JP4988537B2 - 磁性体粉末を含む塗料の塗装方法 - Google Patents
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一方、シート状マグネットの磁力変化を利用できれば、より多様な塗装効果が得られることが予想できる。
そこで本願発明は、このような特殊な塗装効果を実現することを目的とする。
前記被塗装部材は裏面側が凹曲面をなして治具の上へ重ねて固定されるとともに、
前記磁石は、複数の磁性体粒子を母材シートへ練り込んでその後着磁させてなるマグネットシートを所定形状にカットして得られる複数のシート状マグネットを用い、
これら複数のシート状マグネットは、前記着磁した磁性体粒子の磁極が複数の並行した線状をなすように配置されているものであり、
これら複数のシート状マグネットを部分的に重ね合わせ、この互いに重ね合わされる部分では、前記各シート状マグネットの前記磁極配列方向が交差するように配置した状態で前記被塗装部材の裏面へ配置して前記治具へ固定するとともに、
前記治具に配置した弾性部材からなるクッション材にて前記各シート状マグネットを交差部を含めて前記被塗装部材の裏面側へ押しつけ、
この状態で磁性体粉末を含む塗料を前記被塗装部材の表面に塗装することを特徴とする。
前記被塗装部材は裏面側が凹曲面をなして治具の上へ重ねて固定されるるとともに、
前記磁石は、複数の磁性体粒子を母材シートへ練り込んでその後着磁させてなるマグネットシートを所定形状にカットして得られる複数のシート状マグネットを用い、
これら複数のシート状マグネットは、複数の前記着磁した磁性体粒子の磁極が全面へランダムに配置されているものであり、
これら複数のシート状マグネットを部分的に重ね合わせた状態で前記被塗装部材の裏面へ配置して前記治具へ固定するとともに、
前記治具に配置した弾性部材からなるクッション材にて前記各シート状マグネットを交差部を含めて前記被塗装部材の裏面側へ押しつけ、
この状態で磁性体粉末を含む塗料を前記被塗装部材の表面に塗装することを特徴とする。
さらに、着磁された各磁性体粒子の磁極を複数の並行した線状をなすように配置したシート状マグネット複数用意し、これらを互いに交差するように重ね合わせることにより、交差角度により、塗装模様を格子状や波状等、種々に変化させて特殊な塗装効果を実現できる。
塗装品10の材料は非磁性体である。シート状マグネットを用いて特殊効果を生じさせる本磁性体塗装においては、シート状マグネットの磁力線が意図しないような変化を受けることがないないようにするため非磁性体が好ましい。
なお、塗装品10の塗装前状態のものを塗装されるべき部材である被塗装部材10A(図4)として区別するものとする。
なお、クッション材40は治具20の一部をなす。すなわち治具20は剛性部材からなる本体部とクッション材40のような弾力部材とを備えるものであり、弾力部材であるクッション材40は金属製のバネ等に変えることもできる。
この押しつけは、スプリング等により、強い力で治具20を被塗装部材10A側へ押圧することによってもよい。
各図のBに示すように、直線配向タイプのマグネットシートは、磁極を並行する複数の直線状に配列してあるため、重ね合わせず単品で使用する場合は、塗装面にストライプ状の縞模様を生じることが知られている。
そこで、2枚のカット片31、32が交差すると、交差部33には格子状のパターンを形成し、交差部以外の部分にはストライプ状の縞模様を生じることになる。交差部33においては、交差角度によりさらに特殊な塗装効果を生じる。
このように、直線配向タイプのマグネットシートの場合は、交差角度により種々な形状の格子や波形に変化した模様を形成することができる。
なお、カット片30A,30B,30Cを逆順に重ねると、このような優れたパターンを生じず、全体にぼんやりしたものになる。
また、磁性体塗料は、液状等流動状態で塗布し、その後、焼き付けや乾燥等で硬化して塗装膜を形成するものであれば、通常の各種塗料を使用できる。
磁性体粉末は鉄粉等、磁化作用により移動したり配向でき、かつ塗料により含有できるものであればよい。塗料の顔料として用いられるものであってもよい。
Claims (2)
- 被塗装部材の裏面に磁石を配置した状態で表面に磁性体粉末を含む塗料を塗装する方法において、
前記被塗装部材(10A)は裏面側が凹曲面をなして治具(20)の上へ重ねて固定されるとともに、
前記磁石は、複数の磁性体粒子を母材シートへ練り込んでその後着磁させてなるマグネットシートを所定形状にカットして得られる複数のシート状マグネットを用い、
これら複数のシート状マグネット(31・32)は、前記着磁した磁性体粒子の磁極が複数の並行した線状をなすように配置されているものであり、
これら複数のシート状マグネット(31・32)を部分的に重ね合わせ、この互いに重ね合わされる部分では、前記各シート状マグネット(31・32)の前記磁極配列方向が交差するように配置した状態で前記被塗装部材の裏面へ配置して前記治具(20)へ固定するとともに、
前記治具(20)に配置した弾性部材からなるクッション材(40)にて前記各シート状マグネット(31・32)を交差部(33)を含めて前記被塗装部材(10A)の裏面側へ押しつけ、
この状態で磁性体粉末を含む塗料を前記被塗装部材(10A)の表面に塗装することを特徴とする、磁性体粉末を含む塗料の塗装方法。 - 被塗装部材の裏面に磁石を配置した状態で表面に磁性体粉末を含む塗料を塗装する方法において、
前記被塗装部材(10A)は裏面側が凹曲面をなして治具(20)の上へ重ねて固定されるるとともに、
前記磁石は、複数の磁性体粒子を母材シートへ練り込んでその後着磁させてなるマグネットシートを所定形状にカットして得られる複数のシート状マグネットを用い、
これら複数のシート状マグネットは、複数の前記着磁した磁性体粒子の磁極が全面へランダムに配置されているものであり、
これら複数のシート状マグネット(31・32)を部分的に重ね合わせた状態で前記被塗装部材の裏面へ配置して前記治具(20)へ固定するとともに、
前記治具(20)に配置した弾性部材からなるクッション材(40)にて前記各シート状マグネット(31・32)を交差部(33)を含めて前記被塗装部材(10A)の裏面側へ押しつけ、
この状態で磁性体粉末を含む塗料を前記被塗装部材(10A)の表面に塗装することを特徴とする、磁性体粉末を含む塗料の塗装方法。
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