JP2009154034A - 磁性体塗料用塗装装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】磁性体塗料に対して磁力変化を与えて特殊な塗装効果を発生させるための磁石取付方法を量産性に優れたものにする。
【構成】被塗装部材10Aの裏面へシート状マグネット50を治具20にて密着させながら、磁性体塗料を塗装して、塗装の一部に対して磁力による特殊な塗装効果を発生させる。治具20は剛性のある本体部30及び独立気泡性のスポンジ材料からなる弾性押圧部40で構成し、弾性押圧部40の表面へシート状マグネット50を貼り付けてから、被塗装部材10Aを治具20に固定し、弾性押圧部40の弾性変形によりシート状マグネット50全体を被塗装部材10Aの裏面へ密接させる。治具20は反復使用ができ、かつ洗浄液が弾性押圧部40中へ入り込まない。
【選択図】図4

Description

この発明は、磁性体粉末を含む塗料(以下、磁性体塗料という)を用いた塗装装置に関する。
多数の微細磁性体を練り込んでシート状にして着磁させたマグネットシートをカットして所定形状にしたシート状マグネットを、被塗装部材の裏面へ貼り付けて塗布面へ近接配置させ、被塗装部材の表面へ液状の磁性体塗料を塗布することにより、磁性体塗料中の磁性体粉末を特殊に配向させて、特殊な色調効果等を達成する塗装方法が公知である。
特開平3−30876号公報
従来は被塗装部材の裏面に直接シート状マグネット等の磁石を貼るため、この貼り付け作業に時間がかかった。また貼り位置のズレや貼りにくい裏面への貼り付け作業を強いられるので、作業が困難であって熟練を要した。さらに、磁石を貼った糊により、塗装や設備への影響を回避する必要があった。また、塗装ラインでの水洗や振動、熱の影響で、貼り付けた磁石の浮きや脱落が発生し、歩留まり低下や設備へのダメージも懸念された。
さらに、磁石の固定方法が適切でない場合には、乾燥工程の熱で柔らかくなった被塗装部材が変形しつぃまう事象が発生するおそれがある。そのうえ、モデルチェンジ等でのデザイン変更時には、その都度、新たな形状の磁石に対する固定方法を習熟しなければならないので、多くの手間や投資が必要となる。
一方、大量生産においては、効率よく効果的に被塗装部材の裏側に磁石を装着する必要があるので、いかに磁石を簡単かつ均一に、被塗装部材に適圧で固定でき、塗装ラインでの振動、水洗、乾燥工程での熱の影響による問題が出にくく、かつ乾燥後に簡単にはずせる構造にするかという点に課題があった。
また、モデルチェンジ等でのデザイン変更時に、工程を変えることなく安価に対応できるようにすることも求められていた。本願発明はこのような課題の解決を目的とする。
上記課題を解決するため磁性体塗料用塗装装置に係る請求項1の発明は、塗装される被塗装部材の裏面に磁石を配置した状態で表面に磁性体粉末を含む塗料を塗装するための装置において、
前記磁石は、前記塗装部品の裏面に配置される治具に貼り付けるとともに、前記治具は剛性を有する本体部と磁石を前記被塗装部材の裏面へ押し付けるための弾性押圧部材を備え、前記磁石と治具の本体部との間に前記弾性押圧部材を介在させたことを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記磁石が、マグネットシートであることを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項1において、前記弾性押圧部材が、独立気泡性スポンジ材料からなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、治具の弾性押圧部の表面へ磁石を貼り付け、治具を被塗装部材の裏面へ固定することにより、磁石を被塗装部材の裏面へ弾性押圧部で押しつけて密着させたので、大量生産において磁石を効率よく被塗装部材へ固定でき、しかも繰り返し使用できる。
また、磁石を簡単かつ均一に被塗装部材へ適圧で固定でき、塗装ラインでの振動や乾燥工程での熱の影響を受けにくく安定した貼り付けを維持できる。このため貼り付けた磁石の浮きや脱落が発生しにくくなり、歩留まり低下や設備へのダメージを防ぐことができる。しかも乾燥後に治具を外せば簡単に磁石を塗装部品から外せるようになる。
そのうえ、モデルチェンジ等でのデザイン変更時には、治具に対して新デザインの磁石を張り替えるだけで済むため、被塗装部材に対する磁石の貼り付け工程を変えることなく安価に対応でき、大量生産に適したものになる。
請求項2の発明によれば、磁石としてシート状マグネットを用いたので、被塗装部材との密着性を向上させることができ、塗装の各工程における貼り付け状態を安定させて維持できる。
請求項3の発明によれば、独立気泡スポンジを使用することにより、塗装部品を洗浄するときに洗浄液がスポンジに吸収されることがなくなるので、塗装工程全体を同じ治具で連続使用できることになり、塗装ラインでの水洗工程を容易にするとともに、量産効率を向上できる。
以下、図面に基づいて実施例を説明する。図1は、塗装品10の表面側を示す図であり、表面には磁性体塗料にて塗装された塗装膜60が形成されている状態を示す。塗装膜60の一部は、磁石を用いた磁力変化による特殊な塗装効果をなす特殊効果部64が形成されている。
塗装品10は自動2輪車用カウル等の板状をなす外装部品であり、ポリカーボネート等の適宜樹脂材料からなり、塗装面が3次元形状の曲面を有する成形品であり、塗装前の表面は予め平滑に仕上げられている。
塗装品10の材料は非磁性体である。マグネットを用いて特殊効果を生じさせる本磁性体塗装においては、マグネットの磁力線が意図しないような変化を受けることがないないようにするため非磁性体が好ましい。
なお、塗装品10の塗装前状態のものを塗装されるべき部材である被塗装部材10A(図4)として区別するものとする。
符号11は取付用突部であり、ボルト通し穴11aが設けられ、ここで車体側へ取付けられ、その上を別の車体カバー等からなる他の部品12で覆われて外観されない部分である。14は通気用等の開口部である。
図2は、本磁性体塗装に使用する治具20の表面側を示す図である。治具20は本体部30と弾性押圧部40を備える。本体部30は剛性部であって、被塗装部材10A(図4)の裏面(塗装面と反対側の面)へ重ね合わせられるよう、被塗装部材10Aに近似した形状に形成され、FRP等の適宜非磁性体材料から構成される。本体部30の構成材料は成形の容易さ等を考慮して樹脂製とすることが好ましい。但し、石膏や木製等種々の材料が可能である。また金属を用いることもできる。
弾性押圧部40は独立気泡性のスポンジ材料からなり、治具20を被塗装部材10Aの裏面へ重ねたとき、弾性押圧部40の表面を被塗装部材10Aの裏面へ密接させるように弾力を有するものであり、軟質もしくは半硬質程度のポリウレタンフォームやポリエチレンフォーム等公知の種々な樹脂発泡材料が利用可能である。これらは弾力に富む材料であることも知られている。また、比較的硬質になるが、成形容易性より発泡スチロールも使用できる。
治具20に独立気泡性のスポンジ材料を用いると、塗装後に塗装部品10を洗浄するとき洗浄液が弾性押圧部40内へ吸収されないようになる。
弾性押圧部40の表面は、被塗装部材10Aの裏面に重なる面であって、治具20の表面21として塗装面との距離が略一定になるように被塗装部材10Aと同様の3次元曲面をなし、その一部に磁石であるシート状マグネット50が取付けられている。シート状マグネット50は公知のマグネットシートから構成され、このマグネットシートを所望形状に切り取ったものである。
図中の符号31は、本体部30の一部に形成された略三角形状の突部であり、塗装品10に形成されている取付用突部11(図1)の一部と重なる部分である。32は開口部であり、塗装品10の開口部14(図1)に対応して設けられている。
マグネットシートは、ゴム等の成形材料中に多数の微細な磁性体粒子を練り込んでから、カレンダー加工等によりシート状に押し出し、さらに磁性体粒子を着磁させて得られるものであり、磁性体粒子の磁化容易軸の配向により等方性と異方性がある。このうち、異方性マグネットシートは、磁性体粒子の磁化容易軸を一定方向へ揃えて配向したものであり、その後の着磁により強い磁力が得られる。等方性マグネットシートは磁性体粒子の磁化容易軸をランダムに配向させたものであり、着磁後の磁力は異方性マグネットシートに比べて相対的に弱くなる。本願発明ではいずれも使用可能である。
図3はボルト通し穴11aと重なるの裏面に治具20を重ねた状態のものを、治具20の裏側、すなわち本体部30側から示す図である。被塗装部材10Aの裏面12(図4A参照)及び治具20の裏面(本体部30の裏面)22はそれぞれ上方へ凸に湾曲する凹曲面をなしている(図4参照)。図中の符号13は被塗装部材10Aの周囲に形成された折り返し縁部であり、治具20の周縁部23の上へ折り返して重なるようになっている。折り返し縁部13は本体部30の周囲に適宜間隔及び大きさで設けられている。
略三角形状の突部31は丸囲み部に示すように、一部を取付用突部11の一方のボルト通し穴11aと重なるように延出させて延出突部33とし、この延出突部33にボルト通し穴11aと重なるボルト通し穴34を設け、被塗装部材10Aと治具20との固定(後述)に用いることもできる。
図4は被塗装部材10Aと治具20をセットする際の模式断面であり、Aのように、まず治具20の上にゴム等の軟質弾性体材料からなる弾性押圧部40を乗せ、さらにその表面に両面接着テープ41等の取付手段を用いてシート状マグネット50を固定する。
図のBに示すように、被塗装部材10A側に内側へ屈曲した折り返し縁部13が存在するときは、この折り返し縁部13へ治具20の本体部周囲に形成された係合縁部35を係合させることにより、弾性押圧部40を圧縮変形させながら、その反発力でシート状マグネット50を被塗装部材10Aの裏面12側へ押しつける。
係合縁部35は本体部30の周囲へ段差をなすよう若干薄肉に形成され、折り返し縁部13の上へ重なるようになっている。治具20の取付前の厚さT0(図4のA参照)に対して、取付後の厚さT1(図4のB参照)は薄くなるように設定され、この差T0−T1は弾性押圧部40の圧縮変形でまかなわれ、この弾性押圧部40の圧縮変形を生じさせるように、係合縁部35と折り返し縁部13との位置関係が設定される。この係合に供される折り返し縁部13は塗装品10の外観に影響を与えない位置になっている。
また、上記係合縁部35と折り返し縁部13の係合に対して、係合縁部35と折り返し縁部13に一致する穴(図示省略)が存在するときは仮想線で示すように、ピン形状をなすダボ等の結合部材42を用いて結合することができる。この結合構造は、必ずしも、係合縁部35と折り返し縁部13の結合に用いるものではなく、例えば、図3において丸囲み部に示すように、突部31に延出突部33を設け、そのボルト通し穴34を取付用突部11の一方のボルト通し穴11aと重なるようにしたときは、この両ボルト通し穴11a及び34に結合部材42を差し込んで結合することができる。
この被塗装部材10Aと治具20との結合は、塗装品10の外観に影響を与えない位置で行われる。すなわち、結合によって塗装品10の外観に影響を受けやすい部分は、図4のAに範囲Xで示す部分であり、被塗装部材10Aの周囲に形成された屈曲部Pより内側の部分である。したがって、この部分に仮想線で示すような結合リブ43などを設けると、結合リブ43と塗装面とのそれぞれ部に応力が集中して変形を招きやすくなり、塗装面に深刻な影響が生じかねないところ、このような範囲X外にて被塗装部材10Aを治具20へ結合固定することにより、外観に対する悪影響を回避できる。そのうえ、外観されない折り返し縁部13や他の部材12で隠される取付用突部11(図1)等において固定することにより、さらに外観に対する悪影響を回避しやすくなる。
被塗装部材10Aと治具20が結合すると、弾性押圧部40が圧縮されて弾性変形し、被塗装部材10Aの裏面12における曲面形状に倣って変形し、かつ弾性押圧部40の反発力でシート状マグネット50全体を被塗装部材10Aの裏面12へほぼ均一な力で押しつけて裏面12へ密接させることができる。このため被塗装部材10A側の肉厚等にバラツキがあっても、常時シート状マグネット50を裏面へ密着させることができる。
特に、シート状マグネット50と塗装面11との距離が変化すると磁力の変化により塗装に影響が出易くなり、しかもその影響は距離の2乗で効くから、塗装品質に影響を与えやすい。しかし本願発明ではシート状マグネット50全体を被塗装部材10Aの裏面12へ常時密着させることができるから、所定の塗装品質を維持でき、形状等にバラツキの生じやすい被塗装部材10Aに対する塗装として量産に適したものになる。
なお、治具20による押しつけは、弾性部材であれば足りるから、必ずしもスポンジ状材料ではなく、金属や樹脂さらにはゴム等のスプリングを用いることもできる。但し、スポンジ等のフォーム材料を用いれば、治具20の表面21のほぼ全体を弾性押圧部40で占めるように形成でき、弾性押圧部40の面積を最大にできるから、カラーリングや模様等を変更するモデルチェンジに際しても、弾性押圧部40をそのまま共通使用可能になり、量産性向上並びにコストダウンを可能にすることができる。
図5は塗装工程を示し、図4のBにおける被塗装部材10Aと治具20のセット状態にて被塗装部材10Aの予め平滑に形成された表面である塗装面11へ液状の磁性体塗料70を塗布する。この図における磁性体塗料71の層は内部構造を説明するため大きさを誇張して示してある。この磁性体塗料70中には、磁性体粉末71が混合されており、シート状マグネット50の磁力線密度に応じて不均一な配向密度をなす。
すなわち、被塗装部材10Aの表面である塗装面11は、シート状マグネット50が当接された部分だけ磁力線密度が高くなっているため、磁力が及ぶ場所と及ばない場所とが生じ、磁力が変化するので、この塗装面11における磁力変化に応じて、磁性体塗料70中における磁性体粉末71の密度が大・小に変化する。このように磁性体粉末71の密度が変化した状態で磁性体塗料70が乾燥固化されて塗装面を形成すると、塗装膜60には磁性体粉末51の密度変化に応じて塗装色の濃淡変化が生じ、シート状マグネット50の形状に倣った濃色の特殊効果部64(図1)が出現することになる。
図6は治具20を量産ラインに適したものとする使用例であり、治具20の本体部30をラインハンガ80の先端に取付けてある。なお、上記実施例と共通する部分は共通符号を用いるものとする(以下、同)。
このようにすると、治具20とラインハンガ80の支持腕部81の先端とが一体化し、ラインハンガ80が治具20の機能を備えることになるので、いちいち治具20をラインハンガ80へ着脱する手間が無くなり、量産性を向上させることができる。ない、ラインハンガ80は塗装ラインの例えば天井側に設けられたレールにより案内されて、ワークである被塗装部材10Aを保持しながら、塗装ブース、や水洗・乾燥等の関係工程を巡る。
図7も治具20Aに適当な固定部が存在しないときラインハンガ80Aを利用するようにし別の例である。この例では、ワークである被塗装部材10Bがヘルメットのような円(球)形等をなし、その周囲を押さえる略半円弧状の帯状部材からなる治具20Aとの間に適当な固定部が存在しない。この場合は、ラインハンガ80Aのベース部82に支持腕部81A及びこれを左右に挟む一対の係合腕部83を設け、これらの係合腕部83の各先端に治具20Aの両端部を係止させることにより、被塗装部材10Bと治具20Aの固定ができ、かつラインハンガ80Aと治具20Aを一体化できる。
次に、本実施例の作用を説明する。図2及び図4等に示すように、治具20の弾性押圧部40表面21へシート状マグネット50を貼り付け、その後、治具20を被塗装部材10Aの裏面12へ固定することにより、シート状マグネット50を被塗装部材の裏面へ弾性押圧部で押しつけて密着させたので、大量生産においてシート状マグネット50を効率よく被塗装部材へ固定でき、しかも繰り返し使用できる。
また、シート状マグネット50を簡単かつ均一に被塗装部材10Aへ適圧で固定でき、塗装ラインでの振動や乾燥工程での熱の影響を受けにくく安定した貼り付けを維持できる。このため貼り付けたシート状マグネット50の浮きや脱落が発生しにくくなり、歩留まり低下や設備へのダメージを防ぐことができる。
しかも、乾燥後に治具20を外せば簡単にシート状マグネット50を塗装部品10から外せるようになる。
そのうえ、モデルチェンジ等でのデザイン変更時に、治具20に対して新デザインのシート状マグネット50を張り替えるだけで済むため、被塗装部材10Aに対するシート状マグネット50の貼り付け工程を変えることなく安価に対応でき、大量生産に適したものになる。
そのうえ、磁石としてシート状マグネット50を用いたので、被塗装部材10Aとの密着性を向上させることができ、塗装の各工程における貼り付け状態を安定させて維持できる。
また、弾性押圧部40として独立気泡性のスポンジ材料を使用することにより、塗装部品10を洗浄するときに洗浄液がスポンジに吸収されることがなくなるので、塗装工程全体を同じ治具20で連続使用できることになり、塗装ラインでの水洗工程を容易にするとともに、量産効率を向上させることができる。
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。本願発明の適用対象は車両用部品に限らず磁性体塗装を施すものであればどのようなものでもよい。
また、磁性体塗料は、液状等流動状態で塗布し、その後、焼き付けや乾燥等で硬化して塗装膜を形成するものであれば、通常の各種塗料を使用できる。
磁性体粉末は鉄粉等、磁化作用により移動したり配向でき、かつ塗料により含有できるものであればよい。塗料の顔料として用いられるものであってもよい。
また、磁石は必ずしもマグネットシートである必要はなく、公知の種々の磁石を使用できる。さらに、被塗装部材も車両部品等に限定されることなく、磁性体塗装の対象となるもので有れば対象となる。
塗装品を表面側から示す図 治具を表面側から示す図 被塗装部材に重ねた状態の治具を裏面側から示す図 被塗装部材と治具をセットする際の模式断面 塗装工程を示す図 使用例を示す図 さらに別の使用例を示す図
符号の説明
10:塗装部品、10A:被塗装部材、11:塗装面、12:裏面、13:折り返し縁部、20:治具、21:表面、22:裏面、30:本体部、35:係合縁部、40:弾性押圧部、50:シート状マグネット(磁石)、60:塗装膜、64:特殊効果部、 70:磁性体塗料、71:磁性体粉末

Claims (3)

  1. 塗装される被塗装部材の裏面に磁石を配置した状態で表面に磁性体粉末を含む塗料を塗装するための装置において、
    前記磁石は、前記塗装部品の裏面に配置される治具に貼り付けるとともに、前記治具は剛性を有する本体部と磁石を前記被塗装部材の裏面へ押し付けるための弾性押圧部材を備え、前記磁石と治具の本体部との間に前記弾性押圧部材を介在させたことを特徴とする磁性体塗料用塗装装置。
  2. 前記磁石は、マグネットシートであることを特徴とする請求項1に記載した磁性体塗料用塗装装置。
  3. 前記弾性押圧部材は、独立気泡性スポンジ材料からなることを特徴とする請求項1に記載した磁性体塗料用塗装装置。
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