JP2009150701A - 車載用ナビゲーション装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】高高地を走行中においてハードディスク以外のメモリから読み出したデータに基づく簡便な経路案内情報を提供することで高高地における機能制限を補う。
【解決手段】経路計算処理部29aは、目的地までの経路を計算し、この経路が高高地エリア内を通る場合、当該高高地エリア内を通る区間の案内データを外部メモリ24へ書き込む。高高地エリア判定処理部29bは、目的地までの経路が高高地エリア内を通るか否かを判定する。高高地エリア内現在位置判定処理部29cは、高高地エリア内を走行中において経路上の分岐点の通過を検知する。経路案内処理部29dは、ターンリストデータを生成し外部メモリ24へ書き込む。そして、経路案内の途上において高高地エリア外から高高地エリア内へ進入したときに、通常の経路案内に代えて、外部メモリ24に予め記録しておいたターンリストデータに基づいてターンリストを表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハードディスクドライブを有する車載用ナビゲーション装置に関し、特に、標高の高い地域でのハードディスクドライブへのアクセス制御に関する。
従来、地図データに基づいて現在位置周辺の地図をディスプレイに表示したり、目的地までの最適な経路を計算して走行案内を行う車載用ナビゲーション装置等の車載装置において、地図データ等を記憶するための記憶媒体としてハードディスクドライブを用いたものが広く普及している。また、ハードディスクドライブの大量な記憶容量を利用して、地図データだけでなく、車載用ナビゲーション装置が作動するためのアプリケーションソフトウェアや、車載用ナビゲーション装置に一体化されたオーディオ機能で利用するための音楽データや映像データ等をハードディスクドライブに記憶させるものがある。
ハードディスクドライブは、磁性体を塗布した記憶媒体であるディスクに磁気ヘッドを用いて情報を記録又は読み出す記憶装置である。ハードディスクドライブの作動時においては、高速で回転するディスクと共に回転する空気の圧力によってディスク上方に位置する磁気ヘッドがディスクから極わずかだけ浮き上がる構造となっている。よって、周辺の気圧が著しく低下している環境下でハードディスクドライブが作動すると、磁気ヘッドを浮上させる空気圧の低下によりディスクと磁気ヘッドとの間隔を適正な状態に維持できなくなる。その結果、ディスクと磁気ヘッドが衝突することでディスクを損傷してしまうおそれがある。そして、気圧は高度が上昇するにつれて低下するため、ハードディスクドライブには高度による使用限界がある。一般的には、ハードディスクドライブの高度に対する動作保証は、高度3000m(約0.7気圧)〜5000m(約0.5気圧)程度までとなっている。
したがって、ハードディスクドライブを搭載した車載装置においては、ハードディスクドライブの作動が保証されている高度を超えるような高高地(例えば、3000m級、あるいは4000〜5000m級の道路)での使用が想定される場合、ハードディスクドライブの破損を防止するための対策が必要となる。
そこで、車両が所定の高度(例えば3000m)以上に到達したときに、ハードディスクドライブに記憶されている地図データの一部を外部メモリに記憶した後、ハードディスクドライブを停止し、3000m以上の高高地を走行中には外部メモリに記憶されている地図データに基づいて経路案内を行う技術が案出されている(例えば特許文献1参照)。このような技術により、高高地においてハードディスクドライブを停止させることでハードディスクドライブの破損を防止しながらも、経路案内を継続可能にすることを実現している。
特開2004−317385号公報
しかしながら、特許文献1に記載のように、高高地内を走行中に必要となる範囲の地図データを外部メモリに記憶するには、それ相応の大量の記憶容量を必要とする。そのため、そのような大量の記憶容量を有する記憶媒体を製品に備えることは、製品コストの高騰につながる。よって、高高地で地図データを外部メモリに退避してハードディスクドライブの停止中にも経路案内を継続するという機能は、製品コスト等の事情を考慮した結果、製品によっては実装されないことも考えられる。
このような製品では、高高地でハードディスクドライブの作動を停止することで地図データを読み出せなくなり、地図表示を含む経路案内を継続できなくなるといった機能制限が生じる。その結果、高高地においては車載用ナビゲーション装置の利便性が著しく低下し、製品に対するユーザの信頼を損ねてしまうおそれがある。そのため、特に大容量の記憶媒体を必要しない簡便な方法によって、高高地を走行中にも経路案内情報を提供可能にすることで、高高地でハードディスクドライブが作動しないことに起因する機能制限を補うことが肝要である。
本発明は、上記の問題を解決するためになされており、高高地を走行中においては、ハードディスクドライブから随時データを読み出して行う経路案内に代えて、ハードディスクドライブ以外の外部メモリ等から読み出したデータに基づく簡便な経路案内情報を提供することで、高高地における機能制限を補うための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置は、次のような特徴を有する。
地図データを記憶する記憶手段としてハードディスクドライブを備え、このハードディスクドライブから読み出した地図データに基づいて、目的地までの経路計算及びこれに基づく経路案内を行い、さらに、車両の現在位置を検出する位置検出手段を備え、この位置検出手段により検出された現在位置が所定の高高度以上の地域を含む高高地エリアであると判定した場合、ハードディスクドライブの作動を禁止する機能を有する車載用ナビゲーション装置であって、判定エリアデータ記憶手段と、リスト記憶手段と、リスト生成手段と、高高地判定手段と、表示制御手段とを備える。
判定エリアデータ記憶手段は、地図データで示される地図座標及び位置検出手段により検出される位置座標に対応する座標平面に対して、高高地エリアである範囲と高高地エリアではない範囲とを定義する高高地判定エリアデータを記憶する。リスト生成手段は、経路計算において算出した目的地までの経路を判定エリアデータ記憶手段に記憶されている高高地判定エリアデータに照らし合わせ、当該経路が高高地エリア内を通るか否かを判定する。そして、当該経路が高高地エリア内を通ると判定した場合、当該経路のうち少なくとも高高地エリア内を通る区間に含まれる分岐点及び分岐点間の経路に関する案内情報を走行順に示した分岐リストを表示するためのデータをハードディスクドライブに記憶されている地図データから読み出し、これを分岐リストデータとしてリスト記憶手段に記憶する。
高高地判定手段は、位置検出手段により検出された位置座標を判定エリアデータ記憶手段に記憶されている高高地判定エリアデータに照らし合わせることで、現在位置が高高地エリアであるか否かを判定する。表示制御手段は、経路計算において算出した目的地までの経路に基づく経路案内の途次において、高高地判定手段により現在位置が高高地エリアであると判定されている間、ハードディスクドライブから地図データを読み出して行う経路案内に代えて、リスト記憶手段に記憶されている分岐リストデータに基づく分岐リストを表示する。
なお、ここでいう所定の高高度とは、例えばハードディスクドライブの作動が保証されている高度の上限値、あるいは、ハードディスクドライブの作動が保証される気圧の下限値に到達する高度とすることが考えられる。
このように構成された車載用ナビゲーション装置によれば、高高地エリア内を走行中において、ハードディスクドライブから随時読み出す地図データに基づく経路案内の代わりに、リスト記憶手段に予め記憶しておいた分岐リストを表示することで、高高地エリアでハードディスクドライブの作動を禁止した際における機能制限を補うことができる。
この分岐リストは、経路上の分岐点や分岐点間の経路に関する案内情報の一覧であり、例えば分岐点や分岐点間の経路の名称、分岐点での進行方向、分岐点間の距離等の情報を走行順にリスト表示したものである。このような簡素な構成を有する分岐リストは、地図表示や、交差点のクローズアップ画像等の各種案内画像を用いる経路案内に必要なデータに比べれば格段にデータ量は格段に小さいものである。したがって、分岐リストデータを記憶しておくリスト記憶手段に必要な記憶容量は、高高地エリア内を走行中に必要となる範囲の地図データを外部メモリに記憶する場合よりも格段に小さくて済み、本発明の機能を実装する際には記憶装置の追加に起因するコストの上昇を抑えることができる。
つぎに、請求項2に記載の車載用ナビゲーション装置は、報知手段と受付手段とを更に備え、高高地エリア外から高高地エリア内に進入したときに、分岐リストの表示の許否を問い合わせる旨のメッセージを報知手段を介してユーザに対して報知する。そして、このメッセージに対する応答として、分岐リストの表示を許可する旨の操作指示を受付手段を介して受け付けた場合、リスト記憶手段に記憶されている分岐リストデータに基づく分岐リストを表示することを特徴とする。
このように構成することで、分岐リストの表示の有無をユーザの意思により選択可能になり、便利である。さらに、分岐リストの表示の許否を問い合わせる旨のメッセージと共に、高高地ではハードディスクドライブを作動させることができないことを説明するメッセージを報知することで、通常の経路案内から分岐リスト表示に切り替えなければならない事情をユーザに理解させることができる。
ところで、分岐リストを表示中において、既に通過した分岐点及び分岐点間の経路に関する情報については、ユーザにとって必要性が低い情報であるため、表示する対象から除外しても差し支えないと考えられる。また、一画面に表示できる分岐リストの件数に限りがあり、分岐リストデータにおける全情報を一画面に表示しきれない場合、車両の進行に応じて古い情報を除外し、替わりに先の行程に関する情報を新たに表示することが肝要である。
そこで、請求項3に記載の車載用ナビゲーション装置のように構成するとよい。具体的には、表示中の分岐リストに含まれる分岐点の通過を位置検出手段により検出された現在位置の推移に基づき判定し、当該通過した分岐点並びにそれ以前の分岐点及び分岐点間の経路に関する情報については分岐リストの表示から順次除外すると共に、分岐リストデータのうち未通過でかつ表示中でない分岐点及び分岐点間の経路に関する案内情報を走行順に分岐リストの表示に順次追加する。
なお、分岐点の通過を判定するには、例えば位置検出手段により取得した座標に基づく車両の走行軌跡が分岐点の座標を通過したかどうかによって判定すればよい。
このように構成することで、車両の進行に応じて表示中の分岐リストの内容が順次更新され、表示中の分岐リストには現在位置よりも先の行程の情報が常に表示されることになる。よって、行程に対する進捗状況や先の行程に関する情報をユーザが把握し易くなり、好適である。
なお、分岐点の通過を判定する際、請求項4に記載のように、位置検出手段により検出された現在位置と、この検出結果に対する精度とに基づいて現在位置が含まれると推定される範囲を特定し、この範囲内に前記分岐点が入ることで、当該分岐点を通過したと判定するようにするとよい。このようにすることで、位置検出手段による現在位置の検出結果に誤差がある場合でも、その誤差を加味した態様にて分岐点の通過を適切に判定できる。
例えば、位置検出手段としてGPS受信機を用いる場合、GPSの測位精度の評価に用いられる指標である精度劣化指数(DPS:Dilution Of Precision)及び利用者等価測距誤差(UERE:User Equivalent Ranging Error)から求められる水平位置精度(EPE:Estimated Position Error)を利用することが考えられる。水平位置精度EPEは、GPSによる測位誤差を考慮して現在位置が存在すると推定される範囲を示すものである。よって、現在位置の座標を中心としたEPEの範囲内に分岐点の座標が入ることで、当該分岐点を通過したと判定すれば、通過判定の確実性を向上できると考えられる。また、位置検出手段としてGPS受信機の他に距離センサやジャイロセンサ等を併用する場合、各センサ固有の誤差を現在位置が含まれると推定される範囲に加味するように構成してもよい。
ところで、地図データに基づいて分岐点リストデータを生成する際、目的地までの経路のうち高高地エリア内を通る区間だけに含まれる分岐点及び分岐点間の経路に関する分岐リストを生成するのではなく、請求項5に記載のように、目的地までの経路の全行程に含まれる分岐点及び分岐点間の経路に関する分岐リストデータを生成するように構成してもよい。
このようにすることで、高高地エリア内を走行中において、当該高高地エリア内の案内情報だけでなく、更にその先の行程に関する案内情報を分岐リストとして提示可能になり、ユーザに対してより多くの情報を提供することができる。よって、高高地エリアでハードディスクドライブの作動を禁止した際における機能制限を十分に補うことができる。
以上で説明したような車載用ナビゲーション装置におけるリスト生成手段、高高地判定手段及び表示制御手段をコンピュータシステムで実現するには、請求項6に記載のようにコンピュータシステム上で稼動するプログラムとして備えればよい。このようなプログラムは、例えば磁気/光/光磁気ディスク、ハードディスク、ROM、RAM等のコンピュータにて読取可能な記憶媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードすることにより、上記各手段としての機能を実現できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[1.車載用ナビゲーション装置1の構成の説明]
図1は、実施形態の車載用ナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、車載用ナビゲーション装置1は、車両の現在位置を検出する位置検出器21と、利用者からの各種指示を入力するための操作スイッチ群22と、地図データやプログラム等を記憶する大容量記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)23と、各種情報を記憶する外部メモリ24と、地図表示画面等の各種表示を行うための表示装置25と、各種のガイド音声等を出力するための音声出力装置26と、制御部29とを備える。
位置検出器21は、GPS用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置座標を検出するGPS受信機21aと、車両に加えられる回転運動の角速度に応じた検出信号を出力するジャイロスコープ21bと、車両の速度に応じた検出信号を出力する車速センサ21cとを備えている。そして、これら各センサ等21a〜21cは、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。
操作スイッチ群22は、表示装置25と一体に構成され表示面上に設置されるタッチパネル及び表示装置25の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等が用いられる。
ハードディスクドライブ23は、情報を記憶するハードディスクと、ハードディスクに対して情報を読み書きするための磁気ヘッド、駆動部、制御部等からなるコントローラとが一体となった記憶装置である。ハードディスクドライブ23は、制御部29からの制御に基づいてハードディスクからデータを読み出し、これを制御部29へ入力する。ハードディスクドライブ23が記憶しているデータは、ノード情報及びリンク情報からなる道路データや、地図表示に必要な描画データ等からなる地図データや、いわゆるマップマッチング用のデータ、経路探索・案内用データ、車載用ナビゲーション装置1の作動のためのプログラム、意匠画像データ等を含む各種データである。なお、このハードディスクドライブ23は、高度5000m以下、又は0.5気圧以上での使用環境において正常な作動が保証されているものと想定する。
外部メモリ24は、高高地判定エリアデータやターンリストデータ(本発明の分岐リストデータに相当。詳細な内容については後述する)、ターンリストを描画するための意匠画像データ等の各種データを記憶するためのものである。この外部メモリ24には、電気的又は磁気的に記憶内容を書き換え可能で、かつ、電源を切っても記憶内容を保持できる記憶装置(例えば、不揮発性半導体メモリ等)を用いる。
ここで、高高地判定エリアデータについて、図2に基づき説明する。図2は、高高地判定エリアデータの概要を模式的に示す説明図である。高高地判定エリアデータは、地図座標平面を所定の緯度・経度ごとに区切ったメッシュ状の分割エリアに対して、それぞれ高高地エリアであるか否かを識別するための符号を割り当てたデータである。
例えば、図2(a)に示すように、緯度・経度の座標(X1,Y1),(X2,Y1),(X1,Y2),(X2,Y2)を頂点とする地図座標領域の中央付近において、高度5000m以上の高高度地域が斑状に分布すると仮定する。この地図座標領域に対応する高高地判定エリアデータを作成する場合、この地図座標領域をさらに細かく分割した分割エリアを定義する。そして、図2(b)に示すように、高度5000m以上の高高度地域が一部でも含まれる分割エリアに対しては、当該分割エリアが高高地エリアである旨を示す「1」の符号を割り当てる。一方、高度5000m以上の高高度地域が含まれない分割エリアに対しては、当該分割エリアが高高地エリア以外である旨を示す「0」の符号を割り当てる。このようにして定義される高高地判定エリアデータは、ハードディスクドライブ23に格納されている地図データで示される地図座標領域の一部又は全部について、この地図座標領域を分割した個々の分割エリアごとに高高地エリアであるか否かを定義するテーブルデータとして外部メモリ24に予め格納されている。
図1の説明に戻る。表示装置25は、液晶ディスプレイ等の表示面を有するカラー表示装置である。表示装置25は、制御部29からの映像信号の入力に応じて各種画像を表示面に表示可能である。例えば、車両が走行中においては、ナビゲーション画面として位置検出器21にて検出した車両の現在位置とハードディスクドライブ23から入力された地図データとから特定した現在位置周辺の地図上に、現在位置を示すマーク、目的地までの誘導経路、名称、目印、各種ランドマークのシンボル等の付加データとが重ねて表示される。
音声出力装置26は、各種情報を音声にてユーザに報知できるように構成されている。これによって、表示装置25による表示と音声出力装置26からの音声出力との両方でユーザに対してルート案内等の各種案内をすることができる。
制御部29は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらの構成を接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、上述した各部構成を制御する。この制御部29は、ROMやハードディスクドライブ23、外部メモリ24等から読み込んだプログラムや各種データに従って種々の処理を実行する。
例えば、ナビゲーション関係の処理としては、地図表示処理や経路案内処理等が挙げられる。地図表示処理は、位置検出器21からの各検出信号に基づいて車両の現在位置を算出し、ハードディスクドライブ23から読み込んだ現在位置付近の地図等を表示装置25に表示する処理である。また、経路案内処理は、ハードディスクドライブ23に格納された地点データと、操作スイッチ群22等の操作に従って設定された目的地とに基づいて、現在位置から目的地までの最適な経路である目的地経路を算出し、現在位置と目的地経路との関係を考慮して目的までの走行案内を行う処理である。このように自動的に最適な経路を設定する手法として、ダイクストラ法によるコスト計算等の手法が知られている。
また、車載用ナビゲーション装置1は、ハードディスクドライブ23の正常な作動が保証されている高度の上限(5000m)を超える地域での使用が想定されている。そのため、制御部29は、車両の走行中に高度5000m以上の地域を含む高高地エリアへ進入した場合、ハードディスクドライブ23の作動を禁止し、高度5000m以上の地域でハードディスクドライブ23を作動させることによる破損を防止する。
このとき、高高地エリア内においてハードディスクドライブ23の作動を禁止するため、上述の地図表示処理や経路案内処理においてハードディスクドライブ23から地図表示や経路案内に必要なデータを読み出すことができなくなる。その結果、高高地エリア内を走行中には通常の地図表示及び経路案内は継続できない。そこで、制御部29は、本発明の特徴的な処理として、高高地エリア内を走行中においては、通常の地図表示や経路案内に代えて、目的地までの経路上の分岐点及び分岐点間の経路に関する案内情報を走行順に一覧にしたターンリストを表示装置25に表示する。
図3は、高高地エリア内を走行中にターンリストの表示を行うための各種機能の相関を模式的に示す機能ブロック図である。制御部29は、図3に示すように、高高地エリアにおけるターンリストの表示に係る機能ブロックとして経路計算処理部29a、高高地エリア判定処理部29b、高高地エリア内現在位置判定処理部29c、経路案内処理部29d、及び描画処理部29eを有する。
このうち、経路計算処理部29aは、ユーザにより入力された目的地までの経路を計算し、この経路が高高地エリア内を通る場合、当該高高地エリア内を通る区間における分岐点及び経路に関する案内データを外部メモリ24へ書き込む(「経路計算処理」)。高高地エリア判定処理部29bは、経路計算処理部29aにおいて計算された経路と高高地判定エリアデータとを照らし合わせ、当該経路が高高地エリア内を通るか否かを判定する。
高高地エリア内現在位置判定処理部29cは、高高地エリア内を走行中において位置検出器21による検出結果から現在位置を判定し、分岐点の通過を検知する。
経路案内処理部29dは、「経路案内処理」と、「経路案内切替処理」と、「ターンリスト表示処理」とを実行する。「経路案内処理」では、目的地までの経路が高高地エリア内を通るか否かによって、ターンリストデータを生成し、これを外部メモリ24へ書き込むか、ターンリストデータを生成せずに通常の経路案内を開始するかの何れかを行う。「経路案内切替処理」では、経路案内の途上において高高地エリア外から高高地エリア内へ進入したときに、通常の地図表示及び経路案内からターンリスト表示へ切り替える。「ターンリスト表示処理」では、外部メモリ24に予め記録しておいたターンリストデータに基づいてターンリストを表示させる。
描画処理部29eは、高高地エリア外を走行中の通常時においては、ハードディスクドライブ23から読み出した地図データや意匠画像データに基づく地図や案内画像等の表示を行い、高高地エリア内を走行中においては、外部メモリ24から読み出したターンリストデータや意匠画像データに基づくターンリスト表示を行う。
なお、上述した一連の各処理の詳細な内容については、後述する。
以上、車載用ナビゲーション装置1の概略構成について説明したが、本実施形態における車載用ナビゲーション装置1の構成と特許請求の範囲に記載した構成との対応は次のとおりである。本実施形態における車載用ナビゲーション装置1の位置検出器21が、特許請求の範囲における位置検出手段に相当する。また、外部メモリ24が判定エリアデータ記憶手段及びリスト記憶手段に相当する。また、表示装置25が報知手段に相当する。また、操作スイッチ群22が受付手段に相当する。また、制御部29がリスト生成手段、高高地判定手段及び表示制御手段に相当する。
[2.制御部29が実行する各処理の説明]
以下、制御部29が実行する各種処理の詳細な内容について、図4〜8,10のフローチャート及び図9,11の説明図に基づいて説明する。
[2−1.全体処理の説明]
図4は、制御部29が実行する経路案内の全体処理の手順を示すフローチャートである。この全体処理は、車載用ナビゲーション装置1の電源がオンにされると共に開始される。
制御部29は、まず、位置検出器21からの入力信号に基づいて車両の現在位置を検出する(S10)。つぎに、現在位置周辺の地図データをハードディスクドライブ23から読み込む(S20)。そして、読み込んだ地図データを基に現在位置を示すマークと現在位置周辺の地図とを重ねた画面を表示装置25に表示する(S30)。
現在位置周辺の地図を表示した後、ユーザから所定の操作が行われることにより目的地が設定されたか否かを判定する(S40)。ここで、目的地が設定されていない場合(S40:NO)、S10の処理へ戻る。一方、目的地が設定されたと判定した場合(S40:YES)、現在位置から目的地までの経路を計算する「経路計算処理」を実行する(S50)。なお、この「経路計算処理」の詳細な内容については後述する。「経路計算処理」を実行した後、目的地までの経路に従って経路案内を行うと共に、高高地エリア内でターンリストの表示を行う「経路案内処理」を実行する(S60)。なお、この「経路案内処理」の詳細な内容については後述する。
[2−2.「経路計算処理」の説明]
図5は、制御部29が実行する「経路計算処理」の手順を示すフローチャートである。この処理は、上述の全体処理(図4参照)のS50において実行される処理である。
制御部29は、まず、設定された目的地周辺の地図データをハードディスクドライブ23から取得する(S51)。そして、経路計算を開始するためのユーザからの指示が入力されたか否かを判定する(S52)。ここで、ユーザからの指示が入力されていない間(S52:NO)、この処理を繰り返す。そして、経路計算を開始するためのユーザからの指示が入力されたと判定した場合(S52:YES)、地図データに含まれる地点データと設定された目的地とに基づいて、現在位置から目的地までの最適な経路を算出する(S53)。
つづいて、この算出した目的地までの経路と、外部メモリ24に格納されている高高地判定エリアデータとを照らし合わせ、目的地までの経路が高高地エリア内を通るか否かを判定する高高地エリア判定処理を行う(S54)。この高高地エリア判定処理の結果、目的地までの経路が高高地エリア内を通らないと判定した場合(S55:NO)、「経路計算処理」を終了する。
一方、高高地エリア判定処理の結果、目的地までの経路が高高地エリア内を通ると判定した場合(S55:YES)、目的地までの経路が高高地エリア内を通ることを示す識別情報である高高地エリアフラグをオンにセットする(S56)。そして、目的地までの経路のうち高高地エリア内を通る区間に含まれる分岐点及び分岐点間の経路に関する案内データをハードディスクドライブ23内の地図データから取得し、これを外部メモリ24に書き込む(S57)。なお、地図データから取得する案内データとしては、例えば分岐点の位置座標、分岐点や分岐点間の経路の名称、分岐点間の距離等を示すデータが挙げられる。
[2−3.「経路案内処理」の説明]
図6は、制御部29が実行する「経路案内処理」の手順を示すフローチャートである。この処理は、上述の全体処理(図4参照)のS60において実行される処理である。
制御部29は、まず、高高地エリアフラグがオンであるか否かを判定する(S61)。ここで、S61で高高地エリアフラグがオンであると判定した場合(S61:YES)、目的地までの経路及び外部メモリ24に記憶されている案内データを基に、各分起点及び分岐点間の経路の案内情報を走行順に示すターンリストを表示するためのターンリストデータを作成する(S62)。このターンリストデータには、既にハードディスクドライブ23から取得してある分岐点及び分岐点間の経路に関する案内データの他に、分岐点における進行方向やスタート地点から目的地までの道程といった情報が、目的地までの経路に基づいて追加される。
ターンリストデータを作成した後、この作成したターンリストデータを外部メモリ24に書き込み(S63)、「経路案内切替処理」を開始する(S64)。この「経路案内切替処理」においては、高高地エリア以外を走行中には目的地までの経路に沿って地図表示やガイド音声による通常の経路案内を行う。一方、高高地エリア内に進入した際には、通常の経路案内からターンリスト表示に切り替え、高高地エリアから脱するか目的地に到着するまでの間ターンリストの表示を行う。なお、この「経路案内切替処理」の詳細な内容については後述する。
一方、S61で高高地エリアフラグがオフであると判定した場合(S61:NO)、目的地までの経路に沿って地図表示やガイド音声による走行案内を行う通常の経路案内(以下「通常案内処理」とも称する)を開始する(S65)。この「通常案内処理」においては、経路案内に必要な地図データや意匠画像データ等をハードディスクドライブ23から随時読み出して処理を実行する。なお、この「通常案内処理」については、従来の経路案内と同様なので、ここでの詳しい説明は省略する。
[2−4−1.「経路案内切替処理(第1実施形態)」の説明]
図7は、制御部29が実行する「経路案内切替処理」の第1実施形態の手順を示すフローチャートである。この処理は、上述の「経路案内処理」(図6参照)のS64において実行される処理である。
制御部29は、まず、位置検出器21からの入力信号に基づいて車両の現在位置を検出し、これを高高地判定エリアデータに照合することで現在位置が高高地エリアに該当するか否かを判定する(S611)。ここで、現在位置が高高地エリアに該当しないと判定した場合(S611:NO)、上述の「通常案内処理」にて経路案内を実行しつつ(S612)、S611の処理へ戻る。
一方、S611で現在位置が高高地エリアに該当すると判定した場合(S611:YES)、上述の「通常案内処理」による経路案内を中止し、外部メモリ24に記憶されているターンリストデータを制御部29内の作業用メモリへ読み出す(S613)。そして、外部メモリ24に格納されたデータに基づいてターンリストを表示装置25に表示する「ターンリスト表示処理」の実行に切り替える(S614)。この「ターンリスト表示処理」の詳細な内容については後述する。なお、車両が高高地エリアに進入したと判定された時点で、ハードディスクドライブ23の作動が禁止される。
「ターンリスト表示処理」を実行した後、位置検出器21からの入力信号に基づいて車両が目的地に到達したか否かを判定する(S615)。ここで、車両が目的地に到達していないと判定した場合(S615:NO)、S611の処理へ戻る。一方、車両が目的地に到達したと判定した場合(S615:YES)、「経路案内切替処理(第1実施形態)」を終了する。
[2−4−2.「経路案内切替処理(第2実施形態)」の説明]
図8は、制御部29が実行する「経路案内切替処理」の第2実施形態の手順を示すフローチャートである。この処理は、上述の「経路案内処理」(図6参照)のS64において実行される処理である。
制御部29は、まず、位置検出器21からの入力信号に基づいて車両の現在位置を検出し、これを高高地判定エリアデータに照合することで現在位置が高高地エリアに該当するか否かを判定する(S621)。ここで、現在位置が高高地エリアに該当しないと判定した場合(S621:NO)、上述の「通常案内処理」にて経路案内を実行しつつ(S622)、S621の処理へ戻る。
一方、S621で現在位置が高高地エリアに該当すると判定した場合(S621:YES)、上述の「通常案内処理」による経路案内を中止し、ターンリストの表示の許否をユーザに対して問い合わせるためのメッセージ(図9参照)を表示装置25に表示する(S623)。なお、車両が高高地エリアに進入したと判定された時点で、ハードディスクドライブ23の作動が禁止される。
ここで、S623で表示されるメッセージの具体的な内容について、図9に基づき説明する。図9は、ターンリストの表示の許否を問い合わせるメッセージの表示の一例を示す説明図である。
図9に示すように、画面上には高高地エリア内ではハードディスクドライブ23の作動が停止して地図を表示できないことを通知すると共に、ターンリスト表示に切り替えるための操作を促す旨のメッセージが表示されている。また、ターンリスト表示を開始するためのボタン251がGUIで構成されるアイコンとして表示されており、ユーザがこのボタン251を押下することで、ターンリストの表示を開始するための指示を入力することができる。
図8のフローチャートの説明に戻る。S623でターンリストの表示の許否を問い合わせるメッセージを表示した後、ターンリストの表示を許可する旨の指示の入力待ちを行う(S624)。そして、ターンリストの表示を許可する旨の指示が入力されたと判定した場合(S624:YES)、外部メモリ24に記憶されているターンリストデータを制御部29内の作業用メモリへ読み出す(S625)。そして、外部メモリ24に格納されたデータに基づいてターンリストを表示装置25に表示する「ターンリスト表示処理」を実行する(S626)。この「ターンリスト表示処理」の詳細な内容については後述する。
「ターンリスト表示処理」を実行した後、位置検出器21からの入力信号に基づいて車両が目的地に到達したか否かを判定する(S627)。ここで、車両が目的地に到達していないと判定した場合(S627:NO)、S621の処理へ戻る。一方、車両が目的地に到達したと判定した場合(S627:YES)、「経路案内切替処理(第2実施形態)」を終了する。
[2−5.「ターンリスト表示処理」の説明]
図10は、制御部29が実行する「ターンリスト表示処理」の手順を示すフローチャートである。この処理は、上述の「経路案内切替処理(第1,2実施形態)」(図7,8参照)のS614,S626において実行される処理である。
制御部29は、まず、作業用メモリに保持しているターンリストデータから、次に通過すべき分岐点のデータをセットする(S701)。そして、ターンリストデータ内の経路に関するデータに基づき、現在位置から次の分岐点までの距離を算出し、これをセットする(S702)。つづいて、S701,S702でセットしたデータ、作業メモリに保持しているターンリストデータ、及び外部メモリ24に記憶されている意匠画像データ等に基づき、現在位置を起点とするターンリストを表示装置25に表示する(S703)。
ここで、S703で表示されるターンリストの具体的な内容について、図11に基づき説明する。図11は、ターンリストの表示の一例を示す説明図である。
図11に示すように、ターンリストには、現在位置を示すマーク252bと、これに重ねて表示されている現在走行中の道路の名称「CURRENT ROAD」を示すマーク252aが画面の最下段に表示されており、これを起点として画面上方へ向かって分岐点等を示す各種マークが走行順にリストとして表示されている。ここで、矢印マーク253b,254b,255bは、それぞれ分岐点における進行方向を案内するためのマークである。また、それぞれの矢印マークに重ねて表示されるマーク253a,254a,255aは、当該分岐点において矢印マークで示される方向へ進行した先の道路の名称を示すマークである。
また、インジケータ256aは、現在位置から次の分岐点までの経路に沿った距離を示すものであり、インジケータ256b,256cは、それぞれ経路に沿った分岐点間の距離を示すインジケータである。
なお、図11に示すターンリストには、現在位置から3つ先の分岐点までのリストしか表示されていないが、GUIで構成された「▲」アイコン257aを押下することで、リスト全体を画面下方へスクロールさせ、更に先の分岐点に関する情報を走行順に表示させることが可能である。また、画面下方へスクロールさせたリストを基に戻すには「▼」アイコン257bを押下することで、リスト全体を画面上方へスクロールさせることができる。ただし、現在位置よりも前の分岐点又は経路のリストには戻らないこととする。
また、画面左端には、目的地までの経路全体の行程に対する現在位置の進行度合を示すゲージ258が表示されている。
図10のフローチャートの説明に戻る。S703でターンリストの表示を開始した後、前回の判定時から現在位置が移動したか否かを判定する(S704)。ここで、現在位置が移動していないと判定している間(S704:NO)、この処理を繰り返す。そして、現在位置が移動したと判定した場合(S704:YES)、目的地への到達、あるいは高高地エリアからの脱出の何れかに該当するか否かを判定する(S705)。なお、目的地への到達の判定は、目的地の座標と現在位置の座標との比較によって行い、高高地エリアからの脱出は、現在位置の座標を高高地判定エリアデータへ照らし合わせることで行う。
S705で、目的地への到達及び高高地エリアからの脱出の何れにも該当しないと判定した場合(S705:NO)、次の分岐点を通過したか否かを判定する(S706)。なお、分岐点の通過は、当該分岐点の座標と現在位置との比較によって行う。このとき、分岐点の通過をより確実に判定するために、位置検出器21による測位の誤差を加味して通過の判定を行う。具体的には、GPS受信機21aにおける精度劣化指数DOP及び利用者等価測距誤差UERE等から水平位置精度EPEを算出し、現在位置の座標を中心としたEPEの範囲内に分岐点の座標が入ることで、当該分岐点を通過したと判定する。EPEは、GPSによる測位誤差を考慮して現在位置が存在すると予想される範囲を示すものである。よって、このEPEの範囲内に次の分岐点の座標が入ったことで、当該分岐点を通過したと判定することによって、通過判定の確実性を向上できる。
S706で、次の分岐点を通過していないと判定した場合(S706:NO)、S702の処理へ移行し、現在位置から次の分岐点までの距離を再計算する。そして、この計算結果に基づき、次の分岐点までの距離を示すインジケータ256a(図11参照)や、経路全体の行程に対する進行度合を示すゲージ258(図11参照)の内容を更新したターンリストを表示する(S703)。
一方、S706で、次の分岐点を通過したと判定した場合(S706:YES)、S701の処理へ移行し、次に通過すべき分岐点のデータを再セットする。つづいて、現在位置から次の分岐点までの距離を計算し、これを再セットする(S702)。そして、再セットしたデータに基づき、通過済みの分岐点及び経路に関する情報を表示中のターンリストから除外し、現在走行中の道路の名称を起点として画面上方へ向かって各分岐点の情報を走行順に配置することによって、ターンリストの表示内容を更新する(S703)。また、次の分岐点間の距離を示す各インジケータや、経路全体の行程に対する進行度合を示すゲージの内容も適宜更新する。
以上のように、S701〜S706の処理を順次繰り返すことで、車両の進行に応じてターンリストの表示が逐次更新されていく。そして、S705で目的地への到達、あるいは高高地エリアからの脱出の何れかに該当すると判定した場合(S705:YES)、この「ターンリスト表示処理」を終了する。
[3.効果]
本実施形態の車載用ナビゲーション装置1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)高高地エリア内を走行中において、ハードディスクドライブ23から随時データを読み出して行う経路案内の代わりに、外部メモリ24に予め記憶しておいたターンリストを表示することで、高高地エリアでハードディスクドライブ23の作動を禁止した際における機能制限を補うことができる。
(2)ターンリストデータを記憶しておくのに必要な記憶容量は、高高地エリア内を走行中に必要となる範囲の地図データを外部メモリ24に記憶する場合よりも格段に小さくて済み、本実施形態の機能を実装する際には外部メモリ24の記憶容量の増強に起因するコストの上昇を抑えることができる。
(3)第2実施形態の「経路案内切替処理」(図8参照)において、ターンリストの表示の許否を問い合わせる旨のメッセージ(図9参照)を表示する構成にしたことで、ターンリストの表示の有無をユーザの意思により選択可能になり、便利である。さらに、ターンリストの表示の許否を問い合わせる旨のメッセージと共に、高高地ではハードディスクドライブ23を作動させることができないことを説明するメッセージを表示することで、通常の経路案内からターンリスト表示に切り替えなければならない事情をユーザに理解させることができる。
(4)車両の進行に応じて表示中のターンリストの内容が順次更新されることによって、表示中のターンリストには現在位置よりも先の行程の情報が常に表示される。よって、行程に対する進捗状況や先の行程に関する情報をユーザが把握し易く、好適である。
[4.別実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、「経路計算処理」(図5参照)のS57においてターンリストデータを生成するための案内データを取得する際、目的地までの全経路のうち高高地エリア内を通過する区間に含まれる分岐点及び分岐点間の経路の案内データのみを取得している。これに対し、高高地エリア内を通過する区間だけでなく、経路の全区間の分岐点及び分岐点間の案内データを読み出すような構成であってもよい。このようにすることで、高高地エリア内を走行中において、当該高高地エリア内の案内情報だけでなく、更にその先の行程に関する案内情報をターンリストとして提示可能になり、ユーザに対してより多くの情報を提供することができる。
また、上記実施形態では、現在位置が高高地エリアに該当するか否かを判断する際、外部メモリ24に格納されている高高地判定エリアデータに基づいて判定する構成となっているが、現在位置の高度を判定する方法はこれに限らない。例えば、GPS受信機21aによって受信した衛星からの電波信号に基づく三次元測位によって高度を測定し、その測定された高度に基づいて高高地エリアに該当するか否かを判定してもよい。また、気圧センサにより計測した気圧によって高度を特定するような構成であってもよい。
実施形態の車載用ナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。 高高地判定エリアデータの概要を模式的に示す説明図である。 ターンリストの表示を行うための各種機能の相関を模式的に示す機能ブロック図である。 経路案内の全体処理の手順を示すフローチャートである。 「経路計算処理」の手順を示すフローチャートである。 「経路案内処理」の手順を示すフローチャートである。 「経路案内切替処理」の第1実施形態の手順を示すフローチャートである。 「経路案内切替処理」の第2実施形態の手順を示すフローチャートである。 ターンリストの表示の許否を問い合わせるメッセージの表示の一例を示す説明図である。 「ターンリスト表示処理」の手順を示すフローチャートである。 ターンリストの表示の一例を示す説明図である。
符号の説明
1…車載用ナビゲーション装置、21…位置検出器、21a…GPS受信機、21b…ジャイロスコープ、21c…車速センサ、22…操作スイッチ群、23…ハードディスクドライブ、24…外部メモリ、25…表示装置、26…音声出力装置、29…制御部

Claims (6)

  1. 地図データを記憶する記憶手段としてハードディスクドライブを備え、このハードディスクドライブから読み出した地図データに基づいて、目的地までの経路計算及びこれに基づく経路案内を行い、さらに、車両の現在位置を検出する位置検出手段を備え、この位置検出手段により検出された現在位置が所定の高高度以上の地域を含む高高地エリアであると判定した場合、前記ハードディスクドライブの作動を禁止する機能を有する車載用ナビゲーション装置であって、
    前記地図データで示される地図座標及び前記位置検出手段により検出される位置座標に対応する座標平面に対して、前記高高地エリアである範囲と前記高高地エリアではない範囲とを定義する高高地判定エリアデータを記憶する判定エリアデータ記憶手段と、
    分岐リストデータを記憶するためのリスト記憶手段と、
    前記経路計算において算出した目的地までの経路を前記判定エリアデータ記憶手段に記憶されている高高地判定エリアデータに照らし合わせ、当該経路が前記高高地エリア内を通ると判定した場合、当該経路のうち少なくとも前記高高地エリア内を通る区間に含まれる分岐点及び分岐点間の経路に関する案内情報を走行順に示した分岐リストを表示するためのデータを前記ハードディスクドライブに記憶されている地図データから読み出し、これを分岐リストデータとして前記リスト記憶手段に記憶するリスト生成手段と、
    前記位置検出手段により検出された位置座標を前記判定エリアデータ記憶手段に記憶されている高高地判定エリアデータに照らし合わせることで、現在位置が前記高高地エリアであるか否かを判定する高高地判定手段と、
    前記経路計算において算出した目的地までの経路に基づく経路案内の途次において、前記高高地判定手段により現在位置が前記高高地エリアであると判定されている間、前記ハードディスクドライブから地図データを読み出して行う前記経路案内に代えて、前記リスト記憶手段に記憶されている分岐リストデータに基づく分岐リストを表示する表示制御手段とを備えること
    を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  2. 請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置において、
    ユーザに対して情報を報知する報知手段と、
    ユーザからの操作指示を受け付ける受付手段とを更に備え、
    前記表示制御手段は、前記高高地エリア外から前記高高地エリア内に進入したときに、前記分岐リストの表示の許否を問い合わせる旨のメッセージを前記報知手段を介してユーザに対して報知し、このメッセージに対する応答として、分岐リストの表示を許可する旨の操作指示を前記受付手段を介して受け付けた場合、前記リスト記憶手段に記憶されている分岐リストデータに基づく分岐リストを表示すること
    を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車載用ナビゲーション装置において、
    前記表示制御手段は、表示中の分岐リストに含まれる分岐点の通過を前記位置検出手段により検出された現在位置の推移に基づき判定し、当該通過した分岐点並びにそれ以前の分岐点及び分岐点間の経路に関する情報については前記分岐リストの表示から順次除外すると共に、前記分岐リストデータのうち未通過でかつ表示中でない分岐点及び分岐点間の経路に関する案内情報を走行順に前記分岐リストの表示に順次追加すること
    を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  4. 請求項3に記載の車載用ナビゲーション装置において、
    前記表示制御手段は、前記位置検出手段により検出された現在位置と、この検出結果に対する精度とに基づいて現在位置が含まれると推定される範囲を特定し、この範囲内に前記分岐点が入ることで、当該分岐点を通過したと判定すること
    を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の車載用ナビゲーション装置において、
    前記リスト生成手段は、前記経路計算において算出した目的地までの経路が前記高高地エリア内を通ると判定した場合、当該経路の全行程に含まれる分岐点及び分岐点間の経路に関する前記分岐リストデータを前記ハードディスクドライブに記憶された地図データから読み出し、これを前記リスト記憶手段に記憶すること
    と特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の車載用ナビゲーション装置に用いられるコンピュータを制御するためのプログラムであって、当該コンピュータを前記リスト生成手段、前記高高地判定手段及び前記表示制御手段として機能させるためのプログラム。
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