JP2016220623A - コンバイン - Google Patents

コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP2016220623A
JP2016220623A JP2015110683A JP2015110683A JP2016220623A JP 2016220623 A JP2016220623 A JP 2016220623A JP 2015110683 A JP2015110683 A JP 2015110683A JP 2015110683 A JP2015110683 A JP 2015110683A JP 2016220623 A JP2016220623 A JP 2016220623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
cylinder device
horizontal cylinder
horizontal
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015110683A
Other languages
English (en)
Inventor
古井 利武
Toshitake Furui
利武 古井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2015110683A priority Critical patent/JP2016220623A/ja
Publication of JP2016220623A publication Critical patent/JP2016220623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

【課題】トラックフレームとメインフレームとの間にサブフレームを設け、該サブフレームに対するメインフレーム及び左右トラックフレームの関係を制御するコンバインを提供する。
【解決手段】右トラックフレーム35及び左トラックフレーム45とメインフレームとの間に配置され、上記右トラックフレーム35及び左トラックフレーム45に高さ方向を変更自在に支持されるサブフレーム50を備え、前後水平シリンダ装置77が、リンクを介して上記メインフレームと上記サブフレーム50との間に連結され、右水平シリンダ装置70が、リンクを介して上記サブフレーム50と上記右トラックフレーム35との間に連結され、左水平シリンダ装置66が、リンクを介して上記サブフレーム50と上記左トラックフレーム45との間に連結される。
【選択図】図4

Description

本発明は、クローラ走行装置と、エンジンを有する走行機体と、を備えるコンバインに係り、詳しくはクローラ走行装置に対して走行機体を傾斜させ水平状態にする水平制御装置に関する。
一般に、不整地や軟弱な湿田にて、走行機体を水平に保つ水平制御装置を備えるコンバインが知られている。
従来、走行クローラを有する走行装置に対して走行機体を左右に傾かせる左右水平シリンダと、走行装置に対して走行機体を前後方向に傾かせる前後水平シリンダと、を有する水平制御装置を備えるコンバインが提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−28929号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のコンバインは、左右水平シリンダ及び前後水平シリンダによって、走行装置に対して走行機体を直接前後方向及び左右方向に傾かせるので、構造が複雑になっている。このため、左右水平シリンダのみを有する左右方向の水平制御構造に前後方向の水平制御構造を追加することが難しいという問題があった。
そこで、本発明は、トラックフレームとメインフレームとの間にサブフレームを設け、該サブフレームに対するメインフレーム及び左右トラックフレームの関係を制御し、もって上述した課題を解決するコンバインを提供することを目的とする。
本発明は、右トラックフレーム(35)を有する右クローラ走行部(30)及び左トラックフレーム(45)を有する左クローラ走行部(31)からなるクローラ走行装置(2)と、メインフレーム(7)を有する走行機体(5)と、前記走行機体(5)に対して前記右トラックフレーム(35)及び左トラックフレーム(45)の高さ及び前後角度を変化して前記走行機体(5)を前後方向及び左右方向に水平に制御する水平制御装置(3)と、を備えるコンバイン(1)において、
前記右トラックフレーム(35)及び前記左トラックフレーム(45)と前記メインフレーム(7)との間に配置され、前記メインフレーム(7)に、前後方向に揺動可能に連結されると共に、前記右トラックフレーム(35)及び前記左トラックフレーム(45)に高さ方向を変更自在に支持されるサブフレーム(50)を備え、
前記水平制御装置(3)は、前記メインフレーム(7)に対する前記サブフレーム(50)の前後方向の角度を制御し得る前後水平シリンダ装置(77)と、
前記右トラックフレーム(35)に対する前記サブフレーム(50)の高さを制御し得る右水平シリンダ装置(70)と、
前記左トラックフレーム(45)に対する前記サブフレーム(50)の高さを制御し得る左水平シリンダ装置(66)と、を有してなる、
ことを特徴とする。
例えば図3及び図4を参照して、前記前後水平シリンダ装置(77)のシリンダ(80)が、前記メインフレーム(7)に取り付けられ、該前後水平シリンダ装置(77)のピストン(79)が、リンクを介して前記サブフレーム(50)に連結され、
前記右水平シリンダ装置(70)のシリンダ(93)が、前記サブフレーム(50)に取り付けられ、該右水平シリンダ装置(70)のピストン(95)が、リンクを介して前記右トラックフレーム(35)に連結され、
前記左水平シリンダ装置(66)のシリンダ(69)が、前記サブフレーム(50)に取り付けられ、該左水平シリンダ装置(66)のピストン(67)が、リンクを介して前記左トラックフレーム(45)に連結されてなる。
例えば図2及び図7を参照して、前記メインフレーム(7)に、前記前後水平シリンダ装置(77)を制御する前後水平バルブ(83)と、前記右水平シリンダ装置(70)を制御する右水平バルブ(85)と、前記左水平シリンダ装置(66)を制御する左水平バルブ(86)と、を一体的に収納するバルブケース(82)が設置されてなる。
例えば、図2を参照して、前記メインフレーム(7)は、前記前後方向に延びると共に、前記右水平シリンダ装置(70)及び前記左水平シリンダ装置(66)を間に挟んで幅方向に平行に配置される第1のフレーム(87)及び第2のフレーム(89)を有し、
前記右水平シリンダ装置(70)と前記右水平バルブ(85)とを接続する右ホース(90)は、前記第1のフレーム(87)に沿って配索され、
前記左水平シリンダ装置(66)と前記左水平バルブ(86)とを接続する左ホース(92)は、前記第2のフレーム(89)に沿って配索される。
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に記載の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る発明は、右水平シリンダ装置及び左水平シリンダ装置によって右トラックフレーム及び左トラックフレームに対するサブフレームの高さが制御され、前後水平シリンダ装置によってサブフレームに対するメインフレームの前後方向の角度が制御されるので、サブフレームを介して、クローラ走行装置に対するメインフレームの前後方向及び左右方向の角度をそれぞれ制御することができ、簡単な構造で、走行機体の前後方向及び左右方向の水平制御を行うことができる。また高さを制御する構造部と前後方向の角度を制御する構造部を切り分けることができる。これにより、左右方向の水平制御構造に前後水平シリンダ装置を追加することによって、容易に前後方向及び左右方向に走行機体を制御する水平制御を設けることができる。
請求項2に係る発明は、メインフレームに前後水平シリンダ装置が連結され、サブフレームに右水平シリンダ装置及び左水平シリンダ装置が連結されるので、前後水平シリンダ装置、右水平シリンダ装置及び左水平シリンダ装置の力がメインフレーム及びサブフレームに分散され、機体の耐久性を向上することができる。
請求項3に係る発明は、前後水平バルブ、右水平バルブ及び左水平バルブが一体になって設置されるので、複数のバルブをコンパクトに設置することができる。
請求項4に係る発明は、右ホースが第1のフレームに沿って配索され、左ホースが第2のフレームに沿って配索されるので、例えば幅方向中央にある他の配線及びホースと、右ホース及び左ホースと、が区別しやすくなり、メンテナンス性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るコンバインを示す側面図。 本発明の実施の形態に係るクローラ走行装置、水平制御装置及びサブフレームを示す平面図。 本発明の実施の形態に係るクローラ走行装置、水平制御装置及びサブフレームを示す側断面図。 本発明の実施の形態に係る水平制御装置及びサブフレームを示す斜視図。 本発明の実施の形態に係る水平制御装置、メインフレーム及びサブフレームを示す斜視図。 本発明の実施の形態に係る水平制御装置及びサブフレームを示す側面図。 本発明の実施の形態に係るバルブケースの油圧回路図。 本発明の実施の形態に係る水平制御装置及びサブフレームの前後傾斜時における側面図で、(a)は前傾時の図、(b)は後傾時の図。 本発明の実施の形態に係るクローラ走行装置、水平制御装置及びサブフレームの前後傾斜時における側断面図で、(a)は前傾時の図、(b)は後傾時の図。 本発明の実施の形態に係るコンバインの前後傾斜時における側面図で、(a)は前傾時の図、(b)は後傾時の図。 本発明の実施の形態に係る水平制御装置及びサブフレームの左側上昇時における側面図。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。自脱型コンバイン1(コンバイン)は、図1に示すように、クローラ走行装置2と、該クローラ走行装置2に水平制御装置3を介して支持される走行機体5と、上記走行機体5の前方に昇降自在に取り付けられた前処理部6と、を備える。上記走行機体5には、下部にメインフレーム7が設けられ、該メインフレーム7の上方に、前方から運転操作部9と、トランスミッション10と、エンジンEと、刈取った穀稈から穀粒を脱穀する脱穀部11と、脱穀された穀粒を一時貯留するグレンタンク12と、が搭載されている。上記走行機体5の上部には、上記グレンタンク12内の穀粒を機外へ排出する排出オーガ13が配置されている。
上記前処理部6は、前部に設けられる穀稈を分草するデバイダ15と、該デバイダ15の後方で分草された穀稈を引起こす引起装置(不図示)と、穀稈を刈取るレシプロ式の刈刃16と、を有する。さらに、上記前処理部6は、引起こされた穀稈の株元側を掻き込む株元掻込装置17と、上記刈刃16によって刈取られた穀稈を後方に搬送して上記脱穀部11のフィードチェーン19に受け渡す搬送装置20と、を有する。上記前処理部6の両側面には、着脱自在なサイドカバー21が配設される。
上記搬送装置20は、株元掻込装置17から後送された穀稈の株元側を搬送する主株元搬送体(不図示)と、その穂先側を搬送する穂先搬送体22と、を有する。また上記搬送装置20は、これらによって後方に搬送されて合流した穀稈の株元側を搬送する後方株元搬送体23と、穀稈の扱ぎ深さを調節する扱深搬送体25と、を有する。上記主株元搬送体及び上記穂先搬送体22によって後方に搬送された穀稈は、上記扱深搬送体25によって穀稈の挟持位置が変更されつつ、上記後方株元搬送体23に受け渡され、更に上記フィードチェーン19へと受け渡される。
上記脱穀部11は、上部に扱胴を内蔵した扱室(不図示)を有し、該扱室の下方には、扱室から漏下した穀粒を含む夾雑物を、揺動選別及び風選別する選別室(不図示)を有する。上記扱室の機体外側には、上記フィードチェーン19が配設され、上記フィードチェーン19の上方側には、スプリング26によって下方に付勢される挟持レール27が配置される。上記フィードチェーン19は、上記挟持レール27との間に穀稈を挟持して、穀稈の穂先側を上記扱室内に通過させながら搬送し、穀稈の脱穀を行う。上記扱室の上方は、脱穀カバー29で覆われている。
上記クローラ走行装置2は、図2に示すように、左右一対の右クローラ走行部30及び左クローラ走行部31を有する。上記右クローラ走行部30は、図2及び図3に示すように、無端帯状のクローラ32と、該クローラ32を地面に接地させる接地転輪33と、該接地転輪33に支持される右トラックフレーム35と、を有する。該右トラックフレーム35には、回動可能に取付フレーム36の一端が連結され、該取付フレーム36の他端には、揺動転輪37が設けられており、該揺動転輪37は、地面の凹凸に対応して上下に揺動しながら上記クローラ32を地面に接地させる。上記右トラックフレーム35には、上記トランスミッション10から上記走行機体5の幅方向に延びる車軸39に連結される駆動スプラケット40が取り付けられている。なお、図3に示された上記駆動スプラケット40は、上記左クローラ走行部31に設けられたものであり、同様な駆動スプラケット40が、図2に示すように、上記右クローラ走行部30にも設けられている。上記右トラックフレーム35には、上記クローラ32の垂れ下がりを防ぐ支持輪41と、先端にアイドルローラ42が取り付けられ、伸縮自在な調整装置43と、が設けられており、上記アイドルローラ42によって上記クローラ32に張力が与えられる。なお、右クローラ走行部30について説明したが、上記左クローラ走行部31も上記右トラックフレーム35と一対の左トラックフレーム45を有し、同様の構造をしている。
ここで、上記水平制御装置3を図3、図4及び図5に沿って説明する。上記水平制御装置3は、上記クローラ走行装置2に連結し、上記クローラ走行装置2に対する上記走行機体5の左右水平制御を担う左右水平制御部と、上記メインフレーム7に連結され、上記クローラ走行装置2に対する上記メインフレーム7の前後角度を変化させ、前後水平制御を行う前後水平制御部49と、からなる。該左右水平制御部は、上記右トラックフレーム35と上記メインフレーム7との高さを制御する右水平制御部46と、上記左トラックフレーム45と上記メインフレーム7との高さを制御する左水平制御部47と、を有する。上記右トラックフレーム35及び左トラックフレーム45とメインフレーム7との間には、サブフレーム50が設けられており、上記前後水平制御部49、上記右水平制御部46及び左水平制御部47は、上記サブフレーム50を介して連結されている。
上記左水平制御部47は、図4及び図6に示すように、上記左トラックフレーム45の上部に前後にずれて設けられた軸51及び軸52に連結される平行リンク53と、上記平行リンク53の上部に連結される左水平シリンダ装置66と、を有する。上記平行リンク53は、上記軸51に回動可能に連結される後方支持フレーム55と、上記軸52に回動可能に連結される前方支持フレーム56と、を有する。また上記平行リンク53は、一端が上記後方支持フレーム55と回動可能に連結され、他端が前方支持フレーム56と回動可能に連結され、上記平行リンク53の上部を構成する連結ロッド57を有する。上記後方支持フレーム55は、一端が上記軸51に連結される第1の後方昇降アーム59と、上記第1の後方昇降アーム59の他端から幅方向に延びる軸60と、を有する。さらに上記後方支持フレーム55は、上記第1の後方昇降アーム59とは反対の軸60の端に下部が固定され、中部が上記連結ロッド57に連結される第2の後方昇降アーム61を有する。上記前方支持フレーム56は、一端が上記軸52に連結される第1の前方昇降アーム62と、上記第1の前方昇降アーム62の他端から幅方向に延びる軸63と、を有する。さらに上記前方支持フレーム56は、上記第1の前方昇降アーム62とは反対の軸63の端に下部が固定され、上部が上記連結ロッド57に連結される第2の前方昇降アーム65を有する。上記第2の後方昇降アーム61の上部には、上記左水平シリンダ装置66のピストンロッド67(ピストン)が回動可能に連結される。また上記軸63は、図5に示すように、上記メインフレーム7に回動可能に連結される。
上記サブフレーム50は、図4及び図6に示すように、上記軸60及び軸63と回動可能に連結され、上記平行リンク53を介して、上記右トラックフレーム35及び左トラックフレーム45に高さ方向を変更自在に支持されると共に、上記軸63を介して、上記メインフレーム7と前後方向に揺動可能に連結される。上記サブフレーム50の上部には、左水平シリンダ装置66のシリンダ69が回動可能に連結される。なお、上記右水平制御部46は、上記左水平制御部47と同様な構造であり、右水平シリンダ装置70を有する。上記右水平シリンダ装置70のシリンダ93は、同様に上記記サブフレーム50に取り付けられ、上記右水平シリンダ装置70のピストンロッド95は、リンクを介して上記右トラックフレーム35に連結される。
上記前後水平制御部49は、図6に示すように、一端が上記サブフレーム50の後部と回動可能に連結され、他端が上記メインフレーム7に設けられた軸72と回動可能に連結される連結リンク71を有する。上記連結リンク71は、上記サブフレーム50に連結される第1のローリングアーム73と、上記軸72に連結される第2のローリングアーム75と、上記第1のローリングアーム73及び第2のローリングアーム75を回動可能に連結する軸76と、を有する。なお、上記前後水平制御部49の左部について説明したが、右部も同様の構造になっている。
上記前後水平制御部49の右部にも、図5及び図6に示すように、左部と同様に、第2のローリングアーム75を有するが、右部の第2のローリングアーム75の上方には、突出する突出部75Aが設けられている。上記突出部75Aには、前後水平シリンダ装置77のピストンロッド79が回動可能に連結される。上記前後水平シリンダ装置77のシリンダ80は、上記メインフレーム7に固定される支持台81の上部と回動可能に連結される。
上記メインフレーム7の右前方の上部には、図2に示すように、バルブケース82が設けられている。上記バルブケース82には、図7に示すように、上記前後水平シリンダ装置77を制御する前後水平バルブ83と、上記右水平シリンダ装置70を制御する右水平バルブ85と、上記左水平シリンダ装置66を制御する左水平バルブ86と、が他の複数のバルブと共に一体的に収納されている。
上記メインフレーム7は、図2に示すように、前後方向に延びると共に、上記右水平シリンダ装置70及び上記左水平シリンダ装置66を間に挟んで幅方向に並んで配置される第1のフレーム87及び第2のフレーム89を有する。上記右水平シリンダ装置70と上記バルブケース82内の上記右水平バルブ85とを接続する右ホース90と、上記前後水平シリンダ装置77と上記バルブケース82内の上記前後水平バルブ83とを接続する前後ホース91と、が上記第1のフレーム87に沿って配索されている。また、上記左水平シリンダ装置66と上記バルブケース82内の上記左水平バルブ86とを接続する左ホース92が上記第2のフレーム89に沿って配索されている。
本実施の形態は、以上のような構成からなるので、前後水平シリンダ装置77のピストンロッド79を伸ばすと、図8(a)及び図9(a)に示すように、第2のローリングアーム75は軸72を中心に反時計周りに回動する。これにより、第1のローリングアーム73は下方に押され、第1のローリングアーム73が連結するサブフレーム50の後部も下方に動作する。サブフレーム50は、軸63にてメインフレーム7と回動可能に連結されているので、メインフレーム7に対して軸63を中心に時計回りに回動する。従って、相対的にサブフレーム50に対してメインフレーム7は軸63を中心に反時計回りに回動し、図10(a)に示すように、クローラ走行装置2に対して走行機体5は前傾になる。また、前後水平シリンダ装置77のピストンロッド79を縮めると、図8(b)、図9(b)及び図10(b)に示すように、上述の反対の動作が生じ、クローラ走行装置2に対して走行機体5は後傾になる。
左水平シリンダ装置66のピストンロッド67を伸ばすと、図11に示すように、第2の後方昇降アーム61は後方に押され、後方支持フレーム55は、軸60を中心に時計回りに回動し、軸51は下方に動く。第2の後方昇降アーム61が後方に動くと、連結ロッド57を介して連結される第2の前方昇降アーム65も後方に動き、前方支持フレーム56は、軸63を中心に時計回りに回動し、軸52は下方に動く。軸51及び軸52が下方に動くので、サブフレーム50に対して左トラックフレーム45は下方に動く。従って、相対的に左トラックフレーム45に対してサブフレーム50及びメインフレーム7は上昇し、走行機体5の左側は上昇する。また、右水平シリンダ装置70のピストンロッド95を伸ばすと、左水平シリンダ装置66と同様に動作し、右トラックフレーム35に対して相対的にサブフレーム50及びメインフレーム7は上昇し、走行機体5の右側は上昇する。
上述のように、右水平シリンダ装置70及び左水平シリンダ装置66は、サブフレーム50に取り付けられるので、右水平シリンダ装置70の力は、サブフレーム50と右トラックフレーム35との間にて作用し、左水平シリンダ装置66の力は、サブフレーム50と左トラックフレーム45との間にて作用する。これにより、前後水平シリンダ装置77、右水平シリンダ装置70及び左水平シリンダ装置66の力を一つのフレームに集中させず、メインフレーム7及びサブフレーム50に分散させ、耐久性を向上させることができる。
前後ホース91及び右ホース90は第1のフレーム87に沿って配索され、左ホース92は第2のフレーム89に沿って配索されるので、幅方向中央にある他の配線及びホースと、前後ホース91、右ホース90及び左ホース92と、が区別しやすくなり、メンテナンス性を向上させることができる。
前後水平バルブ83、右水平バルブ85及び左水平バルブ86が一体的にバルブケース82に集約されるので、複数のバルブをコンパクトに設置することができ、油圧配管のメンテナンス性を向上させることができる。また組み立て時の作業工数を削減することができる。
なお、上述した実施の形態は、自脱型コンバインについて説明したが、汎用型コンバインにも同様に適用可能である。
1 コンバイン(自脱型コンバイン)
2 クローラ走行装置
3 水平制御装置
5 走行機体
7 メインフレーム
30 右クローラ走行部
31 左クローラ走行部
35 右トラックフレーム
45 左トラックフレーム
50 サブフレーム
66 左水平シリンダ装置
67 ピストン(ピストンロッド)
69 シリンダ
70 右水平シリンダ装置
77 前後水平シリンダ装置
79 ピストン(ピストンロッド)
80 シリンダ
82 バルブケース
83 前後水平バルブ
85 右水平バルブ
86 左水平バルブ
87 第1のフレーム
89 第2のフレーム
90 右ホース
92 左ホース
93 シリンダ
95 ピストン(ピストンロッド)

Claims (4)

  1. 右トラックフレームを有する右クローラ走行部及び左トラックフレームを有する左クローラ走行部からなるクローラ走行装置と、メインフレームを有する走行機体と、前記走行機体に対して前記右トラックフレーム及び左トラックフレームの高さ及び前後角度を変化して前記走行機体を前後方向及び左右方向に水平に制御する水平制御装置と、を備えるコンバインにおいて、
    前記右トラックフレーム及び前記左トラックフレームと前記メインフレームとの間に配置され、前記メインフレームに、前後方向に揺動可能に連結されると共に、前記右トラックフレーム及び前記左トラックフレームに高さ方向を変更自在に支持されるサブフレームを備え、
    前記水平制御装置は、前記メインフレームに対する前記サブフレームの前後方向の角度を制御し得る前後水平シリンダ装置と、
    前記右トラックフレームに対する前記サブフレームの高さを制御し得る右水平シリンダ装置と、
    前記左トラックフレームに対する前記サブフレームの高さを制御し得る左水平シリンダ装置と、を有してなる、
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記前後水平シリンダ装置のシリンダが、前記メインフレームに取り付けられ、該前後水平シリンダ装置のピストンが、リンクを介して前記サブフレームに連結され、
    前記右水平シリンダ装置のシリンダが、前記サブフレームに取り付けられ、該右水平シリンダ装置のピストンが、リンクを介して前記右トラックフレームに連結され、
    前記左水平シリンダ装置のシリンダが、前記サブフレームに取り付けられ、該左水平シリンダ装置のピストンが、リンクを介して前記左トラックフレームに連結されてなる、
    請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記メインフレームに、前記前後水平シリンダ装置を制御する前後水平バルブと、前記右水平シリンダ装置を制御する右水平バルブと、前記左水平シリンダ装置を制御する左水平バルブと、を一体的に収納するバルブケースが設置されてなる、
    請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記メインフレームは、前記前後方向に延びると共に、前記右水平シリンダ装置及び前記左水平シリンダ装置を間に挟んで幅方向に平行に配置される第1のフレーム及び第2のフレームを有し、
    前記右水平シリンダ装置と前記右水平バルブとを接続する右ホースは、前記第1のフレームに沿って配索され、
    前記左水平シリンダ装置と前記左水平バルブとを接続する左ホースは、前記第2のフレームに沿って配索される、
    請求項3に記載のコンバイン。
JP2015110683A 2015-05-29 2015-05-29 コンバイン Pending JP2016220623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015110683A JP2016220623A (ja) 2015-05-29 2015-05-29 コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015110683A JP2016220623A (ja) 2015-05-29 2015-05-29 コンバイン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016220623A true JP2016220623A (ja) 2016-12-28

Family

ID=57745020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015110683A Pending JP2016220623A (ja) 2015-05-29 2015-05-29 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016220623A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015046533A1 (ja) 作業車両
JP2013169949A (ja) 作業機のクローラ走行装置
JP5134604B2 (ja) クローラ走行作業車
JP5006854B2 (ja) 作業機
JP2009078772A (ja) クローラ走行装置のクローラ張力調整装置
JP2016220623A (ja) コンバイン
JP4773285B2 (ja) 刈取収穫機における注油装置
JP2003002260A (ja) 作業車のクローラ式走行装置
JP2009078771A (ja) 作業機のクローラ走行装置
JP2015067210A (ja) 作業車両
JP3824194B2 (ja) 普通形コンバインの水平制御装置
JP3794495B2 (ja) コンバイン
JP6245764B2 (ja) コンバイン
JP2015067207A (ja) 作業車両
JP2010083242A (ja) クローラ走行装置
JP2015067209A (ja) 作業車両
JPH11155345A (ja) 作業車の走行装置
JP3449786B2 (ja) コンバインの刈取装置
JP2009178042A (ja) コンバイン
JP2005151905A (ja) コンバイン
JP2011135830A (ja) コンバイン
JP2010095186A (ja) クローラ走行装置
JP2015065940A (ja) コンバイン
JP2005151906A (ja) 刈取収穫機
JPH10278838A (ja) コンバインのシャーシフレーム構造