JP2001016953A - 汎用コンバインの刈取部 - Google Patents

汎用コンバインの刈取部

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JP2001016953A
JP2001016953A JP11196367A JP19636799A JP2001016953A JP 2001016953 A JP2001016953 A JP 2001016953A JP 11196367 A JP11196367 A JP 11196367A JP 19636799 A JP19636799 A JP 19636799A JP 2001016953 A JP2001016953 A JP 2001016953A
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JP
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feeder house
general
center line
shaft
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JP11196367A
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English (en)
Inventor
Atsushi Terajima
淳 寺島
Yuichi Niifuku
勇一 新福
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用コンバインにおいて、プラットホームと
フィーダハウスの連結構成を簡略化し、さらに機体の左
右方向への傾きに応じてプラットホームが円滑に揺動す
ることができる汎用コンバインを得ることを目的とする
ものである。 【解決手段】 脱穀部前部より昇降可能にフィーダハウ
スを突設し、該フィーダーハウス前部に刈取部のプラッ
トホームを連結した汎用コンバインにおいて、前記フィ
ダーハウスを機体幅の中心線より左側に設置すると共
に、前記プラットホームの後面上部の回動支点軸を機体
幅の中心線に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインに係
り、より詳しくは、フィーダハウスを機体幅の中心線よ
り左側に設置した汎用コンバインの刈取部を圃場に沿っ
て水平を維持するように回動させる構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より汎用コンバインは走行装置上に
選別装置を載置し、その上方にスクリュー式のロータよ
りなる脱穀部を配置し、機体の前方には昇降自在に刈取
部を配置させている。該刈取部は横送りオーガを収納し
たプラットホームと該プラットホーム前下部に配置した
刈刃、刈刃上方の掻込リールより構成されており、プラ
ットホーム後面と脱穀部前部とを搬送装置としてのフィ
ーダハウスを介して連通させていた。前記フィーダハウ
ス内にベルト式のコンベアが収納され、刈刃で切断した
穀稈をフィーダハウス内を上後方に引き上げて脱穀部内
に投入して、穀稈をスクリュー式のロータの外周面に沿
って螺旋状に搬送しながら脱粒してロータ下方に敷設し
た受網より下方の選別装置上に落下させて、選別された
一番物をグレンタンクに貯留して、グレンタンクがいっ
ぱいになると、グレンタンク上方に旋回及び昇降可能に
配置した排出オーガによってトラックの荷台等へ排出で
きるように構成していた。前記刈取部は機体の左右方向
への傾きに関わらず、水平を維持するように刈取部のプ
ラットホームをフィーダハウス前部に回動可能に連結し
ていた。その連結構成は、プラットホームの後面上部中
央に回動支点軸と、フィーダハウス前部の左右両側面の
下方にそれぞれ係合部とを設けて三点支持するように構
成していた(特開平10−848498号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記プ
ラットホームの後面上部に回動支点軸と、フィーダハウ
ス前部の左右両側面の下方にそれぞれ係合部とを設けて
三点支持する構成を、フィーダハウスを機体幅の中心線
に位置する運転台中央の運転席より左側に偏位して配設
させた汎用コンバインに適用すると、機体の左右方向へ
の傾きに応じたプラットホームの円滑な揺動が得られな
いという不具合があった。本発明は、上記の不具合を解
決すべくなされたものであり、プラットホームとフィー
ダハウスの連結構成を簡略化し、さらに機体の左右方向
への傾きに応じてプラットホームが円滑に揺動すること
ができる汎用コンバインを得ることを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
目的を達成するために、次のような汎用コンバインの刈
取部を提供するものである。すなわち、脱穀部前部より
昇降可能にフィーダハウスを突設し、該フィーダハウス
前部に刈取部のプラットホームを連結した汎用コンバイ
ンにおいて、フィーダハウスを機体幅の中心線より左側
に設置すると共に、プラットホームの後面上部の回動支
点軸を機体幅の中心線に設置したことを特徴とする汎用
コンバインの刈取部である。また、機体幅の中心線に設
置した回動支点軸と、フィーダハウス前部の左右両側面
の下方にそれぞれ係合部とを設けて三点支持したことを
特徴とする汎用コンバインの刈取部である。さらに、係
合部がガイドローラと、該ガイドローラを摺動支持する
ガイドホルダーとを備えていることを特徴とする汎用コ
ンバインの刈取部である。そして、ガイドホルダーは開
閉可能に構成されていることを特徴とする汎用コンバイ
ンの刈取部である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は汎用コンバインの全体側面図、
図2は汎用コンバインの全体平面図、図3は汎用コンバ
インの正面図、図4は刈取部の側面図、図5は刈取部の
プラットホームとフィーダハウスとの連結構成を説明す
る側面図、図6及び図7はプラットホームの連結構成の
部分後面図である。クローラー式走行装置(1)上に機
枠フレーム(13)が搭載され、該機枠フレーム(1
3)上に脱穀部(18)、選別装置(19)及びエンジ
ン(26)等を収納するエンジンルーム(33)が載置
固定され、脱穀部(18)上にはグレンタンク(30)
が配置され、該グレンタンク(30)側部にはその内部
に貯留された穀粒を排出する排出オーガ(23)及び該
オーガ(23)の前後向きの収納位置の回動オーガ(4
0)が配置されている。また、前記機枠フレーム(1
3)より前方に刈取部(8)が突出されている。刈取部
(8)はプラットホーム(2)内に横送りオーガ(3)
を左右方向に収納し、回転駆動することによって、穀稈
を略左右中央に集めるようにしている。前記プラットホ
ーム(2)前端下部には刈刃(4)が横設され、該刈刃
(4)の前上方には掻込リール(5)が配設されてい
る。前記プラットホーム(2)の両側の後部上に昇降リ
ンク(6)の後部が枢支され、該昇降リンク(6)の前
端に前記掻込リール(5)が回転自在に支持され、油圧
モータ等によって掻込リール(5)が回転駆動される。
また、前記プラットホーム(2)の両側前端には分草体
(7)が配設されている。
【0006】前記刈取部(8)と脱穀部(18)との間
には搬送装置(9)が配置され、該搬送装置(9)は、
フィーダハウス(10)内にコンベア(11)が収納さ
れ、前記プラットホーム(2)の後部左右中心よりやや
進行方向に対して左側寄りで、前記横送りオーガ(3)
のスクリュー羽根の送り終端位置に合わせてフィーダハ
ウス(10)の前端が連通されている。該フィーダハウ
ス(10)の終端は、脱穀入口(12)に連通されてお
り、該脱穀入口(12)には左右水平方向に回転軸心を
有する円筒状のビータ(34)が配置され、穀稈を強制
的に脱穀部(18)へ送るようにしている。フィーダハ
ウス(10)の後部は機枠フレーム(13)に昇降回動
自在に支持されている。
【0007】前記フィーダハウス(10)は機体左右中
央の上方位置に配置されたキャビン(17)中央の運転
席(15)より左側に偏位して配設され、該フィーダハ
ウス(10)の下面と機枠フレーム(13)との間には
図示せぬ油圧シリンダを介装して、刈取部(8)を昇降
可能にしている。また、前記キャビン(17)は機体左
右中央の上方位置に配置されているので、視界を良好と
して、刈取作業を確認しやすくし、左右両側より乗り降
りできるようにしている。また、前記フィーダハウス
(10)、ビータ(34)及び脱穀入口(12)は、機
体の進行方向に向かって左側寄りに設けられ、該脱穀入
口(12)は第1ロータ(前ロータ)(21)の左前部
に配置して、穀稈を脱穀部(18)の第1ロータ(2
1)の回動によって右方へ搬送するようにしている。
【0008】前記脱穀部(18)は、左右に軸心を有す
る第1ロータ(前ロータ)(21)と第2ロータ(後ロ
ータ)(22)よりなるロータ部(20)からなり、機
枠フレーム(13)上部に収納されており、選別装置
(19)後部の上方の空間を利用してエンジンルーム
(33)を設けることができ、効率良くレイアウトとが
出来る。また、脱穀部(18)下方には選別装置(揺動
選別装置)(19)が配置され、その構造は、流穀板
(25)、揺動本体(35)、選別風を発生させる唐箕
(27)、選別された一番物を左右方向に搬送する一番
コンベア(28)と二番物を搬送する二番コンベア(3
1)等より構成されている。
【0009】前記一番コンベア(28)及び二番コンベ
ア(31)は側面視でクローラ式走行装置(1)の後方
に横設され、一番コンベア(28)の左端部に連接して
縦状に配したバケット式の揚穀コンベア(29)や、一
番コンベア(28)の左端部に連接する還元コンベア
(32)とクローラー式走行装置が干渉することない効
率的なレイアウトとしている。さらに、選別装置(1
9)は機枠フレーム(13)の前後途中部より後部の間
に収納され、選別装置(19)の前方の機枠フレーム
(13)前部とフィーダハウス(10)後方位置に走行
駆動用ミッション装置(14)が配置でき、効率の良い
レイアウトとして全長を短くすることができる。
【0010】揺動本体(35)は、前記第1ロータ(2
1)前端の下方より選別装置(19)の後端までに亘っ
て配置され、揺動リンク機構(36)によって揺動自在
に支持されている。該揺動本体(35)前部には第1ロ
ータ(21)と第2ロータ(22)の下方に亘って落下
された穀稈を受けるグレーンパン(35a)が形成され
ている。また、選別装置(19)の後部の途中までガイ
ドプレート(37)が延出され、該ガイドプレート(3
7)後部の上方とエンジンルーム(33)底面との間位
置には、強制的に排稈を後方に送り出す排稈ビータ(3
8)が設けられている。
【0011】前記排稈ビータ(38)は第1ロータ(2
1)、第2ロータ(22)の外径に比べ外径を小さくし
たコンパクトとし組立容易な形状とし、排稈ビータ(3
8)の回転速度を第2ロータ(22)の回転速度より速
くして排稈ビータ(38)の周速度を第1ロータ(2
1)、第2ロータ(22)より同等以上の速さとし、排
稈を後方に送り出す性能を高めている。また、排稈ビー
タ(38)は、左右に回動軸を有する筒体であり、排出
口(24)より排出された排稈を後方に左右幅広く搬送
して、機体後端部に左右全般に亘って横架されたチッパ
ー式のスプレッダー(39)の複数の鉈状の刃によって
切断され、機体後端部より排出される。このように、排
出口(24)より落下された排稈が、排稈ビータ(3
8)によって後方に強制的に送り出されて、排稈を選別
装置(19)上に落下させることがないようにし、選別
装置(19)での選別性能を低下させることがないもの
である。
【0012】次に、刈取部(8)の構成について説明す
る。プラットホーム(2)後面の左側上部に回動アーム
(64)が枢結され、該回動アーム(64)上部に揺動
アーム(65)が枢支され、該揺動アーム(65)前端
部に掻込リール(5)左側の枢支軸が枢支され、掻込リ
ール(5)左右端部が支持されている。また、揺動アー
ム(65)とプラットホーム(2)左右側面の前後途中
部との間にそれぞれ油圧駆動式の昇降シリンダー(6
6)が介装されている。さらに、プラットホーム(2)
後面の左側部と回動アーム(64)との途中部との間に
前後調整駆動駆動シリンダー(63)が介装されてい
る。
【0013】よって、前記前後調整駆動シリンダー(6
3)の伸縮駆動によって、プラットホーム(2)に対し
て回動アーム(64)を前後に回動して、掻込リール
(5)の前後位置を調整することができるものである。
そして、前記昇降シリンダー(66)を伸縮させること
によって掻込リール(5)を適所位置に昇降させること
ができ、穀稈の稈長に合わせた最適位置に掻込リール
(5)が配置され、穀稈を確実に掻き込んで刈刃(4)
によって穀稈の株元を切断し、横送りオーガ(3)でプ
ラットホーム(2)の中央側に搬送してフィーダハウス
(10)に穀稈を送るのである。なお、図中(62)は
揺動アーム(65)枢結位置に設けられた補強パイプで
ある。
【0014】前記のように、刈取部(8)のプラットホ
ーム(2)は搬送装置(9)であるフィーダハウス(1
0)前部に連結されている。前記フィーダハウス(1
0)、ビータ(34)及び脱穀入口(12)は機体の進
行方向に向かって左右中央部よりやや左側寄りに設けら
れ、該脱穀入口(12)は第1ロータ(前ロータ)(2
1)の左前部に配置して、穀稈を脱穀部(18)の第1
ロータ(21)の回動によって右方へ搬送するようにし
ている。また、前記フィダーハウス(10)のコンベア
(11)前部より刈取部(8)の横送りオーガ(3)、
刈刃(4)及び掻込リール(5)の駆動力が取り出され
ている。
【0015】次に、前記プラットホーム(2)をフィー
ダハウス(10)前部に支持する構成について説明す
る。図5、図6及び図7に示すように、前記プラットホ
ーム(2)後面の上部にプラットホーム(2)の左右幅
に亘って上補強フレーム(43)が固設され、プラット
ホーム(2)後面下部の前面にして補強フレーム(4
4)が固設されプラットホーム(2)の剛性が高めらめ
られている。さらに、前記プラットホーム(2)後面の
左側にフィーダハウス(10)と連通される連絡口(2
a)が開口され、該連絡口(2a)の上部右側にプラッ
トホーム(2)後部の前面から上補強フレーム(43)
後面に亘って固定プレート(59)が固設されている。
同じく、(59a)は連結口(2a)の上部左側にプラ
ットホーム(2)後部の前面から上補強フレーム(4
3)後面に亘って支軸(59b)を介して固設された固
定プレートである。
【0016】前記連結口(2a)左右中央部の上方の固
定プレート(59)にフィーダハウス(10)後面に対
して垂直に回動支点軸(42)が固設されている。該回
動支点軸(42)後部が左右に伸延する連結フレーム
(41)の右側に固設した枢結パイプ(60)内に挿入
して枢支されている。該連結フレーム(41)の右端部
は連絡口(2a)右端部まで延出し、連結フレーム(4
1)の左端部は連絡口(2a)左端部よりさらに左側に
延出している。また、前記連絡口(2a)上部の左右端
部よりさらに左右側方位置の連結フレーム(41)前面
より前下方にフィーダハウス(10)の左右幅に合わせ
て固定プレート(53)(53)が固設されている。
【0017】前記連結フレーム(41)左端部とフィー
ダハウス(10)後面下部との間に電動油圧ポンプ駆動
式の油圧シリンダーである水平回動アクチュエータ(4
5)が前記連結フレーム(41)を左側に延出して介装
されている。これはプラットホーム(2)の回動支点と
なる回動支点軸(42)が連絡口(2a)の背面視で中
央部の略右側1/3(機体幅の中心線)に設けられ、該
連結口(2a)はプラットホーム(2)の左側に開口さ
れ、さらにプラットホーム(2)の右側には刈刃(4)
や横送りオーガ(3)等への駆動伝達経路が設けられて
おり、刈取部(8)の左右の重心が回動支点軸(42)
より右側に偏るので、左側に水平回動アクチュエータ
(45)を設けて刈取部(8)の左右のバランスを保つ
ようにしている。なお(55)は前記水平回動アクチュ
エータ(45)を駆動する伝動油圧ユニットである。
【0018】また、前記連結口(2a)下部の左右側方
のプラットホーム(2)後面縁部に沿って回動軸(4
6)(46)が横架されている。右側の二個の回動軸
(46)(46)を把持する略三角形状のガイドホルダ
ー(48)はプラットホーム(2)の背面側に開閉可能
に軸着され、該ガイドホルダー(48)の頂点(48
a)はボルト(48b)を用いて固定されている。な
お、前記ガイドホルダー(48)が左右各々形状を異に
しているのは、回動支点軸(42)と後述のガイドロー
ラ(50)(50)とが変形三点支持構成に起因して支
点距離の相違によるものである。
【0019】左右のガイドホルダー(48)(48)が
回動支点軸(42)を含む機体進行方向の右側を中心と
して左右非対称に後面視で逆「ハ」字状に配置されてい
る。このガイドホルダー(48)とプラットホーム
(2)の後面との間を受部とし、フィーダハウス(1
0)に固設させた係合部としてのガイドローラ(50)
が回動自在に係合される。なお、左右ガイドローラ(5
0)の設置位置は回動支点軸(42)の偏位によりその
位置高さを異にしている。さらに、左側のガイドホルダ
ー(48)側面にはブラケット(54)が突設され、該
ブラケット(54)と連結フレーム(41)の左側途中
部との間にダンパー(57)が介装され、連結フレーム
(41)の回動支点軸(42)回りの回動を緩衝するよ
うにしている。
【0020】前記プラットホーム(2)の左側下面に
は、図4に示す如くセンシングアーム(58)が後方に
向けて突設されている。該センシングアーム(58)は
圃場面に当接させられており、圃場面とプラットホーム
(2)左側下面との距離が変わるとセンシングアーム
(58)の角度が変わり、その角度が図示せぬセンサー
で検出されてコントローラを介して水平回動アクチュエ
ータ(45)を伸縮制御するものである。
【0021】また、フィーダハウス(10)前端部の板
状の導入部(51)が形成されているが、該導入部(5
1)には連絡口(2a)より小さい導入口(51a)が
開口され、導入部(51)上縁部がフィーダハウス(1
0)の上面に沿うように後方に屈曲されて嵌合部(51
b)が形成されている。該嵌合部(51b)が連結フレ
ーム(41)とプラットホーム(2)の後面との間に嵌
入させてプラットホーム(2)を嵌合するようにしてい
る。
【0022】さらに、前記フィーダハウス(10)前部
の左右側面の下部より側下方に支軸(52)(52)が
突設され、該支軸(52)(52)下部に係合部として
のガイドローラ(50)(50)が枢支されている。ま
た、フィーダハウス(10)前部下面にブラケット(5
6)が固設されて刈取部(8)の昇降用の駆動シリンダ
ー(61)が図4に示すように連結されている。また、
前記フィーダハウス(10)前下部とプラットホーム
(2)下部とを回動支点軸(42)回りに回動自在に係
合する係合部は支軸(52)端部に枢支したガイドロー
ラ(50)に限定するものでなく、単に棒状の部材によ
り構成しても良く、係合部は複数設けることもできる。
【0023】従って、刈取部(8)をフィーダハウス
(10)前部に連結するには、駆動シリンダー(61)
を伸縮駆動してフィーダハウス(10)を昇降させて、
地上にある刈取部(8)のプラットホーム(2)の連絡
口(2a)部分にフィーダハウス(10)前部を当接す
るように機体を進行させる。そして、導入部(51)を
連絡口(2a)位置に配置してフィーダハウス(10)
を上昇させると、嵌合部(51b)が連結フレーム(4
1)とプラットホーム(2)後面との間に嵌入し、嵌合
部(51b)左右端部が固定プレート(53)(53)
間に嵌合され、回動支点軸(42)を中心として回動自
在にプラットホーム(2)が連結されるのである。以上
のことから、プラットホーム(2)とフィーダハウス
(10)とを連結する際に、回動支点軸(42)を回動
自在に枢結する必要がないので、連結作業が容易になり
作業時間の短縮化が図られている。
【0024】また、この連結作業時に、前記ガイドホル
ダー(48)は開放されているので(図6参照)、プラ
ットホーム(2)に対してガイドローラ(50)が固設
されているフィーダーハウス(10)を当接させ、その
後ガイドホルダー(48)を閉じるだけで、フィーダー
ハウス(10)前下部とプラットホーム(2)後面下部
とが離れることがないように支持され、シンプルな構成
で強固な連結構成となっている。
【0025】このように、前記フィーダハウス(10)
を取り付ける連結フレーム(41)や水平回動アクチュ
エータ(45)がプラットホーム(2)側に設けられ、
機体側に固設されたままの状態であるフィーダハウス
(10)側にはガイドローラ(50)(50)を設けた
のみでありフィーダハウス(10)の構成がシンプルと
なり、内部のコンベア(11)のメンテナンスを容易と
している。そして、収穫作業時には前述したように、前
記センシングアーム(58)を用いて水平回動アクチュ
エータ(45)を伸縮制御させて、機体の傾きに関わら
ず、刈取部(8)を圃場面と平行に維持させている。
【0026】本発明は以上のように、脱穀部前部より昇
降可能にフィーダハウス(10)を突設し、該フィーダ
ハウス(10)前部に刈取部(8)のプラットホーム
(2)を連結した汎用コンバインにおいて、前記フィー
ダハウス(10)を機体幅の中心線より左側に設置する
と共に、前記プラットホーム(2)の後面上部の回動支
点軸(42)を機体幅の中心線に設置し、該回動支点軸
(42)後部にフィーダハウス(10)前部を左右傾倒
自在に嵌合する連結フレーム(41)を設けたので、刈
取部(8)側のプラットホーム(2)をフィーダハウス
(10)前部に回動自在に連結する際に、回動支点軸
(42)を枢結する連結操作がなく、その連結操作はフ
ィーダハウス(10)前部をプラットホーム(2)後部
に当接してフィーダハウス(10)前部を上昇回動させ
る等の簡単な構成となり、連結作業を迅速に行うことが
でき作業性が向上する。
【0027】また、連結フレーム(41)をフィーダハ
ウス(10)左右幅の左右一側端部より側方に突設する
ように左右方向に伸延し、突設した連結フレーム(4
1)端部とプラットホーム(2)後面との間に水平回動
アクチュエータ(45)を介装したので、該アクチュエ
ータ(45)を連結する部分を特別に設ける必要がな
く、連結作業をさらに容易に行えるようにして連結作業
の迅速性が向上する。さらに、フィーダハウス(10)
側に回動支点軸(42)や水平回動アクチュエータ(4
5)がないので、フィーダハウス(10)の構成がシン
プルとなり内部のコンベア等のメンテナンスをフィーダ
ハウス(10)を機体側より取り外すことなく容易に行
うことが出来るものである。
【0028】前記回動支点軸(42)を、フィーダハウ
ス(10)の開口部の機体進行方向右側の上方位置に設
けたので、プラットホーム(2)が回動支点軸(42)
を中心として回動されても、プラットホーム(2)側の
開口とフィーダハウス(10)側の開口とが大きくズレ
ることがなく、刈り取られた穀稈をスムースにフィーダ
ハウス(10)内に受け継ぐことができるのである。特
にプラットホーム(2)側の開口をフィーダハウス(1
0)の開口より大きくすることで、穀稈の受け継ぎ性能
を向上させることができるものである。しかも、前記フ
ィーダハウス(10)前端部に形成された導入口(51
a)の下端は前記プラットホーム(2)の後面に開口さ
れた連絡口(2a)の下端より低く形成して段差を設け
たので、プラットホーム(2)が左右に揺動しても受継
部で穀物の流れを遮ることがなく、受け継ぎ性能をさら
に向上させるものである。
【0029】前記プラットホーム(2)下部とフィーダ
ハウス(10)前下部との間に係合部を設け、該係合部
で前記回動支点軸(42)を中心としてガイドするよう
にしたので、プラットホーム(2)とフィーダハウス
(10)の上部を回動自在に連結した連結フレーム(4
1)への負担が減少され、剛性の高い連結構成が構成さ
れ、上下の両側が連結され、より強固な連結構成となる
ものである。
【0030】また、前記プラットホーム(2)の後面上
部の機体幅の中心線に回動支点軸(42)を、同じく前
記フィーダハウス(10)前部の左右両側面の下方にそ
れぞれ係合部を設けて三点支持にしたので回動面が構成
され、プラットホーム(2)が左右に揺動してもフィー
ダハウス(10)への取込み口の関係は常に一定に保た
れるものである。さらに、前記係合部が2個のガイドロ
ーラ(50)と該ガイドローラ(50)を摺動支持する
ガイドホルダー(48)とから構成されており、該ガイ
ドローラ(50)でプラットホーム(2)を支えている
ので、従来のような回動部材を設けることがなく、部品
点数が削減されコストの低ものである。
【0031】次に、上記実施例に説明した汎用コンバイ
ンの各構成部の別の実施例を図面に基づいて順次説明す
る。リール回転軸を図8に示すように構成してもよい。
掻込リール(5)、刈刃(4)及び横送りオーガ(3)
を刈取ヘッダーに取付ける汎用コンバインにおいて、掻
込リール(5)は、円板形側面板(101)(101)
にセンターシャフト(102)両端が一体に固定され、
円筒形のリールフレーム(103)の外形が五角形状に
なるように連結され、前記左右円形側面板(101)
(101)にボルト止め固定させて形成され、センター
シャフト(102)延長部は左右リール軸受(104)
(104)に回転自在に軸支されるように構成されてい
る。このように、センターシャフト(102)は連続し
た長尺状の丸パイプ、例えば鋼管等を回転軸として使用
するので、従来のように左右円形側面板(101)(1
01)の内側に軸架された大径の回転軸に対して外側に
軸架された小径の溶接軸が溶接されて二部材から形成さ
れるセンターシャフトの前記溶接部がねじ切れるような
不具合が解消され、部品点数が削減され、重量軽減に寄
与する。
【0032】また、上記連続した鋼管製センターシャフ
ト(102)両端にドライブッシュを組み込んだ軸受を
用いると摺動抵抗が大きいため、注油を必要とし保守点
検上作業効率が悪く、ブッシュを2個使用するためコス
トが高いという不具合が生じる。そこで、このような不
具合を解消するため、軸受(104)を合成樹脂製、例
えばナイロン製にすることで、摺動抵抗を軽減し、かつ
注油を不要にすると共に、ドライブッシュを削減できる
ので、掻込リール(5)のセンターシャフト(102)
の部品点数が削減でき、重量軽減に寄与する。
【0033】掻込リール(5)のリール前後構造を図9
に示すように構成してもよい。掻込リール(5)を前部
に軸支させるリフトアーム(111)(111)の両端
の左右取付板(112)(112)を介して軸架された
連結パイプ(113)の略中央に支持フレーム(11
4)が吊着され、該フレーム(114)に短尺状のリー
ル昇降支点軸(115)が懸架されている。前記リール
昇降支点軸(115)はブラケット(116)を介して
リール前後移動支点軸(117)の先端部近傍に抱持さ
れ、さらに該リール前後移動支点軸(117)の先端部
は軸受台(118)に支承された軸受(119)に嵌合
されている。また、リール前後移動支点軸(117)の
他端も同様に軸受台(120)に支承された軸受(12
1)に嵌合されている。上記のようにリール昇降支点軸
(115)を短尺状に構成し、かつ該軸(115)とリ
ール前後移動支点軸(117)を連結したので、従来の
ような長尺状のリール昇降支点軸(115)に比べ重量
が軽減され、しかも部品点数が削減できる。
【0034】分草装置の刈取デバイダを図10に示すよ
うに構成してもよい。分草フレーム(131)を介して
分草先頭(132)と分草本体(133)を一体固定し
た分草体(134)を穀稈の長さに応じて高さ方向に調
節するデバイダ(135)を分草フレーム(131)と
ガイドフレーム(136)に介装することでデバイダの
部品点数の削減と重量制限を図るように構成した。な
お、デバイダ(135)の先端部は固定されているのに
対し、後端部は角度調節用の弧状溝(137)が設けら
れているので、分草先頭(132)の傾斜角を所望角度
に選択可能である。このような構成により、分草本体と
分草フレームに設けられた部材、及び分草フレームとガ
イドフレームに設けられた部材から構成されたデバイダ
において、前者の部材を廃止しできるので、部品点数の
削減及び重量の軽減が可能になった。
【0035】刈取部の刈刃保持部を図11に示すように
構成してもよい。従来の刈刃は、プラットホーム側板の
両端部よりはみ出して設けられた受刃に対して往復駆動
して穀稈の刈取りを行っていたが、特に受刃を設けるこ
となく、単に一枚の板を前記側板に平行して取付けるこ
とで刈刃保持部の重量軽減を図るように構成した。すな
わち、プラットホーム側板(141)に対し垂直に長尺
状の刈刃(142)が往復摺動して前記側板(141)
の両端部より突出する部分に対応して、刈刃(142)
が通過できるだけの幅と高さを備えた刈刃摺動用の切欠
孔(143)を備えた刈刃摺動用側板(144)をプラ
ットホーム側板(141)にボルト等により固着するよ
うにした。なお、図中(145)はプラットホーム側板
(141)に垂直に張出したカバー体を示し、往復摺動
する刈刃(142)の保護カバーである。以上説明した
ように、汎用コンバインの各構成部はそれぞれ部品点数
の削減、及び重量軽減に寄与し、汎用コンバイン全体の
低コスト化が可能になる。
【0036】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように、本発明
の脱穀部前部より昇降可能にフィーダハウスを突設し、
該フィーダハウス前部に刈取部のプラットホームを連結
した汎用コンバインにおいて、請求項1のものによれ
ば、フィーダハウスを機体幅の中心線より左側に設置す
ると共に、前記プラットホームの後面上部の回動支点軸
を機体幅の中心線に設置したので、汎用コンバインの重
量バランスが良く、かつ機体の左右方向への傾きに応じ
たプラットホームの円滑な揺動が得られる。また、請求
項2のものによれば、機体幅の中心線に設置した回動支
点軸と、フィーダハウス前部の左右両側面の下方にそれ
ぞれ係合部とを設けて三点支持したので、機体の左右方
向への傾きに応じてプラットホームが揺動しても、プラ
ットホーム側の開口部とフィーダハウス側の開口部とが
大きくズレることがなく円滑に連通される。また、プラ
ットホームをフィーダハウスに連結する作業が容易で作
業性が良好である。さらに、請求項3のものによれば、
係合部がガイドローラと、該ガイドローラを摺動支持す
るガイドホルダーとを備えているので、フィーダハウス
の構成がシンプルとなり、プラットホームをフィーダハ
ウスに連結する作業がワンタッチででき、迅速な作業性
が得られる。そして、請求項4のものによれば、ガイド
ホルダーは開閉可能に構成されているので、より迅速な
作業性が得られると共にメンテナンスを容易にしてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用コンバインの全体側面図
【図2】汎用コンバインの全体平面図
【図3】汎用コンバインの正面図
【図4】刈取部の側面図
【図5】刈取部のプラットホームとフィーダハウスとの
連結構成を説明する側面図
【図6】プラットホームの連結構成の部分後面図
【図7】プラットホームのガイドホルダー部分を示す後
面図
【図8】リール回転軸を説明する正面図
【図9】リール前後構造を説明する正面図
【図10】刈取デバイダを説明する側面図
【図11】刈刃保持部を説明する側面図
【符号の説明】
2 プラットホーム 5 掻込リール 7 分草体 8 刈取部 15 運転席 17 キャビン 18 脱穀部 51a 導入口 51b 嵌合部 52 支軸 60 枢結パイプ 102 センターシャフト 104 軸受 115 リール昇降支点軸 117 リール前後移動支点軸 131 分草フレーム 135 デバイダ 142 刈刃 144 刈刃摺動用側板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B076 AA04 BA03 CA02 2B084 AA03 BD11 BD21 2B382 GA03 GA10 HF02 HF07 HF16 HF17 HF21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀部前部より昇降可能にフィーダハウ
    スを突設し、該フィーダハウス前部に刈取部のプラット
    ホームを連結した汎用コンバインにおいて、前記フィー
    ダハウスを機体幅の中心線より左側に設置すると共に、
    前記プラットホームの後面上部の回動支点軸を機体幅の
    中心線に設置したことを特徴とする汎用コンバインの刈
    取部。
  2. 【請求項2】 前記機体幅の中心線に設置した回動支点
    軸と、前記フィーダハウス前部の左右両側面の下方にそ
    れぞれ係合部とを設けて三点支持したことを特徴とする
    請求項1に記載の汎用コンバインの刈取部。
  3. 【請求項3】 前記係合部がガイドローラと、該ガイド
    ローラを摺動支持するガイドホルダーとを備えているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の汎用コンバインの刈取
    部。
  4. 【請求項4】 前記ガイドホルダーは開閉可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載の汎用コンバ
    インの刈取部。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010154759A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Iseki & Co Ltd 刈取装置

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JP2010154759A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Iseki & Co Ltd 刈取装置

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