JP2009153475A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】刈取装置を滑らかに地面追従させると共に、上昇状態の刈取装置の姿勢を安定させて、刈取作業の能率を高める。
【解決手段】車台(1)の前部に刈取支持台(38)を設け、刈取装置(4)を支持する支持フレーム(12)の後端部を刈取支持台(38)に上下回動自在に取り付ける。そして、車台(1)側と支持フレーム(12)との間に、刈取装置(4)の自重よりも大きな推力によって該刈取装置(4)を強制的に上下動させる刈取上下シリンダ(39)と、刈取装置(4)の自重と略同等の推力によって該刈取装置(4)を弾性的に支持する刈取支持シリンダ(42)とを設ける。また、刈取装置(4)の下部に該刈取装置(4)の自重を接地支持する橇体(17)を設ける。更に、橇体(17)を刈取装置(4)に対して昇降調節する高さ調節装置(70)を設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンバインに関するものである。
従来より、コンバインは、車台の下側にクローラ式の走行装置を設け、車台の上側に脱穀装置を設け、車台の前側に刈取装置を設けている。
そして、刈取装置を支持する支持フレームの後端部を、車台の前部に設けた刈取支持台に上下回動自在に取り付け、該支持フレームと車台側との間に、刈取装置を強制的に上下動させる刈取上下シリンダを設けている。この刈取上下シリンダによって刈取装置の高さを調節し、刈取装置を圃場面からわずかに浮上させた状態で刈取作業を行なうものである。
しかしながら、圃場面の凹凸によって刈取装置の対地高さが変化するために、刈跡が揃わず、また、刈取装置が圃場面に突っ込んで破損する問題があった。
そこで、特許文献1、特許文献2に示すような技術が試みられている。
即ち、刈取装置を支持する支持フレームと車台側との間に、刈取装置の自重と略同等の推力を発揮してこの刈取装置を弾性的に支持する支持装置を設け、刈取装置の下部に該刈取装置を接地支持する橇体を設けたものである。
このように構成すれば、刈取装置を(橇体を)接地させたまま刈取走行でき、この刈取装置を圃場面の凹凸に追従させながら刈取作業を行なうことができる。これによって、上述のような問題は少なくなる。
特開2006-211972号公報 特開昭63−207311号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術では、刈取装置を圧縮スプリングで支持する構成であるために、この圧縮スプリングの長さが変化すると、弾性係数が固定であるため、全推力が変化してしまう。従って、刈取装置の橇体が圃場面の凹部にさしかかって下がろうとすると、圧縮スプリングが圧縮されて推力が大きくなり、刈取装置を浮上させようとする力が大きくなって、刈取装置の凹部への突っ込みが防止される。しかし、刈取装置の橇体が圃場面の凸部にさしかかって押し上げられようとした場合には、圧縮スプリングが伸びて推力が小さくなり、刈取装置を浮上させようとする力が小さくなって、刈取装置が凸に突っ込み易くなってしまう不具合を生じ得る。
また、特許文献2に開示された技術では、刈取上下シリンダへの送油回路中にアキュムレータを設け、刈取上下シリンダに掛かる負荷をこのアキュムレータで吸収する構成である。このため、刈取装置を非刈取作業高さまで対地浮上させて旋回するような場合でも、常にこのアキュムレータが作用するために刈取装置の支持が不安定となり、旋回中に刈取装置が揺れてコンバインの商品価値が低下する不具合がある。また、畦際の植立穀稈を刈り取るために刈取装置を通常よりも高い位置に浮上させて刈取作業を場合に、この刈取装置の支持が不安定となって刈高さが変化し、刈り取られた穀稈の長さが揃わなくなる。これによって、脱穀装置までの搬送中に刈取穀稈が脱落したり、脱穀装置での扱ぎ残しを生じる不具合がある。また、刈取上下シリンダへの送油回路に故障を生じた場合には、刈取装置を上下動させることができなくなり、移動不能の状態に陥りかねない。
この発明は、上述の如き課題を解決するために、次のような技術的手段を講じる。
即ち、請求項1記載の発明は、走行装置(2)を備えた車台(1)の上側に脱穀装置(3)を設け、該脱穀装置(3)の前側に刈取装置(4)を設け、前記車台(1)の前部に刈取支持台(38)を設け、刈取装置(4)を支持する支持フレーム(12)の後端部を該刈取支持台(38)に上下回動自在に取り付け、前記車台(1)側と支持フレーム(12)との間に、刈取装置(4)の自重よりも大きな推力によって該刈取装置(4)を強制的に上下動させる刈取上下シリンダ(39)と、刈取装置(4)の自重と略同等の推力によって該刈取装置(4)を弾性的に支持する刈取支持シリンダ(42)とを設け、刈取装置(4)の下部に該刈取装置(4)の自重を接地支持する橇体(17)を設け、該橇体(17)を刈取装置(4)に対して昇降調節する高さ調節装置(70)を設けたことを特徴とするコンバインとした。
また、請求項2記載の発明は、前記刈取上下シリンダ(39)及び刈取支持シリンダ(42)を、支持フレーム(12)に連結される第1ピストン(39a,42a)と、該第1ピストン(39a,42a)を伸縮方向へ摺動自在に支持する第2ピストン(39b,42b)と、車台(1)側に連結され第2ピストン(39b,42b)を油圧力によって伸長方向へ押し出す油圧室(39c,42c)を備えたシリンダ(39d,42d)とから構成したことを特徴とする請求項1記載のコンバインとした。
請求項1記載の発明によると、刈取装置4の橇体17を接地させて走行しながら刈取作業を行なう場合には、刈取上下シリンダ39の推力を解除し、刈取装置4の自重を刈取支持シリンダ42によって弾性的に支持するために、刈取装置4を一定の推力で支持して圃場面の凹凸に滑らかに追従させることができ、刈跡が揃って圃場の美観が保たれると共に、刈取装置4が圃場面に突っ込んで破損するような不具合を少なくすることができる。
また、圃場の隅部での旋回時や、畦際の穀稈を刈り取る場合には、刈取上下シリンダ39によって刈取装置4を対地浮上させた位置で安定的に保持できる。これによって、刈取装置4の揺れを少なくすることができ、コンバインの商品価値を高めることができる。また、刈高さが変化しにくくなり、刈取穀稈の長さが揃って、搬送中に穀稈が脱落したり、脱穀装置3で扱ぎ残しを発生するような不具合が少なくなり、刈取作業の能率を向上させることができる。
また、上述のように刈取装置4を対地浮上させた位置で保持して刈取作業を行なう場合に、この刈取装置4の対地浮上高さを高さ調節装置70によって調節することができる。これにより、例えば植立穀稈が長稈の場合には刈取装置4の対地浮上高さを高くして刈取穀稈の長さを短くし、脱穀装置3に適正な扱ぎ深さで供給して脱穀作業を円滑に行なうことができる。
また、請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果を奏するうえに、刈取上下シリンダ39またはこの送油回路が故障した場合でも、刈取支持シリンダ42の推力によって刈取装置4を支持することが可能となり、移動不能の状態に陥りにくくすることができる。
この発明におけるコンバインの実施の形態を、3条刈りのコンバインを例示して説明する。
図1、図14に示すように、コンバインは、車台1の下側に走行装置2を設け、車台1の上側に脱穀装置3を設け、車台1の前側に刈取装置4を設け、車台1上における脱穀装置3の横側に穀粒貯留装置5を設け、該穀粒貯留装置5の前側に操縦部6を設けて構成する。
前記走行装置2は、左右の転輪フレーム7に軸支した転輪8と、車台1の前下部に設けたミッションケース9から駆動される駆動スプロケット10とにわたって、クローラ11を巻き掛けて構成する。
前記脱穀装置3は、扱胴と排塵処理胴と二番処理胴を内装した上部の扱室と、揺動棚と唐箕と一番移送螺旋と二番移送螺旋を内装した下部の選別室とから構成する。(いずれも図示省略)
前記刈取装置4は、刈取装置4全体を車台1側に支持する支持フレーム12の先端部に左右方向の下部支持フレーム13を取り付け、該下部支持フレーム13の前端部に左右方向の下部ギヤケース14の左右方向中央部を取り付け、該下部ギヤケース14の前側から前方へ分草パイプ15を延設し、該分草パイプ15の先端部に分草体16を取り付け、該分草パイプ15の前後方向中間部の下面に橇体17を取り付け、前記下部ギヤケース14の左右両端部から伝動筒18を立ち上げ、該伝動筒18の上端部に多数のラグ19を有した引起装置20の上部後面側を固定し、前記下部ギヤケース14の前側に刈刃21を取り付け、該刈刃21の上側にスターホイル22と掻込ラグベルト23から成る掻込装置24を設け、前記スターホイル22の上側から後方へ向けた株元搬送チェン25と、該株元搬送チェン25から穀稈を引き継いで脱穀装置3のフィードチェンへ供給する供給搬送装置26から成る搬送装置27を設けて構成する。
前記穀粒貯留装置5は、箱型のタンクの底部に底部搬送螺旋28を設け、該底部搬送螺旋28の下手側端部となる穀粒貯留装置5の後外側に、排出装置としての揚穀筒29を設けて構成する。
前記操縦部6は、エンジン30を内装したエンジンカバーの上部に操縦席を設け、該操縦席の前方に前部操作パネル31を設け、操縦席の側方に側部操作パネル32を設けて構成する。前記前部操作パネル31の上側にはハンドル33を設け、該前部操作パネル31の機体外側寄りの位置に操向レバー34を設け、該前部操作パネル31の中央部にはメータパネル35を設ける。また、前記側部操作パネル32には、前記ミッションケース9へ駆動力を入力する静油圧式無段変速装置36の斜盤角度を調節する主変速レバー37と、ミッションケース9内のギヤ変速機構を変速させる副変速レバーと、刈取装置4を駆動させる刈取クラッチレバーと、脱穀装置3を駆動させる脱穀クラッチレバーとを設ける。
しかして、車台1の前部に刈取支持台38を取り付け、該刈取支持台38の上部に支持フレーム12の後端部を上下回動自在に軸支させて取り付ける。そして、車台1の前下部に刈取上下シリンダ39の基部を横軸40によって軸着し、該刈取上下シリンダ39のピストン先端部を支持フレーム12側に設けたステーに横軸41によって軸着して取り付ける。また、車台1の前下部に刈取支持シリンダ42の基部を横軸43によって軸着し、該刈取支持シリンダ42のピストン先端部を支持フレーム12側に設けたステーに横軸44によって軸着して取り付ける。前記刈取支持シリンダ42は、刈取上下シリンダ39の上側に配置する。
図5に示すように、前記刈取上下シリンダ39は、支持フレーム12に軸着される第1ピストン39aと、該第1ピストン39aを伸縮方向へ摺動自在に嵌合支持する第2ピストン39bと、車台1側に軸着され第2ピストン39bを油圧力によって伸長方向へ押し出す油圧室39cを備えたシリンダ39dとから構成する。
これにより、図5−Aに示すように、油圧室39cに作動油が流入していない状態では、刈取装置4の自重によって第1ピストン39aが第2ピストン39bの嵌合穴の端部まで入り込んだ状態で、この第2ピストン39bがシリンダ39dの端部まで入り込み、最短縮状態となる。
そして、図5−Bに示すように、後述の刈取支持シリンダ42によって刈取装置4の自重を支持した状態では、刈取装置4が橇体17の接地反力によって押し上げられると、刈取上下シリンダ39の第1ピストン39aが第2ピストン39bの嵌合穴から抜け出て、刈取装置4の浮上が許容される。
また、図5−Cに示すように、刈取支持シリンダ39の油圧室39cに作動油が流入すると、刈取装置4の自重による反力で第1ピストン39aが第2ピストン39bの嵌合穴の端部まで入り込んだ状態のまま、この第1ピストン39aと第2ピストン39bとが一体で、シリンダ39dから伸び出す。この際の油圧室39cへの送油圧力は、後述する油圧回路より供給され、刈取装置4の自重よりも大きな推力となる。
同様に、図6に示すように、前記刈取支持シリンダ42も、支持フレーム12に軸着される第1ピストン42aと、該第1ピストン42aを伸縮方向へ摺動自在に嵌合支持する第2ピストン42bと、車台1側に軸着され第2ピストン42bを油圧力によって伸長方向へ押し出す油圧室42cを備えたシリンダ42dとから構成する。
そして、図6―Aに示すように、上記刈取支持シリンダ39が短縮状態にあり、且つ、油圧室42cに作動油が流入していない状態では、刈取装置4の自重によって第1ピストン42aが第2ピストン42bの嵌合穴の端部まで入り込んだ状態で、この第2ピストン42bがシリンダ42dの端部まで入り込み、最短縮状態となる。
そして、図6−Bに示すように、上述の刈取支持シリンダ39を伸長させた状態から橇体17が接地するまで該刈取上下シリンダ39を短縮させてから停止し、刈取支持シリンダ42の油圧室42cへの送油によって該刈取支持シリンダ42で刈取装置4の自重を支持した状態では、刈取装置4の自重によって刈取支持シリンダ42の第1ピストン42aが第2ピストン42bの嵌合穴の端部まで入り込んだ待機状態となる。この際の油圧室42cへの送油圧力は、後述する油圧回路により供給され、刈取支持シリンダ42は、刈取装置4の自重と略等しい推力を発揮する。
この状態で、刈取装置4が橇体17の接地反力によって押し上げられると、刈取支持シリンダ42の第1ピストン42aが第2ピストン42bの嵌合穴から抜け出て、刈取装置4の浮上が許容される。
また、図6−Cに示すように、刈取支持シリンダ42の油圧室42cに作動油が流入すると、刈取装置4の自重による反力で第1ピストン42aが第2ピストン42bの嵌合穴の端部まで入り込んだ状態のまま、この第1ピストン42aと第2ピストン42bとが一体で、シリンダ42dから伸び出す。この際、上述のように、刈取支持シリンダ42の推力は、刈取装置4の自重と略等しい程度のものであるが、後述する油圧回路の切換操作によって、この刈取支持シリンダ42の推力を、刈取上下シリンダ3の推力と同等のものにすることができる。これによって、刈取上下シリンダ39の送油回路が故障して、該刈取上下シリンダ39が作動不能となっても、刈取支持シリンダ42を伸長作動させて刈取装置4を上昇させることができ、圃場で刈取装置4を接地させたままとなって走行不能となるような不具合を解消することができる。
図7に示すように、上述の油圧回路は、ギヤポンプ43から分流弁44と方向切換弁45を経て刈取上下シリンダ39の油圧室39cに至る送油経路と、前記分流弁44から方向切換弁46を経てミッションケース9内の左右のサイドクラッチを遮断操作する左右のプッシュシリンダ47へ至る送油経路と、前記左右のプッシュシリンダ47の返油路から静油圧式無段変速装置36のチャージ回路48に圧油を補給する送油経路と、前記のギヤポンプ43とは別のギヤポンプ49から刈取支持シリンダ42の油圧室42cに至る送油路にリリーフ圧可変電磁弁50を接続した送油回路を備える。
これにより、前記方向切換弁45を操向レバー34の前後傾動操作によって切り換えると、刈取上下シリンダ39の油圧室39cへ送油される。
また、前記リリーフ圧可変電磁弁50を作動させると、刈取支持シリンダ42の油圧室42cへ送油される。このリリーフ圧可変電磁弁50の作動量を操縦部に設けたダイヤル65によって調節することにより、刈取支持シリンダ42の油圧室42cへ送油される作動油の圧力を変更できる。
また、図8に示す油圧回路は、図7のリリーフ圧可変電磁弁50に代えて、手動の可変リリーフ弁51を設けた構成である。手動操作でこの可変リリーフ弁51のリリーフ圧を変更し、刈取支持シリンダ42の油圧室42cへ送油される作動油の圧力を変更できる。
また、図9に示す油圧回路は、図8の構成に加えて、ギヤポンプ49の下手側に方向切換弁52を介装し、刈取支持シリンダ42へ送油する状態と、静油圧式無段変速装置36のチャージ回路48にチャージ油を補給する状態とに切り換える構成である。
また、図10に示す油圧回路は、静油圧式無段変速装置3のチャージポンプ53の吐出油を、刈取支持シリンダ42へ送油する構成とし、該送油経路の途中からリリーフ圧可変電磁弁54を介して、静油圧式無段変速装置3の閉回路内に作動油を補給する構成である。
また、図11に示す油圧回路は、上記図10の油圧回路におけるリリーフ圧可変電磁弁54に代えて分流弁55を接続し、該分流弁55の下手側に、刈取支持シリンダ42側と静油圧式無段変速装置3の閉回路側とへ、択一的に送油可能に接続した構成である。
また、図12、図13に示すように、ギヤポンプ49から刈取支持シリンダ42への送油経路中に、アキュムレータ56と切換弁57とを直列に設けてもよい。これにより、切換弁57を開作動させるとギヤポンプ49からの作動油が刈取支持シリンダ42の油圧室42cに流入するが、アキュムレータ56を介しているために、刈取装置4の上下動によって刈取支持シリンダ42の油圧室42c内の圧力が変動しても、この圧力変動をアキュムレータ56によって吸収し、図18に示すように、刈取装置4を圃場面に滑らかに沿わせて刈取走行することができる。
そして、図15に示すように、コントローラ58の入力側に、車台1に対する刈取装置4の高さを検出する刈取高さ検出センサ59と、コンバインの走行速度を検出する車速センサ60と、刈取上下シリンダ39の油圧室39c内の圧力を検出する刈取上下シリンダ保持圧センサ61と、刈取支持シリンダ42の油圧室42c内の圧力を検出する刈取支持シリンダ保持圧センサ62と、刈取クラッチの接続状態を検出する刈取クラッチセンサ63と、差圧変更ダイヤル67とを接続する。また、コントローラ58の出力側に、図7のリリーフ圧可変電磁弁50の作動ソレノイド64または図9の方向切換弁52の作動ソレノイド66を接続する。
これにより、刈取装置4を接地高さ付近の高さに位置付けて刈取走行する場合には、刈取高さ検出センサ59の検出結果によってコントローラ58からリリーフ圧可変電磁弁50の作動ソレノイド64への出力がなされ、刈取支持シリンダ42の油圧室42c内の圧力が刈取装置4の自重に略等しい圧力になるように制御される。また、車台12に対する刈取装置4の高さにかかわらず、刈取支持シリンダ42の油圧室42c内の圧力を常に一定に維持制御する構成としてもよい。これによって、刈取装置4の接地状態を一定に維持できる。また、刈取上下シリンダ39によって刈取装置4を非作業高さまで上昇させると、刈取高さ検出センサ59の検出結果によってコントローラ58から方向切換弁52の作動ソノレイド66へ出力がなされ、刈取支持シリンダ42の油圧室42c内へ送油されない状態となる。これによって、エンジン30の馬力損失を少なくすることができる。
また、刈取支持シリンダ保持圧センサ62によって刈取支持シリンダ42の油圧室42c内の圧力を検出し、この圧力が一定になるようにリリーフ圧可変電磁弁50を制御すれば、刈取装置4の接地状態を一定に維持でき、刈取作業の能率が高まる。
また、刈取上下シリンダ保持圧センサ61によって検出される刈取上下シリンダ39の油圧室39c内の圧力と、刈取支持シリンダ保持圧センサ62によって検出される刈取支持シリンダ42の油圧室42c内の圧力との差が、常に一定になるようにリリーフ圧可変電磁弁50を制御すれば、刈取装置4の橇体17の接地圧を一定に維持でき、刈取装置4を滑らかに圃場面に追従させて、能率良く作業を行なうことができる。
また、上述の差圧変更ダイヤル67の操作によって、この刈取上下シリンダ39の油圧室39c内の圧力と刈取支持シリンダ42の油圧室42c内の圧力との差を任意に変更できる構成とすれば、刈取装置4に補助デバイダなどの作業機を装着しても、これによる刈取装置4の自重の増加で刈取装置4の接地追従性が変わってしまうようなことがなくなり、図17に示すように、刈取作業の能率を高く維持することができる。
また、車速が速くなるほど刈取装置4が圃場面に突っ込みやすくなるが、車速センサ60の検出結果に基づき、車速が速くなるほど刈取支持シリンダ42の油圧室42c内の圧力が高まるように構成すれば、刈取装置4が圃場面から突き上げられた場合に迅速に上方へ退避できるために、高速走行時であっても刈取装置4が圃場面に突っ込みにくくなり、刈取装置4の破損を防止することができる。
また、図19に示すように、分草パイプ15を上方へ湾曲させて湾曲部71を形成し、この湾曲部71の下側空間に橇体17を配置する。
そして、この分草パイプ15にリンクアーム72,72の中間部を横軸73,73によって軸着し、該リンクアーム72,72の下端部に橇体17を横軸74,74で軸着する。また、前記リンクアーム72,72の上端部間を連動ロッド75で連結し、該連動ロッド75を前後方向に押し引き駆動する電動モータ76を設ける。以上の構成を高さ調節装置70と称する。この構成は、刈取装置4の左右両側に設ける。
前記電動モータ76は、操縦部6に設けた設定ダイヤル77の操作によって作動させるように構成する。これにより、操縦部6から、刈取装置4に対する橇体17の高さを任意に調節することができる。
また、コンバインの走行速度の検出結果に応じて電動モータ76を作動させる制御手段を設け、この走行速度が高速化するほど橇体17を刈取装置4に対して下降させ、刈取装置4の対地高さを高くするように構成してもよい。これによって、分草体16が圃場面に突っ込んで破損する不具合を少なくすることができる。
また、コンバインの後進を検出して電動モータ76を作動させる制御手段を設け、コンバインが後進した場合に橇体17を刈取装置4に対して上昇させて、該橇体17が前記湾曲部71の下側空間に格納されるように構成してもよい。これによって、後進時に橇体17が圃場面や雑草等に引っ掛かって破損するような不具合を少なくすることができる。
また、図20に示すように、前記電動モータ76に換えて、連動ロッド75を前後方向に押し引きするプッシュプルワイヤー78を設け、該プッシュプルワイヤー78を押し引き操作する操作レバー79を、前記操縦部6に設けてもよい。これにより、橇体17の高さ調節装置70の製造コストを低減して安価に提供することができる。
また、図21に示すように、支持フレーム12を中間部で分割し、この分割面に前後方向のローリング軸80を設定し、刈取装置4を車台1に対して左右にローリング自在に構成してもよい。これによって、左右の橇体17が設置して刈取装置4の自重を支持しているために、圃場面の左右傾斜に追従して刈取装置4が左右にローリングし、刈取装置4を圃場面に対して平行に維持して、刈取作業を円滑に行なうことができる。
コンバインの説明用側面図である。 図1における要部の拡大図である。 作用状態を示すコンバインの説明用側面図である。 作用状態を示すコンバインの説明用側面図である。 刈取上下シリンダの説明図である。 刈取支持シリンダの説明図である。 第1の油圧回路図である。 第2の油圧回路図である。 第3の油圧回路図である。 第4の油圧回路図である。 第5の油圧回路図である。 コンバインの説明用側面図である。 第6の油圧回路図である。 コンバインの説明用平面図である。 ブロック回路図である。 フローチャートである。 車速と刈取支持シリンダの油圧室内の圧力との関係を示すグラフである。 作用を示す説明図である。 コンバインの説明用側面図である。 コンバインの説明用側面図である。 コンバインの説明用側面図である。
符号の説明
1 車台
2 走行装置
3 脱穀装置
4 刈取装置
12 支持フレーム
16 分草体
17 橇体
20 引起装置
21 刈刃
24 掻込装置
27 搬送装置
38 刈取支持台
39 刈取上下シリンダ
39a 第1ピストン
39b 第2ピストン
39c 油圧室
39d シリンダ
42 刈取支持シリンダ
42a 第1ピストン
42b 第2ピストン
42c 油圧室
42d シリンダ
70 高さ調節装置

Claims (2)

  1. 走行装置(2)を備えた車台(1)の上側に脱穀装置(3)を設け、該脱穀装置(3)の前側に刈取装置(4)を設け、前記車台(1)の前部に刈取支持台(38)を設け、刈取装置(4)を支持する支持フレーム(12)の後端部を該刈取支持台(38)に上下回動自在に取り付け、前記車台(1)側と支持フレーム(12)との間に、刈取装置(4)の自重よりも大きな推力によって該刈取装置(4)を強制的に上下動させる刈取上下シリンダ(39)と、刈取装置(4)の自重と略同等の推力によって該刈取装置(4)を弾性的に支持する刈取支持シリンダ(42)とを設け、刈取装置(4)の下部に該刈取装置(4)の自重を接地支持する橇体(17)を設け、該橇体(17)を刈取装置(4)に対して昇降調節する高さ調節装置(70)を設けたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記刈取上下シリンダ(39)及び刈取支持シリンダ(42)を、支持フレーム(12)に連結される第1ピストン(39a,42a)と、該第1ピストン(39a,42a)を伸縮方向へ摺動自在に支持する第2ピストン(39b,42b)と、車台(1)側に連結され第2ピストン(39b,42b)を油圧力によって伸長方向へ押し出す油圧室(39c,42c)を備えたシリンダ(39d,42d)とから構成したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
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