2が被加工物7に照射されることを防止する。
このようなレーザ加工装置102では、レーザ光2が一定の周期で出射されるので、レーザ光2の発振周波数とガルバノスキャナ6A,6Bの残留振動数は同期していない場合がほとんどである。このため、本実施の形態では、図13に示すように、ガルバノミラー21の裏面にシール(残留振動調整部)26を貼ることによって残留振動数を調整し、ガルバノミラー21の残留振動数をレーザ光2の発振周波数に同期させる。このとき、ガルバノミラー21に貼り付けるシール26の種類や貼り付け位置は、レーザ光2の発振周波数に応じた種類や貼り付け位置とする。本実施の形態のレーザ加工制御装置10は、例えば実施の形態1で説明した図7や図9のタイミングチャートにしたがって、レーザ発振器1にレーザ光を出射させる。このため、ガルバノミラー21に貼り付けるシール26の種類や貼り付け位置は、例えば図7や図9のタイミングチャートに示したレーザ光2の発振周波数に応じた種類や貼り付け位置とする。
なお、実施の形態4に係るガルバノスキャナの回転子部分の構成は、図13に示した構成に限らない。図14は、実施の形態4に係るガルバノスキャナの回転子部分の他の構成を示す図である。図14の各構成要素のうち図2に示す実施の形態1のガルバノスキャナの回転子部分と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
図14に示すガルバノスキャナ6A,6Bの回転子部分には、ガルバノミラー21の残留振動数を調整するための振動数調整部(残留振動調整部)27が配設されている。この振動数調整部27は、シャフト22の外部(側面)に配設されており、シャフト22の軸上をガルバノミラー21側から位置センサ23側への所定の範囲で自在に移動可能な構成となっている。シャフト22には、2つの軸受け41a,41bやモータ部24が配設されているので、振動数調整部27は、2つの軸受け41a,41bとモータ部24との間以外の位置で移動する。具体的には、振動数調整部27は、軸受け41bと位置センサ23との間や、軸受け41aとミラーマウント25との間で移動する。
振動数調整部27は、概略円柱状の中心軸部分を刳り貫いた形状(所定の厚さを有した円環状)をなしている。振動数調整部27のうち刳り貫かれた部分は、シャフト22よりも僅かに大きな溝(内壁面)であり、この溝に棒状のシャフト22が挿入される。
また、振動数調整部27は、概略円柱状の外側の側面(円柱外壁面)から内壁面側へ向かって、1つのネジ穴が設けられている。このネジ穴へは、振動数調整部27をシャフト22に固定する固定ネジ28が振動数調整部27の円柱外壁面側から入れられて、固定ネジ28がネジ穴へ合わせられる。固定ネジ28は、例えば六画穴付止めネジなどである。
図15は、シャフトの軸方向からみた振動数調整部の断面図である。同図に示すように、振動数調整部27をシャフト22に固定する際には、固定ネジ28の先端部がネジ穴を貫通してシャフト22の側面に係合する。また、振動数調整部27のシャフト22上での位置を変更する際には、固定ネジ28を緩めて固定ネジ28の先端部をシャフト22から離し、所望の位置まで振動数調整部27を移動させる。
これにより、ガルバノミラー21の裏面にシール26を貼る場合と同様に残留振動数を調整し、ガルバノミラー21の残留振動数をレーザ光2の発振周波数に同期させる。このとき、振動数調整部27のサイズや固定位置は、レーザ光2の発振周波数に応じたサイズや固定位置とする。この場合のレーザ加工制御装置10も、ガルバノミラー21の裏面にシール26を貼る場合と同様に図7や図9のタイミングチャートにしたがって、レーザ発振器1にレーザ光を出射させる。このため、振動数調整部27のサイズや固定位置は、例えば図7や図9のタイミングチャートに示したレーザ光2の発振周波数に応じたサイズや固定位置とする。
このように実施の形態4によれば、シール26や振動数調整部27によってガルバノミラー21の残留振動数を調整し、ガルバノミラー21の残留振動数をレーザ光2の発振周波数に同期させるので、一定周波数でパルス型のレーザ光2を発振し続けるレーザ発振器1を用いた場合であっても、各穴の同じ位置にレーザ照射することが可能となり、被加工物7を加工精度良く迅速に加工することが可能となる。
以上のように、本発明に係るレーザ加工装置およびレーザ加工制御装置は、バーストショット加工による被加工物のレーザ加工に適している。
本発明の実施の形態1に係るレーザ加工装置の構成を示す図である。 ガルバノスキャナの回転子部分の構成を示す図(1)である。 実施の形態1に係るレーザ加工制御装置の構成を示すブロック図である。 バーストショット加工を行なう場合のレーザ光の照射順序を示す図である。 ガルバノミラーの振り角を説明するための図である。 残留振動がある場合のガルバノミラーの振り角と時間の関係を示す図である。 レーザ光の出射タイミングを示す図である。 残留振動数の2分の1の周波数でレーザ光を出射する場合のレーザ光の出射タイミングを示す図である。 レーザ光の照射目標位置からのずれ量が0になる場合のレーザ光の出射タイミングを示す図である。 実施の形態2に係るレーザ加工制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るレーザ加工制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係るレーザ加工装置の構成を示す図である。 ガルバノスキャナの回転子部分の構成を示す図(2)である。 ガルバノスキャナの回転子部分の構成を示す図(3)である。 シャフトの軸方向からみた振動数調整部の断面図である。
符号の説明
1 レーザ発振器
2 レーザ光
3 マスク
4 ミラー
5 fθレンズ
6A,6B ガルバノスキャナ
7 被加工物
8 XYステージ
10 レーザ加工制御装置
11 制御部
12 目標値生成部
13A,13B 残留振動検出部
14A,14B 位置検出部
15 記憶部
16 動作パターン算出部
17 動作パターンタイムテーブル格納部
21 ガルバノミラー
22 シャフト
23 位置センサ
24 モータ部
25 ミラーマウント
26 シール
27 振動数調整部
28 固定ネジ
31 AO素子
32 ダンパー
101,102 レーザ加工装置

Claims (10)

  1. ガルバノスキャナによってレーザ光を被加工物上の照射位置へ導き、加工穴となる前記レーザ光の照射位置にパルス型のレーザ光を出射してバーストショット加工を行なうレーザ加工装置において、
    前記レーザ光の照射位置が目標の照射位置に到達した後の前記ガルバノスキャナの残留振動周波数に同期して前記パルス型のレーザ光を出射するよう、前記レーザ光の照射タイミングを制御する制御部を備えることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記レーザ光の照射位置が目標の照射位置に到達した後のガルバノスキャナの残留振動周波数を検出する残留振動検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記残留振動検出部が検出した残留振動周波数に同期して前記パルス型のレーザ光を出射するよう、前記レーザ光の照射タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記レーザ光の照射位置が目標の照射位置に到達した際の前記ガルバノスキャナの残留振動周波数を予め記憶しておく記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記記憶部が記憶している残留振動周波数に同期して前記パルス型のレーザ光を出射するよう、前記レーザ光の照射タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記レーザ光の照射位置を検出する位置検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記位置検出部の検出結果に基づいて、前記レーザ光の照射位置が前記目標の照射位置に到達したか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のレーザ加工装置。
  5. 前記レーザ光の照射位置に関する動作パターンを予め記憶しておく動作パターン記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記動作パターン記憶部が記憶する動作パターンに基づいて、前記レーザ光の照射位置が前記目標の照射位置に到達したか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のレーザ加工装置。
  6. 前記制御部は、前記ガルバノスキャナの残留振動周波数と同じ値の発振周波数で前記パルス型のレーザ光を出射するよう、前記レーザ光の照射タイミングを制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のレーザ加工装置。
  7. 前記制御部は、前記ガルバノスキャナの残留振動周波数を所定の自然数で除した値の発振周波数で前記パルス型のレーザ光を出射するよう、前記レーザ光の照射タイミングを制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のレーザ加工装置。
  8. 前記制御部は、前記残留振動検出部が検出する残留振動周波数を監視するとともに、この監視結果に基づいて前記ガルバノスキャナの残留振動期間内で前記レーザ光の照射位置が目標の照射位置となるタイミングを検出し、検出したタイミングで前記パルス型のレーザ光を出射するよう、前記レーザ光の照射タイミングを制御することを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。
  9. ガルバノスキャナによって被加工物へのレーザ光の照射位置を決定し、加工穴となる前記レーザ光の照射位置にパルス型のレーザ光を出射してバーストショット加工を行なうレーザ加工装置において、
    前記レーザ光の照射位置が目標の照射位置に到達した際の前記ガルバノスキャナの残留振動周波数を調整する残留振動調整部を備えることを特徴とするレーザ加工装置。
  10. ガルバノスキャナによってレーザ光を被加工物上の照射位置へ導き、加工穴となる前記レーザ光の照射位置にパルス型のレーザ光を出射してバーストショット加工を行なうレーザ加工装置を制御するレーザ加工制御装置において、
    前記レーザ光の照射位置が目標の照射位置に到達した後の前記ガルバノスキャナの残留振動周波数に同期して前記パルス型のレーザ光を出射するよう前記レーザ加工装置に指示を送ることによって、前記レーザ加工装置が出射するレーザ光の照射タイミングを制御する制御部を備えることを特徴とするレーザ加工制御装置。
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