JP2857276B2 - 磁気塗装 - Google Patents

磁気塗装

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JP2857276B2
JP2857276B2 JP4035220A JP3522092A JP2857276B2 JP 2857276 B2 JP2857276 B2 JP 2857276B2 JP 4035220 A JP4035220 A JP 4035220A JP 3522092 A JP3522092 A JP 3522092A JP 2857276 B2 JP2857276 B2 JP 2857276B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性体を含む塗料を製
品に塗装して凹凸図形を現出させる方法及びその製品並
びにその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、透明な塗料の中にアルミニウム又
は酸化鉄等の微細粉末を混在させて、金属又はプラスチ
ック等の製品の表面にこれを塗装するメタリック塗装が
行なわれている。これは、塗膜中の微細粉末がランダム
な方向に光を反射することを利用して塗装面に金属光沢
を現出したものである。
【0003】さらに、公開特許公報63−175670
に磁界を利用して模様を現出する方法が示されている。
これは、微細粉末として磁性体材料を利用し、該磁性体
を含有させた液状塗料を鉄等の強磁性材料又はプラスチ
ック等の非磁性材料からなる被塗物に塗布して塗膜を形
成し、前記塗膜が未だ液状で当該磁性体がその塗膜中を
自由に移動できる状態で、磁界を作用させ、模様を形成
する方法である。この方法は、磁界を作用させることに
より、粉末状磁性体の塗膜の表面に対する配向を変化さ
せると共に、該磁性体を磁力線に従って移動又は集中さ
せることによって、塗膜内部に模様を現出するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この方法は塗膜形成後
に、磁性体を移動させ、かつ配向を変化させるものであ
るため、塗膜の厚さが当該磁性体の長さに比して厚くす
る必要があり、また、該磁性体の移動及び配向変化が完
了するまでは塗膜は十分に流体状態を維持する必要があ
る。従って、速乾性に欠け早期行程処理が困難であるだ
けでなく、製品の塗膜の表面が水平から傾斜している場
合は処理が十分に行うことができない、また、磁性体の
偏位を部分的に正確に規則性を保つことが困難で、現出
し得る図形が制限される。更に磁性体を移動さすことに
伴って塗膜の表面にスジ状の移動跡が残る可能性があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下においては、その意
義を明確とするため前記配向の代りに立角という言葉を
使用する。即ち立角とはフレーク状の磁性体が塗膜の表
面となす角度をいうものとする。
【0006】本発明の方法は、上記の問題点を解決する
ため、以下の工程からなる。被塗装品の表面上に、多数
の微細な磁性体を透明な塗料中に混在せしめて塗装する
方法であって、 (1) 前記塗装品の表面上に所定の線図に沿って、その両
側で磁界のベクトルの向きがほぼ90度ないし180度
異なる磁場を形成し、 (2) 溶剤によって液状化した透明又は半透明な塗料中に
長手方向が10〜50μ、厚さが5〜20μの大きさの
非球形のフレーク状の磁性体をほぼ均一に混在せしめた
塗料を前記磁場中に噴霧塗布する工程。
【0007】又、本発明による磁気塗装製品は以下のよ
うに構成される。被塗装品の表面に、微細な磁性体を含
む透明又は半透明な塗料からなる塗膜を有する塗装製品
であって、前記磁性体は長手方向が10〜50μ、厚さ
が5〜20μの大きさの非球形のフレーク状のもので、
所定の線図を境界として、その両側における前記磁性体
の立角をほぼ90度ないし180度異ならせることによ
り現出した凹凸図形又は線図を有する。
【0008】本発明を実施するための装置は以下の構成
要素から構成される。
【0009】被塗装品の表面に、多数の微細な磁性体を
透明又は半透明な液状塗料中に混在せしめて塗装する装
置であって、前記磁性体の角度を制御して、所定の図形
を現出するための磁石と、前記磁石を被塗装品の図形を
形成する箇所に近づけて保持する非磁性体材料からなる
保持手段と、前記被塗装品の表面に、長手方向が10〜
50μ、厚さが5〜20μの大きさの非球形のフレーク
状の磁性体を混在させた液状塗料を塗布するための塗装
装置。
【0010】
【作用】塗装時に既に所定の図形又は線図に沿って、そ
の両側の磁界のベクトルの向きがほぼ90度ないし18
0度異なる磁場が形成されており、その磁界の中に微細
なフレーク状の磁性体が吹付けられるので、その磁性体
の動きを拘束するものが少なく、各磁性体片は図形の縁
又は線図に沿ってほぼ90度ないし180度立角が変化
する。それと同時に、磁性体に付着しているか又は同時
に供給される塗料が被塗装品の表面で磁性体の回りを取
り巻いて、磁性体を固定するので、磁性体の立角は容易
に特定された角度で固定される。また、塗料の中には速
乾性の溶剤が混入されており、かつ塗膜の各層の厚さは
薄いので磁性体を固定するまでの時間は短かく、磁性体
の固定が行なわれる。
【0011】従って、塗膜内の各磁性体片は図形の縁又
は線図の両側で立角がほぼ90度ないし180度変化し
ているので外部から光を当てた時に磁性体の平坦な面で
の光の一方向への良好な反射又は吸収作用が加わって明
暗が明らかに表われ、凹凸の図形又は線図が現出する。
【0012】
【実施例】本願発明はサインボード,パネルボード等の
表示板や車両用ホイールキャップ,フィニッシャー,プ
ラスチック容器その他に家電製品又は家具等のインテリ
ア製品等の装飾用又は表示用としても広く利用し得る。
【0013】図1は本願発明の原理を説明するための図
である。図1において、11はプラスチック等の非磁性
体からなる被塗装品である。例えば板状永久磁石等の磁
石13を現出させる模様に従って加工し、それをその被
塗装品11の裏側に配置させて所定の磁場を形成する。
図に示す点線は形成された磁力線の方向を示すものであ
る。磁石13は上側がN極下側がS極とする。磁力線は
図に示すように形成される。即ち磁石13の真上(図に
示すA領域)では磁力線の方向は塗膜15の表面に対し
直角に向い、磁石13の端(図に示すB領域)では、磁
力線はその方向が急激に変化し、中央(B領域の中央)
では、塗膜15の表面に対し平行になり、その両側にお
いてほぼ90°の変化をする。さらに磁石から十分に離
れた部分(図のC領域)は磁力線の方向は塗膜15の表
面に対しほぼ直角方向に向う。磁荷m,透磁率μ、距離
rの点では磁場の強さHは、H=m/4πμ・R/r3
で示される。式中、大文字はベクトルを示す。Hは距離
の2乗に反比例して小さくなる。従ってD領域において
は磁場の強さは著しく小さくなる。
【0014】この様な磁場が形成されている所に、微小
なフレーク状にした鉄,ニッケル等又はそれらの合金か
らなる磁性体を揮発性の溶剤を用いて透明な液状の塗料
中に均一に混在させ、この均一に混在させた塗料を霧状
にして吹付け塗装を行ない塗膜15を形成する。
【0015】この磁場中に吹付けられた磁性体17は、
図1に示すように、磁力線に沿ってその塗膜の表面に対
する立角で配置されると共に、磁性体と一緒に吹付けら
れた塗料によってその立角は保持されたまま固定され
る。この際、吹付けられた磁性体17の密度は吹付速度
によって異なるが、磁束密度の強い所がやや大きくな
る。
【0016】前記磁性体17の配置は、図1に示すよう
に、A領域では磁性体17は立った状態となり、B領域
では中央が水平状態になり、その両側においてその傾斜
が約90°変化する。C領域では磁性体17は磁力線に
沿ってほぼ一様に斜めに固定されるが、D領域では磁力
が弱いため磁性体17はランダムな方向に向く。なお、
図1中の符号19は磁性体17を含まない透明なクリア
ー塗膜である。
【0017】図2(A) 〜(D) は磁性体17の姿勢によっ
て反射光の強さ及び方向が異なることを示した図であ
る。図2(A) 〜(D) はいずれも被塗装品11に対して磁
性体17の入った塗料を吹付ガンで3回通過させて(1
往復半させて)塗装を行ったものである。即ち、1通過
当りの吹付量を少くして、吹付回数を増やすと磁性体と
それに付着する塗料の量が少なくなって磁性体17の配
置が規則的に行なえるためである。
【0018】以下の説明では、被塗装品の表面はグレー
色で磁性体としてNi(ニッケル)のフレーク状微粉末
(Ni表面は通常、銀白色を呈す)を混入した透明な液
状の塗料をスプレー塗装した場合である。
【0019】図2(A) は磁性体17が立った状態を示
す。上面から当てられた光は大部分が透過又は吸収さ
れ、反射する光は少ないためグレー色よりは黒く見え
る。図2(B) は磁性体17の方向が塗膜15の表面に対
し平行になった状態を示す。上面からの入射光は大部分
が反射されるのでグレー色よりは白く見える。図2(C)
は姿勢がランダム配置されている場合で、上面からの入
射光は散乱して灰色に見える。図2(D) は磁性体17の
方向が塗膜15の表面に対し斜めに配置された場合で、
矢印L方向から見た場合はグレー色よりは白く見える
が、矢印R方向から見た場合はグレー色より黒く見え
る。
【0020】前記説明で、白く見えるのは磁性体17が
銀白色であり、光を反射する割合が他の部分より多いた
めであると推定する。磁性体17にあらかじめ金色物質
等の被覆を施しておけばその部分は金色に見える。
【0021】図3,図4は特に線画よりなる模様パター
ンを現出する原理を示すものである。図3は上面がN極
又はS極をもつ永久磁石板51を用いて被塗装品53の
表面に凹状の線画を作成する場合である。即ち、磁石板
51は細い巾の磁石で線図形,図3(A) に示すように四
辺形に作成した場合である。この磁石板51を被塗装品
53の裏側から当てて、磁性体17を含んだ塗料を噴霧
塗装をすると四角形の辺部分が凹んだように見える模様
が現出する。図3(B) はこの原理を説明するための図で
図(A) のZ−Z断面を示しており、図において、A部分
は磁力線が塗膜61の表面に対し直角方向に向き、B,
C部分中央では塗膜61の表面に対し平行方向に向く。
図1及び図2で説明したように、A部分は黒く見え、B
部分及びC部分は白く見えるのでA部分が凹んでいる様
に見える。
【0022】図4は、図3の場合とは逆の場合である、
図4(A) に示すように広い磁石板55から線図形57に
沿って、細い巾で磁石板55を切り抜いたものである。
図4(A) の形状に加工した磁石板55を被塗装品59の
裏側から押当てて、図2において説明したのと同一の磁
性体17を含む塗料を噴霧塗装すると、同図(A) に示す
4角形の線図の部分のみが白く見え、浮上ったように見
える。これは同図(A)のY−Y断面を表す図4(B) に示
すように、A部分の磁力線は塗膜61の表面に対して平
行方向になり、その両側のB部分及びC部分の磁力線は
塗膜の表面に対し直角方向になるため、A部分では磁性
体17が塗膜の表面に対し平行になり、B及びC部分で
は磁性体17が塗膜の表面に対し直角に向く。従って、
A部分は白く、B,C部分は黒く見えるため、A部分の
みが凸状に見える。
【0023】図5及び図6は別の実施例を説明するもの
である。即ち、前述した線からなる図形ではなく、一定
の面積を持つ図形の凹凸を現出する場合である。図5は
V字型の凹み図形を、図6は円形の凸図形を現出する場
合である。
【0024】図5(A) に示すV字型図形に従って磁石板
を切取り、これをプラスチック等の非磁性体からなる板
材に裏から押し当てて、多数の微細なフレーク状の磁性
体17を均一に含んだ塗料を噴霧塗装すると、図5(B)
に示す凹み状のV字型図形が現出する。即ち、図5(B)
のX−X断面を表す図(C) にその原理を示すように、V
字型の真下の部分(図Aの部分)は磁力線の方向が塗膜
の表面に対して直角に向いているため、磁性体17もこ
の方向を向き光が殆ど反射せず黒く見える。V字の端か
ら少し離れた部分(図のB部分)は磁力線の方向が塗膜
面に対して平行に向きこの部分では磁性体17も塗膜の
表面に対し平行になるので光が大部分反射される。従っ
て、他(図のA部分)が黒く見えるためこの部分(図の
B部分)は白く見えて凸状となって現出する。また、こ
の部分(図のB部分)の磁性体17の向きは連続的に変
化するため、この白く見える部分は丸味を帯びた凸状部
が現出する。V字の端から少し離れた部分(図のC部
分)は磁力線の向きが塗膜の表面に対し斜めであるた
め、磁性体17も斜めとなる。図の矢印L方向から見る
と、光が殆ど反射されず黒く見える。従ってB部分のみ
が凸状となって現出される。図の矢印R方向から見る
と、B部分及びC部分は光を反射する量が増えてA部分
のみが凹んでいる様に見える。磁石の端から更に離れた
部分は磁場の強さが距離の二乗に反比例して減少するた
め、磁性体の立角を変化させるほどの影響を受けること
がなく磁性体17の立角はランダムとなり、磁場を作用
させないで噴霧塗装した色とほぼ同一となる。
【0025】図6は、図5の場合とは逆に広い板磁石か
ら図6(A) の円形部分を切取って、磁石を構成した場合
である。この磁石板をプラスチック等の板材に裏から押
し当てて、多数の微細なフレーク状の磁性体を均一に含
んだ塗料を噴霧塗装すると、図6(B) の様な図形が得ら
れる。即ち、図の61,63,65の各部分は図5(C)
のA,B,C部分に対応して以下の様になる。部分61
はA部分に対応して、磁性体の方向が塗膜表面に対し直
角に向き、部分63は磁性体17の向きが塗膜の表面に
対し直角方向から連続して平行方向に変化し、更に斜め
方向にまで変化し、部分65は磁性体17はランダムな
方向に向く。従って63部分で凸状になっているかのよ
うに見える。円の半径を小さくすれば部分65は消滅
し、内部は白く見える。
【0026】図7ないし図9を用いて車両用ホイールキ
ャップに適用した実施例を説明する。
【0027】図7(A) は自動車用ホイールキャップ71
の正面を示し、図7(B) は図7(A)のA−A断面を示す
ものである。このホイールキャップ71はプラスチック
製の円板状に形成されており、図の点線で示すように表
面にV字形及び小円形の凹凸図形73,75が形成され
ている。図8は本実施例における塗装装置全体の略図を
示すものである。図に示すように、基台77にホイール
キャップ71の取付台79を回転自在に設け、その上に
ホイールキャップ71を固定する。一方、磁石は図9に
示すようにフェライトを含むゴム製でV字形及び円状の
永久磁石83,85を、非磁性体からなる部材(保持手
段)87、例えば木製又は石コウ製等からなる部材の上
に固定する。この部材87は前記ホイールキャップ71
の裏側に押当てるようにして設けられてある。図9(A)
は正面を示す、図9(B) は同図(A) のB−B断面を示
す。
【0028】塗装する塗料は透明な塗料を溶剤で液状化
し、多数の微細なフレーク状にした磁性体17、本実施
例ではNiの微小なフレークをその塗料中に混入し、さ
らに、速乾性を高め、かつ粘性を低めて噴霧しやすいよ
うにシンナーを混入してある。
【0029】さらに塗料や溶剤に対して比重の大きいN
iの微小なフレークが塗料中に沈降しないように、前記
塗料を撹拌して均一に混在させつつ、スプレーガン91
によって塗装する。塗装は前記取付台79を回転しなが
ら、均一にかつ薄く、複数回塗装する。塗装した後1〜
2分経過後に、ホイールキャップ71を取付台79より
取外し、乾燥させる。
【0030】なお、本発明の塗装法は簡単な工程である
ので、手作業でも容易に行い得るが、自動化も容易で大
量生産にも向くものである。また塗料は半透明であって
もよいし、さらには白色,黄色等の淡色で光線を幾分か
でも通過させるものであってもよい。
【0031】図10(A)(B)はプラスチック製の容器10
1に線図形を付した実施例を示す。本実施例では、ゴム
製磁石板103を図(B) の斜線を施した部分を切り抜い
て取り除き模様のように切取り、これを非磁性体からな
る台紙105の上に貼りつけて磁石を構成する。前記加
工した磁石を図10(B) のC−C断面を表す図(A) に示
すように容器の下側から押当てて、上側から微細なフレ
ーク状のNiを金色物質で被覆した磁性体17を混入し
た塗料を溶剤としてシンナーで液状化したものを複数回
薄く塗布し、最後に磁性体17を含まない透明な塗料で
仕上げ塗装を行なう。磁気塗装された製品は金色の線図
形が浮上って見え、高級感を出すことができる。磁石板
103は単に押し当てるだけであるので、使用による劣
化は起らず、多数回の使用が可能である。
【0032】図11は化粧板に利用した実施例である。
プラスチック,ビニール又はガラス等の非磁性体からな
る板に凹凸感を呈する波状の図形を現出させた化粧板で
ある。図11(A) に示すように適当な巾を有する磁石板
91を被塗装品の裏側から押当てて、強磁性体からなる
微細なフレーク(例えばニッケル片)をシンナーと共に
液状塗料に混入し、噴霧塗装すると図11(B) に示す凹
凸感を呈する図形が現出する。図11(B) において実線
部93は凹状に見える部分で点線部95は凸状に見える
部分である。これは図11(A) のD−D断面を表す図1
1(C) に示すように磁力線の向きが塗膜の表面に対し連
続的に平行→直角→平行→と変化しているからである。
上記実施例では、被塗装品が非磁性体の場合についての
み説明したが、磁性体の場合は、被塗装品の裏に押当て
た磁石の磁力線がそのまま表面に表われるので、ほぼ同
様な効果が得られる。
【0033】本発明に使用される被塗装品はその材質お
よび形状などは特に制限されない。特にプラスチックや
アルミニウム等の非磁性体材料を用いることが好ましい
が、鉄および鉄を含む合金などの強磁性体であってもよ
い。その形状、特に塗装する部分の厚さは一定の厚さ以
下、即ち磁石を裏に押当てた場合に塗装される磁性体片
の立角を制御できるだけの磁力を持った磁場が表面に現
われる厚さ以下でなければならない。
【0034】本発明に使用する微細な磁性体は、非球形
のフレーク状、すなわち、薄板状である。また材質は、
鉄,ニッケル,コバルトまたはそれらの合金等の強磁性
体であって、外からの磁化作用によって、その方向に強
く磁化される物質であることが好ましい。しかし、ビス
マス,アンチモン,銅,亜鉛等の反磁性体であってもよ
い。また、磁性体は前記した強磁性体等に金色物質やア
ルミニウム色物質を被覆したもの、又は非磁性体の塗料
で着色したものであってもよい。その大きさは、長手方
向が1〜50μ,好ましくは10〜50μが好ましい。
厚さは5〜20μが好ましい。
【0035】本発明に使用する塗料は常温で乾燥もしく
は反応硬化する樹脂が好ましいが、加熱硬化形,UV照
射硬化形であっても差しつかえない。塗料の材質は例え
ばアルキド樹脂,ポリエステル樹脂,アクリル樹脂,ウ
レタン樹脂,ビニル樹脂等であってもよい。溶剤は有機
溶剤または水を用いる。揮発性溶剤としては希釈性と揮
発性とを備えたもの、例えばシンナー等が好ましい。特
に、メチルエチルケトン等の低沸点の溶剤割合を大きく
してやれば速乾性が向上する。
【0036】ビヒクル(固形分)とフレーク状の磁性体
との混合割合は、磁性体の割合が10〜20重量%とす
るのが好ましい。
【0037】噴霧塗装する塗装機は通常の噴霧塗装に用
いられるものでよく、特に制限されない。
【0038】以上の説明から明らかなように、本発明は
非磁性体からなる製品の塗装に広く利用できるものであ
る。例えば、ガラス製品(板ガラスのみならずコップの
様に曲面部分を有するものであってもよい。),プラス
チック製品(電気器具や家具等の表面板やケースな
ど),ビニール製品(硬質ビニールのみならず軟質ビニ
ール製品),木材の板などを利用した製品,紙製品(厚
紙製のケースなど),そのの他アルミニウム及びその合
金からなる製品にも利用できる。また、非磁性体からな
る製品に限られるものでなく鉄,鋼等の磁性体(例え
ば、自動車の外側の鋼板や電気冷蔵庫用の外側鋼板等)
にも広く利用できる。
【0039】以下、下記の条件、方法により磁気塗装を
行った塗膜断面の観察結果を図12ないし図24に示す
写真及び図面により説明する。 I.条件 (i) 被塗装材 ABS樹脂製平板(100×150 ×2.0mm) やや黄味がかったアイボリー色 (ii) 調整塗料 (1) ベースコート用 (a) 主剤「ソフレックス5300N」及び「ソフレックス5000N」の2種類を それぞれ使用した。 ・・・関西ペイント(株)製、アクリルウレタン系樹脂塗料 硬化剤「ソフレックス5300 硬化剤」(主剤「ソフレックス5000N」 使用の場合は「ソフレックス120 硬化剤」 ・・・関西ペイント(株)製、アクリルウレタン系樹脂塗料 混合比(重量) 「ソフレックス5300N」:「ソフレックス5300硬化剤」= 100:15 「ソフレックス5000N」:「ソフレックス120 硬化剤」= 100:10 溶剤「レタンPGシンナー」・・関西ペイント(株)製、キシレン系 シンナーで主剤、硬化剤混合液を薄めて粘度をフォードカップ #4 で12.0〜12.5秒とした。 (b) 磁性体「NOVAMET FINE WATER GRADE」・・インコ社(カナダ)販売 のフレーク状Ni微粉末 粒度94%マイナス325メッシュのものを分級し平均粒径約 20μとして使用、表面は銀白色の金属光沢を呈する。 混合比(重量) ビヒクル:磁性体= 100:35 (2) トップコート用 (a) 主剤「ソフレックス5000トップクリアー」透明色 ・・・関西ペイント(株)製、アクリルウレタン系樹脂塗料 硬化剤「ソフレックス120 硬化剤」 ・・・関西ペイント(株)製、アクリルウレタン系樹脂塗料 混合比(重量) 主剤:硬化剤= 100:10 (iii) 磁石 「マグラバー14VS」 ・・・ニチレイマグネット(株)製、シート状ゴム磁石 (厚さ2.0mm 、一面がN極、他面がS極)のものを所定形状に打 抜き使用。) 残留磁束密度2342G、最大エネルギー積1.39MGOe
【0040】II.模様サンプル作製方法 上記シート状ゴム磁石を図12に示すような寸法のドー
ナツ状に押し抜き、そのN極面を被塗装材の裏面に向く
ようにして接着テープにて貼り付けた。次に被塗装材の
表面側より上記調整ベースコート用塗料(主剤は「ソフ
レックス5300N 」を仕様)をスプレーガンにて固化後の
塗膜厚さが20〜30μになるように塗布した。その
後、2〜3分間自然放置して、磁性体が塗膜中で移動し
ない状態にした後に、更に約30分間自然放置して溶剤
を揮発させた。前記磁石を被塗装材より取り外してか
ら、乾燥装置にかけ、形成された塗膜を固化させた。そ
の後、更にトップコート用塗料を固化後の塗膜厚約40
μになるように塗布し、乾燥装置にかけて乾燥固化させ
サンプルとした。なお、模様は、ベースコート用塗料の
塗布時より現出し形成されるのが被塗装材表面側より視
認できた。次に主剤として「ソフレックス5000N 」を使
用して上記と同様な塗装を行った場合も、ほぼ同様な結
果が得られた。なお、図12において、模様部分のa〜
e部の凹凸感と視認色の関係は である。
【0041】III.検鏡用サンプルの作成方法 検鏡用サンプルとしては、「ソフレックス5300N 」を主
剤としたものを使用した。
【0042】図12のV−V線、V´−V´線で切断し
て得られる長方体状のサンプルSを図13のようにV−
V断面を上方に向けてシャーレにセットした後、V−V
断面が埋まる程度まで溶融樹脂をシャーレ内に注入して
固化させた。サンプルSが固まった樹脂に埋まっている
状態でシャーレより脱型した後、V−V断面部を顕微鏡
観察をするためにサンドペーパーにて磨き平滑な面を出
した。
【0043】IV. 顕微鏡撮影 顕微鏡 倍率約100倍、写真機付 ベースコート塗膜面のV−V断面をa、b、c、d、e
部に分けて観察及び写真撮影 V.顕微鏡観察結果 図14〜図24、および図25参照
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁性体の立角を容易に制御でき、かつその状態を維持す
る固定も短時間でかつ容易な工程によって可能である。
従って現出し得る線図形が明瞭に現出し得るという効果
がある。また、乾燥性に優れているので、量産性に優れ
ているという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】磁性体片の立角によって光の反射が異なること
を説明するための図である。
【図3】凹状の線図形を現出する原理を示す図である。
【図4】凸状の線図形を現出する原理を示す図である。
【図5】V字型図形の磁石を用いた場合に現出する図形
を示す図である。
【図6】円板状の切抜部分を有する磁石を用いた場合に
現出する図形を示す図である。
【図7】自動車用ホイールキャップにV字型模様を現出
させた一実施例を示す図である。
【図8】図7の模様を現出させる磁気塗装装置の一実施
例を示す図である。
【図9】磁石板を固定するための器具を示す図である。
【図10】プラスチック製の更に線図形を付した一実施
例を示す図である。
【図11】化粧板として凹凸の波模様を現出させた実施
例を示す図である。
【図12】被塗装品の表面に磁気塗装によって形成され
た塗膜に現出した模様と磁石の位置関係を示し、(a)
は正面図であり、(b)は(a)のW−W線に沿って切
断した断面図である。
【図13】顕微鏡により観察するためのサンプルSを示
し、(a)はサンプルをシャーレ内に収容した状態を示
す斜視図であり、(b)は顕微鏡で観察する位置を示し
た斜視図である。
【図14】磁気塗装による塗膜中のフレークが塗膜の表
面に対しランダムな立角を示し、(a)は顕微鏡写真で
あり、(b)は顕微鏡写真を模写にした説明図である。
【図15】磁気塗装による塗膜中のフレークが塗膜の表
面に対しやや左上りの立角を示し、(a)は顕微鏡写真
であり、(b)は顕微鏡写真を模写した説明図である。
【図16】磁気塗装による塗膜中のフレークが塗膜の表
面に対し左上りの立角が大きくなる状態を示し、(a)
は顕微鏡写真であり、(b)は顕微鏡写真を模写した説
明図である。
【図17】磁気塗装による塗膜中のフレークがほぼ塗膜
の表面に平行な状態を示し、(a)は顕微鏡写真であ
り、(b)は顕微鏡写真を模写した説明図である。
【図18】磁気塗装による塗膜中のフレークが塗膜の表
面に平行な状態を示し、(a)は顕微鏡写真であり、
(b)は顕微鏡写真を模写した説明図である。
【図19】磁気塗装による塗膜中のフレークが塗膜の表
面に対し右端から左端に連れて次第に右上りに立角しだ
している状態を示し、(a)は顕微鏡写真であり、
(b)は顕微鏡写真を模写した説明図である。
【図20】磁気塗装による塗膜中のフレークが塗膜の表
面に対し大きい立角で右上りになっている状態を示し
(a)は顕微鏡写真であり、(b)は顕微鏡写真を模写
した説明図である。
【図21】磁気塗装による塗膜中のフレークが塗膜の表
面に対し右端から左端につれて右上り→左上り立角への
状態を示し、(a)は顕微鏡写真であり、(b)は顕微
鏡写真を模写した説明図である。
【図22】磁気塗装による塗膜中のフレークが塗膜の表
面に対し右端から左端につれて右上り立角が次第に小さ
くなり、次第に塗膜の表面に平行になっていく状態を示
し、(a)は顕微鏡写真であり、(b)は顕微鏡写真を
模写した説明図である。
【図23】磁気塗装による塗膜中のフレークが塗膜の表
面にほぼ平行になっている状態を示し、(a)は顕微鏡
写真であり、(b)は顕微鏡写真を模写した説明図であ
る。
【図24】磁気塗装による塗膜中のフレークが塗膜の表
面に対し右上り立角になっている状態を示し、(a)は
顕微鏡写真であり、(b)は顕微鏡写真を模写した説明
図である。
【図25】各観察部位別の顕微鏡観察結果を示す表図で
ある。
【符号の説明】
11 被磁気塗装品 13 磁石 15,19 塗膜 17,21 磁性体片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B05D 7/02 B05D 7/02 7/14 7/14 L 7/24 303 7/24 303D 303F (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05D 5/06 B05C 9/00 - 9/14 B05D 1/36 B05D 3/00 B05D 7/02 B05D 7/14 B05D 7/24 303

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗装品の表面に、多数の微細な磁性体
    を含む透明又は半透明な塗料からなる塗膜を有する塗装
    製品であって、前記磁性体は長手方向が10〜50μ、
    厚さが5〜20μの大きさの非球形のフレーク状のもの
    で、所定の線図を境界として、その両側における前記磁
    性体の立角をほぼ90度ないし180度異ならせること
    により現出した凹凸図形又は線図を有することを特徴と
    する磁気塗装製品。
  2. 【請求項2】 前記磁性体は光を反射する面を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気塗装製品。
  3. 【請求項3】 前記塗膜の上に、更に磁性体を含まない
    透明な塗膜が形成してあることを特徴とする請求項1又
    は2記載の磁気塗装製品。
  4. 【請求項4】 前記被塗装品の上に予じめ、螢光塗料を
    塗布してあることを特徴とする請求項1ないし3記載の
    磁気塗装製品。
  5. 【請求項5】 前記被塗装品は非磁性体であることを特
    徴とする請求項1ないし4記載の磁気塗装製品。
  6. 【請求項6】 前記被塗装品は略円板状のプラスチック
    製車両用ホイールカバーであることを特徴とする請求項
    4又は5記載の磁気塗装製品。
  7. 【請求項7】 前記被塗装品は、表示板であることを特
    徴とする請求項1ないし4又は5記載の磁気塗装製品。
  8. 【請求項8】 前記被塗装品はプラスチック容器である
    ことを特徴とする請求項5記載の磁気塗装製品。
  9. 【請求項9】 被塗装品の表面上に、多数の微細な磁性
    体を含む透明又は半透明な塗料中に混在せしめて塗装す
    る方法であって、前記被塗装品の表面上に所定の線図に
    沿って、その両側で磁場のベクトルの向きがほぼ90度
    ないし180度異なる磁場を形成し、溶剤によって液状
    化した透明又は半透明な塗料中に長手方向が10〜50
    μ、厚さが5〜20μの大きさの非球形のフレーク状の
    磁性体をほぼ均一に混在せしめた塗料を前記磁場中に塗
    布することを特徴とする磁気塗装法。
  10. 【請求項10】 前記磁場の形成は、被塗装品の図形を
    形成する個所に所定の形状に加工した磁石を押当てるこ
    とにより形成することを特徴とする請求項9記載の磁気
    塗装法。
  11. 【請求項11】 前記溶剤は低沸点の溶剤であることを
    特徴とする請求項9又は10記載の磁気塗装法。
  12. 【請求項12】 被塗装品の表面上に、多数の微細な磁
    性体を含む透明又は半透明な液状塗料中に混在せしめて
    塗装する装置であって、前記磁性体の角度を制御して、
    所定の図形を現出するための磁石と、前記磁石を被塗装
    品の面に近付けて保持する非磁性体材料からなる保持手
    段と、前記被塗装品の表面に、長手方向が10〜50
    μ、厚さが5〜20μの大きさの非球形のフレーク状の
    磁性体を混在させた液状塗料を塗布するための塗布装置
    からなることを特徴とする磁気塗装装置。
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