JP4084529B2 - 汎用コンバインのセカンドモア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汎用コンバインのクローラ前方に設けるセカンドモアの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、一般には、汎用コンバインのフィーダハウス前部に設けた刈刃にて穀稈を刈り取り、フィーダハウス内に穀稈を掻き込んで脱穀装置に配送していたが、掻き込む稈の部分を少なくすることにより、脱穀装置への負担を軽減して作業効率を更に向上させたい場合には、刈刃による刈取時の地上高さを高くして作業を行う。この時、長目の残稈を、前記刈刃とクローラとの間に配設したセカンドモアで根元から刈り取るようにする構成が公知となっている。また、刈取高さを一定にするため、機体の左右方向への傾きに関わらず刈取部を水平を維持するための水平制御に関する技術も公知とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のセカンドモアの昇降については、機体フレームに回動中心を設けたり、あるいは、フィーダハウス側面に平行リンク機構を設けて行われていたため、刈取部の水平制御時には、刈取部に配設した刈刃と、機体フレームやフィーダハウスに配設したセカンドモアの刈刃(以下「副刈刃」とする)との位置関係が大きく変動し、刈刃による刈取高さは均一化できても、刈り取った後の残稈の除去が十分に行なえずに、別途に再除去作業が必要になる、という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、脱穀部(18)前部より昇降可能にフィーダハウス(10)を突設し、該フィーダハウス(10)前部に刈取部(8)を設け、該フィーダハウス(10)の前部と、該刈取部(8)を支持する刈取フレーム(51)の後部との間に回動支点軸(230)を介して連結し、前記刈取部(8)を支持する刈取フレーム(51)の後面にセカンドモア(20)を装着し、該セカンドモア(20)を、刈取フレーム(51)の後面の左右に配置した平行リンク(56・57)(58・59)により支持し、昇降シリンダ(65・70)により、前記左右の平行リンク(56・57)(58・59)の上リンク(56・58)と下リンク(57・59)の長さを、上リンク(56・58)が下リンク(57・59)よりも短かく構成し、該刈取部(8)の昇降によるセカンドモア(20)の刈刃(67)の姿勢変化を解消すべく構成したものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の汎用コンバインのセカンドモアにおいて、前記セカンドモア(20)の側部に配置した刈刃駆動ケース(81)から後方に、セカンドモアの刈刃(67)に動力を伝達する駆動軸(83)を突出し、該駆動軸(83)を、セカンドモアの刈刃(67)の往復動面に対して、平行ではなく、斜めに開いた傾斜姿勢に構成したものである。
【0007】
【請求項3】 請求項1記載の汎用コンバインのセカンドモアにおいて、前記セカンドモア(20)の昇降シリンダ(65・70)近傍に、昇降用の操作スイッチ(22・23)を配設し、前記操作スイッチ(22・23)は、運転席(15)に設けた脱穀クラッチレバーや刈取クラッチレバーによる脱穀部(18)・刈取部(8)の操作とは異なる独立した操作駆動系としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は本発明に係わる汎用コンバインの全体側面一部断面図、図2は刈取部の左側面図、図3は同じく右側面図、図4は同じく部分正面図、図5は同じく部分展開図、図6は刈取部のプラットホームとフィーダハウスとの連結構成の側面図、図7はプラットホームの連結構成の部分背面図、図8は同じく部分側面断面図、図9はプラットホーム下部の連結構成の部分底面図、図10はプラットホーム上部の連結構成の部分平面図、図11はセカンドモアの左側面図、図12は同じく平面一部断面図、図13はセカンドモアの右側面図、図14は同じく部分右側面拡大図、図15は同じく平面一部断面図、図16は刈取部が低位置におけるセカンドモアの収納状況を示す側面図、図17は刈取部が中位置におけるセカンドモアの配置状況を示す側面図、図18は刈取部が高位置におけるセカンドモアの配置状況を示す側面図、図19は上下のリンク長が異なる場合のセカンドモアの姿勢を示す模式図であり、(a)は上昇時の模式図、(b)は下降時の模式図、図20は上下のリンク長が略同一の場合のセカンドモアの姿勢を示す模式図であり、(a)は上昇時の模式図、(b)は下降時の模式図である。
【0010】
初めに、コンバインの全体構成について、図1により説明する。クローラー式走行装置1上に機枠フレーム13が搭載され、該機枠フレーム13上に選別装置19や脱穀部18と、エンジン48等を収納するエンジンルーム49が載置固定され、前記脱穀部18上にはグレンタンク30が配置され、該グレンタンク30側部にはその内部に貯留された穀粒を排出する排出オーガ40が配置されている。
【0011】
また、前記機枠フレーム13より前方には刈取部8が突出されている。該刈取部8はプラットホーム2内に横送りオーガ3を左右方向に収納し、回転駆動することによって穀稈を略左右中央に集めるようにしている。前記プラットホーム2前端下部には刈刃4が横設され、該刈刃4の前上方には掻込リール5が配設されている。前記プラットホーム2の両側の後部上に昇降リンク6の後部が枢支され、該昇降リンク6の前端に前記掻込リール5が回転自在に支持され、油圧モーター等によって掻込リール5が回転駆動される。また、前記プラットホーム2の両側前端には分草板7が配設されている。そして、このプラットホーム2は、図11に示すように、刈取フレーム51で支持され、該刈取フレーム51の後部には固定部材52を介して本発明に係わるセカンドモア20が装着されているのである。
【0012】
前記刈取部8と脱穀部18との間には搬送装置9が配置され、該搬送装置9は、フィーダハウス10内にコンベア11が収納され、前記プラットホーム2の後部左右中心よりやや進行方向に対して左側寄りで、前記横送りオーガ3のスクリュー羽根の送り終端位置に合わせてフィーダハウス10の前端が連通されている。該フィーダハウス10の後端は、脱穀入口12に連通されており、該脱穀入口12には左右水平方向に回転軸心を有する円筒状のビータ34が配置され、穀稈を強制的に脱穀部18へ送るようにしている。
【0013】
そして、フィーダハウス10の下面と機枠フレーム13との間には駆動シリンダ50を介装して、刈取部8を昇降可能としている。さらに、前記フィーダハウス10とビータ34の上方には運転席15や操向ハンドル16等を収納したキャビン17を配置し、該キャビン17は機体左右中央前方の上方位置に配置して視界を良好として、刈取作業を確認し易くしている。
【0014】
次に、本発明に係わるセカンドモア20を装着する刈取部8の各部の駆動構成について、図1乃至図5により説明する。図1に示したように、刈取部8のプラットホーム2は、搬送装置9であるフィーダハウス10前部に連結されており、該フィーダハウス10のコンベア11前部から、刈取部8の横送りオーガ3や刈刃4や掻込リール5の駆動力が取り出されている。
【0015】
ここで、図5に示すように、前記フィーダハウス10後部内の左右両側に駆動スプロケット200・200が搬送駆動入力軸201の左右端部に固設され、該搬送駆動入力軸201端部にはプーリ339が固設され、図示せぬ脱穀部駆動伝達経路を介して、前記エンジン48からの駆動力が伝達される。また、前記フィーダハウス10前部内には従動ローラ202が従動軸203上に固設され、該従動軸203はフィーダハウス10前部の左右側面に軸支されている。前記従動ローラ202外周面の左右端部と前記駆動スプロケット200・200の外周面にチェーン205・205が巻回され、左右のチェーン205・205外周側に適宜間隔を開けて複数のスクレーパプレート204・204・・・の左右端部が固設されコンベア11が形成されている。
【0016】
そして、図2乃至図5に示すように、前記フィーダハウス10前部の右側面に伝達軸221が枢支され、該伝達軸221上にスプロケット229が固設され、搬送駆動入力軸201右端部のスプロケット248との間にチェーンを巻回して、フィーダハウス10右側面を刈取部への駆動伝達経路として駆動力を伝達軸221に伝達している。
【0017】
一方、前記プラットホーム2後面の右側に動力分岐ケース207が配置され、該動力分岐ケース207には、左右に軸芯を有する刈取伝達軸208の前後中央部が回動自在に横架され、該刈取伝達軸208の左端部と、前記伝達軸221の右端部とにユニバーサルジョイント軸206を介して連動連結され、刈取部8の左右の傾きを補正するように回動させて刈取伝達軸208の軸心位置が伝達軸221よりズレても刈取伝達軸208に駆動力を伝達するようにしている。該刈取伝達軸208の右端部を動力分岐ケース207より右側のプラットホーム2右側部まで延出させて、端部に刈取プーリ209が固設されている。
【0018】
また、前記刈取プーリ209前方の、プラットホーム2右側面に軸支された横送りオーガ3のオーガ駆動軸211に従動プーリ222が固設されており、刈取プーリ209よりベルト223を介して刈取伝達軸208の駆動が横送りオーガ3に伝達される。
【0019】
また、前記プラットホーム2右側面前部に刈刃駆動ケース213が固設され、オーガ駆動軸211上の別のプーリ210よりベルト215を介して刈刃駆動ケース213に軸支されるプーリ214に動力を伝達して刈刃駆動ケース213内に駆動力が伝達され、リンク機構を介して刈刃4の駆動刃を左右方向に往復動させて穀稈の株元を切断するようにしている。
【0020】
また、前記動力分岐ケース207には、刈取伝達軸208と平行にリール駆動伝達軸217が軸支され、動力分岐ケース207内で刈取伝達軸208よりの動力が分岐されリール駆動伝達軸217が駆動される。該リール駆動伝達軸217右端部がプラットホーム2右側面より右側に突出され、端部が回動駆動ケース218下部内に挿入されている。該回動駆動ケース218下部がリール駆動伝達軸217に枢支され、該回動駆動ケース218上部に連動枢支軸219が軸支され、リール駆動伝達軸217より、図示せぬプーリ、ベルトを介して連動枢支軸219に駆動力が伝達されている。前記回動駆動ケース218上部にはリール駆動ケース220後部が枢結され、該リール駆動ケース220前部に掻込リール5右端部の駆動軸が軸支され、連動枢支軸219より図示せぬプーリ、ベルトを介して掻込リール5へ駆動力を伝達するようにしている。
【0021】
前記リール駆動ケース220左側面の前後途中部には、略上下に長いガイド溝220aが開口され、掻込リール5へ駆動を伝達するベルトを支持するテンションプーリ249の支持軸249aがガイド溝220aに沿って上下に支持位置を調整自在に配置されており、リール駆動ケース220を取り外すことなくベルトのテンションを調整することができるのである。
【0022】
さらに、前記回動駆動ケース218は上部が前後に回動可能に枢支され、該回動駆動ケース218側部に枢結されており、リール駆動ケース220前部、即ち、掻込リール5が上下に回動可能に支持されている。
【0023】
同様にして、前記プラットホーム2後面の左側上部に回動駆動ケース218と対向する位置に回動アーム225が枢結され、該回動アーム225上部の前記リール駆動ケース220と対向する位置に揺動アーム226が枢支され、該揺動アーム226前端部に掻込リール5左側の枢支軸が枢支され、掻込リール5左右端部が支持されるのである。また、前記プラットホーム2右側の回動駆動ケース218上部のリール駆動ケース220の枢結位置と、プラットホーム2左側の回動アーム225上部の揺動アーム226枢結位置とが補強パイプ216を介して連結され、剛性を高めている。
【0024】
図2、図3に示すように、前記リール駆動ケース220及び揺動アーム226と、プラットホーム2左右側面の前後途中部との間にそれぞれ油圧駆動式の昇降シリンダ227・227が介装されている。また、プラットホーム2後面の左側部と回動アーム225の途中部との間に前後調整駆動シリンダ224が介装されている。
【0025】
よって、前記前後調整駆動シリンダ224の伸縮駆動によって、プラットホーム2に対して回動アーム225及び回動駆動ケース218の上部を前後に回動して、掻込リール5の前後位置を調整することができる。そして、前記昇降シリンダ227・227を伸縮させることによって掻込リール5を適所位置に昇降させることができ、穀稈の稈長に合わせた最適位置に掻込リール5が配置され、穀稈を確実に掻き込んで刈刃4によって穀稈の株元を切断し、横送りオーガ3でプラットホーム2の中央側に搬送してフィーダハウス10に穀稈を送ることができる。
【0026】
次に、このような駆動構成を有する刈取部8の水平制御機構について、図6乃至図10により説明する。前記プラットホーム2後面の上部にプラットホーム2の左右幅に渡って上補強フレーム231が固設され、プラットホーム2後面下部の前面に下補強フレーム232が固設されプラットホーム2の剛性が高められている。さらに、前記プラットホーム2後面の左右中央部にフィーダハウス10と連通される連絡口2aが開口され、該連絡口2aの上部にプラットホーム2後部の前面から上補強フレーム231後面に渡って固定プレート250が固設されている。前記連絡口2a左右中央部の上方の固定プレート250にフィーダハウス10後面に対して垂直に回動支点軸230が固設されている。該回動支点軸230後部が、左右に伸延する連結フレーム228の左右途中部に固設した枢結パイプ251内に挿入して枢支されている。該連結フレーム228の右端部は連絡口2a右端部まで延出し、連結フレーム228の左端部は連絡口2a左端部よりさらに左側に延出している。また、前記連絡口2a上部の左右端部よりさらに左右側方位置の連結フレーム228前面より前下方にフィーダハウス10の左右幅に合わせて固定プレート241・241が固設されている。
【0027】
また、前記連結フレーム228左端部とフィーダハウス10後面下部との間に電動油圧ポンプ駆動式の油圧シリンダである水平回動アクチュエータ233が介装されている。前記連結フレーム228を左側に延出して水平回動アクチュエータ233を介装している。これはプラットホーム2の回動支点となる回動支点軸230が連絡口2aの左右中央上部に設けられ、該連絡口2aはプラットホーム2の左右中心位置より若干左側に開口され、さらにプラットホーム2の右側には刈刃4や横送りオーガ3等への駆動伝達経路が設けられており、刈取部8の左右の重心が回動支点軸230より右側に偏るので、左側に水平回動アクチュエータ233を設けて刈取部8の左右のバランスを保つようにしている。
【0028】
また、前記水平回動アクチュエータ233は電動油圧ポンプ駆動式であり、電動モータで油圧ポンプを駆動してシリンダを駆動させる構成のものであり、機体側とは電気配線で連結されている。したがって、例えば水平回動アクチュエータ233を油圧式のシリンダとした場合に比べて、機体側より油圧配管等を延出させることが不要となるので、刈取部8のプラットホーム2をフィーダハウス10から外す時には、電気配線途中部に設けた連結部(カプラ)を取り外すのみで行うことができ連結作業が至って簡単なのである。
【0029】
また、前記連絡口2a下部の左右側方のプラットホーム2後面に固定パイプ234・234が後方に突出され、右側の固定パイプ234のさらに右上方のプラットホーム2後面と左側の固定パイプ234のさらに左上方のプラットホーム2後面より後方に固定パイプ235・235が突設されている。右側の二個の固定パイプ234・235の後部にガイドプレート236の左右端部がボルト237・237を用いて着脱可能に螺合され、左側の二個の固定パイプ234・235の後部にガイドプレート236の左右端部がボルトを用いて固設されている。左右のガイドプレート236・236が回動支点軸230を含む上下方向の中心線(フィーダハウス10の左右中心線)を中心として左右対称に後面視で逆「ハ」字状に配置される。このガイドプレート236とプラットホーム2後面との間を受部とし、後述するフィーダハウス10に固設させた係合部としてのガイドローラ238が回動自在に係合される。
【0030】
さらに、図7、図8に示すように、左側のガイドプレート236後面にはステー242が突設され、該ステー242と連結フレーム228の左側途中部との間にダンパー245が介装され、連結フレーム228の回動支点軸230回りの回動を緩衝するようにしている。
【0031】
また、前記プラットホーム2の左側下面には、図2に示す如くセンシングアーム246が後下方に向けて突設されている。該センシングアーム246は圃場面に当接させられており、圃場面とプラットホーム2左側下面との距離が変わるとセンシングアーム246の角度が変わり、その角度が図示せぬセンサーで検出されてコントローラを介して前記水平回動アクチュエータ233を伸縮制御するものである。例えば、センシングアーム246が後下方向きの一定範囲より上方に回動されると、圃場面よりプラットホーム2左側下面が離れたと判断して水平回動アクチュエータ233を収縮駆動させ、逆にセンシングアーム246が後下方向きの一定範囲より下方に回動されると水平回動アクチュエータ233を伸長駆動させるのである。但し、センシングアーム246を用いることなく絶対角を検知する構成とすることも可能である。
【0032】
一方、図6、図7に示すように、前記フィーダハウス10前端部の板状の導入部239が形成されている。該導入部239には前記連絡口2aより小さい導入口239aが開口され、導入部239上縁部がフィーダハウス10上面に沿うよう後方に屈曲されて嵌合部239bが形成されている。該嵌合部239bが前記連結フレーム228とプラットホーム2後面との間に嵌入させてプラットホーム2を嵌合するようにしている。
【0033】
さらに、前記フィーダハウス10前部の左右側面の下部より側下方に支軸240・240が突設され、該支軸240・240下部に係合部としてのガイドローラ238・238が枢支されている。さらに、前記フィーダハウス10前部下面にブラケット244が固設され刈取部8の昇降用の前記駆動シリンダ50が図2に示す如く連結されている。なお、フィーダハウス10後下部に固設された板状の部材は、穀稈を後方のビータ34に案内するゴムや樹脂で形成された案内プレート243である。また、前記フィーダハウス10前下部とプラットホーム2下部とを回動支点軸230回りに回動自在に係合する係合部は支軸240端部に枢支したガイドローラ238に限定するものでなく、単に棒状の部材により構成しても良く、係合部は個数を限定するものでなく複数を設けることもできる。
【0034】
このような構成において、刈取部8をフィーダハウス10前部に連結するには、前記駆動シリンダ50を伸縮駆動してフィーダハウス10を昇降させて、地上にある刈取部8のプラットホーム2の連絡口2a部分にフィーダハウス10前部を当接するように機体を進行させる。そして、導入部239を連絡口2a位置に配置してフィーダハウス10を上昇させると、嵌合部239bが連結フレーム228とプラットホーム2後面との間に嵌入し、嵌合部239b左右端部が固定プレート241・241間に嵌合され、回動支点軸230を中心として、フィーダハウス10に対して回動自在にプラットホーム2が連結されるのである。
【0035】
そして、収穫作業時には、前述した如く、センシングアーム246を用いて水平回動アクチュエータ233を伸縮制御させて、機体の傾きに関わらず刈取部8を圃場面と平行に維持させ、水平制御を行うようにしているのである。なお、前述の如く、フィーダハウス10側に回動自在に連結させた連結フレーム228と刈取部8のプラットホーム2とにダンパー245が介装されているので、水平回動アクチュエータ233の支持負担が軽減されている。また、前記刈取部8の駆動はフィーダハウス10より取り入れる構成となっているが、フィーダハウス10前部の伝達軸221よりユニバーサルジョイント軸206を介して伝達させており、刈取部8のプラットホーム2がフィーダハウス10に対して左右に傾くように回動されても、駆動力を正確に伝達させることができる。
【0036】
次に、このように水平制御可能な刈取部に装着された本発明に係わるセカンドモア20の取付構成について、図11乃至図20により説明する。図11、図14に示すように、プラットホーム2を支持する刈取フレーム51の後下部の両側面には、下端が前記下補強フレーム232上に固定されて剛性を高めた固定プレート52・53が固設され、該固定プレート52・53を介して左右の支持プレート54・55が刈取フレーム51に装着されている。
【0037】
そして、図11、図12に示すように、左支持プレート54の上下部には平行リンク56・57の前端が枢結され、該平行リンク56・57の後端には、左副刈刃ケース60が枢支され、該左副刈刃ケース60の下端にはそり式センサ41を配設している。また、前記リンク57の途中部には連結部材63が固設され、該連結部材63にはピン64が進行方向左右に横架され、該ピン64にはシリンダロッド65aの先端が枢支されている。該シリンダロッド65aを伸縮するシリンダ65の上端は、固定部材66後端に枢支され、該固定部材66は前記上補強フレーム231下面に固設・支持されている。
【0038】
同様にして、図13乃至図15に示すように、右支持プレート55の上下部には平行リンク58・59の前端が枢結され、そのうちのリンク58の後端には右副刈刃ケース61が枢支され、該右副刈刃ケース61の下端にもそり式センサ42が配設されている。そして、リンク59の後端には、該右副刈刃ケース61と共に、伝達ケース62も枢支されており、平行リンク58・59が上下回動すると、伝達ケース62も右副刈刃ケース61の昇降と一緒にリンク59の前端を中心に回動できるようにしている。そして、該伝達ケース62の内側面に固設する連結部材68には、ピン69が進行方向左右に横架され、該ピン69にはシリンダロッド70aの先端が枢支され、該シリンダロッド70aは、固定部材71に枢支されたシリンダ70から延出されている。該シリンダ70の上端は、図示せぬフレームを介して前記上補強フレーム231に固設された固定部材71に枢支されている。
【0039】
このような構成において、図16に示すように、刈取高さを低位置14aとする場合には、駆動シリンダ50を縮小して刈取部8を下降して刈刃4の高さを低くする。この場合、穀稈は根元近くまで刈り取られ、残稈25は極めて短いことから、セカンドモア20は使用する必要がないため、前記シリンダ65・70を縮小させてセカンドモア20を収納位置まで上昇させておく。
【0040】
また、図17、図18に示すように、刈取高さを前記低位置14aから中位置14b、さらには高位置14cと上昇させる場合は、駆動シリンダ50は伸長させて刈取部8を上昇させると共に、左右のシリンダ65・70も伸長させる。すると、刈取フレーム51に装着した左右の副刈刃ケース60・61は、前記平行リンク56・57、及び平行リンク58・59により略同一姿勢で圃場24表面近傍まで下降され、該副刈刃ケース60・61の下部に設けた副刈刃67によって、長く残った残稈25も根元近くから確実に切断することができる。なお、副刈刃ケース60・61の下端に配設されたそり式センサ41・42は、図示せぬコントローラを介して前記シリンダ65・70に接続されており、そり式センサ41・42の圃場24表面との接触によるON・OFFに対応して、シリンダ65・70が伸縮動作し、副刈刃ケース60・61を圃場24表面近傍の所定位置に維持できるようにしている。
【0041】
さらに、この副刈刃67を配設したセカンドモア20は、刈刃4が取り付けられた刈取部8の刈取フレーム51に連結されており、前述した如く、刈取部8が水平制御される場合も、副刈刃67と刈刃4とが所定の位置関係に維持された状態で一緒に水平制御されるため、穀稈を刈刃4により均一な刈取高さに刈り取った後でも、副刈刃67は、残稈の根元近くに確実に位置させることができる。
【0042】
すなわち、脱穀部18前部より昇降可能にフィーダハウス10を突設し、該フィーダハウス10前部に刈取部8のプラットホーム2を水平制御可能に連結した汎用コンバインにおいて、前記刈取部8を支持する刈取フレーム51にセカンドモア20を装着し、該セカンドモア20は平行リンク56乃至59により略平行移動状態で昇降可能としたので、平行リンク56乃至59により、副刈刃67を刈刃4に対して所定の位置関係に昇降して保持することができ、しかも、刈取部8の水平制御時には、該位置関係が保持された状態で穀稈の刈り取りと残稈の除去処理を行うことができるため、残稈を根元から確実に切断除去することができるのである。
【0043】
また、図19に示すように、本実施例においては、左支持プレート54の上下部には左側の平行リンク56・57の前端が枢結され、該平行リンク56・57の後端には左副刈刃ケース60が枢支され、平行リンク56・57のうちの上リンク56は下リンク57よりも短い構成としている。これは、図20に示すように、上リンクと下リンクとのリンク長を略同一とした場合、すなわち、平行リンク90・57によって左副刈刃ケース60を略平行移動状態で昇降させようとしても、該平行リンク90・57の回動支点である左支持プレート54の姿勢は、刈取部8の昇降回動によって昇降前後で変化するため、左副刈刃ケース60の姿勢も、該左副刈刃ケース60の昇降前後で変化し、副刈刃67の角度を適正角度に保持できずに、残稈切断性能が低下するからである。
【0044】
そこで、本発明では、前述の如く、セカンドモア20を昇降する平行リンクの上下リンクの長さに差を設け、左副刈刃ケース60の姿勢が昇降前後で変化するようにし、この変化分により、刈取部8の昇降回動による左支持プレート54の姿勢変化を解消するようにしているのである。
【0045】
すなわち、平行リンクを上リンク56と下リンク57とで適正な長さ分だけ異なるようにし、昇降前後で副刈刃67の角度が略一定角度に保持できるように構成することにより、副刈刃67による残稈の切断性能を大きく向上させることができるのである。
【0046】
なお、本実施例の上リンク56は、図12に示すように、前後の固定部材56a・56cと、該固定部材56a・56c内に前後端を内挿されて摺動・固定可能な連結部材56bとからなり、上リンク56の全長を伸縮可能な構成としているが、長さの異なる上リンク56を複数準備して、刈取高さに応じて取り替え可能な構成としてもよく、特に限定されるものではない。そして、右側の平行リンク58・59に関しても、左側の平行リンク56・57と同様に、平行リンクを長さの異なる上リンク58と下リンク59とから形成して、昇降前後で副刈刃67の角度が略一定角度に保持できるようにしているのである。
【0047】
ここで、図5、図13乃至図15により、略平行移動状態で昇降可能な副刈刃67を駆動するための構成について説明する。コンベア11を駆動するためにフィーダハウス10内上部に横架した搬送駆動入力軸201には駆動スプロケット200が固設され、該駆動スプロケット200と、前記固定部材71下部に軸支したスプロケット72との間にはチェーン73が巻回され、該スプロケット72と、前記右支持プレート55下部に回動可能に軸支された軸76の内側端に固設したスプロケット74との間にはチェーン75が巻回されている。
【0048】
前記軸76の外側端にはプーリ77が固設され、該プーリ77は前記伝達ケース62の前部に内設されると共に、該伝達ケース62の後部にはプーリ79が軸支され、該プーリ79と前記プーリ77との間にはベルト78が介装されており、さらに、プーリ79の軸80は、右副刈刃ケース61に内設された刈刃駆動ケース81より機体外方に突設され、該刈刃駆動ケース81の後方には駆動軸83を突出し、揺動リンク82を左右動させて刈刃67を往復動させているのである。
【0049】
また、前記上リンク58の前端は、右支持プレート55の上部に枢支されると共に、テンションアーム84の基部が固設されており、該テンションアーム84も右支持プレート55の上部に枢支されて回動可能としている。該テンションアーム84の先端にはテンションスプロケット85が枢支され、該テンションスプロケット85は、前記スプロケット72とスプロケット74との間に巻回したチェーン75を緊張可能としている。
【0050】
更に、前記右支持プレート55の下部にはテンションアーム87の基部が枢支され、該テンションアーム87の先端にはテンションプーリ88が枢支されると共に、テンションアーム87の先端と、前記右支持プレート55より後方に突設された支持部材86後端との間には付勢バネ89を介設されており、該付勢バネ89により上方に付勢されたテンションプーリ88によって、前記プーリ77とプーリ79との間に介装されたベルト78を緊張可能としている。
【0051】
また、図1、図13、図14に示すように、前記セカンドモア20における刈刃駆動ケース81は、後方に駆動軸83を突出させた後ろ向き姿勢としており、該駆動軸83から前下方に突設した揺動リンク82を介して刈刃67を駆動する構成としたので、刈刃67後方への突出部が少なくなり、クローラ式走行装置1との間隔を十分に確保でき、水平制御時の刈取部8の可動範囲を大きく取ることができ、水平制御性能の大幅な向上を図ることができる。
【0052】
さらに、前記刈刃駆動ケース81は、駆動軸83が刈刃67の往復動面に対して平行ではなく、斜めに開いた傾斜姿勢としたので、該往復動面と刈刃駆動ケース81との間隔を広く確保することができ、切断した残稈の流れを妨げることなく、切断処理効率を大きく向上させることができるのである。
【0053】
また、図1、図11、図13、図14に示すように、左右のシリンダ65・70は、図示せぬコンプレッサーからの圧縮空気などにより駆動可能としており、その伸縮操作は、キャビン17内の操作部に配置した操作スイッチ23以外に、前記固定部材66に配設した操作スイッチ22によっても操作できるようにしている。
【0054】
すなわち、セカンドモア20の昇降シリンダであるシリンダ65・70近傍に、操作スイッチを配設することにより、圃場などの条件に合った残稈の切断除去作業を行うことができ、作業効率を高めるようにしている。例えば、シリンダ65・70近傍とキャビン17との両方に操作スイッチ22・23を配置することにより、コンバインを走行しながら座ったままでキャビン17内の操作スイッチ23を操作して副刈刃67の高さを略調整して残稈の除去状態を観察し、微調整は、この観察結果のもとづき、コンバインを停止した後にシリンダ65・70近傍の操作スイッチ22により行うようにすることができ、副刈刃67の高さの設定を、迅速かつ確実に行うことができるのである。
【0055】
また、少なくとも、シリンダ65・70近傍に操作スイッチ22を配置することにより、シリンダ65・70がエアシリンダの場合には、セカンドモア20を上昇して格納した後、そのままエア抜きを一人で行うことができ、エア抜き作業の省力化を図ることができる。
【0056】
さらに、これらの操作スイッチ22・23は、運転席15側方に設けた脱穀クラッチレバー・刈取クラッチレバーによる脱穀部18・刈取部8とは異なる独立した操作駆動系としている。例えば、シリンダ65・70を図示せぬエアポンプのみにより駆動可能な構成とし、該エアポンプの動作を前記操作スイッチ22・23により操作できるようにすることで、エンジン48から駆動力が伝達される脱穀部18や刈取部8とは独立して操作することができるため、脱穀部18や刈取部8を作動させずにエア抜き作業を行うことができ、エア抜き作業の効率化を図ることができるのである。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、次のような効果を奏するものである。
請求項1に記載の如く、脱穀部(18)前部より昇降可能にフィーダハウス(10)を突設し、該フィーダハウス(10)前部に刈取部(8)を設け、該フィーダハウス(10)の前部と、該刈取部(8)を支持する刈取フレーム(51)の後部との間に回動支点軸(230)を介して連結し、前記刈取部(8)を支持する刈取フレーム(51)の後面にセカンドモア(20)を装着し、該セカンドモア(20)を、刈取フレーム(51)の後面の左右に配置した平行リンク(56・57)(58・59)により支持し、昇降シリンダ(65・70)により、前記左右の平行リンク(56・57)(58・59)の上リンク(56・58)と下リンク(57・59)の長さを、上リンク(56・58)が下リンク(57・59)よりも短かく構成し、該刈取部(8)の昇降によるセカンドモア(20)の刈刃(67)の姿勢変化を解消すべく構成したので、刈取部の上下動に対してセカンドモアの上下高さを調節するときに、刈刃とセカンドモアの刈刃である副刈刃とを所定の位置関係、つまり、副刈刃を水平に保持することができ、しかも、刈取部の水平制御時には、該位置関係が保持された状態で穀稈の刈り取りと残稈の除去処理を行うことができるため、残稈を根元から確実に切断除去することができる。
また、セカンドモアの刈刃を略一定角度に保持するので、副刈刃による残稈の切断性能を大きく向上させることができる。
【0058】
請求項2に記載の如く、前記セカンドモア(20)の側部に配置した刈刃駆動ケース(81)から後方に、セカンドモアの刈刃(67)に動力を伝達する駆動軸(83)を突出し、該駆動軸(83)を、セカンドモアの刈刃(67)の往復動面に対して、平行ではなく、斜めに開いた傾斜姿勢に構成したので、刈刃後方への突出部が少なくなり、クローラ式走行装置との間隔を十分に確保でき、水平制御時の刈取部の可動範囲を大きく取ることができ、水平制御性能の大幅な向上を図ることができる。
【0059】
また、前記刈刃駆動ケースより突出した駆動軸を、刈刃の往復動面に対して開く如く斜めに配置したので、該往復動面と刈刃駆動ケースとの間隔を広く確保することができ、切断した残稈の流れを妨げることなく、切断処理効率を大きく向上させることができるのである。
【0060】
請求項2に記載の如く、前記セカンドモア(20)の昇降シリンダ(65・70)近傍に、昇降用の操作スイッチ(22・23)を配設し、前記操作スイッチ(22・23)は、運転席(15)に設けた脱穀クラッチレバーや刈取クラッチレバーによる脱穀部(18)・刈取部(8)の操作とは異なる独立した操作駆動系としたので、圃場などの条件に合った残稈の切断除去作業を行うことができ、作業効率を高めることができる。また、セカンドモアを上昇して格納した後、そのままエア抜きを一人で行うことができ、エア抜き作業の省力化を図ることもできる。
【0061】
また、操作スイッチは、脱穀刈取クラッチと独立して操作可能な構成とするので、脱穀部や刈取部を作動させずにエア抜き作業を行うことができ、エア抜き作業の効率化を図ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる汎用コンバインの全体側面一部断面図である。
【図2】 刈取部の左側面図である。
【図3】 同じく右側面図である。
【図4】 同じく部分正面図である。
【図5】 同じく部分展開図である。
【図6】 刈取部のプラットホームとフィーダハウスとの連結構成の側面図である。
【図7】 プラットホームの連結構成の部分背面図である。
【図8】 同じく部分側面断面図である。
【図9】 プラットホーム下部の連結構成の部分底面図である。
【図10】 プラットホーム上部の連結構成の部分平面図である。
【図11】 セカンドモアの左側面図である。
【図12】 同じく平面一部断面図である。
【図13】 セカンドモアの右側面図である。
【図14】 同じく部分右側面拡大図である。
【図15】 同じく平面一部断面図である。
【図16】 刈取部が低位置におけるセカンドモアの収納状況を示す側面図である。
【図17】 刈取部が中位置におけるセカンドモアの配置状況を示す側面図である。
【図18】 刈取部が高位置におけるセカンドモアの配置状況を示す側面図である。
【図19】 上下のリンク長が異なる場合のセカンドモアの姿勢を示す模式図であり、(a)は上昇時の模式図、(b)は下降時の模式図である。
【図20】 上下のリンク長が略同一の場合のセカンドモアの姿勢を示す模式図であり、(a)は上昇時の模式図、(b)は下降時の模式図である。
【符号の説明】
2 プラットホーム
8 刈取部
10 フィーダハウス
18 脱穀部
20 セカンドモア
22・23 操作スイッチ
51 刈取フレーム
56・57・58・59 平行リンク
65・70 昇降シリンダ
67 セカンドモアの刈刃
81 刈刃駆動ケース
82 揺動リンク
83 駆動軸

Claims (3)

  1. 脱穀部(18)前部より昇降可能にフィーダハウス(10)を突設し、該フィーダハウス(10)前部に刈取部(8)を設け、該フィーダハウス(10)の前部と、該刈取部(8)を支持する刈取フレーム(51)の後部との間に回動支点軸(230)を介して連結し、前記刈取部(8)を支持する刈取フレーム(51)の後面にセカンドモア(20)を装着し、該セカンドモア(20)を、刈取フレーム(51)の後面の左右に配置した平行リンク(56・57)(58・59)により支持し、昇降シリンダ(65・70)により、前記左右の平行リンク(56・57)(58・59)の上リンク(56・58)と下リンク(57・59)の長さを、上リンク(56・58)が下リンク(57・59)よりも短かく構成し、該刈取部(8)の昇降によるセカンドモア(20)の刈刃(67)の姿勢変化を解消すべく構成したことを特徴とする汎用コンバインのセカンドモア。
  2. 請求項1記載の汎用コンバインのセカンドモアにおいて、前記セカンドモア(20)の側部に配置した刈刃駆動ケース(81)から後方に、セカンドモアの刈刃(67)に動力を伝達する駆動軸(83)を突出し、該駆動軸(83)を、セカンドモアの刈刃(67)の往復動面に対して、平行ではなく、斜めに開いた傾斜姿勢に構成したことを特徴とする汎用コンバインのセカンドモア。
  3. 請求項1記載の汎用コンバインのセカンドモアにおいて、前記セカンドモア(20)の昇降シリンダ(65・70)近傍に、昇降用の操作スイッチ(22・23)を配設し、前記操作スイッチ(22・23)は、運転席(15)に設けた脱穀クラッチレバーや刈取クラッチレバーによる脱穀部(18)・刈取部(8)の操作とは異なる独立した操作駆動系としたことを特徴とする汎用コンバインのセカンドモア。
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